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『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

2015年07月09日
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マーベルコミックを原作としたヒーロー映画が続々と作られるようになってはや十数年。
その中の一部の主人公たちによる集団・アベンジャーズの活躍の舞台となっている世界を、その筋の方々は「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)と呼ぶそうです。
ここまではオッケーですか。
わたしはアルファベットの略字が出てきた時点でかなり危うい感じになっていますが、みなさんは大丈夫ですか。

で、そのMCUの最新作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(AOU)がこのたびついに日本でも公開されたというので、喜び勇んで劇場に駆けつけてきたのですが、観終わった今、本作を噛みしめようと過去の作品を思い出そうとしてみたらば、己の脳内情報がかなり怪しくなっていることに気づいてしまいましたので、ちょっと感想に入る前に、そこいらへんのおさらいをね、してみようと思いますよ。

アベンジャーズに関係する過去作品のおおまかなあらすじ・・・
『アイアンマン』
・・・武器商人だったハイテク社長が平和に目覚め、言うことをきかない部下を懲らしめます。
『インクレディブル・ハルク』
・・・自分の体を実験台にしてスーパーソルジャーの研究をしていた天才博士がでっかくなって、彼のフォロワーと化した恋人のお父さんと闘います。
『アイアンマン2』
・・・アイアンマンが、彼を親の仇と憎むムキムキの科学者を返り討ちにします。
『マイティ・ソー』
・・・とおい宇宙にある神の国で、神さまの長男と次男が跡目争いを繰り広げます。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
・・・虚弱体質だったロジャースさんがスーパーソルジャー計画によってムキムキになり、悪の秘密結社ヒドラを懲らしめます。
『アベンジャーズ』
・・・神の国の次男坊ロキが宇宙の暴れ者チタウリと一緒にお兄ちゃんに仕返ししようとして、逆にお兄ちゃんやその連れの人たちからめちゃくちゃ怒られます。
『アイアンマン3』
・・・宇宙の暴れん坊との闘いがトラウマになっていたアイアンマンの前に、遺伝子組み換え点滴によって超人化した恋人ペッパー・ポッツが立ちはだかります。
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
・・・超すごいパワ―を持つ物質に偶然触れてしまい闇落ちした恋人ジェーンを救うため、神の国の長男ソーがダークエルフ軍団と闘います。
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
・・・世界を守っていたはずの組織・シールドが実はヒドラの残党に乗っ取られていたことを知ったロジャースさんが、ヒドラの野望を食い止めたり、死んだはずの親友バッキーとせつない再会を果たしたりします。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
・・・超すごいパワーを持つ石を偶然見つけてしまった宇宙盗賊スター・ロードさんが、石を狙う宇宙の暴れん坊サノスの部下ロナンを割と平和的にやっつけます。

要するに、今まで闘った相手は「身内」「宇宙の暴れん坊」「秘密結社」「恋人のお父さん」ということですね。
よし、整理出来た! 自分でもなんとなく整理出来た気がする!


ということで今回のあらすじ・・・
宇宙の暴れん坊との闘いのトラウマがいまだに消えないアイアンマンことトニー・スタークが、秘密結社の残党が開発していた人工知能に目をつけ、それをロボットに搭載することで自分たちの代わりに地球を守らせようと目論むも、予想に反し暴走を始めた人工知能はアベンジャーズだけではなく人類そのものまでも抹殺しようという恐ろしい計画を企ててしまったため、アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース、神の子ソー、ハルクことブルース・バナー、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ、ホークアイことクリント・バートンたちが、彼らの仲間であるウォーマシンことジェームズ・ローズ大佐、ファルコンことサム・ウィルソンや新たに出会ったスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフ、クイックシルバーことピエトロ・マキシモフたちと共に、身内の不祥事のケリをつけるべく欧州の小国ソコヴィアで恋人のお父さんとの死闘に挑みます。

「恋人のお父さん」はうそです!あとはだいたいこんな感じです!
っていうか、登場人物が前回より増えてる・・・! オーケーオーケー!じゃあ今回も過去作品を観ていない方でもAOUのあらましをザックリ察して頂けるように簡単な人物紹介カモン!


