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『エクスペンダブルズ2』

2012年10月31日
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あらすじ・・・
エクス1_convert_20121031150211 「なんだよ・・またお前かよ・・。 昨日やっとミッション終えて帰ったばっかなんだけど何の用よ・・」

エクス2 「“また”とは言ってくれるじゃないか、ええ?このわがままバディ! 確かに今回の中国人大富豪奪還ミッションは成功に終わった。いや、大成功と言ってもいいくらいだ。若干壊しすぎだけど。なにせ先に潜入したはいいが敵の手に落ちてしまっていたトレンチくんまで救出してくれたからな。かなり壊しすぎだけど。」

エクス6_convert_20121031153047 「I'M BACK!(※ありがとね!)」

エクス2 「・・だがしかしだ、きみは私に大きな借りがある事もまた事実。」

エクス1_convert_20121031150211  「ああ・・こないだの独裁者抹殺ミッションの事ね・・。 いや、まぁ、あれは確かにね、ちょっとやりすぎた感はあるし、悪人だったとはいえ、お前の身内である元CIA局員まで殺しちゃったのは面目ないんだけどさぁ・・。  あのね実はね、今日はちょっとね、こないだ仲間に入ったばっかのスゴ腕スナイパーのビリーくんが、急に「恋人と田舎でのんびり暮らしたいので、月末締めで脱退したいんですけど・・」なんつって言い出してバタバタしてるから、出来ればまた今度にしてもらえるとありがたいというか・・」

エクス2 「完全にフラグじゃねえか! ・・いいかね、それはそれ、これはこれだ! なんなら今すぐきみたちを犯罪者集団としてグアンタナモ収容所送りしてもいいんだぞ!このふんわり肉布団め!」 

エクス1_convert_20121031150211 「わかったよ・・わかりましたよ・・。 で、いったい何をすればいいんですかね」

エクス2 「先日、バルカン半島上空を飛行していた中国の輸送機がガザク山脈に墜落した。機には金庫が積まれており、その中には国家を揺るがす重要機密が入ったままになっている。きみたちは何者にも先んじて機密を取り戻さねばならない。なお、金庫には120秒ごとに変化するアクセスコードが仕込まれている為、暗号解読のプロであるマギー・チャンさんを同行する事。 以上だ。」

エクス1_convert_20121031150211 「えっ・・・マギー・チャン・・・ってあの?!」

エクス5_convert_20121031151132 「こんにちは、マギー・チャンです。」

エクス1_convert_20121031150211 「マギー・チャン?!」

エクス5_convert_20121031151144 「マギー・チャンです。」

エクス7_convert_20121031160000 マギー・チャンだけど、チャンじゃなかった・・・)



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(※ 本来の意味でのマギー・チャン)

【とはいえ“ミシェル・ヨーさん”にしなかったとこいらへんが、なんだかすごくワカッテル感!】(※)

・ というわけでスタローン・秋の男祭り第2弾『エクスペンダブルズ2』を観てきましたよ。
・ ものすごくどうでもいい事なのですが、今日までずっと「エクスペンタブルズ」だと思っていました。なんやねん「ペンタブ」て。イラストが上手な人か。(←上手な人が使いこなしているイメージ)(←アガサの中で)
・ あともうひとつどうでもいい事なのですが、わしゃ本作パンフレットにおけるサニー千葉のミサワ度の高さに戦慄したで・・・!
・ 「あー泥に隠れるやつかーオレ何十年か前にやったわーそれ忍者役でやったわー」

・ まさか自分が生きている間に、いや、かの方々がご存命の間に、こんな画をスクリーンで拝める日がこようとは! スタローンとシュワルツェネッガーとブルースがヴァン・ダムと銃撃戦を繰り広げる画をね!
・ しかもその背後から、生ける伝説チャック・ノリスが援護射撃だなんて! これは現実なのか!もしくは白昼夢か!
・ そう、これはアクション映画を栄養源として取り込み、すくすくと育ってきた私たちにとってのドリームマッチ。どつきあいの祭典なのです! ありがてえ!こいつはホントにありがてえよ!
・ 前作ではカメオ程度でしかなかった2大スター(シュワ&ブルース)の出番も、今回はしゃべくり度乱暴度ともに大幅アップ。 元知事の演技にいささかぎこちなさを感じたのですが、そういえば前からギコギコしてたような気がする! オッケーオッケー!本領発揮!
・ ストーリーは至極簡潔。 「旧ソ連が隠したプルトニウムを悪者が奪って、それをスタローンと愉快な仲間たちが取り返す。」 ただそれだけ。 隠し味として「弔い合戦」を少々。 これがなかなかいい風味付けになっていましたよ。
・ とにかく出てくる皆さんが豪華絢爛。暑苦しいわ、我が強いわ、キメ顔シーンを入れてあげないと拗ねるわ(※アガサの推測)で、調理するスタローンさんもさぞかし苦労されたのではないかと思います。 例えて言うならば、サーロインステーキとフォアグラと伊勢海老とイベリコ豚をひとつの鍋に入れた、みたいな。 普通ならば胃がもたれて食べられないと思うじゃないですか。 
・ ところが最後に入れたバーモントカレー(筋肉と火薬)のおかげで、紅一点として入れた魚肉ソーセージ(※マギー・チャン)までもが浮く事なく調和し、最終的に「ちょううめえカレー」になってしまっているという。 なんだよもう!カレー最高!
・ あらためてスタローンさんの名コックぶりを痛感したのでした。 ごちそうさまです!

