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すきもの主婦が選ぶ2013年ベストワンハンドレッドアンドシックス (前編)

2013年12月31日
おばんでやんす。 アガサです。

年末ということで、あちらこちらの映画を好んでいらっしゃるみなさま方から「2013年ベストテン」が発表されているようですね。
かくいう私も、以前は「オレ流ベストテン」的なアレを書いてみたりしていたものの、なんとなく「これだけしか観ていないのにベストなんて選べない・・」というつつましいんだか自意識過剰なんだかよく判らない理由から、ここ数年そういうアレからは遠ざかっていたのですが、先日ツイッターでこんなつぶやきを目にしまして。

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ひとの映画ベストは見れば見るほどベストの外に何がはいっているかのほうが気になるんで全ての順位をコメントつきで公開してください。

(10本に絞らなくても)いいの?!

と、いうことで、(誰かが私にそれを)望んでいるかどうかという点に関して見切り発車のままな感は否めないものの、今年私が鑑賞した全ての映画に思い切って順位とコメントをつけてみました。
予め申し上げておきますが、映画館での鑑賞作品はほとんど無く、もっぱら旧作タイトルが並んでおりますので、映画を沢山ご覧になる方にはかなり物足りないベストとなっていると思います。
いたずらにフラストレーションを蓄積させるだけな内容かもしれませんので、「この時点でもうきな臭いわ・・」と察した方はそっ閉じでお願い致します。


さて、前置きからして既に長くなってしまいましたが、以下「すきもの主婦今年観た中から選んだ2013年ベストワンハンドレッドアンドシックス」となります。 長いですよ。


106位 『プロジェクトX』
あらすじ・・・
人がたくさん来てお酒を飲みます。

ワースト1ではありません。 あくまで106位です。 かねてから私の中にあった「映画に出てくるノーム(ガーデニングでお馴染み・小人の置物)は必ず壊される」説が改めて証明された一本。
宙に浮かばされたいぬっころがかわいそうでした。

以前書いた感想

105位 『劇場版 SPEC〜天〜』
あらすじ・・・
ニノマエ~~~! って言ったり餃子を食べたりします。

予告編にチャイナドレスを着た浅野ゆう子さんが出てきた時点でいやな予感がしていたのですが、いざ観てみたところあまりに予感が的中しすぎてむしろ清々しい気分になったという思い出の一本でした。
思わせぶりな「謎」や、まったく笑えない言葉遊びなど、テレビシリーズはあんなにおもしろかったのにどうしてこんな・・・ ・・いや待て、そういえば堤監督は『ケイゾク』も『TRICK』もこのパターンだったな・・ ということでなんとなく納得したので堂々105位です。

104位 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
あらすじ・・・
すみれさんが色んな意味で酷い目に遭います。

テレビシリーズはあんなにおもしろかったのにどうしてこんな・・・ ・・いや待て・・いやいや待て待て・・これは堤監督じゃないな・・ ・・うん・・まぁ・・・もういっか・・・。

以前書いた感想(※本編を観なくてもだいたいあらすじがわかる動画つき)

103位 『パラノーマル・ショッキング』
あらすじ・・・
廃墟におばけが出ます。

出ますよね、廃墟に行ったら大概出ますよ。おばけですから。その為のおばけですから。 で、撮影もしますよね、手持ちのカメラで撮りますよ。POVですから。その為のPOVですから。 コスタリカのみんなは悪くない。 悪くないんだけど、ただね、もうちょっと遠出して欲しかった。 容易に帰宅出来なさそうな遠方を舞台にして欲しかった。 それだけなんだ。

以前書いた感想

102位 『ヘルタースケルター』
あらすじ・・・
沢尻エリカさんがファッションモンスターになります。
「まさに、ヘルタースケルター・・・つまり、しっちゃかめっちゃか・・」という尻がもぞもぞするセリフをリハーサルを含め数十回に渡り大森南朋さんに言わせ続けるプレイが舞台裏で繰り広げられていたかと思うとたまりません。 むしろ、そっちだけくれよ。 

以前書いた感想

101位 『パラノーマル・エクスタシー』
あらすじ・・・
おばけが出てきてちちを揉みしだきます。

おばけ以外の人たちもちちを揉みしだきます。 そう、これはポルノだからです。 17歳以下のみなさんは18歳を超えたら観てくださいね。 観なくてもだいじょうぶですけども。 全然だいじょうぶですけども。

以前書いた感想

100位 『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』
あらすじ・・・
サラ・ジェシカ・パーカーさんがモテまくります。

なにはさておき、このタイトルを見て下さい。「ケイト・レディが完璧な理由」。「完璧」と書いてパーフェクト、「理由」と書いてワケとルビがふってあります。 どうですか。 イラっとしませんか。 このイラっと感が本編にも満ち溢れているのです。 どうですか。 あなたもケイトレディさんの私生活をのぞいてみませんか。 みませんか。 そうですか。
「男勝りにがんばっていても批判され、女らしくしていても批判される。とにかく何をやっても嫌われる、それが女なのよ」
と、男女共同参画社会の真実にズバっと切り込んでみせたりするので、一見攻めてる映画のなのかと思いきや、サラさんが仕事も家庭も完璧にアンダー・コントロールしたり超エリートな上司にモテまくるなどなど、ありがちなハーレクインロマンスに落ち着くというなんともがっかりな一本でした。 「兼業主婦」はかっこよくサバサバ系で、「専業主婦」はいじわるで男狂いという短絡的な設定も苦い笑いしか誘いません。 サラさんのガイキチ演技だけは色々突き抜けていてよかったと思います。

