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『バーサーカー』

2006年11月17日
おはよー!
昨日メチャクチャ寒かったねー!
借りてた映画観てたんだけどさー、寒くてヒーター点けちゃった・・え?
映画のタイトル?
・・知らないと思うよ・・ 『バーサーカー』 って言うの。
内容?
・・えーとねぇ・・何て言うか、極悪パーツを接合されて殺人マシーンとなった狂戦士(バーサーカー)たちの話なんだけど・・。
ジャケットで立ち尽くす“サージェン”や巨大な脳を持つ“ブレイン”や皿を武器とする小男“プレート”などが、偶然通りかかった旅行者たちを皆殺しにしちゃうの~。

って、

言 え ね ぇ ー!!

仮に私が学生だったとしても、学友に気楽に『バーサーカー』の内容など

口が裂けても言えねぇーーっ!!

とんでもない物を掴まされてしまいました。
さすがの私も、深夜にこれを観ていた時「今、うちの世帯主さまが部屋に入ってきたら、どう言い訳しよう・・」と心拍数を上げざるを得ない程の、異形クリーチャー・オンパレード!

偶然通りかかった旅行者たちを次々に血祭りにあげるのは、
 鉄のノコギリで出来た顎を持ち、目にゴーグルをはめた大男“サージェン”
 肥大し、むき出しになった脳みそを持つ小心者“ブレイン”
 皿投げが必殺技の小人“プレート”
 見た目は普通のおばさんだけど、き○がい一家の司令塔として活躍している“ダイナーのおばちゃん” 


確かに、“サージェン”の外見はどう見ても異様としか言いようがなく、普通の人(ホラーに免疫がない人)がこれを観たら、引きまくりでしょう。

しかし、物語をちょっと観ればすぐ判明するのですが、実は彼ら異形の者の方が意外と、健常者よりも(立場も腕力も)弱かったりします。

“サージェン”につぐインパクト大な容姿の“ブレイン”は、マモーを髣髴とさせるような巨大な脳みそを頭に乗っけて、バランスを取りつつフラフラと歩いています。
一見グロテスクに思える彼の姿ですが、良く見ると(よく見なくても)脳みそ部分の被り物はとっても不自然。
NHKの大河ドラマどころではない位、額にくっきり浮かび上がる被り物の線は、グロテスクを一挙に通り越してギャグの領域です。

皿投げに情熱を燃やす“プレート”も、周りとどこが違うかと言うと背丈がちょっぴりスモールサイズなだけ。
なにせ本物のイウォーク(の中の人)ですから、ヨタヨタ歩く姿はむしろキュート。
イウォークが皿を投げて何が悪いというのか?!
だいたい、皿を投げて当たったからといって、それで死人が出るというのか?
どんな皿投げてんだ?ってんだ。


ユルい、とにかくユルイ。
ストーリーがユルすぎます。

殺された旅行者の生き残り・ティナ(ピチピチのギャル)は、“ブレイン”に見初められた事から監禁されてしまいます。
途中、“ブレイン”とバイクでピクニックに出掛けて、いい感じになったりするティナ。
って、周りには普通に人が行き来している公園ですよ、そこ。
ナゼ逃げない?! ティナ!!
今が逃げ時だろう!!
逃げるチャンスを、じゃんじゃんドブに捨てているようなティナ。
もしかするとこれはストックホルム症候群をも盛り込んだ、心理派スプラッターだったのかもしれません・・・
・・ま、たぶん違うんでしょうけど! 



で、そんな即席デートの最中、突如隙を突いて“ブレイン”のむき出しの脳をガッツリ鷲掴みにするティナ。
どうやらストックホルム症候群だったわけではなく、ただ単に相手を油断させていただけのようです。
哀れ“ブレイン”は、口から緑色の液体を吐き、脳天はパックリ割れ絶命。
何故か、割れた脳の中から転がり落ちる、アルファベット積み木で出来た「L・O・V・E」の文字。

まあね、アレですよね。 テレビの前で絶句しますよね(文字通りの意味で)


作り手の「やったんど!」という情熱だけは、充分すぎるほど伝わって来る野心作。
しかし悲しいかな、情熱だけでは補えないグダグダのストーリーや登場人物のしょぼさ。
大体、殺人一家のえじきになるのが、老人や肥満児ばっかってどういうことなのか?
情け容赦なさそうな“サージェン”が、ここぞと言うところで襲うのを止めるばかりするのは何の事情?「大人の事情」以外の回答があるなら答えてよティーチャー。

仲間を殺られて頭にきた徘徊老人が、逃げ惑うイウォークを追い回し、揚句、怒りに任せてイウォークの首をもぎ取るシーンでは、ユルさも最高潮。
「電気がないと暮らせませんよ」って言った時の吉岡くんぐらいの生気のなさで「素手で生首はもぎれませんよ」と言いたくなるような脱力感に包まれます。

要は肝心な所ですぐ居なくなる“サージェン”自由=ストリーキングの“ブレイン”お皿大好き“プレート”よりも、骨と皮のような団塊世代の方が強かった、と。
そう言う事でよろしいでしょうかねぇ。 みなさま異論はないでしょうか。 あっても内緒にしておいてください。

まぁしかしながら、ユルい中身はさておき、画面だけとるとどこにも言い訳出来ないような堂々たる異形スプラッターでしたので、もしもご家族に過激な映画を嫌う人がいるようでしたら、出来るだけこっそり観る方が無難かもしれません。
まかり間違えてお茶の間で再生しよう暁には、
「ルパンだから安心だ」
と思って家族で観ていたら、突如不二子のヌードが現れて脂汗を掻く 『ルパンVS複製人間』 どころではない位の、嫌な汗を掻く羽目になるかもしれませんよ!



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