・ 消耗品軍団が窮地に陥るたび、最も効果的なタイミングで助っ人参上! という繰り返しが延々続く為、ともすればご都合主義が鼻につき、退屈させかねないような内容なのですが、一時代を築いた大スターたちが自らのキャラクターイメージを存分に弄び、それぞれの決めゼリフや得意技、都市伝説までもをネタにして、キャハハウフフと演技合戦に興じている姿を観ているうち、「ああ、これは一緒に踊らにゃ損だな」と細かい事が全く気にならなくなりました。
・ 大のおとなが一生懸命どろんこになって遊んでいるみたいな、そういう微笑ましさなのです。
・ そんなもん、嫌いになれる訳ないじゃんか!
・ 早々に退場したジェット・リーさんや、もはや存在すら匂わされないミッキー・ロークさんの次回作での扱いが気になりますが、なにはともあれ、スタローンさんにはこれからも世界に蠢く「三度の飯よりアクションすき」な皆さんの欲望を満たし続けて頂けたらと思います。 観る方も、演る方も含めた皆さんのね。



(※)ほら、やっぱ昭和の大スターといえばマギーじゃないすか。ミシェルじゃなく。 まぁ、スタローンさんが確信犯だったのかどうか判りませんけどね。 あと、「ホントにマギー・チャンが出てきたりして!」と興奮したオレのときめきよさらば。


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『グレイヴ・エンカウンターズ』

2012年10月29日
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あらすじ・・・
敏腕テレビプロデューサーのジェリー・ハートフィールド氏は語る。
「私の元にそのパイロット版テープが届けられた時、それはもう興奮しましたよ。 今ではそう珍しくもない“ゴーストバスターズ”系リアリティ番組ですが、あの当時はまだ誰も手をつけていない未開拓のジャンルだった。 若きプロデューサーのランス・プレストンは、その禁断の領域に勇敢に攻め込み、とてもおもしろい恐怖映像を作り上げていたのですから、躊躇する理由などないでしょう。 私は彼らにゴーサインを出し、新番組『グレイヴ・エンカウンターズ』は産声をあげたのです。」
しかしその後ほどなくして彼らは消息を絶った?
「そう、76時間に渡る取材テープを残してね。」
あなたはそれを見た?
「見ました。 そして、どうあっても公表すべきだと思ったのです。 とても過激でとても恐ろしいが、しかしこれを封印してしまっては、彼らの努力が浮かばれない。」
眉唾モノだという意見もあるのでは?
「勿論、そういう風に受け取る方もいらっしゃるでしょう。 だが、私は断じて彼らのテープに手を加えてはいません。 ここに映っているのはすべて、彼らがコリンウッド精神病院(※今は廃墟となっている)に潜入しカメラに収めてきたリアルな映像なのです。 心を開き、目に映るすべてを受け止めて欲しい。 彼らの身に、一体なにが起きたのかを。彼らが何に、遭遇してしまったのかを・・・」


はい、という訳で世にも奇妙なVTRドーン!


(※ サムネイルがおっかないキメ顔なので、できる限り小さくしてみました。)

予告編のYouTube再生回数、なんと脅威の2,100万回突破!というふれこみで意気揚々と公開された『パラノーマル・エンカウンターズ』を観ましたよ。 じゃなかった、『グレイヴ・エンカウンター』を観ましたよ!
オカルト系リアリティ番組の製作の為、潰れた精神病院でロケをしていた5人のテレビクルーたちが、謎の怪奇現象に襲われウンジャラゲー、その一部始終を収めていた固定カメラがハンジャラゲー、といういつものアレですよ!

あのですね、アガサには常常ふしぎに思っていた事があるのですけどね、「霊能力もないのにさも有るみたいに適当な事をくっちゃべっておぜぜのタネにしている」人たちのコト、当の幽霊さんたちはどう思ってるんだろうな、と。
ええ、もちろん「幽霊はいる」体での話ですよ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、というように、世に存在する多くの「幽霊目撃証言」は勘違いや思い込みの産物だと思います。
しかし、本当にそれらの存在を感じる事の出来る人はいるし、見える人もいる、と信じた上での疑問。
「自称霊能師」が「ふうむ・・あなたのうしろに亡くなったおじいさんが心配そうに佇んでますね・・」なんて訳知り顔で宣っている姿は、アチラ側から見ればさぞかし滑稽なのではないか。
もしくは「ちょ・・おま・・・ ふざけんなよ・・(ビキビキ)」てな具合にカッチーンと来ているのではないか。
あんがい、人(幽霊)によっては「また言ってらww」程度なのかもしれませんが、とにかくそこんトコどうなの?と。正味の話どう思ってんの?と。 

で、本作はそんな疑問にズバリ答える内容となっておりました。
つまり、「ヤラセで飯くってる不届き者にはそれ相応のお仕置きですだよ!」という全員野球宣言がなされていた訳です。
まずはラップ音で軽く肩慣らし。
ドアをバタンと閉めるポルターガイストでビビらせたら、空間を捻じ曲げ玄関扉を封印。
開けても開けても次の病棟に繋がるネバーエンディングな建造物にクルーを閉じ込めると、今度は矢継ぎ早に白塗りオバケを投入。
あっちの廊下やこっちの病室。 逃げ惑うクルーたちと上昇の一途をたどるエンカウント率。

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(※ おばけのイメージ図)(これを白く塗った感じ)

クルーのひとりには、精神病棟専用のパジャマまで着せてあげる気配りゴースト。
ただし、パジャマは保険対応外なので実費です。
気の配り方の「そうじゃない」度が計り知れなさすぎてオレは泣いた!