99位 『インキーパーズ』
あらすじ・・・
潰れかけのホテルにおばけが出ます。

所要があったので近くのホテルに部屋を取ったものの、タオルは用意されていないわ、従業員は態度悪いわ、夜中に従業員同士でギャーギャー大騒ぎするわ、寝ていたら勝手に鍵を開けて部屋に入ってこられるわ、と散々な目に遭ってしまった女優さんのお話でした。 作中、なかなか怖くならないので、何度もカウンターをチラチラ見てしまいましたが、観終わってみると最後だけとはいえ怖いおばけも出ましたし、従業員のチャンネーはウザ可愛かったですし、ダラダラとした会話のやりとりもタランティーノ風で味があったような気がしましたので、ここはなんとか98位ということでお願いします。 ・・と思ったのですが、伏線らしきものがほぼほっぽらかされていた点は看過できなかったので99位になりました。 

98位 『プリキュアオールスターズNewStage2こころのともだち』
あらすじ・・・
UMAが主役になります。

歴代のプリキュアが顔を揃えるお祭り映画第5弾。 前回の第4弾に、「キュアエコー」という新手の給湯器みたいな名前のキャラクターが出てきた時はどうなることかと思いましたが、エコーのエの字も出さないという潔い路線回帰のもと、非常に心に沁みる素晴らしいオールスター映画となっていました。 全員に、きちんとセリフや見せ場が用意されていて、プリキュア鑑賞歴8年のむすめも大満足だったようです。 おかあさんですか? もちろん大大大満足ですよ。

97位 『クラーケンフィールド/HAKAISHIN』
あらすじ・・・
でっかいイカが出てきます。

予告が一番おもしろいタイプのアレだと思い、むすめたちとのんびり鑑賞していたのですが、意外としっかりとしたイカが出てきた為予想外に怯えまくった8歳児。 同日の夜に見るのを楽しみにしていた、NHKのダイオウイカスペシャルに対するテンションがダダ下がってしまうという、ほろ苦い一夜となったのでした。

96位 『BRAVE HEARTS 海猿』
あらすじ・・・
ぜったいあきらめない人たちがワーってがんばります。

前作に「ラストメッセージ」というサブタイトルがつけられていたことから、「たぶん最後なんだろうなぁ・・」と勝手に想像していたらいつの間にかシレっと続編が作られていたという驚きのメガヒット作。 驚いていたのは私だけかもしれませんが。 しかしもっと驚きなのはその内容で、事故に遭い海中深く沈んでしまった飛行機の中に取り残された仲間のご遺体(仮定)をサルベージするべく、「ぜったいあきらめない!」とばかりにそこらへんの海上保安部の人たちがドバシャーっと海に飛び込んで飛行機の中を覗いてみたら、どこかしらに溜まっていた空気をブクブクーっとストローで吸っていた仲間の肢体(確定)を発見するという奇跡のストーリーに眩暈が止まりません。 で、一番驚きなのは、そんなご無体なストーリーにも関わらず、なんとなく無難に観れてしまうという口当たりの軽さという。 「ヒットするのもわかるなぁ・・」と思いました、正直なところ。 まぁ、誰も死にませんし。

95位 『パラノーマル・フェノミナン』
あらすじ・・・
ラブホテルで怖い目にあったり、山で怖い目にあったりします。

白石晃士監督による短編が2本詰め込まれた、ジャパニーズ・フェノミナン。 またの名をパラノーマル・ジャパン。 ラブホテルでおっかない現象を体験するもじゃもじゃっとした男性が、(目にモザイクをかけられていたにも関わらず)明らかに白石監督のミューズ・宇野祥平さんで、異様にワクワクしてしまいます。 そしてそのワクワクは適度に実を結びます。 2本目は、パワースポット巡りに出かけた女性グループが超常現象やら怪奇現象やらに巻き込まれるお話ですが、こちらもいい意味で非常に白石監督らしい弾けた内容となっておりますので、白石作品ファンは絶対に必見と言えるのではないでしょうか。

94位 『アイアン・スカイ』
あらすじ・・・
ナチスがUFOで攻めて来ます。

「世界の敵」だったナチスが、人間の愚かさを知り人類の新たな可能性に気付く一方、同盟国は殺し合って自滅してしまうという皮肉なお話。 でもなんかノレない。 「どう?ピリっとエッヂの効いたシリカルな表現。粋でしょ?ね、ブラックでしょ?」とベッドの上で延々感想を求められているような気分になってしまったからなのでしょうか。 ヒロインの女の子はべらぼうに可愛かったです。

93位 『Virginia/ヴァージニア』
あらすじ・・・
すっかり恰幅のよくなったヴァル・キルマーさんがモヤモヤします。

雰囲気だけは最高なのですが、お話の方がさっぱり頭に入ってこなかったので、間接的・直接的の両方の意味で夢と現実の狭間を行きつ戻りつしながら鑑賞しました。 あとで知ったのですが、泣く子も黙る世界の巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作だったようで、なんというか、無性に掌を返したい衝動に駆られた記憶があります。 いやぁ、すばらしい作品でした!(←返した)

92位 『フェイシズ』
あらすじ・・・
ミラジョボさんがわなわなと震えます。

みんなだいすきミラジョボさんの痛快サスペンス。 ブラッド・ピットさんが患っているかもしれないと告白されたことで話題となった「相貌失認」が物語のキーとなっている為、もうちょっと注目を集めるかと思ったのですが、どうやらそうでもなかったのは、ひとえにミラジョボさんが「いつものミラジョボさん」でしかなかったことが要因なのではないでしょうか。 ミラジョボさん以外は全員華が無いので、観ているこちらも誰が誰だかよくわからなくなり、ちょっとだけ失顔症を疑似体験することができます。 いいのか、それで。

