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『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

2016年12月17日
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あらすじ・・・
反乱同盟軍の精鋭部隊ローグ・ワンが帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図を手に入れます。


【「すきなものだけでいいです」管理人・アガサ氏による涙の謝罪会見 一問一答】

先日、 『スター・ウォーズ』 シリーズの外伝として公開された 『ローグ・ワン』 を鑑賞したばかりのブログ管理人・アガサ氏が、興奮冷めやらぬままに自らの誤認識について緊急会見を行った。

会見での一問一答は以下の通り。




「このたびは私事のことで、このような場を設けさせて頂き、大変恐縮致しております。 また、日ごろからブログを見て下さっている皆さまには、平素より格別なお引き立てを賜り有り難く厚くお礼申し上げたいと思います。」

--今回謝罪したいということだが、そもそも何についての謝罪なのか

「 『ローグ・ワン』 に対して勝手に抱いていた浅はかな想像を深く恥じ入っての謝罪でございます。」

-- 『ローグ・ワン』 についてどのようなイメージを抱いていたのか

「まずは、「どうせ過去の遺産で食ってくアレでしょ」という思い込みでございます。 本作が「スター・ウォーズ外伝」である、ということや、事前に見聞きしていた「ダース・ベイダーが出るらしい」という情報から、わたくしの中に「まあねーそこいらへんのキャラ出されたら、たいがいの事は許せちゃうもんねーなんかもうありがたやーってなっちゃうもんねー」とお馴染みのキャラクターやイベントを散りばめて、おっさんやおばさんをホイホイ釣っちゃおうというアレだと決めつけていた部分があったと思います。」

--実際にはどうだったのか

「たしかにお馴染みのあれやこれやは出てきました。 しかし、それは冷静に考えれば至極当然のこと。 なぜなら本作は、エピソード3とエピソード4の間を埋める正当な「外伝」。 個人的には未だに違和感が拭えきれていないエピソード1のキンピカ宇宙船(ナブー・ロイヤル・スターシップ)ではなく、愛すべきガタピシ号(スターファイター群)が活躍していた時期の物語なのですから。 マシンも、ドロイドも、パイロットも、そして帝国軍のえらい人もみんな出るべくして出ているだけのことなのです。 安易なホイホイ装置ではないのです。」

--ダース・ベイダーについてはどうか

「ベイダー卿に関しても、まったく非の打ちどころのないゲスト出演っぷりでした。 出るタイミングも出ていた量も言う事なし。 存在感をアピールしつつ、本作においてスポットをあてられるべきはどこなのかを充分にわきまえた引き際。 ポスターで絶妙に見切れていたことが全力で納得できる出演内容でした。」

--昨年 『フォースの覚醒』 を観たあと、こっそり家族に「アレだぜ、あいつらハンソロ出しときゃいいと思ってんだぜアレ」と洩らしていたようだが・・

「たしかにそういったようなことがあったかもしれませんが、あいにく記憶にはございませんが、しかし、もしあったとすればわたくしの不徳の致すところでございます。 あと、ハンソロはともかく本作のベイダー卿は絶妙だったことを重ねてお伝えしたいと思います。」

--ストーリーに関してはどうか

「ストーリーに関しても、大きな誤認識といいますか、思い込みがあったことをお詫び申し上げたいと思います。 エピソード1~3が作られると知った時、また、実際鑑賞した時に抱いた「まあなーアナキンがベイダー卿になることはわかってたもんなー」というわずかなガッカリ感。 それをいまだに引きずっていたことが主な原因でございます。」

--つまりどういうことか

「設計図が最終的に反乱軍の手に渡ることは、みなさんご承知だと思います。 そういうことです。」

--もう少し詳しい説明を

「なんだかんだいって、孤高の女戦士がアウトローな仲間たちのリーダーになって、華麗に設計図を盗み出すんだよな、ぐらいに思っていました。 いまは深く反省しております。 たしかに大まかに言えばそのようなストーリーでした。 しかし、しかしその裏にまさか、あそこまで深いドラマがあったとは・・・」

(ここでしばらく涙がとまらなくなる氏)

--深いドラマとは

「デス・スターの設計図が反乱軍に手に渡るまでには、名もなき戦士たちの活躍があった。 それが今までのわたしの認識でした。 しかし、そうではない。 そうではないのです。

(再び号泣)

