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『ジェイソンZ』

2011年05月30日
マジンガーZ、Zガンダム、ドラゴンボールZ、ももいろクローバーZ・・・

歴史を彩る様々なヒーロー(ヒロイン)たちが集いしZの系譜に、新たな名前が刻まれた。

今、最終にして最強のダークヒーロー伝説がその幕を開ける。

その名は・・・

ジェイソン
殺(や)っても殺(や)っても殺(や)って来るんだってさ!! はいダジャレきたー!

あらすじ・・・
諸事情で閉鎖されたスキー場に勝手に入り込んだ若者たちが、世にもおっかない殺人鬼に追い掛け回されます。

もうねぇ、要するにいつものアレですよ!
「食べちゃう系」「売っちゃう系」「田舎コワイ系」「リア充憎い系」でいうトコロの4番目。もげろ!盛大にもげろ!というアレ。
主人公の青年は、沢尻エリカさん似のスーパービッチに弄ばれ中。 
そんな時、エリカさんのお父さんがとあるスキー場を買収することになり、どうせ買っちゃうんだったら事前にスノボしに行っちゃおうよ、とばかりにお友達一行を引き連れて山岳地帯へと繰り出すのですが、地域住民のみなさんはスノーボーダーに激しい拒絶反応を示しているらしく、行く先々で「スノボ族は帰れ」「悪いことは言わないから引き返せ」の大合唱。
で、もちろん田舎くさいカッペのご意見など右から左へと華麗に聞き流す一向ですので、辿り着いたスキー場で次々と血祭りにあげられる訳ですね。
いちゃついたらスコップで叩かれ、いちゃついてるのを覗いてたらアイスピックで刺され、いちゃつきかけたらスキーのストックで目ん玉をほじくり出され、あとは首が飛んだりくびがとんだりクビガトンダリしまくる。ただそれだけのお話です。

寒いところが舞台だから、なんとかこじつけてホッケーマスクが出てくるのかも・・。
そんな淡い期待は雪のように儚く溶け、予想通り、ナタも振り下ろされる事はありません。
ではなぜ、『ジェイソンZ』などというタイトルがつけられたのか。
不死身の殺人鬼もクリスタルレイクも出てこないこの茶番劇に、さも尤もらしいタイトルがつけられたのは、一体何故なのか。
そりゃあなた、登場人物にジェイソンさんがいるからに決まってるじゃないですか!
もうね、世界中で「ジェイソン」ってファーストネームを持つのがボーヒーズさんだけだなんて思ったら大間違いですよ!
ほら、ジェイソン・シュワルツマンさんでしょ、ジェイソン・ステイサムさんでしょ、ジェイソン・リーさんでしょ、ジェイソン・チャンさん、ジェイソン・チューさん、ジェイソン・チョンさん、ジェイソン・ツァンさん・・まあとにかく、ぎょうさんおるんですよ!(←興奮のあまり岡山弁)
それではここで、登場人物のお名前をチェックしてみたいと思います。


ジェイソン2
サラリーマンのコールさん。


ジェイソン8
全米で1、2を争う、トップ・スノーボーダーのカークさん。


ジェイソン4
映像作家志望のスカイラーさん


ジェイソン3
北欧から来ました・クリストフさん


ジェイソン6
セクハラだいすき保安官のトニーさん。


ジェイソン5
近所の酒屋のおやじ・バドさん。


ジェイソン7
スノボが大嫌いな除雪車の運転手さん。(脇役につき名前表記なし)

・・・

みんなー!「ジェイソン」いなかったよ!(だろうと思ったけど!)


まぁね、全く関係ないのに似たような名前なんてお話は、なにも今に始まったわけではなく、日の当たらない亜流ホラーに少しでも注目を集める為、苦肉の策として「パラノーマル」とか「オブザデッド」とかつけるのはお馴染みの手法ですものね。
本作にしても、本家の正当な続編『ジェイソンX』の隣にちょこんと置かれる事で、うっかり者の誰かさんのお宅にお邪魔できるかもしれませんし。
オレじゃない。オレはうっかり者じゃないよ。ほんとだよ。

