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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

2014年09月25日
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(※ 以下ネタバレしています)


あらすじ・・・
さみしんぼのアウトローたちが図らずも宇宙の危機を救います。


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(※ あのちーへいーせーんー かーがーやくーのーはー)

アイ・アム・グルート! 一度聞いたら使わずにはいられない、「アーイ・ダディッツ」に並ぶキャッチーな名乗りセリフ、ここに爆誕! おうちで、がっこうで、おつとめさきで、お好きな時にみんなで名乗ろう!せーの、アイ・アム・グルート!


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(※ 「アイ・アム・グルート・・?」) (※意味:お花をどうぞ・・・?)

ただの名乗り口上ではないトコロも素晴らしい! かなしい時は「アイアムグルート・・ッ!」うれしい時は「アイ・アム・グルート!!」あまえたいモードの時は「あいあむぐるうと!」と、一つの言葉でどんな状況も表現出来てしまう汎用性の高さに全米驚愕!

フラワー
(※ 摘まれても踏まれても立ち上がる・・ それはまるで、野に咲く花のように・・!)

仲間の為なら我が身をもなげうつグルートさんから学ぶ、人生を楽しむ10の秘訣!うそ!10個もない!ていうか秘訣なんてない! 人を信じ、無駄な殺生はせず、常にまっすぐ生きるグルートさんの幹は太くて歪みない! しかも笑顔がかわいい! おかあさん!うちにもグルートさん植えようよ!ASAP今すぐに!


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(※ I am が We are に変わる瞬間、奇跡が起きる・・・!)




ということで、マーヴェルシリーズの新たな打ち出の小槌、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観てきましたよ。 

「負け犬」と言われる、もしくは自認している人たちが、星で暮らす人々を守る為巨悪に立ち向かい、そしてもちろん勝利する。 ・・という盤石なストーリー。  
しかもその「負け犬」たちはというと、めっぽう腕の立つイケメンに尻がプリっとした美女、格闘家体型のマッチョハゲ、おまけにアライグマと木という一度見たら忘れられない名キャラクターが揃えられているものですから、なんというか、もう各方面に対する「全種取り揃えてまっせ!」って感じがえげつなくて素敵です!
トイザらスで調達されてきたようなもふっとしたアライグマが、あたまを撫でられ尻尾をファサファサさせる姿を観て悶えない人がいるでしょうか。 ・・いや、いない!  
そんな完全にかわいい生命体に、ハードな重火器を持たせて口汚く罵らせるという正反対の設定まで与えるのですから、もうあざといとかしたたかとか、そういう領域を超えてますよね。 負けたよ・・・この勝負、オレの完敗だ・・・

で、あらいぐまラスカル・・じゃなかった、ロケットさんに関しては、鑑賞前から「はいはいかわいいかわいい!」と全力で好きになる気満々だったのですが、いざ蓋を開けてみるとロケットさん以上に「木」に首ったけになってしまったというね! 
あろうことか歩く「木」に!  
予告を観た時点で「なあんだ、また木の髭かあ」と思っていた、「木」に!

ロケットさんの観葉植物・兼相棒として真面目なお仕事ぶりを見せる「木」ことグルートさん。 
主人公であるスター・ロードさんと格闘中に両腕(両枝)をへし折られ、ションボリと首をしなだれさせるというグルートさんの初登場シーン・・・  ・・その時わたしのハートは盗まれました。 
周りの言葉にいちいち素直な反応を見せるグルートさん。 
本気を出せばめちゃくちゃ強いグルートさん。 
すくすく育てグルートさん。 
「アイ・アム・グルート」の抑揚のつけ方が天下一だよグルートさん。 
ムダ毛の処理にも余念がないグルートさん。 
小腹がすいたら体の表面をパクっと食べちゃうグルートさんは、さながらSF界のチョップトップ兄さんやで~!

もしもグルートさんがグルートさんではなく、ワイルドイケメンとかテッカテカのロボットだったなら・・・。 わたしはここまで本作に夢中にはならなかったかもしれません。 
ヒト以上に人らしく、思いやりと愛情と勇気にあふれるグルートさんは、わたしたち人間が本来持っているはずの、自分本位ではない生き方や修復・再生への可能性の象徴なのではないかとまで思いました。 
さよう。 愛情という土壌でなら、心は芽吹くのですよ。  
たとえ無残に打ち砕かれたとしても。

とはいえ、一緒に観に行った世帯主さまに聞いたら「そんなによかった・・?グルート?」という薄い反応しか得られませんでしたので、わたしがグルートさんにいろいろなものを投影しすぎなのかもしれませんけどね! いいじゃん!すきなんだよ!オレはグルートさんがだいすきなんだよ! 
ただし、ちびっこい方のグルートさんは「ほれほれ。こういうのんに萌えるんやろ、せやろ」感が出すぎてて、なんぼなんでもちょっとやりすぎだと思います! じゃっかん鼻につきます!先生!

むやみに人を殺さないキャラクターはグルートさんだけではなく、「たわむれにカエルを殺そうとした同級生とケンカした」過去を持つスター・ロードさんもまた、徹底して「平和的解決」にこだわる人でした。 
それはひょっとしたら、いや、ひょっとしなくても「ディズニー製だから流血NG」という、ただそれだけのことだったのかもしれませんが、わたしはとてもグっときたのですよね。
スター・ロードさんが銀河(というか主にザンダー星)を危機から救うに至るきっかけ。 
それはすべて、「目の前の誰かを死なせたくない」という、至極単純でなんとなくな理由でした。
それって、なによりすばらしいことなのではないでしょうかねぇ。

幼いころお母さんを亡くした喪失感(と、お母さんに何も出来なかったという無力感)が原因なのか、はたまた、カエルの件が示すようにもともとの性格なのか・・。 
とにかくスター・ロードさんは目の前の「死」を避けるため、口八丁手八丁でその場をしのぎまくります。 
ですからピンチの時に使う武器も、電気ビリビリとか、相手をその場にくっつけちゃう重力発生装置とか、人の命を奪わないものばかり。 
おまけに自分を狙っていた殺し屋に対してすら、共感できる所を見つけて交渉しようとするお人よしっぷり。 
そんな彼の姿は、はたから見れば「お調子者」「頭の中は金のことばかり」という風に映るかもしれませんが、「血の代わりに金が流れる」んなら、それでいいじゃないかと思うのですよ。 
武器を捨て、みんなでダンスすれば、それでいいじゃないですか。 
殺し合うより、ずっとずっとマシじゃないですか。


で、銀河の守護者軍団には、そんなスター・ロードさんとは正反対な「殺すことをいとわない」人たちも加わっておりまして。
NOと言えない状況だったとはいえ、悪逆非道な宇宙人ロナンに命ぜられるまま暗殺者として生きてきたガモーラさん。
ロナンに妻と子を殺され、無慈悲な復讐に燃えるドラックスさん。 
そして、小さな体で大きな人たちと渡り合うため手段を選ばない仕事っぷりを続けてきたロケットさんたち。 
彼らは、「邪魔者は消せ」という、殺伐とした宇宙では当たり前だったのかもしれない方針を貫いてきたゆえに、スター・ロードさんのふんわりとした生き方に苛立ちます。 
やられたらやりかえせ。 欲しいものは力づくで奪え。 強い者が勝つ者なのだ。 それの何が悪いのか。 どうしてこいつ(スター・ロード)はそうしないのか。

