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『銀河ヒッチハイク・ガイド』

2006年03月24日
また一本、傑作が誕生しました。(していました)


好きな人は、とことん好きになる作品でしょうね。
あらすじを紹介すると、
ある日突然、地球上に飛来した無数の宇宙船。
驚く地球人達の耳に飛び込んできたのは、「地球の場所が、銀河バイパス設計上とっても邪魔なので、これから爆破する事になりました。 と、言う訳で、ごきげんよう。良い一日を。」というアナウンス。
たまたま宇宙人の親友を持っていた事で助かった、平凡なイギリス男性が、地球消滅後の宇宙で繰り広げる冒険活劇。


といった感じでしょうか。
とにかく、出てくる登場人物は誰もみなユーモラスでマイペース。
超マイナス思考のロボットや、スマステ3の香取慎吾よりもIQが低そうな銀河系大統領や、タオルに異常な愛情を燃やすヒッチハイカーや、宇宙一融通がきかない官僚気質の宇宙人などなど、個性的この上ないキャラクター達が、素晴らしく的を得たキャスティングで登場。


地球消滅と言う緊急時に、気付けの紅茶を求めてションボリしている主役を演じるのは、『ラブ・アクチュアリー』で、裸で延々スタンドインさせられる売れない俳優を演じていたマーティン・フリーマン。
これ以上ないほど、 The・イギリス人 と言う風体が、リアリズムの境地です。
イギリス映画のみならず、最近はハリウッドモノでも存在を存分にアピールしているビル・ナイも、フィヨルド製作に男のプライドを懸ける“惑星製作業者”役で、美味しいところを持っていってます。


笑えて、考えさせられて、為になって、一粒で3回美味しい作品でした。(いや、それ以上か)


それにしても、この作品はカルフォルニア在住の、例のデジタルバカの所に是非送ってやるべきですね。


よたよたと歩く、愛しき着ぐるみのマーヴィン(憂鬱なロボット)を観ていると、リック・ベイカーの頑張りの賜物で砂漠をギコギコ歩く、オリジナル3部作のR2-D2が思い浮かびますし、 ジム・ヘンソン・クリーチャー・ショップの職人技が光る、素晴らしく醜悪なヴォゴン人(官僚気質の宇宙人)を観ていると、露出狂コスチュームのレイアに嬉々として首を絞められるジャバの勇姿が思い浮かびます。
ハーマ・カヴーラに会いに行く一行が立ち寄る、多種多様な異星人がたむろする酒場のシーンなんて、どう考えてもオビ・ワンとハン・ソロが商談をするカンティーナへのオマージュじゃないですか。


こういうテイストのSW(EP1~3)が観たかったなぁ・・・。


ほとんどアニメみたいなポッド・レースが観たかったのではなく。


ナメクジみたいなジャバが観たかったのでもなく。



ましてやジャーのつくあいつなんかでもなかったんだよーー!!



・・・取り乱してしまいました。


とにかく、イギリスでしか作りえない、ユーモアと毒と哲学を織り込んだSFの傑作映画です。

観終わったら、一家に一台マーヴィンが欲しくなる事、請け合いです。

あと、イルカの合唱が最高でした。







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