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『イーオン・フラックス』

2007年04月23日
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ゴメン、シサンドラ。 ・・・私も正直、その「足→手」交換はどうかと思う。


先日観た『トゥモロー・ワールド』に引き続き本作でも、人類へのウィルスアタックの設定は、残り3~4年に・・。

アガサが40才の大台に突入するのを待たずに、全人類の99%は死滅してしまうのですね。(あくまで設定上
と言う事は、その先の50才での“夫婦50割引”も、そのまた先の60才での“シニア割引”も、夢のまた夢って訳ですか・・。

アガサが現役高校生の頃には、“高校生友情プライス”制度も無かった事だし・・。

何だよ何だよ!!アガサに割引制度は、テコでも使わせねぇってのかい?!
そうそう水曜日にばっかり、映画なんて行けないんだよ!


コ ン チ ク シ ョ ー!!(`Д´#)ノ


・ ・ ・ 

・ ・
 

。・゚・(*ノД`*)・゚・。ショー・・ショー・・・ショー・・・・

・・気を取り直しまして、
まぁ確かに、最近のニュースやなんかを見ていると、50年と言わず残り20年くらいで、僕らの地球は一気呵成に沈んで行くんじゃないかと言う気もしないではないのですが、それにしてもここ最近の近未来モノは、設定に容赦が無いですよね。
きっともっと、この地球が抱える切実な問題に耳を傾けよ。と言う事なんでしょう。
でも一番耳を傾けて貰わないといけないのは、合衆国大統領なのではないかと思いますが。

どうでしょう、その辺り一転集中攻撃と言う事で、ホワイトハウス内のテレビを『トゥモロー・ワールド』で電波ジャックしてみると言うのは。
それじゃあ色気が足りないので、ブッシュが喰い付かない?
では、この『イーオン・フラックス』ならいかがでしょう?
オスカー女優シャーリーズ・セロンが、全編ほぼ全身タイツで繰り広げる大熱演に、大統領も副大統領も補佐官も事務官も、みーんなテレビの前に釘付け間違いなし!

・・とまぁ、そんな経緯から作られた(うそです) 『イーオン・フラックス』 を鑑賞しました。

あらすじ・・・
2011年、世界はウィルスにより全人口の99%を失っていました。
その後、トレヴァー・グッドチャイルドという科学者が発明した治療薬のお陰で生き残った人々は、ブレーニャという最後の都市へ移り住み、以後400年に渡り、平和に暮していました・・・。表面上は。

2415年、やんわりとした独裁政治を続けるグッドチャイルド家に対抗する反政府組織・モニカンは、ついにグッドチャイルド家のリーダー・トレヴァーのお命を頂戴する計画に着手します。
特命を受けたのは、モニカンの中でも一番のやり手であるイーオン。
政府施設への侵入に成功し、見事トレヴァーの目の前に銃を突きつけたイーオンでしたが、その瞬間奇妙な感覚に襲われます。
・・・私はこの人を知っている・・。
そして、トレヴァーもまた、イーオンの顔を見て驚愕の表情を浮かべます。

2人の間には、一体どんな謎が隠されているのでしょうか・・?
そして、最後の理想郷・ブレーニャが抱える秘密とは・・・?


何を隠そう、強い女好きで(友人からは)有名なアガサですので、この作品を観終わった直後はイーオンの真似をしたくてウズウズしてしまいました。
でも、私が真似したらすなわちそれは犯罪行為なんですよね。
この“イーオン特別仕様・全身タイツ”で一歩屋外に踏み出したら、その時点で速攻逮捕・送検です。
罪名は「迷惑防止条例違反」になると思われます。
すみませんが、このブログを読んで下さっている方で腕利きの弁護士さんがいらっしゃいましたら、早急にご一報下さいますようお願い申し上げます。

・・・というか、これはシャーリーズ・セロンだから何とか成立した一本であって、他の誰かだったら間違いなくキワモノ転落でしたね。
いや、シャーリーズでさえところどころでは微妙な箇所もありましたから。

この作品の中で、“最後の楽園”とされているブレーニャは、何故か和風(アジア風)の装飾品に満ち溢れており、もしかしたらブレーニャがあるのは、日本(だった場所)の中と言う裏設定があったのかもしれませんね。