知恵を絞って妥協点を探り、お互い納得できるよう会話を重ねることは簡単ではありません。 
だったら、有無を言わさず撃ち殺す方が手っ取り早いですよね、ロナンがそうであったように。 
でも、スター・ロードさんはそうではなかった。 
効率は悪いしチキンかもしれないけれど、ホントはみんなその方がいいと思っているであろう「スターロードさん式交渉術」というか「人生観」に触れ、反発しながらもじわじわと感化されてゆく仲間たち。 
いい影響力ってあるんだなぁ、と、しみじみ感じました。

攻撃力や殺傷術が優れているわけではない、 銀河系住民のお手本になるような真面目人間でもない、いい加減で、女好きで、血が流れることを望まないスター・ロードさんこそ、新世紀のヒーローに相応しいのではないかと思いますし、銀河の守護者としてこれほど頼もしいキャラクターはいないような気がします。 
いやぁ、ホントにかっこよかったなぁ!
そんなスター・ロードさんにわしもお姫様抱っこされたいもんじゃのう! いいなぁ、ロケットさん役得だなぁ!

あからさまに始まる「お涙頂戴」シーンをはじめ、すごいこと言っているようで実は大して内容のないスピーチ、なのになぜか心打たれる仲間たち、あまりにも行き当たりばったりな宇宙の危機、空気すぎる大物俳優たち、後半の大殺戮などなど、乗り切れない要素は少なからずあったはずなのに、気が付くと夢中になってキャラクターに感情移入してしまっている。
そして、頬を涙で濡らし、手をぎゅっと握りしめ「がんばれ!がんばれみんな!」と心の底から応援せずにはいられなくなっている、とても不思議な映画でした。

もちろん、わたしはだいすきです! はやいとこ続き作っておくれ!サントラ聞きながら待っとるでよ!!


― おまけ ―

・ アベンジャーズをはじめとされる「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズも、本作で10作目となるそうなのですが、シリーズが増えれば増えるほど覚えられないのがそう、みんなの名前なわけでして。

・ ハルクや社長、ケロヨンやキャップなど、主人公クラスこそ頭に入っているものの、脇役や団体名になるともう収拾つきませんし! サノスってなに?なんかロハスみたいな名前の青い人いたけど、前にどっかで見たことあったっけ?ロハスさんの片腕の青い人って、ダークエルフに似てない? サノスとクリーのロハスがザンダーのノバとオーブの中に入っていたインフィニティ・ストーンを巡って大騒ぎ・・ ・・って爽快なぐらい頭に入ってこないけど、オレ大丈夫かなぁ?! 
まぁでもね、プリキュアオールスターズ40人弱プラスUMA数十匹アンド敵役数十人の名前を覚えるのに比べれば、少しはマシかもしれませんけどね!(←最近わたしがちびっこに出された宿題)

・ あと、本作で言うならば、スター・ロードさんをさらって育ててきた宇宙海賊ヨンドゥさんの組織名がラヴェジャーズっていくらなんでもひどくないですか。 アベンジャーズとラヴェジャーズ・・・発音だけでなく字面まで似とるやないか・・・!!なんや!軽い嫌がらせか!

・ オーブ(インフィニティ・ストーン)を売りに行ったコレクターさんという人は、『マイティ・ソー2』のラストでアスガルドの使者からエーテルを預かっていたはずなのですが、今回の大爆破のあと、エーテルってどうなったんでしょうね。  そもそも何故オーブはあんなどこぞの星の適当な部屋に放置してあったのでしょうか。 サノス気づけよ! たぶんあそこ、自分で取りに行ける場所だぞ!

・ という具合に、人物の相関関係はシリーズが多いせいでやたら消化しにくい面もあるのですが、とにかく「悪い人」を止めるため「いい人」が命がけでがんばる。 というおおまかな所だけ理解していれば、映画そのものは楽しめると思いますので、興味が湧き次第追々調べたり他の作品も観て行ったりすれば良いのではないでしょうか。  だいじょうぶ、覚えられなくても大丈夫! 木がかわいいから全部オッケー!

・ 基本的には無駄な殺生はしない主義だけど、いざとなったら雑魚キャラ全員串刺しにしてぶんまわすグルートさんマジご神木やで!甘く見てたらバチ当たるで!天使のような悪魔の笑顔やで!!

・ ところで、ノバ軍の飛行隊、ほとんど全滅してましたけど、飛べる飛行機残ってます? 今後サノスに対して防衛できます?  よかったら、浅野忠信さんでも呼んでみます?

・ ノバ軍の防衛線がもたなかったのは、繋ぎ方を四角形にしちゃったからだと思います。 どうしてハニカム構造にしなかったの? 何のために面白い形の主翼をつけてたの? 機能性よりデザイン重視なの? オシャレじゃないと息できなくなるの? そうなの?

・ 「アイ・アム・グルート」だけでさまざまな感情表現をこなしてみせた中の人が、まさかのヴィン・ディーゼルさんと知った時の驚きといったら・・・  さながら4つの言葉だけで姫川亜弓さんと渡り合った北島マヤのごとき熱演やったで・・・ ヴィン氏・・こわい子…!

・ 吹き矢のおじさん最強説。

・ 木の枝に包まれ命を救われるシーンだったり、少女にお花を捧げるシーンだったりに激しく既視感を抱き、「ジェームズ・ガン監督は絶対ラピュタ観とるはずや・・・」と思いながら鑑賞していたのですが、帰宅後ネットを散策していたらこんな記事を見かけました。

バルス! バルス!!

・ そんなジェームズ・ガン監督の代表作、ウニョウニョなめくじSFホラー『スリザー』と、エレン・ペイジ師匠が大活躍『スーパー!』は、本作とはだいぶ様子が違いますが、どちらも大傑作ですので、もし未見の方がいらっしゃいましたらぜひ一度ご賞味くださいませ! ちなみに、そちらにはジブリ風味は感じられません! 超エグい大人のファンタジーです!超おすすめですよ!


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『トランスフォーマー/ロストエイジ』(シリーズ4作目)

2014年09月11日
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第1作目あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットがちきゅうにやってきてケンカをはじめます。

第2作目あらすじ・・・
ちょっとぐあいがわるくてねていた、わるいロボットがげんきになったので、またいいロボットとケンカをはじめます。

第3作目あらすじ・・・
いいロボットのなかまがみつかったのでみんなでよかったねーっていっていたら、わるいロボットがやってきて、またまたケンカをはじめます。

第4作目あらすじ・・・
いいロボットがまたまたわるいロボットにねらわれ、あぶなーい!っていっていたら、まえにやっつけたべつのわるいロボットもいきかえったので、みんなでケンカをはじめます。


はい、というわけで、夏休み映画の目玉『トランスフォーマー/ロストエイジ』をやっとこさ観ることができましたよ。

アメリカの都市をロボットにひたすらぶっ壊させ続けたシリーズも全3部作をもってひと段落し、「わしのやるべきことはもうない・・・」とトランスフォーマーから手を引いたように見えたベイ師匠が、しれっとした顔で「また新しいトランスフォーマーやるよ!」と言い出した時は大いに困惑してしまったものでしたが、いままで以上にフォーマーフォーマーしていたので、ぼかぁもう何も言うことはないです。
大人の事情で別世界へと葬り去られた、かたやきそばことシャイア・ラブーフさんも、草葉の陰でさぞお喜びのことでしょう。(※ラブーフさんはまだまだ現役です)

で、特に言うことはないのですが、今回は「いい人間」「わるい人間」「いいロボット」「わるいロボット」という判りやすい構図に加え、「わるいロボットその2」という新たな団体が飛び込み参加していたことにより、ストーリーがかなりとっ散らかってしまっておりまして。 いや、今までもとっ散らかってたけどさぁ・・・ そんなレベルじゃないんですよね・・・

ということで、今回はそんな散漫なストーリーが少しでもわかりやすくなるよう、本作に登場する主なキャラクターの簡単な説明をしてみようと思います。
これさえ見れば、あなたもロストエイジ通!

