ブログパーツ

『ヘルレイザー 2』

2006年12月29日
 前作(1作目)のおさらい・・・ 
“扉を開けば、契約成立”
その強引な加入の手引きで、かねてから経営方針を疑問視する声が高かった《魔道士の会》
「そんなつもりで開けたんじゃなかったんです」
という言い訳に対し、
「そんなん言われましてもねぇ、開けたのはアナタ事実なんですから、当方としましてもコレ振り込んでいただくものは振り込んでいただかないと」
と、訳の判らない理屈で訳の判らない請求書を受け取る羽目になる、どっかの詐欺集団みたいな《魔道士の会》が、今回目を付けたのはカースティという少女。
つらい過去を背負うカースティに対し執拗に加入を迫る彼らは、以前に加入していたものの、無断で退会しようとしていたカースティの叔父・フランクを偶然発見。
無断退会の罰を存分に教え込ませるのですが、その間にカースティを逃してしまうのでした。


前作を観てから、結構時間が空いてしまいました。
でも、決して忘れてた訳じゃないんだよ・・ピンヘッドくん・・・。
君の事はいつだって、心の中に・・。
ピンヘッド・・フォーエバー・・・!
アホですか?
アホですね。

アホは承知で今回のあらすじ・・
前作の生き残り・カースティは、精神状態が不安定だった為に、とある病院に収容されていました。
凄惨な殺人現場のいきさつを刑事に聞かれるも、話す内容は「魔道士が・・」とか「パズルボックスが・・」とか、常軌を逸する事ばかりだった為、そのまま観察入院させられる事に。
みんなに“電波女”呼ばわりされたカースティは、それでも刑事に必死で「家にある、血のついたマットレスだけは直ぐ処分して!」と頼むのでした。
それを聞いていきり立っていたのは、誰あろう病院の責任者チャナード医師。
何を隠そう、彼は大のパズルボックスヲタだったのです。
警察から引き取ったマットレスを自宅に持ち帰り、自傷癖のある患者を早速マットレスの上に放置します。
勝手に自分を切り刻み始めた患者の血が、マットレスに染み込んだ途端、地獄の底からサックリ復活したのはジュリア
前作で、愛人だったズルむけフランクを復活させる為に尽力していた、80年代風悪女です。
復活を果たしたものの、やっぱりズルむけだったジュリアは、得意の流し目でチャナードを悩殺。
・・・悩殺される方もどうかと思いますが。
“オヤジ殺し”の異名は伊達じゃなかったジュリアにまんまと惚れ込み、ジュリアの皮復活の為に次々と患者を自宅に持ち帰るチャナード
前作で、ジュリアがあれだけ苦労していた生き血の確保を、あっさりとこなすチャナード。
やっぱり男は「先生」という肩書きが付くと、一気に権力とパワーの臭いが増すんですね。
女に「先生」が付いても、エロい臭いしかしないのに。


無事ジュリアを皮アリに戻した暴走特急・チャナードが次に取り掛かったのは、長年の夢である“パズルボックスを開ける事”。
その夢の為に、以前から病院に強制入院させていた、パズルマニアの少女・ティファニーを連れ出しますが、それを阻止しようと立ち上がった者がいました。
ジュリアの継娘、カースティです。
病院関係者の手引きで、チャナードの悪巧みを知ったカースティは、「これを機会に地獄に居るはずの父親を救出しよう」と言う密かな目的の元、チャナードの家に乗り込みます。
しかし、再会したジュリアにメタクソに殴られて気絶してしまった間に、パズルボックスは開かれ、チャナード&ジュリアの熟年カップルは、地獄巡りツアーに出発してしまいました。

一足遅れで地獄に到着したカースティの前に現れたのは、お馴染み魔道士軍団
「なんだかんだ言っても、やって欲しいんだろ~?究極の快楽を。」
と、しつこく付きまとうピンヘッドたちを振り切り、父親を探し回るカースティでしたが、やっと探し当てた声の先に居たのはセクハラ叔父さんのフランクでした。
前作で魔道士の元を逃げ出したフランクは、地獄に連れ戻された上、彼にとっては一番過酷な罰“女絶ち”を与えられていた為、身内を相手に欲望を満たそうと企んでいたのです。
しかし、貞操の危機にあったカースティを助けたのは、以外にも天敵・ジュリア
すっかり“地獄”のトリコになっていたジュリアは、地獄内での更なる地位向上の為、男たちを地獄を掌るリバイアサンとやらに捧げる作戦を立てていたのです。

チャナードもまた、リバイアサンに献上されていたのですが、彼の中の醜い欲望がスカウトの対象となり、見事new魔道士として生まれ変わっていました。
忘れかけていた目的“ティファニー奪還”を思い出し、偶然そのティファニーと再会したカースティ
新人魔道士・チャナードに追い回されて逃げ込んだ部屋に居たのは、先輩魔道士・ピンヘッド他3名でした。
馬鹿の一つ覚えのように「究極の快楽」を迫るピンヘッドたちに、カースティは一枚の写真を突きつけます。
チャナードの部屋のヲタファイルの中から抜き取っていたその写真は、なんとピンヘッドがまだ人間だった頃の写真。
その写真を見て、自分達が清らかな人間だった事を思い出したピンヘッドたちは、カースティを援護すべく立ち上がるのですが、毒気の抜けた魔道士は力も抜けてしまうのか、はたまた最初からヘタレだったのか、魔道士・チャナードの一撃で全滅してしまうのでした。

頼みの綱のピンヘッドが、すがすがしい顔で成仏してしまったカースティとティファニーは、魔道士・チャナードに追い詰められますが、自分の触手が床に刺さって抜けなくなった魔道士・チャナードを出し抜き、葬り去る事に成功。
無事、地獄からも生還するのでした。


前作で、そのインパクト大な外見にそぐわない活躍の無さだった、
ピンヘッド(頭じゅう釘だらけ)
フィメール(紅一点)
チャタラー(中島朋子似の口元が印象的)
バターボール(ただのデブ)
ですが、今回も結局ヘタレの上塗りで終わってしまいました。

いつになったら、魔道士の底力を見せてくれるのか?
それとも、これが彼らの精一杯なのでしょうか?
その点は次回に繰り越すとして、今回第2作目の見所は、なんと言っても地獄
ジュリア復活とかチャナード暴走とか、おいしいネタは数ありますが、壮大なスケールで描かれる地獄の風景は、とっても迷路でとっても悪夢でとってもロマンチックが止まりません。

よりディープな魔道士の世界を堪能出来る、幻想的な一本でした。
勿論、グロも1作目に負けない大放出で、実に優等生な続編と言えるのではないでしょうか。
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。