グレイヴ
(※ 昔の名前で出てきます)

そしてついには、過去この病院で非人道的な手術を行なっていたマッドなドクターまでもが、時間の枠を越え華麗にカムバック。
あのね、患者さんのおばけなら判るのですけどね、自分たちを虐げていたドクターまで蘇らせてどうするんですかね。 おまえたちは全員野球の意味をはき違えている・・・!

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(※ 本日の皆まで言うなスレはこ(rt )

メガフォンを執ったのは、本作が長編映画監督デビュー作となるザ・ヴィシャス・ブラザーズ。
ブラザースと言っても本当の兄弟ではなく、MVで腕を磨いてきたコリン・ミヒハンさんと映画のトレイラー編集や視覚効果などでキャリアを積んできたスチュアート・オルティスさんのコンビ名なのだそうです。
先日アメリカで公開された続編『グレイヴ・エンカウンター2』では脚本のみを担当している模様で、なんというか、こんな早い段階から既に『パラノーマル』のオーレン・ペリさんとか、『SAW』のジェームズ・ワンさんとか、『ブレア・ウィッチ』のダニエル・マイリックさん的な匂いを醸し出している点に、いささか不安を感じなくもないのですが、もうこうなったら行けるトコまで行くがいいと思うよ! うまく転がれば、先のおふたりの様に、年中行事として認知されるかもしれませんし!

まぁ、もしくはね、うまく転ばなくても、きっとアサイラムのみんなが「パラノーマル・エンカウンターズ」とか「グレイヴ・エンティティ」とか、なんかそんなニュアンスのアレに生まれ変わらせて骨を拾ってくれるはず!
というか多分もうアップを始めているに違いない!

・・・

・・

と思ったらもう拾ってました。 さすがアサイラム社!ナイスレシーブ!!




『100 GHOST STREET: THE RETURN OF RICHARD SPECK』(実在する殺人鬼リチャード・スペックが大量殺人を犯した現場に潜入し、一部始終を撮影したのち消息を絶った超常現象調査隊のお話)


『8213: GACY HOUSE』(日本版タイトル『パラノーマル・エンティティ2』/実在する殺人気ジョン・ゲイシーが昔住んでいた家を取り壊して新たに建てた家に潜入し、一部始終を撮影したのち消息を絶ったテレビクルーのお話)(感想


『The Amityville Haunting』(日本版タイトル『パラノーマル・エンティティ4』/実際に一家惨殺事件が起きたとされる住宅に引っ越してきたものの、一部始終を撮影したのち消息を絶った一家のお話)(感想

先生、アサイラムくんは消息を絶たせればなんとかなると思っているフシがあるので良くないと思います。


― 追記 ―
・ いつものアレ以上のモノは無く、アレ以下のモノも無いので、過剰な期待さえしなければワーキャー言いながらイチャつけるかも! イチャつく相手が居ない人は、ひたすら苦痛かもしれませんので、写経でもして心を落ちつかせるのが吉!
・ 代わり映えのない映像をとらえ続ける固定カメラは、例によって例のごとく、おばけの活動開始と共に「ウィーン」と唸り始めますので、「おっ、来るな」という心構えも出来るってもんですよね。
・ それにしても前半のダルさは異常。
・ 30分程経過して、やっとポルターガイストが起こり始めるも、おばけのバリエーションが少ない為、予告に使われている以上の「恐怖映像」が出てこないという。 「また白塗りアゴおばけぇ?」みたいなスーパーがっかりイリュージョン。
・ とは言え、「質より量!」といわんばかりのエンカウント率や、クライマックスに差し掛かった頃突如現れる「実験室」の盛りっぷり、マッドなドクターにプラスして山羊爪系悪魔の存在すらちらつけせるという貪欲さはキライじゃないですけどね! あれもこれもほしーの!
・ 結局、脅威の再生回数を誇ったという2分強の予告篇が一番おもしろかったのかもしれませんね。長さといい、後の引き方といい、好奇心の掻き立て方といい、出オチ感といい。

 

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『アリス・クリードの失踪』

2012年10月26日
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きみーと好きーなーひーとがー百年続きますよおにー

あらすじ・・・
黙々と作業を続ける男がふたり。
マンションの一室を改造し、ベッドを床に固定し、壁には防音シートを貼り付ける。
白いバンの荷物室にもブルーシートを張り巡らせ、鞄に手錠や荷紐に目出し帽、そして拳銃を詰め込んだ彼らは、道端にバンを停め、目当ての人物が通るのをじっと待つ。
ナーバスになるな。 
すべては計画通りだ。 
冷静に。
落ち着いて。

そう、彼らは誘拐犯だったのだ。

数分後、バンの後部ドアが開けられ、必死にもがくひとりの女性が放り込まれる。
よどみのない作業は続き、用意されていたベッドの上で拘束される女性。
屈辱の末に撮影した数枚の写真を持ち、男のうちのひとりは身代金の要求に向かう。
ナーバスになるな。
たった2日間で終わる仕事だ。
落ち着いて。
ただそれぞれの役割を果たせばいいだけ。

しかし、残された男はうっかり油断した隙をつかれ、女性に銃を奪いとられてしまう。
形勢逆転したふたり。 
もうひとりの男は、まだ帰ってこない。
女性は目出し帽を被ったままの男に銃口を向けた。
その時、男は信じられない言葉を口にする。
「やめろ!撃つな!オレだよ、オレオレ!君の恋人のダニーだよ!」と・・。



(※ 以下ネタバレしていますが、バレた状態で鑑賞してしまうと楽しさがほとんど損なわれてしまいますので、未見の方は是非鑑賞後にご覧ください。)



【今日の皆まで言うなスレはここですか?!】
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(※ わかった!わかったから皆まで言うな! の図) (※ わからない人はその筋の人に聞いてみよう!)