【いい人間】
■ ケイド・イェーガーさん
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・・・ お茶の水博士にも則巻千兵衛さんにもなれなかったしがない町の修理屋さんですが、宇宙からきた超高知的生命体オートボットは直せる模様。 娘を溺愛する一方、社員に無理な就労を迫るブラックな雇主としての一面も併せ持っている。  ローンの滞納から始まり、家主への脅迫、隣家からの盗電、クレジットカードの不正使用、家宅侵入、小売店での窃盗行為などを家族(娘とその恋人)に強要する狂人。

■ テッサ・イェーガーさん
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・・・ 高校の卒業式を控えたケイドさんの一人娘。 本作のホットパンツ要員。 幼いころ亡くした母への義務感から、父への奉仕を怠らない不憫な17歳。 

■ シェーンさん
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・・・ ホットパンツの彼氏。 レースカードライバーという名の運転要員。 5歳の頃父に捨てられた過去を持つ不憫な20歳。 

■ ルーカスさん
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・・・ ケイドさんが営む個人企業の社員。 給料を社長に搾取され、タダで働かされ、就労中に負った傷も労災認定されず、挙句通常の業務とはかけ離れたサービス作業中の事故により死亡してしまうという、ブラック中のブラッ・・・ あれ・・・ なんかこういう企業、日本にもなかったっけ・・・  ええと・・ほら・・・あれだ! 「一億欲しいのか」って言われちゃうやつ!


【わるい人間】
■ ジョシュアさん
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・・・ ロボット開発で未来を支える先進企業・KSIの社長さん。 前作終了後に回収したわるいロボットたちの部品を徹底的に解析し、メイド・イン・チャイナのアメリカ製品を生み出すことに成功した先端技術界の鬼才。 100億ドルの資産があってもまだまだ儲ける気満々。 自分のおぜぜの為ならアメリカ国民を欺くことも厭わない狂人。

■ ハロルド・アティンジャーさん 
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・・・ わるいCIA。 身内同士の小競り合いでシカゴを焼け野原にしたロボットたちを苦々しく思っていた矢先、宇宙からやってきた別のロボット・ロックダウン様に取引を持ち掛けられまんまと乗ってしまう小物中の小物。  あっちの人間こっちのロボット、とその場しのぎで取引してきた結果、ロックダウン様には「はよオプティマス連れてこいや!」と怒られ、KSIのジョシュア社長には「はよオートボット壊して持ってこいや!」と怒られ、KSIが作った人造トランスフォーマー・ガルヴァトロン氏には「はよシード運んでこいや!」と各方面からまんべんなく怒られることに。 アメリカ政府に薄給でこき使われる人生から一発逆転を図りたかったという動機は同情を誘うものの、一旦ロボットに太刀打ち出来ないとわかるや、地球の存亡構わずキライな人間の殺害だけに集中するという狂人でもあるので、近くにいたら距離をおきたいタイプかもしれない。

■ ジェームズ・サヴォイさん
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・・・ わるいCIA。 前作のシカゴ決戦で身内を亡くしたことから、オートボットを激しく憎むようになった凄腕工作員。 わるいロボットもいいロボットもない、あるのは人間を巻き添えにする破壊的なロボットだけだ!という至極まっとうな考え方の持ち主。 ただ、罪のない女の子に銃口を突き付けるのはいただけませんな。


【その他の人間】
■ スー・ユエミンさん
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・・・ つけまが過ぎる製造責任者。 KSIの中国工場を任されている。 視界の3分の2ぐらいつけまつげで埋まっていませんか、大丈夫ですか。  感情的になると中国語をまくし立てるという特徴が、同じく感情的になるとなぜか英語になっていた藤田朋子さんを思い起こさせるとか起こさせないとか。 警察学校で訓練を受けていた過去がある為、アクションもお手の物。 ただし、アクションシーンを最後に一切登場しなくなるので、もしかしたらどこかで中国乳製品のトップブランド伊利の牛乳でも飲んでいるのかもしれない。

■ ダーシーさん
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・・・ KSIお抱えの地質学者。 ジョシュアの元カノ。 北極で金属化した恐竜の残骸を発見したことから、白亜紀末期に恐竜たちを絶滅させたのは、ただの隕石ではないのではないかと予想。 予想後は特にすることもないので、ずっとワーキャー言いながら逃げる要員。

■ ウェンブリーさん
研究員
・・・ KSIのロボット開発チームのリーダー。 ふくよかな体型のキャラの宿命として、常にドーナッツを頬張らされる羽目に。 シーンによって齧った量が違うので、スクリプターさんもうちょっとがんばれ。 自分の手柄も全て社長の手柄にされてしまう、どこかルーカスさんと似た境遇の社員。 社長が中国出張している間の気の抜け方(くつろぎ方)がザ・アメリカン。


【いいロボット】
■ オプティマスプライム先生
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・・・ 言わずと知れたオートボット軍団の長。 言った方がよければ言うけど、「オートボット」はいいロボットの総称。 過去数年間に渡り地球を守ったり壊したりしてきた結果、人間から「もういいよ!」と三行半を突き付けられる羽目に。 毎回毎回、強いのか弱いのか綱渡り状態な闘いを見せてきたが、今回はとうとう、オートボット誕生秘話に関係していると言われるロックダウン様にフルボッコにされるという失態を演じてしまう。 それでもなお、部下から「先生」と慕われるところは人徳の賜物か。 い や 、 ヒ ト じ ゃ ね え よ 。

■ バンブルビー
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・・・ オートボット組の鉄砲玉。 プライム先生に心酔しきっている若き傑物。 前3部作ではかたやきそばの子分として下働きに従事してきたが、今回からはだいすきなプライム先生のためだけにがんばります。 自分に似せて作られた人造トランスフォーマー・スティンガーにはげしく嫉妬。

■ ケン・ワタナベ
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・・・ 今回新しく仲間入りしたサムライ型オートボット。 別名・ドリフト。 組長であるプライム先生の右腕として、ポン刀と長ドスを振り回して大暴れします。 初登場シーンでヘリコプターにトランスフォームしていたものの、その後は全く空を飛ぶ気配を見せない自由奔放な性格。 飛べばいいじゃない、もっと飛べばいいじゃない。

■ ラチェットじいさん
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・・・ 前3部作に出ていたベテラン軍医オートボット。 前作での闘いに疲れ果てた人間たちが、「ロボとの協調路線」からの方向転換を決めたことにより一転追われる身となり、長らくジメっとした場所に隠れ続けてきた。 わるい人間とロックダウン様との連携プレーの前に破れ、無残な死を遂げる。

