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ヒラヒラひらいてみた。(ちょっとした自演)

2011年11月26日

早いもので、今年もあと1ヶ月余りですね。
そして、早いもので幣ブログも年明けに6周年を迎えます。
ブログを始めた頃は、2~3人くらいの方が覗きに来てくださっていたこの駄ブログですが、徐々に幾人かの方が気にかけてくださるようになり、お陰さまで先日300万PVを達成する事ができました。

本当に本当に、ありがとうございます。 
そして、検索して辿り着いたトコロがこんなブログで、本当にすみません。

正直なトコロを申し上げると、一番「ブログ書きたい!」と思っていた時期はとうに過ぎ、今は「とにかく書けば誰かひとりでもおもしろがってくれるかもしれない」という売れないお笑い芸人のような心境で、時々更新しているのが現状だったりします。
ただ単に、目の前に押し寄せている「自分の中の潮時」から目を逸らしているだけなのかもしれません。
日々「ネタ化」に加速がかかってゆく「あらすじ」。
箇条書きしているだけの雑ツッコミ。
こんなシロモノを映画感想と呼べるのか。一体自分はなんの為に感想を残そうとしているのか。世の中にはこんなに才能溢れるブロガーのみなさんがいらっしゃるというのに。


・・・みたいな「ブログ書きの暗黒面」に陥らない為にはどうすればいいのかというと、もうバンドをやるしかないですよね!しょうがない!こりゃもう不可抗力と言っていい!

と言う訳で、一緒に演奏してくれる友達がいないので、仕方なく全部自分でやってみました。
うそです。 ほんとはじぶんでやってみたかったのです。 オレはじぶんがだいすきなんだよ!
ドラムは学生時代以来、ギターとベースは練習期間実質一週間ですので、超ポンコツです。
そのへんをね、ちょっとばかり差し引いてね、長い目で見て頂けると幸いです。

そんなこんなで、はい本日の宴会芸、ドーン!!




かあさん・・ぼくはどこに行こうとしているのでしょうか・・・



こんながらくた主婦のぽんこつブログですが、今後ともどうぞよろしくおねがいいたします!


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すきなスポーツ映画だけでいいです。

2011年11月24日
街中の装飾品が赤と緑で埋め尽くされて参りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 
わたしは、赤と緑をクリスマスのアレではなくシマシマセーターの人のアレだと思ってやり過ごすことにしたので、元気です。めっちゃ元気です。

さてさて、年末が近づいたという事はつまりどういう事かというと、こういうコトなんですよね。

スポーツ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~スポーツ映画ベストテン受付中~ スポーツ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~スポーツ映画ベストテン受付中~



と、言う訳で、一昨年の映画ゼロ年代ベストテン(ホラー篇)、昨年の続編映画ベストテン (ホラー篇)に引き続き、今年も 大人気ブログ・男の魂に火をつけろ!さまのベストテン企画にしれっと参加させて頂こうと思います。
今回はなんとスポーツ縛り!
おおよそ球技という球技に興味が湧かないアガサに、果たして10本もの運動映画を思い出す事が出来るのか?!
『デッドゾーン』は、広い意味でホッケー映画というコトにしちゃってもいいのか?!
そんな自問自答の末選んだ作品がこちら。


「わたしがすきなスポーツ映画・ベストテン」

ロッキー4_convert_20111124013503
1 『ロッキー4』 (ボクシング)

あるいは「雪山登山」という名の運動映画。

ロッキーシリーズの中で一番すきなのがこの4作目。
「リビニアメーリカー♪」とご陽気に登場したかと思いきや、かませ犬的な扱いで無残にボコられるアポロの姿に、当時中学1年生の私は「ロッキーをリングに立たせる為だけにアポロ殺すのかよ・・・」と大人社会の汚さを垣間見たのでした。
あと、サントラも最高。


イップマン_convert_20111124013534
2 『イップ・マン 葉問』 (中国武術)

長い目で見れば、ほぼ『ロッキー4』。
かの名台詞「オレたちは変われた!世界も変われるはずだ!」っぽいセリフも登場。
ドニーさんも素晴らしいけれど、いい方のサモハンも最高。


オーバーザ_convert_20111124013519
3 『オーバー・ザ・トップ』 (アームレスリング)

これを放送した翌日の、「男子が意味もなく目をギラギラさせながら赤白帽をくるりと回す」率は異常。
『酔拳』の翌日の「男子の千鳥足」率に肉薄する程の高確率。
超燃えるサントラは、今ではすっかり「大食い番組のBGM」としてお馴染みとなっており、映画を観ていると「10メートル級の海苔巻きにかぶりつく女王赤坂と野獣藤田」の姿が脳裏を過ぎるという逆転現象が起こってしまう程。


勝利への_convert_20111124014001
4 『勝利への脱出』 (サッカー)

ほら、あの、ペレがクルってなってバシューンってやるやつ!


