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『サスペリア』

2006年10月23日
20061024014844.jpg 『第三の男』『かくも長き不在』のアリダ・バリが、魔女になってます・・・




いやもう素晴らしい!!!

ここが劇場だったなら、スタンディングオベーション間違いなしの大傑作。
さすが 『サスペリア』 。
さすが “マスターピース” 。
後世に残る作品と言うのは、こうまで違うモノなんですかねぇ?

もうすぐハロウィンなので、我が家でも『ハロウィン』祭りを開催しようかと、レンタルショップの門を叩いてみましたが、余りのシリーズの多さに心が折れてしまった私。
20061024003456.jpg(←なんと8作もある)


そこで、小学生の頃に日曜洋画劇場あたりで観た覚えのある、『サスペリア』を大人の目線で観直す事にしたのですが、自分の選択は間違っていませんでした。
バンザイ自分。


物語は
ドイツにある、バレエの寄宿学校に入学する事になった、アメリカ娘スージー。
しかし、初めて学校を訪れた日から、この学校では死人が続出。

まずは、女学生と彼女のルームメイトが何者かによって派手に殺害されます。
その次に、盲目のピアノ演奏者。
彼の盲導犬が学校の副校長の甥っ子に噛み付いたせいで、ちょうど学校を解雇された、その日の出来事でした。
そして、スージーと共に一連の事件に不信感を募らせていた友人のサラまでもが、何かの謎を掴みかけていた矢先に突然姿を消したのでした。

サラが失踪寸前、スージーに言いかけていた「魔女・・・」と言う言葉。
その言葉の意味を探る為、サラの知り合いに会ったスージーは、そこで寄宿学校の創設に関わる、ある魔女の伝説を聞く事になるのでした。

果たして事件の真相は・・・?
魔女の正体とは一体・・・?


と言う訳で、ホラーと言ってもゾンビもの、伝説の殺人鬼モノ、呪いモノ、幽霊モノなど色々ありますが、この物語はズバリ魔女モノです。

しかし、魔女ってそんなに怖いですか?
私の中の魔女のイメージと言えば、圧倒的に 『オズの魔法使い』の西の魔女なので、怖いと言うよりは親しみ易い。
ぶっちゃけて言うと好き
本作の中でも、スージーが魔女専門家に訊ねるシーンがあります。
「で、魔女って何をする訳?」と。
すると専門家は一言、
「悪い事全部」

小学生かよ。

専門家と思えない程、物凄くアバウトな回答に納得するスージーもスージーですが、そこを突き詰めても何も出て来ないでしょうから、こちらももうそれ以上考えない事にします。

いえ、それが一番正しい観方なのでしょう。
なんと言ってもこの作品の見所は、
目に痛い、原色バリバリでビザールなプロダクションデザイン。
大音量で奏でられる、神経を逆なでする様なサウンドトラック。


そして、それらから紡ぎ出される

雰囲気。

Yes! ザ・雰囲気!!

魔女っぽい、オカルトっぽい雰囲気と、あとは美少女がキャーキャー叫びながらいたぶられる、そこに全力投球なのです。

なので、序盤にヒロインのルームメイトとして登場する、えらくビッチないい女(オルガ)や、ヒロインに熱い視線を送るイケメン使用人(マーク)は、終盤一切出て来ないと言う不自然極まりない作りになっていますが、めげてはいけません。
意味ありげに登場した割には、殺され役ですら無いのですが・・・。

それと、舞台となっているバレエ学校も、別に深い意味は無さそうです。
魔女はバレエが好きだったのでしょうか?

いや、きっと、監督の趣味だったんでしょう
美少女=バレエ

判り易っ!!

いい趣味してんな、おっさん。

70年代ですのでCGなどある筈も無く、ひたすらライティングや音楽、あとは役者自身の頑張りによって作られた派手な殺害シーンの数々。
作り物のタコの足を持って死闘を繰り広げる“エド・ウッド作品”と基盤は一緒なのですが、そこはそれ。
スタッフの熱意と雰囲気に助けられて、とても素晴らしい出来映えになっていました。

ただ一つ、さすがにギャグとの境がかなりギリギリだったシーンが・・・。

何者かの影に怯える美少女が、窓を割って伸びてきた手に頭を掴まれ、ガラスに押し付けられる、というシーン。

20061024013723.jpg  ← ブタっ鼻になっちゃって・・(爆


いやでももう素晴らしい!!
ホラー史に残るブタっ鼻でした。

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