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『オーメン4』

2007年04月13日
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“続編”とか言う奴は、ここまで酷くなれるモノなのか・・・!!

有能な弁護士・ジーンと、知性溢れる妻・カレンは、不妊に悩んだ末、孤児院から養子をとる事に。
しかし、ディーリアと名付けられたその女の子は、何と悪魔の子だったのです・・!

悪魔の子・ディーリアの陰謀を、カレンは阻止する事が出来るのでしょうか?
そして、ディーリアの本当の父親とは・・?


実は本作は、今回で2度目の鑑賞だったアガサなのですが、正直ここまで酷かったとは記憶していませんでした。
唯一の記憶は、「工事現場で建物をぶっ壊すのに使われる巨大な鉄球が、どこかのおっさんにジャストミートする」と言う場面だったのですが、今回観直しても本当にそのシーン以外何の見所もありません。

印象に残らない登場人物と、どうでもいいストーリー。

せめて、このヒロインがニコール・キッドマンで、悪魔の子がダコタ・ファニングなら・・。
そうだったなら、傑作になっていたかもしれないものを・・!

・・・いや、なって無いか。

なんせストーリーがクソ崩壊していますから。
どうにもこうにもなりません。

『オーメン』といえば“殺しの万国博覧会”と言ったイメージがあるのですが、この『4』に至ってはその肝の部分までおざなりになり、ヤル気と予算がまったく感じられない自然死や事故死のオンパレード。
“死因=心臓発作”だなんて・・。
例のノートでも拾ってたんか? ディーリア?

まったくもって、悪魔の子も地に落ちたモノです。
昔は避雷針を飛ばしたり、ガラスで首を飛ばしたり、カラスに頭を突付かせたり、氷の下に潜らせたり、エレベーターを落としたりと、趣向を凝らした殺しっぷりで、悪魔の威光を見せ付けていたと言うのに・・。
気に入らない奴が身近に居たりしたら、一睨みで呼吸困難にさせて、死に至らしめていたと言うのに・・。
今回の悪魔の女の子なんて、気に入らない奴には弁当箱で殴りかかるんですよ。

ズバリ、鉄拳制裁です。

悪魔の子が拳で勝負だなんて・・。
製作者は一体何を考えていたのでしょうか。
もしくは何も考えていなかったのでしょうね。
悪意が全く感じられない、呑気そうな顔をした悪魔の子・ディーリアは、気に食わない奴はタコ殴り。
もしくは公衆の面前で恥をかかせて精神的ショックを与えるのだぁっ!!


悪魔の子と言うより、リアルにヤな奴なんですけど・・。

それでも一応、何とか趣向を凝らそう思ったのか、怪しげな女教祖が意味無く登場し、ヘビだらけのゲージに入って噛まれ放題噛み尽くされたりするのですが、だからどうした?としか言葉が見つかりません。

では結局、この『4作目』の見所は一体なんだったんだろう・・と言うと、それはきっと“女の闘い”だったのでしょう。

悪魔の子の片鱗を見え隠しするディーリアに対し、不信感を募らせる母・カレンなのですが、ディーリアは父・ジーンの前では猫を被っている為、カレンの訴えを全く聞き入れてくれません。
ヒステリーな古女房より、可愛く懐いてくれる愛娘の方を庇うジーンを見て、より一層苛立つカレンと、勝ち誇ったような薄笑いを見せるディーリア。

新人OLと古参OLの間に挟まれた、中間管理職の様なものですね。
これに良く似た風景を、アガサも何度となく目にした事があります。

・・ガチで怖いでっせぇ。 女の世界と言う奴は。

まぁ、それはそれで怖い世界なのですが、いかんせん悪魔の子の所業となると、スケールが小さすぎる事は否めません。

そういう事は、昼1時半の枠でやってくれ。(昼1時でも可)

そして、何とかディーリアが悪魔の子であると確信を得たカレンが、悪魔の子の僕であった医者・ヘイスティングスに詰め寄るクライマックスの展開は、さらに不可解この上なし。
何の前フリもなく、いきなりカレンが謎解きを始めるのですが、ディーリアの実父がダミアン・ソーンだったり、ディーリアが実は双子だったりと、観客を完全放棄したストーリーの破綻っぷり。

その後のシーンを観続けるのも困難な程の、濃い疲労感に包まれました。

『オーメン』1作目の栄光に泥を塗る、と言うか、スパイク履いて踏み荒らす、と言うか・・。
とにかく、“作らなきゃよかった続編”というカテゴリーに燦然と輝く駄作だった事は、間違いないのではないでしょうか。

こんな事なら、Vシネか何かにしておけば良かったのに・・と思っていたら、アメリカでは本当にテレビ用映画だったそうですね。
踊らされていたのは、我々だけだったと言う訳ですか・・。
くそぅ・・!
もう2度と踊らされないぞ!!
(←多分踊る)
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オーメンシリーズ、やっとパート4の鑑賞です。パート3で多くの方がソッポを向いてしまったでしょうが、私はがんばります。脈々と続いた悪魔の子ダミアンが今回は悪魔の女の子ディーリアになりました。1作目を意識した作りでしたが、比較するのも失礼な作品でした。

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