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『ターミネーター:新起動/ジェニシス』

2015年07月27日


あらすじ・・・
審判の日を回避するため、サラ・コナーとカイル・リースと機械のおじちゃんががんばります。



【「ターミネーター」新作のポスター、ネタバレしているように見えるけれどキャスト一新されているからネタバレしていることがわからない説】

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実は全員馴染みのキャラクターです。


【結局のトコ、歴史を変えなくてもジョンは人類を率いて機械に勝ってたんじゃないか説】

■1周目
1985年、ロサンゼルスでサラ・コナーがジョン・コナーを出産 
 1997年8月29日、サイバーダイン社が開発したコンピューター・スカイネットの暴走によって世界中に核ミサイルが発射され、人類の大半が滅びる。 
 ジョン・コナーは生き残った人々に呼びかけ、機械への叛乱を開始。 
 その途中出会った少年・カイルをなぜかいたく気に入ったジョン、母・サラの写真をカイルにプレゼントし、母がどれだけマブいスケかを力説。
 2029年、ついに機械軍壊滅まであと一歩というトコロまで漕ぎつけるジョン・コナー。起死回生を図った機械軍はタイムマシンを使って1984年に暗殺マシンT-800を送り込み、ジョンを妊娠する前のサラを亡き者にしようと目論む。
 その企みを防ぐため、すっかりサラにゾッコンラブになっていたカイルを同じく1984年に送り込むジョン。
 1984年に戻ったカイルが、サラに彼女の息子・ジョンが未来の世界には欠かせない人物であることを語ったり、うっかり愛を告白したり、なし崩しで一夜を共にしたりしたのち、T-800と相打ちを図り爆弾を使うも志半ばで死亡。怒ったサラはT-800を工場のプレス機でスルメ状に伸ばし勝利を手にする。
 その後、工場に残っていたT-800の残骸を手にしたサイバーダイン社はスカイネットを開発。
 199?年、ジョンを出産後、海外の傭兵組織で腕を磨いていたサラが、帰国後過激思想の持ち主として速攻で逮捕。
 1994年、精神病院に強制入院させられた母と離れ離れのジョンは、里親に反抗し母譲りのハッカー技術であぶく銭を稼ぐ日々。
1997年、スカイネットが核ミサイル発射。
 2029年、ジョンが人類を率いてスカイネットに肉薄。
 先の失敗を反省したスカイネットが今度はまどろっこしいことをせずダイレクトにジョンを亡き者にせんと、1994年に新型マシンT-1000を送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、齢10歳の自分を守るべくプログラミングし直したT-800を1994年に転送。

■2周目
1994年、ジョンの前に警察官の格好をしたT-1000が現れるも、バラの花束を抱えたT-800に助けられる。
 父親を知らないジョンがいかついT-800に父性を感じつつ、サラと合流。
 サラの提案で、諸悪の根源サイバーダイン社を潰す作戦に出る。
 サイバーダイン社の開発担当者・ダイソンは、突然現れたサラとT-800に怯えつつも、自らの命を引き換えにスカイネットの開発を阻止。
 サラと協力して工場の溶鉱炉にT-1000を沈めたのち、未来に高性能CPUを残さないため、自らの体も溶かしにかかるT-800。
 どっこい残ってたT-800の片腕。
 アメリカ空軍がスカイネットを開発。
 1997年、核ミサイルが発射されなかったことを見届けたサラが白血病で死亡。
 2003年、死刑囚・マーカスがサイバーダイン社のセリーナ・コーガン博士によってターミネーター化されたのち、冷凍睡眠に入る。
 2004年、スカイネットが核ミサイルを発射。
 2032年、ジョンが人類を率いてスカイネットに肉薄。
 先の失敗を反省したスカイネットが今度はジョンとそのパートナーを亡き者にせんと2004年に新型マシンT-Xを送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、自分と未来の妻を守るべくプログラミングし直したT-850を2004年に転送。

