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『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』

2006年10月28日
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誰が悪いんでもない、自分のチョイスなんです。
私のこの手が、コメディ棚から『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』を取ってしまったんです。
出来心なんです。
家族に連絡するのだけは・・・
それだけは・・・

うわぁぁぁーーーーーん!!

と言う訳で、自分史の1ページにまた一本、アホ映画を追加してしまったアガサです。

いいえ。 悔いはありません。

あらすじ
命知らずなスタントマン・ジェームスと、輝く美貌の歌手の卵・コンチャが恋に落ちます。
二人の仲を妨害するコンチャの父・ボスコや、コンチャの美貌に目を付けるインチキ音楽プロデューサー・アランを交えて、田舎町で繰り広げられるドタバタ騒ぎ。
しかしその頃、彼らの頭上には地球侵略を狙うタコ型エイリアンが、無数に押し寄せようとしていたのでした・・・。

果たしてコンチャとジェームスの恋は?
人類の未来は?!


ねっ? アホでしょ?

バファリンの半分は優しさで出来ているそうですが、この映画の半分はヴァネッサ・パラディのPVで出来ています。
(ちなみに残りの半分は血糊と臓物です。)
ヴァネッサの、ちょっと骸骨ちっくな頬骨と、何かの間違いなんじゃなかろうかと思わせるような前歯のスキ具合はさて置き、悪魔的にキュートな声は、相変わらず観客を骨抜きにしてしまいます。

「日陰でも、レコードの回転数と同じ45度。室内は60度。下着までグッショリだ。」
と、いきなりフランス映画以外ではお目にかかれないようなウザイ言い回しで幕を開ける本作。
これが本場のエスプリと言う奴か?!
アクションあり、波乱の恋あり、SFあり、ミュージカルあり、スプラッターあり、無い物を探す方が苦労しそうな、“要素”のてんこ盛り状態。
それが、ヒドイ手ぶれと低予算らしいCGと惜しみない臓物に彩られ、これでもかと視覚を攻撃してくれます。

場合によっては画面に酔います。
所により睡魔も襲うでしょう。


限りなくチープな作りは、予算の制約もあるのでしょうが、それよりも作り手の確信犯的なものを感じて、私は嫌いではありません。
イヤミなセクハラ男・アランは、お尻にエイリアンの種を植えられ徐々に変貌を遂げて行くのですが、完成した異形の姿はどこから見ても『ザ・フライ』。(ただし58年度版)
その上、戦闘態勢に入ると背中からタコの足のような触手が伸びてきて、・・・もしやドック・オク?

安っぽい。 安っぽいねコレ。
しかし、安っぽさもまた楽し。
ペラッペラで、あって無いような内容ですが、ラストの一撃は結構予想外でパンチを感じました。

エイリアンとの死闘を制したのもつかの間、空の彼方に吸い込まれたコンチャを追って、宇宙空間に飛び出したジェームス。
彼が着いた先は見知らぬ惑星。
そしてコンチャと感激の再会を果たしたジェームスの耳に、聴こえてくる声・声・声・・・。
四方八方から、ジェームスに走りよってくるのは無数のコンチャ達だったのです。
ここはパラレルワールドなのか?
それとも彼らは、新たな地球のアダムとイヴ達になるのか?


ワラワラと湧いて出てくるヴァネッサ・パラディ軍団は、圧巻の一言です。
ジョニー・デップにとっては、至上の楽園でしょうね。

時間を返せとまでは言いません。
1時間30分という上映時間は、落胆が怒りに変わるギリギリ手前のラインなのかもしれませんね。
まぁ、観た後何も残らない映画と言うのは、地球上にこの一本だけと言う訳ではありませんし(むしろ多い)、子供を産んでも尚小悪魔路線をブレる事無く歩んでゆくヴァネッサは、さすがロリコンオヤジ界の永久欠番という他無いでしょう。

世のジョニー・デップファンは、この作品を観れば自分の夢(ジョニーと結婚したい等)が叶わぬ夢だと言う事に気付けるかもしれませんので、一度観て現実に目覚めるものいいかもしれません。
美しく整った容姿と共に混在する、ヴァネッサのキワモノ臭を嗅ぎ取った瞬間、ジョニーとヴァネッサがただの美男美女カップルな訳では無いと気付かざるを得ないでしょうから。

こいつら同類ですぜ・・
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