ベスト_convert_20111124161006
5 『ベスト・キッド』 (空手)

ワックスかける、ワックスふきとる!


クール
6 『クールランニング』 (ボブスレー)

実話ベース。 とてもおもしろい娯楽運動映画。 


チアーズ_convert_20111124013924
7 『チアーズ』 (チアリーディング)

チアコス天国。 わしもアメリカのハイスクールに転校したい。 そしてふとももに埋もれたい。


drumline_ver2_convert_20111124013852.jpg
8 『ドラムライン』 (マーチング)

アメリカのマーチングバンドは、完全に運動部と言っていい程過酷なシロモノなのですよ。
楽器の演奏をしながら、時にすり足、時にダンシング、時に全力疾走でアメフトのフィールドを縦横無尽に駆け巡る姿は圧巻。
本作でマーチングバンド(ドラム・コー)に興味を持たれたあなたは、是非そのままDCI(ドラム・コー・インターナショナル)の動画を検索してみるといいよ! マジ震えるよ!

実はアガサも学生時代は吹奏楽部に所属し、パーカッションを担当していたのですが、コンサート用の練習のほかにマーチング用として校内のランニングや毎朝の筋力トレーニングは欠かせませんでした。 
鍼灸院に通いながらの練習も日常茶飯事ですよ。どこが文化系なんだよ。そりゃモテないよ。(←関係ない)


ベルヴィル_convert_20111124014149
9 『ベルヴィル・ランデブー』 (自転車)

おばあちゃん・・・!!


まるごし_convert_20111124013626
10『まるごし刑事』 (空手)

世帯主さま出演作。
20代の頃、東京で空手をしていた世帯主さまがセリフつきの役で登場。 
完成時の打ち上げにどうしても行くことが出来ず、当時大ファンだった飯島直子さんに会えなかったのが未だに心残りなのだそうです。 しらんがな。
主演は「月のない夜のコーヒー」こと、しげる・松崎。


次点としては、『愛と喝采の日々』『少林サッカー』『がんばれ!ベアーズ』その他モーリス・ベジャール関連のドキュメンタリー。
先生、『パラサイト』はフットボール映画に入りますか。 入りませんか。そうですか。

昨年までは「ホラー」にこだわって選んでいたのですが、ホラー映画の中のスポーツが全く思い浮かばす断念しました。
あと、ドニーさんの『導火線』も総合格闘技と呼べない事はないと思うのですが、それを言い始めるとベストテン全てドニーさんにしたくなるのでこれまた自重。


washburn1975さんの「スポーツ映画ベストテン」企画、投票しめきりは12月18日まで!
まだ投票していらっしゃらない方は、ワッシュさんのブログから是非どうぞ!
 

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こどもには読ませちゃいけない漫画でお馴染みの平松伸二先生のトークショーをちびっこと一緒に聞いてきたよ!

2011年11月21日
きみは小学校の頃、自転車のスポークを外そうと躍起になったことがあるか?! 

オ レ は あ る !!


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と、いうことで、スポークは外せなかったものの代わりに鉛筆で同級生の男の子とブラックエンジェルズごっこに興じていたアガサが、地元岡山で開催された平松伸二先生のトークショーに喜び勇んではせ参じましたよ!

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「地元岡山」とはいっても、開催場所は岡山市内ではなく高梁市の川上町にある吉備川上ふれあい漫画美術館。
岡山市内からは車で約2時間。 
一番最寄にある備中高梁駅からでも、バスで30分以上はかかるというハイレベルな山間部に存在しており、平日における町民とのエンカウント率はほぼ皆無といっても過言ではありますまい。
そんな高梁市川上町に平成6年に設立された漫画美術館。 
名誉館長はお笑いマンガ道場でお馴染みの富永一朗先生。 ちなみに先生は京都府出身大分県育ち。 岡山とは全く関係ない富永先生がなぜ館長に?!そもそもこんなど田舎山奥に漫画美術館を作るに至った理由は何?と謎は深まるばかりなのですが、いんだよ!細けぇ事は!!

