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『オーメン2 ダミアン』

2007年04月08日
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スキャナー接続記念・おまけイラスト付きレビュー第2弾。

『オーメン2』 あらすじ・・・
ブーゲンハーゲンはあせっていました。
打倒“悪魔の子・ダミアン”を、その父親・チャーリーに託したはいいのですが、どうやらチャーリーのミッションは失敗に終わったらしいのです。
とりあえずブーゲンハーゲンは、その一部始終を第3者に伝えようと、旧友のマイケルを呼び出します。
あのさぁ、チャーリーの息子のダミアンさぁ
おぉ、あの子なぁ。
あいつ、悪魔の子だぜ
にゃにおう?!
ブーゲンハーゲンの突然すぎる告白に、マイケルはてんやわんや。
悪魔の子って、何を根拠に・・
遺跡の中に、悪魔を示す壁画があっただろう、あの絵とダミアンが瓜二つなんだ
にゃ・にゃにおう?!
“壁画と同じ顔=悪魔”と言う、韮澤さんもビックリの理論に、動揺を隠せないマイケル。

俺は今まで友達だと思っていた男は、とんでもない毒電波野朗だったのか・・。
そんな気持ちを抑えつつ、とりあえずブーゲンハーゲンが言う壁画に向かった2人。
そこで彼らが見たものは、ダミアンそっくりな壁画だったのでした!!
ホ・ホンマや・・・。
そう思ったが時すでに遅し。
土壁がガラガラと崩れ、2人は生き埋めになってしまったのでした。

時は流れてアメリカ。
自分で自分が悪魔の子だとは、当然ながらまったく自覚なしのダミアンは、スクスク成長し12歳になっていました。
チャーリーの弟で、“世界に羽ばたくソーン産業”の会長であるリチャードに引き取られ、リチャードの実子・マークと兄弟のように仲良く暮していたダミアンの周りでは、相変わらず邪魔者が自然死を続けていましたが、如何せん自然死なので警察も全く関わって来ませんでしたとさ。
そんな中、2人仲良く名門士官学校に進学したダミアンとマーク。
そこの新しい教官は、何故だかダミアンに色目を使います。
困ったことがあったら、いつでも相談していいんだよ・・
・・なんだか逆に、相談したくなくなりました。

一方その頃、リチャードの元に一人の女性記者が現れていました。
ブーゲンハーゲンの事を調べ続けていたと言う記者・ジョーンは、突然リチャードの所に押し掛けて、
ダミアンは悪魔の子でしょ! お兄さんに代わって、あなたがやらなきゃ誰がやるのよ!!
と、本作2人目の電波ちゃんっぷりを発揮し、その直後カラスの猛アタックに遭い、揚句車に撥ねられ死亡しましたとさ。

無駄死に感の強い女性記者はさておき、ダミアンの周りゾクゾクと終結する怪しい目つきの野朗ども。
きっとそいつらは、悪魔の子の使いなのでしょう。
で、そいつらは自分の邪魔になっている人物を、話のついで程度に殺してゆきます。
ちなみに、その犠牲者は、ダミアンと直接関係オールナッシングです。


明らかな不審死が立て続けに起こっていても、リチャードはダミアンとそれらの事件を結び付けようとしませんでした。
しかし、リチャードは不審に思っていなくても、当の本人・ダミアンは不思議がいっぱいでした。
何せ、授業で当てられれば考えなくても全問正解。
嫌いな奴は、睨んだだけで何やら苦しみ悶え出すのですから。
で、そんな疑問に答えてくれたのが、あの男色優しい教官でした。
自分の正体が知りたかったら、聖書の黙示録を読みたまえ
素直なダミアンは聖書を読みふけり、その中にあった“666”が、自分の毛髪の中にあると断定。
合わせ鏡で無事、印を発見したものの、さすがにショックが隠しきれず、訳も無く全力疾走です。

さて、無事自分が“悪魔の子”だと判明したダミアンは、だからと言って特に変わりも無く勉学に励んでいましたが、手下の一人がまたまた勝手に邪魔者を始末した拍子に事故に巻き込まれ、病院で血液検査をする羽目に。
マズイです。
だってダミアン、実母はジャッカルなんだもん。

慌てず焦らず、邪魔な医者はさっさと始末したダミアンでしたが、ここに来てついにリチャードがダミアンに不信感を抱き始めます。
そんな中、従兄のマークもまた、ダミアンの正体が悪魔の子だと言う事を知ってしまい、ダミアンの一睨みで心臓停止。
実子マークを失ったリチャードは、考古学者に言われるがまま、NYへ向かい、そこでダミアンの似顔絵が書いてあると言う壁画を確認してしまいまったのでした。
そうだったんかーー!!
・・いや、そんな気はしてたんだけど・・モニョモニョ

慌てて以前考古学者から聞いていた、打倒ダミアンに欠かせない古代の短剣を取りに走るリチャード。
しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのは、なんと妻のアンでした。
アンもまた、悪魔の子の手下だったのです。
リチャードはアンの一刺しで秒殺。

一途なアンが若干ウザイと思ったダミアンは、アンに火を放ち焼き殺すのでした。


もうねぇ、もうねぇ、コレだけは言わせて下さい!!
会社の同僚が・・
会社の同僚の名前が、

同僚の名前がバサリアーーーン!!

