『親指さがし』
2007年07月24日

気になって気になって、本筋が頭に入ってこなかったそうな。
(エンドクレジット直前に思い出しました。)→伊藤歩
いきなり大変お恥ずかしいカミングアウトで申し訳ないのですが、わたくしアガサ、恋をいたしました。
テレビCMで姿を見かけるだけで、胸のドキドキが止まりません。
その相手とは、今をトキメク 松山ケンイチ さん・・・。
口に出すのも恥ずかしいくらい、現在人気ナンバー1の若手俳優さんですよね。
雑誌やら何やらで見ない日は無いくらいです。
生粋の天邪鬼であるアガサですので、本来なら例えクラス中が好きと言っても、意地でも好きにならないハズの松山くん・・・。
実際、『デスノート』を観た時は何の好感度も抱きませんでしたし。
ところが、『セクシーボイスアンドロボ』というドラマを見た時、聞こえてしまったんですね。
胸の辺りから、ズキュー・・ンと言う音が・・・。
愛の弾丸が飛んで来た音が・・・。
と言う訳で、今やアガサの永遠の心の恋人・佐野史郎さまに追随する勢いの松山くん。
で、なんとそんなアガサの心を鷲掴みにする男前コンビが、揃って出演しているJ・ホラーがあると言うではないですか!
「 史郎さま + 松山くん + ホラー 」って。
どんだけセレブなランチやねん!(←興奮の余り若干意味不明)
これはもうまさに、
『2人オーシャンズ11』状態ですな!(←興奮の余りまたもや意味不明)
という内容の話を、切々と世帯主さまにしていたところ、
「だったら、 『オーシャンズ2』 でいいじゃん。」
と言われました。
・・あんた、上手い事言うなぁ・・(以下略)
『オーシャンズ2』のあらすじ・・・
武、12歳の夏。
仲良し6人組と共に「親指さがし」という肝試しをしていたら、好きだった女の子・由美子がいつの間にか失踪してしまって超ショック。
武、20歳の夏。
由美子を探し出せなかった事を悔やみながら暮していたら、なんと運良く12歳当時の同窓会が催される事になり、チャンス到来。
武、20歳の同窓会。仲良し6人組の生き残りメンバーに会えるものの、当時の仲間はみんな例の事件に対して消極的。
武、20歳の同窓会場脇の空き地。
由美子失踪のヒントにならないかと、当時のメンバーで再び「親指さがし」をしてみようと提案したら、いきなりメンバーの一人・信久にグーで殴られた。
親父にもぶたれた事ないのに!
そんなこんなで、由美子失踪の謎を解く為奔走する武・知恵・智彦の3人。
それ以外のメンバー、信久と綾は、早々に由美子の呪いで亡くなってしまいます。
果たして呪いの真相とは・・・?
武たちは、由美子を探し出す事が出来るのでしょうか・・・?
うん・・、うん・・・、それで?
と言いたくなる様な、“ごった煮”感溢れる展開。
ほろ苦い青春フラッシュバックモノ・・・と思いきや、トラウマ克服モノ・・・と思いきや、非業の死による怨念モノ・・・と思いきや、サイコサスペンスモノになり、最後はジャニーズのプロモーション映像になってしまいました。
・・・どうせぇっちゅうねん。
ネタバレが基本の当ブログですので、一応オチを簡単に申しますと、
結局、由美子失踪に責任を感じ続けていた武に罪の意識から別人格が現れ、その別人格が斧を小脇に抱えてメンバーたちを襲っていた。
と言うお話だったのですが、その設定自体が「なるほどなぁ・・?イヤ待てやっぱりよく判らないぞ」と言うシロモノでしたので、オチが判ってもスッキリ感は得られません。
そして、映画の本筋である、「親指さがし」のルールが、後半になってやっと説明される所が非常に癪に障るのですが、説明されたルールと主人公たちが苦しんで来た“少女失踪事件”とが全く関係ない事も同時に判明してしまうので、余計に癪に障る有様。
この作品の製作委員会は、結局のトコ何がやりたかったのでしょうかねぇ?
エロもない、グロもない、ガクガクするようなシーンもない、アッと驚く衝撃の真実もない、ないない尽くしの1時間40分。
私は、「変態じゃない史郎さま」と「頭がモコモコの松山くん」と言うラヴな2人組が観られましたのでそれだけでそこそこ満足ですが、普通のホラーファンがまかり間違って観てしまったりしたら、投石騒ぎになるんじゃないかと、心配になってしまいました。
それにしてもこの作品、原作はそこそこ有名なベストセラーだそうなのですが、原作の方もこんなカチンコチン来る様な、散漫な展開なのでしょうかねぇ。
少し読んでみたい気もします。

