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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】

2015年01月22日
こわすぎ


シリーズ最高傑作であるFILE-4よりも面白くすることなど可能なのか? 
前作に詰め込まれていた「時空と空間にある異世界」や「霊能者・真壁が工藤Dに伝えようとしていたこと」などの謎に、満足できるような回答が用意出来るのか? 
・・という、わたしが勝手にこしらえた高すぎるハードルを軽々越えてきた驚異の第5弾! 降参じゃー!わしゃ早々とシャッポを脱ぐぞい!

数ある怪談やホラーネタの中でわたしが一番苦手な題材は、何を隠そう「東海道四谷怪談」でありまして。
小学生の頃読んだ「こち亀」のエピソードのせいなのか、うっかり観てしまった映画のせいなのか、はたまた学級文庫にあった都市伝説本のせいなのか・・・。
「お岩さん」という言葉を口に出しただけでも、というか、名前に「さん」をつけずタメ語で呼んだだけで呪われたなんて話もどこかで読んだ覚えがありましたし、とにかく、「四谷怪談」絡みのネタはずっと避けてきたのですよね。
というわけで今回は、
「今までのシリーズと違い、本来の意味でのコワすぎだったらどうしよう・・・」
と、色んな意味で失礼な不安を抱えながら鑑賞に挑んだのですが、もうね、ぜんぜん杞憂だった! 
オレ、初めてお岩さんで笑った! 
ありがとうコワすぎ! トラウマを克服させてくれてありがとう!

なんと、前回あれだけ白熱した異世界でのプカプカルンルンを全く覚えていなかったという工藤Dと仲間たち。
失はれた記憶を呼び覚ますため、彼ら自身がFILE-4のクライマックス映像を鑑賞しながら、「ファー」とか「ウヒョー」なんつって歓声をあげるという、不真面目な真面目さここに極まれり!な展開で本作はその幕を開けます。
もうこのトップシーンでわたしのボルテージは頂点に達してましたもんね。
工藤Dたちが覚えてないという設定もすごいけど、どこまでも「ドキュメンタリー」を貫こうという真剣さがすごい。
レンタル屋さんに並んでいるそのままのパッケージを手にし、我々が前回観たそのままのプカプカルンルンに本気で驚愕する工藤Dを観ていると、テレビと現実世界の垣根などもう存在しないんじゃないかっていう気になる!いや、あるけど!あるけどない!これはもはや、フェイクドキュメンタリーを越えた「何か」なのだ!

で、一通りびっくら仰天したトコロで、異世界の謎と非業の死を遂げた真壁せんせいはさっさと置いておいて、新たに依頼された「お蔵入り映画」についての取材を開始する一行だったのですが、そんな中、観ている者の不安は順当に的中し、AD市川ちゃんがまんまとお岩さんのノロイにかかってしまいます。
謎の解明を妨げる霊障の数々!
『ノロイ』のアルミホイル屋敷を彷彿とさせるようなどっきりハウスに潜む、謎の引きこもり系美女! 
ますます陰気になる市川ちゃん!
さすがに焦る工藤D!
そんな一行の前に、『シロメ』でゲロを吐いていた怪談師・吉田経人さん登場! 
「東海道四谷怪談」を書いた鶴屋南北の出生にまつわる秘話を紹介してくれるだけでなく、きちんと最強の浄霊師・宇龍院道玄さんをも紹介してくれる吉田さんデキる人!いまだにゲロの印象しかないけどデキる人!

そんなこんなで「よかったよかった・・」っつってさっさと浄霊してもらおうと考えた工藤Dたちだったのですが、話はそんなに簡単なものではなく、再び霊体ミミズのたくる異世界やFILE-1の口裂け女編に出てきた呪術師の里、おまけに工藤Dの知られざる過去まで絡み合ってきて・・・ と、本作は怒涛のクライマックスへと一気呵成になだれ込むのでした。

人の話を聞かない工藤Dとめちゃくちゃ我の強いタイプの浄霊師による、市川ちゃんそっちのけの醜い罵り合い! 
そんなめんどくさいおっさんふたりの横で「ウゲ~ウゲゲエエ~」と苦しむ市川ちゃん。という画が醸し出す、ゲテモノ鍋のような魅惑の味わい! 
これはコメディなのか、はたまたホラーなのか。 
真剣にやればやるほどおもしろさに歯止めがかからなくなる摩訶不思議ホラー。 ホントもう最高です!

コンビニやスーパーでお馴染みのケミカルなポリ袋を卒業し、今回新たにオーガニック素材を活かしたズタ袋に収納され、見栄えもパワーも大増幅した例の「毛」を手にした工藤Dが挑む、次なる敵は・・・? というのが続編である『史上最恐の劇場版』でして、そちらに対する感想は先日ベスト100記事にも書いた通り、わたしの中ではいまひとつだったのですが、「コワすぎ」が目指す到達点はまだまだずっと向こう、異世界の先の遥かなる高みに存在していると思っておりますし、わたしの中では「ナシ」だった工藤Dと市川ちゃんの「へんげ」がどうなってゆくのかも大いに気になるトコロですので、今後もコワすぎから目を離しません!

それにしても、自分の命と引き換えにズタ袋をこさえてくれた呪術師さんといい、死んでもなお見守ってくれる霊能者さんといい、どつきどつかれしながらもついてきてくれる市川ちゃんといい、工藤Dが関係する女の人って毎回ひどい目に遭わされてる割に、みんな不思議なほどに献身的だよなぁ・・。
みんな目を覚ませ! 工藤Dはああ見えて、意外にキチンとしたクズだぞ!





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『ROOM237』

2015年01月18日
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「本編中引用した映像や写真は、キューブリック監督を含むいかなる関係者の承認も受けておりません!」という、もしかしたらもしかしなくても各方面からばっちり怒られるかも宣言と共に、『シャイニング』の独自解釈が熱っぽく語られるドキュメンタリー。 

登場する5人の「語り部」の偏愛っぷりに眩暈!
ジャック・ニコルソンの背後に映った缶のメーカーは「カルメット」。 インディアンの言葉で「和平」。 つまり、シャイニングは先住民の虐殺を描いた映画なのだ! 
とか、
オーバールック・ホテルの駐車場に留められている車の数は42台。つまり、ホロコーストの象徴だからシャイニングはナチスドイツの蛮行を描いた映画なのだ! 
とか、
ダニーが座っているカーペットの模様がカットが変わった瞬間逆向きになるのはアポロ計画の真相を表している! 
などなど、「そう言われればそうかもしれんな」レベルの解釈から、壁に出来たシミを人間の顔だと言い張るのに似たトンデモ説まで、考察の内容が多種多様で実におもしろかったです。

とにかく解説がいちいちふるっていて、心くすぐられるのなんのと。
「タイトルバックの雲の中にキューブリックの顔が描き込まれているんですよ!エアブラシでね!ええ、ほんの一瞬ですけどね!フォトショで強調しないと見えないぐらいのギリギリの描き込みなんでね!少しわかりづらいかもしれませんけども!」という主張の、少しどころじゃないわかりづらさときたらどうですか。
おわかり、いただけないですよね。残念ですけどね。
っていうか、わたしもなんとか百歩譲ろうと努力したのですけども、そもそもキューブリックがシャニングのオープニングに自分の似顔絵を忍ばせる理由が全く浮かばないんですよね。 原作者のキング先生だったらやりそうですけどね。(←あくまで印象) 

