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みんなだいすき「スケバン刑事」の名シーンを勝手に選んでみたよ。

2015年03月12日

ご無沙汰してます。アガサです。

突然ですが、みなさん「スケバン刑事」だいすきですよね!
ええ、ええ、わたしもだいすきです!
中学生の時、初めて斉藤由貴さん演じる麻宮サキをテレビで拝んだその日から今に至るまで、和田慎二先生による原作コミックはわたしの心のバイブルとして、本棚の一番目立つ場所で輝き続けています。
「スケバン刑事」の魅力はなんといっても麻宮サキの圧倒的な強さ。 腕力の強さだけではなく、魂の強さなのですよね。
あの義侠心!その迫力!麻宮サキは極道のチャンピオンだ!

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(※ もちろんあのヨーヨーも持っていた)


ということで今日は、こんな殺伐とした世の中だからこそ再び読み直したい「スケバン刑事」全22巻の中から、わたしが独断で選んだ名シーン10選をお届けしようと思います。
ネタバレしている部分もありますので、未読の方はくれぐれもお気を付けください。というかぜひ一度コミックを読んでみてください!
(※ なお、数字をふっていますが順位ではありません)

ほんじゃ行きますよ!


【1 海槌麗巳との出会い】
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死刑囚として収監されている母の恩赦を勝ち得るため、反社会的な「スケバン」でありながら、警察の手先である「学生刑事」としての活動を余儀なくされる麻宮サキ。
指令を受け、母校である鷹ノ羽高校へ戻ったサキを待ち構えていたのが、政界の重鎮・海槌剛三とその邪悪な娘たちでした。
窓越しに視線をぶつけ合う、海槌三姉妹の長女である麗巳とサキ。
それぞれに、政治家の父と裏の警視総監という権力を後ろ盾にしてながらも、それに頼らず生きていたふたりは、この出会いの瞬間から互いの実力を認め合い、のちに数々の悲劇を生み出すこととなります。 た ま ら ん 。



【2 沼先生のおしえ】
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「無法の街」編でサキが立ち向かったのは、とある新興都市にあるF高校でおきた女子高生の妊娠問題。
強姦された、と主張する女子高生が挙げた相手の名前が、別の街からの転入者だったことから、私刑を望む住民たちはよそ者への憎悪で正気を失い始めます。
よそ者である少年は、本当に胎児の父親なのか。 女子高生が頑なに隠そうとしている秘密とは。
少年と女子高生との接点である高校教師に接触したサキは、「F高生はみんな私の弟や妹だ」とうそぶく教師に冷やかな眼差しを向けます。
サキの脳裏にあったのは、昔担任の沼重三から聞いた言葉。
「たくさんの生徒を受け持っているが、ひとりひとりの心を把握することはできない。オレだって人間である以上、手からはみ出す生徒も出てくる。 だが、せめて数人の生徒なら、オレはいい教師になる自信があるんだ」
教師としては不適切かもしれないけれど、人として嘘偽りのない言葉だからこそ、サキは沼先生を信じ、F高の教師には不信感を抱いた。
大勢の大人に裏切られてきたサキの重い一言は、絶賛思春期まっさかりだったわたしの心を大きく揺さぶり、その後の学校生活に多大な影響を与えることに。



【3 健全な肉体には健全な精神が宿っているのか】
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再び鷹ノ羽高校へ戻ったサキは、いつの間にか学校を牛耳っていた剣道部の態度に若干の違和感を覚えますが、彼らの「正しさ」を素直に認めたい部分もあり、その主張を一旦受け入れてしまいます。
しかしその後、彼らが己の「正しさ」を他人に強要し、弱さは甘えだとして断罪したことでサキの怒りは頂点に。
自分たちが「健全」であることに胡坐をかき、「正論」という名の「暴論」を振りかざす剣道部員に下される鉄槌はあまりに激しい。
あれはきっと、サキ自身の罪悪感の表れでもあるのでしょうね。救えなかった命に対する。
要するに八つ当たr・・(ゲフンゲフン)



