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『X-MEN:アポカリプス』

2016年09月01日
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あらすじ・・・
1983年、それは人々の記憶に残る年だった。 
大統領暗殺を巡るミュータント同士の闘いが全世界に報道されてから10年が経った年。 
数千年の時を超えよみがえった「神」が、人類の営みに裁きを下そうとした年。 
そして、地球上に生きる者たちが、偏見や差別を越え一歩を踏み出そうとした年。
多種多様なミュータントと人間による、個人的な恨みつらみや高すぎる意識改革などとの内なる闘い、ここに完結・・・!



■ かんたんな登場人物紹介!
ハゲ_convert_20160824114524
【名前】チャールズ・エグゼビアさん  
【別名】プロフェッサーX  
【特技】テレパス  
【モットー】話せばわかる  
【備考】わたしから「マーベルの2大うっかりハゲ」「人事不省ハゲ」などと呼ばれてきた地上最強のテレパス。 シリーズ第1作目から一貫して、意識を乗っ取られたりさらわれたり粉々にされたりしてきたブレないリーダー。 今回もみんなの期待は裏切りません!

マグニート_convert_20160824114616
【名前】エリック・レーンシャーさん  
【別名】マグニートー  
【特技】鉄に強い  
【モットー】話すだけムダ
【備考】鉄分さえ含んでいればどんなものでも思いのままに操ることができる。 なんだったら、地球の磁場を変えることも出来そうな気がする。 アウシュビッツで両親を殺されるという壮絶な過去から、なかなか他人に胸襟開けないタイプ。 考え方が極端で、100か0しか選べないタイプだったゆえに、なしくずしで「黙示録の四騎士」入り! 

レイブンちゃん_convert_20160824114630
【名前】レイヴン・ダークホルムさん  
【別名】ミスティーク  
【特技】トランスフォーム  
【モットー】大人はわかってくれない  
【備考】一度触ればその相手の姿かたちだけでなく能力までもコピー出来る無敵のミュータント。 おっさんふたりに振り回されることに疲れ果て、今は自分が信じる正義を貫くため孤軍奮闘中。 

ハンク_convert_20160824114644
【名前】ハンク・マッコイさん  
【別名】ビースト  
【特技】ちからじまん  
【モットー】一にチャールズ、二にレイヴン  
【備考】毛と皮膚がすごく青いのを気に病んで、薬で抑制している繊細男子。 理系にも強く、お薬から飛行機までひとりでなんでも作れちゃう、ミュータント界のワクワクさん。

クイック_convert_20160824114656
【名前】ピーター・マキシモフさん  
【別名】クイックシルバー  
【特技】俊敏  
【特技その2】人助け  
【備考】音よりも速く動けるがゆえに、超スローな日常生活がダルすぎて引きこもっていたマグニートーの隠し子。 かわいいわ性格はいいわ有能だわ生い立ちにドラマがあるわで、そのうちスピンオフが出来そうな臭が尋常じゃない。  

サングラス_convert_20160824114719
【名前】スコット・サマーズさん  
【別名】サイクロップス  
【特技】目からビーム  
【性格】やさぐれ  
【備考】原作コミックではX‐MENのリーダーを務めるほどの人気キャラのはずが、映画ではなぜかやたらと偉そうだったりその割には役に立たなかったり噛ませ犬になったりサングラスのせいで中の人の存在感が空気になったりと、散々な目に。 

ジーン_convert_20160824114729
【名前】ジーン・グレイさん  
【別名】フェニックス  
【特技】テレパス&テレキネシス  
【性格】やさぐれ  
【備考】チャールズにスカウトされて学園にやってきた次世代エース。 地上最強のテレパスであるチャールズに負けないぐらいつよい。 精神的にも物理的につよい。 どれぐらい強いかというと、超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人ぐらいつよい。

ワグナー_convert_20160824114804
【名前】カート・ワグナーさん  
【別名】ナイトクローラー  
【特技】瞬間移動  
【宗教】信心がありあまる  
【備考】その容姿からサーカスで育てられ、大きくなってからは違法な賭け拳闘に参加させられていた心優しきミュータント。 基本的に他人を傷つけるよりもいたわりたいタイプ。 大きくなったらアラン・カミングたんになる予定。 