モンガー_convert_20150707171708 名前 【赤ヘル】 特徴 【ずんぐりむっくり】 口癖 【オレが地球救ったトコ、見た?】

ソー_convert_20150707171848 名前 【赤マント】 特徴 【おっぱいロケット】 口癖 【トンカチ持ってみる?】

キャップ_convert_20150707171821 名前 【キャプテン・アメリカ】 特徴 【誠実】 口癖 【トゥギャザーしようよ】

ハルク_convert_20150707171920 名前 【ずんだもち】 特徴 【ずんだもち】 口癖 【ずんだは静かに暮らしたい】

ナターシャ_convert_20150707171940 名前 【ナタ子】 特徴 【あまえんぼう】 口癖 【抱いてホールドオンミー】

hawkfarm_convert_20150707172028.png 名前 【元祖・俊敏】 特徴 【兼業農家】 口癖 【早すぎて見えなかった?】

スカーレット_convert_20150707172053 名前 【エスパー魔美】 特徴 【怒ると目が光る】 口癖 【このうらみはらさでおくべきか】

シルバー_convert_20150707172106 名前 【リアル俊敏】 特徴 【俊敏】 口癖 【早すぎて見えなかった?】

ファルコン_convert_20150707172238 名前 【羽毛肉布団】 特徴 【折り畳み式の羽で飛ぶ】 口癖 【オレ?キャップの友達】

ローディ_convert_20150707172301 名前 【後始末専用ロボ】 特徴 【アメリカンジョークの鬼】 口癖 【ウォーマシンを取り込んでなんかいない・・長いコト借りてるだけだ!】

ニック_convert_20150707172317 名前 【うっかりハゲ】 特徴 【サミュエル・L・ジャクソン】 口癖 【ステルスモード入りまーす】

ウルトロン_convert_20150707172359 名前 【厨二ロボ】 特徴 【中二病】 口癖 【新世界の神にオレはなる】

ビジョン_convert_20150707172417 名前 【ベタニー】 特徴 【そのまんまベタニー】 口癖 【人間でもロボットでもない、ただひとつのベタニー】

つまり、赤ヘルとキャップがいちゃいちゃしたり、赤ヘルと赤マントがいちゃいちゃしたり、赤ヘルと厨二ロボがいちゃいちゃしたり、ベタニーと赤マントがいちゃいちゃしたり、ずんだもちとナタ子がいちゃいちゃしたり、元祖・俊敏が奥さんといちゃいちゃしたり、エスパー魔美とリアル俊敏が支え合ったり、うっかりハゲがシレっと戦線復帰したりするお話なわけですね。
そう、今回のアベンジャーズは「ありえないほどダサい」と評判だった日本版ポスターが示していた通り、「愛」を強く意識させる内容だったのです! あーおもしろかった! おしまい!



- 追記 -

・ さすがにこれで終わるのは自分でもどうかと思ったので、もう少しつけ足します。

・ 身内やら宇宙人やらいろいろな相手と闘ってきたアベンジャーズですが、昨年公開になった『ウィンター・ソルジャー』がそうであったように、「その正義は本当に正しいものなのかどうか」みたいな自問自答がますます顕著になっておりまして。

・ 「正義の味方」アベンジャーズと「悪いやつら」との闘いが続けられる中、一体どれだけの民間人が巻き添えになって死んでいったのか。 派手にドンパチを繰り広げていた『アベンジャーズ』にせよ、大掛かりな都市破壊が行われた『ダーク・ワールド』にせよ、巨大なヘリキャリアがドッカンドッカン落っこちた『ウィンター・ソルジャー』にせよ、「地球の平和」と引き換えに途方もない数の人々が日常生活を奪われたことは間違いないでしょう。 インフラがある程度もとに戻るまで一体どれぐらいの費用がかかるのか、家や家族を失った人々が心の平穏を取り戻せるまでにどれだけの時間が必要なのか、それはスターク社長の惜しみない資金援助でなんとかなるものなのか。

・ もちろん、その「悪」を倒さなければ、もっと多くの犠牲が出ていたでしょう。 もちろんそうだと思うし、そう思わなければやってられない。 そうなんですけど、本作でテレパス能力を持つスカーレット・ウィッチに操られたハルクが街で暴れまくるシーンなんかも、まぁなんつうか壮絶でしたよね。 ヒドラが生み出したテレパス人間に操られたアベンジャーズによる破壊。 アベンジャーズが悪いんじゃないのはわかっている、わかっているけどやっぱりつらい。 