特に際立つようなゴア描写がある訳ではなく、ストーリーにびっくり仰天するようなドンデン返しがある訳でもなく、粛々といつものアレが繰り広げられるだけの本作なのですが、とりあえず製作者の「スノボみたいなチャラついたモノやってる奴らは全員もげてしまえばいいんだ!」という強い情念だけは伝わってくると思いますので、ゲレンデで溶けるほど恋して痛い目に遭った事がある方々は、一度ご覧頂ければなんらかの溜飲が下がるのではないでしょうか。 

ジェイソン1
いちゃついて惨殺されてゆく登場人物の中、一人だけこれといった原因もなく勝手に自滅してしてしまったロビンさん。(画面後方)
このロビンさんのぶら下がり姿がなぜか執拗に映し出されるトコロに、製作者の底意地の悪さを感じたアガサだったのでした。 こういう性根の悪さ、きらいじゃないですよぼくは。


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「アンダー・ザ・ドーム」 綿摘み野郎の声をきけ!

2011年05月23日
アンダーザドーム

あらすじ・・・
平凡で幸せな生活を送っていた主婦のマイラ・エヴェンスが、裏庭でかぼちゃを収穫しようとしていた時、
優秀な医師助手のラスティ・エヴェレットが、14歳の少年のふくらはぎに刻み込まれた15cmの裂傷と対決していた時、
元陸軍兵士のデイル・バービーが、コックの職を辞し自発的に町を立ち去ろうとしていた時、
頭に(文字通りの)爆弾を抱える特別警察官のジュニア・レニーが、初めての殺人を犯そうとしていた時、
人気の無い林道で、一頭の牝鹿が柔らかな若芽をはんでいた時、
それは起きた。

人口2千人ほどの小さな町・チェスターズミルを突如包み込んだ、透明な障壁。
はるか上空から地中奥底まで続くその障壁は、わずかな空気とごく微量の水以外のものをチェスターズミルから遠ざけ、かわりに、有り余るほどの不安と絶望を注ぎ込む。

一切の謎が解き明かされないまま、底知れない狂気に支配されることとなった小さな町で、人々に生きる術は残されているのだろうか・・・?


おかあさん!キングがひさびさにやりおったよ!

正直、ここ数年のキング作品はいまひとつノレないものが多く、出だしこそ抜群の吸引力だったものの後半からもにょっとした雰囲気になり最後は「アレー?」となってしまった『セル』、引っ張りすぎて途中で回想に興味がわかなくなってしまった『リーシーの物語』、そして、おもしろったもののこれまた引っ張りすぎて「なげえよ!」と叫びたくなった『悪霊の島』の3連発で、「もしかしたらもうぼくはキングさんの世界には没入できなくなってしまったのかもしれない・・・」と楽しかったあの頃を思って枕をぬらしたりしていたのでしたが、今回の『アンダー・ザ・ドーム』はスピード感もエゲつなさも段違いですよ!
上・下巻それぞれ700ページ弱というお祭りサイズなのですが、読み進めるのがもうつらいのなんのって奥さん。
とにかく、本作に出てくる悪党がゲスい! ウルトラド級のゲスさ!
物事はすべて、悪いほうへ悪いほうへと転がってゆき、それだけでも頭を掻き毟りたくなるようなフラストレーションに襲われるトコロへ、さらに「これでもまだ最悪じゃない」という文字が飛び込んできた日には・・ね・・。心も折れそうになるっちゅうねん。いや、結局読まずにはいられないんだけどさぁ・・。

ひとつの町にぽとりと垂らされた狂気のしずくが、周りを大きく染めて行き、人々の善と悪の心を弄ぶ。 
という物語は、キングの作品によくあるパターンなのですが、今回の「脱出不可能なドーム」という設定が今まで以上に焦燥感を煽り、読んでいて胃が痛くなる事もしばしばでした。
上巻を読み終えた時は、本気で脱落しようかと思いましたし。 まだまだ続くと思われるゲスの饗宴に、つきあいきれる自信がなかったのですよね。
その昔、『IT』を読んでいた頃毎晩悪夢を見るようになって、2週間ほど読むのを中断したコトがありました。
そこまでではないものの、ページを開けばその都度「最悪の事態」が更新される、という状況は心底しんどかったです。
しかし、だからこそ、巻末に待ち構えているであろう大団円(もしくはちょっとしたカタルシス)を味あわないと、自分が救われない気がして、本当にその一心だけでチェスターズミルと首っ引きになっていました。
このゲス野郎(町の有力者ビッグ・ジム)が、地べたを這いつくばってザラザラの砂利を口に頬張らざるを得ないコトになるまで、どうしても途中下車する訳には行かなかった。
ま、キングの小説は大団円がない事もしょっちゅうなんですけどね!スティーヴンこのやろう!