いやあ、久しぶりに「ものすごく考えさせられる」映画でした!

観終わった後めまぐるしく活動する、アガサの脳細胞。
ええとええと、要するに誘拐計画の主導権をとってダニーにあれこれ指図していたヴィックは、高圧的だし、冷静沈着だし、一見攻めのように見えるけど、実はダニーと四六時中イチャイチャしていたくって、体の隅から隅まで愛されたくって、つまり誘い受けな訳ですね! ごちそうさまです!
これは別に珍しい事ではなく、むしろ、上司と部下、先輩と後輩、家庭教師と教え子みたいなね、精神的な上下関係の枠にはめられている間柄ではよくある事なんだと思うのですよね、支配しているようでホントは甘えたい、みたいな・・・ ・・あ、違いますよ、はめられるってそういうコトじゃなくて、大体はめられているのかはめているのかなんて主観の問題ですし!ぼくはそう思うなあ!
で、ダニーとヴィックのそういう関係はいつからなのだおるか・・という点がね! もっとも考えさせられるポイントですよね!
刑務所に入れられたダニーを待ち受けていた先輩囚人たちの手荒い歓迎。
万事休す! しかしその時、ダニーの前に颯爽と現れたヴィック。
息巻く先輩囚人のパンチをかわすと瞬時に右手でフック。
左手でダニーの胸を庇いつつ、足元に倒れた先輩囚人を見下ろしたヴィックは「これ以上やるなら・・・わかってんだろうな?」と低い声で呟く。
唾を吐きつつ立ち去る先輩囚人。
下ろしたままの左手に温かいものを感じ振り返ると、ダニーの手のひらがそこに押し付けられていた。
「ありが・・とう・・。 ぼくはダニー・・ ・・君は・・?」
「・・ヴィック・・  ヴィックだよ・・」
やっばい!考えさせられすぎて頭がパンクしそうだよ! 
オレの妄想の翼よ!今おおきくその羽を広げ虚空にフライアウェイ!


【すみません。以降心を入れ替えてがんばります】

大金持ちの一人娘を誘拐した中年男と若い男。
実は腹に色んなものを抱えていた三人が、彼女の父親からせしめた身代金200万ポンド(約2億5000万円)を巡って騙し合いの街角なのかと思いきや、そこに三者三様の愛憎劇が絡み合い・・・という、ひねりの効いたストーリー。
上質なミステリーでありながら恋愛ドラマの側面をも兼ね備えている、とてもおもしろい作品でした。
登場するのは3人のみで、舞台もほぼ一箇所(マンション)だけ。 
かわされる言葉もごく僅か。
とはいえ、説明不足な部分や伏線が丸投げになっている部分などは無く、視線の配り方やちょっとした会話の間合い、そして何度も繰り返される「I love you too , babe」が全てを物語っているという。
つまり、ヴィックが尽くすタイプであることや、ダニーがとんでもないヤリチ○であることがね! バカヤロー!ダニーコノヤロー!

お金は人を狂わせると言いますが、それよりなにより人の心を疑心暗鬼にさせる最たるものは、やはり「人を恋うる気持ち」な訳で。
恋人だと思っていたダニーに、手足を縛られ辱めを受けナイフで脅されたアリス。
「ふたりで金持になる為の偽装だったんだ」という彼の言葉を、どこまで信じる事が出来るというのか。
人質の部屋から出てくるなり、トイレに閉じこもってしまったダニーに必死に呼びかけるヴィック。
あからさまな嘘を吐き、なにやら心ここにあらずな様子のダニーを、どこまで信じる事が出来るというのか。
アリスの誘拐後は、マンションにこもって見張りに専念していた為、何度も屋外に出てゆくヴィックの行動を確認する事が出来なかったダニーもまた然り。
彼女の父親との交渉はすべて順調だ、と言い切るヴィックの言葉は、どこまで信用に足るものなのか。

愛だの恋だのが入り込む余地の無いビジネスライクな関係ならば、さっさと相手の裏をかき、自分の得になる事だけを選択していただろうに、「愛」ゆえに彼らは盲信し、思考を惑わせる。
そして、掻き乱されるのは彼らだけではなく、画面のこちら側に居る観客もまた、三人の口から漏れる「愛している」の言葉に見事に振り回され、その先に起こりうる事に対する予想が困難になってしまいます。
この緊張感の、なんと心地よいことか。

クライマックス、互いを信じ抜く事ができなかった哀れな男たちの屍を越え、憎たらしい父親の大金をガッポリ手にしたアリス。
自ら選んだ新たな「道」に、車を滑らせるその姿に被さるように、初めて『アリス・クリードの失踪』というタイトルが映し出された瞬間に感じたいじわるな爽快さは、まさに“至福”の一言でした。

監督・脚本を手がけたのは、ドキ!女だらけのケイビング大会!の続編『ディセント2』の脚本でメジャーデビューを果たした英国気鋭の新人J・ブレイクソンさん。
本作のあまりにシャープな出来映えを観ると、まさかあのへっぽこ映画と同じ人が脚本を書いたとは思えません。
汚名返上、おめでとうございます!
『シャロウ・グレイヴ』のダニー・ボイルさんと印象が被るトコロがありますが、願わくば、かの先輩のように息の長い制作活動を続けられますように。 アガサは非常に期待しております!


