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すきもの主婦が選ぶ2015年ベスト110 (89~70位の巻)

2016年05月30日
2016年も半分が過ぎようかという今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。(以下略)
先日の更新からかなり間が空いてしまいましたが、今回は2015年ベスト110の続編、89位から70位までの発表です!

前回書いたシロモノ・・・すきもの主婦が選ぶ2015年ベスト110 (110~90位の巻)


えっ? 間違ってないですよ?! 2016年の上半期ベストではなく、2015年のベストですよ?!
間違ってない! オレは何も間違ってない! 去年出来ることは翌年にやるんです! それがわたしという人間なんです!とことん自分に甘いんです!

はい、ではもう引っ張るほどのことでもないので、サクサク行きますね!



89位 『あなたとのキスまでの距離』
あらすじ・・・
中年男性が若い女の子にボーっとなって、嫁からゴミクズを見るような眼差しを向けられます。 実際ゴミクズです。

2015年観た中で、一番邦題に騙された作品かもしれません。 
そこのあなた!「あなたとキスまでの距離」というロマンティックなタイトルに釣られたら痛い目にあいますよ!

とにかくね、よくあるアレなんですよ。 
恋人の予期せぬ妊娠で夢を諦めた男の前に、若く聡明で才能があって美しくてちょっと影があり男性経験が少なめなおぼこい留学生(イギリスからというトコがまたミソなんですよね!)が現れて、順調にうつつを抜かすというアレ。 
まただわー!またこのパターンだわー!

このパターンの何がズルいって、たいがい「妻は現実主義者で夫の夢に理解がない」っていう設定なトコなんですよね! 
そもそも、夫が結婚せざるを得なかった(っていう視点もマジでズルい)のも彼女の妊娠がきっかけですし。 
いや、言うまでもないんですけど、妊娠って女だけで出来るもんじゃないですからね。 
ちょっとお聞きしますけど、そのややこ、誰が種付けしたんですかねぇ? ねぇ?
でも、それもこれも、夫の視点だと「そんな気はなかったのに」になっちゃうんですよ。 
「ホントはまだやりたいことがあったのに、責任をとるため夢を捨てた」って、犠牲者ヅラし始めちゃうんです。 
あーやだやだ。 「妻にだってやりたいこととかあったのかも」なんてこれっぽっちも考えようとしないんだもんなー。 クズいよなー。

で、嫁と娘(留学生と同い年)に隠れて逢引きしていた夫なのですが、まんまと娘にみつかっちゃって、ショックを受けた娘は交通事故に遭うわ、事実を知った嫁からは蔑みの目で見られるわ、自業自得な展開がじゃっかん「不幸なオレ」テイストで描かれるわけなんですよね。 どこまでいっても中年のファンタジーなんだなぁ。
一家をハチャメチャにしてしまった留学生は、心の傷を抱えたまま強制帰国。 
なぜか家族という形にこだわる妻により、離婚ではなく結婚生活を続行させられることになった夫は、作り笑顔で家族のポートレイトに参加。 
誰一人として幸せにならないという超鬱エンディングへ・・・。

結局、この夫が家庭に留まったのって、最初に出来ちゃった結婚した時と同じで、自分の意志でも選択でもないんですよね。 娘であり妻のため。 つまり、「誰かのせい」なのですよ。
だから彼は、この先も一生現実に向き合うことなんて出来ない。 
ずっと「あの時あっちを選んでいれば・・・」と未練たっぷりで生きてゆくのです。 
そんな人生でいいのか。 夫もだけど、奥さんもいいのかそれで。
ホントね、これ下手にカップルや夫婦で観たら地獄みたいな空気になりますからね、気をつけなはれや!



88位 『もしも君に恋したら。』
あらすじ・・・
男女間の友情が成り立つかどうか試してみたカップルが、成り立たずに恋人になります。

伝説のメガネ小坊主ことダニエル・ラドクリフさん主演のロマンティック・ラブストーリー。
出会った瞬間から好きだったのに、先手を打った相手の女の子から「男女でも親友になれるよねー」と言われたがために告白できず、それでも「フラれて縁が切れるよりはそのまま男友達の地位をキープする方がマシ」とばかりに恋心を封印して頑張るラドクリフさん。
わかる、わかるよラドクリフ。
学生時代、すきになった男子からことごとく女として見てもらえず、挙句「おまえってオレの友達の中で一番信頼できるわー」とか性別を超えた親友宣言されちゃったわしには、ラドクリフの気持ち、すげえわかるから。 
すげえやさしいカタチで戦力外通告されるの、かなしいんだけどちょっとうれしいんだよな。 
だからもう、そのままでいっか、ってなるんだよな。 
でもやっぱ、物足りないんだよな。 わかるわー。 ちょっと泣いてきていいかな。