リアンて!
リアンてーー!!
リアンじゃなくてぇ?!
∵ゞ(´ε`●) ブフッ!!
字幕が出た瞬間、アガサはコーヒーを吹きました。
絶対ネタだ。 そうに違いない!
くそぅ・・ドン・テイラー(監督)めぇ・・!!


まぁ、それはさて置き、数年ぶりに観た『オーメン2』。
巷では大した評価も受けていない本作ですが、私はかなり好きだったりします。
それは特に、ダミアンが自らの運命を知る、中盤のシーン。
自分の周辺で奇怪な事が相次ぎ、教官に言われるまま開いた聖書のページには、悪魔の存在が・・。
自分がその悪魔の子であると知ったダミアンは、激しく慟哭し、湖に向かって叫びます。
「どうして?! どうして僕なんだ?!」
このシーンがとても切なく、悪魔である事を選んで生まれた訳ではないのに、そんな大きな運命を背負ってしまっていたダミアンが哀れで、観る度に涙・涙・・。

しかしそんな感涙シーンも、数年ぶりに観直してみると、ビックリするくらいダミアンの大根っぷりが目に付いて、「あれー?こんなにヘタだったっけ・・?」と動揺してしまいました。
そもそもダミアン(in幼少期)と言うものは“基本無表情”であり、その“無表情”っぷりが不気味さを醸し出しているので、ヘタな演技力はいらないのです。
しかしこの思春期ダミアンは、“自分の運命を受け入れる”と言う微妙な心の機微を表現しなければならないのですが、残念ながらジョナサン・スコット・テイラー(ダミアン役)は、その半分も感じさせられなかったようです。

アガサ好みの顔なんですが・・。(関係無いか)

続編の定説通り、使者も倍、爆発も倍で、節操無く邪魔者が消されてゆく本作。
殆どの犠牲者が出てきて数分後には殺されるので、感情移入もへったくれもありません。
しかも、悪魔の子の手下たちが、自らの出世に必要な為、ダミアンの力を利用して邪魔者を消しているフシもチラホラ・・。

ええんか? ダミアン?
汚い大人たちに騙されとんと違うか?


そもそも、ここまでジャンジャン殺したはいいけれど、果たして肝心のダミアン様がそれによってどれくらい出世できると言うのか?
“世界に羽ばたくソーン産業”の社長ですか?

(規模)ちっちぇえなぁ・・・。

この“続編”で、前作の名優G・ペックに負けじと大熱演を魅せているのが、大物俳優ウィリアム・ホールデン。
たまに、
テレビのラテ欄に大物俳優登場!と書かれていて、番組を見てみたら村井国夫だった。
なんて事があって、切ない気持ちになる事がありますが、こちらの大物俳優は正真正銘、100%大物です。
『麗しのサブリナ』『サンセット大通り』などなど、挙げればキリが無い輝かしいキャリアを持つW・ホールデン。
そんな大物が、この作品では「どれだけ周りで不審死が続いても全く気付かない」と言う、会長職にあるまじき鈍感力を披露して、観ているモノをイラ付かせてくれます。
そして、やっとダミアンの正体に気付いたはいいのですが、直接対決すら無く、妻に刺されて死亡。と言う見せ場ゼロのエンディング。

・・・途中でなんか、ヤな事でもあったのでしょうか?

しかし、その存在が醸し出す重厚感だけは、画面から溢れ返らんばかりに伝わって来て、なんとかこの作品をB級に落とさない様に働きかけてくれています。

ありがとう、ホールデン。
その輝きはいつまでも・・・。

前作に引き続きスコアを担当した、巨匠ジェリー・ゴールドスミスの作品もこれまた素晴らしく、前作よりアップテンポになった悪魔の旋律が、ダミアンの行く末を讃えるように鳴り響きます。

久しぶりに観ましたが、私はやっぱりこのシリーズの事が大好きなようです。
それを実感しつつ、画面に引き込まれた1時間40分だったのでした。
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Trackback
パート1の鑑賞から引き続き。前作と同じ路線でいったものの、全体的に二番煎じ。パワーダウンかな。ダミアンは成長し、彼の秘密を知った人物が次々に殺されるというパターンは前作同様。しかし、追いつめられる過程が少なく、恐怖は半減。

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