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『シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ』

2007年07月09日
あらすじ・・・
バカな若者が肉鉤のいけにえとなる。

・・・
・・・・あらすじ短っっ!!

短すぎるという方の為に、もう少し詳しく。


※ 以下、大オチを含むネタバレの内容ですので、続きを読む設定させて頂きました。
未見の方、オチを知りたくない方は、どうぞよろしかったら鑑賞後にもう一度お越し下さいませ

20070708231356.jpg

“世界3大怖い母ちゃん” に認定決定!
(ちなみに残りの2人は、クリスタルレイクの母ちゃん&ニュージーランドの母ちゃん)

もうちょっと詳しいあらすじ・・・
未成年犯罪者を収容する刑務所の奉仕活動の一環で、数人のアホな若者たちがとある建物の清掃活動を命ぜられます。「3日間真面目にお掃除すれば、刑期が1ヶ月も短縮される」と言う美味しいお話にチャレンジ出来たラッキーなお友達は、
エントリーNo.1 ラッセル(罪状:盗品売買)
エントリーNo.2 リッチー(罪状:ネット詐欺)
エントリーNo.3 クリスティーン(罪状:暴行罪)
エントリーNo.4 ゾーイ(罪状:万引き)
エントリーNo.5 マイケル(罪状:麻薬密売)
エントリーNo.6 キーラ(罪状:麻薬密売)
エントリーNo.7 タイ(罪状:不法侵入)
エントリーNo.8 メリッサ(罪状:器物破損)

の計8人です。
“ヤクの売人”と言う重罪から“万引き”と言う軽罪まで、罪の内容は全く関係ない、とても公平な選抜となっとります。
彼らを引率するのは、元警官のウィリアムと観察官のハンナ。
ウィリアムは4年前にKittyGuy(キ○ガイ)と格闘し、九死に一生を得たものの片腕を失った、というツワモノです。

さて、こんな愉快な仲間たちが、尋常でない程の汚れっぷりを誇る廃ホテルを清掃する事になるのですが、そこはそれ、一見プチ生意気なティーンネイジャーですが、ハッキリ言えばただの犯罪者の群れです。
真面目に掃除する者など一人もおらず、室数の多さに漬け込んでの乱交パーティ、もしくは脱走の算段に明け暮れる8人衆。
引率して来たウィリアム先生とハンナ先生も、彼らを注意するどころかサボリを黙認し、自分たちはバーで一休み。
物分りのいい先公をアピールしているつもりなのかもしれませんが、その選択はとっても間違っていますよ。
むしろここは、鉄拳制裁で行きましょう!


ところが、掃除をフケて建物探訪に勤しんでいたリッチーとタイが、謎の巨漢に襲われた事から事態は一転。
神出鬼没の巨漢はホテル内のあちこちで人間を襲い始め、若い連中はなす術も無く逃げ惑うばかり。
そんな中、巨漢の外見の特徴を聞いたウィリアムが、何かを察して愕然となります。
どうやらその巨漢は、4年前にウィリアムが死闘を繰り広げたガチのKittyGuyらしいのです。

「襲った人間は必ず目を抉り出す」と言う巨漢の、真の目的とは・・・?
ウィリアムは4年前の雪辱を晴らす事が出来るのか・・・?
果たして若者たちは、最終的に何人減ってしまうのでしょうか・・・?


えー・・・と言う訳で、以前から観たかったゴリゴリスプラッター 『シー・ノー・イーブル』 を、やっとこさ借りる事が出来ました。
噂に違わぬゴリゴリ描写に、アガサの眠気も吹っ飛びましたねぇ。
・・・って、眠かったんかい?!

そうなのです。
あれだけ観たかった本作なのですが、本編の前半はかなり睡魔との闘いだったのです。
それはひとえに、アガサの体調が芳しくなかった事にあるのでしょうが、もう一つ挙げるとするならば、若者たちがホテルに着いて、巨漢に出逢うまでのもっちゃり感に原因があるのかもしれません。
なにせ8人もいる育ち盛りのやんちゃ盛り。
頭の中は“エロ”“一攫千金”“ファッション”“ドラッグ”などと言う煩悩だらけで、そこに“女→女”“元カレ→元カノ”と言う複雑な色恋沙汰まで介入してくる為、そこら辺のやりとりに前半こってり費やされてしまっています。
いえ、そこら辺のやりとりを描くな、と言う訳では無いのです。
ただ、ティーンを8人もゾロゾロ出しておいて、
乳の一つも出さないとはこれ如何に!

