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『ウェスト・オブ・ザ・デッド』

2007年03月11日
20070310220643.jpg  荒野のゾンビ!! (パッケージより)



先日、いつものように訪れたTSUTAYAで、棚にズラリと並んだホラータイトルを見ている内に、なんだか思いっきりバカをしでかしたい衝動に駆られました。

何でもいい・・
何か弾けたタイトルは・・・
人を小馬鹿にしたようなタイトルは・・・

その時、私の目に飛び込んできたのが『ウェスト・オブザ・デッド』。

瞬時に人を惹き付ける、小悪魔的なネーミング。
パッケージには「荒野のゾンビ」という殺し文句と、西部劇の保安官の姿をしたゾンビ。

ゾンビが西部劇なのか、西部劇にゾンビなのか?

もうなんだっていいじゃない!!

そして、B級臭さが全面に漂うパッケージの裏を見てみれば、なんと出演にB級の帝王ダニー・トレホの名前があるじゃないですか!
もう、これを借りずに帰ったら女が廃るってモンですよ!
そうですよね? ね?!

と言う訳で、思う存分バカやってしまったアガサのレビュー、堂々開幕です!!

あらすじ・・
1892年、メキシコ・サンタボニータ。
町の実力者ディアスは、とある目的の為町民を一箇所に集め、彼らを皆殺しにします。

1952年、メキシコ・サンタボニータ。
旅行中だったアメリカ人家族は、ガソリン補充と休息の為とある町を訪れます。
しかし、宿の主人は不在。
中に居るのは不気味な女中と老婆のみ。
仕方が無いので勝手に上がり込み宿泊してしまう、厚かましい事ブッシュ並みの一家でしたが、彼らを待ち構えていたのは死の世界から蘇った者たちだったのでした・・。

2005年、同じくサンタボニータ。
恋人アリシアの両親に挨拶する為、メキシコを旅行していたジョスは、道に迷い小さな町に辿り着きます。
そこで彼らは、葬儀の列に突っ込んでしまい、その棺の中からは舌を切られた若き女性が転がり出たからさあ大変。
慌てるジョスは最寄の派出所に駆け込みますが、その警官は何やら怪し気。
車が故障してしまったジョスとアリシアは、修理を待つ間ホテルに一泊する事にしますが、中に居たのは不気味な女中と老婆のみ。
何とか部屋を取った2人はホテルに怪しい気配を感じ取り、念の為親友のタイラーを電話で呼び寄せておきました。
さぁどうする?どうする?
とりあえずエッチな事でもしとく?
ホラーなんだから、危機が近づいた時には乳繰り合っとかないとね!!

一仕事終えた二人は、改めて途方に暮れてみましたが、そこにタイラーと恋人のエリカが到着。
しかし、すぐ逃げればいいのにいきなり寛ぎ始めるタイラーとエリカ。
そうそう。
ホラーには空気が読めないバカップルが、最低1組は居ないとね!

何とか町から抜け出したいジョスは、とりあえず派出所に助けを求めてみますが、そこはもぬけの殻。
どうやら警官もグルだったようです。
拳銃を盗んでホテルに戻ったジョスでしたが、アリシアは何者かに連れ去られた後でした。
どうやら、アリシアを生贄にする事で、ゾンビの復活を阻止する事が出来るらしいのですが、熱血青春野朗のジョスがアリシアを助けた為、またぞろ墓場から腐りかけのご一行が蘇ってしまいました。

ジョスは弾の補充の為、再び派出所に向かう事を決意。
ゾンビからの援護射撃をかって出たアリシアを背に、一目散に走り出すジョス!
アリシアは空に向かって銃をぶっ放します!!

空じゃダメだよ、 ダメだよ空じゃ。相田みつお)(うそ)

どうやらアリシアは、出来ん子ちゃんのようですね。
何の援護も無いまま、奇跡的に派出所に辿り着いたジョスでしたが、そこで待ち構えていたゾンビに、メガマックを喰らうが如くカブリ付かれてしまいました。
負傷した足を引きずりながらも、ホテルの玄関まで帰ったジョスを援護する為、タイラーが果敢にゾンビに立ち向かって一言。

「こっち来んな!!」

・・タイラーのどアホォーー・・・!!