いやぁ・・それにしても、ヴィックとアリスのふたりを手玉にとっていたダニーの事を考えると、時間が悪戯に過ぎてゆくばかりですなぁ。
結局ダニーはどちらの事をほんとうに愛していたのか。
スタンプを押すように、あちらこちらで軽々しく、中身のない愛の言葉を振りまいていたダニー。
なんというビッチっぷり。
しかし、アガサの脳裏からは、ダニーがヴィックに最後にとった行動が、どうしても焼き付いていて離れないのですよね。
裏切られたから裏切ったのか。 最初から裏切るつもりだったのか。 ふたりで夢見た未来は、ほんとうに存在しなかったのか。
きみと好きなひとが百年続いて欲しい、と願った事は、ほんとうに嘘だったのか。
愛おしそうに、ヴィックの額に自分の頬を寄せるダニーの複雑な眼差しは、永遠に手に入れることの出来なくなった楽園をどこか悲しんでいるように見え、胸が締めつけられてしまいました。

ホントにね! 完全にビジネスライクな関係だったなら、こんな苦しい思いをしなくてもよかったのにね!
いや、ビジネスは確かにライクだったのかもしれないけど、プライベートがラブだったからアカンかったのか!
いっそ体だけの関係なら楽だったの(ry

【今日の教訓・誘拐事件は二股を掛けていない時に実行しよう】



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『アウトレイジ ビヨンド』

2012年10月11日
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ああ、極道なんかになりたくないな。

もともと、「大きな声」や「乱暴な立ち振る舞い」や「眉間に寄せた皺の深さを測る大会」の如き睨視が心の底から大嫌いなので、暴力(肉体的なものも精神的なものも含め)による支配には何の憧れもないのだけれど、本作を観終え、改めて強くそう思った。
だいたい、極道になりたい、チンピラ人生を貫きたい、などという思考に、人は何故陥るのか。 
私にはその部分が不思議でならない。
勉強しなくてもいいからなのか? でも、最近の極道は頭も使うと聞くぞ。
腕っ節にだけは自身があるからなのか? でも、もっと強い人間なんてザラだと思うぞ。
誰かを怯えさせるのが快感なのか? でも、自分は自分で組織のもっと上にいるでっかい親分の存在に怯えなければならないんだぞ。
力だけでのし上がれるのが魅力なのか? でも、のし上がれない事の方が多いぞきっと。
わざわざ危険な世界に身を置き、恫喝したりされたり、暴力を振るわれたり振るわれたり、搾取したりされたり、裏切ったり裏切られたり。 
常に心休まる暇がない極道の世界の何が、彼らを惹きつけてやまないのか。

前作『アウトレイジ』でも、ひたすら「過酷な世界」だったヤクザ稼業。
続編である本作では、さらに「夢も希望も信頼もなにも無い世界」として描かれている。
その世界に居るのは「謀をする者」と「使い捨てされる者」のみ。
沢山のものを犠牲にして権力の頂点に立ったはずの人間すら、いとも簡単に踊らされ、引き落とされ、ゴミのように放置される。
彼らの姿は全くかっこよくないし、シビレないし、思わず真似したくならないし、ただただ無様で滑稽でみっともないばかり。

ああ、極道なんかになりたくないな。 なるもんじゃないな。

しかし、「ヤクザ」という設定を取り払った時、このしょうもない縦割り社会は私たちが「普通」に暮らす生活のあちこちにも存在している事に気づいてしまう。
一見特殊な「ヤクザ社会」の中に、とても見慣れた「不条理さ」が色濃く漂っているのだ。
そして、そんなコインの裏表のような世界で、クズな極道たちが潰し合うさまを観て、胸のつかえを取り除かれたような気持ちになってしまう。
いいぞ、もっとやれ。
どうせクズ同士だ、クズがどうなろうと知ったこっちゃない。
スクリーンを埋め尽くす「人の死」を悼むより先に心を満たす、残酷な高揚感。

ラスト、主人公・大友の拳銃から放たれた弾丸は、そんな感覚を撃ち抜くかのように轟音を響かせ空を裂く。
私はポスターに書かれた“一番悪い奴は誰だ!”という毒々しいピンク色の文字の答えを突きつけられたような気がして、ウっと言葉に詰まり、でもまぁ、極道だし、死ぬために生きてるみたいなトコ、あるし。と、誰に言い訳するでもなくひとりごちた。

ああ、ホント、極道なんかになりたくないな。






以下、面白かったところ。(※ネタバレ含む)

・ カ ━ ツ ━ ノ ━ リ ━ !!

・ ひとことも発さないヒットマンを演じた高橋克典の男前な事といったらもうね! ぼく極道きらいだけど、カツノリは別だね! 襟立ててるトコロもすてきだね!はい、けっこんしてくれ!