女の子に頼まれて入った試着室では、相手の肌を見ないよう目をつぶるぐらい一線を引いたつきあいをしていたのに、海に行ったら真っ裸で入っちゃう大胆さが謎。 
洋画を観ているとよく見かける光景ですけど、外国ではマッパで海入ったり湖入ったりするのって日常茶飯事なんですかね。 デリケートな部分にバイキン入るかもよ!気をつけて!



87位 『ハウンター』
あらすじ・・・
被害者のおばけのみんなが一致団結して加害者のおばけをやっつけます。

おばけ屋敷モノをおばけ目線で描いたハートウォーミングなサスペンスミステリー。 
「実は生きてるパターン」や「実は死んでるパターン」の映画が割と沢山作られている中、さらにひとひねりしてループものの要素も入れ込んじゃうという盛り沢山な内容に。 
観終わったあと、監督が『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリさんだった事に気づいてビックリしました。 



86位 『オールド・ボーイ』(リメイク版)
あらすじ・・・
20年間監禁された男がシャバに出て犯人を捜します。

韓国の同名映画をスパイク・リー監督が華麗にリメイク。
ちょこちょこと改変点はあるものの、近親相姦やきんしんそうかんやキンシンソウカンなどの胸くそポイントはそのまま、というかさらにバージョンアップされていて、いろいろと合点がいきやすい仕上がりに。
オリジナル版の「知りたくなかった真実から目をそらす」という究極の開き直りみたいなラストを、「一生自分の罪と向き合って贖罪の日々を送ります」というさわやか(?)なラストに変えたのは、ハリウッドの良心なのか、それとも限界なのか・・。



85位 『パラサイト・クリーチャーズ』
あらすじ・・・
アルプスの山奥で気象の調査をしていた人たちが、突然変異した遺伝子組み換え動物に襲われてヒーヒー言います。

SFの名作『蠅男の恐怖』を彷彿とさせる、郷愁溢れる着ぐるみモンスターが愛おしい一品。 新種の微生物に右往左往している最中、大臣の視察が決まって迷惑この上ない表情を浮かべる調査隊。 どこの国でも上のわがままに現場が振り回されるのはお馴染みの光景なのかもしれませんね。
ただ、この作品に出てくる女大臣は超武闘派でスーパー出来る人なので、「ええぞ大臣!もっとやれ!」と、他の映画ではあまり感じることのないカタルシスを味わうことが出来て、そこは非常にたのしかったです。

あと、犬人間の赤ちゃん超かわいい。



84位 『メイズ・ランナー』
あらすじ・・・
記憶を消され、高い壁に囲まれた少年だらけのコミュニティに放り込まれた少年が、他の少年たちと共に壁の向こうの巨大迷路に挑戦します。

で、でたーw 選ばれし一人の子どもが世界を救奴~www

毎度おなじみ救世主ネタです。 
特別な役割を与えられた子どもが、すごい幸運に恵まれ、過酷な環境を生き抜いて、その他の子どもたちに希望を与えるアレです。 
この世界には人口を消滅させかねない危険なウィルスが蔓延しており、科学者たちはそんなウィルスに対し奇跡的に抗体をもっていた子どもたちに、あえてストレスを与えてみるという実験を施すことで、人類救済のカギを見出そうとしているのですよね。
つまり、本作に登場するムチャな設定は、なにも彼らをやみくもに苛めようと用意されたのではなく、全てよかれと思って揃えられたものばかり。
あえての記憶消去、あえての女人禁制生活、あえての自給自足、あえての「蠅の王」状態、あえての毒グモ、あえての巨大迷路なのであります!

・・う、・・うん・・ ・・費用対効果低すぎじゃね・・・?