サイロック2_convert_20160824114745
【名前】サイロックさん  
【特技】日本刀  
【モットー】成りあがり  
【備考】日本刀と精神エネルギーで作り出したメンタル刀の二刀流でがんばる野心家ミュータント。 強さとカリスマ性にあこがれがあるため、悪い大人の「力がほしいか・・・」的な甘い誘惑にコロっと引っかかり、そのまま「黙示録の四騎士」入り。

オロロ_convert_20160824114820
【名前】オロロ・マンローさん  
【別名】ストーム  
【特技】天気読み  
【ア↑コガレ】ミスティーク姐さん  
【備考】スラム街を生き抜くため、ちびっこたちを率いて窃盗を繰り返す。 白目をむくと天候チェンジの合図。 本来はいい子だったものの、たまたま悪い大人に声を掛けられ、そのまま「黙示録の四騎士」入り。

エンジェル_convert_20160824114830
【名前】エンジェルさん  
【特技】翼で空を飛ぶ  
【性格】やさぐれ  
【備考】ナイトクローラーと同じく、違法な賭け拳闘に強制的に参加させられていた若きミュータント。  天使のような翼と悪魔のような鋭い爪も持つ、ミュータント界のロールパンナちゃん。 たぶんどっちに転んでもよかったんだろうけれど、たまたま声を掛けてきたのが悪い大人だったため、そのまま(略

アポカリプス_convert_20160824114855
【名前】エン・サバー・ヌールさん  
【別名】アポカリプス  
【特技】引っ越し  
【口ぐせ】あの頃はよかった  
【すきな映画】三丁目の夕日  
【すきな髪型】スキンヘッド  
【備考】地球上初めて誕生したミュータントではないかと言われている長生きじいさん。 魂を別の人間に移せる能力と、その際移した相手の能力をコピー出来る能力を持って生まれた。 その才能を最大限に活かし、せっせせっせと引っ越すことおよそ1000回。 手に入れた能力は数知れず。 努力積み上げ型の天才という意味では、ミュータント界の姫川亜弓と呼んでも過言ではないと思う。  5000年近くのブランクを経てよみがえったのち、最後の仕上げとばかりに地上最強のテレパスことチャールズの身体を狙います。 

モイラ
【名前】モイラ・マクタガートさん  
【別名】CIAの人  
【ア↑コガレ】エグゼビア教授  
【備考】約20年、チャールズやエリックと共に、ナチスの残党と彼が率いるミュータント軍団に立ち向かったCIAの人・モイラさん。 その後、身を引くことを決意したチャールズに記憶を消され、ラブラブだった思い出もX-MENとしての活躍も忘れてしまったのですが、今回縁あって再びエグゼビア軍団と懇意になることに。

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【名前】ウィリアム・ストライカー大佐  
【別名】ダムおじさん  
【趣味】ダムカード集め  
【モットー】打倒ミュータント  
【備考】とにかくもう、ミュータントが憎くて憎くてたまらないダムおじさん。 ダムがすきすぎて仕事場もダムに作っちゃうほどのマニア。 いつかダムカレーを食べるのが夢。

ウルフィ_convert_20160824114907
(※ イ メ ー ジ で す)
【名前】ローガンさん  
【別名】ウェポンX  
【特技】爪でつめ寄る  
【モットー】この恨みはらさでおくべきか  
【備考】前作の大統領暗殺未遂事件の際に記憶を失い、一度はレイヴンちゃんに救助されたものの、なんやかんやで政府の手に渡ってしまったウルヴァリン。 ダムおじさんから全骨格にアダマンチウムを移植され、全身痛いわ頭はクラクラするわでフラストレーションのかたまりに。 今回はそんな恨みつらみを一気にはらします!


大いなる内輪揉めに、ついに決着がつきました!