■3周目
2004年、世界が滅びなかったので救世主にもなれず、ただのスーパーニートと化していたジョンの前に、モデル体型のマブい暗殺マシンT-Xが現れる。
 抜群のタイミングで駆け付けたT-850がトラックでT-Xをドーン!
 T-850から、「審判の日」が1997年に起きなかったのは、数回のタイムトラベルによってただ単に先に延ばされただけで、実は今日がその延ばされた当日、と聞かされたジョン、落ち込むどころか「やっぱりなーオレが救世主やんないとなー」となんとなくドヤ顔になる。
 偶然居合わせたジョンの幼馴染・ケイトもまた、将来ジョンのパートナーになるという理由でT-Xに狙われていたことが判明。 ちなみにそんなケイトの父親でアメリカ空軍の偉い人・ブリュースターは何を隠そうスカイネットの開発責任者。
 だったらお父さんを説得しようと基地に向かうも、T-Xによってブリュースター氏は殺害され、T-850はT-Xをボコり、ジョンとケイトを地下シェルターに保護し終えたところでスカイネットによる核ミサイルの一斉発射開始。
 2018年、荒廃した地球上では機械軍と人類との最終決戦が繰り広げられていた。
 マーカスが冷凍睡眠から目覚める。
 抵抗軍の若き指導者・ジョン、機械軍が人間を生け捕ってサイボーグの開発に力を入れていることを知り、いよいよ昔懐かしいT-800の誕生が近いと悟る。
 荒地をうろうろしていたマーカスが、スカイネットの最重要ターゲットに認定されているカイル少年と出会い行動を共にするも、スカイネットに少年を奪われてしまう。
 ジョン、自分たちが捕まえたマーカスが半分人間・半分機械の不思議な生き物であることを知り、スカイネットの手先に違いないと疑いまくる。
 でも結構強いし使える男だったので、慣れ合いの街角。
 のちに自分の父となるカイル少年を探していたジョン、マーカスからカイルの事を聞き、敵陣へ殴り込む。
 スカイネットの工場で絶賛製造中のT-800と死闘をくりひろげるジョン、心臓に大怪我を負う。
 マーカスから心臓を提供されたジョンが、無事保護したカイル少年を猫かわいがりし、母・サラの写真を与え、どれだけマブいかを説き、やがて訪れる2029年に備える。
 2029年、抵抗軍に押され気味の機械軍がタイムマシンを使い1984年のサラ・コナーを亡き者にせんとT-800を送り込む。
 先読み名人ジョンもまた、みっちり教育済みのカイルを1984年に送り込もうとする。
 転送が始まった瞬間、カイルを見送るジョンがターミネーターに襲われる。

■4周目
2029年、カイルが転送されるなかスカイネットから謎改造を施されたジョン、全身の細胞をナノマシン化され、なんとなく意識もナノになる。
 1984年に転送されたカイルがサラとどんな行動をとるかを知るジョン、一足先に2014年に戻りスカイネットに就職する。
 独自の知識に基づいたマシン開発でダイソンの息子に気に入られたジョン、巨額の予算を勝ち取りタイムマシンの製作に取り掛かる。

■5周目
1973年、湖畔のロッジで両親を戯れていた御年9歳のサラ・コナーの前に、何者かが送り込んだT-1000が現れ、両親を殺害する。
 ギリギリのタイミングで駆け付けた、これまた何者かに送り込まれたT-800に助けられたサラ、T-800を「おじちゃん」と呼び疑似親子の関係となる。
 T-800から、あと10年ほどしたら未来の旦那様が転送されてくること、彼との子どもが核ミサイル発射後の人類を救うことや、その為に必要な戦闘知識などを骨の髄までたたき込まれる。
 1984年、サラ・コナー19歳。 予定通り2029年から転送されてきたカイルと出会う。
 正直、めちゃ強いおじちゃんがいるのでカイルの手助けはいらないけれど、とにかく未来の旦那様候補なので優しくする。
 サラとおじちゃん、10年間アメリカに居座っていたT-1000を溶かしたのち、2029年から送り込まれたT-800から回収したチップを使い、独自に製作しておいたタイムマシンで1997年の審判の日に向かおうとする。
 2029年からきたカイルが、転送中に見た不思議な「もうひとつの現実」の話をする。
 その現実の中では1997年に審判の日は起きず、代わりに2017年に起動される「ジェネシス」というプログラムこそが諸悪の根源であることが、幼いカイル自身によってカイルに語られていた。
 1997年に行きたがるサラを強引に説得したカイル、二人なかよく真っ裸で転送される。
 ひとりのこったおじちゃん、20年間サラとの思い出に浸りながらスカイネットの現場作業員として定年まで勤めあげる。
 2029年に転送されてきたカイル、一足先に現世に馴染んでいたジョンと再会する。 サラは初めて自分の息子と対面するも、自分より年上だわ微妙なご面相だわなんとなく腹黒そうだわで感慨に浸れない。
 スカイネットの手先と化していたジョンを、サラとカイルとおじちゃんでぶっ倒す。
 スカイネット本社も粉々に爆破し、ついに「審判の日」に怯える事のない自由な日々を手に入れたと思いきや、どっこい残ってたスカイネット。



ほんでアレでしょ、結局またスカイネットが核ミサイル発射して、今度はおじちゃんとサラとカイルとふたりの間に新たに生まれたジョンとで機械軍と戦うんでしょ、んで2029年に敗戦濃厚となった機械軍がもう一回過去にターミネーターを送り込んでうんたらかんたらって流れなんでしょうけど、よく考えたら1周目の誰もタイムトラベルしていない時点で既に人類勝ちかけてんじゃね? 未来は変えられそうで変えられないんじゃね?なんかこれってすげえ残酷な話じゃね?


【人気役者が張り切ってひとり何役もやる時だいたいスベってる説】
The Nutty Professor dinner table
ナッティ・プロフェッサーのエディ・マーフィさん。

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オースティン・パワーズのマイク・マイヤーズさん。

ジャックとジル
ジャックとジルのアダム・サンドラーさん。

ね、スベってるでしょ!