91位 『夜明けのゾンビ』
あらすじ・・・
ゾンビが悪いんじゃない、人間が悪いんだ、というお馴染みのアレです。

南北戦争とゾンビをからめつつ、実は人間の業がいちばん始末に負えないんだよねー、といういつもの感じに収まる安定感あるストーリー。 アニメを挿入したり、みんなだいすきビル・モーズリーさんがお山の大将していたり、と、通好みな方面に寄せてきているのはわかるのですが、人間ドラマをじっくり描こうとした結果かなりスローライフな時間進行となっており、夜更けに見始めたハズが気付けば夜明けになっていたという衝撃のラストを迎える結果に。 ええ、わたしが。 (※後日観直しました)

90位 『カッレくんの冒険』
あらすじ・・・
名探偵カッレ・ブルムクヴィストくんが殺人事件を解決します。

スウェーデンが世界に誇る、児童文学界の巨人アストリッド・リンドグレーンさんによる同名小説の映画版。 わたしは小学生の頃からリンドグレーンさんがだいすきだったのですが、その作品の中でももっとも夢中になったのがこの「名探偵カッレくんシリーズ」でありまして。 いきいきとした各キャラクター、聖像さまをめぐる血で血を流す闘い、山賊ことばでのやりとりなど、「観る小説」と呼びたくなるほど忠実に再現された物語にワクワクがとまりませんでした。

89位 『デビル・インサイド』
あらすじ・・・
悪魔祓いしたりされたりします。

ドキュメンタリーっぽい感じで悪魔祓いっぽい感じでパラノーマルっぽい感じでこわい感じにしてみた感じ。

以前書いた感想

88位 『今日、恋をはじめます』
あらすじ・・・
はじめられます。

メガネでおさげの真面目女子が学園一のチャラ男に見初められ、紆余曲折をへて真冬の小屋で朝チュンするという物語。 うん、凍死するよね。 色んな意味で凍えるよね。 物語はさておき、映像へのこだわりはビシビシ伝わってくるのに、それがまったくイヤミに感じられないというトコロがすばらしかったです。 それぐらい、自然にすごいことをやっているということです。 おもねりじゃないです。

87位 『ハンガー・ゲーム』
あらすじ・・・
今日はみなさんにちょっと殺し合いをしてもらいます。

【鑑賞後おもったこと】近未来アクションかと思って観ていたら、サバイバルサスペンスになって、油断している間にコバルト文庫に変わって、気づいたらハーレクインで終わってた。 【鑑賞中おもったこと】①久保田利伸ではなくレニー・クラヴィッツだったのか。 ②いいから早く軟膏塗ってやれよ。 ③軟膏効きすぎだろ。無認可の薬か。 ④「叛乱をおこした13地区に過去を忘れさせない為、12地区から若い男女を抜き出し殺し合いをさせる」←残りの1地区どこいった? ⑤つづきはWEBで!続編で! ⑥帰りの汽車内が気まずいの気まずくないのって・・・

86位 『第7鉱区』
あらすじ・・・
デリケートゾーンでクリーチャーと闘います。

はやく石油に頼らなくてもいい世の中がくればいいのにね。

以前書いた感想

85位 『推理作家ポー 最期の5日間』
あらすじ・・・
エドガー・アラン・ポーさんが机上ではなくリアルに推理します。

ジョンキュー(ジョン・キューザックさん)のケイジ(ニコラス・ケイジさん)化がもう、とまらない・・・!



・・・どうですか。うんざりしていらっしゃいませんか。 結構書いたはずなのに、まだ85位までしか進んでいないということに、他ならぬわたしが一番うんざりしていますが、みなさまにおかれましてはだいじょうぶでしょうか。 ほんじゃ続けますね。 



84位 『リンカーン/秘密の書』
あらすじ・・・
リンカーンさんがオノでドーーーン!ってやります。

リンカーンさんの偉業とヴァンパイアとの闘いを両方盛り込もうとした結果、不自然に数十年間間が空いたりしてなんだかよくわからない時間経過に。 発想はよかったものの、それを上手く物語としてまとめきれなかったのが原因でしょうか。 ちなみに原作を書いたのはセス・グレアム=スミスさんという方で、この方のベストセラー小説「高慢と偏見とゾンビ」も発想はいいけど物語がなんのひねりもないガッカリ作品だったので、まぁ・・もう・・そういうことでお願いします。

83位 『HELL』
あらすじ・・・
温暖化によりあらゆる資源が枯渇した近未来。 人間が本来持っていたはずの価値観が、脆くも崩れ去った世界の中でなんとか生き抜こうとする人々の姿が描かれます。

おもしろかったです。 過去、自作において何度も地球をぶっこわしてきたローランド・エメリッヒさんが製作総指揮を努めているので、てっきりドッカンボッカン系なのかと思いきや、少ない登場人物とちょっとした描き方の工夫だけで圧倒的な絶望感を演出。 善悪の基準がなくなった後、人はどうやって生きてゆけばいいのか。誰と生きてゆけばいいのか。 強く深く考えさせられました。

82位 『シャーク・ナイト』
あらすじ・・・
ワケあり女子大生が3年ぶりの帰郷に同級生を招待しますが、概ねサメに喰われます。

ホステスのディスカバリーチャンネル版といった趣。 派手に喰い散らかされますので、そっち方面での見応えは充分なのではないでしょうか。

81位 『人狼村 史上最悪の田舎』
あらすじ・・・
色々あって、村民が全員狼人間になります。

おかしさと悲劇の配分がちょうどよく、とても楽しい作品でした。 主人公は気持ちいいほどのクズですが、彼を支える幼なじみのオッサンと警官は超男気溢れるナイスガイなので、観ていてストレスがありません。 指をつかったギャグやアナログな狼の着ぐるみも愉快。 主人公の友人が放つ「もういっその事みんなで狼人間になって、夜の獣としてがんばろうぜ!」というウルトラポジティブなセリフを、世界中の牙をもがれた狼(隠喩)たちに送りたい。