「この背後のポスターを見て下さい。 スキーヤーが写っているように見えるでしょ?スキーヤーだと思うでしょ?でもこれね、ミノタウロスなんですよ!なぜなら私にはどっからどう見てもミノタウロスにしか見えないから! えっ?スキーのストック持ってるじゃないか? それはあなたのただの思い込みです!(キリッ)」という主張なんかもね。
世が世なら「モルダーあなた疲れてるのよ」物件ですよね、完全に。
わたしにはスキーヤーに見えたのですけども、ここまで前のめりでミノタウロスだって言われたら、もう「じゃあそっちの方向で」としか言えなかったですもん。
あるいは、「ジャックの後ろに椅子があるじゃないですか。 でも、次のシーンでは消えてるんですよね。 これはね、きっとキューブリックが何かのホラー映画を真似たんだと思う次第です。 これはただのホラー映画ではなんだ、というキューブリックからのメッセージなんです!」という、もはや願いにも近いような主張とか。
それもう、遠まわしにキューブリックさんdisってないか。 っていう。
褒め殺しし過ぎなんじゃないか。
さすがにキューブリックさん赤面してはるんじゃないのか。 「それぐらいミスるよ勘弁しておくれよ」って頭かきむしってはるんじゃないのか。 っていう。
こんな感じの奇抜なオモシロ考察とデータに裏打ちされた大真面目な考察が交互に語られてゆくものですから、ホント飽きる暇がないというか、笑ったり唸ったりしながら夢中で見入ってしまったのでした。

なぜこの映画は、これほどまでに人々の探求心を掻き立てるのでしょう。 
見えないものを、必死に見つけださせようとするのでしょう。
それは間違いなく、キューブリック監督が天才だからなのですよね。
であるがゆえに人々は、「キューブリック監督なら、どんなことだってありうる」と信じてしまう。
静止したり、コマ送りしたり、逆再生したり、再生と逆再生を重ね合わせたりしてまで、映画の中に隠されているものを解き明かそうとしてしまう。
解析のバリエーションの豊富さは、そのままキューブリック監督の才能の証明になっているのかもしれない。
改めておそろしい監督だなぁ・・と思いました。
 
ちなみにわたしが一番すきだった説は「アポロ計画捏造」説と、103分の上映時間を全否定する「この映画に深い意味なんて何もない」説です。  
映画を観ることの楽しさを痛烈に感じた逸品でした。


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すきもの主婦が選ぶ2014年ベスト100 (後編)

2015年01月08日
あけましておめでとうございます!
昨年中は本ブログをご愛顧いただき、まことにありがとうございました!
ことよろ! つまりことごとくよろしく!

ということで、「ここまで引っ張る程のものでもないんじゃないか・・」という心の声をねじ伏せ、無理やり年をまたぎっぱなしにしていた、「2014年に鑑賞した映画の全コメントつきベスト記事」の後編です。
前回の記事の最後に「60位まで書いたので残り40本」と書いておりますが、痛恨の引き算ミスです。
がっつり60本残っております。
だったらさっさと本題に入れ? で す よ ね ー !!
そんなこんなで、60本分も読んでらんないよ、というみなさまに一番下ベストテンまで一気に飛ばすという画期的な方法をお勧めしつつ、後半戦のスタートです!

ちなみに100位から60位までの内訳はこちら

いざ鎌倉!


59位 『恋人はセックス依存症』
あらすじ・・・
セックス依存症に苦しむバナー博士の前で、黒いセクシー下着をまとったペッパーポッツが扇情的なダンスを踊ります。

と、ケロヨンが鬱陶しい女のようなあらすじを書いてしまいましたが、実際鬱陶しい女でした。みんなー!ケロヨンの演技力凄いよー!リアルにうざったいよー!演技力だよー!あくまで演技だよー!
そのへっぽこ邦題のおかげで、どれだけのお客さんを逃したのだろう・・と切ない気持ちになってしまう程の良作でした。 実際に苦しんでいる患者さんも少なくない精神疾患であるにも関わらず、その言葉の響きから「浮気の言い訳」程度にしか受け取られない「性依存症」。 それを克服しようとがんばる3人の男性を軸にした、厳しさと優しさを併せ持ったストーリー。 原題の「THANKS FOR SHARING」があらわすように、困難を分かち合うことの尊さを描いたステキな映画でした。



58位 『マリー、もうひとつの人生』
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(※ ビノシュは ふしぎなおどりを おどった。 マチュー・カソヴィッツの MPが 8さがった!)
あらすじ・・・
フランス在住のマリーさんが、「26歳にして就職も決まりそうだし、その雇用主の息子ともいい雰囲気だし、今日はいい誕生日になったで・・・!」  ・・・とホクホクしていたんだけど、あくる朝目覚めたらなんとそこは15年後の未来で、就職どころか会社のナンバー2までのぼり詰めていて、世間のあだ名は「女帝で」、雇用主はいまや義理の父で、小学生になる息子もいて、いい雰囲気だったはずの彼氏(現・旦那さま)とは離婚間近になっていて/(^o^)\ナンテコッタイ状態になります。

どの作品に出ていても、「ザ・ビノシュ!」としか言いようのないような独自のオーラを漂わせているフランスの「女帝」、ジュリエット・ビノシュさんによる国内劇場未公開作品。 この回りくどい言い方でお気づきかもしれませんが、わたしはあまり好きじゃないです、ビノシュさん。 好きじゃなかったのですが、この作品はよかった。 ファンタジーのようでしっかり現実を映し出している、とても誠実な映画でした。
本作の主人公・マリーは、「自分は何も変わっていない」と自分自身に言い聞かせながら生きてきたのだと思います。 「変わったのは周りだ」と。 しかし、15年分の記憶を失い、夫となる人と初めて愛を交わした日の「マリー」に戻ったことで、はじめて客観的に「女帝・スペランスキー」と呼ばれる自分を見ることが出来た。 そして、思い知らされた。 その変化に、その残酷なほどの変わりように。
20代の頃の自分と、40代にさしかかった自分とは、きっと全くの別人といっていいほど違っているのだろうな、と、わたし自身も思います。 そしてそれは、別に悪いことではないのですよね。 15年分の喜び、15年分の哀しみ、15年分のストレス。 年月を経るということは、その分経験を積み重ねてゆくということ。 それらを吸収し少しずつ変化するからこそ、山も谷もある人生に対応できるのではないか。 自分自身の変化を受け入れ、たくさんの過ちと見過ごしてきた幸せに気付いたビノシュさんが翌朝目覚めたとき、今度はいったいどんな光景が待ち受けているのか。 決してハッピーエンドではないけれど、ほのかな希望を感じさせるラストもよかったです。



57位 『アンナ・カレーニナ 』
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(※ 本年度NTR大賞)
あらすじ・・・
若くして愛のない結婚をさせられたアンナさんが本物の恋に身をやつします。

めんどくせえ女だな! 女性が人間としての人生を謳歌することを許されなかった時代に、自分らしく生きることを選んだ女性の愛と苦悩 ・・なんですが、やたらと湿っぽいキーラ・ナイトレイさんと自己陶酔にも程があるアーロン・テイラー=ジョンソンさんにいちいち苛々させられ、「わーめんどくせー!」と叫びながらフローリングをゴロゴロ転げまわらずにはいられない心理状態に。 まぁね、ジュードさんがとっても忍耐強くてイイ人なのと、わたし自身がもうええ歳なため、余計に若い2人の早計さを歯がゆく感じるのかもしれませんけどね。 舞台劇のような斬新な演出と、美しすぎる衣装にノックアウトされました。



56位 『セレンディピティ』
あらすじ・・・
ジョンキューとベッキン姐さんが運命の恋に落ちます。

「わー遅刻遅刻!」 そう言いながらパンをかじったまま通学路の角を曲がったジョンキューが期せずして飛び込んだたくましい胸。「いてて・・」と強打したお尻をさするジョンキューに差し伸べれれた白魚のような手。 「だいじょうぶかい?」 問いかけるベッキン姐さんの薄茶色の瞳に吸い込まれるジョンキューなのであった。  っていうお話です。(※超訳)
まだニコラス・ケイジ化が進んでいない頃のフレッシュなジョンキューに震えて眠れ! クリスマスで賑わうデパートでの運命的な出会いから、お互いに連絡先を書きあった初版本と5ドル札が巡る運命的な道すじから、知り合いの知り合いが知り合いだったという運命的な人脈から、なんとか辿り着いた相手の住所にたまたま別の人が間借りしていたという運命的な悪戯から、思い出のスケートリンクでの運命的な再会まで、恐ろしい程の赤い糸的運命の連鎖が止まりません! これぞロマコメ! 結婚式を迎えるその当日まで「ごめん、やっぱ他に好きな人が」って言い出さないクズさ加減もまさにロマコメ! 運命の相手以外の人生お構いなしなとこが超ロマコメ! 要するにロマコメは鬼畜!