ぼかぁマイク・マイヤーズさんもアダム・サンドラーさんもだいすきですけどね、この複数役は全くのれませんでしたねぇ。
ドクター・イーヴルとオースティン・パワーズの二役はすごくよかったので、ただ単にキャラクターが無理なだけかもしれませんけども。
というわけで、本作でシュワちゃんが若いターミネーターやったり中年のターミネーターやったり初老のターミネーターやったりしている予告を観たときはかなり心配していたのですが、実際本編を観てみると全くシャシャッてる感がないというか、今のシュワちゃんだからこそ出来る役の幅なんだろうなぁ・・と納得なんかしちゃったりして、とりあえず本作に関してはスベってる説は撤回します!

っていうか、『博士の異常な愛情』みたいな例もあるし、スベッてるのはナッティ・プロフェッサーだけってことにします!


【あたらしいカイルの髪型かた焼きそば説】
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1作目のカイル。

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4作目のカイル少年。

かたやきそば
かた焼きそば。


【ターミネーター、辞め時を見失ってる説】
5周分のタイムラインを書いていてわたし自身何が何やらさっぱりだったわけですが、作っている方はもっとドさっぱりなのではないかと思いますね。
そもそも、過去作すべての辻褄を合わせる気など毛頭ないのかもしれませんし。
3作目以降が蛇足だったのか、いや、シュワちゃんが役者をやめていた時に作った4作目こそが色んな意味でおみそだった(特にマーカスのあたり)のか。
人気作だから、やろうと思えばいくらでもやれる。 そんな安易な作品作りが招いた時間軸のゆがみが正される日は、果たしてやってくるのだろうか。
鑑賞中は、本作がその役割を担うのではないか、と思っていたのですが、いやいやどうして、過去の作品の色々な要素を上手にまとめあげ、なかなかいい方向に進んでいたと思ったのですが、結局ラストのアレで台無しですよ。
辞め時を見定めるのって難しいし、勇気がいることなのでしょうけども、今回あそこまでやっておいて幕を引かなかったのは大きな間違いのような気がしてなりませんねぇ。
うーん・・・やっぱり2作目の時点でやめとけb(ゲフンゲフン


【なんだかんだいってもシュワちゃんが出ていればなんとなくまぁいっかって気分になる説】
2作目の時点で・・とは言いつつも、じゃあ今回おもしろくなかったのかというとそんなことはなく、前述の通りよくまとめられていてとてもたのしく鑑賞したのですよ。
若造シュワちゃんを迎え撃つシュワちゃん、娘(サラ・コナー)の彼氏と張り合うシュワちゃん、若いもんに負けじと建造物をぶっ壊すシュワちゃん、アイルビーバックを言うときは若干イキってるシュワちゃん、ロボットのくせして娘を嫁に出す父のようなまなざしを向けるシュワちゃん。
高倉健さんばりの不器用さと実直さでサラをサポートするシュワちゃんを観ていると、なんだか自分の人生が重ねるような気がしてしまい。
そりゃそうです、だってターミネーターの1作目を観たのは中学生の頃ですよ。そして2作目に大興奮したのが高校生の頃。
あれよあれよとシュワちゃんは大スターとなり、シレっとスタローンのライバルポジションに上り詰め、なんなく追い越し、そのまま知事に当選して逃げ切り。
その間わたしは就職し、結婚し、子どもが生まれ、その子どもも今や中学生です。
悪いロボットと闘っていたサラ・コナーの目線から子を守る親のそれへと変わった私の目線は、ひたすらにサラを守るシュワちゃんに同調し、共感し、クライマックスなんかは目頭が熱くなったりなんかして。
正直、カイルなんかどうでもいいわーって思っちゃったりして。
シュワちゃんがターミネーターとして活躍してくれればそれでいい。 
タイムパラドックスに理解が追い付かなかったり、矛盾に引っ掛かりそうになったりしつつ、エンドクレジットが流れるころには「あーおもしろかった」ぐらいなさっぱりとした感情しか残らないけど、それでいい。
なぜなら、ターミネーターといえばシュワちゃんだし、シュワちゃんといえばターミネーターなのだから。

タイムトラベルがどうとか審判の日がこうとかいうSF的な側面よりも、カイルとジョン、サラとシュワちゃんという二組の父子関係に焦点を絞っているところもよかったと思いましたよ。
差し伸べられた手を握り、信頼を愛情を捧げてきた子どもたち。
ひとりは親のエゴのため利用され、ひとりは命がけで守られる。
親に裏切られた悲しい子どもも、愛情深い父親の姿をそばで見ているうちに、いつかその傷を癒されるのだろうか。
そうだったらいいなぁ。
っていうか、ナノ化されるというひと手間があったとはいえ、結果的にジョンのメンタルがああなったのって、生まれた時から「あなたは将来救世主に」とか「あなたの部下となる男性が実はあなたの父親に」とか「邪魔者は消せ」とかさんざん吹き込まれるという複雑すぎる生育環境が災いしているんじゃないんスかね。どうなんスかね。
いっつもロクなキャラクター設定が与えられないジョン、かわいそう!


というわけで、色々書きましたが本作に関してはもうこれでいいです。
少なくとも、わたしは満足です。

まぁ続きはなくていいですけどね!(たぶん作られるんだろうなぁ!)








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