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『SAW Ⅲ』

2006年11月19日
saw3.jpg  JAROに電話!電話!!


先日、『ヘルレイザー』シリーズ7作一挙上映を実行するにあたり、レンタルショップのホラー棚の前で、まず一気に5本借りるか、それとも3本ずつくらいにするかと10分近く悩んでいて、ふと我に返りました。

・・こんなんじゃいけない・・・!

うら若き乙女が、“5本で1000円”レンタルのラインナップを、スプラッター5本立てなんかにしてちゃいけない・・!!

私、・・真人間になりたい・・!!

そんな訳で、良識注入剤として 『父親たちの星条旗』 を観ようと映画館に足を運んだのですが、何故か観て来たのは 『SAW Ⅲ』 でした。

やっぱり私には、こっちの道がお似合いなのか・・
まぁ、うら若くも無いですしね!

前置きが長くなりましたが、残虐描写とどんでん返しでお馴染み、『SAW』最新作のあらすじは・・

↓↓途中までネタバレあり↓↓

“悪人に悔い改める機会を与える”と言う名目で、手当たり次第に殺しを続けてきたジグソウ
自身も末期の脳腫瘍を抱えており、明日をも知れない体である為、只今弟子のアマンダに匠の技の全てを伝授中なのだ。

そんなチーム・ジグソウが今回さらって来たのは、女医のリン
腕は確かだが、心の病を抱えているらしい彼女に出されたお題は
“ 他人の命を助けよ。されば己の命も助かろう ”
つまりリーダーの延命処置をしろ、と言う事でしょうか。
常に強気のチーム・ジグソウですが、リーダーが虫の息なので、実はいっぱいいっぱいなのです。
首にグルリと爆弾を巻きつけられ、「リーダーが死んだら爆破させるぞ」と脅されるリン

一方その頃、同じ建物の別パートでは、今まさにチーム・ジグソウの最後のゲームが始まろうとしていました。
主役は冴えない中年男のジェフ
お題は
“ 愛する息子を奪った当事者たちを、赦す事が出来たら釈放してやる ”
ジェフの行く先には2つの関門が設けられており、
① 息子が轢き殺されるのを見殺しにした女
② 息子を轢き殺した犯人の裁判で、軽い罰しか与えなかった判事
がそれぞれ用意されています。
ジェフが見事、彼らを赦す事が出来たら、最終関門である
③ 息子を轢き殺した犯人
と対決出来ると言う趣向です。
なにせ息子を喪ってからの3年間と言うもの、寝ても冷めても頭の中は息子の復讐の事で一杯だったジェフですので、「赦せ」と言うのは「死ね」と言われるのと同じ位苦しい事(のはず)です。
果たしてジェフは罪人たちに赦しを与え、ゲームに勝つ事が出来るのでしょうか。

そんなジェフの挑戦を尻目に、本部では急変したリーダーの救急処置を行うべく、手術の用意が急ピッチで進められていました。
脳ミソに頭蓋骨が圧迫され、ひどい頭痛に悩まされているリーダーの為、頭蓋骨をチョッピリ剥がし取る事になったのです。
鮮やかな手際で頭蓋骨に穴を開けるリン
若輩者のアマンダは、ここまでのグロさには免疫が無かったのか、失神寸前です。
無事手術を終え、ホッと一息のリンリーダー
そんな二人を見ていて、面白くないのはアマンダです。
なにさ・・二人でいちゃつきやがって・・!
リーダーだけが心の拠り所であるアマンダ
極度のファザコンなのか、皺フェチなのかは判りませんが、とにかく面白くない事だけは判ります

徐々に苛立ちが押さえきれなくなってきたアマンダ
その頃、順調に関門をクリアしていたジェフは、いよいよ最終関門へ。
憎み続けてきた犯人が、目の前にいる・・。
しかし、その犯人は世にも残酷な拷問装置を全身に取り付けられ、必死に命乞いをしている・・。
悩みに悩んだジェフは、熟考の末犯人を赦し、助ける道を選びます。
ところが考え過ぎが裏目に出て、思い立った時にはすでに犯人は死んでいたのでした。