【4 火喰鳥】
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「スケバン刑事」に登場する脇役の中でも1,2を争う名キャラクターといえば、なんといっても火喰鳥こと火鳥美也子なわけですよ!異論は認めない!
自分が以前入っていた、第二高等少年院・通称「地獄城」に収容されているはずの麗巳が、こともあろうに海外で目撃されたと知ったサキは、麗巳の存在を確認するためわざと補導され古巣へ潜入することに。
その時、サキと共に地獄城へ送られたのが、脱走屋としてその名を知られた火鳥美也子なのですが、もうホントにね!出てきた瞬間から只者ではないという描かれ方なんですけどね!予想を上回るかっこよさなんですよね!これが!
「スケバン刑事」にはサキが敵味方の垣根を越えて魂を分かち合う友が数人登場し、それがいちいちグっとくるのですが、火喰鳥はサキにとってある意味、麗巳に次ぐ親友だったのではないかと思うのですよ。 いや、なりえたのではないかと。
社会からはじき出された者たちが地獄の中に見出した「友情」という一筋の光。
だがそれは所詮、血塗られた絆なのかもしれない。 その儚さとその美しさに涙がとまりません・・・!



【番外編 速水真澄×神恭一郎】
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(※ スケバン刑事バージョン)
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(※ ガラスの仮面バージョン)

「花とゆめ」で同時に連載が始まった和田慎二先生と美内先生。
というわけで、公私ともに仲が良かった両先生による奇跡のクロスオーバーがこちら! 
だいすきなガラかめにスケバン刑事が・・・っていうのだけでも歓喜の雄叫びなのに、その設定が「真澄さまと神さんが大学時代からの親友だった」とかあなた方は神か・・・!
あえて重箱をつつこうとすれば、神さんが電話を掛けるシーンは夜で、真澄たんが電話を受けるシーンは日中になっているのですが、まぁ些末事ですよ!大した問題じゃない!
あと、神さんが業界人である真澄たんに尋ねていたのは「サザンプロダクツ」という弱小芸能プロに関することなんですけど、この後「サザンプロダクツ」所属のミンキーキャッツというアイドルを利用した首都崩壊計画が実行されたりするので、その時真澄たん(とかマヤとか)は何しとったんや・・とか、鷹宮コンツェルンと信楽グループはどっちが強いんや・・とか、「ふたりの王女」やっとる場合じゃねえな・・とかまぁ些末事ですよ!大した問題じゃないない!



【5 毒蛇の最期】
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あまりに多くの人々を犠牲し、サキのすべてを我が物にしようとした麗巳の心にあったものは、もしかしたら愛情だったのかもしれません。
対極にあった存在だけれど、誰よりも理解しあっていたサキと麗巳。
ふたりが進む先にあるのは「破滅」のみ。 どちらか片方の、もしくは双方の。
まさしく魂のぶつかり合いであるこの最後の闘いは、「スケバン刑事」の中だけではなく、漫画史に残る名シーンだと思います。
あと、斉藤由貴さんがサキを演じたテレビ版第一弾のラストでも、舞台は大幅にスケールダウンしてあるものの、この名セリフが割と忠実に再現されていて、麗巳を演じる高橋ひとみさんのなんともいえない妖艶さと共に、わたしの心に深く刻まれています。 あれはいいドラマだった。



【6 ムウ=ミサうぜえ】
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初対面時の印象こそ最悪だったものの、常にサキを陰日向から支える神に、徐々に惹かれてゆくサキ。
そして神もまた、彼にとって一番尊いものをサキに注ぐようになる。
「信頼」という、唯一無二のものを。
しかしサキと神を待ち受けていたのは、逃れようのない修羅の道でした。
共闘することを是とせず、互いに依存することを許さず、それぞれの「正義」を貫こうとしたサキと神が交わした、最初で最後の愛の抱擁。
ほっといてやればいいのに傍で「これが奴らの愛か・・・」ってかっこつけているムウ=ミサは今すぐ巣へ帰れ!ハウス!
っていうかおまえが邪魔しなければサキと神さんの運命も変わっていたかも・・って考えたら考えるほどおのれムウ=ミサ!ハウス!



