ブログパーツ

『SAW』

2006年03月26日
先日、“ダメ続編”だと薄々感付いていたにも拘らず『ソウ2』を観てしまったの私ですが、そもそも元はと言えば、全ては一作目が予想外に面白かったからこそ・・・。


と言う訳で、そんな記念すべき『ソウ』第一作目の感想です。
ソウのかんそう    ・・・(自己嫌悪)


いやー。面白かった。
昔、何かの雑誌で、おすぎが大酷評していたのでちょっと期待していたのですが、それを裏切らない程度に面白かったです。
設定がとてもいいですね。  引き付けられます。
小道具の扱いも良い。 上手に使っていると思います。
若いっていいですね。 
これを撮った監督&脚本のコンビって、当時まだ27・8才位の若者だったそうじゃないですか。
さぞかし沢山、映画を観ているんでしょう。 あと、MTVとか。
アングルとかカメラワークとかが、とっても今風(年寄りは酔う可能性有り)でした。
小道具の造形は、とってもおたくチックで、唯一の生存者である被害者の女性が頭に付けられていた“実写版サザエさん的頭のバランスを感じさせるマシーン”なんて、いい出来だなーと思いました。
キャスティングも、マイノリティーが大部分を占めていて、好感度大。
ダニー・グローヴァー、懐深いですねぇ(こんな役引き受けるなんて)。
ケイリー・エルウェスも、すっかりおっさんになっちゃって・・・。
『アナザー・カントリー』から、もう20年ですか・・・。   
そりゃ私もおばさんになるはずだ。


肝心のストーリーはと言うと、アラを挙げればキリが無いので大まかに書くと、
きちがい異常な思想を持つ犯人が、ガン宣告を受けた事でプチッと何かが切れ、担当医を始め、関係者(&無関係者)を死の罠に嵌めて一人高みの見物と決め込む。
と言うお話です。
本気でつじつまを合わせようとか、アラを探しているとキリが無いので、あくまでもディテールを楽しむ作品だと思います。
「細かいストーリーより、いかに殺されるか?!に全精力を注ぎ込んで、脚本書きました!」と言うオーラがビシビシ伝わってくるので、あんまり真剣にストーリーを読み込まなくてもいいのかもしれませんね。
しかし、さすがに真犯人の正体が明らかになるくだりは、「何でそんな近くで気付かれんのじゃ(怒)!!」と思わざるを得ないです。
“生”を尊んでいない、と言うのが、犠牲者選びの理由らしいのですが、ジャンキー・放火魔・狂言自殺魔はイイとしても、主役の二人が選ばれた理由となると・・・。 
逆恨み、 ・・・と言う事なのでしょうか?
もしくは、そもそも愉快犯なので、理由なんてあって無きが如しなのでしょうか?


脚本・主演と大活躍のリー・ワネルと、監督のジェームズ・ワンのフレッシュコンビは、なんか自主映画時代から、この“ジグソウ(腹話術人形)”にご執心で、「次回作も腹話術人形モノをやるつもりなんだヨ」と、メイキングで言っていました。
残念ながら、その次回作が“パート2”で、しかもメインスタッフから自分達が外されるとは、この頃の二人は知る由も無かったでしょうね・・・。
この作品を観た当時(1年程前)、「彼らが今後、くれぐれも“ブレア・ウィッチ路線”を歩みませんように」と勝手に祈っていた事を思い出し、今となっては『ブレアウィッチ』どころか『CUBE』並みに、原案者おいてきぼり状態になりつつあるんじゃないかと、他人事ながら心を痛めております。


あと、ラストの後味の悪さは『セブン』級なので、気力が満ちている時でなければ、鑑賞はあまりお勧め出来ない作品となっております。
映画史に残る(『オールド・ボーイ』が裸足で逃げていく)程、えげつない痛みを感じさせるシーンもありますので、いたいけな婦女子は指の陰からチラ見するぐらいが丁度いいかもしれません。


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Trackback
ソウ をいをい、と突っ込みたくなるところが、結構ある、、、あんなドジな刑事、いくらなんでも、、、死んだふりしても、呼吸してしまうでしょ??どうしてあんなにパニくっちゃうの??ま、そうでなきゃ、ソウ(SAW)の場面に持っていけない訳なんだケド、...

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。