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『ネバーランド』

2006年12月14日
20061210012122.jpg   適材適所


ネバーランド・・・。 そこは夢と信じる心が消えない場所・・・。
ピーターパン・・・。 それは女心をときめかせる男の代名詞・・・。


しかし、女稼業も齢30を過ぎると、“ピーターパン=少年の心を持ち続ける彼”という甘い言葉の先に、どんな大きな落とし穴が待ち受けているかは、自ずと判る物である。
そこには、定職に付かずに夢見る心を持ち続ける彼を養う為の、昼夜を問わない過酷な労働が待ち受けている。
あるいは、少年の心を持ち続けた彼がいきおいで建設した、遊園地のような豪邸が待ち受けているのだ・・・。

ようこそ! 僕のネバーランドへ!!20061210011441.jpg



・・すみません。
・・・悪ふざけが過ぎました。

しかし、そんな夢エキスが出涸らし状態の私でさえ、この 『ネバーランド』 を観おわった時には、信じる心が作り出す魔法に酔いしれていたのでした。

あらすじ・・・
有名な劇作家だったジェームズ・バリは、美しき未亡人シルヴィアとその4人の息子たちと出会い、彼らと触れ合うことからインスピレーションを得、『ピーター・パン』を完成させてゆく。

短すぎますか?(私にしては)


ジョニー・デップが『ネバーランド』で主演だなんて、これ以上“ピーター・パン(=緑タイツ)”に適任な人はいないんじゃないか?!
とか、
ダスティン・ホフマンも『ネバーランド』に出演だなんて、またもやフック船長役で過去の汚名を返上するつもりなんじゃないか?!
という私の期待をあっさりと裏切る爽やかな本作。

“ピーター・パンを作り出した男”は自分自身がまさにピーター・パンの分身のような人で、彼の頭の中は常に空想と現実が入り混じった状態。
いや、比率としては空想8:現実2で殆ど夢うつつなんですが。
今作では、そんな彼の頭の中を美しい映像で再現しており、観客も自然とジェームズの空想の世界に誘われます。
なんと心地よい映画でしょう。

そんな文句の付け所の無い秀作だった『ネバーランド』ですが、あえて言わせて貰うならば、
病気が発覚しているのにも関わらず、頑なに検査を拒むシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)の自己中さがウザかったり、
名子役の誉れ高いフレディ・ハイモア(3男ピーター役)が結構大根だったり、
シルヴィアを心底愛してしまっている筈のジェームズ(ジョニデ)が、恋する男の目をしていなかったり、
かと言って、子供たちを心底愛しているようにも見えなかったり、
どちらかと言うと、自分の本能のまま生きているように見えたり、
ケイト・ウィンスレットはかなりの重病人の筈なのに、(タイタニックに引き続いて)全然死ぬようなタマには見えなかったり、

と、僅かながら合点の行かない所もありました。
僅かじゃ無いか・・

しかし、そんな私の邪心をも全てひっくるめても、充分楽しめる、心温まる良心的な作品でした。
ジョニー・デップのエキセントリックではない演技を久しぶりに観て、魂が洗われるような気持ちで一杯です。

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Trackback
 今まで生きてきて真の大人になれなかったのは、本当の“ピーター・パン”を理解できなかったせいかもしれない。
 ネバーランド「ネバーランド」 ★★★Finding Neverland(2004年英・米)監督:マーク・フォースターキャスト:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット、フレディ・ハイモア、ダスティン・ホフマン 
おもしろさは全く感じなかったけど、終わった後、しみじみとした気分にはなりました。想像力と信じる心。まぁ、ファンタジーな世界です。ネバーランド・・・そんなものはありません・・・ときっぱり言う俺はたぶんこの映画では失格者です。

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