『キララ』『どす恋ジゴロ』『ブラック・エンジェルズ』『ドーベルマン刑事』などのヒット作を持つ漫画家・平松伸二先生が、何を隠そう高梁市出身だったということから実現した、今回の原画展&トークショー。
多感な時期に夢中で読んでいた『ブラック・エンジェルズ』の原画や執筆秘話はもちろん楽しみだったものの、将来漫画家になるのが夢だという我が家のちびっこ(小4)にとっても、何かの刺激というか参考になればと思っていたアガサ。
現地に到着した途端、トークショー会場には目もくれず一目散に漫画美術館に駆け出そうとするちびっこに、「漫画はあとでゆっくり読めばいいから、先にトークショー聞こうよ?ほら、きみが憧れている本物の漫画家先生だよ? なんかアドバイスとかもらえるかもよ?」と声をかけると、彼女は
「わたし、だれかに指図されるのはすきじゃないから!」
という鮮烈な一言を吐き捨てて去って行きました。 そういうんじゃない・・・そういうんじゃなくてさぁ・・・。 ・゚・(つД`)・゚・; ・゚・

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(※ 和やかな雰囲気のもと始まったトークショー)

自由人なちびっこには思う存分漫画を満喫してもらう事にして、「将来の夢はケーキ屋さん」という漫画とは無関係ないもうとちゃん(小1)と共にいざトークショーへ。
実は今回の平松先生の原画展並びにトークショーに関するギャランティは、全て先生たっての希望で福島県浪江町に寄付されるとのこと。
高梁市の方でも、漫画美術館の蔵書の中から3600冊を被災地に贈る予定になっていた為、先生のサイン色紙などと一緒にボランティアの方が届けに行かれるそうです。
司会者の方にお礼を言われた先生が、
「本当はもっと沢山寄付したいとずっと思っていたのですが、あいにくぼくの事務所は赤字続きでなかなか義援金が送れなかった。 今回このお話を頂いたお陰でまとまったお金を送ることが出来、ぼくの方こそ感謝の気持ちでいっぱいです。」
とぶっちゃけトークされていた姿が印象的でした・・。ていうかぶっちゃけ過ぎじゃよ・・先生・・そんなに厳しいのか・・。

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(※ 身ぐるみ剥される先生。)

引き続いて、司会の方のいきなりの無茶ぶりにより「平松先生のファッションチェック」コーナー開始。
「本日のファッションのこだわりは・・?」「このブーツのとんがり具合にはどんなメッセージが・・?」などなど赤面必至の質問が投げかけられ、さながら公開処刑の様相を呈する会場。 この司会者は生粋のドSやで!
しかし、アガサの心配をよそに「この指輪はシュワルツェネッガーさんもつけていたブランドの・・」「このベルトは・・」と一歩もひかずファッソンへの熱い思いを語り始める先生。
い・・意外とイケるクチなのね~~っ!

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(※ そしてイケメンだった先生。)

「よく赤井英和さんに似ていると言われるんですよね・・」と若干照れながら語る先生。 たしかに!
陵辱&暴力&セックス&ドラッグ&ジャンボジェット機を両手で「グワアアアア」って受け止める漫画を描いている人とは思えないほど、温厚で気さくでシャイだった先生の姿を拝みつつ、トークショーが始まる前まで「きっとダニー・トレホ並の強面なんだろう」とばかり思っていたアガサは安堵の溜息を漏らしたのでした。

その後のトークショーでは、先生のデビュー作『勝負』から最新作『ザ・松田』までの執筆裏話が順に紹介され、デビュー時の原稿料がいくらで、『ドーベルマン刑事』の頃にいくらまで上がった、という超ぶっちゃけ話まで聞く事が出来ました。 ていうか先生・・ホントにぶっちゃけ過ぎじゃよ・・・。
先生の漫画には、いつも際どい時事ネタが限界値ギリギリの描写で盛り込まれていることから、読者のみなさんは「関係者の方から苦情が来るんじゃないだろうのか・・?」と心配になった事も幾度となくあるのではないかと思うのですが、本当にその該当者(というかあからさまにネタにされた方々)からの苦情はほとんど無いとの事。
それ以外の「良識ある外野」からの苦情は時々あるそうですよ。
まぁ、アレでしょうね、PとかTとかAとかがつく例の団体とか、そこら辺りなのでしょうね、きっとね。