彼らは誰ひとりとして、「名もなき」などではない。 ひとりひとりに立派な名前があり、守りたい大義があり、ゆずれない誇りがあり、愛するものがいる。 本作を観たことで、過去のシリーズ、中でも、原点であり傑作としても名高いエピソード4が、より一層すばらしい作品だと思えるようになってしまった。 誤解を恐れず申すならば、 『ローグ・ワン』 はある意味本家を超えてきた、と言っても過言ではないのです。」

--ある意味、とは

「もちろん、 『スター・ウォーズ』 シリーズはどれも大好きですし、最高におもしろい作品です。 いままでもこれからも、わたしにとっては大切な宝物。 そして、今回 『ローグ・ワン』 も同じように、わたしに欠かせない作品になった、ということです。 わたしにとっても、きっと 『スター・ウォーズ』 という壮大なサーガにとっても。」

--もう少し具体的に言えないか

「すみません・・・ 本当にそれだけは・・・ ただ、小さい頃「デス・スター弱えーーーー なんでミサイル撃ち込まれたぐらいでぶっこわれるのーー超弱えーーー」とエピソード4を観て笑っていた自分を叱ってやりたい気持ちです・・ デス・スターがあんなにすぐぶっこわれていた理由・・ それはな・・・ それはなぁ・・・っ!」

(激しく嗚咽し始める氏)

--他に謝罪したいことは

「ドニーさんの役名がなかなか覚えられなくて、職場の同僚に「ほら、あの、おしゃれモデルが愛用してるスーパーフードみたいな・・」って言ったことを心からお詫び申し上げたいと思います。 それチアシードな。」


--ドニー・イェン氏に関しては他にも心配していたことがあったそうだが

「そうですね、これも勝手な心配でしかなかったのですが、わたくしの中には過去にドニーさんが出演されていた 『ブレイド2』 の記憶というものが、今でも鮮明に刻み込まれておりまして、ハリウッド出演を喜ぶと同時に、スノーマンのアレを繰り返して欲しくない、というかまたあんな扱いだったらどうしよう、というようなノー・モア・スノーマン的な感情が抑えきれなかったのだと思います。 もちろん、すべて杞憂でございました。 あらためてお詫び申し上げます。」

--ドニー・イェン氏の出演は成功だったのか

「成功も何も、めちゃくちゃ需要な役割でしたし、めちゃくちゃいい役割でしたし、ドニーさんだったからこそ、チアルート・イムウェはここまですばらしい人物になったのではないでしょうか。 ドニーさんさいこう! ドニーさん超さいこう!! これはもう、ちょっとしたドニーさん祭りですよ!わっしょいわっしょい!!!」

--殺陣はどのくらい魅せていたのか

「それ聞きますか?! それ聞いちゃいますか?!!! ドニーさんの役どころは盲目の修道僧なんですよね! ほんで、ジェダイの騎士なき時代においても、一途にフォースを信じているピュアな守護者なんです! プリプリでピュアピュア! 宇宙に咲く最強の華、ピュア・ドニー!!」

--ドニー・イェン氏のファンに対してひとこと

「僭越ではありますがわたくしからひとこと申し上げさせて頂けるならば、本作でドニーさんは名実ともに「宇宙最強」の座を手に入れたのではないでしょうか。 まさか幼いころからだいすきだった 『スター・ウォーズ』 の世界と、大人になってからだいすきになったドニーさんがひとつに結ばれる日が来ようとは・・・ 感無量でございます。 あと、本作を観たあとは、ドニーさんの真似をして「I'm one with the Force, and the Force is with me.」とつぶやきながら横断歩道を渡りたくなること請け合いだと思いますが、くれぐれも青信号もしくは周りでベイズばりにサポートしてくれる人を確保しておかれますよう、お願い申し上げます。 赤信号や信号機のない車道では試されませんよう、お気を付けください。」

--危険行為を助長するつもりなのか

「わたくしならば、真似とはいえ薄目を開けておくぞ、とだけお伝えしたいと思います。 本気でやったらダメ、ぜったい。」

--他の出演俳優に関してはどうか

「その点に関しましても、心から申し訳なく、深くお詫びいたしたいと思います。 ポスターを見て「華が無くね・・?」とか思ってすみませんでした。 K-2SOに対しても「これ浦沢直樹のマンガに出たやつじゃね・・?」と浅はかな感想を抱いてしまったこと、お詫びの言葉もございません。」

