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『トランスフォーマー/ロストエイジ』(シリーズ4作目)

2014年09月11日
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第1作目あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットがちきゅうにやってきてケンカをはじめます。

第2作目あらすじ・・・
ちょっとぐあいがわるくてねていた、わるいロボットがげんきになったので、またいいロボットとケンカをはじめます。

第3作目あらすじ・・・
いいロボットのなかまがみつかったのでみんなでよかったねーっていっていたら、わるいロボットがやってきて、またまたケンカをはじめます。

第4作目あらすじ・・・
いいロボットがまたまたわるいロボットにねらわれ、あぶなーい!っていっていたら、まえにやっつけたべつのわるいロボットもいきかえったので、みんなでケンカをはじめます。


はい、というわけで、夏休み映画の目玉『トランスフォーマー/ロストエイジ』をやっとこさ観ることができましたよ。

アメリカの都市をロボットにひたすらぶっ壊させ続けたシリーズも全3部作をもってひと段落し、「わしのやるべきことはもうない・・・」とトランスフォーマーから手を引いたように見えたベイ師匠が、しれっとした顔で「また新しいトランスフォーマーやるよ!」と言い出した時は大いに困惑してしまったものでしたが、いままで以上にフォーマーフォーマーしていたので、ぼかぁもう何も言うことはないです。
大人の事情で別世界へと葬り去られた、かたやきそばことシャイア・ラブーフさんも、草葉の陰でさぞお喜びのことでしょう。(※ラブーフさんはまだまだ現役です)

で、特に言うことはないのですが、今回は「いい人間」「わるい人間」「いいロボット」「わるいロボット」という判りやすい構図に加え、「わるいロボットその2」という新たな団体が飛び込み参加していたことにより、ストーリーがかなりとっ散らかってしまっておりまして。 いや、今までもとっ散らかってたけどさぁ・・・ そんなレベルじゃないんですよね・・・

ということで、今回はそんな散漫なストーリーが少しでもわかりやすくなるよう、本作に登場する主なキャラクターの簡単な説明をしてみようと思います。
これさえ見れば、あなたもロストエイジ通!

【いい人間】
■ ケイド・イェーガーさん
イエーガー_convert_20140910011819 
・・・ お茶の水博士にも則巻千兵衛さんにもなれなかったしがない町の修理屋さんですが、宇宙からきた超高知的生命体オートボットは直せる模様。 娘を溺愛する一方、社員に無理な就労を迫るブラックな雇主としての一面も併せ持っている。  ローンの滞納から始まり、家主への脅迫、隣家からの盗電、クレジットカードの不正使用、家宅侵入、小売店での窃盗行為などを家族(娘とその恋人)に強要する狂人。

■ テッサ・イェーガーさん
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・・・ 高校の卒業式を控えたケイドさんの一人娘。 本作のホットパンツ要員。 幼いころ亡くした母への義務感から、父への奉仕を怠らない不憫な17歳。 

■ シェーンさん
彼氏_convert_20140910012451 
・・・ ホットパンツの彼氏。 レースカードライバーという名の運転要員。 5歳の頃父に捨てられた過去を持つ不憫な20歳。 

■ ルーカスさん
ルーカス_convert_20140910010637 
・・・ ケイドさんが営む個人企業の社員。 給料を社長に搾取され、タダで働かされ、就労中に負った傷も労災認定されず、挙句通常の業務とはかけ離れたサービス作業中の事故により死亡してしまうという、ブラック中のブラッ・・・ あれ・・・ なんかこういう企業、日本にもなかったっけ・・・  ええと・・ほら・・・あれだ! 「一億欲しいのか」って言われちゃうやつ!


【わるい人間】
■ ジョシュアさん
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・・・ ロボット開発で未来を支える先進企業・KSIの社長さん。 前作終了後に回収したわるいロボットたちの部品を徹底的に解析し、メイド・イン・チャイナのアメリカ製品を生み出すことに成功した先端技術界の鬼才。 100億ドルの資産があってもまだまだ儲ける気満々。 自分のおぜぜの為ならアメリカ国民を欺くことも厭わない狂人。