55位 『ABC・オブ・デス』
あらすじ・・・
色んな人が色んな死に方をします。

FとZのひどさが群を抜いてすごい!

以前書いた感想



54位 『脳男』
あらすじ・・・
生田斗真さんが感情に任さず悪人征伐します。

二階堂ふみさんの絵にかいたような「悪魔的笑い」がすごい!

以前書いた感想



53位 『トランセンデンス』
あらすじ・・・
みんなジョニデになります。

人工知能の撲滅を図るテログループが専門家や関連施設を破壊 → その筋の権威だったジョニデも襲われ余命わずかに → 夫を死なせたくないジョニデの妻がジョニデの脳みそをコンピューターにアップロード → ジョニデの脳みそが思った以上に進化 → ジョニデを脅威に感じた元同僚がテログループとタッグを組む → FBIも協力するよ! → その筋の専門家モーガン・フリーマンも参戦するよ! → ジョニデvsセカイ → いざ攻撃をかけてみたらジョニデいい人だったみたい → なんかゴメン → ジョニデが死んだから世界中の電力もおちました → ジョニデ・・フォーエバー・・・
なんだこのストーリー。
平和的解決を望むジョニデ率いる人工知能チームと、殺人をも厭わない天然人間チームのぶつかり合いということで、圧倒的にジョニデ側にひいきしたくなります。 ゆえにスリリングさはゼロです。 ひたすら人間チームのヤな所ばかりが目につきます。 それもこれもジョニデを主役にしてしまった代償なのか・・・。 というか、そもそもテログループが人工知能の専門家を殺そうとしなければよかっただけの話なので、そんなテログループと協力し合う政府だとか研究者だとかに全く共感できない。 まずそいつら逮捕しろよ。 
どいつもこいつもがジョニデになってうっとりとした顔で奥さんに呼びかけるシーンの、何とも言えない「ジョニー・・おまえはそれで満足なのか・・」感が、最近の彼のパっとしなさと相まって胸に沁みるので、それだけでも観る価値ありだと思いました。



52位 『フライト』
あらすじ・・・
酒飲んでヤクをキメて飛行機を運転していたデンゼル・ワシントンさんが盛大に怒られます。

お酒は怖いねー! 過ぎたるはなお及ばざるがごとしだねー! と、観終わった瞬間お酒を飲まないわたしは思ったのですが、そういったアイテムはあくまでデンゼルさん演じるパイロットの堕落を表す例えの一つでありまして、本作は堕ちるところまでおちた一人の男が、臨死体験をきっかけに自らの人生と真摯に向き合おうとする、そのための勇気を得るまでの壮絶な葛藤を描いた、崩壊と再生の物語なのですよね。 ということで、おもしろくて、滑稽で、ジーンときて、ためになる、とてもいい映画でした。



51位 『渇き。』
あらすじ・・・
役所広司さんがバカヤローコノヤローと言います。

妻夫木さんのチュッパチャップス!!(バンバン!)(赤面)

以前書いた感想



50位 『清須会議』
あらすじ・・・
織田信長亡き後の方向性を決める会議で、豊臣秀吉が頭角を現します。

日本史に疎いわたしでもさくさく観られる歴史エンターテインメントだったと思います。 三谷作品ではすっかりお馴染みになってしまった「超豪華キャスト」も今回は珍しく物語の邪魔になっておらず、「この役をこんな人が・・!」という驚きが心地よかったです。(というか後で調べてから初めて気づいた方も) 剛力ちゃん、かわいいよ剛力ちゃん! 利家と秀吉の精神的乳繰り合いで心のおひつが開きました。



49位 『G.I.ジョー』
あらすじ・・・
マッチョな人がたくさんでてきます。

ハスブロだからしょうがない。



48位 『G.I.ジョー バック2リベンジ』
あらすじ・・・
ハゲの人も加わります。

ハスブロだからしょうがないんだってば。

以前書いた感想(1&2)



47位 『ヘンゼル & グレーテル』
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(※ こうみえて中世のお話です)
あらすじ・・・
両親に森に置き去りにされたヘンゼルとグレーテルが、お菓子の家で魔女を打ち負かし、その勢いに乗って妖魔ハンターとなります。

これすっごいおもしろかったです! しっかりとしたグロとエロ! 約80分という短い上映時間にギュッと濃縮された無駄のないストーリー! ありえなほど俊敏こととしまさ氏ジェレミー・レナー氏と、ジーン・グレイことファムケ・ヤンセンさんによるアメコミファン垂涎のどつきあいも超たのしい逸品です。



46位 『ヒューマン・レース』
あらすじ・・・
突然見ず知らずの場所に集められた人々が、死のルールに則り、最後の1人になるまでひたすら走らされます。

「GANTZ」と「死のロングウォーク」を足して2で割って血糊や火薬でデコレートしたような殺伐ストーリーがとてもおもしろく、いったいどんなオチがつくのだろうか・・とワクワクしながら鑑賞していたら、巨神兵と初号機を足して2で割ってこじんまりとさせたような謎の生き物が出てきて「オレたちの闘いはこれからだ・・・!」で終幕。 わー!とんちき映画だー! 極限状態に陥った人間の醜悪な生き様をホラーテイストで描いた意識高い系ホラーだと思ってたら、週刊ジャンプでいきなり打ち切られた格闘漫画ばりのとんちき映画だったー! 
観終わった瞬間は呆気にとられてしまいましたが、今となっては楽しい記憶しかないので46位にランクイン。
ただ、「頭がバーン」は最初のインパクトこそあれバリエーションが少なく徐々に飽きてしまうので、もうちょっと出し惜しみしてくれた方がよかったかも。



45位 『ダークスカイズ』
あらすじ・・・
失業中の夫とそれを支える妻と絶賛反抗期の長男とかわいらしい盛りの次男というごくごく普通の一家が第三種接近遭遇してしまいます。

UFOをこの目で見るのが人生の一大目標であるわたしですが、その乗組員との接触は絶対ノーサンキューというか頼むから勘弁して欲しいわけで。 いやだって、イヤじゃないですか、グレイタイプに囲まれるとか。 夜中に目を覚ましたら掃き出し窓からまばゆいばかりの光が差し込んでブオンブオンという低音が・・とか、もう想像するだけで超イヤじゃないですか。 で、本作はそんな超イヤな出来事にガッツリ巻き込まれた一家の気の毒すぎる物語でありまして、ホント観終わってからめちゃくちゃ怯えましたよねぼかぁ。
UFO話を大真面目に説明したところで、眉唾ものとして冷笑されるのが関の山。 ひどい場合は頭のネジがゆるんだ人と判断されることだってあるはず。 でももし、それが本当だったら?本人にとっては本当に起こった出来事だったなら? そこには「それを経験していない人」からは想像もつかないほどの絶望があるのではないでしょうか。 誰にも信じてもらえない。 誰にも助けてもらえない。
この手の映画がアメリカでたくさん作られていて、しかも受けている要因のひとつには、年間80万人とも言われる行方不明者(未成年)の問題もあるかもしれないなぁ・・と思わせるラストシーンも戦慄。