83位 『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』
あらすじ・・・
迷路から脱出した少年たちが、他の少年たちと一緒に砂漠を横断します。

やっとの思いで迷路を抜け、屈強な兵士たちに拾われて一安心・・と思ったら、連れていかれたのは他ならぬ、子どもを使った生体実験でお馴染みのブラック企業・WCKD(ウィケッド)の本拠地だった!
というわけで、一難去ってまた一難なシリーズ第二弾。 今回も砂にゾンビに山賊に傭兵と盛り沢山です!
ウィルスに対する抗体を持つ人たちが、製薬会社からひたすら逃げると言う構図は、映画版バイオ・ハザードのミラジョボ姐さん(アリス)みたいに見えなくもないのですが、施設に残って大人に協力して、なんとか薬を作る方向でがんばった方がいいんじゃないですかね・・・。 まぁ、生体実験はごめんですけどね・・。



82位 『ポンペイ』
あらすじ・・・
ヴェスヴィオ火山が大噴火して、ポンペイが灰に埋もれます。

たった一晩で人口一万人の都市を飲み込んでしまった歴史的な大災害を、『バイオ・ハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が最新のVFXと豪華キャストで描いた、残酷&無情の全員死亡エンターテイメント。
「両親をローマ人に殺されたケルト人男性が、縁あってポンペイでグラディエーターをしていたトコロ偶然仇に再会。 そして訪れる運命の一夜・・・」というわかりやすく燃えやすい内容で、あの有名な世界遺産をもとに、よくぞここまで話を膨らませたなぁ・・と感心してしまいました。
よっ! さすがはおポール! エンタメ界のベーキングパウダー!

途中でザバザバ津波が押し寄せ始めた時は、「あれ・・・?ヴェスヴィオ火山ってそんなんだっけ・・・?ふしぎ発見では火砕流って言ってなかったっけ・・・?」と思ったのですが、最後にどっさり火砕流が押し寄せていて「そうじゃろうそうじゃろう」と不思議な安心感がありました。 っていうか、ホントにあんなレベルの津波あったのか。 盛った? おポールちょっと盛っちゃった?
盛ったかどうかはさておき、復讐という大きなテーマをベースに、同じ奴隷仲間との絆、さらにええとこのお嬢様との恋まで詰め込んで、それでも散漫になっていないというバランスの良さはなかなかのものだと思いました。
よっ! さすがはおポール! エンタメ界のタニタ食堂!



81位 『REC/レック4 ワールドエンド』
あらすじ・・・
ゾンビだらけのアパートから生還した唯一の女性・アンヘラたんがゾンビっぽくなったりゾンビっぽくならなかったりします。

5年ぶりの公式続編でアンヘラたんのウザさがひざびさ全開!
消防士の密着取材で訪れたアパートで、ゾンビっぽい感染者に襲われ、絶体絶命のピンチに陥っていたレポーター・アンヘラたん。
その後、パート2のラストに巨大ナメクジみたいなぐんにゃりとしたものを飲み込んで、すっかり感染完了した彼女のその後を描いたのが、今回のワールドエンドなわけですが、大層なサブタイトルから漂っていた不安が見事実を結び、過去のシリーズの楽しかった思い出まで全部ひっくるめて黒歴史に変えちゃうようなスットコ作品に。

ナメクジをおなかに抱えたアンヘラたんが連れていかれた先は、そこいらへんの病院ではなく海上の要塞。 というかボロっちい貨物船。
外観とは裏腹に、中には神父兼科学者であるおっさんたちが感染者の最新治療法を研究するための設備が一式揃っていて、というか、ここで治療法が見つけられなければ船員もろとも文字通りの意味で吹っ飛ばされるという、かなり肩の荷が重めな施設となっております。
で、連れてこられたアンヘラたんは、「おまえのおなかに感染源がいることはわかってんだぞ」とばかりに麻酔無しのきっつい手術を受けそうになるのですが、どっこい寄生虫はすでにアンヘラたんから別の人物へと移動しており、じゃあその人物は一体誰なのかというサスペンスな展開が繰り広げられるのかと思いきや、いやまぁ繰り広げられるのですが、正直想像はつくというか、同時進行する船内パニックが目新しくなさすぎてドキドキしないというか、要するにガッカリなんですよ! もうね、ガッカリ! このスットコどっこい!
オカルト方面なのか感染方面なのか、それともスリザー方面なのか・・とクヨクヨしていたあの頃が懐かしい。
ていうか、ゴスペル設定どこいったんだよ! 続きモノなんならちゃんとやろうよちゃんと!



80位 『劇場版 MOZU』
あらすじ・・・
倉木ーッ! オレだーッ! けっこんしてくれー!!

感想は近日更新予定です。



79位 『ムカデ人間3』
あらすじ・・・
刑務所の所長が経費削減のため囚人をムカデ状につなぎます。

つなげて・・ しまったのですね・・・!!