明らかにお色気担当らしきギャルがせっかくエロシーンに突入するのに、服も脱がず、チラ見すらないってこれ、
ホラーファンなめんのもたいがいにせえよ!

いやいやちょっと待て。
なんかちょっとおかしいですね、この文章。
別に私が乳を見たいと言う事ではありませんからね。
あくまで一般(ホラー界の)常識と言う事ですので、念の為。


最近観た同じくゴリゴリスプラッターでも、 『ホステル』 なんていうのは前半エロ尽くしポロリ尽くしで後半グロ尽くしと言うとても判り易い設計になっていましたし、それが功を制していたと思います。
やはり、ホラーはメリハリが大事。
バカなカップルが必ずベッドの下から串刺しにされるように(必ずじゃないか)、空気の読めないアホがいてこそ、その後の流血が活きて来るのです。
違いますか?
・・・そうですよね?(←不安になってきた)

エロトークをこれ以上ゴリ押ししても、のちのち世帯主さまにドン引きされるだけですので、謎の巨漢(ジェイコブ)の方に目を向けてみましょう。

関西圏ではよく、ヘンな思考をする人に対して
「お前アタマ湧いとるんちゃうか」
と言いますが、リアルに湧いている人を観たのはこれが初めてです。

ハリウッドの精鋭たちが、「あたまが湧く」という慣用句の初の実写化に成功!!

・・て、ウジが湧いとるがな!!ΣΣ(゚д゚lll)

実はジェイコブくん、4年前のウィリアムとの死闘で負傷した頭部に穴が開き、そこに虫が湧いていたのです。
どうりでジェイコブくんが登場する際は必ず、デカいハエが飛び回っていた訳ですね。
頭の内部に蝿を飼う男。 それがジェイコブ。

飼いたくねぇぇぇ・・・。

一体何故、ジェイコブくんがこれほどまでに人を襲い、目ん玉をくり抜いていたのか?
その動機は彼の生い立ちに隠されており、クライマックスで登場するジェイコブくんのママンと共に、切ない過去が明らかになります。
まぁ、一言で言うと「The虐待」という事です。
ホラー界で怖いママンと言うと、クリスタルレイクの“鉈が大好きなあの人”のママンとか、ニュージランドの“芝刈り機が友達なあの人”のママンが群を抜いていますが、このジェイコブくんのママンもかなり抜けていますねぇ。
「神が友達、神が恋人、3度の飯より神が好き」
なジェイコブくんのママンは、自分の趣味を息子に押し付け、怠惰な罪人たちに対して“神、すなわちゴッド”の鉄槌を息子の手で下ろさせようとしてきたのです。
ジェイコブくんや“神”本人にしてみればいい迷惑ですが、ママンはいたって本気(マジ)。

しかしほんとにママンが神の鉄槌を下ろそうと言うのなら、
悪魔のような諸行を行っている某大統領や、
貧乏人から有り金巻き上げといて「記載漏れでした」なんて突っぱねる某庁や、
己の欲望を満たす為に女子供を殺しておきながら「ドラえもんが何とかしてくれると思った」なんてアホ丸出しな証言をするキ○ガイの所にこそ、真っ先にジェイコブくんを送り込んで欲しいモノですが。
まぁ、でっかい事を目論む時こそ、まずは身近な田舎から攻めると言うのがホラーの鉄則ですから、その辺は大目に見ましょう。
と言うか無視しましょう。

邦題にもなっている「肉鉤」が後半ちっとも出て来なかった事や、ジェイコブくんの手法が「目ん玉くり貫き」一本やりで後半ワンパタ感が否めなかった事が物足りないと言えばそうなのですが、とにかくジェイコブくんに扮しているアメリカのプロレスラー・ケインの表情が、お茶目だわ憎らしいわでも憎めないわでいくら観ていても飽きませんので、これは是非続編もしくは何らかのケインシリーズで、再びお目にかかりたいものですね。

でもきっと、ホントのケインさんっていい人なんだろうなぁ・・・。
ちょっと惚れてしまいそうです
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