・ ヤクザの人たちが、どいつもこいつも仁義のへったくれもないサバサバしたヤクザばかりで、今まで培ってきた信頼とか恩義とか一切気にかけないのですよね。 そんな中で唯一、昔気質なケジメを取ろうとするのがチョロ(中野英雄さん)と大友で、「子分の仇とったるで!」という熱い感情が見えるだけに、どうしてもいい人っぽく思えちゃう。しょせん極道なのに。 ヒトの心のなんとあやふやなことか。

・ チョロが子分として養ってやっているチンピラの嶋と小野は、彼らの父親もまた元ヤクザであることから、「なぜ極道なんかになるのか」という問いの答えのひとつの形なのだろうな、と思いました。 生まれた環境から、選択の余地が限りなくゼロに等しかった憐れな子どもたち。 

・ とても痛ましい人生ですが、新井浩文さんと桐谷健太さんの勢いのある演技のおかげで「全身全霊で極道やってます!」という、どこかしら誇りすら感じさせるような生き様となっていました。 ほんでまた、こういうチンピラいるもんねー「そのまっすぐさをもっと別の所へ向けてみてはどうか?」みたいなチンピラがねー。 いい塩梅にクズい!

・ そういえば、チョロって大友のちょっと前に刑務所に服役して、しかもお務めの真っ最中に障害沙汰を起こしてるのに出所早くね? 大友より早いってどゆこと?

・ いくらなんでも、本作に出てくるヤクザの人は他人を信じすぎだと思う。 そうだよ!トモトモ(三浦友和さん)、おまえの事だよ!

・ 自分の親分(大友)を裏切ってまで配下に入ってくれた加瀬きゅん(加瀬亮さん)を、大して仲良くもないライバルヤクザからの言葉ひとつで疑うとか、マジありえないからね! 百恵!おたくの旦那さんのうっかり度合いはデンジャーゾーンですよ百恵!

・ 汚れ仕事も一緒にこなし、血に濡れた運命を共にしてきたミントの香りの加瀬きゅんと、盆暮れの挨拶ぐらいしかしてこなかった西田敏行さんと、どっちの言葉を信じるのさ! ふたりの関係ってそんなものだったの?! あんなに愛し合っていたのに!(←たぶん)

・ いい年した大人が、ほとんど見知らぬ他人の言葉に振り回され、疑心暗鬼になってわいのわいの揉め合っている姿は本当に幼稚で、なんだか、砂場でスコップやらショベルカーのおもちゃやらバケツやらを奪い合い、一生懸命おしろを作って競い合っている園児みたいだなーと思いました。 そしてそれをにやにやと見ている小日向先生。 

・ きっと作られるであろうアウトレイジ3は、関西ヤクザと韓国マフィアと関東ヤクザががっぷりよつで一大抗争を巻き起こすのでしょうが、その際は是非、佐野史郎さんをインテリヤクザ役か何かで起用してもらいたいものですな・・・『その男、凶暴につき』以来の出演、なんとか・・・そこんとこ・・お願いします・・・!



関連感想:『アウトレイジ』





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隣の家の元少女は食人族の生き残りでした。 「ザ・ウーマン」 読感

2012年10月05日
ウーマン

弁護士の父クリス、料理上手な母ベル、思春期の弟ブライアン、天使のように無邪気な妹ダーリーンに囲まれ暮らす高校生ペグの毎日は、申し分ないはずだった。 
万事順調、のはずだった。
その「女」と出会うまでは。


ウンバボー!(←合言葉)

はい、ということで、全世界のすきもの諸君が首を長くして待ち望んでいた、鬼畜帝王ジャック・ケッチャムの人喰い小説『ザ・ウーマン』がついに発売になりましたよ。
自身の処女作である「食人大家族物語シリーズ」の最新作、しかもマブダチであるラッキー・マッキー監督との共著ということで、ペンを握るケッチャムさんの腕にも自然と力が入っていたのではないかと思うのですが、力が入っていたのはファンである我々とて同じこと。
タイトルとなっている「ザ・ウーマン」。
過去の作品で、強さ、荒々しさ、母性本能、そしてカリスマ性を存分に魅せつけてくれたウーマンの新たな物語とはどのようなものなのか?
否が応でも高まる期待。
あれ・・? でも彼女って、前作『襲撃者の夜』でお亡くなりになってたような・・・?
1作目『オフシーズン』のクライマックスで死んだと見せかけ、どっこい生き残ったウーマンが、また今回も同じ方法で再登板するなんて、まさかそんな反則スレスレの手を使うわけありませんよね・・・

・・まさかそんな・・・

・・そんな・・

・・・・そうなのか・・!


いいんだよ

なあんてね!そうです、いいんですよ、細かいことなんて!
いや、べつに細かく説明出来ない訳ではないですけどね? なんだったら説明してあげましょうか? あのね、細かく言うと「生命力がハンパなかった」んですよ。 はい、終了!