と、いうわけで、衝撃的な内容で全世界を驚愕させたカルト映画『ムカデ人間』の最終章となる『ムカデ人間3』ですよ。
1作目では3人だけだったムカデ構成員が一気に4倍になっていた2作目。
実はその時点で、次回作での構成員は500人になることがアナウンスされていたのですが、正直半信半疑だったのですよね。
だって500人ですよ、500人。 百足なのに500。 いくらなんでも盛り過ぎなんじゃねえの・・・トム・シックス監督・・。 
そして完成した3作目。 ホントにつないじゃった。 それはいい。 そこはいいんですよ。 有言実行、すばらしいじゃないですか。 ただ、ただね。 つないだムカデ、動かないんでやんの。

そうなんです。 わたしは本作を観て心底ガッカリしたのです。 なぜなら総勢500人で作った巨大ムカデ人間がピクリとも動かなかったから。 マジかよ! ぞわぞわと蠢かなくて、なんのためのムカデなんだよ!
ハイター博士・・・じゃなかった、ビル所長のマシンガン下ネタトークがメインとか、期待外れにも程があるだろ!
えげつないグロシーンもいちおう盛り込まれてはいたけれど、なんかクドくて笑えない。 笑わすつもりで作ってるのかどうかわからないけども。
マーティン・・じゃなくてドワイトのシーンだけが唯一の箸休めで、あとはずっと単調なエログロナンセンス。 
ビル所長というキャラクターでアメリカを皮肉ることで、ちょっとした毒を込めているのかもしれませんけどね、もうね、わかったから。 そこまでしつこくやんなくてもいいから。
あと、ムカデ人間の1作目でカルト映画界にその名を刻んだ北村昭博さんの出演シーンが、ちょいちょい不自然だったように思うんですけど、もしかして沢山カットされたりしてたのでしょうかねぇ。 
観ていたいシーンが少なくて、減らしてくれていいシーンが多すぎる、というのが、わたしの『ムカデ人間3』に対する素直な感想です。 過去2作がすごかっただけに、寂しい最終章になっちゃったなぁ。



78位 『ロボコップ』(リメイク版)
あらすじ・・・
真面目な警官が瀕死の重体に陥り、真面目なロボットに生まれ変わります。

めちゃくちゃ陰気やで~!
バカがつくほど真面目なロボコップが汚職警官や犯罪者をやっつけるというお話はさておき、機械の身体の中、人間のそれのまま残っている部分を見せられるシーンがあまりに無情で、ずっとその痛ましい姿が目に焼き付いてしまって・・・。 なんかもうつらい。
豪華すぎるキャストがさらに哀しさを誘う。(わたしの)



77位 『オープン・グレイヴ 感染』
あらすじ・・・
死体の山の中で目を覚ました男が、失われた記憶を取り戻すため右往左往します。

感染パニック+記憶喪失+ほのかな恋+疑心暗鬼からくる内部分裂=良質な世紀末人間ドラマ
シャールト・コプリーさんが人類滅亡の危機を救う最後の砦としてがんばるお話でした。
「ロッジに集まった男女6人全員が記憶を失っている」という謎だらけのオープニングでグっと惹きつけておいてから、誰が本当のことを言っているのか、一体彼らは何のために集められたのか、と疑問のつるべ打ちで一気に緊張感を高め、「もったいぶってもったいぶってハイ!真相ドーン!」なクライマックスまでたのしく鑑賞出来ました。
せつなすぎるラストシーンもよかった。



76位 『デビルズ・ノット』
あらすじ・・・
ウェスト・メンフィスで起きた殺人事件の真相に、正義の調査員が迫ります。

数々の映画が作られている「ウェスト・メンフィス事件」の何回目かの映画化。
過剰にドラマティックに煽り立てるのではなく、当時の弁護士や調査員や遺族の置かれた状況や苦悩を淡々と描いていてとても誠実な作品になっていると思います。
ただ、わたしはこれを観るずっと前に『ウエスト・オブ・メンフィス 自由への闘い』を観てしまっていたので、どうしてもそちらの印象の方が強くてですね・・・。
正直、観終わって「えっ?これだけ?」と思ってしまったのですよね。 この作品はこの作品でよく出来ていたと思うし、しょうがないことなんですけど、観る順番って大事なんだなぁ。
静かな演技の中に、被害者の母の葛藤やもどかしさや後悔や痛みを存分に詰め込んだリース・ウィザースプーンさんはさすが。
諦めない調査官を演じたコリン・ファースさんもすごくよかったです。



