ブログパーツ

『ハッピー・フライト』

2006年03月20日
どえらい映画を観てしまいました。


オスカー獲得俳優の、悪い方のジンクスを見事に体現してきた、グウィネス・パルトロー(ケロヨン)。


何でも、最近のインタビューで 「『恋におちたシェイクスピア』と『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』以外の作品はクソ認めないわ」 なんて、生意気な事を言っていたようですが、これなんてその際たるものでしょうね。
出来ることなら、クレジットの表記を「グウィネス・パルトロウ(仮)」とでも変えたいと思っているに違いありません。


話の筋を簡単に追うと、主役のドナの夢は、生まれ育ったど田舎から抜け出す事。
今風に言うと、セレブになる事でしょうか?
適当な彼氏を見つけて、やっと都会に連れ出してもらおうと思った矢先、その彼氏から振られてしまう。
その時の彼氏の一言。
「君には都会は似合わないよ」


・・・えー?  オスカー女優・グウィネス・パルトローに向って、なんて説得力の無いセリフ・・・。
まあ説得する気があるとも思えない様な演技でしたが。


一時は落ち込むドナだが、テレビで超有名スッチーが宣伝していた自叙伝に、「よし!これだ!!」とばかりにフライト・アテンダントを目指す事に。
と、この映画のキモでもある、“スチュワーデス”は、こんなアッサリと目標に設定されてしまう。
別にスッチーじゃなくても良かったんじゃん。


この辺の“仕事選びの動機づけ”は、 『キューティー・ブロンド』 の《自分を振った彼氏をギャフンと言わせる為》に匹敵する程のテキトーっぷり。
そして、速攻で地元の弱小航空会社に就職したドナ。
良き仲間にも恵まれ、あっちゅー間に仕事も習得し、素敵な彼氏(だそうです。私はたわしにソックリだと思いました。この辺にアメリカとの美意識の違いを感じます。)もゲットした彼女の次の野望は、もちろん大手の航空会社。
あくまで田舎にくすぶるつもりはないのだ。


そして“大手”の航空会社の入社試験にもサックリ合格し、“素敵な彼氏(たわし)”もサックリ捨てて、“何人も脱落者が出ると評判の厳しい訓練期間”もサックリ乗り越えて、晴れて一流のスッチーになるドナ。
って、そんなに出来がいいんなら、何で今まで田舎でスーパーの店員なんかやってたんでしょうか・・・?


地元時代からの友達の裏切り(卒業試験のすり替え)で、一時は地味な国内線に配属になるものの、強力なコネ(テレビに出てた超有名スッチー)に泣きついて再試験にこぎつけ、めでたく華やかな国際線・ファーストクラスに配属されて、憧れのパリや、ブランド物に囲まれた“セレブ”な生活をゲットだ!


しかし、華やかなスッチーの生活も、ある程度続けていると飽きてくる。
やっぱり彼氏は欲しいじゃない?
そこで彼女が選んだ驚愕の結末は、“素敵な元彼とよりを戻し、地元に帰って再就職”なのだった。



     ・・・なんじゃそりゃー?!



散々周りの人々を振り回して、やっと自分の夢を手に入れたと思ったら、やっぱり地元に帰るって・・・。
自己中もここまで貫けばアッパレですな。
まあ、そもそもの動機がテキトーだったもんね。
“スッチー”に執着があった訳じゃなかったんだもんね。
目くじら立てちゃいけないのかもしれません。


実はこの作品、マイク・マイヤーズも出ているのですが、彼をもってしてもちっとも笑えません。
ロブ・ロウ、ケリー・プレストンなどの共演者も、こんかぎりぞんざいな扱いを受けています。
しかし、役者の扱いがテキトーでも、ストーリーが中途半端で感情移入出来なくても、グウィネス・パルトローのコスプレが楽しめればいんじゃないですか?


多分、そう言う映画です。  
そう思わなきゃ、やってらんないっすよ。



あと、エンドクレジットで流れる、“歌って踊るグウィネス”の姿は、是非イミダスの“負け犬”の欄に、注釈として載せて置くべきだと思いました。

w608042-view.jpg
(↑ たわし)
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。