致命傷を負ったと思わせ、実はナイフの傷と銃弾1発しか受けていなかったウーマンさんは、持ち前のガッツで狼の巣を奪い取り、二度目のおひとりさま生活を始めます。
山の小川で水を浴び、捕った魚で滋養を蓄え、体の傷を癒す日々。
しかし、そんな生活は危険な「文明人」の手によって脆くも崩れ去ってしまう。
そしてまたもや始まる「ヒト」対「ヒト」の壮絶な闘い。

『オフシーズン』の段階にして既に「危険なのは野蛮な食人族なのか?文明人と食人族の間の壁は、そんなに高いものなのか?」という疑問をがっつり提起していたケッチャムさんの目線は、『襲撃者の夜』でさらに食人族寄りになり、今回の『ザ・ウーマン』に至っては「むしろウーマンさんこそ自由の象徴なんすよ!」くらいな勢いにまで変化しております。
そして、信じられない事に、眉をひそめながら読んでいたはずの読者まで、いつしかそのテンションに同調してしまっているのです。
物語の終盤、追い詰められた登場人物のひとりがウーマンさんに対してある行動を取った時、あなたはきっと、心の中でガッツポーズを決めてしまうはず。
「さあ姐さん!存分にやったって下さいよ!」と。
その先に待ち受けているのが、吐き気を催すほどの凄惨な人喰いカーニバルだという事が判っているにも関わらず、です。

赤く染まっているのは、ウーマンの手なのか。
それとも、小説を持つあなたの手なのか。
ケッチャムさんがニヤリとほくそえむ姿が目に浮かぶようです。

されども、そんなケッチャムさん、ただいたずらに読者に後味の悪さや罪悪感を植えつけるだけではなく、「惨たらしく死んでくれる事を祈らずにはいられない」ほどの悪役を毎回きちんと用意してくれるという、気配り帝王でもありまして。
本作で女どもを肉体的・精神的な檻に閉じ込め、欲を貪る極悪人クリスのクズっぷりときたら、過去のケッチャム作品のイイトコどりと言ってもいいのではないかという程、ホントにもう、なんというか、100回死刑にしても足りないような畜生野郎なのですよね。
性根がそっくりな息子のブライアンも、おとうさんに負けず劣らずのゲスいガキで、読者が同情の欠片も抱くことが出来ない程、彼らの手による鬼畜な行為をたっぷり書き込んでくれたケッチャムさんにマジで感謝!
しょうがない! 動物以下のけだものだもん! これはもうしょうがないよ!
(と、思わされてしまうのも、まんまとケッチャムさんの計算通りな訳ですけどね)

冒頭、バーベキューパーティに興じるクリス一家の描写の、その行間から漂う、彼らの冷え冷えとした関係や死んだ魚のような眼差し。
常識ではありえないような父クリスの決断に、堂々と反旗を翻すことの出来ない腑抜けた一家に隠された秘密の数々が明らかになるとき、冒頭に感じた違和感や異様な緊張感に合点がいくと同時に、あまりのおぞましさに目眩がしました。
なんとおそろしい小説。
これぞケッチャムさんの本領発揮。
「一般的な本」が好きな私の母や父には世界がひっくりかえってもお薦めできませんが、待ちにまったファンのキワモノ欲は十二分に満たしてくれる事でしょう。
超胸くそ悪くて超不謹慎な、自由と尊厳の物語。
すきものの皆さんは、今すぐ書店へ直行だ!



― おまけ ―

・ 「なんぼなんでもそりゃないだろ」と思えるラストですが、尋常ではないレベルのゲスい男連中が存在する事によって「まあ・・ね・・・どうせどちらも生き地獄なら、自由に生きる方がいいよね・・・」となんとなく納得してしまう不思議。

・ だからって人肉は食べたくないんだけどさ!

・ 先生が超不憫

・ 同時収録されている短編「カウ」は、『襲撃者の夜』に出てくるカウではなく、二代目カウの物語だったのですね。 ほどよく従順になるタイプの男だって、よく見抜いたなぁ。さすがウーマンさん!スカウトの天才やで!

・ この調子でいくと、いくらでも食人大家族物語シリーズ作れそうですね。 がんばれケッチャムさん!いっそのことライフワークにしちゃえ!



― おまけ2・忘れちゃっている方向け「過去2作品の簡単なせつめい」 ―

『オフシーズン』
人喰い一家の家族構成(総勢17名?)・・・
・男1(世帯主/赤いハンターシャツ着用)
・男2(弟/180センチを越すスキンヘッドの大男)
・男3(末弟/小柄でガリガリに痩せている)
・女1(年上で太っている)
・女2(若い。赤シャツのお気に入り)
・女3(臨月)
・子ども1(約11歳/妊娠中)
・他、子ども約10人

あらすじ・・・
繁忙期を終え、静けさを取り戻した観光地・デッドリヴァー。 数週間の休暇を過ごす為、NYからやって来た編集者カーラは、妹カップルや元彼カップルを招待し、快適な別荘生活を堪能しようとしていた。 しかし、その別荘が実は、「人喰い大家族」にとっても別荘として使われていたもんだからさあ大変。 ちょうどいい滋養食として目をつけられたカーラたちの明日はどっちだ!