・・・だからだったのでしょうか?
イーオンの後姿に、ワカメちゃん(サザエさん)を感じたのは・・。
・・・だからだったのでしょうか?
イーオンの部屋着に、東野幸治(放課後電磁波クラブ)を感じたのは・・。

うん・・違うよね、きっと。

まぁ、ひがしのりはさて置き、世界の恋人シャーリーズを以ってしても、限りなくキワモノに近かったイーオンの服装。
これをイヤだと言わなかったシャーリーズは、自身の役者根性を無駄に消費している様な気がしてなりません。
同じく、念願のオスカーを手にした直後に、変なネコのコスプレで変なVFXアクションに挑戦して、自ら演技派の看板をドブに投げ入れたハル・ベリーの背中を、よく見て考えて欲しいところです。

衣装(タイツ)問題はそれくらいにしておき、肝心のストーリーのオチはと言いますと、
2011年に人類を救ったトレヴァーとその弟は、原因不明の世界的不妊が続いていた為、以来400年に渡りクローン技術で以って人類を存続させ続けていた。
しかし、トレヴァーのあくなき研究心が実を結び、400年目にして見事自然妊娠の発生に成功。
ところが、クローン技術によって、永遠に自分であり続けられる事に固執する小ズルイ弟が、“自然妊娠派”の兄・トレヴァー抹殺を計画。
クローン再生する前の人生で、実はラブラブ夫婦だったイーオンとトレヴァーは意気投合し、ウザイ弟をやっつけてめでたしめでたし。

という事だそうなのですが、思わせぶりな回想シーンがチョイチョイ入ってきたり、グッドチャイルド兄弟の中途半端な支配者っぷりが目障りだったり、登場人物が度々瞬間移動(としか思えない行動)をしてみたり、“モニカン”の司令塔・ハンドラーの正体が結局よく判らなかったりと、(製作者側が)雰囲気だけで乗り切ろうとしているフシが見受けられます。

そんなこんなで、観終わってもなんだかスッキリしない・・と言うそこのアナタ!
要するに、
「クローンな俺が、大好きだぜ!!」
と言うロックな弟が、生まれ来る赤子を殺しまくると言うダミアンも真っ青の鬼畜な大殺戮を繰り広げる近未来ホラー。
だったのだ、と思ってはいかがでしょう?

・・・少しスッキリしてきましたか?

この作品、実は
クローン化してまで生きながらえる事が、果たして本当の人類の歩みと言えるのだろうか?
定められた生涯を全うしてその後淘汰してゆくなら、それが人類の歩むべき道なのではないか?

と言う、今現在の私達の行く末をも考えさせられるような、真面目なメッセージを含んだ良作になる筈ハズだったのだと思うのですが、生憎チャーリーズ・セロンの全身タイツ効果の威力が抜群すぎて、観終わっても「チャ-リーズ、ええ体やったなぁ」と言う直球勝負のメッセージしか残りませんでした。
これでは、折角ホワイトハウスで流しても、
「イーオンのタイツ・・ええですなぁ」
「せやなぁ、たまらんなぁ」

と、ブッシュとチェイニーがオヤジトークで盛り上がる為のネタにしかなりません。

人類の未来をも示唆する壮大な話が、アホ兄弟による女がらみの内輪もめというスケールの小さい話に終わってしまった・・・。
勿体無い事です。

勿体無いと言えば、イーオンのパートナーであるシサンドラの扱いも、随分勿体無かったですね。
“足の先が手”という、美味しさ満点の見た目を活かして、さぞかし大活躍・・・ なんだと思っていたのですが、物語の途中から池に沈められたシサンドラさんは、結局ラスト近くまでそのままの状態で、プカプカしていました。
まぁ、それも美味しいと言えば美味しいのでしょうが、あくまで芸人的なオイシサですよね・・・。

でも、キライじゃない・・・
キライじゃないよ・・ アンタの事・・!
チャーリズ・セロンの思わぬ強敵・シサンドラさんの勇姿を、どうか忘れないで頂いたい・・。そんな切なる思いでいっぱいになったアガサだったのでした。
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 英会話スクールや、最近銀行業へ参入した巨大企業が協賛してるかと思っていましたが、関係なかったようです。

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