44位 『エビデンス-全滅-』
あらすじ・・・
廃屋で殺人事件が起こり、現場からとんでもないビデオが発見されます。

よくある「ファウンド・フッテージ」モノのていで始まる本作。 捜査チームが焼け焦げたテープを復元し再生すると、そこに映し出されたのは女優の卵とその親友を取り巻くありふれた日常の風景。 売れないアイドルのイメージビデオのような毒にも薬にもならない映像がだらだらと続き、やっとこさ「小旅行」という変化が起こったとおもったら、今度は謎のトラップ&謎の廃屋&謎の殺人鬼と、いつかどこかでお会いしたことのあるような既視感たっぷりな展開に。 ・・って、この文章だけだといかにもつまらなそうじゃないですか? でも全然つまらなくないんですよ!これが!
発見されたテープの破損していた部分が徐々に解析されてゆくスリル。 解析と同時進行で行われる容疑者宅のガサ入れの行方。  そして、まさかのユージュアルサスペクツなオチと見せかけてからの畳みかけの気持ちよさ! クライマックスに達したとき、超かっこよかったOPの視点に隠された意味がブワワーっと理解できた時なんてのはもう、膝をバンバン叩きたくなりましたよね!ええどええどー!っつって。
というわけで、「ファウンド・フッテージ」モノという設定を逆手に取ったアイデアに大いに舌鼓を打ったのですが、さすがにラストのアレはあまりにも安っぽすぎるんじゃないでしょうかねぇ。 この際だから思い切って更にもうひとひねりして、それすらも全てヤラセってことで、犠牲者役と加害者役が鎌田行進曲歌いながら出てくるオチまで行っちゃってもよかったと思います。 



43位 『グランド・イリュージョン』
あらすじ・・・
「フォー・ホースメン」を名乗る4人のスーパーマジシャンが、種も仕掛けもある犯罪とマジックの華麗な融合に挑戦します。

我々は「目に見えるものしか信じない」という呪縛で自分自身をがんじがらめにしているがゆえに、重大な犯罪を見逃しているのかもしれない。 ナイフを持って刺せば、そこには目に見える赤い血が流れる。 しかし、目に見えない「人間の怠慢さ」や「傲慢さ」や「妬み嫉み」などが、誰かを死に追いやってしまっていても、そのことに気付くことはあまりないのだ。
ということで、愛する人を奪われた人物が、目には目を、歯には歯を、見えないやり方にはマジックをとばかりに、あの手この手を駆使し憎き仇を追い詰めるための壮大な復讐劇を企てます。 復讐劇ですが、キラキラ眩いスポットライトに照らされ、ゴージャスにショーアップされた超爽快な復讐劇ですので、観ている間も観終わってからもひたすら楽しかったです。 続編も楽しみ!


42位 『ピープルVSジョージ・ルーカス』
あらすじ・・・
スターウォーズに人生を狂わされた人たちが、絶対神・ルーカスの掌で転がされます。

特別篇もジャージャーも全部受け入れるから、その代わりにオレたちのオリジナル版を返しておくれ! 無かったことにしないでおくれよ!(←わかりすぎてつらい)



41位 『ホワイトハウス・ダウン』
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(※ 服着てない方)
あらすじ・・・
ホワイトハウスがダウンします。

SPとして長年政府に尽くしてきたおとうさんが、イラクでのマル秘密作戦で息子を喪い落ち込む ← わかる
にっくき中東を徹底的に懲らしめるのではなく、和平を結ぼうと言い出した弱腰な大統領にガチギレる。 ← まぁわかる
定年退職する日に合わせて、特殊部隊の知り合いを手引きしてホワイトハウスを占拠する。 ← ギリわかる
大統領の生体認証を手に入れて中東に一斉核攻撃を仕掛ける。 ← わ か ら ん
・・という悲しき逆恨み劇かと思いきや、実は一連のテロは中東との和平を邪魔したかった下院議長が黒幕でありまして、戦争が無くなったら軍事産業がメシマズになっちゃうヨ!と焦った議長は、アメリカが核攻撃すればふたたび中東と存分に揉めさせられることが出来ると結論付けちゃったのですよね。 っていうか、核なんか撃ったら揉めるとか揉めないとかいうレベルを越えちゃうと思うんですけど大丈夫かこの議長。
本作を観て、アメリカの最高権力は、大統領→副大統領→下院議長という順番に移行するんだという事を知りました。 やっぱり映画は勉強になるなぁ!(たぶん知ってても人生の役にはまるで立たないケド)
余談ですが、劇中チュッパチャップスを口にくわえたままクラッシックに合わせて手を振りながら「さぁ!ゲームのはじまりだ!」と叫ぶ、前世紀に絶滅したはずのタイプのスーパーハカーが出てきて、なんかもう顔を真っ赤にしてお布団に潜り込んでバタバタしたくなりました。



40位 『エンド・オブ・ホワイトハウス』
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(※ 服着てる方)
あらすじ・・・
ホワイトハウスにエンドの瞬間が訪れます。

絶賛国際指名手配中のテロリストが誰にも気づかれず韓国の大統領のSPに就職して、ホワイトハウスの中枢に潜入するというすっとぼけたストーリー。 韓国の人はよく怒らなかったなぁ。
で、そのテロリストは実は北朝鮮のご出身で、「オレたちの同胞はアメリカのせいでひもじい思いをしてきたのに、お前らのうのうと暮らしやがって~」と、坊主も袈裟も草履も空も大地もひっくるめてすべてが憎たらしいのですよね。 そのため、いっそアメリカごとぶっ壊してやろうと考えるわけですが、どうですかこの、圧倒的なほどの「アメリカ憎し」パワー! こういう憎しみを抱くのって、果たして北朝鮮だけなのカナ?カナ? と現実のアメリカの行いを見ているとぜんぜん笑えない設定がすごいです。 アメリカの人はよく怒らなかったなぁ。
似たような時期に公開された「エンド」と「ダウン」ですが、ホワイトハウスの意外とモロいセキュリティや、子どもが妙にウロウロする点や、味方が主人公と大統領だけという点や、国防総省のみなさんが特等席から悠々観覧している点や、マスコミによって情報が筒抜けになっている点や、核が乗っ取られ過ぎな点などなど、邦題だけではなく内容も極々似通っているため、「服を着ている方」と「着ていない方」で見分ける方法をお勧めします。 
ちなみにわたしは、戦闘服に身を包んだジェラルド・バトラーさんが殺人マシーンに大変身する「エンド」の方がすきです。 ゴリッゴリの殺戮シーンがさいこう!



39位 『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』
あらすじ・・・
脳筋トリオがお金持ちを拉致・監禁して財産を巻き上げます。

上昇志向が強すぎて酸欠気味の主人公に、脳筋すぎて頭の中がお花畑な同僚たちがうまいこと言いくるめられ、雑すぎる犯罪に手を染めるお話。 理想の筋肉を手に入れるためなら「ノーペイン&ノーゲイン」(痛みなくして得るものなし)を貫くくせに、一攫千金のためだと自分が痛まないよう、楽して金持ちになれるよう姑息な手法を選ぶあたりが、犯人たちの底の浅さをうまいこと表していてよかったです。 そのおおざっぱな手口がありえないのですが、もっと信じられないことに、なんとこれは現実にあった事件をもとにしているというのですから、アメリカンドリームの魔力ってすごいですよね。 あと、主人公演じるマーク・ウォルバーグさんの肉襦袢っぷりもすごい。 
キャラクターの滑稽さと行う犯罪の非道さとのギャップから、『ファーゴ』のマイアミ版といった印象を受ける。 それにしても、なんという空と海の色なんだろう。 少しの影すらも残さず照らし出そうとするような容赦ない太陽。 クライマックス、ペンキを流し込んだような極彩色の景色を眺めながら、「こんな残酷な太陽の下にいたら、わたしも正気を失うかもしれないなぁ」とぼんやり思ってしまいました。