一度でいいから見てみたい、来るなと言えば来ないヤツ。
どうも今晩は、桂歌丸です。


あのねぇ、そんなゾンビだったら、一緒に暮したいですよ私は・・。
言うに事欠いて、「痛い目に遭いたくなかったら、こっちに来んな!」って。
・・タイラー、今夜のヘタレ王はアナタに決まり!


何とかホテルに逃げ込んだジョスとタイラーは、女連中と脱出方法を考えますが、走る事が出来ないジョスを連れて高級外車まで辿り着くのは、かなり困難と思われます。
さぁどうする?どうする?
とりあえずエッチな事でも、もう一回しとく?
タイラーとエリカは、到着してからまだチューすらして無いし、それよりなにより、ホラーなんだから危機が近づいた時には乳繰り合っとかないとね!!


一仕事終えたエリカは、自ら高級外車までダッシュして、ここまで運転してくる事を決意。
何を隠そう、チアリーダーのエリカですから、得意のアクロバットを活かして難なく車に辿り着きました。
しかし、ホテルに前づけされた車に乗り込もうとしたタイラーは、何故か反対側のドアから乗り込もうとした為、あえなくゾンビの餌食に・・。
目の前で恋人を喰われたエリカは、一度はその場を離れたものの、何を思ったか再び現場に引き返し、ドアを開けてタイラーの死体を車に乗せようとした揚句、当然の事ながらゾンビに喰われてしまいました。

殺され要員のバカップルも消え、残された主人公二人。
すでに足を齧られているジョスも、いつゾンビになるか判らない状況下で、アリシアは謎を握っていると思われる女中・マルティアを問いただしてみました。
すると、大して重くも無かった口を開いて、マルティアがこの町の哀しき過去を語り始めたのです。

113年前、サンタボニータで起きた悲劇の真相とは一体・・。


真相はこの際割愛しますので、気になる方は是非その目でご確認下さい。
きっと、知って驚くような真相でない事だけは確かだと思いますので。(←失言)

こんな作品なのに、予想外に名の知れた俳優さん(『マルホランド・ドライヴ』のローラ・ハリングや『愛と青春の旅立ち』のデヴィッド・キース)が出ていて、得したような損したような、複雑な心境でした。

映画が始まって終わるまで、ハプニング無しドンデン返し無しゴアシーンも無しと、一体なにがやりたかったのかサッパリ判らない、非常にヌルイ仕上がりの本作。
特に“1952年”のパートなどは、正直「このくだり・・必要だったのか・・?」と思わずにはいられない中途半端っぷり。
私が思いますには、きっとここが唯一の“おっぱい姉ちゃんの入浴チャンス”だったんでしょう。
おっぱい姉ちゃんは、入浴を済ませた途端ゾンビに喰われてしまいますから、間違い無いのではないでしょうか。

肝心のダニー・トレホはと言いますと、冒頭出て来たっきり何の音沙汰も無く、後はラストまで出て来ません。
彼らしいと言えば彼らしいのかもしれない、扱いの小ささだったのですが、私としてはもう少しゾンビ化したダニー・トレホに活躍して貰いたかったです。

『ウェスト・・』という誘惑度バツグンのタイトルを付けた配給会社の、完全なる勝利で幕を閉じた今回の鑑賞。

「釣れたんじゃない、釣ったんだ。」
と言う、ジェネオン(配給)の担当社員の声が聞こえてきそうな程、完璧に釣り上げられ、貴重な1時間半をまんまとドブに捨てたアガサ・花の30代。

今回の唯一の収穫は、自分のゾンビ好きを再確認出来た事だけだったのかもしれません。

主人公たちを取り囲み、ユラユラとそぞろ歩くゾンビエキストラの皆さん。
私も機会があったら、一度でいいからあのメイクをして、「ウ゛~」とか「ア゛~」とか言いながら闊歩してみたいものです。

それって最高に楽しそうじゃないですか?
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