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「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を公開前にネタバレしてみよう!のコーナー

2007年07月06日
※ 映画版のレビューはこちらに。

なんだかんだで、もうすぐ夏休みですね。
『蜘蛛男』 と 『ジョニデの海賊』 のほとぼりが冷めようかと言うこの時期、満を持して登場するらしい 『ハリー・ポッター・その5』 。
お子様の長期休暇に合わせて公開する、配給会社のイヤラしさが垣間見える今日この頃ですが、何を隠そうこのシリーズは原作も映画もコンプリートしているアガサだったりします。

なにせ、ファンタジー大好きっ子ですから!!

で、ずっと昔に読んだ原作の感想を、その当時に書いたモノが発掘されましたので、思い切ってブログに載せてみようと思います。
無論、まるっきりネタバレです。

公開前にオチまでバラす。
これからは、鬼のアガサと呼んで下さい。

数年前に書いた文章を、ほとんどそのまま載せると言う暴挙。
しかも、この第5巻に至るまでの流れもなければ、5巻自体の詳しいあらすじも無いと言う、非常に中途半端なレビューで申し訳ありませんが、大オチが判ってしまっても構わないと言う方は、宜しかったらお付き合い下さいませ。


あらすじ・・・
復活したヴォルデモートとの戦いはいつ始まるのか?ハリーにはなんの知らせも来ない。そして突然ハリーは吸魂鬼に襲われる。「不死鳥の騎士団」に助けだされたハリーは、「騎士団」が何か重大な秘密を守っていることを知る。新学期が始まり、恐ろしい新任教授アンブリッジと黒い扉の夢に悩まされ続けるハリーに、チョウ・チャンが微笑みかける…。(TSUTAYAonline/BOOKより)

文句なしに面白かったデス。
またもや睡眠時間を削る羽目になりましたが、読み終わった自分の顔が睡眠不足でやつれていようとも、何ら悔いる所はありません。

とはいえ、今回のハリーはかなりイラ付かせてくれます。
それもそのはず、早いものでもう15歳なのです。
思春期真っ只中で、尚且つ他の子には無いプレッシャーを抱えて暮らすのですから、少々性格が歪むのは仕方ない事でしょう・・・。

が、それでも結構な逆ギレ具合に、読んでいて頭に来てしまいました。
これはやはり年齢の問題なのでしょうか・・・。
あるいは、私が中学の頃に読んでいたのなら、こんなにハリーに対してカッカしていなかったのでしょうか?
むしろ、ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけて、「俺は腐ったミカンじゃねえ!」と窓ガラスを壊して回っていたのでしょうか?

今となっては皆目見当つきませんが、この作品に話を戻せば、とにかく自己中モードでみんなに八つ当たりし続けるハリーより、悲惨な過去を明らかにされるスネイプ先生の方が、よっぽどか可哀想に思えて仕方なかった30代の私がそこにいました。
そして、既刊の4巻をさらに上回る程のムカつく敵役もバッチリ登場。
物語はそいつに合わせて、かなり歯がゆい思いをさせられ続けたまま進んで行きます。

登場人物相手に、本気で腹を立てる30代。

ローリングさんの思う壺であります。

また、過去4巻では、そんなムカムカを吹き飛ばすようなクライマックスが用意されていた(4巻目はそうでもないか?)のですが、どっこい今回はラストまでかなりシビア。

なんとハリーの両親の親友であり、唯一の親代わりだったシリウスが亡くなってしまうのです。
前々からこの5巻では、『誰か重要な人が亡くなる』という噂が飛び交ってはいました。
しかしそれを、勝手に「は・はーん。ハグリッドだな・・・」と予想していた私は、シリウスが亡くなったくだりで、不覚にも泣いてしまったのでした。

幼い頃に亡くなってしまった両親の変わりに、不安定なハリーの心を支えていれる筈だったシリウスを殺すなんて・・・

・・・ローリング!あんたは鬼か?! 

あとがきを読んでみると、「書いていて辛くて、台所で泣いた」とかなんとか書いてありますが・・・
  ・・・なら殺すなよ!!

でもってハリーはそのあと、またもやダンブルドア校長に逆ギレをかまし、 「あんたのせいだ」 とばかりに噛み付いていたのですが、これは正直どう考えても原因はハリーだったりするのです。

周りの知り合い全員から、
「閉心術の練習しなよ!」
と言われても聞く耳持たず、本当は罠だと判っていながら、バカの一つ覚えの様に
「シリウスが危ないんだYO!」
とごり押しして、魔法省に乗り込んだのは他でもないハリーです。
結果、シリウスは亡くなり、友達は全員負傷。
死人がシリウスだけだったのは、神が与えたもう奇跡です。
それなのに、ハリーは相変わらず逆ギレ&現実逃避。 
おまえなぁ・・・、反省しろよ・・まずはよぉ・・・。ヽ(`Д´#)ノ

ともかく、終わり(7巻)が近づくにつれ、ますます物語はリアルな痛みを伴って来たように思いました。
こうなると、最初に感じていた 『児童向けファンタジー』 からは、随分遠くに来てしまったように思いますね。
なんだか宮崎アニメに通ずるものを感じます。

「すごいや!ラピタはほんとにあったんだ!」(byパズー)
「すごいや!魔法学校はほんとにあったんだ!」(byハリー10歳)
が、
“怨念と血飛沫に彩られたファンタジー”(by乙事主さま&ヴォルデモート卿)
ってな感じになってしまいましたよ。コレ。・・・どうしましょうか。

よいこのみなさんのトラウマにならなければいいのですが・・・。

まぁ、当初の設定から言えば当然の展開なのですが、やはり読んでいると辛いですねぇ。

辛いけど、面白い。

ひたすらローリングさんの思う壺であります。

次はハリー16歳ですか・・・。 
さらに輪を掛けた反抗期&逆ギレっぷりなのでしょうか?
それとも今回の辛い経験を昇華して、一つ大人の階段を登るのでしょうか?
そろそろいい加減、スネイプ先生も信頼してあげて欲しいところなのですが、それはあんまり期待出来ないのでしょうね・・・。 
日本版が出るのは、またもや当分先になるのでしょうから、そんな事を考えながらしばらく今回の5巻の余韻に浸りたいと思います。

これも、ローリングさんの思う壺なのかもしれませんね・・・。



以上です。
まぁ、アレですね・・・。
ローリングさんがいかに凄い策士であるか、と言う点だけは、ヒシヒシとお伝え出来たのではないでしょうか。
これを機会に、過去の4作のレビューも・・・
・・・うん、まぁ、・・・そのうちにでも・・・。
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