結局、憎っくき奴らを誰一人として助けられなかったジェフですが、一応「赦した」のでオッケーだろう、と言う事で、出口を求めてさ迷い歩きます。
巡り巡って辿り着いた場所では、何とアマンダリンが修羅場の真っ最中。
リーダーに色目を使いやがって!」と、キレに切れているアマンダは、リーダーが止めるのも聞かず、リンに銃口を向けて完全に暴走状態です。
ここでリーダーからアマンダに重大ヒント。
「お前の命はリンが握っているのだぞ」
「はぁ?!」
判るか?アマンダ?!

考えるな! 感じるんだ!! (意味不明)

その時、今まさに引き金を引こうとしていたアマンダの前に現れたジェフ
そんなジェフを見てリンが叫びます。
「あなた・・!」
そうです。
リンジェフは夫婦だったのです・・!

リーダーアマンダに出したヒントの答えとは・・?
リンジェフの行く末は・・?
また、リーダーの真の狙いとは・・・?


1・2作目を観ていない人には、何のことやらさっぱり判らない本作。
新規参入のファンには、グロ映像だけがてんこ盛りの、かなり不親切な設計になっていますが、前作のファンには2作目の主役・エリック刑事の(痛そうな)その後や、1作目のバスルーム編の舞台裏など、イヤラシさすら感じるような過剰サービスが用意されております。

しかしそのストーリーはと言うと、2作目では辛うじて謳われていた、
命を大切にしない奴なんて、大嫌いだ!宮崎吾朗)
という大義名分はどこへやら。

そんな事より、あたいはただ殺したいだけなのさ!

と言うアマンダもさることながら、

そんな事より、僕はただ仕返しされたいだけなのさ!

と言うジグソウ(リーダー)の煩悩全開のストーリーになっているのです。

「こんな事したら、彼女僕に罵声を浴びせてくれるかも
「あんな事したら、彼僕に八つ当たりしてくれるかも
と、常に倍返しされるであろう仕返しに、胸をワクワクさせているジグソウ。
2作目でも、怒った刑事にボコられてこぼれる笑顔が押さえられない様子でしたが、今回女医に頭蓋骨にドリルで穴を開けられ、
「どんな気持ち?」
と聞かれた日にゃ、
「最高デスッ!!
と恍惚の表情を浮かべる有様。
正直な奴め・・。
ラストで、妻(リン)を撃たれて激昂しているジェフに向かって、“自分を赦す事が最後の試練だ”と言うのですが、もう赦されない気マンマンですもの。
周りに並べられた凶器をチラ見するジェフを見ながら、ジグソウの心の中は
「そのカッター、よく切れますぜ? それともそのナイフで刺しやしょうか? まさか、電ノコを使ってくれるんですかぃ?そいつはありがてぇ」
と、夢見心地です。

よく考えてみれば、ジグソウの欲望を満たす為だけに続けられて来た『SAW』シリーズ。
ジグソウ無しで続けられる事など有り得ませんので、次回もリーダーはちゃっかり生きているのでしょうね。
この先どこまで続けるつもりなのかは判りませんが、出来ればせいぜい5作くらいで打ち止めにして貰いたいものです。
でないと、また、日本のどこかでうら若き乙女がホラー棚の前で悩むような事態が起きてしまいますから・・・。

あと、ポスターに(痛そうな)歯が使われているのに、本編にはちっとも歯関係が登場しない件については、近くしかるべき所に抗議したいと思います。
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実は、3はライブラリしようか躊躇してたんですよ、ね。 ソウ2が、ちょっと続編として不自然な感が否めなかったので。 (そこらへんの感想は旧ブログのコチラに) ソウ3(原題:SAW3) そして、あまり期待せずに観たせいでしょうが、 2より断然気に入りました!(≧∇

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