【7 学生刑事No.3 ツグミ】
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「スケバン刑事」の名脇役で忘れちゃいけないのがそう、ツグミこと小塚左智子ですよね。
火喰鳥の所で「1,2を争う」と書きましたが、その片方が他ならぬツグミなんです。 ええ、わたしの独断です。 独断なので異論は受け付けません。
不良組織・中央連合から、リーダーである多聞寺忍を救出してほしいとの依頼をうけ、第七高等少年院・通称「梁山泊」に潜入したサキ。
砂漠地獄だった1号棟でひと暴れし、変態所長が待ち受ける2号棟へと移送される際、火喰鳥と思い起こさせる寄り添い方でサキについてきたのがツグミでした。
その正体は、サキの存在に疑問を抱いている学生刑事No.3。
変装の名人であるツグミは、つらい過去を背負い、仲間である他の学生刑事にすら素顔を見せていないほど心を閉ざしていたのですが、梁山泊でサキと行動を共にするうち、その信念に強く惹かれてゆきます。
事件が解決した後、メイクをとった状態でサキのもとを訪ねたことこそ、ツグミが出した答えであり、他の学生刑事もツグミの考えを尊重し、晴れて学生刑事たちは一致団結を果たすのでした。(No.1だけは加わりませんでしたが)
実はこのシーンがものすごい伏線になっているので、今ではこのツグミの微笑みを見るたび、後半の展開の壮絶さが頭をよぎり、胸が張り裂けそうになってしまいます。 は~に~わ~め~~(グギギ)


【8 勝利】
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「敵を倒し、自らが救かってこその勝利だ」 というこのセリフが出てくるタイミングのすさまじさ!
なんも言えねえ! オラもうなんも言えねえ!
初めてコミックでこのくだりを読んだ時から、どんな小説を読んでも、どんな映画を観ても、常に頭の中で神さんの言葉が響いてしまうので、本当に「スケバン刑事」はすごいなぁと思いますね。
自らも救かってこその勝利!  肝に銘じたいものですな!



【9 サキとナツ】
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サキを拒絶したのは社会だけではありませんでした。
妹ばかりを可愛がり、なぜか自分には厳しい言葉しかかけてくれなかった母親。
今でいう毒親どまんなかである母・ナツでしたが、サキは母を恨むどころか思慕の情を募らせるばかり。
そんなある日、妹が「どこか」に預けられたことから、ただただ冷たかった母の態度に若干の変化が表れ始めます。
ナツが攻撃道具としてのヨーヨーの使い方をサキに伝授したのもこの頃です。
しかし、穏やかな日々は長くは続かず、典型的なクズ人間だった父にナツが引導を渡したことから、母娘の関係はふたたび手の施しようがないほど悪化してしまう。
自分を娘として愛してくれなかった母。 親として守ってくれなかった母。 人として導いてくれなかった母へのサキの感情は、彼女自身を傷つけないがため複雑にこじれ、盲目的に母を全肯定することでしか、自分の存在が成り立たないまでにゆがんでしまったのでした。
一方で、自分がこれまでに犯してきた過ちを認めてしまう訳にはいかない(認めると生きてゆけない)ナツもまた、サキを全否定することでなんとか生きながらえていました。
それぞれ、「愛したい」「憎みたい」ためにお互いを必要としてきたふたり。
麗巳とサキとの関係とはまた違った、深すぎる繋がり。 
終止符が打たれた瞬間、母の胸をよぎったのは、安堵感だったのかもしれませんね。



【10 麻宮サキは立ち上がる】
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組織に頼られ、組織を背負いながらも、ずっと自分ひとりの責任において闘ってきたサキ。
何もかも失い、ボロボロに傷つき、底知れぬ絶望に打ちひしがれてもなお、彼女は立ち上がる。
これこそがサキだ・・・! という名シーンだと思います。 ホントもうだいすきです!スケバン刑事さいこう!!




以上、わたしが勝手に選んだ名シーン10選ですが、いかがでしたでしょうか。
三平がいないじゃないか、とか美幸はどうした、とかアグラいいよねアグラ、とかミミズ風呂がトラウマ、とか色々漏れている部分もありますが、というか、名シーンが多いからなかなか選びきれないですよね。
これらのシーンが本編ではどのように登場しているのか気になった方は、くどいようですがぜひ一度コミックをお手に取ってみてはいかがでしょうか。

では最後に、美内先生とのもうひとつのクロスオーバー作「スケバン刑事~ガラスの仮面編~」から、超グっとくるシーンをご紹介しておしまいにさせて頂きたいと思います。

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(※ ジーナと5つの青いつぼの裏でこんなコトが・・・)

月影先生とナツさんという、若干似ているコンビの競演も見てみたかった・・・!


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