80位 『ブレイド3』
あらすじ・・・
ブレイドさんがいちばんえらい吸血鬼をやっつけます。

ヒロイン役にジェシカ・ビールさん、仲間役にデッド・プールことライアン・レイノルズさんなど、意外と豪華なキャストがブレイドさん最後の闘いを彩ります。 

79位 『ブレイド2』
あらすじ・・・
ブレイドさんが進化した吸血鬼をやっつけます。

ドニーさんのあみあみタンクトップ! ドニーさんのカラコン! 超シャレオツ! セリフは一言もないけど! デルトロ監督はアレだね、もしよかったら『パシリム2』の出演をドニーさんに打診してみるといいと思うよね!『ブレイド2』での消化不良っぷりを10数年越しで解消する為にもね!なんだったらロボを操縦するんじゃなくて、ドニーさん自体がロボってことにしちゃってもいいと思うからね!

78位 『キャビン・フィーバー2』
あらすじ・・・
汚染された池の水を飲んだリア充高校生たちがプロムで(色んな意味で)爆発します。

イーライ・ロス監督の同名大傑作の続編。 あかんタイプの菌がうじゃうじゃいる池の水を、そうとは知らずごくごく飲んだ挙句、ばたばたと死んで行く若者達。舞台は高校のプロム会場。もはや「キャビン」の痕跡なし。 悪かぁないけどなんだかなぁ・・というぼんやりとした印象だけが残りますが、血糊に対する情熱はひしと感じられますので、そっち方面がお好きな方なら楽しめるかと。 主人公が恋焦がれるヒロインが、性格容姿ともにかなり低空飛行気味なのは誰の趣味なのでしょうか。 おせーて!タイ・ウェスト監督!

77位 『ツインズ・エフェクト』
あらすじ・・・
我の強い女性たちがヴァンパイアと闘ったりヴァンパイアと恋したりします。

あなたは、ツタヤディスカスで「ドニー・イェン」と検索したらドニーさん出演作だけではなくドニーさんがいっちょ噛んでいる作品までヒットすることを知らずそのままレンタルしてデッキに入れて半分ぐらいまで鑑賞したところで初めて「あ・・これドニーさん出るやつじゃないや・・」と気付いたことがありますか。 わたしはあります。 ということで、ドニーさんが共同監督として参加していた『ツインズ・エフェクト』です。 ドニーさんは出ませんが、ジャッキーさんは出ます。 あと、アンソニー・ウォンさんやカレン・モクさんも出ますので、なんだかとても得した気分になれます。 主演の女性おふたりは、香港で人気を博していたアイドルユニット「ツインズ」さんだそうですが、いかんせん、キャラクターのクセが強すぎて「もういいから男連中だしてくれよ・・・」という心の叫びばかりが浮かんでは消えたそうな。(わたしのなかで) 最後の共闘シーンはグっときました。 やりち・・・スキャンダラスな私生活で一時話題を独占していた、香港の火野正平ことエディソン・チャンさんがえらくかわいらしかったです。 (※一部、火野正平さんに失礼な発言があったことをお詫びします)

76位 『花都大戦 ツインズ・エフェクトII』
あらすじ・・・
ドニーさんとジャッキーさんが宙吊りでがんばります。

アクション映画を愛する多くの人が待ち望んだ夢の饗宴がここに・・・!  共同監督に専念した前作でよっぽどフラストレーションがたまったのか、我慢できなくなったドニーさんが冒頭からとばしまくるシリーズ第2弾。 もちろん、主役は前作同様ツインズのおふたりですよ。 前作のラストが「オレたちの闘いはこれからだ・・・!」というジャンプの打ち切りマンガ的な締めくくり方だった為、てっきりその続きが展開されるのかと思いきや、まさかの時代劇。 いささか困惑しましたが、ドニーさんが楽しそうだったので、もうぼくは満足です。 ちなみに、ジャッキーさんの息子さんで、そこはかとなく織田信成さんにクリソツなジェイシー・チャンさんが、本作でスクリーン・デビューを果しておりますので、興味のある方は要チェックですよ。
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(※七光りどころではない輝きっぷり)

それにしても、ドニーさん全然必要ない役柄だったナァ・・・。

75位 『残虐全裸女収容所』
あらすじ・・・
熱帯の労働囚人収容所に囚われた女たちが、理不尽な男たちの抑圧に叛乱の狼煙をあげるべく立ち上がります。

時々全裸、時々泥レス、時々キャットファイト、そして最後に待ち受けるまさかのバッドエンディング。 おねえ言葉のシド・ヘイグさんが非常にかわいらしい。 パム・グリアさんのはじけんばかりのしりもたまりませんね。

74位 『スノーホワイト』
あらすじ・・・
白雪姫が「フォローミー!」します。

オーダー!「雪のように白い肌」「血のように赤い唇」「カラスの羽のように黒い髪」! →大失敗。
子ども時代の白雪姫がガッツリ茶髪だったのはどうにかならなかったのでしょうか。 めちゃくちゃ陰気でめちゃくちゃ武闘派な白雪姫、ここに爆誕。 いじわるな女王がエボシさまみたいだったり、白雪姫がサンみたいだったり、白雪姫の仲間となる猟師のエリックがアシタカみたいだったり、女性だらけのコミュニティがたたら場みたいだったりと、どこもかしこも『もののけ姫』くさいなぁ・・・と思っていたら、なんとシシ神さままで登場するという念の入りよう。 終盤の雰囲気は一転、リュック・ベッソン監督のアレ風なのですが、クリステン・スチュワートさんにはミラジョボさんほどのカリスマオーラが感じられないので、もし続編があるようでしたら、ミラジョボさんにエキセントリックな演技メソッドを質問してみるといいと思うよ。LINEかなんかで。