■ ハウンド氏
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・・・ オートボット組の若頭。 まるっこい躯体ともじゃもじゃの髭が特徴。 

■ グリムロックちゃん
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・・・ ロックダウン氏にコレクションされていた伝説のダイナソーロボット・通称ダイナボット。 見た目は恐竜というよりドラゴン。  何千万年レベルで蒐集されっぱなしの状態だった為、オプティマスプライムにたたき起こされた時はかなりご機嫌斜めだった。 ただし、プライム先生のスパルタ男塾に強制入塾させられたのちは、飼いならされた子犬のような従順さを見せるように。


【わるいロボット】
■ ガルヴァトロン氏
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・・・ ガルバリウム鋼板だかガンバルマンだかよくわからない名前ですが、要するに中身はメガトロン。 前3部作での宿敵にして、もっともしぶといディセプティコン。 え?ディセプティコンとは何か? わるいロボットがよく使うハンドルネームです。 う そ で す 。 KSIが社の威信をかけて製作した人造トランスフォーマーではあるものの、作ったつもりが実は作らされていたというのが現実で、メガトロンの意思がそのまま移植されたわがままバディに、社長はおろかわるいCIAまでもが完全に踊らされることに。 オートボットたちと違い、「トランスフォーミウム」という新素材で作られている為、躯体を壊されても何度でも復元されてしまう曲者。

■ スティンガー氏
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・・・ KSIがガルヴァトロン氏と共に開発してきたスリムな人造トランスフォーマー。 バンブルビーを元に作ったクセして、いざスティンガーが完成するや、その宣伝PVにおいて全力でオリジナル様をdisりまくるという、ピクシブのパクリ絵師みたいなKSIは、プライム先生か誰かにしこたま怒られればいいと思う。 スティンガー自体は、ガルヴァトロン氏のように誰かの黄泉がえりな訳ではない為、ひたすら上司に言われるままに行動するのみ。 そんなスティンガーもまた、ルーカスさんやウェンブリーさんと同じ、哀しき企業戦士なのかもしれない。


【わるいロボットその2】
■ ロックダウン様
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・・・ オートボットやディセプティコンを生み出した創造主・・・、・・に依頼されてプライム先生を捕まえに来た・・・、・・んだけど一人で探すのも骨が折れるのでわるいCIAと結託することに。 別名・宇宙の賞金稼ぎ。 ただし、宇宙の貨幣価値はどうなっているのか、というかお金という概念は存在するのか等々、明かされぬ謎は多い。 魔改造された巨大な宇宙船には、侵入者用のトラップやコレクションしたエイリアンたちのゲージ、武器庫などが完備されている。 顔全体が砲台のようになったり、触るものみな金属に変えてしまうグレネード弾を放ったり、と、えげつない戦法をとることが多い。 逃げたロボットを回収する際、ちまちまと探すのではなく強力磁石で街ごと吸い込もうとする戦法に関しては、「えげつない」を通り越してただの雑仕事。 オートボットとディセプティコンの諍いについては、割と客観的な視点なので、どちらかに加勢するということはない。


・・・
・・いかがでしょうか。
めくるめくロストエイジの世界、お楽しみいただけたでしょうか。
上記の説明で余計に混乱された方につきましては、心からお詫び申し上げると共に「まぁ、こまけえことはこの際忘れて、プライム先生が恐竜ロボに乗ってるかっこいいシーンだけ楽しんじゃえばいいんじゃねえの」という精一杯のフォローをお届けしたいと思います。 かっこいいから。 ホントそこだけで充分おなかいっぱいだから。 

お時間とおぜぜと諸々の事情が許される方は、ぜひ劇場で!




- おまけ -

・ メタリックなかたつむりがうちゅうからせめてきたよ!きょうりゅうにげてー!!

・ やっぱりアレだな!あっちにもこっちにもいい顔しようとするとメンドクサイことになるな!な、アティンジャーさんな!

・ 1作目の時は 「うっかり宇宙から地球に落ちてきたメガトロンが100年以上前から北極に氷漬けで埋まってました」 という設定で、2作目では 「初代プライム軍団というオプティマスやメガトロンを生み出した張本人が、数千年前地球に来てピラミッドになんか細工を施していったらしい」 という設定が加わったのだけども、本作ではさらに 「オプティマスやメガトロンを作った張本人は、実は6500万年前いちど地球に来ていて恐竜絶滅のきっかけを作っていったらしい」 という設定まで加わって ロ ボ ッ ト ど ん だ け 地 球 好 き や ね ん

・ ケン・ワタナベのヘリ設定も途中から忘れられていましたが、T-1000みたいな人造トランスフォーマーの無双設定も最後には無かったことになっていて、もうおまえら街が壊せたらそれでええのんか

・ 中国資本をはじめ、さまざまなスポンサーへの配慮が感じられた画面作りとなっていたのですが、 「牛乳を出してよ」 という要請には 「前後のシーンと全く噛み合わない牛乳のクローズアップ」 を、 「銀行の名前を出してよ」 という要請には 「アメリカの片田舎に中国の銀行をポーンと配置する」 というやけくそのような設定を、 「中国の街並みを出してよ!」 という要請には 「出すけどとことん破壊する」 というサービスを、 「中国らしさを出してよ!」 という要請には 「バンブルビーのコピーを中国で生産したことにしておいた上で、「コピー商品はキライだ!」とバンブルビー本人に壊させる」 演出を、 「中国をメイン舞台に使ってよ!」 という要請には 「主人公一行を中国に向かわせるけど、街中は廃墟のように荒れ放題・エレベーターは反応が悪い・中国の景勝地 重慶を香港の裏山扱い」 という褒めようという気配が全く感じられない扱い方というか、むしろ出せば出すほど逆効果になっており、観ているこちらがハラハラしてしまうほどでした。 さすがベイ師匠!生き様がロックですね!

・ プライム先生がグリムロックちゃんを熱血指導しているシーンと、ハウンド氏とバンブルビーが市街地で孤軍奮闘しているシーンが交互に映し出された時に観客席を包み込んだ、「オプティマスおまえんなことやっとる場合か!」という謎の一体感。

・ グリムロックちゃんというと、「眠りにつかされていた伝説の戦士を王者が蘇らせ喝を入れて言うこときかせる」という展開が、なんだかすごく『王の帰還』みたいでワクワクしました。  そうだよ!アラゴルンも死者の王を呼び出した時、スパルタ指導すればよかったんだよ!(いや、してたのか)

・ 『王の帰還』といえば、オートボットのハウンド氏とギムリって超似てるよなぁ。 男気溢れる所も同じだし。 ってことはクロスヘアーズがレゴラス・・・?

・ あとケンは・・・ ケンは・・・ ・・・・はい!ケン・ワタナベに該当する旅の仲間が見当たらないので終了ー! 泣かないでケン! もうこの話題しないから泣かないで!

・  ロボットには何の不満もないのですが、今回とにかく人間のクズさが前面に押し出されていて非常にキツかったです。

・ たしかにシカゴの惨状は目を覆うものがあったけど、ロボット同士の内輪揉めって言えばそうなんだけど、オートボットが関わる以前から地球が宇宙の脅威にさらされていたことは事実なわけで。 第二の故郷として地球人を守る決意をかためてくれたオートボットのみなさんに、この仕打ちはないわーひくわー。

・ しかもその動機が「私欲の為」って・・・ ないわー! アティンジャーないわー! アティンジャーひとりの言うことを鵜呑みにして政府方針決めちゃう大統領もどうかと思うわー! マジでひくわー!