--具体的にはどのマンガか

「大変申し訳ありませんが、お答え出来かねます。 記憶があいまいなので・・・ たぶんなんかロボットのやつだと思います。」

--浦沢直樹とスターウォーズ、どちらが先だと

「それはもう、申し上げるまでもございません。 すべてはわたくしの不徳のいたすところと、猛省しております。 そもそも、見た目のことなど関係なく、K-2SOというキャラクターはぶっちぎりの文句なしでございました。 キュートでシニカルで気は優しくて力もち。  これは本作だけではなく、 『スター・ウォーズ』 シリーズに共通していることですが、わたしたちがお互いを理解しようとし、信頼しようとすれば、異種族、異生物間だけではなく、ドロイドと生き物との間においても友情は成立する。 それはとても尊いことである、と、心から痛感させられました。」

(思い出したように滂沱の涙を流し始める氏)

--今後 『ローグ・ワン』 を観直す予定はあるのか

「本当は初回を観たあと、そのまま二回目に突入するつもりでしたが、諸般の事情により断念いたしました。 もちろん、また日をあらためて鑑賞したいと思っております。 お金と時間の許す限り。」

--最後に何かあれば

「 『ローグ・ワン』 は、 『スター・ウォーズ』 を観た事がある方だけではなく一本も観た事のない方でも、決死の密使アクションとしても親子・友情のドラマとしても充分おたのしみ頂けます。 そして、前後のエピソードをご存じの方にとっては、驚きと納得に満ちた2時間14分になることでしょう。 ただただ息をのみ、ただただ総毛立ち、ただただ落涙するばかりの傑作。 最高オブ最高。 数十年後、「自分は 『ローグ・ワン』 を劇場で観た」、と誇りに思えるような逸品だと、わたくしは思います。 どうぞ、お気軽に劇場へ足をお運びくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。」







- 以下ネタバレを含む追記 -

・ 冒頭、惑星ラ・ムーに住む元帝国軍科学者ゲイレンのもとをクレニック長官が訪れるシーンの残酷なまでの美しさ。 もう、この時点でわたしは完全に『ローグ・ワン』に心を奪われてしまいました。 今までの『スター・ウォーズ』では観た事のないようなクールなオープニング。 これはやべえぞ・・ 

・ そのあとはずっと「わー」ってなったり「クスッ」となったり、おいおい泣いたりの繰り返しでしたよね。 ぜんぜん無駄なシーンないんですもん。 「あれ?」と思ったシーンも見事に回収されてゆくし、またその回収が超納得&号泣。

・ そりゃそうなんですよね。 ずいぶん長い間、反乱軍はいいやつ、帝国軍はわるいやつ、みたいな小学生並みの認識でいましたけど、反乱軍がいい人揃いの清廉潔白な正義の戦士なわけはないんです。 だってこれは戦争なのだから。 華々しく戦闘機で攻撃に向かうパイロットたちがいる一方で、相手の裏をかくため汚い手をも使わざるを得なかったスパイもいた。 もちろん、彼らは喜んで汚れ仕事を引き受けていたのではありません。 しかし、全ては「平和」のため、と心を殺して任務に当たっていた。 罪悪感に押しつぶされそうになっても、胸の奥を疑念の影が覆いそうになっても、その手を血で汚し続けた。

・ 生まれた頃から戦争状態の中反乱軍に拾われ、他に行く場所も生きるすべも知らなかったキャシアン。 彼と同じように「大義」のため生きてきた戦士たちの葛藤と生き様にショックを受けると同時に、これが戦争なんだ、とあらためて思いました。 

・ ジンもまた、幼い頃両親を失って以来、過激な革命の戦士に育てられてきた女性で、それがどれだけ異様な状況だったかということは彼女の高すぎる戦闘能力からもよくわかりました。 相手の攻撃に当たり前のように反応するジン。 戦わずしては生き延びれなかったであろう彼女の十数年間の壮絶さに心が痛みます。

・ 一緒に逃げるはずだった母親に見捨てられ(きっとゲイレンを置いてジンと一緒に逃げる手はずだったのでしょうが、ギリギリで娘だけを逃がし、自分は夫のもとに行ったライラ。 それは夫婦愛かもしれませんが、ジンにしてみれば捨てられたも同然なのではないでしょうか)、父とも生き別れとなり、育ての親であるソウからも置き去りにされたジン。 最初、デス・スターという銀河にとって危険な兵器の存在を知らされたとき見せた彼女の無関心さが、そんな生い立ちにあることは言うまでもないですよね。  なんでもうちょっとまともな保護者を用意しなかったのかライラよ・・・ よりにもよって革命家とかさぁ・・・ レイアはよかったね、まあまあまともな養父母でね。 まぁ、最終的にはレジスタンスの将軍になっちゃいますけどね。