73位 『白雪姫と鏡の女王』
あらすじ・・・
眉毛に見慣れてからが本番です。

オーダー!「雪のように白い肌」「血のように赤い唇」「カラスの羽のように黒い眉毛」! →大成功。
74位の『スノーホワイト』といい本作といい、どこの鏡に聞いても「女王一択!」と答えるのではないかと思うくらいの「鏡の女王映画」なのですよね。 ガラスの仮面用語で言うところの「吸血鬼カーミラ状態」ですね。脇役の亜弓さんが主役の乙部のりえを完全に食ってしまっているという。 まぁ、それも織り込み済みで製作されているのでしょうから、問題はないと思いますが。 もうひとりの主役と言っていい「衣装」がすばらしかったです。 あと、ショーン・ビーンさん何してはるんですか。

72位 『ピラニア リターンズ』
あらすじ・・・
ストリップとプールを合体させるという、風営法的に心配になるアミューズメント施設に人喰いピラニアが押し寄せます。

おっぱいの大安売り。 入場客も店員さんも猫も杓子もみんなおっぱいを放り出していて、嬉しい筈なのに、アレ・・・なんでこんなに虚しいんだろう・・・。 前作同様、たくさんの血が流されますが、なんのカタルシスも感じられません。 とにかくつまらない。 デヴィッド・ハッセルホフさんが体を張ったコントを見せてくれますし、お久しぶりのゲイリー・ビジーさんがいい死に様を披露してくれますし、クリストファー・ロイドさんもお元気そうでなによりですし、スマホ(携帯)社会を痛烈に批判したオチもおもしろかったので、大盤振る舞いで72位。

71位 『トータル・リコール』(リメイク版)
あらすじ・・・
ケイト・ベッキンセールさんを捨て、ジェシカ・ビールさんとよりを戻そうとした伝説の諜報員コリン・ファレルさんが、ベッキン姐さんにボコボコにされます。

シュワちゃんの同名映画を最新技術を駆使しリメイク。 物語のあらましは同じですが、火星に移動してどんどこしょ部分はありません。 3つおっぱいはあります。 失われた記憶を探して云々かんぬんよりも、圧倒的な強さを見せ付けるベッキン姐さんの勇姿がこってりと描かれますので、要するに「嫁ばんざい映画」です。(監督はベッキン姐さんの旦那様) 話は逸れますが、もしも「嫁ばんざい映画界」の巨頭ポール・W・S・アンダーソン監督が嫁のミラジョボを使って同じ映画を撮ったら、ヒールどころか、主人公の性別そのものまでも変えてど真ん中にキャスティングしてくるかもしれんな・・と思いました。 いやぁ、嫁ばんざい映画ってホントにすばらしいですね。

70位 『エイリアン・ビキニの侵略』
あらすじ・・・
いやらしい格好をしたエイリアンが奥手な男性の貞操を侵略するのかと思いきや、激しいDVに遭って死亡します。

コミカルなパッケージからは想像もつかないほどハードな映画でした。

以前書いた感想



と、まぁここまで書いてみましたが、あまりなボリュームになりそうですので続きはまた後日ということに。
よろしければまたお付き合いいただけると幸いです。

それではみなさま、よいお年を!




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『パラノーマル・ショッキング』

2013年12月05日
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あらすじ・・・
いつものアレ。


たかしへ。

めっきり寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?

先日、最寄りのレンタル店で、また新しいパラノーマルを見つけました。
たかしからは聞いていませんでしたが、きっと照れくさかったのだろうと思い、ちゃんと借りてきましたよ。
このパラノーマルで、一体何パラノーマル目になるでしょうね・・。 
「いまのままのパラノーマルじゃあ、パラノーマルに未来はないんだよ!」と、今年のお正月、敦夫おじさんに掴みかかったたかしが練に練ったパラノーマルがついにきたのかと思うと、かあさん喜びもひとしおです。

今回は一体どんナーマルなのだろう・・、と思いながらパッケージを見て、たいそう驚きました。
「コスタリカ」。
そこには、「映画未開拓の地:南米コスタリカから届いた本気の恐怖映画!」と書かれているではありませんか。
ごめんね、たかし。
かあさん正直いうと、コスタリカと聞いてもコーヒーとバナナぐらいしか脳裏に浮かびませんでした。
でも、きっとレンタル屋さんでパッケージをクルっとひっくり返したもののチラ見して速攻で棚に戻していた、動物柄のジャージを着たおにいさんも同じ塩梅だと思います。
どうしてコスタリカだったのか。
認知度が低ければなんとかなると思ったのか。

・・いや、かあさんたかしを責めているんじゃないのですよ。
きっと全部、上司の高山さんがいけないのでしょうね。
それにね、百歩譲ってコスタリカでもいいのですよ。
国の認知度なんて大した問題じゃない。 
ほら、『パキスタン・ゾンビ』のような傑作もありますものね。
そう思って、かあさん、デッキにソフトをセットしました。

「1919年。 結核の療養所として開業したデュラン療養所。 そこでは入所者による不可解な死や失踪事件が相次ぎ、数多くの幽霊現象が起きていた。 そして2010年・・・。 ドキュメンタリー撮影を試みるため、療養所を訪れた映画関係者。 しかし、彼らの作品は現在も未完のままである・・・・」