■ ハロルド・アティンジャーさん 
わるいCIA_convert_20140910012301
・・・ わるいCIA。 身内同士の小競り合いでシカゴを焼け野原にしたロボットたちを苦々しく思っていた矢先、宇宙からやってきた別のロボット・ロックダウン様に取引を持ち掛けられまんまと乗ってしまう小物中の小物。  あっちの人間こっちのロボット、とその場しのぎで取引してきた結果、ロックダウン様には「はよオプティマス連れてこいや!」と怒られ、KSIのジョシュア社長には「はよオートボット壊して持ってこいや!」と怒られ、KSIが作った人造トランスフォーマー・ガルヴァトロン氏には「はよシード運んでこいや!」と各方面からまんべんなく怒られることに。 アメリカ政府に薄給でこき使われる人生から一発逆転を図りたかったという動機は同情を誘うものの、一旦ロボットに太刀打ち出来ないとわかるや、地球の存亡構わずキライな人間の殺害だけに集中するという狂人でもあるので、近くにいたら距離をおきたいタイプかもしれない。

■ ジェームズ・サヴォイさん
わるい暗殺者_convert_20140910012318
・・・ わるいCIA。 前作のシカゴ決戦で身内を亡くしたことから、オートボットを激しく憎むようになった凄腕工作員。 わるいロボットもいいロボットもない、あるのは人間を巻き添えにする破壊的なロボットだけだ!という至極まっとうな考え方の持ち主。 ただ、罪のない女の子に銃口を突き付けるのはいただけませんな。


【その他の人間】
■ スー・ユエミンさん
ビンビン_convert_20140910012115
・・・ つけまが過ぎる製造責任者。 KSIの中国工場を任されている。 視界の3分の2ぐらいつけまつげで埋まっていませんか、大丈夫ですか。  感情的になると中国語をまくし立てるという特徴が、同じく感情的になるとなぜか英語になっていた藤田朋子さんを思い起こさせるとか起こさせないとか。 警察学校で訓練を受けていた過去がある為、アクションもお手の物。 ただし、アクションシーンを最後に一切登場しなくなるので、もしかしたらどこかで中国乳製品のトップブランド伊利の牛乳でも飲んでいるのかもしれない。

■ ダーシーさん
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・・・ KSIお抱えの地質学者。 ジョシュアの元カノ。 北極で金属化した恐竜の残骸を発見したことから、白亜紀末期に恐竜たちを絶滅させたのは、ただの隕石ではないのではないかと予想。 予想後は特にすることもないので、ずっとワーキャー言いながら逃げる要員。

■ ウェンブリーさん
研究員
・・・ KSIのロボット開発チームのリーダー。 ふくよかな体型のキャラの宿命として、常にドーナッツを頬張らされる羽目に。 シーンによって齧った量が違うので、スクリプターさんもうちょっとがんばれ。 自分の手柄も全て社長の手柄にされてしまう、どこかルーカスさんと似た境遇の社員。 社長が中国出張している間の気の抜け方(くつろぎ方)がザ・アメリカン。


【いいロボット】
■ オプティマスプライム先生
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・・・ 言わずと知れたオートボット軍団の長。 言った方がよければ言うけど、「オートボット」はいいロボットの総称。 過去数年間に渡り地球を守ったり壊したりしてきた結果、人間から「もういいよ!」と三行半を突き付けられる羽目に。 毎回毎回、強いのか弱いのか綱渡り状態な闘いを見せてきたが、今回はとうとう、オートボット誕生秘話に関係していると言われるロックダウン様にフルボッコにされるという失態を演じてしまう。 それでもなお、部下から「先生」と慕われるところは人徳の賜物か。 い や 、 ヒ ト じ ゃ ね え よ 。

■ バンブルビー
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・・・ オートボット組の鉄砲玉。 プライム先生に心酔しきっている若き傑物。 前3部作ではかたやきそばの子分として下働きに従事してきたが、今回からはだいすきなプライム先生のためだけにがんばります。 自分に似せて作られた人造トランスフォーマー・スティンガーにはげしく嫉妬。

■ ケン・ワタナベ
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・・・ 今回新しく仲間入りしたサムライ型オートボット。 別名・ドリフト。 組長であるプライム先生の右腕として、ポン刀と長ドスを振り回して大暴れします。 初登場シーンでヘリコプターにトランスフォームしていたものの、その後は全く空を飛ぶ気配を見せない自由奔放な性格。 飛べばいいじゃない、もっと飛べばいいじゃない。

■ ラチェットじいさん
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・・・ 前3部作に出ていたベテラン軍医オートボット。 前作での闘いに疲れ果てた人間たちが、「ロボとの協調路線」からの方向転換を決めたことにより一転追われる身となり、長らくジメっとした場所に隠れ続けてきた。 わるい人間とロックダウン様との連携プレーの前に破れ、無残な死を遂げる。