75位 『リーガル・マインド 〜裏切りの法廷〜』
あらすじ・・・
酒飲んで暴れて親権を取り上げられたベッキン姐さんが、名誉挽回とばかりに殺人事件の再審に挑みます。

殺人事件の数があまりに多すぎるからなのか、正義に携わる人たちも感情や私生活に左右されるひとりの人間でしかないということなのか、とにかく出てくるキャラクターがみんなどこかマヒしているのですよね。
で、そんな中で、とても知恵の回る人間が犯罪を犯したら。
そのからくりは誰が暴いてくれるのか。
冤罪を生むシステムも、人の善意を利用して裏を書こうとする卑怯者も、常にわたしたちの周りにいるのだよなぁ・・と思い、作品自体はフィクションとはいえ、なんだかもやっとした気持ちになりました。



74位 『クライモリ デッド・パーティ』
あらすじ・・・
ヤク持ってフェスに向かっていた若者たちが、食人3兄弟に出会ってひどい目に遭います。

いつの間にかシリーズ5作目を迎えていた人喰い3兄弟のほのぼの放浪記。
今回はピンヘッド兄貴の中の人、ことダグ・ブラッドレイさんをゲストにお招きして、テキチェンのホイト保安官とハンニバルのレクター博士を混ぜて芋焼酎で割ったような悪酔い必至なボスキャラを演じてもらっています。
年に一度のロックフェス開催でテンションガチ上がりになり、危機意識のかけらも残っていない田舎の町を舞台に、「おっぱい」と「言うことを聞かない若者」と「殺戮」とが、回転すしのレールに並べられたネタのごとく流れては消えるので、正直単調であることは否めません。 
目玉である「殺戮」部分に関しても、日曜大工でこしらえたかのような大雑把なファラリスの雄牛や臓物セルフ食いといった斬新なものがある一方で、四肢を紐で引っ張りハンマーで叩いてさらに車で轢く、といった結局何がしたいのかよくわからないものなんかもあって、かけなくていい所に手間をかけすぎな感じがすごい。 
あと、ちょいちょい「語り」のシーンが入るのは、ブラックユーモアを散りばめてセンスの良さを醸し出したかったのか、もしくはホラーレジェンド・ダグさんの魅惑の低音ボイスを最大限活かしたかったからなのかもしれませんが、ちょっと狙いすぎて鬱陶しいですよね。 
そもそも、いくら中の人がダグさんとはいえキャラ的にはぽっと出のおっさんに、我らが人喰い3兄弟がやたらとへいこらしているのも気に入らない。 それでいいのか人喰い3兄弟。 自立していたんじゃなかったのか人喰い3兄弟。 おまえらのプライドはどこへ行ってしまったのだ。
マンネリ打破のためのダグさん投入が裏目に出ちゃったかなぁ。



73位 『るろうに剣心 京都大火編』
あらすじ・・・
影の人斬りとして、政府に都合よく使われ捨てられた藤原竜也さんが、京都に火を放ったり、でっかい船でザバーンザバーンってなったりします。

「武井さんがあまりにうざったくて、映画はおもしろいんだけどあまり観返す気が起こらない」とまでわたしに言わせた劇場版『るろうに剣心』。
第一弾の大ヒットを作られた第二弾での武井さんはどんな感じになっていたのでしょうか。
と、いうことで今回の『るろうに剣心』。 
心配されたその内容は、「剣心行っちゃダメ!」「剣心殺さないで!」「剣心マイフレンド!」の3本立てとなっております。  ま た か !
えっ、えっ、もしかして武井さん(薫どの)がうざったかったのって、わたしだけなの? みんなは薫どの、だいすきだったの? 薫どののくだりで、きちんとハラハラドキドキ出来たの? イライラムシャクシャじゃなくて?

もうね、世間の評判はわかりませんけど、わたしは薫どののくだりが全部かったるくってダメでしたね。 他のキャラクターの登場シーンはどれもおもしろかった。 今回の殺陣もかっこよかった。 なにより、宗ちゃんがさいこうだった。 でも、薫どのが出てきた瞬間気持ちがサアーッと引いちゃうんですよ。
剣心の「生きる」支えになっているのならよいのですが、足を引っ張ってるだけにしか見えないんだもんなぁ。



72位 『るろうに剣心 伝説の最期編』
あらすじ・・・
剣心が運命的な再会を果たした師匠と山奥のコテージでお茶をしばきます。

これは福山マサジのマイ・フェア・レディやで!
身寄りのない少年・剣心を保護し、自分好みの剣客に育てるマサジ。 
食事はもちろん、服もマサジが調達するし、考え方とか生き方にも多大な影響を与えていきますよね、そりゃあね。 
寝食を共にしてますからね。 
染まれ・・染まれ・・・汚れを知らない佐藤健・・・ ひとおもいにマサジ色に染まってしまえ・・・! 
技を習得した剣心が再び旅立とうというシーンで、マサジが見せる「行っちゃうの・・・?」みたいなあまえんぼ顔に、わたしのなかのロマンティックが暴れだして止まりません! おいかあさん!白飯おかわり!おひつで!