透明な障壁「ドーム」の発生により、外の世界から完全に孤立してしまったチェスターズミルを統治下に治めようと画策する中古車ディーラーのビッグ・ジムは、完全な邪悪などではなく、ムワっとなるほど人間臭い小悪党です。
敬虔なクリスチャンでありながら、堕落した生活に身を委ね、ちっぽけな虚栄心で大きな体を覆い、時には自分を神に重ねたりする程の身の程知らず。
うーん・・・どこかで見たことあるような気がするなぁ・・ ほら、「天災」を「天罰」だっつったり「震災被害」に対して「ざまあみろ」とか言っちゃう人がいませんでしたっけ!ほら、関東の方に!
この手のゲスい権力者は、小説の中のみならず、現実世界でもごくありふれた存在だと思います。
そして、そんな権力者を「諦め」という便利ワードで放置せざるを得ない人々の存在も。
もちろん、ゲスさを個性として寛大にも受け入れ、愚かさを愛嬌として笑い飛ばして支持を表明する人々の存在も。
非現実的な舞台設定を使いながらも、とことん現実的なキャラクターによって生々しい危機感を与えるキングの筆力に圧倒されます。
本作と現実がもうひとつリンクしている点。 「予想もしていなかった状況に直面した時、人はどれだけ簡単に判断力を失うか」という点もまた、私たちはこの数ヶ月の間にイヤというほど目にし、耳にしてきました。
少し待って状況を見極めれば何でもないような事。 愚の極みとしか思えないような差別。
「ふつうならありえない」ような事も、「ふつうでないなら当たり前になる」という可能性は、本を閉じてもなお、常に私たちに突きつけられ続ける恐ろしい現実のうちのひとつだと思います。


『ザ・スタンド』を彷彿とさせるような「善」チームと「悪」チームの対決。
そして、『ニードフル・シングス』も裸足で逃げ出すような大破壊。
クライマックスは、物語のスケールの大きさとは対照的な、小さな、そしてありふれた痛みが散りばめられ、「たったひとつの何気ない命が存在する」という事はどれほど奇跡的な事か・・・というキングのメッセージが力強く謳い上げられます。
人は脆い。
命は儚い。
だけど、心は強くなれる。 
弱さを受け入れ、みっともなくても、這いつくばってでも、ひたすらに「生きよう」とする人々の姿に、思わず涙がこみ上げてしまいました。

真に恐ろしいのは、「出られない」ことではなく、「入って来れない」ことなのだ。
という目からウロコな語り口で、1200ページ強もの壮大な物語を一気に紡ぎ上げたキングの巧みさに舌を巻き、これからもずっとキングの小説を追い続けようと心に誓ったアガサだったのでした。

超おすすめですよ!




-おまけ-(※以下ネタバレ)


・ 志村うしろー!(特にラスティ)

・ 「一人で行ったらダメですよ」というフラグを忠実に回収するベテラン女性陣

・ 熟女ばんざい!

・ ジュニアもまた、完全な悪ではない、というトコロがおもしろかったし、悲しかったです。 グリーンマイルのコーフィさんが吸い取ってくれればよかったのになぁ。

・ ま・・・まさかの・・・っ! ・・焼き土下座オチ・・っ!!!

・ いつだって、「いじめ」に理由なんてない。だからこそ、唐突に始まり、唐突に終わる。必ず、終わりは来る。 ほんのちょっとの勇気と、ほんのちょっとの想像力で。 



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アルバム、の、ようなもの。(笠岡の巻)

2011年05月21日
またまた過去のネタで恐縮なのですが、ゴールデンウィークにタイムスリップしていました。

帰省ラッシュ真っ只中の国道2号線をひた走る事2時間強。
海沿いに抜けると、そこはジュラシック・パークでした。


かさおか
1億数千万年前にようこそ!

笠岡9
神妙な顔つきでティラノサウルスを見守るちびっこ。

笠岡2
結構な大きさのディプロドクス。

笠岡1
キシャー!(卵を守るプロトケラトプス)

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気分はアリアナ・リチャーズ。

笠岡7
しっぽは触っちゃダメ!ぜったい! めげるから!