会場である吉備川上ふれあい漫画美術館について聞かれた時には、「これは川上町のみなさんが期待して下さっている答えではないと思うのですが」と前置きされた上で、「正直言うと、ぼくは漫画を官が先導して芸術だと持て囃すような風潮には違和感があります」と正直な胸のうちを明かされた先生。

市営の漫画美術館全否定発言キタ━━━!(゚∀゚)

私たちが子どもだった3~40年前には、「漫画」は「読んでいたら大人から叱られる」ものでした。
漫画を楽しむのは「イケないこと」であり、その背徳感がさらに、刺激的な描写への渇望を生み出していたような気がします。
平松先生にとって、漫画は今でも「日向の存在」ではなく「読んでいたら怒られる」ようなものであり、そうあって欲しいとも思っている。 それくらいの「強さ」を持っていて欲しい、というような思いを語られていました。
特に毒になり、特に薬になるのが漫画で、万人に受け入れられるような生ぬるいものであって欲しくない。
そんな想いを持っていらっしゃるのかなぁ・・と感じました。

ちなみに、開場前にファンの方に声をかけられた先生は、「ぼくの漫画、こどもに読ませちゃダメだよ」とにこにこしながら話していらっしゃいましいたよ! まあね!そりゃもう先生の漫画はページの端々から毒汁が滴り落ちてるもんね! よしわかった!オレ、ちびっこには絶対読ませないよ!(まぁ、私自身こどもの頃は隠れて読んでましたしw)

今年でデビュー40周年を迎えられた平松先生。
その記念として『ドーベルマン刑事』の復活編執筆が計画されているそうです。
「漫画はいつまで描かれるのですか?」との質問に、「ぼくの怒りが続く限り描き続けるでしょうね」と答えていらしたその瞳には、先生の漫画の主人公と同様に、正義の炎が燃えさかっているようが気がしました。
どうかこれからも、こどもに読ませられないようなパワフルな漫画を描き続けて下さい!
素晴らしいトークショーを、本当にありがとうございました!


< お ま け >

トークショー終了後、平松先生による似顔絵プチ教室が開催されたのですが、なんと会場から選んだ方をモデルに実演して下さるというではありませんか!
ここで挙手しないヤツは男じゃないね!! いや、オレは女だけどさ!

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(※ 地上に舞い降りた天使か、はたまた神秘の泉から現われた妖精か・・・? いいえ、うちの超かわいいちびっこです!

というわけで、気合を込めて挙げた手を優しく指名して下さった先生の気遣いのお陰で、いもうとちゃんがモデルに抜擢。
細かい解説をまじえながら、さくさくと似顔絵を仕上げて行かれる先生。
ぜんぜん「細けぇこと」もおざなりじゃないじゃん! 超いい人じゃん!! すき! けっこんしてくれ!!


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出来上がった似顔絵にサインといもうとちゃんの名前まで入れて、その場でプレゼントしてくださいました!
見事なまでの平松タッチで再現されたいもうとちゃん・・・ 激カワですよね!!!
本人もよほど嬉しかったのか「おかあさん!わたしいっしょうのおもいでになったよ!」と大興奮で、合流したおねいちゃんに自慢しまくっていました。
復路の車中、僻んで怒ったおねいちゃんと血で血を洗う抗争が繰り広げられたことは言うまでもありません。


なにはともあれ、本当にステキな一日でした!
平松先生、川上町のみなさん、ありがとうございました!


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『コンテイジョン』

2011年11月17日
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あらすじ・・・
新型ウィルス感染発生・第2段階。 保菌者であるアメリカ人女性・ベスが香港出張から帰国。 浮気相手との密会に挑む。 
感染発生・第3段階。 ベスの容態が急変。 救急搬送された病院で死亡するとほぼ同時に、息子のクラークも自宅で死亡。
感染発生・第4段階。 ベスと接触した人々によって世界各地に持ち込まれたウィルスが猛威を揮い始める。
感染発生・第5段階。 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)と世界保健機関(WHO)が新型ウィルスの存在を把握。 発生源を突き止める為、香港での調査に乗り出す。
感染発生・第6段階。 アメリカ人大学教授の分析により、ウィルスの正体がコウモリと豚の混合ウィルスである事が判明するものの、治療法は特定出来ず、感染者は増え続ける。
感染発生・第7段階。 ウィルスが突然変異し、感染速度が加速する。 CDCは、もしもワクチンが開発されずにいた場合、地球上の12人に一人が感染すると予想。
感染発生・第8段階。 自称・フリージャーナリストによるガセ情報がインターネッツにばら撒かれ、全世界がパニックに陥る。
感染発生・第9段階。 ヒャッハーになる。
感染発生・第10段階。 CDCのドクターがワクチンの開発に成功するが・・・。 