38位 『V/H/S ネクストレベル』
おばけのようなものが出る廃墟でいかがわしいビデオを見ます。

新進気鋭の監督たちによるPOVオムニバスホラーの第2弾。 そういえば昨年の年間ベスト記事に「第1弾の感想は後日」って書いてそのまんまだったなぁ・・・(遠い目) 
空き家に忍び込んだ人がそこいら辺に山積みにされているビデオテープを見まくる、という前作でのスタイルはそのままに、今回もかなり無理のある死にざまがてんこ盛り! 
臨床実験に協力するかわりにタダで最新鋭の義眼を手に入れた男性が、謎の副作用でI see dead people状態になってしまう1本目に、今大流行中のGoProを装着してサイクリングに出かけた男性が謎のゾンビ渦に巻き込まれる2作目、カルト教団の潜入取材に成功したジャーナリストが謎の儀式に立ち会ってしまう3作目と、親の居ぬ間に酒飲んで盛り上がろうとしていた未成年者のパーティに謎の宇宙人が乱入する4作目のどれもが、テンポよくグロたっぷりで、程よい不条理さも心地よい。 いろんなものが振り切れている3作目の頭のおかしさと、2作目の無償の愛は特にグっときました。 
不法侵入した空き家に「watch me」って書かれたビデオテープがあったとして、それ暢気に見るヤツいるかぁ?という疑問は相変わらず消えませんが、今後もこのような、次世代を担う若き作り手のみなさんが腕を振るう場があり続けるといいですね! ときれいにまとめたところでおしまいにしたいと思います。  だってまだ38位だし! だいぶ書いたと思うんだけど、ま だ 3 8 位 だ し !



37位 『ROOM237』
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(※ おわかり、いただけただろうか・・・?)
あらすじ・・・
いろいろな人たちが『シャイニング』の中に見えない何かを見出そうとします。

感想はこちら



36位 『ウォルト・ディズニーの約束』
あらすじ・・・
「メリー・ポピンズ」の原作者・トラヴァースさんが、小説の実写映画化にあたり、ディズニーさんとすったもんだしながら自身の過去とも向き合います。

一度も『メリーポピンズ』を観た事のないちびっこが、なぜか鑑賞を希望したので気が変わらないうちにそそくさと劇場へ。(自分から映画に行きたいと言い出すことなど滅多にないため) その後『メリーポピンズ』そのものも借りてきて猛プッシュしてみたのですが、結局そちらは観ようとしなかったちびっこ。 なにが彼女を駆り立てたのか・・・未だ謎のままである。
で、映画の方はどうだったかというと、めちゃくちゃええ話でした。 わたしは幼いころから『メリーポピンズ』を数え切れないほど観てきているので、その成り立ちも興味深かったですし、トラヴァースさんとディズニーさんがそれぞれ胸に抱えていた父親への想いにはグっときましたし、とにかく曲がかかるたびに涙腺が緩んで大変でした。 ちびっこも満足していたようでよかったです。



35位 『凶悪』
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あらすじ・・・
死刑囚から届いた手紙をきっかけに、とある連続殺人事件を調べることになった記者が、自身の現実から目をそらし取材に没頭します。

オラフだいすきなちびっこたちには絶対に観せられない猛毒映画。 冒頭、ピエール瀧さん演じる極道が、若い衆やらその恋人やらをめちゃくちゃに壊すシーンがあまりにもキツすぎて、というもの、現実にもこういう事件は起きているし(そもそもこの映画自体が現実の事件をもとにしていますし)、「娘を持つ親の視点」から映画を観てしまった瞬間、何の落ち度もない若い女の子がヤクザにシャブ漬けにされて火を付けられて・・というくだりがどうしても耐えられなかったのですよね。 なんつうか、荒唐無稽な殺人鬼が出てくる映画ならたのしく観られるけれど、こういう(感情の)抜きどころのないおぞましい映画はそろそろ無理なのかもなぁ・・と己の限界を感じてしまったのでした。
気を取り直して内容に目を向けますと、山田孝之さん演じる記者が暴いてゆく事件そのものは有名ですし、過去にも目にしたことがあったので割愛するとして、その件以上にわたしの心を凍えさせたのは、フィクション部分である「記者の家庭」についてでして。 ラスト、妻との人生を守るため、痴呆症を患う母を老人ホームに入れる記者。 彼の選択と殺人事件の関係者との違いは、「平和的」だったか「力づく」だったかという点だけで、邪魔な親(老人)を始末しようとしたという根っこの部分は同じなのではないか。 ヤクザなんかとつるまない、犯罪とは縁もゆかりもない普通の人間が持つ、いや、持たざるを得ない「残酷さ」。  しかも、お金で方がつけられるだけ、記者はまだマシなのかもしれないということが、わたしはさらに恐ろしい。  
匂い立つ凶暴スメルに胸やけしそうな、猛烈な映画でした。



34位 『10人の泥棒たち』
あらすじ・・・
アジアを股にかけ活躍する泥棒のドリームチームが遺恨試合に挑みます。

これにもイ・ジョンジェ様が出ていたことに気づき激しく動揺しているわたしです・・・!

以前書いた感想



33位 『マレフィセント』
あらすじ・・・
ジョリ子がオーロラ姫をお世話します。

なんと、ちびっこの予言通り「シンデレラ」の実写版が製作されこの春公開になるそうな。 ディズニーの偉い人は早急にちびっこの口座にアイデア料を振り込んで下さい。

以前書いた感想



32位 『ビフォア・サンセット』
あらすじ・・・
旅行先のウィーンでロマンティックな一夜を過ごした2人が9年ぶりに再会します。

メロドラマティックな会話劇。 なんと全編アドリブなし。

以前書いた感想



31位 『ビフォア・ミッドナイト』
あらすじ・・・
再会先のパリでロマンティックな夕暮れを過ごした2人が9年後夫婦の危機を迎えます。

デルピーさんの腹肉が他人事とは思えない。 

以前書いた感想



30位 『ディアトロフ・インシデント』
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(※ 躍動感!)
あらすじ・・・
1959年にディアトロフ峠で起きた謎の死亡事故の真相を探ろうと同じルートをトレッキングしていた若者たちがおっかない体験をします。

ありがちなPOV映画かと思ったら後半の展開がとんでもないことに! 
まずもととなった事件(事故)がそこいら辺の映画の数倍おもしろい。 「死の山」と呼ばれていた山をスキーでトレッキングしようと旅立った9人の学生たちが、約一か月後死体で発見されたのですが、そのうち5人の体には致命的となるような傷がなく死因は低体温症。 残りの4名はそれぞれに酷い怪我を負っていたものの、どれも「普通じゃない」力が加えられており、舌が無いものまで。 
下着一枚の状態の死体。 内側から破られたテント。 何人かの衣服から検出された高い数値の放射線。 彼らを死に追いやったのは、先住民か?ソ連軍が開発していた秘密兵器か?それとも宇宙人か? なんと犯人はいまだ謎のままという。
で、そんなオカルト&ミステリー好きにはたまらない事件を探るため、映像作家志望の若者たちが性懲りもなく雪山にアタックするというフィクションが追加されたのが本作なのですが、この膨らませ方がまた尋常じゃないおもしろさ! (この手の映画が大好物な)みんなが期待するすべてがここにある! ヒントは「フィラデルフィア計画」! どうだいこの盆と正月がいっぺんに来た感!ごっつぁんです!



29位 『死霊館』
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(※ 先日初来日を果たしたアナベルちゃん。 前田のあっちゃんではない。)
あらすじ・・・
アナベル人形がセンセーショナルにスクリーンデビューします。

アっちゃんのスピンオフは2月公開予定!