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くぱあ。

笠岡5
全景。 なかなかどうしてスペクタクル。

で、ここは一体どこなのかというと、
笠岡11
はい、カブトガニ博物館ドーン!

と言う訳で、岡山市のお隣さん・笠岡市の目玉施設である、笠岡市立カブトガニ博物館に行ってきたのでした。
昨年『おまえうまそうだな』を観て以来、すっかり恐竜ずきになったちびっこたっての希望での日帰り旅行です。
カブトガニ狙いで向かったハズなのですが、同敷地内にあった恐竜公園にハートを鷲づかみされ、小一時間公園から離れようとはしませんでした。(小一時間で一旦離脱して、そのあとさらに2時間程度遊んだ)

笠岡12
館内に入ると、今や地方施設のお約束とも言える「ゆるキャラ」たちがお出迎え。 ちなみにこれはカブニくんとカブミちゃん。 まつげがある方がカブミちゃんなのだそうです。 それにしても発音しにくいネーミングだなぁ・・ よっ!このアナウンサー泣かせ!

笠岡13
アンモナイト・・・ ・・じゃなかった、オウムガイもいるよ! まぁとにかく、生きた化石だよ!

笠岡20
メガシャーk・・ ・・じゃなかった、メガロドンのあご骨もあるよ! これならゴールデン・ゲートブリッジも噛み砕けるハズ・・っ!

笠岡14
本日の主役である(はずの)カブトガニ、どーん!
とにかく館内じゅう所狭しと磔にされていた、カブトガニたちのあられもない姿。
「カブトガニ」と呼ぶにはまだ幼すぎる、「かぶと☆がに」とでも形容したくなるようなあかちゃんカブトから、「兜蟹閣下」とお呼びしたくなるようなおじいちゃんカブトまで、裏面・表面・足跡・内訳までどどーんと展示。

笠岡15
こんな大きい裏面模型もありました。  ・・・ん・・? この手前にあるレバーは一体・・・?



・・・

・・

こ・・こいつ、動くぞ・・・!

(※ちょっぴりエグい造形が災いしたのか、うちのちびっこ以外誰も試そうとしていませんでした。)


笠岡16
建物の壁に沿って、恐竜の解説や地球の歴史的なパネルを設置。

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骨もある!(カマラサウルスの骨格模型)

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親戚一同勢ぞろい。 もう、誰が誰だか。


「生きた化石」として、幼い頃からたびたび耳にしていたカブトガニなのですが、実際に見てみると残念なほどアレにそっくりな面立ちで、特に裏面のうじゃうじゃ具合は見た瞬間「うえええ!!」と大きな声が出てしまった程でした。
第一印象は甲殻類っぽいのですが、実際のトコロはクモに近い生き物なのだそうですよ。
日本以外の国では食材として売られている所もあるそうなのですが、食べたくはないよね。食べたくはないよね。(2回言ってみた)

館内には他にも、カブトガニシアターと名付けられた上映コーナーがあり、そこでは客席に設置されたコントロールパネルにより、カブトガニクイズを楽しむ事も出来ます。 大人数でのクイズ大会で、ちょっとしたオールスター感謝祭気分を味わってみては如何でしょうか。 東京03のみなさんも、ここなら安心ですよ!
全体的に見ると、まぁ、正直こじんまりとした印象が否めないっちゃあ否めないのですが、あちらこちらに「出来る範囲で精一杯楽しませる努力をしている」痕跡がうかがえ、とても楽しい博物館だったと思います。
我が家のちびっこも、しっかり堪能していましたよ。

笠岡市立カブトガニ博物館の開館時間は、午前9時~午後5時。(休館日・毎週月曜日、年末年始、祝日の翌日)
入館料は大人520円・子ども210円。
田舎なので駐車場は無料ですよ!田舎ばんざい!
あと、恐竜公園だけなら無料で利用できます。 笠岡は太っ腹の町。
ちなみに、笠岡は今、豚肉チャーシューではなくかしわ(鶏肉)チャーシューを載せた「笠岡ラーメン」がちょっとしたブームとなっており、ラーメンマップを製作する程の全力勝負で町おこしに奮闘しているそうです。
今回はタイミングがあわず食べる事が出来なかったのですが、次回訪れた際は何箇所か回ってみたいと思いました。