・ ふと瓦礫の山を見渡した時、人々の心に「誰が悪で、誰が正義なんだ?」という疑問が浮かんだとしてもなんら不思議ではないとも思うわけで。 いや、人々だけではなく、アベンジャーズのメンバー自身の心にも。 特に、自制がきかないハルクや、人一倍責任感の強いキャップなんかは相当つらかったのではないでしょうか。

・ 何を守るためにどこまで犠牲を強いるのか、というのは実に難しい問題で、というか、本当は一人の犠牲も出さずに済むのが理想なのですよね。 そのためにアイアンマンことトニー・スタークが選んだのが「人ではないものに汚れ仕事を任せること」。 どれだけ特殊な能力をもつアベンジャーズがどつきまわっても、悪い生き物はいなくならない。 ならばせめて、どくつ役割をロボットに押しつけてしまえば、生身の体を持つアベンジャーズが傷つくことはないし、そのロボットの数をなんだったら犯罪者よりも多いぐらいの量にすれば、犯罪自体がなくなるかもしれない。 そうすれば民間人の犠牲だってなくせるではないか。

・ スタークさんの「死にたくなんかない」という気持ち。 「仲間を死なせたくない」という気持ち。 被害が出る前に敵を抑え込みたいという気持ち。 オレ、ものすごくわかる。 ホント、全部マシンで片づいて、誰も傷つかずに「悪」だけがいなくなればどんなにいいか。 「ウルトロンの時代にさえなれば、それが叶うのではないか・・・」そう思ったんですよね、スタークさんは。

・ でも、人間が、神の子ソーが、人工知能と人間の進化型みたいなヴィジョンでさえもが完璧ではないように、人間がつくるプログラムや機械もまた完璧ではないのですよね。 それに、そもそも「悪」の線引きだって曖昧なものである以上、誰を誰がどんなものさしで裁くのかという話にもなっちゃいますし。 ということで、スタークさんが抱いた夢は、残念ながらかなわない。 結局すべて人が判断し、決断しなければならないのですよ。 時に手を血に染めながら。 一人でも多くの命を救うために。 

・ 今回のアベンジャーズは「内輪揉めばっかりだ」とか、「敵が弱すぎる」など色々な感想を目にしたのですが、わたしは、この世から悪はなくならないという動かしようのない事実を前に、これから先の世界で起こるであろう闘いに対する、アベンジャーズの決意表明みたいな作品だったように感じました。 

・ 「代替マシンでいけるかな?いきたいな」からの、「やっぱ無理だよね」を経ての、「とにかく出来る限りのことをやろう。力を合わせて、諦めずに立ち向かおう」というアベンジャーズの再出発。 わたしはとても胸を打たれました。 

・ っていうか、「愛を強く意識した」ってさっき書いちゃいましたけど、まぁたしかに様々な愛情模様が描かれてはいましたけど、彼らは色恋の為にロボット軍団・ウルトロンに立ち向かったわけではないし、ソコヴィアの人々を助けたのでもないですよね。 彼らを突き動かしていたのは、「目の前で苦しんでいる人たちを守りたい」というシンプルでまっすぐな気持ち。 だからホークアイは自宅に戻れる救助船に乗らず子どもを助けに戻ったし、クイックシルバーは妹のそばにいるのではなくホークアイの盾になったし、ナタ子とハルクも最前線で闘い続けた。  

・ 「人類愛」だなんて大層なものだとも思いません。 強いて言えば、「究極のお人よし」。 そしてわたしはそんな彼らのこと、さいこうにかっこいいと思ったのでした! 一歩外に足を踏み出した瞬間、きみもあなたもアベンジャーズなんだ。 さあ、立ち向かおう!この果てしない現実に!

・ っていうかキャップかわいいよキャップ! なにからなにまでキャップがナンバーワン! 言ってることもいちいちまとも! うわついたグループの中でキラリと光るキャップの理性! おまえらもっとキャップのお言葉に耳をすませよ! もう全部キャップが正しいぐらいに思っとけよ! うっかりハゲはヘリキャリア飛ばしてないでキャップの名言を日めくりカレンダーにしてシールドメンバーに配んなさいよマジで!

・ 「神レベルで高潔な魂」の持ち主でないと持ち上げられないソーのトンカチを若干動かしちゃうキャップ! ヴィジョンさんはさっくり持ち上げていましたが、あんなツルツルヘッドのチートキャラではなく、真面目一本やりでここまでやってきたキャップが若干動かしたことの方が数倍すごいことなんスよ! わかってつかあさいよ!