以前書いた感想



28位 『インシディアス 第2章』
あらすじ・・・
ランバート家の長男・ダルトンくんが、一子相伝の奥義・幽体離脱を駆使し、あの世から色んなものを連れてきます。

おっさんみたいなヴァーさんの正体が明らかに・・・!

以前書いた感想



27位 『ビューティフル・ダイ』
あらすじ・・・
刑務所を脱獄した連続殺人犯が、自分を警察に売った恋人のもとへひた走ります。

『サプライズ』のアダム・ウィンガード監督による猟奇サスペンス・・・ ぐらいに思いつつ観ていたら、予想に反して超詩的で超純愛で超不条理な人間ドラマだったのでびっくり。 もちろん、いい意味での驚きです。
本編が始まり、まず映し出されるのは、何やら思いつめた様子の男性。 彼は意を決したように、車のトランクを開ける。 するとそこには必死で命乞いをする女性が・・・。 彼は一心不乱に女性の首を締め上げますが、その表情は快楽殺人鬼からは程遠い苦悶の色が浮かんでいる。 この殺人は、彼にとって決して愉快なことではないのだ。 このシーンを冒頭にもってくるトコロの巧妙さ! まんま「どうなんだろ?」と思いましたもんね。 「この人悪い人なんだろうけど、実際はどういう人なんだろ?」って。 その後のストーリーを安易に予測することを許してくれないこの印象操作。 憎いよウィンガード!
観ている方を不安定な心境に誘ってくれる落ち着きのないカメラと、心の静けさ・寒々しさを映し出す幻想的な風景。 クライマックスの超展開と切なすぎるオチもさいこうです!



26位 『LIFE!』
あらすじ・・・
登場するみんながベンに首ったけになります。

感想は後日更新予定。



25位 『『トランスフォーマー/ロストエイジ』
あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットが幾度目かのケンカをはじめます。

もうそれ、いい加減宇宙でやってくれないかな。

以前書いた感想



24位 『LUCY/ルーシー』
あらすじ・・・
スカ子の脳みそがUSBメモリーになって宇宙をもコントロールし始めます。

『トランセンデンス』に続き、毒にも薬にもならない役で登場するモーガン・フリーマンさんの、余生を楽しんでいる感すごい。

以前書いた感想



23位 『サプライズ』
あらすじ・・・
彼氏の家にお呼ばれした女の子が強盗を返り討ちにします。

金持ってそうな彼の両親。 その結婚記念日を祝うため、郊外の別荘に集いし親戚一同&その連れ合い。 和気あいあいとした雰囲気が、お金の問題やプライドの問題でこじれ始めた時、突如窓から飛び込んできた一本の矢。 気づいた時には家は完全に敵の手に落ちていた。 一人、また一人と無残に殺されてゆく金持ち家族。 このままなすすべなく、殺人者に蹂躙されるしかないのか・・・ 誰もがそう思ったとき、一人の女性が立ち上がった! 彼女の名はエリン。 頭のおかしい父親から人殺しの技と生き残りの術を叩き込まれた、美しき人間兵器。  恋人の家族を救うため、エリンはスキルと根性で侵入者に立ち向かう。 殺し屋3人だぁ? 一個連隊連れてこいコノヤロウ!!
というわけで、前半部分で不穏な空気感を存分に作り上げたら、後半はずっとエリンのターンです。 ホラーの鉄則をことごとくぶち壊す最凶ヒロイン・エリン。 2階になんて籠らないし、カーテンにただ隠れもしないし、とどめも刺すし、キッチンにあるものは料理ではなく人殺しに使うという徹底っぷりに手汗がとまりません。 ミキサーの斬新な使い方、すてきだなぁ。



22位 『ジャンゴ 繋がれざる者』
あらすじ・・・
ひょんなことから賞金稼ぎのドイツ人に助けられた黒人奴隷のジャンゴ氏が、別の土地で囚われている奥さんを解放しに行きます。

悪い白人は全員あの世行きだー!! 悪い黒人もあの世行きだー!! というシンプルかつバイオレンスな物語。 タランティーノ作品には欠かせない存在のマダファカ兄さんですが、今回は変身っぷりが凄まじ過ぎてラスト近くになるまでご本人とは気付きませんでした。 すげえよ兄さん! ディカプリオさんのすばらしき顔芸と、理性ある人間の代表のようなヴァルツさんの筋の通し方に魂が震えました。 



21位 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】』
あらすじ・・・
みんなだいすき工藤Dが例の髪の毛を魔改造します。

感想はこちら

これに続く『劇場版』は、前記事に書いたようにわたしの心にまったくグっとこなかったのですが、きっと今後また、期待と不安を颯爽と裏切ってくれるような傑作に出会えると信じて、堂々の21位です!  邦画の中では1位です!



さあさあ! 長らくおつきあい頂きましたベスト100も、いよいよトップ20に突入しますよ! 自分でも「なんでこんなのはじめちゃったんだろ・・」と役に立たない後悔に溺れっぱなしでしたが、読んで下さっているみなさんの方がよっぽどか「いっぺんに書く必要あったの・・・?」と真剣にツッコみたい衝動を胸に秘めていらっしゃるでしょうしすみません、さっさと先進めますね。



20位 『her/世界でひとつの彼女』
あらすじ・・・
ホアキン・フェニックスがかなり進化した人口知能に恋をします。

尋常ではないほどの進化を遂げたAIと人間との違いなんて、肉体のあるかないかぐらいしかないじゃないか!愛こそすべてだ! と思っていたんだけどやっぱ違ったわー。 というせつないお話。  
AIと人間との重大な違い。それは「同時進行」の可能性。 「コンピューター相手だなんて」という世間の偏見も恐れず、人工知能のまごころを信じたホアキンさんに、AIが告げた衝撃の真実。 そして彼は知ることになるのだ、ダウンロードの数だけ愛はあるということを。 そりゃそうだよ。製品だもん。 「一体何人と恋仲に・・・?」と恐る恐る尋ねるホアキンさん。 「ズバリ、641股です!」  ロ・・ロッピャクヨンジューイチィ・・・・・
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(※ 松尾バションボリ)

しかも、AIが多股恋愛を始めたのはホアキンさんと付き合うようになってからということで、すげえ!「もっと恋したい」「もっと相手のことを知りたい」って成長欲が芽生えるの、人間と一緒だ!
 
今日の教訓 「人工知能が人間らしさを手に入れたらすげえ多股に走る」

本編の内容とは関係ないのですが、本作に登場する世界では、人工知能は人間の営みに欠かせない存在となっており、ほとんどの人たちが耳に装着したヘッドセットでコンピューターのオペレーションシステムと会話しています。 街中で、エレベーターで、駅のホームで、あらゆるところで人々が口々に見えない誰かと会話している世界。 なんかね、独り言をいっていても「おかしい人」と思われないこの世界が、すごくうらやましいなーと思ってしまったのでした。 「変わった人」が「普通」な世界、いいなぁ。



19位 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
あらすじ・・・
ディカプリオさんが荒稼ぎします。

並大抵ではない上昇志向を持った男の人が、持ち前のガッツと人たらしテクとベシャリの腕と愛嬌ある容姿を武器に、ウォール街のトップにのぼり詰める様が、あたまがおかしいほどのテンションと熱量で一気に描かれます。 とにかくスピード感がすごい。 スコセッシさんとディカプリオさんは、新しい扉を開いた気がします。 ラリったディカプリオさんが車までゴロゴロするシーンのしつこさとかさいこう! 金のという名の宗教を盲信し、裏切られ、それでもなお救いを求めてしがみつく人々の姿が、憐れで悲しくて、どこかユーモラス。 



