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PTAは燃えているか。

2015年05月25日
昨晩、Twitterを眺めていたらこんなツイートを見かけまして。




「PTA大会での挨拶やPTA新聞からは分からない空気感」
「隣で悶絶」

という言葉がいい感じに「さぞかしヒドいこと言ってんだろうなぁ」感を醸し出していたため、早速元記事を拝見させて頂いたのですが、これがまぁ結構な具合にアレなインタビューとなっておりまして、よくぞここまで本音を引き出したなぁと感心すると共に、やはりPTAは死ぬしかないのか・・・と改めて思ったりしちゃったりなんかして。

ということで今回は、ヒドいものの、ある意味想像の範疇を出ていない「こんなもんでしょ」的な内容だったインタビューに、日本PTA全国協議会会長とは異なる「PTA観」を持ついちPTA会員として、いちいち突っ込んでみたいと思います。




(※ 以下、引用はすべて朝日新聞デジタルさんの【PTAに関する読者の疑問、組織トップの回答は?】からのものになります)


――アンケートにはPTAに対するたくさんの不満が寄せられました。

 「やらされている」という意識が強くなっていると感じます。PTAは、地域の人と一緒に子どもたちを育てる「地域活動」。ゴミ出しや掃除当番などで、みんなが地域のお世話になっている。その分、地域に貢献しようという気持ちがあるかないかが問題です。



「地域と一緒に子どもを育てる」ってよく言われるんですけどね、もちろん登下校時の声掛けや見守り、学校でのボランティア活動など地域のみなさまにお世話になっている部分も多々あるのですが、一方で、ちょっと公園で遊んでいたら「ゲートボールやるからどっか行け」だの、朝の挨拶したら無視されるだの、ゲームをやらせていたら「最近の子どもはゲームばっかり」って嫌味を言われるだの、感謝の気持ちが吹き飛んでしまうような部分もあるわけで。
そういう醜い現実はないことにされ、頭ごなしに「感謝しろ」「貢献しろ」と言われても、そりゃ素直にそうは思えませんて。


――「やらされている」と感じる要因には、共働きの増加など家庭環境や時代の変化があるのでは。

 「共働きだから忙しい」「他にやるべきことがある」という理屈はよく分かりません。私だって仕事をしながら週4日ほどPTAに関わり、妻も働いています。おそらく一番忙しいと思いますが、「地域のため」「子どものため」と思うからやっている。自分の経済活動や自分の子どもだけのためのことばかりしたがるのは残念です。



で、でたー!! 「オレがやっている(出来ている)んだからお前もやれ」論ー!! そしてさりげなく放り込まれた「オレが一番忙しい」宣言ー! ミサワかー! これはミサワ的なアレなのかー!

「自分のことで精一杯なのだろう」とは考えず、「自分のことしか考えていない」と紋切ってしまうのもいかにもアレな感じでウワアア・・ってなりますね!


――共働きだったり忙しかったりしても、言い訳にはならないということですか。

 そうです。例えば、私の子どもが通う小学校は、不審者が入ってこないように、保護者全員が持ち回りで、1日2時間、3交代の門番をしています。一人親家庭は仕事を優先していいことになっていますが、そうではないのに「仕事があるからやりたくない」「なんでやらないといけないのか」という保護者がいました。みんなでずっと続けているからこそ、不審者が一人も入っていないということを分かっていないのです。会社の制服や作業服のままでもいいから、全員に参加するように頼んでいます。