どうするの、たかし。
しょっぱなから既に、コスタリカ色ゼロな点をどうするの。
コスタリカ色どころか、どのノーマルか全く区別のつかない、このポンコツな設定をどうするの。

開始5分で新しいコーヒーを淹れにいったかあさんを叱らないでください。

でもね、かあさん不思議と不安はありませんでした。
だってほら、パッケージにでっかく「徹底的に怖がらせたい!」って書いてありましたから。
間違いない。 これはたかしが考えた煽り文句だ。 かあさん、直感でそう思いました。
たかしがそういうんだから、きっと怖がらせてくれるに違いないと・・・。

「撮影開始14日前。 以前療養所で取材を敢行していたジャーナリストから借り受けたカセットテープを聞いた一同。 何の音も確認できなかったものの、飼い犬が反応。」

どうしたの、たかし。
かなり長いスパンで始めちゃったけどどうしたの。
それよりなにより、商業ドキュメンタリーを作ろうという監督とジャーナリストが怖いぐらい地味なんだけどどうしたの。 もうこの段階で、脇役と見分けがついていないけどどうしたの。 
この有様で、本気でイケると踏んだのですか?

「同日。 以前療養所でMVを撮影していたミュージシャンにインタビューする一同。 すると、その時撮影したMVに不審な黒い影が写りこんでいたことが判明。」

どうなの、たかし。
肝心のMVがほとんど映し出されない上に、ようやく見えた画面の影も「・・これ?・・あ・・ちがう・・これか・・?ん・・?」と未確認なまま次のシーンに行っちゃうのはどうなの。
世界の恐怖映像ベスト100的な番組なら、「おわかり・・いただけただろうか・・」って2・3回リピートしてくれる内容だと思うんだけど、どうなの。 
たかし的にはどうなの。
正味のところを、今度かあさんに教えて下さい。

「撮影開始13日前。 霊能力者にインタビューする一同。 過去の新聞やニュース映像を調べるうち、療養所では修道女に対する暴行や殺人までもが行われていたことが判明。」

どうなってるの、たかし。
まさかの一日刻みで行くつもりなの。
撮影前からカウントダウンするのはいいけれど、一日ごとというのは如何なものでしょうか。 
そこまで引っ張るだけのネタはあるのでしょうか。
しかも出てくる内容は何の新鮮味も驚きの新事実も皆無ではないですか。
どうなってるの。マジでどうなってるのたかし。

「撮影開始7日前。 幽霊ハンターを自認する男に機材を借りに行く一同。」

どうしてこうなったの、たかし。
一気に7日前まで飛んだのは、かあさん実際のとこホッとしました。
けれど、そこで紹介するエピソードは何を隠そう「幽霊ハンター」。
電磁場を感知してガガーって鳴る機械って、何年前のネタですか。
見飽きました。
かあさんこの手の展開はほとほと見飽きました。
にっちもさっちも行かないことになってる気がするのは、かあさんだけでしょうか。

「撮影開始3日前。 スタッフ紹介。」

どないしょ、たかし。
もうコレどないしょか。
ついにスタッフ紹介まで始めてしまいましたね。 しかもスタッフ全員華はありません。
いちおうPOVのていで進んでいた物語も、ここにきて「誰が撮っているかわからない目線」になってしまいました。
これコンサートだったらもう最後の、アンコール直前ぐらいな温度になってますよ。
「ここでメンバー紹介でっす!」って汗だくな勢いですよ。
会議室で汗だくになっていた、たかしの姿が目に浮かんだかあさんです。 
汗は汗でもアブラの方ですよ。

「撮影当日。 療養所に到着したスタッフを、いきなりな不可解な現象が襲う。 相次ぐポルターガイストをカメラに収めようと指揮をとるプロデューサーと、無理難題に振り回され負傷するスタッフ。 彼らは一体どうなってしまうのか・・。」

どうもこうもないわよね、たかし。
どうなるもこうなるも、未完に終わるって最初に出てたじゃない。 テロップ出しちゃってたじゃない。

たかし。
今年の暮れは帰られそうですか。
それと、もし可能なようでしたら、上司の高山さんに「無理にパラノーマルをつけないという選択肢が、我々双方にとってのメリットになるのではないか」という旨、一視聴者からの声としてお伝えください。
それではお体に気をつけて。

ははより。


(※ 文章中に登場する人物はフィクションであり、実在の人物・団体などとは一切関係ありません。)



とにかくもう、霊能力者は使えないわ、カメラマンは優柔不断だわ、何度も帰るきっかけがあるにも関わらず帰らないわ等等、まどろっこしい展開が延々と続いて、これ以上伸ばす筋ないわ!というぐらいストレッチに精が出てしまった映画でした。(※体を動かしていないと寝てしまう)
・・・というか、帰らないことは判っているのだから、帰るきっかけではなくて帰ることができなくなるきっかけが必要なんじゃないかと、かあさん思います。
だいたい、救急車来ちゃってましたし。
「あれ?!普通に行き来できる場所なんじゃん!」って思いますよね。
緊迫感、ない。 
もともとないけど、さらになくなってる。

とまぁ、散々な結果だったわけですが、クライマックスの畳みかけはキライじゃないですし、見えない存在に足をつかまれ、館内を引きずり回されたスタッフに対し、プロデューサー氏が掛けた最初の一言が「おまえ・・漏らしたな!」だった点は、大いに笑わせて頂きましたよ。
そこか? つっこむとこそこか? って。 
ホラー映画ではなかなか観ることの出来ない、かなり斬新なつっこみだったのではないでしょうか。