18位 『華麗なるギャツビー』
あらすじ・・・
ディカプリオさんが好きな人のために荒稼ぎします。

絢爛!狂乱!一心不乱! ということで、戦争に行っている間に別の人と結婚してしまった元カノを取り戻そうと必死にがんばるディカプリオ氏がひたすら気の毒な本作が見事18位にランクイン!
安泰な生活のためにいい感じの金持ちを選ぶ元カノといい、世間への体面の為にいい感じのお嬢さんをめとりながら愛欲専用の愛人も手放さない元カノの夫といい、「気前のいい金持ちの友達」という恵まれた地位を享受しながらも肝心なトコロでは傍観に徹する友人・トビーさんといい、ほんっとに出てくる人たちは揃いも揃ってクズばっか!  では、ディカプリオ氏だけは根っからの善人なのかと言うと、彼もまた自己中っちゃあ自己中なんですよね・・・。
「自分」が元カノを取り戻したい! 「自分」がやり直したい! 「自分」が満足したい! と我がコトばかりのディカプリオ氏。 もしも本当に、愛する彼女の幸せだけを祈るのならば、彼女に夫と間男(自分)の二者択一を迫るようなことはしないはず。 わざと夫と張り合って、彼女を窮地に追い込むようなこともしないはず。 でも、しちゃうんですよね。 だって、本当に大事なのは「自分の幸せ」だから。 プライドと愛がごっちゃになって、何が一番大切なのかわからなくっているディカプリオ氏と、その心の混乱を表すような空虚なパーティシーンがとてもすばらしかったです。 
まぁ、一番すばらしかったのは、元カノだギャツビーの正体はだのとワッキャワッキャしている間につつがなく進行してゆき、最後の最後に究極の信頼関係として精神世界で成就した、ディカプリオ氏とトビー氏の無償の愛なんですけどね! おーいかあさん! 白飯おかわり!おひつで!
ギャツビーも、元カノの夫の愛人も、その愛人の夫も、本作で亡くなっていった人は皆、「真実」を知らないまま旅立ってしまいます。 愛する人の裏切りを、愛する人を死に追いやった原因を、愛はすでに遠く離れていたことを知らず、自分の中の真実だけを抱えてこの世を去った彼らが迎えたそれは、もしかしたら幸せな最期だったのかもしれないなぁ・・と、思いました。 



17位 『イントゥ・ザ・ストーム』

(※ 予告でいいトコ全部観せちゃってるパターンだと思いました? 本編はこの10倍すごいですから!)
あらすじ・・・
すごい竜巻がいっぱいきます!

とんでもないおもしろさでした!! ビデオカメラと携帯カメラと街中や建物内に設置された防犯カメラと竜巻ハンターが使う車載カメラの映像を臨機応変に使うことで、POVでお馴染みの映像酔いやご都合ショットを極力排することに成功! あなたは映画館や自宅にいながらにして、突風にあおられ泥水におぼれる感覚を体験することとなる・・・!
上映時間は約90分というお手軽さ。しかも全編クライマックスにより体感時間はほんの1時間程度。 でも決してペラくない!人間ドラマもみっちり詰まっています! アメコミがたっぷり公開されていない年だったら、ベスト5以内に入れちゃってただろうなぁ。 主役のおとうさんが『ホビット』のトーリン・オーケンシールド様であるということに、鑑賞後まで気づかなかったので、ホビットシリーズを100回ずつ観て反省したいと思います。



16位 『GODZILLA ゴジラ』
あらすじ・・・
ゆるふわ博士 ケン・ワタナベが右往左往します。

先日、我慢できなくなった東宝が、日本でも新しいゴジラ映画を作ると発表したそうな。 だから「ファイナル」をつけるのはやめとけとあれほd(ry

以前書いた感想



15位 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
あらすじ・・・
ミンディちゃんが成長します。

絶対に続編が作られませんように!

以前書いた感想



14位 『アナと雪の女王』
あらすじ・・・
ありのままに戻ります。

「ありのままで生きるって言いながら引きこもるとかウケるよねー」と、ブログだったかTwitterだったかで見かけたのですが、わたしはあれは「ありのまま」じゃないと思うのですよね。 雪山に自分だけのお城(楽園)を作って引きこもったのは、エルサが「ありのまま」になったのではなくて「わたしなんてこんな風に生きるしかない」と言う開き直りというか、諦めだったんじゃないかと。
アナが魔法をくらってしまったあの日、眠ろうとするエルサにアナは「雪だるまつくろ?」とおねだりしていました。 つまり、日頃からエルサの魔法で雪遊びすることは、2人のたのしみのひとつだった。 では、毎回氷まみれになっていた大広間は、遊んだ後どうしていたのでしょう? 
きっとこの頃のエルサは、自分の力をコントロール出来ていたのですよ。 雪を出すのも、きれいに消すのも、自由自在だったのです。 なぜなら、アナが自分を信頼してくれていることも、自分の力を恐れていないことも、雪と氷を喜んでくれていたこともわかっていたから。 エルサにとって力は、よろこびのもと。 その頃のエルサこそが「ありのまま」のエルサだった。 しかし、不慮の事故と、腫れ物を触るような両親の態度と、はじめて会うトロールおじさんの脅し口調が、その自信やよろこびを奪い去ってしまう。
クライマックス、エルサが力をコントロールできるようになったのは、アナからの無償の愛を得たことで、幼かった頃のよろこびの記憶がよみがえったからなのではないかと思うのですよね。 たのしかった雪遊び。 自分を、その力ごと愛してくれた妹。  幸せだった日々。 
力を恐れず受け入れることこそが「ありのまま」であり、エルサはそこに無事立ち戻れたのだ、と思います。

今日のまとめ 「両親とトロールおじさんがポンコツ」

以前書いた感想



13位 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
あらすじ・・・
ステ子スカ雄Åことステラン・スカルスガルドさんがストリーキングします。

ほとんどロキたんの力だけでランクイン!

以前書いた感想



12位 『インターステラー』
あらすじ・・・
理系のとうちゃん・マコの平が種の保存のため宇宙へ旅立ちます。

わたしは利己的な人間なので、自分の子どもさえ助かればそれでいいと思っちゃうとうちゃんに共感してしまいますが、一方で、自分の子どもが助からないならあとはもうどうだっていいという意識の低さも持ち合わせているので、たぶん誘われても宇宙には行かずに一緒に過ごすと思います。 そんなこんなでマコの平はえらいなぁ。

以前書いた感想



11位 『ゴーン・ガール』
あらすじ・・・
壮大な夫婦喧嘩が始まります。

文字に書いたり口に出すたび、「ベイビー・ゴーン」と間違ってしまい、しかも実際ベンアフ監督作に『ゴーン・ベイビー・ゴーン』があったりなんかしてさらにごっちゃになって、なんかもう、歳はとりたくないなぁ・・と思いました。  

以前書いた感想


長々と引っ張ってしまい申し訳ありませんでした!
いよいよというかやっとこさというか、以下ベスト10の発表です!




10位 『アメイジング・スパイダーマン2』
あらすじ・・・
承認欲求オールスターズが愛を求めてぶつかり合います。

マックスさんの不憫さだけで10位をゲット。 ハリーとピーターの件ははかどりすぎておひつが足りないのでまた今度。

以前書いた感想



9位 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
あらすじ・・・
トムが強くなります。

しょうがないじゃないか!トムの映画なんだから!!

以前書いた感想



8位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
あらすじ・・・
グルートがおっきくなったりちっちゃくなったりします。

アイ・アム・グルート!

以前書いた感想



7位 『ジャージー・ボーイズ』
あらすじ・・・
フォー・シーズンズが誕生します。

すさまじく余談ですが、まだ英語がわからない子どもだった頃は、「フォー・シーズンズ」ではなく「フォーシー・ズンズ」だと思っていました。 同時期に聴いていた「ドリフのズンドコ節」の影響もあったかもしれませんネ! ・・だから言ったでしょ、すさまじく余談だって!