その他のお話としては、明治政府がとことんクズだったり、の割には使い捨てにされた殺し屋たちが何故か仇であるはずの政府ではなく打倒剣心だけを目指していたり、なかなかどうしてわけのわからない部分が多かったのですが、声だけで「まさに物理的な意味で燃えてる」様を表現した藤原竜也さんがすごく(ビジュアル的にもメンタル的にもフィジカル的にも)強かったので、まぁ、満足か満足でないと聞かれたら満足でしたよ、わたしはね。

たぶん感想を読んで下さっているみなさまにおかれましてはどうでもいいでしょうけども、本作のエンディングののち、わたしの脳内でのみ、マサジがタケルを迎えにくる別エンディングが幕を開けてしまったことをご報告させていただきたいと思います。
いいぞ~ こっちのエンディングもいいぞ~。(白飯を炊きつつ)



71位 『ブルックリンの恋人たち』
あらすじ・・・
突然の事故で昏睡状態になってしまった弟のもとにやってきたアンハサお姉ちゃんが、弟が憧れていたミュージシャンとねんごろになります。

ケンカ別れしたまま半年音信不通だった弟が、交通事故に遭った。
そんな知らせを聞いて急遽アフリカから帰国したお姉ちゃん(アン・ハサウェイさん)は、弟が残していた日記を読んだり、すきだった音楽に触れたりすることで、自分が否定してきた彼の人生を見つめ直すことになります。
ええ話や・・・ 心にじんわりと染み入るええ話に、アンハサの確かな演技、ブルックリンの絵になる風景、シャレた音楽が重なって良質な一品に・・・!

と、簡潔にしめたいトコだったのですが、裏の目玉である「ワンフーのドリームストーリー」が強烈すぎて、なんつうか、ぼかぁそわそわしてしまったですよ。
だってね、ここで描かれているのって主に
「憧れのアーティストがいちファンである自分と本気の恋に落ちる」
「憧れのアーティストが自分のために曲を書いてくれる」
「憧れのアーティストが自分との恋愛を通して人生観を変えてしまう」
「憧れのアーティストが自分と別れたあとも未練たっぷりでいてくれる」
なんですよ! ドリームにも程があるじゃないですか! そんなもん、ファンがいちばんなりたいポジションでしょうよ! お嬢さん、間違えさんな! これは誰にでも出来ることなどではないのです! アンハサだからこそなしえた偉業なのですぞ!
夢物語は夢物語でいいとして、「憧れのアーティストとベッドでいちゃつきながら、彼のファンが書いた痛いファンレターを一緒に音読する」っていう部分だけは夢は夢でも悪夢の類になっちゃうので、勘弁してほしかったな!
「わーこいつこんな事書いてんのー」とか言われてたら超ショックだからさ! まぁ、言われてるんだろうけど! そこは知らないままでいたいじゃない! 夢見る少女でいたいじゃない!



70位 『マチェーテ・キルズ』
あらすじ・・・
マチューテが宇宙の一歩手前まで行きます。

ダニー・トレホさんが手斧で悪いやつを切りまくる、説明不要のドタバタ凶暴コメディ第二弾。
大幅に増えたCGも含め、前作以上にめちゃくちゃ雑な出来栄えですし、お話もあっちゃこっちゃ飛びまくってものすごくとっ散らかっていますが、「まぁ、マチューテだもんなぁ」の一言で腑に落ちてしまうのがすごい。
トレホさんが動けるうちに、宇宙のお話も撮っちゃってもらいたいものです。
ところどころで、トレホさんが真田広之さんに見えてしまったのですが、それは真田さんに失礼なのかトレホさんに名誉なのかよくわからないので、わたしの胸の中だけに留めておこうと思います。(書いちゃいましたけど)



いかがでしたでしょうか、ベスト89位から70位という微妙なランキングは。
みなさんのお好きな映画、入っていましたか?

では次回、69位からの巻でお会いしましょう!(たぶん近日更新します)(あくまで予定)




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