あと、今回の邦題『パラノーマル・ショッキング』ですが、販売会議で選びに選び抜かれた結果が「ショッキング」って、ちょっとみんな投げやりになってるんじゃないの?と心配になってしまいましたね。 
もう少し何かこう、グっとくる単語はなかったのか。
ほら・・ せっかくコスタリカなんだし・・・・もっと南米色を全面に押し出してさぁ・・・南米・・・ 『パラノーマル・サルサ』とか・・・『パラノーマル・タコス』とか・・・ マチュピチュ・・・ ・・

・・・ごめん・・ 「ショッキング」でいいや・・・


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 投げやりなのは配給会社だけではなかった! <
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今度レンタル店で「パラノーマル」を見かけても、もう借りませんからね。







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『プロジェクト X』

2013年12月04日
Project_X_Poster.jpg


あらすじ・・・
18歳の誕生日パーティということだったので、思い切ってたくさんの人に声をかけたら思った以上の人数が集めって、近所の人や警察やマスコミもかけつけて、たいそう盛り上がり驚きました。 まあでも、来年の誕生日は、彼女とふたりだけで過ごそうかなぁと思いましたね。


「料理は愛情」と「映画は相性」で韻は踏めるだろうか、とぼんやり考えていたのだけれど、どうやら上手くいきそうにはないのでさっさと本題に入るが、結城センセイの件はともかく、映画は相性である。

完成した映画は、誰の前にも同じカタチで存在している。
ディレクターズカット、完全版、修正版、アンレイテッド版などの細かい違いはあれど、映画としてはまぁ、まずほぼ同じカタチと言っていいと思う。
それなのに、受け取り手の評価は実に多種多様だ。 
いや、一人として同じものはないと言っても過言ではないのではなかろうか。
これはしかし、当然と言えば当然のことでもある。
なぜなら、完成した映画は、ある種の反射板のようなものだから。
鑑賞者は無意識のうち、映画のコマとコマの間に、自分自身の性格や、積み重ねた経験や、得てきた知識や、趣味嗜好を投射する。
そして、跳ね返ってくる光に、心揺さぶられたり、居心地の悪い思いをするのだ。
結果、同じカタチで存在している映画は、「一生モノの大傑作」にもなる得るし、「時間の無駄」と切り捨てられることもある。
なんらおかしいことなどないし、きまりの悪い感情を抱くこともない。 ましてや、責め立てる必要などあろうはずもない。
相性が悪かった。
ただ、それだけのことなのだから。


と、散々回りくどい前置きをしてしまったのは、ほかでもない、本作『プロジェクトX』を勧めてくださった方に対して私が勝手に募らせてしまった申し訳なさを、少しでもマシにしたかったからという「ザ・自己満足」の一言に尽きるのですが、ともかく、悪いのは『プロジェクトX』ではありません。相性の問題だけなのです、ということを強く明記し、その方へのお礼の言葉と代えさせて頂きたいと思う所存でございます。


(※ ということで、以下相性の悪さに関する説明が続きますので、『プロジェクトX』をこよなく愛する方はどうぞこのままお引き返しください)

■ パーティに馴染めなかった。

もうね、ビックリしましたよね。 
自分はパーティきらいじゃないと思っていたのですよ。
だってほら、今までだってレイヴパーティで若者がウェーイとかチャンネーがおっぱい放り出してウェーイとか、その手の映画はたくさん観てきましたし。
それなのにノレない。
主人公たちが繰り広げる飲めや騒げのパーティを前に、圧倒的に馴染めない自分が、そこに居ました。

なんといいましょうか、わたしは音楽に詳しくないのでジャンル名とかわからないのですけども、「ドンツードンツー」系の音楽は苦手でしたよね。確かにね。
ずっと聴いていると、しんどくなるという。 
まぁ、ずっとって言っても10分程度で限界ですけども。
で、「知らない人がたくさん」っていうのもまた、ガッツリ急所ではありますよね。
知っているコミュニティならまだ何とかなりますが、それでも基本的に、静かな場所がすきなものですから、途中で切り上げたい気持ち満々になっちゃうのならないのって。

しかし、それにしたってどうしてここまで馴染めなかったのか。
おっぱいを前に真顔のまま、リモコンをチラ見しながら「これいつまで続くの・・・」と思ってしまったのは何故なのか。
オレはもう、オレのことがわからない・・・ わからないけど、パーティ三昧の1時間半弱が、どうにもこうにも苦痛でしかなかったのでありました。

■ ともだち100人出来なくていい。

学校では全くもってサエない存在。 家族からも「負け犬」呼ばわり。 そんな自分の殻を破りたい。
本作の主人公トリオの密かな野望は、思った以上に華々しく大成します。

まさか来てくれるとは思っていなかったクラスメイトが来てくれた。
知らない世界にまで拡散されたお陰で大勢の人たちが集ってくれた。
たった一晩で、彼らは学校の人気者になった。 
少なくとも、ひとりの同級生として認知されるようになった。
大きすぎる代償と引き換えに。

なんというか、わたしには理解出来ない世界だなぁ・・と思ったのですよね。
ご近所さんに迷惑をかけて、自分の家族が一生懸命築き上げてきたものをぶっ壊したのちに得た「人気」って、なんなんだろう、と。
それは、ほんとうに彼自身の魅力なのだろうか、と。
あのパーティに来た人たちは、伝説の一夜のことは忘れないかもしれないけれど、彼の存在は忘れてしまうだろう。 というか、そもそもほとんどの人が知らないままだったのではなかろうか。
パーティ客が求めたのは「集まってタダ酒が飲めておもいっきりはしゃげる場所」であり、彼自身ではない。
なんかそれって、虚しいなぁ・・と思ってしまいました。