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6位 『新しき世界』
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(※ ヤクザな兄貴とシンガーな兄貴)
あらすじ・・・
ミイラ取りがミイラになります。

兄貴が「強く生きろ」と言ったから、11月28日はセメント沼記念日!
もう語呂も字数もむちゃくちゃですが、『新しき世界』と出会った11月28日はセメント沼記念日です。 えっ? 11月28日ってなんなのか?わたしが『新しき世界』を観た日ですよ! 日本で公開されてから、既に9か月が経過。 遅すぎた!出会ったのが遅すぎた!でもこのセメントは時間が経っても不思議と固まらないんだナァ!(ゴクゴク)(浴びるように飲みながら)

下っ端のおまわりさんが上司に命令され、ヤクザ組織に潜入するという、別に目新しくもなんともないお話なのに、どうしてこんなに心のやわらかいトコロをえぐっては投げえぐっては投げするのでしょうか。 物語は薄暗い倉庫でヤクザに疑いをかけれらた男が口にセメントを流し込まれるという衝撃的なシーンで幕を開けます。 とても野蛮で、非情な世界。 まだこの時点では、わたしは本作に引き込まれていませんでした。 醜いヤクザの抗争。 容赦ない上司からの指示。 しんどいけれど、まぁそういうもんだろ、ぐらいな感じで。
しかし、ヤクザの親分が亡くなり、そのお葬式が開かれることになった時、しんどい世界に今まで見たことのないほど愛くるしい一輪の花が咲きました。 殺伐とした空港に現れた、白スーツにサンダルという独創的なファッションの男性。 そう、組織のナンバー2である兄貴です。 
マッポの手先であり尚且つヤクザの一員という、大変めんどくさいポジションで苦悩していたイ・ジャソンさんが、楽しいことも血なまぐさいことも全て分かち合ってきた親友であり、心のよりどころであり、いつか警察に売らなければならない敵でもある兄貴は、そんなイ・ジャソンさんの心のうちなど知る由もないはずなのに、何もかも受け入れているような穏やかな瞳で微笑みます。  なんという・・・ なんという・・・!!!(心のおひつを抱えながら号泣)

退路を断たれたジャソンさんと兄貴。 その果てに待ち受けているのは、逃れようのない「破滅」という現実。 忠誠と愛情の狭間でもがき苦しむジャソンさんの背中に、兄貴がそっと寄り添います。(そのままの意味ではなく精神的な意味で) 
「強く生きろ」  
残った命を絞り出すように、しかしやさしく語りかける兄貴の言葉を糧に、ジャソンさんはいつか帰るはずだった故郷(警察)を捨て、誰よりも高い場所へと到達しました。 しかし、そこには信頼できる友も、叱咤してくれる仲間の姿もありません。
誰もいない新世界で、彼は夢を見る。
それは血みどろで、それは拙く、そして甘い。 流血の中にあって、彼は幸せだった。 
からっぽの世界で、そんな日の夢を見るジャソンさん。
うわわーん!!もうわし一生夢だけみて生きてくからもっとその白昼夢おくれよ!! 兄貴とジャソンがただ道歩いてるだけの映像でもいいからレギュラー番組でおくれ! 兄貴とジャソンのぶら散歩、週一でおくれよー!!(隔週でもいいヨ)

兄貴とジャソンさんの姿がかなしくてせつなくてたまらないのですが、そんな彼らを追い詰める警察のえらいさん(カン課長)やヤクザの幹部(ジュング)がただの人でなしなのかというと、そういうことでもなく。 終着点の無い修羅の世界を生き抜くためには、他人に対する「共感」や「情け」を一切排除しなければならなかったのではないか。 多くの人がそれ(情)に流されるからこそ、自分だけは鬼になろう。 カン課長とジュングは、そんな風に心を決めていたのではないかと思うのですよ。 たとえその決断によって周囲から憎まれようとも。 激しい孤独に苛まれようとも。 そして、そんな覚悟を理解していたからこそ、彼らの志のために命を懸けた、潜入捜査官たちとヤクザの子分たち。 もうね!この腹の括り方ね! 

続編どころか3部作としての構想があるそうで、ほんともうありがたい気持ちでいっぱいです!



5位 『X-MEN:フューチャー&パスト』
あらすじ・・・
チャールズ・エグゼビア氏がいじけ虫になります。

あのファイナルディシジョンがなかったことにされたのは大歓迎なのですが、ユキオたんまでもがなかったことにされちゃうのは非常に無念です。 そっちの歴史だけなんとかねじ込めませんかシンガーさん後生ですから。

以前書いた感想



4位 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
あらすじ・・・
キャップが親友と再会します。

バッキィィィィィー!!!!!キャップゥゥゥゥゥー!!!!(泣きながら白飯をむさぼっている)
なにもかもがすばらしい。 神棚に祀って毎朝手を合わせたい。

以前書いた感想



3位 『チョコレートドーナッツ』
あらすじ・・・
社会から拒絶された人々が家族を作ろうとします。

この映画を観た時に感じた胸の痛みを、絶対に忘れてはいけないと思った。

以前書いた感想



2位 『ホビット 竜に奪われた王国』
あらすじ・・・
ビルボ・バギンズ氏と13人のドワーフがはなれ山に辿り着きます。

樽でゴロゴロのシーンがこんなに血沸き肉躍る大活劇になろうとは、一体誰が予想しただろうか!!
闇の森で一行が捕えられた時、キーリちゃんがえらいこと男前な設定になっていた謎が解けると共に、その後のキーリちゃんの運命を思い、大いに泣いたわたしです・・・!



1位 『ホビット 決戦のゆくえ』
あらすじ・・・
はなれ山のふもとで、それぞれが信じる「正しいこと」のため、多くの生けるものや死せるものたちが闘います。

PJが再びトールキンの世界をスクリーンに蘇らせると聞いた時から、この日がくることはわかっていたけれど。
『思いがけない冒険』を観に行った劇場で、ワーナーのWとBのアルファベットが解れてニューラインシネマのフィルムの帯に変わり、あの懐かしいタイトルが現れた時流した、「ああ、中つ国に帰ってきたんだ!」という喜びの涙。
今回流したそれは、深い哀しみの涙でした。
偉大なるトーリン・オーケンシールドが、麗しいスランドゥイルが、灰色のガンダルフが、真面目なバルドが、キーリちゃんが、フィーリお兄ちゃんが、そしてビルボが、だいすきなみんなが避けられたはずの闘いで血に染まってゆく。 どうしてこんな・・・  ビルボが味わうもどかしさや無力さや痛みが伝わってきて、ほんとうにつらかった。
こうなることはわかっていたけれど。

そして鷲がやってくる。 すべての終わりと始まりを告げる鷲が。

長い長い旅を終え、大きすぎる重荷を(そうとは知らず)ポケットに忍ばせ、懐かしの袋小路屋敷へと帰還するビルボを見守りながら、「これでもう、中つ国とはさよならなのか」と寂しさに胸が締め付けられそうになった時、目の前に広がったのは『指輪物語』のあのはじまりへと繋がるエンディング。
『ホビット』から『LotR』へ。 『LotR』から『ホビット』へ。
切れ目なくつながった壮大な叙事詩は、ひとつの指輪のように、これからもわたしの心を魅了し続けるでしょう。
そしてわたしはそれを、絶対に手放すことはない。
ありがとうPJ! ありがとうトールキン先生!



以上です編集長!

ほんとにね、年も開けて1週間が経とうかというのにいまだに去年の感想を引っ張ってしまって大変申し訳ない。
あと、毎度毎度のことながら、やたらと長い記事ですみません。
前編と合わせてすべておつきあい下さったみなさま、ありがとうございました!
斜め読みながらもおつきあい下さったみなさまも、ありがとうございました!

それでは、今年もみなさまにとって、よりよい一年になりますよう!






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