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『50回目のファースト・キス』

2006年12月13日
20061209152005.jpg   人呼んで ゴールデン・コンビ


『ウェディング・シンガー』のナイスカップル、アダム・サンドラードリュー・バリモアが再びお届けする、切なくも心温まるラブコメディです。

前作、鬱陶しいロングヘアでの鬱陶しい粘着質演技で、全世界(日本を除く)の乙女達の涙を奪ったアダム・サンドラーですが、今回はスタイル一新。
スッキリとした高校球児のようなヘアスタイルで、爽やかさをさりげなくアピール。
見方によれば、彼のキラキラした瞳は“ハンカチ王子”のそれに見えなくも無い・・・

・・事は無い。

残念ながら、どんなヘアスタイルにしようと、どんな爽やかな土地でロケしようと、アダム・サンドラーの醸し出す胡散臭さは消える事は無く、“ハンカチ王子”と言うよりは“東野幸治”に限りなく近いのです。(あくまで私の主観ですが

日本で彼が、今ひとつ受け入れられないのも、そこら辺にあるんじゃないかと思うのですが、そんなひがしのりが特例的に魅力を発揮するのが、ダメ男のマドンナドリュー・バリモアと組んだ時。
ひがしのりが持つ潜在的な毒素を、圧倒的な中和力で打ち消してしまうその微笑み。
さすがは、いつ福留功男と野際陽子に挟まれてもおかしくない程、波乱万丈な人生を送ってきたドリューですね。

あらすじ、
ハワイの水族館で獣医をしているヘンリーは、バカンスに訪れる女性たちの一夜の思い出作りに、大いに貢献していました。
要するにプレイボーイです。
アラスカに渡り、海洋研究をすると言う自分の夢の為に、後腐れの無い関係を選んできたヘンリー。
しかし、ある日立ち寄ったカフェでルーシーに出会い、彼の運命は一転します。

一目惚れしたルーシーと打ち解け、翌日も同じ時間にカフェで会う約束を取り付けたヘンリー。
しかし、約束の時間に現れたルーシーは、ヘンリーを見て無反応。
困惑するヘンリーにカフェの店員が教えてくれたのは、ルーシーが一年前に遭った事故の事でした。
父親の誕生日に、記念のパイナップルを収穫に向かう為乗っていた車で事故に遭い、頭に傷を負ったルーシーは、一日しか記憶が残らない。
つまり、一晩寝ると前日の記憶を全て無くしてしまうのです。

一年たった事を知らずに、いつまでも父親の誕生日(事故当日)を繰り返すルーシー。
そんな彼女を本気で愛してしまったヘンリーは、周囲の反対を押し切って、毎日彼女にアタックし続けます。
いつか彼女の記憶が回復する事を願って・・・。


娘の記憶障害に対して、父ちゃんと弟はさぞかし色んな手を講じた事でしょう。
しかし、どんな手段も効果が無い事を悟った彼らは、娘を“記憶が止まった事故の日”だけを生き続けさせる事を選択します。
特注した“その日”の新聞を玄関に置き続け、毎晩父ちゃんの誕生日パーティを開き、毎晩同じプレゼントで感激し、同じ映画を観続けるルーシー一家。

苦肉の策とは言え、正直この選択が正しいとは思えません。
しかし、“その日”が実は一年後だったと知ったルーシーの慟哭を目の当たりにすると、「彼らの選択が間違いだ」と言うのは余りに酷な事。
実際の記憶障害患者に対して、どのような対応をするのが幸せなのか・・・。
真面目に考え始めると、それはラブコメでは無くオスカー狙いの感涙モノになってしまうので、この作品では障害の事はあくまでロマンチックへの橋渡しにされているようです。

一晩で記憶をリセットしてしまうのならば、毎日アタックし続ければいいじゃないか。
一晩で全てを忘れてしまうのなら、何度でも出会いからやり直せばいいじゃないか。
泣かぬなら、泣くまで待ってみればいいじゃないかホトトギス。

ヘンリーが家康タイプで良かったですね。
そして、家康作戦が功を制し、ヘンリーの存在だけはなんとかルーシーの深層心理にインプット終了。
こうなったら後はなし崩し作戦です。

忘れるなら、忘れたままでいいじゃないかホトトギス。

ヘンリー、秀吉に昇格。(格上なのか?)
そして勢いに乗ったヘンリーは、ルーシーにプロポーズ。

ある朝、目覚めたらつわりでゲロゲロでした。
またある朝、目覚めたら胎動で赤ちゃんに蹴られまくりました。
そしてまたある朝、目覚めたらアラスカの海上で娘と夫と暮していました。

・・・先生、これが恋愛と言う物なのでしょうか(ルーシー心の日記)


ヘンリーよ、ここまでやると秀吉と言うよりは信長寄りだぞ。

いくらなんでも、陣痛が来たら夜もおちおち寝ていられないでしょうから、完徹の日もあったんじゃないかと思うのですが・・・。
そう言う場合、記憶はとりあえず一旦繰越になるんでしょうか。

あ、そうか・・・ 外国は無痛分娩なのか・・。
(注:無痛分娩でも陣痛はある)

まぁ、多少大味な展開もあるのですが、そこはそれ。
アメリカのダイナーで出されるポテトの量を考えれば、奴らの思考の大らかさは判ろうもん。てなもんです。
常夏の島・ハワイの癒しパワー満開の風景や、水族館の可愛いアザラシやペンギンたち、そして包容力たっぷりのドリューの笑顔で、今作を観た人は今宵、幸せな夢が見られる事でしょう。

ひがしのりも、これに懲りずに以後益々精進して、少しでも腹黒さが消えるといいですね。(あくまで私の主観ですが
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