■ ハウンド氏
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・・・ オートボット組の若頭。 まるっこい躯体ともじゃもじゃの髭が特徴。 

■ グリムロックちゃん
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・・・ ロックダウン氏にコレクションされていた伝説のダイナソーロボット・通称ダイナボット。 見た目は恐竜というよりドラゴン。  何千万年レベルで蒐集されっぱなしの状態だった為、オプティマスプライムにたたき起こされた時はかなりご機嫌斜めだった。 ただし、プライム先生のスパルタ男塾に強制入塾させられたのちは、飼いならされた子犬のような従順さを見せるように。


【わるいロボット】
■ ガルヴァトロン氏
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・・・ ガルバリウム鋼板だかガンバルマンだかよくわからない名前ですが、要するに中身はメガトロン。 前3部作での宿敵にして、もっともしぶといディセプティコン。 え?ディセプティコンとは何か? わるいロボットがよく使うハンドルネームです。 う そ で す 。 KSIが社の威信をかけて製作した人造トランスフォーマーではあるものの、作ったつもりが実は作らされていたというのが現実で、メガトロンの意思がそのまま移植されたわがままバディに、社長はおろかわるいCIAまでもが完全に踊らされることに。 オートボットたちと違い、「トランスフォーミウム」という新素材で作られている為、躯体を壊されても何度でも復元されてしまう曲者。

■ スティンガー氏
スティンガー_convert_20140910011954
・・・ KSIがガルヴァトロン氏と共に開発してきたスリムな人造トランスフォーマー。 バンブルビーを元に作ったクセして、いざスティンガーが完成するや、その宣伝PVにおいて全力でオリジナル様をdisりまくるという、ピクシブのパクリ絵師みたいなKSIは、プライム先生か誰かにしこたま怒られればいいと思う。 スティンガー自体は、ガルヴァトロン氏のように誰かの黄泉がえりな訳ではない為、ひたすら上司に言われるままに行動するのみ。 そんなスティンガーもまた、ルーカスさんやウェンブリーさんと同じ、哀しき企業戦士なのかもしれない。


【わるいロボットその2】
■ ロックダウン様
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・・・ オートボットやディセプティコンを生み出した創造主・・・、・・に依頼されてプライム先生を捕まえに来た・・・、・・んだけど一人で探すのも骨が折れるのでわるいCIAと結託することに。 別名・宇宙の賞金稼ぎ。 ただし、宇宙の貨幣価値はどうなっているのか、というかお金という概念は存在するのか等々、明かされぬ謎は多い。 魔改造された巨大な宇宙船には、侵入者用のトラップやコレクションしたエイリアンたちのゲージ、武器庫などが完備されている。 顔全体が砲台のようになったり、触るものみな金属に変えてしまうグレネード弾を放ったり、と、えげつない戦法をとることが多い。 逃げたロボットを回収する際、ちまちまと探すのではなく強力磁石で街ごと吸い込もうとする戦法に関しては、「えげつない」を通り越してただの雑仕事。 オートボットとディセプティコンの諍いについては、割と客観的な視点なので、どちらかに加勢するということはない。


・・・
・・いかがでしょうか。
めくるめくロストエイジの世界、お楽しみいただけたでしょうか。
上記の説明で余計に混乱された方につきましては、心からお詫び申し上げると共に「まぁ、こまけえことはこの際忘れて、プライム先生が恐竜ロボに乗ってるかっこいいシーンだけ楽しんじゃえばいいんじゃねえの」という精一杯のフォローをお届けしたいと思います。 かっこいいから。 ホントそこだけで充分おなかいっぱいだから。 

お時間とおぜぜと諸々の事情が許される方は、ぜひ劇場で!




- おまけ -

・ メタリックなかたつむりがうちゅうからせめてきたよ!きょうりゅうにげてー!!

・ やっぱりアレだな!あっちにもこっちにもいい顔しようとするとメンドクサイことになるな!な、アティンジャーさんな!