こういう場面で「なんでやらないといけないのか」とゴネ始める保護者、いますよね。 迷惑ですよね。 
それはわかります。 わたしもそういう事言われた経験ありましたし。
そしてそういう時、「子どものためなんだからやろうよ」と強要したくなる気持ちが込み上げるのもわかります。
けれど、みんな生活も価値観も違う人間なんだから、意見なんて食い違って当然なんですよね。
どうして来るか来ないかわからない不審者のために毎日門番をしなければいけないのか、とか、
たとえば「みんなでお金を出し合って警備員を雇ったり監視カメラをつけたりする」という方法ではいけないのか、とか、
一人親は仕事を優先しても許されるというならば、共働きで家事と育児面で配偶者からの協力が全く得られていない人に対する免除もあって然るべきなんじゃなかろうか、などなど、疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。
そこで「いいえ!全員参加です!(キリッ)」と言い張るのではなく、全員とは言わずとも少しでも多くの保護者に納得していただけるよう話し合うようにしないと、ますますみんなの心は離れていっちゃうンだよ・・・! もっと優しく・・・抱きしめて・・・!(抱きしめなくていい)


――「PTAは必要か、不要か」というアンケートでは、不要という意見が多くなりました。率直にどう思いますか。

 絶対に必要。



だーかーらー! 絶対とか言うから煙たがられるんじゃんか! 
言葉の根拠はわからんが、とにかくすごい自信だ・・・!


――なんのためにですか

 子どもたちのため。親が自分の子どもだけに関わっていては、いい子には育ちません。帰属意識や規範意識、地域を思う気持ちなど、PTAは人間形成にもってこいの場。そうした意識は、安定した日本の労働力を確保することにもつながります。それを「いらない」なんて、よく言えるなあ。きっと地域とのかかわりが薄いか、何らかのトラブルがあった人たちなのでしょうね。



なんかもう「安定した日本の労働力」とかどこがどうPTAと関係しているのかよくわからなくなっているのですが、とりあえずPTAをやっていれば真人間になれます!ってことでいいのでしょうか。 あのさ、北風と太陽って知ってるかな? 押し付けられた価値観をそのまま受け入れる人って、そうそういないよ。 
っていうか、ここでのナンバーワンは「何らかのトラブルがあった人たちなのでしょうね」発言ですね!
PTAをいらないなんて言っちゃうヤツは、もはや平坦な人生を歩んですらいない断定・・・! 日P会長・・ 保護者の生い立ちが見えてしまう男・・・! 


――会費の使い方に対する疑問の声も多かったです。学校の予算の一部のように扱われているという指摘もありました。

 それはおかしい。変えなければいけませんね。会費はPTA活動のために使うべきです。確かに、学校の予算が足りないことはある。だけど、私は学校の本を買うお金を、地域の企業に寄付してもらいました。普段しっかり活動しているからこそ頼めたのです。地域としっかりした関係を築いているかどうかにかかっています。



わたしはPTAの会費や収益を学校のことに使うのは賛成なのですよね。
地域の企業から寄付して頂いたお金って、結局PTAの収益と同じことなんじゃないかと思いますし。(バザーの時なんか普通に協賛金として頂いていましたし)
どこからが学校の予算でどこまでがPTA活動なのかという線引きに、明確な答えを出すのは正直難しい。
なぜなら、突き詰めれば全て「子どもたちのため」ってことになっちゃうじゃないですか。
市からお金がおりない細々とした部分をPTAで負担するのって、別におかしいことではないと思います。
当然ですが、その使い方を保護者のみなさんに説明して、同意頂くことが大前提ですけどね。


――では、会費の使い方を指導しているのですか。

 それぞれのPTAが決めたことに入っていくことはできません。実際、PTA活動以外に使われるケースは、そんなに多くないと思いますよ。PTAのことをよく思っていない人がそう指摘しているのではないでしょうか。



またそうやって「文句を言う人=アンチPTA」と決めつける~。 日Pくんのそういうトコ、よくないと思う・・・。
とはいえ、実際クレームばっかつけてくるような保護者もいるっちゃあいるので、そういう時は伝家の宝刀「その件はPTA総会で承認されていますが・・?」をお見舞いしてやろう! 