『コンテイジョン』を観てきました。 
「もしも驚異の感染力を持つ未知のウィルスが発生したら・・・」というお題に対し、綿密なリサーチをもとに限りなく真面目にシュミレーションをしてみたらこんな映画になりました。 というような作品でした。
もうね、テレビ局の人や厚生労働省の人は、もしもまたSARSや新型インフルエンザみたいな事が起こりそうになったら、これを想定ビデオとして使えばいいよ!というくらいの、とことんリアルな「ヒーローのいない現実」が、そこにありました。

「目に見えないから怖い」のは何もおばけに限った話ではなく、私たちは既に充分過ぎるほど、「空気中のどこを漂っているかわからない」モノの恐怖を痛感しています。
そして、それがどれだけ「普通の」人々をパニックに陥れ、どれだけ多くのバカを生み出し、だれだけ沢山の嘘を蔓延させるかも。
本作でも、世界を「破滅の一歩手前」まで叩き込むのはウィルスの感染力や死亡率ではありません。
そのウィルスを利用して、人々を扇動し利益を得たり虚栄心を満たそうとする、とある「バカ」の「嘘」が一番大きな原因になっているのです。
もちろん、その根底には人々のウィルスに対する不安がある事は言うまでもないですが、その不安にガソリンを注ぎ火炎瓶を投げ入れるのは、いつだって一部のバカな人々なのですよね。
その事も、今の私たちはもう、嫌と言うほど見てきましたが。

そして、「世界は立ち直れないかもよ」と煽られた「普通」の人たちは、自分や家族の命の為、ある人はためらいつつ、ある人は軽々と、モラルを踏み越え略奪行為を始める。
本作に於いて「良心ある一般市民」の象徴として登場する、いかにもいい人そうなマット・デイモンですら、自分と娘の胃袋を満たす為、割られたショーウィンドウを尻目にスーパーの棚に手を伸ばしかけてしまう姿が印象的でした。
きっと、追い詰められた人々にとっては、モラルも良心もただの奇麗事でしかないのだと。私も同じ状況に立たされた時、やらないとは言えない、と。 仮定する事すら恐ろしいですが、でも、そう思ったのでした。
そして、だからこそ私たちは、「この現実が絶望するに値する現実なのかどうか」を、一生懸命見極めなければならないのですよね。
嘘つきに振り回されず、偉い人の言うコトを鵜呑みにせず、それよりなにより、絶対に希望を捨てずに。
まぁ、何かを信じる事より、何かを疑う事の方が楽なのですけどね。

どれだけ自己保身に走ろうと、どこまで逃げようと、この空は繋がっているし、私たちの手はどこかの誰かと常に触れ合っている。(直接的、間接的含めて)
地球というのはひとつの大きなシャーレみたいなものだと思います。
細胞同士で破壊しあえば自滅するし、上手に共存・繁殖することも出来る。
私は、出来る事ながら後者で居続けたいです。
世界中の他のみんなは違うのかなぁ。


「ほぼ全員アカデミー賞!」という、なんというか『ほぼ300』とか『ほぼトワイライト』みたいな胡散臭さ溢れる謳い文句は、もちろんここでは褒め言葉でしかなく、本当にみなさん素晴らしいアンサンブルを魅せていらしたと思います。
先に触れたマット・デイモンは、ひたすら娘を守る為良識と非常識の狭間で奮闘する「いいお父さん」を熱演していましたし、残りの毛を全部むしりとってやりたくなる程憎たらしいジャーナリストを演じたジュード・ロウの事は物凄くキライになりました。(←褒め言葉)

あと、オスカー女優のケイト・ウィンスレットとケロヨンの使い方ね!
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(ケロヨン第1段階)  
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(ケロヨン第2段階)
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(ケロヨン第3段階  脳みそご開帳はこのあとすぐ!!)