・ 一言でいうとおもしろかったです。 超おもしろかったです。 もうひたすらに、「ありがとうシンガー監督、ぼくにX‐MENをくれて! チャールズにあわせてくれて! エリックにあわせてくれて!」と、シロツメクサが咲く中、ロックリバーへ遠乗りしたくなるような気持でした。

・ なにが超おもしろかったかというと、まずはチャールズが本領を発揮してくれたところですね。

・ いつになったら「地上最強」の名にふさわしい活躍をみせてくれるのか? 高慢ちきになるかいじけるかの、ほぼ二択だった過去のチャールズにおさらばしてくれるのか? そんなわたしのせつなる想いが、ついに天に届きました。 ブライアン・シンガー監督という「天」に。

・ ほんとね、わたしもね、今まで散々「うっかりハゲ」とかひどいことを言ってきましたけどね、心の奥底ではチャールズはやってくれると思っていたんですよ! スパーンって気持ちのいい反撃をね! 「まさかここまでのポテンシャルを秘めていたとは・・・!」ってね! なんつったって「地上最強」ですからね! 自称なのか他称なのかはさておきますけどね!

・ 今回もまた、古代から現代によみがえったアポカリじいさんにサクっとさらわれ、「今からわしが言うこと、全世界に発信してぇな」と拡声器のごとく扱われて、「お断りいたす」って言うのかと思ったらそのまんま復唱したりして、「またかよ!」と言いそうになりましたけども、さすがは新シリーズ最終作、今までとは一味違いました! なんと、自分の思考にコネクトしてきたのを逆に利用し、アポカリじいさんの思考に入り込むという裏技をみせてくれたのです!

・ 「ありがとう、(君の思考に)入れてくれて・・・!」というドヤ顔と共に、ついに、ついに、やっとこさ、シリーズ初ではないかという本格的な反撃開始するチャールズ! 長かった! 思えばここまで長かった! パッとしない人生とは、ここでおさらばしようチャールズ! だってほら、ミュータントとしてはじいさんほど人生経験ないけれど、テレパス遣いとしては格段に上のはずじゃん! なぜならチャールズは、地上最強のテレパス(自称もしくは他称)だから・・・!

・ というわけで、「マインド」という土俵の上でアポカリじいさんとがっぷり四つの闘いを繰り広げるチャールズ! さあ、どうぞ能力を解放して、思う存分じじいの野郎をボッコボコにしてや・・・ ボッコボ・・  ・・ボコ・・・

・ ・・速攻でボッコボコにやられました!  はい、スタジオお返ししまーす!

・ 期待を良くも悪くも裏切らなかったチャールズはもういいとして、もっとおもしろかったのは「例のあの3作目を完膚なきまでに叩きのめした」というところでしょうかね!

・ このブログでも過去に何度か書いておりますので、今回改めてクドクドと理由は挙げませんけども、わたしはとにかく旧シリーズの第3弾『ファイナル・デシジョン』が大キライでですね。 

・ どれぐらいキライかというと、「キライな映画はなんですか?」と聞かれたら「えっ?ファイナル・デシジョン以外で?」と答えるぐらいキライ。 

・ と、いうことで、そんなにっくき『ファイナル・デシジョン』を華麗に別のディメンションへと葬り去った『フューチャー&パスト』は、わたしにとってさいこうのご馳走だったわけなのですが、なんと今回の『アポカリプス』は前作のさらに上をゆく!

・ 『ファイナル・デシジョン』に描かれた歴史を「なかったこと」にするだけではなく、ジーンに「可燃ゴミか」っていうぐらいあっけなく塵にされたサイクロップスだとか、単調なだけのダークフェニックス描写だとか、全く匂わされすらしなかったジーンとサイクロップスの深いつながりだとか、そういうものを丁寧に紡ぎ直してくれたシンガー監督! 「いいかよく聞け、あんなろくでもねえデシジョンなんて、別次元にすら置いておかねえから覚悟しろよ」とでもいうような、シンガー監督の静かな決意が込められたX‐MENシリーズ結びの一本となっていたのです。

・ 「フェニックスのかっこいい見せ方はこう!」「サイクロップスはただの当て馬じゃねえ!」「オレもエンジェル使いたかったのに!」などなど、やりたい放題華麗な采配をふるう監督! どっちみち、前作のおかげで旧シリーズとの辻褄を細かく気にする必要はなくなってますからね! いいよいいよ、やっちゃえ監督! やっちゃえ日産!

・ 「自分のいない間に手が加えられていた世界を、再び塵にして理想通りに作り直す」っていう感触、すっげえアポカリプスと被ってるけどだいじょうぶ! オレ、そういうのあんま気にならないタイプだから! 気になる人はウゲエってなるかもしれないけど、オレはシンガー監督のそういうとこ、キライじゃないから!

