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『バスケット・ケース』

2007年05月02日
それにしても春ですねぇ。
初夏ですねぇ。
いや、春なのか?
この暑さは初夏でしょう。


そんなやり取りを延々小一時間。
ママ友達と言ふモノは、げに恐るべきモノなり。(アガサ・心の手記より)

てな訳で、今日も現実世界を頑張って生きております。アガサです。
冒頭に戻りますが、春といえばやっぱりピクニックでしょう。
お弁当もって、ちょっとそこまで。
そのバスケットの中は、なあに?
おにぎりかなぁ?  サンドウィッチかなぁ?

お、お、お兄ちゃんやがなー!!

20070502004206.jpg  呼んだ?


あらすじ・・・
大都会・ニューヨクに降り立った、一人の青年。
名前はドゥウェイン。
傍らにはバスケットケース。

デュウェインはとあるボロホテルに居を構え、昔馴染みの医者を訪ね歩く。
借りを返す為に・・・。
デュウェインがバスケットケースを開けた時、恐怖の瞬間が医者たちに襲い掛かる!

果たしてデュウェインとバスケットケースの目的とは?
そもそもバスケットケースの中身とは?


おれはやったぞー!!
と、思わず達成感で叫びたくなるようなマスターピースここにあり。
もはや何の説明も要らない程の、その筋の方には伝説と呼ばれるB級ホラー『バスケット・ケース』を鑑賞しました。

何で今さら?

そうですねぇ、日本の有名なことわざを用いってみれば、
魔 が 差 し た
といったトコでしょうか。(ことわざじゃ無いか

こんな、ホラー(と言うかキワモノ)に対する愛情溢れる作品には、そうそうお目にかかれません。
いろんな意味で、完璧な作品なのではないでしょうか。

あらすじ(もうちょっと詳しいバージョン)・・・
弟のわき腹に兄の上半身がくっ付いた形で産まれた、双子の兄弟・ベリアル&デュウェイン。
母親は出産時のショックで亡くなり、父親はバケモノのようなベリアル抹殺計画に余念がありません。
しかし、周りがドン引きの中、兄弟の叔母だけは親身になって2人の世話をしてくれるのでした。
そんなある日、叔母が留守の間に父親は兄の分離手術にコッソリ着手します。
違法な手術もへっちゃらの雇われ医師3人の手により、ベリアルとデュウェインはパジャマのまま台所へ。
そしてダイニングテーブルの上に載せられ、そのまま分離手術開始です。
暴れる兄弟をそのままちゃぶ台へ。
そして麻酔をブッ刺し、ナイフでざく切り。

いくら違法手術とは言え、いささか大雑把だよね。

適当な大きさに切り分けられたベリアルは、そのまま可燃ゴミ行き。
しかし、ゴミステーションから飛んできた「S・O・S」のテレパシーをキャッチしたデュウェインによって、無事救出され、自分たちを出し抜いた父親を殺害するのでした。

時は流れ、成人になったディウェインはベリアルにそそのかされて、違法手術を行った医師たちに天誅を与えるべく、NYに上京します。
ますは一人、血祭りにあげた兄弟でしたが、まずい事にディウェインがマブイお姉ちゃんに逆ナンされ、すっかり舞い上がってしまいます。
童貞喪失のチャンスに沸くデュウェインは、ベリアルに嘘を付き、こっそりデートに出かけて、念願の初キッスに成功。
初デートの初キスでいきなりディープなキッスをかまし合うデュウェイン・・・。
お前ホントに童貞か?
一方、留守中のベリアルはと言うと、暇つぶし用にデュウェインが用意していたテレビはボロいわ、神秘の双子パワーでデュウェインのキッスの興奮が伝わって来るわで、大激怒&大乱闘(一人で)。
ついでと言ってはなんですが、ホテルの住人の一人までも殺してしまいます。
弟くんは、なんや知らんけど出掛けたしなぁ・・・。
仕方がないからテレビでも・・て、スイッチ取れとるがな!!

・・・まぁ、まぁ、しゃーないわ。
ほんなら新聞でも・・・て、なんかチューしとるがな!!


・・・“名物かまど”に手が生えた程度のビジュアルでしかないお兄ちゃんが、嫉妬でおかしくなるのも無理は無い、と私は思います。
20070502002239.jpg  ←香川銘菓・かまど


で、ベリアルの怒りオーラを感じて慌てて帰宅したデュウェインは、兄のマジ切れを目の当たりにし、ガールフレンドと距離を置く事を決意します。
そうでないと、兄ちゃんがナニをしでかすか判らないからです。

改めて兄弟の契りをたて、復讐に専念する事を誓い合う2人。
そのまま最後の標的である女医を血祭りに上げ、あっさりと復讐を終えた兄弟でしたが、デュウェインの事が忘れられないガールフレンドがホテルに押しかけ、「さあさあチャンスですよ」とばかりにデュウェインを誘惑します。
兄の手前、一度は拒絶を試みた弟でしたが、復讐も済んだし、思い切って据え膳を喰らってみてもいいかも、とばかりにベッドになだれ込みます。
弟の謀反を目の当たりにした兄は、当然ながら大激怒。
乳繰り合う若きカップルを妨害すべく、歌え踊れの大騒ぎです。
集中力を妨げられたデュウェインは、ガールフレンドを部屋から追い出し童貞喪失を断念しますが、彼がフテ寝した隙に、ベリアルはガールフレンドの部屋に夜這いをかけ、勢い余って彼女を絞殺。
死体を相手にハレンチ行為を繰り広げている所を、異変をかぎ付けやって来たデュウェインに見られて、もうどうにも申し開きは出来ません。
と言うか、申し開く意志も感じられません。
初恋の相手を寝取られたデュウェインと、“名物かまど”状態の自分に嫌気が差していたベリアルの最終決戦。
その勝者はいかに・・・?


ホント、長くてすみません。

長々と書いておいて何なのですが、とにかくこの作品のよさは生で観て初めて感じられるのではないかと思います。(ここまでの文章を全否定。やるな、私。)
1982年製作と言うものは、ここまでハンドメイドだったのか?
いや、そうでもあるまい!
と言いたくなるような、安っぽさ全開の特撮。
ハリボテ感満載(前半分と後ろ半分の継ぎ目が凄まじく雑)のお兄ちゃんの造形といい、そのお兄ちゃんが動く時のストップモーションアニメのほのぼの感といい、その瞬間だけNHK教育の5分アニメになってしまったような錯覚を覚える程の微笑ましさ。

この作品・・・、ホラーでいいのでしょうか?
・・・もしかしてコメディ?
色気づいたお兄ちゃんが、隣の部屋のフェロモン女性のパンツを盗んで「スーハー」したり、これまた色気づいた弟に激怒して弟の股間を鷲掴みにして持ち上げたりと、絶対に笑わそうとしているシーンのオンパレードは、ほとんどドリフ大爆笑レベルです。
いや、バカ殿レベルでしょうか?
まぁ、どっちでもいいのですが。
どちらにしても志村がらみでしょうね。


とにかく、もしも一度も『バスケット・ケース』体験をされていない方は、観ておいて損は無いと思います。
観た方は必ず、お兄ちゃんのファンになる事請け合いです。
あと、大爆笑も間違いなしだと思いますので、なんとなく元気が出ない時や捨て鉢な気分の時にも最適なのではないでしょうか。
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