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『地獄の変異』

2007年05月26日
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クリーチャー対決・・・勝者→地獄の変異のエイリアン風地底人
サバイバー対決・・・勝者→ディセントの女アマゾネス
  (※どちらもアガサの独断により判定)


先日、何気なくテレビをつけたところ、『Ms.マリックVS超能力』風な番組を放送していました。
オカルト・ホラー・SF・UMA・他各種超常現象などなど、この世の怪しい物全て大好物のアガサが早速見入っていしまいましたら、何でも今回は、“中国で最強”と呼ばれる超能力おばさん相手に、マリックさんがガチで透視実験を仕掛けると言うではないですか。

・・香ばしい臭いがして来たよコレ!

かくして、マリックさんがみんなに内緒で、小さな木箱にブツを仕込んで来ました。
マリック 「この箱の中身、なーんだ?」

超能力おばさん「・・・丸い・・丸いものが見えるわ
20070526011520.jpg  ※おばさんのスケッチ (こんな感じ)

驚くマリックさん!

超能力おばさん「・・眼鏡・・判った!眼鏡だわ!
20070526011554.jpg  ※入っていた眼鏡 (こんな感じ)

・・・
・・・・
丸じゃないし!!(爆)


まぁ、アレですね。きっとマリックさんに「眼鏡入れるからね」って言われてたんでしょうね。で、“眼鏡といえば丸いカタチ”と。
そうね、あのねぇ、・・・おばちゃん、頑張れよ!

所詮これらは、テレビの中に於いての“超魔術”なり“超能力”なのであって、それが事実だなんて爪の先ほども考えてはいけないんですよね。(当然なのでしょうが)
テレビの中には裏がある。
あれは作り物の世界なのですから。

で、前置きが長くなりましたが、今回はそんな作り物の代名詞『水曜スペシャル』を激しく髣髴させる予告で、ホラーファンの心を鷲掴みにした洞窟ホラー 『地獄の変異』 の鑑賞です。(前置き、長過ぎですか?)

あらすじ・・・
1970年代、ルーマニア。
カルパチア山脈に建っていた、今は廃墟となっていたとある修道院に、荒くれ者たちが侵入していました。
彼らの目的はただ一つ。
その昔、テンプル騎士団がその修道院の地下に隠したとされるお宝を、根こそぎ頂戴しようというのです。
しかし、腕は立つけど学は無い、アホでマヌケな荒くれ者たちは、地下に侵入する為に床を爆破してしまったからさあ大変。
爆破のショックで修道院は倒壊。
一同は地下深くに閉じ込められてしまったのでした。

時は流れて30年後。
とある研究者の一団が、その修道院跡地に立っていました。
彼らの目的はただ一つ。
修道院の地下深くに流れている世界最大規模の地下水道を調査し、未知なる生物を発見しようというのです。
しかし、学はあるけど腕っ節が弱い、モヤシでヘタレな調査隊たちは、地下水道で本当に未知なる生物に出会ってしまったからさあ大変。
地底人に出会ったショックで地下水道は倒壊。
一同は地下深くに閉じ込められてしまったのでした。

果たして調査隊は無事地下水道から脱出する事が出来るのでしょうか?
そして、30年前に行方知れずになっていた、荒くれ者たちの末路とは・・・?


何をやっているのでしょうね、コイツらは。

30年前の盗賊も、30年後の学者も、後先考えずに地下に潜入して、結果自滅したんだとよ!
『地獄の変異』 とは、大雑把に言うとそんなお話でした。

地下に入る為に、床に爆弾仕掛けて建物総崩れさせた盗賊団も、到底プロの仕事とは思えずどうかと思いますが、それより何より、新しい生命体の調査の為に、最新機器を携えて洞窟入りした調査団が、いざ生命体に出会ってパニックになるって、この愉快な仲間達は、一体地底で何がしたかったのでしょうか?

「会いたいとは言ってたけど、ホントに会えるとは思わなかった」
とは、文通相手に嘘の写真を渡していた事がバレた人の常套句ですが、この調査隊たちも、本当に未知の生物に出会った時の対処法を何も用意していなかった所を見ると、「実際は未知の生物なんていやしない」と高を括っていたモノと思われます。
地球最大規模かつ前人未到の洞窟に挑戦するからには、地底人の一人や二人想定しなくてどうすんだ?
と、壮大に喝を入れてやりたい衝動が抑えきれませんね。

そして、その地底人に対しても、黙っていられないポイントが・・・。
実は、地底人たちの正体は“30年前に消息を絶った盗賊団”のなれの果て。
前向きに捉えるならば、“突然変異”と呼ばれる状態だったのです。
しかし、地底に30年住んでたからって、未知の寄生生物に取り憑かれたからって、人に羽が生えるなんて・・・ねぇ・・。

責任者ちょっと表でろ。

郷に入りては郷に従えとばかりに、自らの生態系を変えた盗賊団は、頭蓋骨変形エイリアンばりの下顎ヴェロキラプトル並の鉤詰めコウモリちっくな羽へと堂々リニューアル。
・・・いくらなんでも変化しすぎじゃのう・・・。

さて、そんな地底人の魔の手から逃れつつ、調査隊は地上への抜け道を探すのですが、なんと肝心のリーダーが物語序盤で早くも寄生生物に憑かれてしまいます。
そこがこの作品を、ただの“水曜スペシャル”から“世界ふしぎ発見!”クラスへと格上げしている点で、調査隊を悩ませるのは「(山海塾に毛の生えたような)地底人大騒動」だけではなく、その地底人に変異しつつあるリーダなのです。
メンバー内で一番経験も知識もあるリーダーが、よりにもよって半地底人。
目つきも怪しいが、言ってる事はもっときな臭い。
そんなリーダーを、あなたは信じますか?信じませんか?

と言う、究極の選択を迫られる隊員たち。
信じる事で、リーダーの殆ど身内みたいな地底人の食卓に並べられたらどうする?
でも、信じない事で地下水道から抜け出る事が出来ず、まんまと地底人に捕獲されたら?

・・・ん? どっちみち地底人の蛋白源になっちゃうのか。
なんだ、ヤキモキして損したよ!(←鬼畜な発言)

疑心暗鬼で団結力を失った隊員たちは、例の如く内輪もめ&仲間割れ。
そんな醜い人間性の大露見大会を尻目に、着々と地底人化してゆくリーダーですが、実はどこまで行っても大きく変形はしません。
若干色白になるのと、瞳孔が星型になるのと、あとは驚異的なジャンプ力を得るくらいですので、意外とこのまま下界に出ても違和感無くやって行けるような気がしてなりません。

・・と、思っていたらなんと、辛くも洞窟からの脱出に成功した女性科学者が、実はリーダーと同じく寄生生物に取り憑かれており、まんまと下界に逃げ込むと言うすっとこどっこいな大オチが、観客を待ち受けていたのでした。

だったらリーダーも、下界に出してやりゃぁいいじゃん。

それと、結局主人公であるリーダーの弟は、何の活躍をするでもなく兄であるリーダーにおんぶに抱っこだったのですが、その点はどうにもならなかったのでしょうか。
半分地底人になりつつも理性を死守してくれたリーダー・・・。
そのリーダーにくっ付いていたお陰で、下界に出ることが出来た主人公・・・。
こんな使えない主人公を観たのは、初めてです

『ディセント』 の女アマゾネスの爪の垢を、4トントラックで送りつけてやりたい衝動が抑えきれない初夏の午後でした。
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