・ 回収したトランスフォーマーから仕組みを解析し、新兵器への技術転用をはかるジョシュアが、金の亡者として描かれていましたが、主人公であるケイドも根っこは同じなんですよね。 ロックダウン様の宇宙船からちゃっかり兵器をちょろまかして来たり、「これを量産すれば・・・ジュルリ」とよからぬ算段をしたり・・・  相当したたかな男ですよこいつは!

・ 助けてきた人間に手ひどいしっぺ返しを食らい、すっかり人間不信になったプライム先生へも、「オレが助けたんだからおまえも助けろよ!(※意訳)」という脅しという名の説得をかますケイド。 まあねー 娘さんに対しても相当ヒドい感じでしたもんねー

・ とにかく、人間の描き方が今までにない程厳しく、その上そんなに重要ではないキャラを無駄に沢山登場させることで興味や同情も失わせるという、ベイ師匠は最近何かいやなことでもあったのかと心配になるような内容だった『トランスフォーマー』最新作。 聞くところによると次回からは監督を降りるとのことですので、どうかゆっくりと別の作品に打ち込んでいただきたいものですね。 っていうかやっぱ何かいやなことでもあったんじゃないのか師匠。




関連感想
『トランスフォーマー』(第1作目)
『トランスフォーマー/リベンジ』(第2作目)
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(第3作目)






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『LUCY/ルーシー』

2014年09月04日
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あらすじ・・・
ルーシーはホテルに来たことを後悔していた。
リチャードに呼び出された時、断るべきだったのだ。
目の前で何度も同じ話を繰り返す彼、たった一週間前にクラブで出会って意気投合しただけの彼を見ながら、ルーシーは徐々に苛立ちを感じ始めていた。
「だから、中身はなんなのよ?」
「オレもよく知らないんだって!」

リチャードの言い分はこうだ。 
実は自分は運び屋の仕事をしている。 今日もひとつ依頼をこなさなければならない。 しかし、今回の届け先であるホテルには過去に何度か足を運んでおり、いろいろとマズいことがある。 だからルーシーにこの仕事を変わってほしい。 ホテルに入り、フロントで依頼主を呼んでもらい、鞄を渡す。 たったそれだけのことだ。 お金なら払う。 どうだ、簡単じゃないか。
しかし、ルーシーは気づいていた。
気軽さを装うリチャードの態度の裏に、尋常ではない不安と焦りが潜んでいることに。

「やっぱり私帰るわ。 ・・こんなこと、出来ないもの」
リチャードに背を向け、ルーシーが拒絶の言葉を言い終わるか終らないかという瞬間、ガチャリという音と共に、ルーシーの手首に不快な金属の重みが加わった。
手錠の先につけられていたのは、鈍い光を帯びたジュラルミンケース。
「なぁ、たのむよ。 これ、もう外れないんだし。 依頼主しか知らないから、暗証番号。  な、頼んだぜ?」

ルーシーはホテルに来たことを後悔していた。
そして、その後悔はすでに、いや、最初から遅すぎたのだ。



(※ 完全にネタバレとなっておりますので、くれぐれもお気を付けください)



キバヤシ

ネタバレあらすじ・・・
スカーレット・ヨハンソンさんことスカ子が、大々的な脳みその覚醒を経て、タタリ神になったり巨神兵になってなぎ払ったり猿人とETごっこしたりします。


・ 観終わった瞬間、「ルーシーwwww ちょwwwwww ベッwwソンwwwwwwww」という感想しか頭に浮かばなかったほどの意欲作です。

・ 予告編がアクション方面に寄せられていた為、「ははーん・・・さてはベッソン、バイオシリーズのポールとミラジョボ観てて“これぐらいボクにもできるもん!もっとすごいのできるもん!”って思ったな~あやつめ~」と決めつけていたのですが、いざ鑑賞してみたら全く毛色の違う作品で、己が偏見を恥じるとともに、ベッソンの底知れなさに畏怖の念を禁じえませんでした。

・ 「取り立てて目立ったところのないごくごく普通の女性が、留学先の台湾で運び屋業に巻き込まれ、未知なる能力に目覚めることとなる・・・」 という内容だけならとっつきやすさ抜群だったでしょうが、なんと驚くことに、スカ子がアクションに覚醒するのはほんの序盤まで。 

・ 覚醒度30%台というさらなる高みへと足を踏み入れたのちは、髪の毛の色を変幻自在に変えたり、パソコンを途方もないスピードでタイピングしたり、超速読したり、遠方のおうちのテレビ画面をジャックしたり、電話もジャックしたり、電気を勝手につけたり消したりするなど、派手なのか地味なのかよくわからない特殊能力をバンバン使い、「あれ・・・これでいいのかな・・ 観にきたのこれでよかったのかな・・・」と観る者の心を揺さぶります。

・ いちおう、肉体の突然の変化に戸惑うであろうスカ子のよき助言者として、名優モーガン・フリーマンさんが用意されていたのですが、よく考えたらスカ子30%に対してフリーマンさんはたったの10%ですから、助言もへったくれもありませんよね。 いや、10%が悪いってわけではないのですけどね。 ぼくらみんな10パーですし。

・ てういか、戸惑ってね―! ぜんぜん戸惑ってねー! むしろグングン吸収してはるー! 

・ で、名優の無駄遣いというと、韓国映画の傑作『オールド・ボーイ』や『親切なクムジャさん』でお馴染みチェ・ミンシクさんも、スカ子を執念深く追いまわすマフィアのドンとして配置されていたのですが、こちらも随分とずいぶんな存在になっておりまして。

・ そもそもリチャードさんは誰に頼まれてミンシクさんにブツを届けようとしていたのか。  ミンシクさんは過去にCPH4を売りさばいたことがあるのか。 見切り発車なのか。 何もかも出たとこ勝負のお仕事なのか。 あと、「1か月もしたら傷跡なんて消えちゃって水着だって着れちゃうよ」とか言ってたけど、あんなふうにでっかく切って縫って、傷跡は消えるのか。 そのあたりも含めて、いきあたりばったりと言わざるを得ませんなぁ。

・ で、いきあたりばったりというと、スカ子がフリーマンさんに全智を授けんと向かったパリに、なぜかミンシクさんも直々に赴いちゃうのですが、ミン男ってば台湾でスカ子さんにフルボッコにされたの忘れたのかな? なぜ勝てると思ったのかミン男。  挙句パリのお巡りさん相手に討ち死に覚悟の銃撃戦まで始める始末。 ヤケクソか。 ヤケクソなのか。 あなたの脳の使用度、10%に届いていますか・・・?

・ ちなみに、スカ子さんを覚醒させることとなったCPH4なるドラッグですが、ベッソンさんのインタビューによりますと「名前は架空だけど、そういう物質は実際あるんだよ!妊婦さんが6週目ぐらいになると分泌する分子で、胎児の骨の形成に一役買ってるんだよ!ホントだよ! 実際の物質の名前? それは申せません!」ということなので、荒唐無稽なストーリーに見えて、実はぼくらの知らないリアリティが織り交ぜられていたのかもしれません。 な、そうことでいいんだろ、ベッソン!

