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『マーダー・ライド・ショー』

2006年10月17日
20061019001537.jpg  (ビートルジュースじゃないよ)


ワオ!

とりあえずそう言っておこう。

・・というか、それ以外どう言えばいいのやら。

ヘヴィ・ロックにはてんで詳しくない私ですので、監督であり超有名な歌手であるロブ・ゾンビの事はてんで知りませんでした。
しかし、名前を見れば誰でも判る通り、ホラーマニアだったんでしょう。ロブさんは。

で、そんなロブさんが趣味と実益を兼ねて作り上げたのが、70年代ホラーを大いにリスペクトした本作、 『マーダー・ライド・ショー』 。

公開が危ぶまれたほど、過激で非常識極まりないバッドテイスト・ホラーだと聞いていたのですが、実際観てみると確かに悪趣味ですわなー、こりゃ。

バカな若者グループが、忠告を無視した揚句酷い目に遭う。
という、“シンプルイズベスト!”の見本のようなストーリーを柱に、ロブさん自ら手懸けた怪奇な装飾の数々が、これでもかという位映し出されます。
そして、不審者の見本市のように、次から次にと現れる悪魔的な登場人物たち。
一歩間違えたらギャグですよ。
いや、ギャグなのか?
教えて! ロブさん!!

魅力的な登場人物の中でも、群を抜いているのが悪魔な美女役のシェリ・ムーン!!

私生活ではロブさんのパートナーだそうで、そういう裏事情も納得の美味しい役どころです。
美しいナイスナボディを惜しみなく披露して、被害者役の(普通だったらコチラがメイン)女優陣が吹き飛んでしまうほどの圧倒的な存在感と魅力で、観客は全員ノックアウト!

シェリが出てくるだけで画面が輝き、怪奇度は増し、
「なんかやってくれるぞ。
  絶対やってくれるぞ。
   ほらやったー!!


と、期待を裏切らない活躍っぷり。
墓場で、シェリが大型ナイフを振りかざしながら、ウサギの着ぐるみを着た被害者(ヒロイン?)を追い回すシーンは、本作のハイライトと言っていいでしょう。

そして、忘れちゃいけない、もう一人の大物。
ビル・モーズリー!!
名前だけでわかる人は、もうよっぽどだと思いますが。

そうです、『悪魔のいけにえ 2』で、
頭に埋め込まれたプレートをハンガーの先でガリガリ掻きむしり剥がれた頭皮をチマチマ食べていた
き○がい兄ちゃんチョップトップを演じていた人です!

今回も、あの伝説のキャラに負けじとも劣らない強烈な殺人鬼を熱演!
しかも、チョップトップは見た目からしてき○がい丸出しだったのに対し、今作のオーティス(役名)はちょっと知的
サラサラブロンドヘアーに赤い牧師服なんぞを着た日にゃ、
あら? 結構いい男
と思わずトキメいてしまいそう。

殺人鬼でなきゃーねぇ・・・
と、ため息をついた女子が、全米で数万人いたとかいないとか。

こんな、ホラー史上最高の美男美女猟奇カップルを主役に、コスプレ有り、改造人間有り、果てはゾンビまで登場する、親切設計真心サービスの悪趣味ホラー
情緒不安定なのか?と思うような色彩過剰な世界で、被害者の立場に全く立たずに進められる物語。
「なんでそこで逃げない?」
「なんでそっちへ逃げる?」
「なんでそこで立ち止まる?」
と、ホラーに欠かせない不条理な展開もきっちり押さえて、ホラーファンのツボを刺激しまくりです。
映画としてはちょっと稚拙な部分もあるものの、ホラーに対する愛情(情熱)が惜しみなく込められた、ロブさんからのラブレターの様な作品でした。

素晴らしく完成されているキャラクターを観るだけでも、一見の価値はあるかと思います。
(勿論ホラーファンのみ、ですよ)

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