ブログパーツ

『ダ・ヴィンチ・コード』

2006年11月11日
20061111011731.jpg  ※ 100%ネタバレでお届けします


『ダ・ヴィンチ・コード』で気になる点 
  ・・・トム・ハンクスの毛髪部分

『ダ・ヴィンチ・コード』で気にならない
  ・・・イエス・キリストが既婚者だったかどうか

全世界で、イヤミなくらい売れに売れた大ベストセラーの映画化ですので、いまさらネタバレもなにも無いと思った為、いきなり核心に触れる記述で始めてしまった、今回のレビュー。
観ても読んでもいない方、楽しみを奪ってしまってスミマセン。

が、しかし、
オチや秘密が明らかになった所で、驚愕しないでしょう・・きっと。
原作を読んだ時、かく言う私も出た言葉は
「フーン・・・・・」
でした。

ルーヴル美術館の館長が殺された事件を発端に、キリスト教を揺がす歴史の秘密が解き明かされてゆく。
完結に言うと、そんなお話です。
物語の大筋は簡潔なのですが、そこに登場する秘密結社だの宗教組織だの用語だの地名だのが非常に多く登場するので、そのせいで“複雑なミステリー”のような錯覚を覚えさせてくれます。

そこで今回は、本作に出てくるキーワードを噛み砕いて解説してみましょう!

シオン修道会・・・聖杯の秘密を現代まで守り続ける秘密結社。
テンプル騎士団・・・武闘派修道士軍団。
  地方遠征のたびに、世界中のお宝を持ち帰っていた。(『ナショナル・トレジャー』参照
  聖杯も見つけていた(らしい)。
オプス・デイ・・・Mっ気たっぷりなカトリック団体。
レオナルド・ダ・ヴィンチ・・・オールジャンルで才能を発揮する有名アーティスト。
  シオン修道会の総長も経験しており、自分の絵画の中に聖杯の正体を暗示するヒントを散りばめていた(らしい)。
フィボナッチ数列・・・1・1・2・3・5・8・13・21・・・と、各数字がその前の2つの数字の和となる数列。
  だからなんだ、と言われても良く判りませんが。
黄金比・・・1つの線分を外中比に分割すること。 
  外中比って何ですか? 
  自然界に不思議と存在する比率。要は、何故だか判らないけどすごく素敵に感じるバランスの事
クリプテックス・・・ダ・ヴィンチが考案したカラクリ箱。
  割ったりしたら、仕掛けられたお酢が流れ出し、中に入れてあるメモが溶けてしまう構造。
マグダラのマリア・・・カトリック教会の陰謀により、長きに渡って“娼婦”扱いされていた、キリストの追っかけ。
  実はいたって真面目で、キリストとも付き合っていた(らしい)。
聖杯・・・キリストが磔になる前夜、弟子達と摂った“最後の晩餐”時に使用された杯。
  実は、聖なる血筋を宿した子宮の事(らしい)。
ロバート・ラングドン・・・宗教象徴学専門の大学教授。
  想像力が商売道具。
ソフィー・ヌヴー・・・フランス司法警察の暗号解読官で、殺されたルーブル美術館館長の孫。
  あんまり解読している様子はなく、もっぱら賑やかしに専念する。
シラス・・・聖杯(キリストの子孫)の抹殺の為送り込まれた、色素欠乏症のすご腕修行僧。
  ちなみに、足に巻きつけている痛そうなヤツはシリス
  かなり紛らわしい。
ベズ・ファーシュ・・・フランス司法警察のやり手警部。
  実はオプス・デイの会員で、ラングドンこそ館長殺害の犯人と思い込まされている可哀想な人。
  ちなみに、シリスは巻いていない模様。
アリンガローサ司教・・・オプス・デイの偉い人。
  “キリストはヴァージンのまま殉死した聖人である”という、聖書の教えを死守する為、シラスを使って聖杯の抹殺を図る。
リー・ティービング・・・人生を聖杯研究に捧げる、イギリスの大富豪。
  キリスト既婚者説を世に知らしめる為、アリンガローサ司教を利用して聖杯の在処を探ろうとする。

オプス・デイは、聖杯を抹殺したい。
リーは、聖杯を公表したい。
ラングドンは、正直どっちゃでもいい。
そんな登場人物の想いが交錯し、空回りし、死人が出ます。

キリスト教で長い間教えられてきた、“キリストはと言うよりは”という、ただそれだけを事実とする為、何人も殺してきた(らしい)オプス・デイ。
と、私が言ったんじゃないですよ。
ダン・ブラウンが言ったんですからね。

宗教とは、信仰とは何か?
そんなデリケートな問題を浮き彫りにする、サスペンス大作!

でも、要は
ジーザス・クライスト・隠し子発覚!! 
と言う、週刊文春レベルの話ですので、物語の垣根はそんなに高くありません。

信じる神は一人ですが、心の中にいる神はそれぞれ別の神。
100人いれば、100種類のキリストが存在すると思うのですが、そういう風には受け入れられないモノなのでしょうね。
シラスは、人を殺す度に懺悔し、自分の体に鞭を打つ事で、神の赦しを得ようとしています。
彼の中の神は、それを受け入れてくれる神なんでしょう、きっと。
でも、ソフィーの中の神は、殺しを赦しはしないでしょう。

キリストが恋愛体質だったろうと、隠し子がいていようと、そんな事より、彼が説いて歩いた内容の方が大事なんじゃないかと、猛烈に思います。
そんなんだから、争いごとが無くならないんだ。世の中から。

まぁ、あくまでダン・ブラウンさんの脳内実話ですので、あまり目くじら立てる問題でも無いのでしょうね。
若干端折りすぎな所はありますが、原作を読んでいなくても普通に楽しめる作品なのではないでしょうか。

役者さんのバックに映る歴史的建造物の数々は、どれも見事と言いようがありません。
900年も前に、騎士団によって作られた教会が、そのままに残っているなんて・・・。
それらの芸術品を見て、当時に想いを馳せるだけでも、かなりウットリ出来ました。

ただし、トム・ハンクスにはウットリ出来ませんので、そこの所はご容赦下さい。
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

Trackback
 映画「ダ・ヴィンチ・コード」オリジナル・サウンドトラック「ダ・ヴィンチ・コード」 ★★★THE DA VINCI CODE (2006年アメリカ)監督:ロン・ハワード脚本:アキヴァ・ゴールズマン原作:ダン・ブラウ
【鑑賞】劇場【日本公開】2006年5月20日【製作年/製作国】2006/アメリカ【監督】ロン・ハワード【出演】トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ/イアン・マッケラン/ジャン・レノ/アルフレッド・モリーナ/ポール・ベタニー【原題】“THE DA VINCI CODE”【原作...
「ダヴィチンコード」・・・映画の中で、観客に隠されていたものは何か?

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。