・ 何せ脳の仕組みなんて、まだまだ解明されていない部分が多い訳で、「10%説」こそデタラメであることが広く知られているものの、じゃあホントに今の状態が人間の限界なの?というと、誰にも断言なんて出来ないのではないかと思うのですよね。 もちろん、覚醒したら重力も無視して物体まで動かせるようになるとまでは思いませんが、「もしも・・・」を想像するのは楽しいものです。 だからぼくはベッソンを責めない。 誰にだって、無限の可能性はある。 もっと知識を広げることもできるし、未知の世界へ踏み出すこともできる。 ま、だからっつって脳が100%覚醒した「ヒト」が、最終的に「USBメモリー」になっちゃうのはどうかと思うけどな!

ルーシー
(※ ちなみに70%ぐらいの段階からタタリ神になります)

・ どうしてなのかさっぱりわからないままにスカ子に大抜擢されたフランスの刑事さんが、どことなく杉本哲太さんでした。

・ で、どことなくというと、韓国映画ではあれだけ邪悪なオーラを放っていたミンシクさんも、脳みそ8%設定(←わたしの主観です)にされたからなのか禍々しさが薄れ、どことなく石橋凌さんテイストが。

・ というわけで、ラストは哲太さんと凌さんというふたつのロック魂がぶつかり合い、暑苦しい戦いが繰り広げられることに。 いいぞ・・・ フランス映画なのにそこはかとなく漂うVシネ臭・・・ヘッヘッヘ・・こいつぁたまんねえぜ・・・

・ フリーマンさんとスカ子がとんち合戦をするくだりがあるのですが、「物体の存在はどうやって証明するんだ」と聞かれたスカ子が「ここに車が走っている動画があるじゃろ・・・ 再生速度を速めるじゃろ・・・ もっともっと速めるじゃろ・・・ 車の姿が消えたじゃろ・・・ ・ ・ ・ わ か る な ? 」と言うと、フリーマンさんが「・・・ハッ・・! そうか・・時か!」って脅威の飲み込みの早さを魅せていて、その一連のやりとりの「わかりそうで全くわからん」感があまりにすごかったので、物理学を一から勉強し直したいと思います。

・ で、わかりそうで全くわからんというと、そのあと「時をコントロールする力に目覚めた」スカ子が、生きもの地球紀行したり2001年宇宙の旅に出かけたりするくだりも、破天荒すぎて全くわからなかったのですが、きっと人智を超越したということが表現したかったのだろうと思いますので、遥かフランスへ向けて「やるじゃん!ベッソン!」とだけ叫んでおこうと思います。  ベッソンへ届け・・・オレのモヤっとした想い・・!!

・  脳みそ100%になると、人間の細胞はその荷重に耐えられない。ではどうすればいいのか?消えないうちに、生きた証を後世に残せばいい。 というあらすじはとても納得がいくものの、やはりUSBメモリーがにゅっと突き出されると苦笑いしか浮かびませんし、CPH4をオーバードーズして覚醒、というのもむちゃくちゃすぎてついてゆけませんでした。 

・ なのですが、物体も、空間も、時をもコントロールできるようになったスカ子が素粒子レベルで分解され、結果的にこの地球上のあらゆるところに存在するものとなる、というクライマックスは、そのまま「神ってなあに?」という疑問への答えにもなっているように思えて、わたしはおもしろかったですね。 目に見えないし、困っている人を個別に助けてくれるわけでもないけど、常に人々のそばにいて、全てを統べているもの。 そうか、ベッソンさんにとって女性の究極形態とは神なのか・・・!(←極論であることは認める)

・ 宇宙の成り立ちや大きさについて、だとか、わたしたち人間も含め形ある物体を構成しているのは目に見えないほど小さな原子なんだ、などなど、時々考えてしまうけれどその度に壮大すぎてオエっとなる事柄について、スカ子を前面に押し出したかっこいい映像とディスカバリーチャンネルをダサくしたようなもっさい映像を織り交ぜつつ、それっぽく描いたベッソンさんには、これからもあまりご無理をなされませぬ程度に、独自路線を貫いて頂きたいものですね。 オレはきらいじゃないよ!こういうの! まあね・・出来れば次は、もうちょっと肉弾戦をね・・ 入れて・・・ね・・ せっかくスカ子使ってるのに座らせてるだけだけとかね・・・ 非常にMOTTAINAIよ!

・ 余談ですが、映画が終わってお手洗いに行きましたところ、自動洗浄センサーつきのタイプだったので、40%覚醒したスカ子さんになりきって、手をスッって、こうスゥッってかざしたら水がジャジャーっと流れまして、それはそれはいい気分でしたとさ。 触れずしておまわりさんやマフィアは倒せないけど、水は流せたよ! ありがとう、文明の利器!





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『GODZILLA ゴジラ』

2014年09月02日
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「ツナ食ってる場合じゃねえ!!」

あらすじ・・・
生意気な後輩が場所柄もわきまえず乳繰り合っていたので、怒ったゴジラ先輩がヤキを入れに来ます。



【ゆるふわ博士 ケン・ワタナベの名言9選+α】


■ 「なんだろね・・・」
ゴジラ ケン4_convert_20140902100345
ケン・ワタナベの今回の役どころは、各国の精鋭科学者たちにより組織された特別研究機関・モナークに籍を置く生物科学のエキスパート芹沢博士。 
そんなケン・ワタナベが、ある日、フィリピンの採掘現場から急きょ呼び出されます。
地下深くぽっかりと開いた巨大な穴。 その奥に横たわる超でっかい骨。
骨のそばには卵が産み付けられたような痕が・・・。
そこで、現場責任者に「博士、あれは一体?」と聞かれた際、ケン・ワタナベが無い知恵を絞って発した一言がこちら。
「なんだろね・・・」

ここから始まるすべての事柄においてやることなすこと後手後手に回ってしまう、ケン・ワタナベ伝説の幕開けである。


■ 「15年前のデータがあったの?・・・マジで・・?」
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ケン・ワタナベがフィリピンでぼんやりしていた頃、日本のとある土地にあるジャンジラ原子力発電所では、とんでもない悲劇が起きようとしていました。
フィリピンの採掘現場で目を覚ました「何か」が、大好物である放射線を食べに、ジャンジラ発電所へと向かっていたのです。
でっかい体を移動させる為揺れる大地。 否応なく引き起こされる地震。
震度に耐えきれなくなった原発は大崩壊し、そこで働いていたアメリカ人科学者のブロディさんは、同じく技術者として働いていた妻を目の前で喪ってしまったのでした。
それ以降ブロディさんは、事故の原因はただの地震ではないという確信のもと、日本に残り被災地周辺の調査を始めます。
その間ケン・ワタナベは何をしていたのかというと、実は、「何か」を追ってジャンジラ発電所跡地へたどりついておりまして。
「何か」はモナークにより「ムートー」と名付けられ、その成長を温かく見守られることに。

で、15年の歳月が過ぎ、活発化するムートーの活動になすすべなく困惑していたケン・ワナタベの前に、渡りに船とばかりに現れたのは、他ならぬブロディさん。 その手にあったのは15年前にブロディさんがつけていた電磁波のデータ。
まさか誰も記録なんてしていなかっただろうと、探す前から諦めていた貴重なデータを見たケン・ワナタベが思わず発した一言がこちら。
「15年前のデータがあったの?・・・マジで・・?」

探せよ! いや、探しとけよ!(当時原発に関わっていた研究員への聞き取り調査ぐらいしとこうよ、ケン!)