人喰い一家の死に様・・・
・男1(赤シャツ)→銃殺
・男2(大男)→片手首を銃で吹き飛ばされる→銃殺
・男3(ガリガリ)→性器損傷→腹部をほとんど吹き飛ばされ死亡
・女1(太っちょ)→散弾を浴びせられほとんどまっぷたつに
・女2(若い)→腹部を撃たれ死亡
・女3(臨月)→頭のてっぺんを撃たれ死亡
・子ども1 →胸を撃ち抜かれ死亡
・子ども2 →頭を吹き飛ばされ死亡
・子ども3 →火かき棒で頭を割れ死亡
・子ども4 →壁に投げつけられ頭がメロンのように割れる
・子ども5(一番大柄な少年)→マグナムで撃たれ死亡
・子ども6 →銃で殴られて首が付け根から折れる
・子ども7 →流木で殴られ首の後ろから鎖骨が飛び出す
・子ども8 →ポンプガンを左目に押し当てられ、顎を残して頭部が吹き飛ぶ
・子ども9 →腕を折られ口にショットガンを入れられ射殺
・子ども10(約11歳/妊娠中)→ショットガンの台座で背骨を叩き折られる

文明人の生存者・・・
 カーラの妹・マージ

おおまかな流れ・・・
 人喰い一家が民家に侵入 →  何人かさらわれる → 住処である洞窟に監禁 → 仲間のひとりが助けに行く → 洞窟内で大乱闘 → 警察到着 → 皆殺し → → →
_人人人人人人人人_
>どっこい生きてた!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

感想・・・
 人喰い一家は成人男性3人を含めた大所帯。 和気藹々と暮らしています。人を食べる事に特別な意味などなさそうで、要するに魚や動物を捕って食べるのと同じ。ただ、味が格別なので、出来ればもっとニンゲン食べたいなー♪ みたいなノリです。 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』なオチが適度な後味の悪さを残し、誰得とも言える「ニンゲン調理法」も 微に入り細を穿つ説明がなされており「オエー」度満点。


『襲撃者の夜』
人喰い一家の家族構成(総勢11名)・・・
・ウーマン(世帯主/26歳/前作時15歳/右の乳房のすぐ下から腰のすぐ上まで、ショットガンで撃たれた時の幅広の瘢痕がある/左目の上から耳の三センチほどうしろまでやはりショットガンで撃たれた時の傷跡)
・ファースト・ストールン(男性/22歳/オフシーズン事件の1ヵ月後、11歳の時に海岸でウーマンさんにスカウトされる)
・セカンド・ストールン(女性/17歳/5歳の時ウーマンさんにスカウトされる)
・ガール(少女/10歳/ウーマンとファースト・ストールンの子ども/誰かの死体から剥がした乳房のミイラを胸に巻きつけている/オシャレさん)
・ボーイ(少年/6歳/ウーマンとファースト・ストールンの子ども/産まれてすぐの頃左目をスズメバチに刺され、現在右目しか機能していない)
・ラビット(少年/7歳/ウーマンとカウの子ども)
・アースイーター(少女/ファースト・ストールンとセカンド・ストールンの子ども/お腹がすくと土まで食べる)
・赤ん坊(女の子/セカンド・ストールンとカウの子ども)
・ふたご
・カウ(成人男性/本名フレデリック/種付け専用男子)

あらすじ・・・
メイン州デッドリヴァー。人里離れた古民家で、夫でゲームデザイナーのデイヴィッドと生後三ヶ月になるメリッサと共に幸せな日々を送るエイミー。 今週は、DV夫との離婚問題で疲弊している親友のクレアと彼女の8歳の息子ルークを迎え、心地よい休暇を楽しんでもらう予定だった。 しかし、そこにクレアの夫スティーヴンを含めた十数人の招かれざる客がやってきたもんだからさあ大変。 情け容赦の無さには定評のある人たちに目をつけられたエイミーたちの明日はどっちだ!

人喰い一家の死に様・・・
・ウーマン →カウに背中を刺された上、警官隊から一斉砲火を浴び「自分の体が十数箇所で破裂」するのを感じながら海へ落ちる
・ファースト・ストールン →目を撃ち抜かれ死亡
・セカンド・ストールン  →胸を撃ち抜かれて死亡
・ガール →銃殺
・ボーイ →銃殺
・ラビット →ツリーハウスから転落死
・アースイーター →首筋を撃たれ死亡
・女の赤ん坊 →ウーマンと一緒に崖から転落
・ふたごの少女 →銃殺 
・ふたごの少年 →燠火(おきび)に顔を押し付けられ焼死
・カウ →ウーマンに首を絞められた末、一斉砲火を浴びつつ崖から転落

文明人の生存者・・・
エミリー、クレア、ルーク、メリッサ、もと警察官のピーターズ

おおまかな流れ・・・
 人喰い一家が民家に侵入 →  何人かさらわれる → 住処である洞窟に監禁 → 人喰い一家に負けないくらいゲスい男参戦 → 仲間のひとりが助けに行く → 洞窟内で大乱闘 → 警察到着 → 皆殺し → → →
_人人人人人人人人_
>どっこい生きてた!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

感想・・・
前作のラストから11年後という設定。 唯一の生き残りであるウーマンさんが、誘拐したり産んだりしながら作り上げたニューファミリーを引き連れ民家を襲います。 前作では「蛋白源のひとつ」くらいにしか思われていなかった「人肉」は、スピリチュアル方面に開眼したウーマンさんによって「特別な食べ物」と化しました。 中でも、赤ちゃんのお肉は「霊的なパワーが超強い」という事で一族をより強くする為の必須アイテムになっている模様。 ウーマンさん一家、ややこしい事情を抱えたクレア一家、そこにがっつり巻き込まれたエイミー一家の三者三様な絆が物語に深みを与えており、子どもが殺されまくるという鬼畜描写の末に訪れるまさかの大団円に、これまたまさかの大満足という、「オレはヒトとしてどうなのか・・」と自問自答せずにはいられなくなる大傑作。

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