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『サスペリア PART2』

2006年10月25日
いやもう素晴らしい!!!

ここが劇場だったなら、スタンディングオベーション間違いなしの傑作。

・・でも、
・・・でも、
どこが “サスペリア”?! 
どこが “PART2”?!

魔女も出なけりゃ美少女も出て来ない。
そもそも『サスペリア』よりも2年も前に作られた作品だし。
適当な邦題付けやがって・・・
一つヒットしたからって“死霊”とか“はらわた”とか“いけにえ”とか“ゾンビ”とか

紛らわしいんじゃ ボケェ!!

そんな常日頃のイラつきに、さらに火を加えるような『サスペリア PART2』
いえ、映画そのものに罪はありませんが。

イタリア産のサスペンスが、こんなにも緊張感溢れる作品だったなんて、ちょっとした驚きでした。
それにしても、“サスペリア”を頭に付けるのは、全く以って逆効果ですね。
ホラーなのかと勘違いさせて、一体何の得があると言うのか?!
と、当時の配給会社の奴らを連れてきて小一時間問い詰めたい。

あらすじは、
テレパシー能力を持った超能力者ヘルガが、ある殺人者の過去を感知してしまったせいで殺害されると言う事件が起こります。
たまたまその場を目撃したジャズピアニストのマークは、事件の犯人を突き止めるべく、独自の調査を開始。
じゃじゃ馬女性記者のジャンナと共に、一つ一つの手掛かりを追うマークでしたが、彼の動きを全て知っているかのように、次々と事件の関係者が殺されていきます。

やがて、マークはそもそもヘルガが感知した過去の殺人の重要な手掛かりとなる、とある屋敷に辿り着きます。
廃墟となった屋敷の中に、塗り固められた一室があることを突き止めたマークは、壁を叩き壊して中を覗き込みます。
すると、そこにはミイラ化した一体の死体が・・・。
過去の殺人は突き止めたものの、最後の一歩が真犯人に及ばず、逆に警察に追われる可能性も出てきたマーク。

手掛かりを無くして、途方に暮れていたマークの視界に、一枚の絵が飛び込みます。
その絵こそは、屋敷の一室で見つけた壁の落書きと同じ絵・・。
最後の手掛かりとなったその絵を探して、小学校に忍び込んだマークとジャンナの元に、殺人者の魔の手が忍び寄ります。

果たして一連の殺人事件の真犯人は・・・?
過去の事件との関係とは・・・?


と言う訳で、いくら観ても魔女ウジ虫ゾンビも出てきません。
そこはもう、すっぱり諦めましょう。

この殺人鬼が持つ凶器は、なんと手斧。
ザ・凶悪。
観ているだけで痛そうなクリティカルヒットの数々は、さすがダリオ・アルジェントという所でしょうか。
黒いレインコートに身を包んだ、男とも女とも判らない殺人鬼が、どこから飛び出してくるか・・・。
それだけで心拍数が120%上昇です。

大オチをバラしてしまいますと




真犯人は、マークの友人・カルロのお母ちゃん(理由:もともとキ○ガイだったから)なのですが、一応犯人の性別は隠されたまま物語が進みますので、観ているこちら側に犯人予想させるつもりだったのでしょう。
しかし、冒頭のヘルガ殺害シーンで、一瞬ですがバッチリおばさんの顔が画面に映りますので、その時点で犯人(もしくは関係者)に女(年配)がいるのがバレバレになってしまいました。
この“映りこんだ顔”が、物語通してとされている“マークが現場の廊下で見たはずなのに、何故か消えてしまった絵画”の正体なので、マークが「なんか引っ掛かるんだよなー」とボヤく度に、
アレじゃん!アレ!! おばさんの顔!!
と、教えてあげたくてウズウズする羽目になってしまいました。

しかし、そんな大オチが判っていても尚、この作品のハラハラ感は薄れる事無く、どこに出しても恥ずかしくない立派なサスペンスに仕上がっていたのでした。

一つだけ言うとすれば、上映時間の長さでしょうか。
私が観たのは、123分の“完全版”

サスペンスで2時間越えは、ちとキツイんじゃないですか?

劇場公開版は106分だったようですね。
それでもちょっと長いかな・・。

とまぁ、文句なしの面白サスペンスだった訳なんですが、ただ一つ、ギャグとの境がかなりギリギリだったシーンが・・・。

殺人者の秘密を握った心理学者が、犯人の仕掛けたカラクリ人形(!)に襲われる、というシーン。

20061025005253.jpg(←カラクリ人形)

・・・まちゃまちゃ?

そして・・

20061025005440.jpg
 
 ↑ まちゃまちゃ、暁に死す

・・・絶対笑かそうとしてるだもんなぁ・・。
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