■ 「電源を・・ すべての電源を切ってください・・・」
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ブロディさんのデータと現在起こっている地震のデータを見比べても、「あ、波形が一緒だ・・」ぐらいしか思いつかないケン・ワタナベ。
迷走が続く中、いよいよ陣痛怪奇音を発する間隔が狭まってきたムートーさんを見て一言。
「電源を・・ すべての電源を切ってください・・・」

まあな! よくわからん時は一回電気を切るのもアリだわな! リセットボタンを押すとかコンセント引っこ抜くとか、そういうやつな!


■ 「そういうアレも出来たんだ・・・」
ゴジラ ケン1_convert_20140902095133
電源を切ったことで、ムートーの生体反応は消え、発電所跡地に静寂が訪れます。
ホッと胸をなでおろすも、一抹の寂しさを覚えるケン・ワタナベ。 ま、彼が育ててきたようなものですもんね。
その時、突如息を吹き返したムートーさんが、気合の一撃(電磁波パルス)を放つ!
一斉にダウンする電気系統。 制御不可能な状態に陥るモナークの面々。 そんな混乱の渦中で最高責任者ケン・ワタナベが満を持して放つ一言がこちら。
「そういうアレも出来たんだ・・・」

あ・・そっか・・ 攻撃能力があることは想定外だったのか・・ じゃあしょうがないか・・・ しょうがな・・しょうがなくねえよ!おい、ケン!


■ 「ゴジラは、何億年も前から生態系の頂点に君臨してきたバランサーだったのだよ!」
ゴジラ ケン3_convert_20140902100236
と、ここまでイイトコ無しだったケン・ワタナベですが、ついにその生物博士としてのポテンシャルが解き放たれることに。
発電所跡地を全壊させ、多くの死傷者を出しながらどこかへ飛んで行ったムートー。
その死傷者の中には、執念で事故を調べてきたブロディさんの姿も含まれていました。
15年前、母を喪ったショックと怪電波を放出する父のせいで、つらい幼少期を送ってきたブロディさんの息子・フォードさんは、父を信じてあげられなかったことを激しく悔います。
しかし、いつまでもクヨクヨしているわけにもいきません。 とにかく今は、逃げおおせたムートーを探さなければ・・。
というか、そもそもムートーってなんなのさ?

と、なにがなんだかさっぱり状態なフォードさんを前に、いちから説明を始めるケン・ワタナベが長年の研究から培った知識をベースに自信を持ってお送りする持論がこちら。
「何億年も前から生態系の頂点に君臨してきたバランサーだったのだよ!」

・・うん、で?

うん、うん、わかるよ、わかるけどさ、ちがうでしょ、今ゴジラの話じゃなかったでしょ? フォードさんが知りたいのはムートーの話でしょ?
百歩譲って、ムートーさんと縁の深いゴジラの説明からするとしても、「大昔から地球の生態系を調節してきたバランサーだった」ゴジラがうっかり起きちゃったとか、おっかないから水爆実験と称してゴジラを核攻撃してたとか、ぜんぜん辻褄あってないけど、大丈夫?
バランサーだったんなら、無理に攻撃なんかしなくてもよかったんじゃないの?  あ、そうか、その当時はケン・ワタナベは関わってなかったのか、じゃあいいや。それはいいや。 それはいいんだけど、そもそもバランサーだったって証拠はあるの?誰が断定したの? ゴジラがそこ(地球上の生態系バランス)まで考えて捕食してたって保障はあるの? ちょっとこれ言いにくいんだけど、もしかしてだけどさ、それぜんぶケンの想像なんじゃねえの? おい!大丈夫かモナーク!

いや、大丈夫に決まってる。
ケン・ワタナベの溢れんばかりの専門知識があれば、ゴジラやバランサーといった話を踏まえた上、この先どう動けばいいか、切れ味鋭いシャープな提案をしてくれるはず。
で、で、どうすればいいの?
おせーて! ケンさん!


■ 「というわけで、お父上が生前何か仰っていなかったか、どんな情報でもいいからおしえてつかあさい・・・」
ゴジラ ケン9

フォードさんに 聞 く の か よ ! !


■ 「よい席はお早めに・・・!」
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父親の話を話半分で聞いていた割には、しっかりと記憶してくれていたフォードさんのおかげで、ムートーは逃走前、別の「何か」と対話していたことが判明します。
その正体はいまだ不明なものの、とりあえずお腹を空かせたムートーさんが狙うのは放射性物質を沢山含んでいる場所であろう、ということで、おおまかな逃走経路を割り出すアメリカ海軍。
そう、この時点ですでに、事態はモニークの手には負えないレベルに達していた為、海軍がその指揮をとることとなっていたのです。 日本政府とか自衛隊とか全く出てきませんけど、そこはほら、トモダチ作戦ってことでヨロシク!

ムートーの進行先がハワイであると計算した海軍は、一路航路を北東へ。
そして、予想通りホノルルが火の海に包まれた時、ハワイ沖に停泊する空母が生物反応をキャッチし、ついにアレが目覚めたことを示します。 
アレは何? アレはアレ!と、てんやわんやの大騒ぎとなっている空母内で、ケン・ワタナベが目を輝かせつつ呟いた一言がこちら。
「よい席はお早めに・・・!」

ムートーが元気いっぱいになった以上、バランサーもジッとしちゃおらんだろう・・・ ということで、何を隠そう完全ゴジラ待ち状態だったケン・ワタナベ。
伝説の生き物を前に、はやる気持ちが抑えられないのはわからんでもありませんが、あからさまに興奮しすぎだろ。
襲来に備えて奔走する兵士たちを押しのけて、すかさず空母甲板の最前列をゲット! 
せめて相棒の女性生物学者さんの席もおさえてあげてください! リメンバー・レディファースト!


■ 「1945年、8月6日の、午前8時15分です・・」
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ハワイを経由して、アメリカ本土に上陸を果たしてしまったムートーとゴジラ。 しかもムートーはいつのまにかつがいになっていました。
これ以上の被害を出すわけにはいかないアメリカ海軍提督は、いつものアレ(核弾頭)をエサに、ムートー・カップル&ゴジラ共々海上へおびき出し、一気に爆破で吹き飛ばしてしまおうという作戦を立てるのですが、それを聞いたケン・ワタナベは、古びた懐中時計を重々しく差し出します。
「時計の針が止まっているじゃないか」と聞く提督。 そこでケン・ワタナベが一言。
「1945年、8月6日の、午前8時15分・・  父の形見です」

ここはグっときました! もうなんだったら、今作の中で一番よかった! 
日本人だから言える、父を原爆で喪った芹沢博士だから言える、この一言。
「いいのか?」と。 「一にも二にも核爆弾。 なんかっつったらヌークリアウェポン。 おまえらハリウッドは、ホントにそれでいいのか?」という深い問い。(ハリウッドの作品なんだから自問自答か)

まぁ、結局使われちゃうんですけどね!(しかも倒すべき怪獣がいなくなった後で爆発だけしちゃう)


■ 「Let Them Fight!」
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核弾頭誘導作戦が見事に頓挫し、万策尽きて珍しく弱気になった提督から、「ホントにゴジラの方が強いの・・?」と聞かれたケン・ワタナベの一言がこちら。

「人間の“傲慢さ”が、自然をコントロールできるものと思い込ませてきた・・ でも、そうじゃなかった・・・ もう・・ね・・・ ほかに方法もないし・・・ しょうがないと思いますよ・・・  それでは殺っていただきましょう、ゴジラさんおねがいします!