・ 1作目の時は 「うっかり宇宙から地球に落ちてきたメガトロンが100年以上前から北極に氷漬けで埋まってました」 という設定で、2作目では 「初代プライム軍団というオプティマスやメガトロンを生み出した張本人が、数千年前地球に来てピラミッドになんか細工を施していったらしい」 という設定が加わったのだけども、本作ではさらに 「オプティマスやメガトロンを作った張本人は、実は6500万年前いちど地球に来ていて恐竜絶滅のきっかけを作っていったらしい」 という設定まで加わって ロ ボ ッ ト ど ん だ け 地 球 好 き や ね ん

・ ケン・ワタナベのヘリ設定も途中から忘れられていましたが、T-1000みたいな人造トランスフォーマーの無双設定も最後には無かったことになっていて、もうおまえら街が壊せたらそれでええのんか

・ 中国資本をはじめ、さまざまなスポンサーへの配慮が感じられた画面作りとなっていたのですが、 「牛乳を出してよ」 という要請には 「前後のシーンと全く噛み合わない牛乳のクローズアップ」 を、 「銀行の名前を出してよ」 という要請には 「アメリカの片田舎に中国の銀行をポーンと配置する」 というやけくそのような設定を、 「中国の街並みを出してよ!」 という要請には 「出すけどとことん破壊する」 というサービスを、 「中国らしさを出してよ!」 という要請には 「バンブルビーのコピーを中国で生産したことにしておいた上で、「コピー商品はキライだ!」とバンブルビー本人に壊させる」 演出を、 「中国をメイン舞台に使ってよ!」 という要請には 「主人公一行を中国に向かわせるけど、街中は廃墟のように荒れ放題・エレベーターは反応が悪い・中国の景勝地 重慶を香港の裏山扱い」 という褒めようという気配が全く感じられない扱い方というか、むしろ出せば出すほど逆効果になっており、観ているこちらがハラハラしてしまうほどでした。 さすがベイ師匠!生き様がロックですね!

・ プライム先生がグリムロックちゃんを熱血指導しているシーンと、ハウンド氏とバンブルビーが市街地で孤軍奮闘しているシーンが交互に映し出された時に観客席を包み込んだ、「オプティマスおまえんなことやっとる場合か!」という謎の一体感。

・ グリムロックちゃんというと、「眠りにつかされていた伝説の戦士を王者が蘇らせ喝を入れて言うこときかせる」という展開が、なんだかすごく『王の帰還』みたいでワクワクしました。  そうだよ!アラゴルンも死者の王を呼び出した時、スパルタ指導すればよかったんだよ!(いや、してたのか)

・ 『王の帰還』といえば、オートボットのハウンド氏とギムリって超似てるよなぁ。 男気溢れる所も同じだし。 ってことはクロスヘアーズがレゴラス・・・?

・ あとケンは・・・ ケンは・・・ ・・・・はい!ケン・ワタナベに該当する旅の仲間が見当たらないので終了ー! 泣かないでケン! もうこの話題しないから泣かないで!

・  ロボットには何の不満もないのですが、今回とにかく人間のクズさが前面に押し出されていて非常にキツかったです。

・ たしかにシカゴの惨状は目を覆うものがあったけど、ロボット同士の内輪揉めって言えばそうなんだけど、オートボットが関わる以前から地球が宇宙の脅威にさらされていたことは事実なわけで。 第二の故郷として地球人を守る決意をかためてくれたオートボットのみなさんに、この仕打ちはないわーひくわー。

・ しかもその動機が「私欲の為」って・・・ ないわー! アティンジャーないわー! アティンジャーひとりの言うことを鵜呑みにして政府方針決めちゃう大統領もどうかと思うわー! マジでひくわー!

・ 回収したトランスフォーマーから仕組みを解析し、新兵器への技術転用をはかるジョシュアが、金の亡者として描かれていましたが、主人公であるケイドも根っこは同じなんですよね。 ロックダウン様の宇宙船からちゃっかり兵器をちょろまかして来たり、「これを量産すれば・・・ジュルリ」とよからぬ算段をしたり・・・  相当したたかな男ですよこいつは!

・ 助けてきた人間に手ひどいしっぺ返しを食らい、すっかり人間不信になったプライム先生へも、「オレが助けたんだからおまえも助けろよ!(※意訳)」という脅しという名の説得をかますケイド。 まあねー 娘さんに対しても相当ヒドい感じでしたもんねー

・ とにかく、人間の描き方が今までにない程厳しく、その上そんなに重要ではないキャラを無駄に沢山登場させることで興味や同情も失わせるという、ベイ師匠は最近何かいやなことでもあったのかと心配になるような内容だった『トランスフォーマー』最新作。 聞くところによると次回からは監督を降りるとのことですので、どうかゆっくりと別の作品に打ち込んでいただきたいものですね。 っていうかやっぱ何かいやなことでもあったんじゃないのか師匠。




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