・ 道義よりも任務を優先してきたキャシアン。 自分が生きることだけを優先してきたジン。 そんなふたりがそれぞれに抱えてきた感情を知り、自分たちが信じる何かのため、誰かのために戦うことを決意する。 こんなもんね、泣くなって言われても泣きますよ。 中盤からけっこうな頻度で泣きっぱなしでしたよ。

・ もうとにかく、登場人物たちが心を開いてからの友情・愛情・大爆発がすごい! キャシアンとジン、キャシアンとK-2SO、K-2SOとジン、ドニーさんとベイズ、ボーディとキャシアン、ひとりがみんなのために、みんながひとりのために、みんながみんなのために、文字通り命を懸ける。 全員の見せ場で胸が滾り、全員の散る姿に涙がとまらない。 すげえドラマですよ! 『スター・ウォーズ』って、実はすげえドラマだったんですよ!

・ 彼らとあわせて、父ちゃん役のマッツ・ミケルセンさん(この父ちゃんがデス・スターに仕込んだ復讐がホントすごい!もう二度とエピソード4を昔と同じ気持ちで観られない!)(※もちろん褒め言葉)やクレニック長官役のベン・メンデルソーンさんなどの俳優さんたちがみんな、、21世紀に作られた『スター・ウォーズ』新作とは思えないような昭和顔だったトコロもよかったですよね・・・。 違和感ないわー エピソード4の直前に作られたって言われても全く違和感ないわー

・ ただしターキン総督、おまえはダメだ。 CG顔にもほどがある。 そっくりさん探してきて、その部分だけやり直しの刑な!

・ アクバー提督と同じモン・カラマリ出身のラダス提督が、アクバーさんとちがってイケイケドンドンでかっこよかった。

・ ドニーさんの最高具合がわたしの語彙ではどうやっても言い表せません。 いつもの棒っきれで、ストームトルーパーをばったばったと倒すだけでもたまらんのに、ライトボウでタイファイターまで撃ち落としたりするんだぜ・・・? しかも後ろ手だぜ・・・? 信じられないだろ・・見えてるみたいだろ・・・盲目なんだぜ・・・

・ ヤバそうなAT-ACT出てきたけど、ドニーさんなら棒っきれであのひょろい四足ぶっ叩いてやっつけちゃうんじゃね?と思った瞬間が、わたしにもありました。 (さすがに無理でした)

・ ドニーさんとベイズさんのやりとり、全部が1億点満点でした! 「気をつけろよ」「だいじょうぶ、お前がいるから」とかマジで!劇場でギエエエエエって叫ぶのこらえるのに必死でしたから!! ギャレスよ・・・貴様おれたちの正気を搾り取る気か・・! このブロマンスがすごい・2016!

・ もうさぁ! この際ドニーさんも誰かのパダワンにならせてあげてよ! アニーのミディ=クロリアン、ちょこっとでいいからドニーさんに分けてあげてよ! 余るほど持ってるんでしょ! っていうか、最後のくだりなんか言わば半分ジェダイになっていたも同然なんだから、死後もスケスケシースルー状態で出させてあげてよ!!!

・ ここまで希望と絶望が容赦なくさらけだされた、悲惨とも言っていいゲリラ戦を描いたからこそ、フォレスト・ウィテカーさんが演じた革命家ソウ・ゲレラという人物のありようにも説得力が生まれるんですよね。 戦争は汚い。 戦争は非情だ。 両足を失い、友人たちを失い、呼吸器なしでは生きていけない体になったソウは、もうひとりのダース・ベイダーだったのかもしれません。 

・ 「敵」に負けないため暗黒面に落ちたソウは、もはや誰も信じることができない。 猜疑心と怒りと憎しみという、ダークサイドの必須感情を支えに、帝国軍だろうと反乱軍だろうと、前に立ちはだかるものはすべて倒そうとするソウ。 彼をふたたびライトサイドに引き戻したのは、娘のように愛していたジンの存在だった。 ジンを逃がし、すべてを受け入れたようにデス・スターの攻撃の前に立つソウの姿が、ルークに救われたアナキンに重なり、「もう少し早ければ・・」と深い悲しみがこみ上げました。 

・ 書いているうちに泣きそうになってしまったので、近いうちにおかわりしに行こうと思います。 とにかく超さいこうでした! ありがとう、ギャレス監督!ありがとう才能あふれるキャストのみなさん!そして製作スタッフの方々! The Force Will Be With Us. Always!





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