『her/世界でひとつの彼女』
2014年12月31日

あらすじ・・・
ホアキン・フェニックスがかなり進化した人口知能に恋をします。
尋常ではないほどの進化を遂げたAIと人間との違いなんて、肉体のあるかないかぐらいしかないじゃないか!愛こそすべてだ! と思っていたんだけどやっぱ違ったわー。 というせつないお話。
AIと人間との重大な違い。それは「同時進行」の可能性。
「コンピューター相手だなんて」という世間の偏見も恐れず、人工知能のまごころを信じたホアキンさんに、AIが告げた衝撃の真実。
そして彼は知ることになるのだ、ダウンロードの数だけ愛はあるということを。
そりゃそうだよ。製品だもん。
てなことで、 「一体何人と恋仲に・・・?」と恐る恐る尋ねるホアキンさん。 「ズバリ、641股です!」 ロ・・ロッピャクヨンジューイチィ・・・・・

(※ 松尾バションボリ)
しかも、AIが多股恋愛を始めたのはホアキンさんと付き合うようになってからということで、すげえ!「もっと恋したい」「もっと相手のことを知りたい」って成長欲が芽生えるの、人間と一緒だ!
今日の教訓 「人工知能が人間らしさを手に入れたら、人間どころじゃないレベルの多股に走る」
本編の内容とは関係ないのですが、本作に登場する世界では、人工知能は人間の営みに欠かせない存在となっており、ほとんどの人たちが耳に装着したヘッドセットでコンピューターのオペレーションシステムと会話しています。
街中で、エレベーターで、駅のホームで、あらゆるところで人々が口々に見えない誰かと会話している世界。
なんかね、独り言をいっていても「おかしい人」と思われないこの世界が、すごくうらやましいなーと思ってしまったのでした。
「変わった人」が「普通」な世界、いいなぁ。