こわいほうの意味で夢に出るよ!!

ケイトさんの方もかなりむごい事になっていて度肝をぬかれましたし、本当に贅沢すぎる使い方だなぁ・・と思いました。 
なんというか、鼻セレブでてるてる坊主を作るくらいの贅沢さ加減ですよね。
他にも演技派のみなさんが多数出演&我の強すぎない名演を魅せていますので、その辺りも必見ですよ。

一番最後に明らかとなる「感染発生・第1段階」のエピソードも、特別な出来事では全くないものの、その「普通」さがより一層背筋に冷たいものを落とすようで、ゾゾっとなりました。

未見の方は是非!


 
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『パラノーマル・アクティビティ3』

2011年11月04日
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まずはこれを観て頂きたい。





そしてこれ。





・ ・ ・ 

・ ・

本編と予告編、全く別の映画じゃねえかコノヤロー!!



※ 以下、どうにもならない程ネタバレしていますので必ず鑑賞後にご覧ください。


あらすじ・・・
某月某日。 ケイティ、8歳の誕生日。
某月某日。 家の中でたびたび怪奇音が聞こえる為、母・ジュリーの恋人・デニスが家中にビデオカメラを仕込む。
某月某日。 デニス、仕事もせずにカメラのチェックに明け暮れる。
某月某日。 ていうかほとんど仕事が無いデニス。
某月某日。 デニス、要するにヒモ状態。
某月某日。 デニス、ジュリーにハ〇撮りの提案を持ちかける。
        ジュリー、意外とノリノリで提案をのむ。
        コトの最中に大地震が起こる。
        倒れたカメラに謎の白い影が映りこむ。
某月某日。 デニス、カメラ仲間のランディを家に招き、自分たちのハ〇撮り未遂ビデオをお披露目する。
        デニスおまえちょっといい加減にしろよデニス。
某月某日。 各部屋に仕込んでおいたカメラに、怪奇現象の数々がばっちりと映り込む。
某月某日。 それはさておきデニス、ジュリーを誘って夜遊びに出かける。
        子どもたちが眠った後、ベビーシッターの女子高生が超おっかない目に遭う。
某月某日。 デニス、ポルターガイストにびっくらかされている女子高生の映像に、色んな意味で興奮する。
某月某日。 デニスとジュリー、クリスティが高熱を出した為、ランディにケイティの子守を頼み病院に行く。
        ランディ、ケイティから「ブラッディメアリー」のおまじないをせがまれ、断りきれずしぶしぶ呪文を唱える。
        ふざけ半分の態度を8歳児から注意され、全力で呪文を唱えるランディ(推定26歳)。
        呪文が功を奏し、大規模な怪奇現象が巻き起こる。
        ていうかその家もともとポルターガイストてんこ盛りの家だったんじゃん! さらにプラスで呼び込もうとしてどうすんだよ!! バカ!おまえ大人のくせしてバカ!
某月某日。 盗撮ビデオにかまけ過ぎな点をジュリーにこってり絞られたデニス、久しぶりに本業(結婚式のビデオ製作)に精を出してみる。
        ジュリー、がっつり寝る。
        大人が物音に気付かない状況の中、ケイティが悪霊に引きずりまわされる。
某月某日。 心底怖くなった姉妹、母・ジュリーに引越しを願い出るも、「霊なんているわけない」とあっさり却下される。
某月某日。 邪悪な存在に懐疑的だったジュリー、自分の目の前で超すごい怪奇現象が起こった為、母・ロイスの家に逃げ込む事を即決する。 大人はほんと勝手だねー!!
某月某日。 ロイスのおそろしい秘密が明らかになる。


ケイティとクリスティ姉妹を知っていますか?
度重なる怪奇現象に襲われ、また、その様をホームビデオに撮られ続けるという、数奇な人生を歩んでいる姉妹のことですよ。
『パラノーマル・アクティビティ』の正当なる続編の第4弾となる今回は、そんな彼女達が一体なぜ、人生のほとんどをホームビデオに捧げる羽目にポルターガイストと共に過ごすコトになったのかが、ざっくりと説明されてゆきます。
今回明らかとなった、その衝撃の真実とは・・・
「実は、ばあさんが魔女コミュに入っていて悪魔となかよしだったから!」でした!
すごい! いや、すごくない! ていうかちょっとまてい!!!


