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第78回オスカー授賞式

2006年03月08日
やっぱりオスカー会員は“塩”でしたね。


あれだけ楽しみにしていたオスカーも、終わってみると毎回「あっけなかった・・・」と思ってしまいます。
心にポッカリ穴が開いたような、親しい友人が結婚してしまったような、そんな気分です。(うそです)
観終わって最初に思ったのは、「オスカー会員のやつら・・・やっぱショッパイなぁ」という事。
監督賞はアン・リーが勝ち獲りましたが、作品賞まであげるにはやはり「ゲイ」のハードルは高かったか・・・。
まぁしかし、毎年思うのですが“それでもオスカーは割と公平”なのかもしれません。(どこかの『日本ナントカ賞』よりは)

私の予想は、11勝14敗でした。
なんと言うか、期待半分なとこもあったのですが、それにしてもガッツリ外れてちょっと残念です。
一応結果を書いておきます。


作品賞
 『クラッシュ』
監督賞
 アン・リー(『ブロークバック・マウンテン』)
主演男優賞
フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)
主演女優賞
リース・ウィザースプーン(』ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)
助演男優賞
ジョージ・クルーニー(『シリアナ』)
助演女優賞
レイチェル・ワイズ(『ナイロビの蜂』)
オリジナル脚本賞
『クラッシュ』
脚色賞
『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞
『Tsotsi』(南アフリカ)
美術賞
『SAYURI』
撮影賞
『SAYURI』
衣裳デザイン賞
『SAYURI』
編集賞
『クラッシュ』
メイクアップ賞
『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』
作曲賞
『ブロークバック・マウンテン』
オリジナル歌曲賞
“It's Hard Out Here for a Pimp”(『Hustle & Flow』)
音響賞
『キング・コング』
音響編集賞
『キング・コング』
視覚効果賞
『キング・コング』
長編ドキュメンタリー映画賞
『皇帝ペンギン』
短編ドキュメンタリー映画賞
『A Note of Triumph: The Golden Age of Norman Corwin』
長編アニメ映画賞
『ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!』
短編アニメ映画賞
『The Moon and The Son: An Imagined Conversation』
短編実写映画賞
『Six Shooter』



予想に反して『SAYURI』が獲ったのが、何だか釈然としないと言うか・・・。
特に衣装デザイン賞を獲ったのが・・・。
デザイナーが日本人なら、まだスッキリしたのかもしれませんがねぇ。
所詮外国映画、と言う事なのでしょうか。
それと(私の中で)一番の見所、『スターウォーズ』は有終の美を飾れるか?!ですが、やっぱりまんまと飾れませんでした。
一個ぐらいあげりゃいいのに・・・。
“オリジナル3部作の輝かしい栄光に泥を塗った”新3部作として、公式に認められたと解釈していいのでしょうか。
・・・いいのでしょうね。 
はい、そうします。


それから、長編ドキュメンタリー賞が、『皇帝ペンギン』に渡ったのも腑に落ちません。
全体的に“社会派が占めたオスカー”と評されているのであれば、やはり『ダーウィンの悪夢』に獲って欲しかった。
それともオスカー会員は、だからこそペンギンに癒されたのでしょうか?
20代・30代のOLじゃあるまいし・・・。
「キャワイイ~」ってか?
チッ (毒吐き中)



この結果を見て、俄然楽しみになってきたのが『カポーティ』の公開です。
あと、シーモアの受賞を一番喜んでいるのは、トム様かもしれませんね。
『M:I-3』の興行収入は、これ以上無いほどイメージが地に落ちたトム様だけが頼りだった所で、非常に厳しい所でしたが、敵役のホフマンがオスカー俳優となった今、オスカー効果で観客は5割り増し間違いなし!(当社比)
パラマウントは、大急ぎで編集に手を入れているのでは無いでしょうか。


そんなこんなで、今年も無事開催されたオスカー。
ホアキン・フェニックスの隣に、ナンシー関が座っていてビックリしたり、歌曲賞でパフォーマンスをしたドリー・パートンの顔が、あまりにもアンドロイド臭い所に、ショービズ界の底力を感じたり、司会のジョン・スチュワートのギャグが、デーブ・スペクター並みにドン引きしているのが観るに耐えなかったり、沢山楽しませてくれました。
また来年が楽しみですね。
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