前半はかっこいいこと言ってるけど、要するにゴジラに丸投げ宣言キター!!


■ 「(ゴジラ・・・なんで死んでしもたん・・・)」
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で、実際に殺りあってもらった結果、ムートーとゴジラが相討ちになってしまって、ショック状態になった時の心の一言がこちら。

その時、ケン・ワタナベの胸に去来していたのは、「ゴジラごめんね」という悔悟の念か、はたまた「やっぱ2対1じゃ分が悪かったか~」という勝負師としての感情か。
なんだかもう、どっちでもいい気がしてきました。


■ 「(もう帰っちゃうの・・・?)」
ゴジラ ケン7_convert_20140902100456
実はちょっと疲れて寝ていただけだったゴジラ。 さすがは生態系のプロ!(←ちょっと違う)
闘う相手もいませんし、街を荒らすことなく静かに海へを帰ってゆくのですが、そんなゴジラの背中を見つめつつケン・ワタナベが抱いたであろう思いがこちら。

おいおいおい! なんて目してんだよ! 
大好きだった人と離れ離れになる時みたいな目してんじゃないよ!まったく!
恋愛か! それは恋愛感情なのか!! 大丈夫だよ、聞くところによると早くも次回作決まったみたいだし! ケン・ワタナベは有名人だから、次もお声がかかるだろうし!そしたらまた、ゆるふわ博士としてビックリしたり困った顔したりしてればいいじゃない! GODZILLAをガッジーラじゃなくゴジラって呼べばいいじゃない!
っていうか そ れ で い い の か ケ ン ・ ワ タ ナ ベ ! 




- 追記 -

・ 日本の原子力発電所なのに、指揮をとってるのがアメリカ人で技術班のリーダーもアメリカ人。事故が起きたのち管理するのは海外の組織で、そこが再び破壊されたのち指揮下におくのはアメリカ海軍。 どういうことなんだってばよ!

・ いろいろと、しくみがわからない。

・ シャッター一枚でふせげるメルトダウンが、ここにあります。

・ 原発全機崩壊してたけど、シャッター下してたからおとうさんは無事でした!

・ 避難区域に入り込んで逮捕されるブロディさん。 普通に警察署から出てきます。 どういうしくみなんだよ!

・ 再び避難区域に入り込んで捕まっちゃうブロディさんとフォードさん。 ただし今度はモナークの研究所に連行されます。 だから、どういうしくみなんだよ!

・ 15年前ムートーは、放射線の匂い(?)に釣られて日本に来ちゃったそうなのですが、他の国にも原発あるよ! ていうか、ロシアとかアメリカとか行けば、核兵器わんさか持ってるよ! そっちの方が食べやすそうだよ!

・ ムートーが放射線を食べるしくみがわからない。 ボンベみたいなのを噛んだり丸飲みしたりしてたのはまだわかる気がするけど、空気中の放射線どうやって食べたの? 吸ったの? ダイソン並に吸うの?

・ ボカーン(壊れる) → チュンチュン(朝片付けする) → ボカーン(壊れる) → チュンチュン(朝片づける) の繰り返しすぎじゃね? なんで日中動かないの? 夜行性なの?昼間は寝てるの?  じゃあ昼間に攻撃すればいいじゃない!

・ 「ムートーってさ、放射線好きじゃない?だから列車で海岸近くまで核弾頭運ぼうぜ!」から、裸同然の列車がムートーに襲われるまでのくだりは、あたまおかしすぎて超おもしろかったです。

・ で、結局ヘリで輸送するという。 だったら最初から空輸し(ry

・ なんとか船には乗せたものの、バサーっとやってきたムートーが核弾頭くわえてすたこらさっさと逃げていきました。 さあ、どうしましょうか。 ではこうしましょう。 ムートーの電磁波パルスが効かないぐらいの上空まで飛行機で行って、そこからパラシュート部隊で現地入りして、核弾頭を解除しましょう。そうしましょう。

・ 「先生!解除できなかった場合はどうすれば?」

・ 「みんなで海岸線まで持っていって、沖合で爆破しましょう。」

・ (あ、 ・・・人力で運ぶんだ・・・)

・ 「ワン!ツー!スリー! 飛べー!イエー!!」 というシーンですが、あたまおかしすぎて超おもしろかったです。

・ Q「モナークはどうしてムートーを早めに処分しておかなかったの?」 A「放射線をいっぱい食べてるから、下手に殺したらブワーっつって放射線が飛散しちゃうかなーと思ったし、それになんとなく、成長したらどうなるのかなって思って・・ だもんで見守ってました」 ←危険生物に対する視線が温かすぎるだろ。 ムツゴロウさんか。

・ そんなムートーですが、見た目がカマドウマみたいでなかなかキツかったです。

・ ムートーが生殖相手をいたわるような仕草を見せたり、キスし合ったり、草原の上で「あははうふふこぉらまてまてー」とじゃれ合うシーンがある為、「ゴジラひどい!」「ゴジラの嫉妬醜すぎてキモい!」なんて声も聞こえてきましたが、知らない間に害虫が家のタンスの裏とかに卵を産み付けていたらと思うとイヤすぎて泣きそうなので、ゴジラ先輩がんばって!

・ ていうかカマドウマじゃん。 カマドウマと鈴虫足して二で割ったみたいじゃん。 勘弁してくださいよ・・・

・ バランサーとかなんとか言われていましたが、ゴジラ先輩にはそんな大層な気持ちなんて無かったんじゃないかと思いました。 だって「名前にGODが・・」って、それ人間がつけた名前じゃんか。 勝手に神様扱いして、勝手に行動を「自分たち寄りだ」と解釈して、そのうち痛い目に遭うんじゃないスかねぇ。

・ ゴジラ先輩はただ単に、自分より強いやつが許せない「若い芽は早めに摘み取る主義」ってだけなんじゃないでしょうか。  ムートーが本格活動を始めてからわずか数時間で「おまえらなにやっとんじゃーい!」とナックルパンチをお見舞いしに駆けつけるゴジラ先輩にシビれました。

・ ストイックなゴジラ先輩が、地球のどこかでムートー同士の会話にこっそり聞き耳を立てていたのかと思うと胸が熱くなりますね。

・ 「怪獣同士、出るとこ出てハッキリさせようや」というゴジラ先輩に非はない。 むしろ、「こんな所に巣作りやがってー!」とガソリン撒いて火を放つフォードさんの方がマジ鬼畜だと思いました。

・ とにかく、尻尾でカマドウマをどつき倒すゴジラ先輩の姿や、マウス・トゥ・マウスで吐しゃ物を流し込むゴジラ先輩のえげつなさに心打たれました。 ホントにかっこよかったです!  また次もがんばってください! ね、せんぱい!






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