いやね、実はね、ケイティとクリスティのおばあちゃんっていうのは筋金入りの魔女でしてね、仲間の魔女ばあさんたちと集まっては、夜な夜なウィッチクラフトに勤しんでいたらしいんですけどね、そのコミュには「自分の家系に生まれた男の子を悪魔に捧げる」という決まりごとがあったらしく、娘にさぐりを入れてみたものの「もう子どもは産まない」宣言されてしまったので、だったら孫に産ませちゃおうか、と。 そういうコトらしいのですよね。
そんでもって、孫の家に悪魔を住まわせて妹ちゃんの方と仲良くさせておいて、おねいちゃんは蚊帳の外で、散々一家に地味な嫌がらせをして疲れ果てたトコロで自分の家に招き入れ、邪魔な娘と娘の彼氏はグキってへし折っちゃって、それから孫達が大人になって子どもを産むのを待って、再び悪魔降臨させて嫌がらせ攻撃をして、邪魔な孫の彼氏や孫の夫をグキってへし折って、それから待望の初ひ孫(男児)をさらってくるという20ヵ年計画だったという・・・。



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「男児ゲット」という命題をクリアさせる為に、なぜここまで回りくどい方法をチョイスしてしまったのかねばあさんよ。 もう2周も3周も回っちゃって完全にバター状態ですよ。
わしはこんな風にだらしなく溶け出したバターさんなど、見とうはなかった!! と、涙ながらに訴えたい気持ちでいっぱいですよ! (何故自分がここまでバターに肩入れしているのかもよくわかりませんが)

確かに1作目から、山羊足の悪魔の存在は全面に押し出されておりましたので、その裏で魔女ばあさんが暗躍していたというカラクリ自体は、オカルト繋がりというコトで「なるほどなぁ」と割とすんなり納得できる話ではあるのですが、彼らの目的が「男児が欲しい」って・・・。
田舎の旧家の跡取り騒動じゃあるまいし、いいじゃんか!元気に生まれてきてくれれば、男でも女でも!(←そういう問題じゃない)
それにね、悪魔も悪魔ですよ! 魔女コミュに「おとこのこがほしーの!」と指図しておきながら、結局自らターゲットの家に住み込んで嫌がらせし続けるとか、サタンの威厳ゼロじゃん! むしろ魔女にあごで使われてる感じじゃん! ノリノリでシーツ被って徘徊してる場合じゃないよ! 「ひょっとしたら純粋に幼女好きなのかも・・」と思われてもしょうがないよ! ていうか思ったよ!
あと、チーム・オカルトの皆さんが、手に入れた男児をどうしようとしていたのかも謎のままなのですよね。
シリーズ第3作(前作)の段階で、成長したクリスティが男の子を出産していたのですが、その時だってすぐには悪魔降臨せず、1年待ってからちょっかいを出し始めていましたし・・・。 
わからない・・私には山羊足くんのきもちがわからないよ・・!


さて。
つっこみどころの宝庫のようなストーリーから一旦離れて、毎回非難の的となっている「恐怖描写」にも目を向けてみますと、こちらは過去最高といっていいほど派手になっておりまして。
今までも繰り返し登場した「急なアップ」「急な大音量」「邸内引き回しの刑」「ぶんなげ」などは勿論のこと、信じられないほどの家財道具がいっぺんに天井から降ってくるという一大スペクタクル映像まで登場。
どうやって撮ったのかを純粋に知りたくなるような、すさまじいショックシーンを前に、鍋釜が落ちたくらいで四の五の言っていた前作が、なんだか遠い昔の出来事のように感じてしまいました。 誰だよあれくらいでイスから飛び上がってたの! オレだよ!!

今回新たに加えられた「首ふりカメラ」も、非常に効果的に使われていたと思いますね。
登場人物が常に首ふりカメラの方向に合わせて歩く点は、あんまりといえばあんまりなのではありますが、さっきまで映っていた「モノ」が一瞬で消え去ったり、すぐ間近まで移動してきたり、という現象は素直にギョエーとなりましたし、カメラがゆっくりと回る間の「あーもー絶対これ反対方向にパンしたらこわいのが映り込んでるんだよー絶対だよーわかってんだよもー観たくないよー」というストレスも、心拍数を上げるのに大きく役立っていたのではないでしょうか。
もうね、ぼくなんかあんまりにも観たくなくて、途中で目をつぶっちゃおうかと思いましたもんね!いや、薄目開けて観たけどさ!

