『狼の血族』
2006年10月11日
1984年製作秋の夜長に、ゴシック・ホラー。
要するに、秋の夜長に色んな映画を観ているアガサです。
毎回毎回長文になってしまうレビューに少し新風を吹き込むべく、今回は短文でお送り致します。
“赤頭巾ちゃん”をモチーフに、狼人間と人間の恐ろしくもエロチックなおとぎ話を、多重構造でお届け。
『クライング・ゲーム』『ことの終わり』のニール・ジョーダン監督が、監督第2作めに撮ったゴスなファンタジー。
80年代に大流行した不思議系美少女を主役に、夢の中のさらに夢、いや、どこからが夢なのかすら判別不可能な、複雑に入り組んだ怪奇なおとぎ話が展開されます。
当時としては最先端の特殊メイクにより、今見ても少しも遜色の無い“狼男への変身シーン”や、魔力に充ちた森の装飾など、見所は盛り沢山。
獣よりも野蛮な人間。
獣よりも品性に欠ける人間。
悪いのは狼なのか?人間なのか?
そんな教訓交じりの大人のおとぎ話に、まったりと酔いしれました。
しかし、私の中でどうしても許せなかった事が一つ。
それは主役の少女を演じていたサラ・パターソンが、あまりに大根だった事。
それも少々の大根ではなく、
・・・なんと言うえばいいんでしょう
・・三浦大根くらい?
不思議系として目を瞑るのが困難なくらい、平坦かつ無表情なヒロインのせいで、幻想的な雰囲気がぶち壊しです。
それと大挙して登場する狼くんたち。
本物の狼を見たことが無い私から観ると、どっからどう観てもワンちゃんにしか見えないんですが・・・。
ギリで狼っぽいものから、かなりコリーっぽいもの、果てにはどう見てもシベリアンハスキーにしか見えないものまで、賢そうなワンちゃん達が総勢10数匹、ワッホワッホと駆けて行く様は、恐ろしいと言うよりは、
はっきり言うと、微笑ましい。
そこは特殊効果でなんとか出来なかったのか?ジョーダンさんよぉ?
テレンス・スタンプが悪魔役で出演していたのを観て、何だか得した気分でした。
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