・ もうね、今回たびたび「家」とか「帰る場所」とかが語られていたのですけどね、その手の「ホーム」を持たないキャップが、アベンジャーズ支部での訓練生の掛け声に安らぎを感じるシーンの重い事ね! キャップが見た悪夢も相当きつかったですけど、このラストシーンはめちゃくちゃ堪えましたよ! わかった!もうキャップうちにおいでよ!狭いけどいつでも大歓迎だよ!年齢に合わせて、消化のいいお食事も用意するでよ!

・ 当たり前というか仕方ないこととは言え、今回キャップがバッキーちゃんと再会できなかったのが不憫でなりませんよわたしは! ファルコン出すんならバッキーちゃんも出してくれたっていいじゃない! チラっと横切る程度でいいじゃない! ヨーロッパの国なんだから通りすがったっていいじゃない!

・ 真面目なので常に最新の格闘術を勉強して、「死者を出さない戦闘」を心掛けるキャップ。 個性派揃いのアベンジャーズを仕切るスキルも益々アップし、頭脳的にも精神的にも彼らの支えとなっていくキャップの姿が堪能できただけでも、わたしにとって『エイジ・オブ・ウルトロン』はさいこうのご馳走でしたよ! もっとキャップくれよ! 年イチでキャップくれよ! あと10本ぐらいくれよ!

・ ウルトロンのキャラクターもよかったですねぇ。 たしかにボディが弱すぎる(ムジョルニアやヴィブラニウムはまだしも、クイックシルバーにすら一撃でスクラップにされるってどういうことやねん。あいつ早いだけで素手やないか)部分はありましたが、メンタルの不安定さが非常に愛おしかったです。 いや、中の人が80~90年代わたしの心を鷲掴みにしていたジェームズ・スペイダーさまだからというわけではないですよ。 声だけで白飯が進むとか、そういうんじゃないですよ。

・ 人間を軽蔑しながら、心底人間に憧れるウルトロン。 人工細胞を使ってまで「人間らしい」体に近づけようとするとか、なんとも涙ぐましいじゃないですか?ええ? 

・ ベースになっている量産型ドローンのアイアン・リージョンは、スタークさんに命を吹き込まれたもののその後ずっとハードな仕事ばっかやらされてきてたんですよね。ほんでもって「お前らが来たら余計に被害が大きくなるわ」なんつって市民に石投げられたりなんかして。 「どうしてオレらはこんなに忌み嫌われなければならないんだ。 そうだ、人じゃないからだ」、つって。 「操られるのはもうまっぴらだ!オレらは本物の人間になるんだ!自由な人間に!」 っていうウルトロンの叫びが聞こえるかスターク! 機械の身体を手に入れたからといって心が傷つかないと思ったら大間違いだぞ!

・ っていうか、ウルトロンはソコヴィアの地中に貴重なヴィブラニウム埋め込まずに、ウルトロン軍団の体に使えばよかったんじゃないですかね。

・ でもって、ちょっとよくわからなかったんですけど、ヴィブラニウムって超壊れない素材だったと思うんですけど、アイアンマンのレーザー攻撃とソーの雷ビリビリでぶっ壊れていませんでしたっけ? どういう仕組みだったんですかね?ねぇ社長?

・ っていうか、まだあんなにヴィウラニムあったんだ。

・ おい!うっかりハゲ仕事しろよ! 貴重な鉱石を武器商人に発掘されてる場合じゃないだろ! 最後まで気づかなかったそこのヒドラ、笑ってんじゃないよ!お前もだよ! 

・ 新旧・俊敏対決で、クイックシルバーがホークアイをかばうシーンなんですけど、あれってせっかく早く動けるんだから、盾にならなくてもポーンって突き飛ばすだけでよかったんじゃないですかね。 もしくは飛んできている弾の向きをクルっと変えるとか。 テンパってたのか! クイックシルバーさんテンパってたのか! わしゃかなしいぞ!