・ ということで、バラバラだった歴史がひとつに繋げられた本作。 どの世界線を進んでも、結局ダムおじさんにとっつかまって、よりにもよって一番痛い方法でアダマンチウムを埋め込まれちゃうウルヴァリンさんは気の毒ですが、その世界の先には誰も死なない未来が待っているから、その、なんだ、ここはひとつよろしくお願いします!

・ あと、今回初登場したアポカリプスさんも、かなりおもしろいじいさんでしたね。 生まれてから転生すること1000回以上ですよ! 高みを目指すにも程があるだろ! それだけミュータントの能力コピーしていたら、途中には「ウイスキーボンボンか普通のチョコレートか、見ただけでわかる」能力とか「やたらと犬にだけ好かれる」能力とか、「ちょっとこれは・・・」みたいな能力もあっただろうなぁ、と思うと胸が熱いです。

・ ひとりぼっちがキライで、絶対子分を引き連れなきゃイヤなタイプなところもかわいいですよね。 しかも、子分の数は絶対4人。 なぜ4人なのか。 多けりゃ多いほど役に立つだろうに。 並んだ時、なんとなく配置がしっくりくるからなのか。 それ以外の理由があるなら教えてよじいさんこの僕に。

・ 転生したらまず4人の手下をスカウトするじいさん。 とはいえ、どこにミュータントがいるかわからないから、割と手当たり次第な感があるじいさん。 情報をテレビからインプットする現代っ子じいさん。 手下の衣装にも手を抜かないハイセンスじいさん。 核弾頭みたいな物騒な武器は迷わず廃棄するピースフルじいさん。 でも気に食わないものはゴシャーって全部壊しちゃう駄々っ子じいさん。 かわいいなじいさん。 じいさんが愛される理由が、ここにある。

・ じいさんが転送を試みたチャールズの毛髪がはらはらと抜け落ちたのも、髪型へのこだわりが反映された結果だったのでしょうか。 「オレが乗り移る以上、スキンヘッド以外は認めない」ということなのか。 それとも、じいさんのこだわりではなく、じいさんの魂に包まれたことによるストレスで抜け落ちただけなのか。 がんばれチャールズ! 意思の力でもういちど毛根をよみがえらせろ・・! もしくはジーンにおねがいしろ!

・ しかし、ストーム・サイロック・エンジェルの意識が高いヤングな3人組はともかく、エリックが地獄の黙示録(←名前が若干違う)に入会したのはいまひとつ納得いきませんでしたね。 

・ 大統領暗殺未遂事件から10年、世界のお尋ね者となったエリックは経歴を偽り、ポーランドの鉄工所で働きながら家族を養っていました。 そう、彼はいつの間にか所帯を持っていたのです。 それはいいですよ。 あのエリックが一緒に暮らそうと思える誰かと出会え、その誰かと家庭を持とうと思えるようになっただなんてすばらしいことじゃないですか。 チャールズ以外に胸襟開いたってことですもんね! エリックのつらみを分かち合ってくれる人格者がいた・・・ よかった・・ 人の心の温かさを知ることが出来てよかった・・・

・ しかし、世の中そんなに甘いものじゃない。 暗殺を阻止したレイヴンちゃんの姿が「救世主」として世界的なアイコンになったぐらいですから、当然その時暗殺しようとしていた側のエリックは「悪の象徴」として人々の心に焼き付いているはず。 ネルシャツを来て、ヘルメットをかぶって、よき父・よき夫として暮らしていても、いつかは誰かの目に留まるはずだった。 そして、その日はやってきた。

・ アポカリプスが起こした地震がきっかけで、自らの能力を使わざるを得ない状況に陥ったエリック。 いや、使うか使わないかはエリックの自由でした。 使わなければまだ安穏な生活は続けられるだろう。 けれど、エリックはとっさに同僚の命を救うため能力を使った。 人のために、ふたたび「悪の象徴」に戻る道を選んでしまったエリック。 つらかったです。 人の心の温かさを知ったからこそ、仲間を助けた。 そのことが、結果的に彼から家族を奪ってしまったのだから。