と言うことで、過去3作のパターンを踏襲しつつ微妙に手を変え品を変えることで、新鮮な驚きも与えてくれた本作。
ちょい悪ばあさんに連れて行かれた孫たちはこの後どうなってしまったのか?
過去の作品で、彼女達が大したトラウマもなく立派に成長している事はわかっておりますが、スタッフはどうやってそこにつなげて行こうとしているのか?
またもや行き当たりばったり作戦なのか?
山羊足系悪魔の真の狙いは何なのか?  ・・といった未回収の謎に決着をつけるべく、来年あたり確実に製作されるであろう第5作目を待ちたいと思います。 いや、待つのかオレ?!



- 追 記 -

・ 妹クリスティだけに見える悪魔(通称トビー)は、どうやら見上げるほどの巨躯らしいのですが、子どもサイズの物置を居住スペースにしたり、女子高生が留守番をしている時シーツを被って脅かしに行ったりと、TPOに合わせて背丈を変えているような節があって、なんというか、自分の匙加減一つみたいな感じで非常に小ずるいですね。 チェ・ホンマンなのか白木みのるなのか、ハッキリしなさいよ!

・ このシリーズの男はクズい人が多いのが特徴のひとつなのですが、今回のデニスは頭一つ抜けてクズだよ! 完全にヒモ&ニートだよ! 

・ しかし、そんなデニスだったからこそ、日がな一日家の監視カメラに付きっ切り、尚且つハンディカムも回しっぱなしという「無理めな設定」に説得力を与えられたのも事実。 だって、暇だから! もっぱら自宅警備員だから!

・ 思い起こせば、シリーズ第1作目のミカ(男)もようわからん職種だったような・・・デイトレーダーだっけ・・? 第2作目の主人公も浪人中の大学生でしたし、パラノーマルシリーズは「暇を持て余した男たち」無しでは存在し得ないのかもしれませんね・・・。 

 で、これは私の勝手な思い込みが招いた悲劇というかまぁ、自損事故みたいなものなのですけどね。
  本作の公開前から、冒頭にも貼り付けている予告編を観て期待を高めていたのですが、実際本編を観てみたら、予告にあったあんなシーンもこんなシーンもまるで無くてですね。
  「コトの起こり」とされていた「姉妹でブラッディメアリーさんの呪いを試す」シーンは「知り合いのお兄さんとおねえちゃんだけが試している」シーンに変更。
  「いもうとちゃんが二階から飛び降りるのを見ておかあさん衝撃」というシーンは無し。 
  「一同を率いて家から脱出しようとするおかあさん」のシーンも無し。
  「霊媒師っぽいおじさんが机の上にダーン!!!」も無ければ、「家が大炎上」も無し。

  家が炎上しない。

  家が。  

  燃えないの。

  屋上へ行こうぜ・・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・・。

・ 「ばーさんの陰謀」という大オチを隠す(姉妹の悪ふざけが原因だとミスリードさせる)為の編集だったとしても、ちょっと無理がありすぎるというか・・。 予告編の段階でドッキリシーンをほとんど見せてしまって、本編が台無しになるのもどうかと思いますが、「もともと本編用だったんだけど無くても問題なかったシーン」ではなく「それを本編に混ぜてしまったら繋がらなくなってしまうシーン」を使って予告編にするのは、ホント、私はよくないと思います。 それでは予告の意味なんて無いんじゃないのかなぁ。

・ 以上、予告を観ていない人には全く関係ないお話でした。 グチグチとすみません。 

・ それにしても、第1作の時点ではこのお話がこんな風に「大河ロマン」的な展開をみせるとは予想だにしませんでしたよね・・。 なんでだろう・・『SAW』で回を重ねるごとにジョンの半生が小出しにされて、どんどん「正直どーでもいいヨ・・・」とげんなりなって行ったあの頃を思い出してしまうのは・・・。気のせいだよね・・うん・・ きっと気のせい・・・。

・ 次回作は、是非本作のエンディングからスタートして、ばあさんに連れ去られた姉妹が豊満バディに成長するまでが描かれますように! というか、今度こそ家が燃えますように!!


<参考記事>
『パラノーマル・アクティビティ』(シリーズ第一作目)
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』 (日本で作られたシリーズ第二作目)
『パラノーマル・アクティビティ2』(シリーズ第三作目)


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