――役員の決め方への不満も根強いです。

 確かに、強制的にやらせるようなよくないやり方も見受けられます。変えることはエネルギーを使うから、同じやり方が続いているのでしょう。それは少しかわいそう。



本 日 の お ま ゆ う ス レ は こ ち ら で す か 。


――役員決めの方法を見直したり、活動をスリム化したりと、各地の会員がPTAの改善に動き出しています。アドバイスはありませんか。

 よく話し合うことが大切。「仲良しクラブ」のように一部の人たちだけで変えようとしても難しい。「この活動は必要だ」という人の意見を聞かずに、「私たちは必要ないと思う」と言っても仕方ありません。それぞれのPTAにそれぞれの事情があるので、日Pとして「こうしなさい」とは言えないけれど、がんばってほしい。



日Pくんには、同じぐらい「この活動は必要ないと思う」という意見にも耳を傾けてほしい・・・


――会員の間に「PTAは入退会自由」という認識が広がってきています。周知する考えはありますか。

 確かに任意加入が原則で、会員と非会員を差別するものではありません。ですが、あえて周知する必要はないと思っています。すべての保護者と教師が、良い教育環境をつくるために集まっている会で、みんなが一緒にやらなければよくならない。「入会」「退会」という考えはそぐわないのです。体を出せない人は、お金を払うことで「参加している」ということになると思います。



「あえて周知する必要はない」のは、もしも周知してしまったらみんな泥船から逃げ出してしまうと思っているからなんだろ・・? 正直にゲロして楽になっちまえよ・・・?

繰り返される「みんな一緒じゃなきゃダメ」「いいことなんだからつべこべ言わずやれよ」「がんばれば出来るだろ」の一点張りにめまいが止まらないのですが、そもそもこの「お金で片づけようという根性が賎しい」という風潮って、いつまでのさばり続けるのでしょうかね。
「忙しくてもつらくてもがんばって体を張る」ことこそ美しいみたいな、「バランスの整った手作り料理」こそが愛情の証みたいな、「子どものため」という脅迫じみた文言のもと保護者に押し付けられる価値観のせいで、肝心の保護者がダウンしてしまっているという現実となぜ向き合わないのか。
お金で仕事がひとつ減るのなら(そして幸運なことに払えるお金があるのなら)、インスタントで時間と労力が短縮できるのなら(そして最近のインスタントはたいがい美味い)、それでいいんじゃないですかね。 
子育てを「苦行」に至らしめるような要素なんて、どんどんへつっちゃえばいいとわたしは思いますよ。


――お金を出すだけで許されるのなら、こんなに不満は出ないのではないでしょうか。

 お金の前に、まずは地域との関係をしっかり構築することが大前提です。



PTA連合とかPTA協議会とか教育委員会とかって、ホント「地域協働」が好きなんですよねー。
こっち(保護者側)ばっか歩み寄っても、肝心の地域が歩み寄ってくれなきゃどうにもならないんだけどなぁ。 


――役員を断って陰口を言われたり無視されたり、「大人のいじめ」のようなことも起きています。

 「ちょっとぐらいのこと」としか思わないんですよね。人が集まるところでは、いじめのようなことは起こるものです。そんな時に相談相手や解決方法を探ることも、周囲との関わり方を身につけることになるのではないでしょうか。それも経験。それなのに何かあると「辞める」とか、「あの人が嫌いだから行かない」とか、自分の子どもがやったら注意するようなことを、大人がやってはいけない。



「ちょっとぐらいのこと」と思えないぐらい悩んでいる人が多いからこそ、これだけ問題になっているんじゃないかと思うんですけど、まぁ、もう日Pくんには何を言っても同じかもしれん。 だって日Pくんには「相談相手」もいて「解決方法を探ること」もできる、所詮「それぐらいのこと」でしかないのだから。
とりあえず、もしも自分の子どもが「いじめられたからもう学校行きたくない」と泣いていたら、「それぐらい」で済まさず、まずは「逃げてもいいんだよ」というところから教えてあげたいですけどね、わたしは。