・ 今回いささか唐突に色恋に夢中になっていたように描かれていたナタ子さんでしたが、わたしは彼女がバナー博士に安らぎを求めようとしたのは、ぜんぜん不自然なことではないと思うのですよね。 

・ ケロヨンのジットリトした視線に晒されながらも社長をフォローし続けた『アイアンマン2』、超人でもなんでもない生身の人間なのにロボットや神さまに混じって宇宙怪人と互角に渡り合った『アベンジャーズ』、キャップと性別を超えた友情と信頼で結ばれた『ウィンター・ソルジャー』。 ナタ子はどの闘いも、結果的には軽々とこなしてきたように見えましたが、その裏では心身ともに相当のダメージを受けてきたはずだと思うのです。  彼女は強い。 そしてもちろん、改めて言うまでもないけれど、弱いところだってある。

・ そんなナタ子が誰かに肩ズンしたくなったって、ちっともおかしくないし、むしろ今まで筋肉隆々の「ヒーロー」たちに弱さを見せてこなかった方がすごすぎると思うんですよ。 社長がペッパーさんに甘えたり、ソーがジェーンさんに踏んづけられたり、ホークアイが愛する家族と一家団欒したり、キャップがファルコンとランニングしている時、ナタ子はひとり「わたしには幸せになる権利も誰かに甘える権利もない・・」って心を殺してきたんじゃないでしょうかねぇ。 なんという・・・ ナタ子よ・・そこまで自分を追い込まなくてもいいのじゃよ・・・

・ 「人として最低な生き方をしてきた」と常に自分を冷静にディスりまくってきたナタ子が、アベンジャーズに関わるようになり、今までの闘いとはまったくスケールの異なる宇宙規模の攻防戦に参加してゆく中、初めて「弱い自分」を誰かにさらけ出したくなった。

・ あのね、キャップじゃダメなんですよ。 あの「濁りの無さ」は、ナタ子には眩しすぎるんです。 あと、ホークアイもね、長い間汚れ仕事を共に請け負ってきた仲間なだけに、アベンジャーズ中いちばん結びつきは深いと思うのですけども、彼女は彼の「まっとうさ」というか「普通さ」に、自分の「醜さ」を背負わせようとは思わないんじゃないでしょうか。 

・ 結果、ナタ子がその「誰か」として、「自分とは正反対の性格で、けれど自分に近い魂の持ち主」であるバナー博士を選んだのは、すごく自然なことだと思いましたよ。 ナタ子自身と同じく、自らを「醜く、恐ろしい怪物」だと言い切る、哀しきヒーローに惹かれたのは。 

・ だいたいね、ナタ子に限らず、アベンジャーズのみんなの人生ってしんどすぎるんですよね。 一部のリア充連中だって、「恋人」に癒されると共に、その「恋人」を奪われるかもという恐怖にいつも晒されているでしょうし。  彼らがほんの束の間でもいい、心から安らげる瞬間があればいいなぁ。 とりあえず、出来るだけ近いうちにバナー博士とナタ子さんが、「怪物」という呪詛というか呪縛から解放されますように。 

・ まぁ、わたしの心の声としては、あのメンツ(社長やトンカチや俊敏など)の中から迷わずマーク・ラファロさんを選んだのは至極当然というトコロもあるのですけどね。 すきです!ラファロさん!  あ、キャップは別格な!

・ それにしても、ソーったらセルヴィグ教授にヘルプを頼むため、はるばるロンドンまでお出かけしていましたけど、あそこまで行ってジェーンに一言も声かけないとか大丈夫なんでしょうかね! あなたこないだ、「地球に来てたのに声かけなかっただろ」っつって鬼のように怒られていませんでしたっけ! あの時はニューヨークだったけど、今回はロンドンですよ! ジェーンさんの目と鼻の先ですよ! これはもうビンタぐらいでは済まされない気がするぞい・・・  

・ てなわけで、次回『ソー:ラグナロク』!遺伝子組み換え点滴を注入したジェーンさんがソーをしばき倒すの巻!おたのしみに!

・ とまぁ色々書きましたが、そんなに説教臭くもなく、色ボケした登場人物が出てくるわけでもなく、とてもリラックスして鑑賞できる娯楽作だったと思いますよ! めくるめくアクションと過激さを増す崩壊シーンにアドレナリン出まくりで、わしゃもうおなかいっぱいです! 来年公開予定の『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』では、今回方向性の違いで揉めたキャップとスタークさんがさらにはげしく対立するとのことで、MCUから能天気さがギュンギュン抜けていく感がかなしくもあるのですが、ともかく彼らの「正義」からまだまだ当分目が離せませんね!




関連感想
『アイアンマン』
『アイアンマン2』
『マイティ・ソー』
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
『アベンジャーズ』
『アイアンマン3』
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』





 
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