笠岡19
お土産はもちろん、カブトガニまんじゅう。中は白餡でおいしかったですよ!(※博物館では売っていませんので、駅前の商店街でお求め下さい。)



ふいー。 やっと写真ネタ使えたぞ。
次回からは通常営業に戻りますので、よろしくおねがいいたします。


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アルバム、の、ようなもの。(南紀白浜の巻)

2011年05月17日

かれこれ2ヶ月程前になりますが、旅行に行ってました。

岡山を早朝4時に出て、高速道路をひた走る事6時間。
小雪の舞う和泉山脈を抜けると、そこはアドベンチャーワールドでした。


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男前なイワトビペンギンがお出迎え。

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アンニュイな空気を漂わせるホッキョクグマ。

南紀白浜アドベンチャーワールドには、アシカのショーやイルカのジャンプが堪能出来る水物区域や、肉食草食を問わない動物たちの素の表情が楽しめるサファリ的な区域、小動物が餌を求めて徘徊するフリーダムな区域、そして、生き物の鑑賞に飽きた子どもたちのハートをがっちりキャッチする乗り物コーナー(別名小銭ホイホイ)等が完備されおります。
これだけ遊び放題で、大人入場券3,800円・子ども2,300円は、かなりお値段以上なのではないでしょうか。小銭のことはさておき。
ともかく、一日では到底見切れない程充実した施設といっても過言ではないと思います。


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哲学的な雰囲気を漂わせるチンパンジー。 
ガラスの外から人間が鑑賞していたのですが、はしゃぐ人間たちを物憂げに見つめるチンパンジーの姿を見ていると、どちらが鑑賞されているのかよくわからなくなってしまいました。 

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実は長いキリンの舌。 そして驚くほどパープル。


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「ワシタカ目ワカ科」って、ワシなの?タカなの?どうなってるの? と困惑してしまったのですが、後で調べてみたら、ワシとタカはもともとは同じ目で、タカ科に分類される種の中で、体格の大きさや慣習によって呼び分けているだけなんだそうですね。 38年生きてきて初めて知った!では、早速わすれることにしよう!(ホームズ先生的考え方)

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すごく眠そう。


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あ、寝ちゃった。


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こっちも寝ちゃってる。


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こっちは・・ ・・や・・休みの日のおとうさん・・?(掃除機かけるからどいてー!)


サファリゾーンの動物たちは、ポカポカ陽気に誘われたのか、みなさん優雅にお昼寝タイム。
クマやチーターやトラなどが居たのですが、軒並み日向ぼっこを満喫していらっしゃいました。 
このゾーンを見学する方法としては、
「列車タイプの専用車でサファリワールドをゆっくり一周出来る・ケニア号(※一部有料シート 500円/人)」や
「2階建てバスでサファリワールドを探検できる・スカイアドベンチャー号(1階席 1,000円/人 2階席 1,500円/人 ※3歳以上)」や
「小型トラックサイズの車で動物の間近まで接近できる・サファリキャラバン(2,000円/人 ※3歳以上有料)」や
「アニマルインストラクターさんと一緒に大きめの乗用車に乗り込み動物に最接近する・ジープサファリ探検ツアー(2,500円/人 ※3歳以上)」、はたまた
「いっその事、自分で車を運転してサファリ内を回ってみてもいいんじゃないか・ファミリージープ(10,000円/台)
など、数種類の手段が用意周到に配置されているのですが、私のイチオシは
「ウォーキングサファリ」
です。
お察しの通り、徒歩です。 無料です。
肉食ゾーンにも、餌やり塔など身近で見れるポイントが設置してありますので、サファリ内を自分のペースでのんびりお散歩しながら見学できる「ウォーキングサファリ」が一番満喫できるのではないかと思いました。尚且つ無料ですし。


駆け足で園内を散策し、お昼休憩に。

シラハマ
双子パンダカレー(1,300円)。 白米の上にココアクッキー、という自由奔放な組み合わせ。

キャラ弁ならぬキャラランチでテンションを一気に上げたトコロで、いよいよ念願のパンダーゾーンに突入。

シラハマ21
はい、パンダさんドーン!