――陰口や無視も気にするな、と。

 断る理由があったら、別に気にする必要はないじゃないですか。



いかにも「強い」人の言葉だなぁ。 
これ、ホントにつらい思いをしている人の前でも言えるのかなぁ。
言えるんだろうなぁ。


――会員の悩みや不満に対して何かできることはないですか。

 何か手をさしのべてあげたいけれど、数が多すぎて一つひとつは対応できません。不満を減らそうとするのではなく、「一緒にやっていこう」という前向きな意識になるよう努力したい。その第一歩は、日P全国大会などで情報を発信し、意義を理解してもらうことです。



これはホントにそうだと思います。
全国のPTAをまとめる日本PTA全国協議会に個々の悩みに対応することなんてできるはずがない。
「PTAはたのしい」、と、保護者の印象が変わるような前向きな発信を続けてゆくぐらいしかないでしょう。
だからこそ、いつの間にか子どものプリントに混じって配布されていて結局日の目を見ないまま廃品回収行きになる広報紙ではなく、この新聞記事のように、広く人の目に留まるような形での発言にはもっと心をくばってほしい。
PTAに加入している人や、脱退した人や、将来加入するかもしれない人や、その他様々な人の心に何を伝えたいのかを、しっかり考えた上で発言してほしいのですよ。
このインタビューを読んで、「よし、PTAで一緒にやっていこう」と前向きな意識になれますか?
わしゃならないね!



――その全国大会など、上部団体からの動員が大変という声もあります。

 全国大会は、活動エリアが地域に限られていた人たちが殻を破るチャンス。全国に情報発信するために、各地に参加をお願いすることはありますが、参加する意義も明確にあるのです。



だーかーらー! 「参加する意義」が伝わっていないんだってば! だからみんな行きたがらないんだってば!  もうやだこの人!


――日Pの存在意義とは。

 国の教育政策に、保護者として意見できるという役割は大きい。



それは日Pでなくても出来るんじゃなかろうか。 (市P、県P単位でもやってるし)
っていうか、国の教育政策に「PTA活動は安定した日本の労働力の確保につながる」ってわけのわかんない意見をくれてやるつもりなの・・・ もぅマヂ勘弁・・・


――「日Pは必要ない」という人もいます。

 それは日Pを知らないからでしょう。しっかり保護者の意見を集約して、日本の子どもの教育環境の底上げをしていきたい。



今回のインタビューだけでも、全く保護者の意見を集約出来ていない感じが凄まじく漂ってくるのですが、それはどうすれば・・・


でもまぁアレだ、なんか良くも悪くも日Pの名前が知らしめられた感触は、朝日新聞の記者さんのツイートからもビシビシと伝わってきますので、会長の願いは叶えられたのかもしれんな! 会長!なにはともあれおめでとうございます!


そもそも「日本PTA全国協議会」の会長というポジションが、誰の手によってどのように選出されているのか、さっぱりわからないという問題もありますし、「この手の組織は上に行くほど存在価値がわからなくなってゆく」という現象は、今までPTAに割と深く関わってみて嫌という程実感しておりましたので、今回の日P会長インタビューは最初にも書いた通り「やっぱりこんなもんか」というぐらいの印象でしかなかったですねぇ。
逆に、もっときちんとした認識をもった人が上にいたならば、末端にいる単Pももっと気楽にPTAに関わっていけるようになるかもと思うぐらいで。

改めて言うまでもありませんが、保護者たちの意見が「日P」の意見ではありませんし、日Pは単Pとは全く別の生き物だと思って頂く方が、我々現役PTAとしてもありがたいです。
日P会長・・というか日本PTA全国協議会は、「PTA活動しないなんて人としてどうかしている」ぐらいな決め打ちで物事を語っているようですが、出来れば今回どうして多くの人の反感をかってしまったのかということを今一度考え、保護者たちが「前向きな意識」でPTA活動に参加したくなるような、ゆるいPTAを目指して頂きたいものですね。
トップがゆるけりゃ、みんなもキリキリせずに済むようになるかもヨ!





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