もちろん、自らのリミットを壊し、行くところまで行った主人公の行動力が評価されたということはあるのでしょう。
彼自身も、そうなる(行動的になる)ことを望んでいたのかもしれませんし。
そもそも彼にとっては、個人の存在価値を認められるのではなく、「あのパーティに参加できた」ということが重要だったのかもしれませんし。
でも、どうしても、わたしにはピンとこなかったのですよね。
先に述べたように、肝心カナメなパーティ自体に興味が湧かなかったこともありますが、「そこまでしないと得られない人望なら、ないままでいい」としか思えなかった。
「ともだち」100人もいらないし、「知り合い」なら尚のこと。
彼には気心の知れた友人も、魅力的な幼馴染(しかもチアガール!)もいた。
・・・なんという・・・おまえこんちきしょう!充分すぎるではないか!

■ 赤ちゃんが寝られないんですよ。

わたしはルール厳守の真面目人間という訳では全くありませんし、若気の至りも、今この瞬間の尊さもよくわかります。
ハメを外したっていいじゃないか。おもいっきりふざけたっていいじゃないか。
でも、近所でやられたら怒りますよ。おもいっきり怒りますよ。コラー!っていう人間ですよ、ぼかぁ。
やっていい事といけない事の区別をつけながらでも、人は人生を楽しめるんじゃないか。
高校生だからって、そんな難しいことじゃないと思うけどなぁ。
んなもん、夜中にバイクぶんぶんぶっ飛ばして「オレたちは誰にも迷惑かけてない・・ただ青春を駆け抜けているだけなんだ・・・!」って言ってる暴走族と一緒ですよ。 
ただの自己中ですよ。
赤ちゃんの寝かしつけがどれだけ困難なミッションであることか・・・
遊ぶなら遊べばいい。
ただ、最低限の後先は考えて遊ばないとダメだと思うなぁ。

■ 誰にも共感できない。

主人公をそそのかす悪友のぽっちゃりが好きになれないタイプすぎて目眩がした。
さんざん悪さをして、のっぴきならない状況を作り出しておきながら、夜が明けたら「じゃ、オレそろそろ帰るわ」との賜った瞬間、テレビを叩き割ってやろうかと思いましたね。大人なので割りませんでしたけどね。
あと、後日談で「父親が優秀な弁護士を雇ったため無罪になった」と紹介された瞬間、飲んでいたコーヒーを床に投げつけてやろうかと思いましたね。片付けが大変なので投げつけませんでしたけどね。
もうひとりの友人(こちらもぽっちゃり)も「障害児であることを理由に無罪になった」みたいなテロップが出ていて、なんかもう、エンドクレジット早送りしてやろうかと思いましたね。 送りましたけどね。

百歩譲って悪さをしてしまったのはしょうがないとして、その責任ぐらいとらせようよ。
なんなんだこの映画は。
ここから何を感じ取ればいいのだ。
わしにはさっぱりわからんよ。

■ 「男のロマン」。

やかましいことをくどくど書きましたが、最も気持ちが萎えたのは本作のオチでありまして。
近所の車を焼き払い、自分の家は全焼。
さすがにしょんぼりとする主人公に父親がかけた言葉は、「で、何人集まったんだ?」。

はあぁぁぁぁぁぁあ?

もうね、完全に親指立てる気満々なのですよね。
「やるじゃん!」みたいな。
「こいつ、オレの息子っす!伝説を作った男っす!」みたいな前のめりな感じ。
ちなみにこのシーン、お母さんは一切出てきません。 いちおう「ママは仮住まいのホテルで泣いている」という説明はありますけど、それだけです。 
一方、お父さんと息子は目をキラキラさせて「やるじゃん!」ですよ。 

なんじゃコレ。

なんじゃいコレ。

■ パーティに馴染めなかった理由を考えてみた。

ディスクをプレイヤーから取り出し、ケースに戻しながら、わたしはふたたび「どうしてこれほどまでに馴染めなかったのか」という疑問に思いを巡らせ始めていました。
おっぱい上等。
ラリってハイになってバカ騒ぎ上等。
『フレディVSジェイソン』とか『ホステル』とか『ブラッド・パラダイス』とか、なんだったら『バタリアン5』とか、パーティが出てきてもたのしい映画はたくさんあったではないか。
それらの作品と『プロジェクトX』に、どんな違いがあったというのか。

・・・どんな違い・・・

・・どんな・・

・・・・

freddy-vs-jason-07.jpg
(※ パーティ直後)

Turistas-movie-04.jpg
(※ パーティ翌日)

バタリアン
(※ パーティ同時刻)


プレデター3
ははあ・・・ そういうことか!

なんということでしょう。
わたしが好きだった映画はどいつもこいつも、おっぱい祭りから血祭りへとすみやかに移行してゆくお話ばかりではありませんか。
つまりわたしは、パーティに馴染めないのではなく、鋭利な刃物や鈍器のようなものやピタゴラ装置が用意されていないパーティに馴染めなかっただけなのですね。
よかった・・・! オレ、これからも臆することなくパーティ映画観るよ!

■ まとめ。

ということで、「血まみれでなきゃパーティじゃないやい!」と堂々言ってのけるようなダメ人間のわたしとは、少々相性が合わなかった本作ですが、「みんながやってるから」という理だけで、何の罪悪感もなく犯罪行為に手を染めてしまう人間の集団心理の恐ろしさをとくと味わうことの出来る、ある種のホラー映画と思えばなかなかおもしろかったような気もしますし、自分が一生交わることのないであろう世界を垣間見られたことは、貴重な経験だったように思いました。
いやぁ、勉強になったなぁ。



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