そうです。 南紀白浜アドベンチャーワールドと言えばパンダ。 パンダと言えば高いレンタル料。 そして、そのレンタル料に関わるごたごたを忘れさせてくれる天使の微笑み。

シラハマ19
もしゃもしゃ。


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くぱあ。


シラハマ18
でも目の奥は笑ってないよ。いつだって本気と書いてマジだよ。


シラハマ14
手乗りパンダ。


アドベンチャーワールドには8頭のパンダが暮らしているそうで、展示場所は、屋外のパンダーゾーンと幼い双子が匿われている屋内ゾーンの2箇所。

シラハマ15
もふもふ!


シラハマ16
もふもふ!!!!!


シラハマ17
ほんでもって、やっぱ寝るのな!



パンダの写真だけで50枚くらい撮ってしまいました。 アドベンチャーワールドには魔物が棲んどるんやでー・・・!
生まれて初めて見るパンダのもふもふ具合に悶絶したり、早々に飽きたちびっこたちをなんとか振り向かせようと餌やり体験にチャレンジしたり、と、わいのわいの言うてる間に閉園時間となってしまいました。
非常に楽しいランドでしたので、いつかまたゆっくり遊びに行ってみたいと思います。


シラハマ12
南紀白浜には、なんと「黄金水」も売っていたりする。 合法的に黄金水を買いたい諸君は、今すぐ和歌山県に急行だ!


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『ブラック・スワン』

2011年05月12日
ブラックスワン3
粘着質な先輩。

ブラックスワン4
馴染めない職場。

ブラックスワン
頻発する怪現象。

ブラックスワン2
似てない似顔絵。



決 し て 、

ひ と り で は 見 な い で く だ さ い ・・・。


blackswanposter_convert_20110511231843.jpg


あらすじ・・・
ニナは才能と容姿に恵まれた優秀なバレエダンサー。 しかし、真面目すぎる性格が災いし、なかなか大きな役を得られない事から、若干神経が細くなっていた。
ある日、バレエ団のプリマであるベスが、近々引退するのでは、という噂が楽屋を駆け巡る。
ベスに憧れていたニナは、ショックと期待で少し神経をすり減らす。
翌朝、練習場に突如現われた芸術監督のトマスが、次の公演のキャスティングの為のオーディションを開く事を告げた。
演目は、白鳥の湖。 
過去にも踊った経験はあるものの、「コールド・バレエ」以上「四羽の白鳥」以下の役しか貰った事がなく、緊張と不安で神経がアレな感じのニナ。
案の定、オーディションで失態を演じてしまい、益々神経を高ぶらせてみたりする。
しかし、諦めきれないニナは、翌日、勝負メイクを施しトマスのオフィスに突撃。そして玉砕。そして神経をすり減らす。
夢破れたニナは、荷物をまとめて劇場を後にしようとするのだが、意外な事にトマスはニナを新しいプリマに抜擢していた。
神経がアレっぽい感じのニナは驚きと嬉しさで神経を新たにシクシクする。
心配する母を尻目に、激しいトレーニングに励むニナ。
踊りの才能はあるものの、黒鳥に必要とされる「妖艶」「官能」「奔放」といった要素を全く持ち合わせていなかったニナは、なかなかトマスの求める演技に辿り着けず、猛烈な勢いで神経をすり減らして行く。
焦りと苛立ちを隠せず神経が高ぶる一方のニナは、トマスが自分の代役として、最近入団したばかりのリリーを選んだ事を知り、神経が大放出祭りになってしまう。
自分に足りないものを全て兼ね備えているリリー。 観るものの心を惹き付けるステップを魅せつけるリリー。 神経をすり減らしていないリリー。そしてニナは減らす、神経を。
刻々と迫る初演日を前に、のっぴきならない程神経をナニしてアレしてしまったニナは、ついに神経を本格的に病む事になり・・・。


うん・・まぁ・・ほら、アレだ・・メンタル面弱すぎだろ。

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と言う訳で、『ブラック・スワン』を観て来ましたよ。
プリマに選ばれた者が次々に精神のバランスを崩し自滅してゆくという、呪われたバレエ団のお話です。 うそです。
うそなんですけど、世の中に「思わずバレエを習いたくなる映画」と「絶対バレエには手を出さずにおこうと思う映画」があるとすれば、確実に後者に選ばれる映画だと思います。(※前者は『ベジャール、バレエ、リュミエール』とか『エトワール』) 
全国のバレエ教室に通うちびっこ諸君は、有吉京子先生の『SWAN』を読んで中和しようね!