・ しかし、つらいとはいえ、ここですぐ「あーやっぱ無理だわーオレには幸せな家庭なんか無理だわー平和に生きるなんて出来ないわー」ってなるか? と。 もともと彼はそういう人だったけれども。 なんぼチャールズやレイヴンちゃんから「あなたが必要だ」って言われても「あーあー聞こえない―」を貫いてきた彼だったけれども。 奥さんや娘さんと暮らした日々は、そこに至るまでにあなたが犯してきた罪や屠った命に対して、何を感じさせたのか? と。 

・ 「自業自得」だなんて残酷な言葉を使いたいわけではないのです。 ただ、エリックがとった行動は、過去に関係なくすばらしいものだと思うし、エリックが哀しみと怒りに暮れるのもわかるだけに、なんでまたいつもみたいに「どうせオレなんて・・・どうせ人間なんて・・・」路線になっちゃうのかが納得出来なかったのです。 エリックを取り囲んだ彼らにも、守らなければならない存在がいる。 だから友人として接してきたエリックを恐れずにはいられなかったのだ、と。 なんでそんな風に考えられないのか。 あなたと彼らは、なにも変わらないのに。

・ いつもみたいにやけくそになって、アポカリプスの勧誘にまんまと乗っかって、というか、本心では全然乗り気だったわけではなく、捨て鉢な気持ちになっている時、偶然目の前に「こんな世界壊しちゃわね?」って言われてホイホイついてっちゃうとか、マジないわー。 オレが奥さんだったら全力で助走つけてグーパンチするレベルだわー。 あなたが壊そうとしているその世界には、まだ奥さんや娘さんが愛したものが残っているんじゃないですか? 自分がスカっとするならなんでもいいんですか? 所詮自分がかわいかっただけなんですか?   

・ で、いざやってることは砂鉄をイジりながらのよくわからない空中浮遊。 レイヴンちゃんが迎えに来ても、チャールズに説得されても、かわいい男の子がいじらしい目でこっちを見ても、全身全霊で「あーあー聞こえない―」。 お ま え な ぁ ・ ・ ・

・ 本当は温かなあの場所に帰りたかったのに、腹の虫がどうにもおさまらず帰れなかった。 自分を必要としてくれる人の胸元に戻りたかったのに、考え方の少しのズレも許せず戻れなかった。 でもね、思うんですけどね、ミュータントだろうと能力を持たない人間だろうと、完全にわかりあうことなんて出来っこないのですよ。 生い立ちだって性格だって性別だって将来の夢だってみなバラバラなんですよ。 それでも一緒にいようと出来る、歩み寄って理解しようと出来るのが人間のすごいところじゃないですか。 排除するほうが圧倒的に楽なのに、そうではない道を探ろうと出来るのが。

・ 排除しようとしたエリックも、歩み寄らない代わりに関わらないようにしたレイヴンちゃんも、松岡修造ばりに「出来る!出来る!歩み寄れる!話すだけでわかる!きっとなんとかなる!」とポジティブ路線を進んでいたチャールズも、それぞれがそれぞれに頑なだったんですよね。 本作は、彼らのどの主張でもなく、色々な考え方を含んだ新たな道筋が示されたところが本当によかった。 その道筋を彼らすべてが納得して受け入れた、というところも含めてね! いやぁ、観続けてきてよかったなぁ。 旧作・ウルヴァリン・デッドプール含め全8作、いいシリーズでした! えっ? 1個抜けてる? ファイナル・・?ファイナルなんですって? さっぱり聞こえないなあ!!

・ とてもたのしく鑑賞したものの、マカボイ=チャールズやファス=エリックでお送りしてきた新シリーズがこれでおしまいというのは、やはりさみしいものですね。 やっとマカボイの毛が抜けたのに! ここからが本番なのに! やっと出会えたジーン&目からビームマンや、立ってるだけでかわいいナイトクローラーちゃん、さいこうすぎるクイックシルバーや、おうちに帰ってこられたレイヴンちゃんなど、まだまだ続きを観ていたいキャストばかりですし、ウルヴァリンの第3弾とデッドプールの第2弾だけではなく、本シリーズも引き続きもう3本ぐらい作って頂きたいものですね! 



関連感想
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(新シリーズ1作目)
『X-MEN:フューチャー&パスト』(新シリーズ2作目)





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