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『バタリアン 4』

2006年11月09日
アガサです。

小旅行に行っていました。
帰宅してみると、ハロウィン・ナイトに作った
20061110005045.jpg  カボチャのランタン

に、カビが生えてゾンビみたくなっていました。
20061110005121.jpg  (ロメロ版ジャック・オ・ランタン)


・・・クリスマスまで飾っていようと思っていたのですが・・。
さらば、ジャック・オ・ランタン・・。
とこしえに・・・。


で、そんなメロウな気持ちを吹き飛ばすがごとく、『バタリアン 4』を鑑賞してみました。

今回は、ストーリーを逐一チェック!
 チェルノブイリ原発事故跡地を走る、一台の車。
その中には、アメリカの巨大複合企業・ハイブラテック社のチャーリーが乗っていました。
チャーリーは現地のバイヤーを介して、チェルノブイリに保管してあった、“トライオキシン5(バタリアンの素)”を買占めに来ていたのです。

伝説の男、タールマンが入っていたあのタンクは、なんとチェルノブイリにこっそり隠されていたらしい・・・!
ウクライナの皆さん、ここ、怒っていい所ですよ!
 タンクを運ぼうとしていたバイヤーの一人が、タンクからこぼれていた液に触り、うっかりバタリアンに変身。
もう一人のバイヤーに飛び掛かり、脳みそを要求します。

字幕が「脳みそ~」となっていて、コーヒー吹きそうになりました。
「~」がミソです。
「脳みそ」なだけに「ミソ」。  つまらん!!
 陰気な高校生・ジュリアンは、両親を交通事故で亡くした後、小生意気な弟と共にチャーリーの元で暮していました。
友達にも恵まれ、楽しい学園生活を送っていたジュリアンでしたが、ここ最近は悪夢にうなされ、今ひとつパッとしません。
そこで放課後、仲間たちと一緒にモトクロスで遊んで憂さ晴らしを・・。
しかし、調子に乗ってアクロバティックなジャンプをしていた友人・ジークが、転倒、失神して救急車で運ばれる事態になります。

オッチョコチョイ、ハッカー、自己中、脱ぎ専、などなどキャラの立っている仲間たちに比べて、明らかに役不足気味の主人公・ジュリアン。
勉強も出来ない。
女の子に想いを寄せられても、その元彼に凄まれると「いや、彼女とはただの友達ですから」と、チキン全開。
モトクロスに出掛けても、ジャンプの一つも出来やしない。
何なんだ?お前。 
帰れ帰れ! 故郷に帰って二本足歩行からやり直せ!

 ジークを見舞いに病院にやって来たジュリアンでしたが、すでにジークは亡くなっていると告げられます。
しかし一方、ジークの元カノ・ケイティは、アルバイトしているハイブラテック社にジークが搬送されるのを目撃します。
きな臭い・・!
きな臭いぞ・・!!
そんな結論に達した仲間達は、一致団結してジークを救出に向かう事に。

伯父さんの勤め先に運びこまれたジーク。
で、聞いても教えてくれないからと言って、普段世話になっている伯父さんの会社に、徒党を組んで不法侵入しようとするジュリアン。
人格的にかなり問題ありだと思います。
それに、ジークってすごく高圧的でヤな奴だと思っていたのですが・・。
意外と慕われていた事に、一番ビックリです。
 一方伯父さんは、会社でとある研究を行っていました。
それはバタリアン・ガスを使った、人体再生実験。
実は、ジーク以外にも多くの病人が、実験用に運び込まれ、ゾンビ化されていたのです。

ガラスケースに入れられた片腕に、ガスを注入してほくそえむチャーリー伯父さん。
でも待って。
ホースの繋ぎ目から、ガスがモワモワ漏れ出してるわよ!
明らかに部屋に漂い始める、バタリアン・ガス。
20061110021228.jpg  ←見づらいですが、部屋中結構モクモクです。

ホースの繋ぎ目に、目張りぐらいしとこうよ・・。
 会社に侵入したジュリアン一味は、いきなりゾンビ化したホームレスに遭遇します。
しかし、ラッキーな事に銃を装備していたお陰で、ひるむ事無く撃ち殺し、先に進みます。

今日びの高校生は、ゾンビに出会ったくらいじゃ動揺しないんですね・・。
そして、今回のバタリアンは脳を吹き飛ばされたら死ぬんですね・・。
そして、今回のバタリアンは走らないんですね・・。
 勝手に付いて来ていた、小太りな弟と合流して、なんとかチャーリー伯父さんの研究室に辿り着いた一行でしたが、そこで伯父さんに見つかってしまいます。
開き直ってジークの引渡しを迫るジュリアン達を、伯父さんは研究室の見学に誘います。
様々なゾンビの牢獄を見せられた後、一行はジークを再会。
檻から救出しますが、その際発砲したせいで研究所の警報機が壊れ、あらゆる場所の鍵が一斉に解除され、ゾンビたちが一気に解き放たれます。

さあさあ、脳みそだ~!
あっちでも脳みそ、こっちでも脳みそ。
只今ハイブラテック社に於いて、脳みそ祭り開催中!

懐かしいポリポリ音と共に、頭にかじりつくゾンビたち。
アゴ強すぎじゃないですか?
生きている人間の頭蓋骨って、そんなに簡単に噛み切れるものなんですか?
思い切りの良いスプラッター描写と、丹念に色付けされたゾンビメイクは好感が持てるものの、襲い掛かるアングルがどれも似たり寄ったりな為、段々ダラけてしまうのが惜しい所です。
 チャーリー伯父さんから、交通事故で死んだ筈の両親が、保存されている事を聞いたジュリアンは、友人2人を巻き添えにして、両親の救出に向かいます。
しかし、探し当てた両親の姿を見たジュリアンは唖然・・。
なんと2人は、最強人間兵器に改造されていたのです。

20061110023841.jpg  ←ぼくのおとうさん

20061110023905.jpg  ←ぼくのおかあさん

ちなみに腕にはガトリング砲みたいなシロモノが装着されています。
おかあさんは電動カッターです。
なんでドレッドなのかは聞かないで下さい。
 両親に見切りをつけて、さっさと逃げ出したジュリアン。
しかし、チャーリー伯父さんはそんな両親にバタリアン・ガスを噴射し、覚醒させます。
ついに発動した、最終兵器・両親。
ジュリアンたちは、無事ハイブラテック社から逃げ出す事が出来るのでしょうか?
ゾンビたちの運命は?


ジュリアンの性格づけが雑すぎて、感情移入もへったくれもありません。
両親を失おうと、弟がかじられようと、友人が殺されようと、なんだか眠そうな眼差しでやる気の無い立ち回りをみせるジュリアン。
演じるジョン・キーフは、これがデビューだそうですが、まずこれが最初で最後の映画出演になる事は間違いないでしょうね。
シナリオを選ばないピーター・コヨーテ(『E.T.』の心優しき科学者)の熱演には頭が下がりますが、私ごときが何を下げようと、ピーターさんのキャリアがキワモノ道に分け入って行く事を止める事は出来ないでしょう。

総括するならば、
志しの低い『バイオ・ハザード』
と言った感じでしょうか。
ハッキリ言うと、“バタリアン”を付ける必要性は全く無いです。

そもそも誰一人として、「バタリアン」なんて言ってないし。

なんでも、同時に作られた『バタリアン 5』もあるそうですね。
せめて、字幕ぐらいでは「バタリアンがぁっ!!」とか言おうよ・・ね・・・。
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