(※以下ネタバレ)





中堅バレリーナのニナは、過保護な母親と二人暮し。
夢半ばで破れた母の想いを背負い、痛々しいほどストイックにプリマへの道を突き進もうとします。
妖艶さが必要だと言われれば芸術監督のキスに応え、色気を出す為と言われれば自慰もいとわない。
悪い遊びにもチャレンジし、行きずりの男の愛撫も受け入れる。
自分を追い込んで追い込んで、でも成果が出せないニナ。
彼女の焦りや不安や緊張が、常に行動を共にしているようなカメラワークによって、ダイレクトに伝わってきて、心底おそろしかったです。

もともとニナは、清廉潔白・無垢な乙女だった訳ではなく、憧れのプリマの楽屋に忍び込んで私物をくすねるようなあざとさや、先輩の失脚を知り、心を痛める一方であわよくば・・と期待に胸を膨らませるようなしたたかさを持ち合わせていた。
ニナの中には、最初から「白鳥」も「黒鳥」も混在していたのですよね。
無いものを無理やり得ようとしたのではなく、奥底にしまい込んでいたものを解き放っただけ。
自分を押さえつけていた、愛情や期待や自制心に打ち勝ち、舞台の上で雄雄しく羽ばたくシーンは圧巻でした。

『白鳥の湖』というバレエ作品が、悲劇的な結末を迎えるのと同じように、自分自身と向きあい本物の表現力を手にしたニナを待ち受けているのもまた、哀しすぎる最期でした。
しかし、絶望感を謳っていた旋律が短調から長調へと変わる中、ついに「完璧」なダンスに辿り着いたニナの表情は満ち足りているように見えました。
死して悪魔ロットバルトの支配から逃れた白鳥のように、自分の全てを捧げ、バレエに添い遂げたニナの最期もまた、もしかしたらひとつのハッピーエンドだったのかもしれませんね。


本作でもうひとつ唸らされたのは、ニナの母親の描き方。
普通、・・といっても映画でよく見かけるパターンではという意味ですが、普通、ステージママというのは我が子が頂点に上り詰める事を期待するものではないかと思います。
ミスコンで優勝、バレエ団のプリンシパル、ブロードウェイのスターに。
とにかく「一番」にならせる事にこだわるステージママが多い中、ニナの母・エリカは「適度なポジション」で満足している。
我が強くないニナは、プリマ・バレリーナの重圧には耐えられないだろう。 だから群舞で充分。パ・ド・トロワなら上等。
そんな娘がプリマに抜擢された事を電話で報告した瞬間、受話器の向こう側のエリカの表情は映りませんが、一瞬の沈黙が彼女の動揺を物語っていると思いました。
群舞で終わった自分のバレエダンサーとしてのキャリア。
娘がそれを越える事を、望んでいなかった訳でなないものの、いざ果たされると複雑な心境になってしまう。
要するにおもしろくないんですよね。 なんて素直なお母さんなんだ!

女同士の共感と反発は、血の繋がった母娘であっても確実に存在する。
女は常に、ライバルを探して闘いを挑もうとしているのかもしれないなぁ・・と思いました。
同じ夢を共有し、一卵性母娘のようにくっつき合って過ごしてきたエリカとニナ。
ニナが精神のバランスを崩せばエリカもおかしくなり、ニナが舞台の上で完璧なダンスを披露していればエリカも観客席で恍惚の表情を浮かべる。
エリカは、ちょっと過保護すぎるトコロもあるものの、娘思いのいいお母さんだったんだろうと思います。(現に、プリマに選ばれるまでの2人の関係はとても良好に見えました)
なんだかんだすったもんだあった後も、疲れて眠ってしまった娘の手にソックスを被せて体を傷つけないよう配慮してあげるエリカの姿に、普通のおかあさんの愛を感じました。これ、子どもが赤ちゃんだった頃にやった事あるお母さん、多いと思うなぁ。
「ステージママ=偏愛」という描き方ではなく、あくまで娘思いで、ちょっぴり正直すぎるお母さんとして描かれていたトコロが素晴らしいと思いました。


映像、キャスト、音楽のどれもが身震いするほど美しく、「表現」という芸術を生業にする者のプロ意識に打ちのめされると共に、恐ろしいまでの迫力でニナというダンサーを完成させた、ナタリー・ポートマンの完璧な演技に感動しました。

傑作です。


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