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『ソウ ザ・ファイナル 3D』

2010年10月31日
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1作目で度肝を抜かれ、2作目で魅力にはまり、3作目で散りばめられた謎に取り憑かれ、4作目で度重なる新メンバー投入に困惑し始め、5作目で4作目の登場人物を思い出せなくなり、6作目で4作目以降の流れを見失ってしまった『SAW』シリーズもいよいよクライマックス。
自称・完結篇となる7作目では、今までの物語からまたもや新たな新メンバーが発掘されるにちがいない。
そして、そうなったら、確実に思い出せる自信がない。
と言う事で、事前に完璧なおさらいをして挑んだアガサです。 こんにちは。

今まで「ジョンが重篤な病人のクセにアクティブすぎる」とか「ホフマンに華がなさすぎる」とか「スタローンに似てる人が多すぎる」とか「こんなに登場人物が増えてしまったら、またあだ名をつけざるを得ない。ずんだもちとか」なんて酷なコトを言ってきた私ですが、要するに『SAW』シリーズがだいすきなんです。 昨日気付きました。 すきです。あなたのことがだいすきです。あ、ホフマンはきらいですから今すぐ出て行ってください。
そんなだいすきな映画が有終の美を飾るトコロを見届けようと、初日の初回に馳せ参じました。

では、聞いてください。 私があいした『ソウ』の終わりのはじまりはじまりー。

あらすじ・・・(ネタバレしていません)
お仕置き殺人犯・ジグソウとして、世の中の自分勝手な人間たちに鉄槌を下していたジョンですが、末期ガンで余命幾許もないので弟子を取ることにしました。
一人目の弟子のアマンダは、ジョンの期待も虚しく、身勝手な気持ちを捨てることが出来ずに自滅してしまいました。(実際はホフマンに脅されていたのですが)
二人目のホフマンは、力持ちで血に強く、決断力もあり、何よりとても冷静なので、情にほだされる事無く仕事に励むと思われました。
しかし、そもそものリクルートのきっかけは、ホフマンが自分の私怨を晴らす為にジグソウの犯行を真似たコトが原因ですので、全然見誤っています。 ポンコツです。ジョンの洞察力はポンコツです。 キライじゃない、そんなトコもキライじゃないよ、ジョン。
しかし、ジョンはただのポンコツではありませんでした。
愛する妻に、いずれ自滅するであろうホフマンの後始末を頼んでおいたのです。 さっきはごめんね、ジョン。 やっぱジョンは出来る男。 やれば出来る、ひとつうえの男。
ところがところがホフマンもホフマンで、大人しく寝首をかかれるのを待つような男ではありませんでした。
ジルがジョンの遺言通り仕掛けた罠を、深手を負いつつも回避してしまったのです。 生意気なホフマンですね。

慌てたのはジルです。 
ジョンの言うとおりにやれば楽勝だと思っていたので、「ゲームオーヴァー」なんつって、(キリッ)なんつってかっこつけちゃったのに、生還したホフマンが「ふしゅるふすーふしゅるふすー」って言いながら追いかけてくるだなんて、完全に想定外です。 やっぱりジョンの先を見通す力はガラクタですね。 ポンコツのガラクタ。 でもすき。
なんとかホフマンの追跡をかわしたジルでしたが、また追いかけられるのは確実ですので、警察に助けを求めました。 それも、ただの警官ではなく、内務調査課の人です。おまわりどもは信用出来ませんからね。 ジルはホントにかしこい子だなぁ。
一方ホフマンは、ジルの居場所早々に突き止め、そこを襲撃する為の罠を張り巡らせはじめました。
まずは、警察署を空にする為、ど派手なゲームを仕掛けます。 
そこらへんのレイシストを被験者に選び、自動車解体所を血の海にしました。仕上がりは上々です。
そしてそれと同時に、前々から気になっていたペテン師を被験者にした、大規模なゲームを開始。
使われなくなった精神病院をまるごと一軒リフォームです。 匠です。 アンチバリアフリーの魔術師です。華がないです。でも力持ちです。

周到に用意されたゲームに参加させられた人々。
ホフマンに踊らされるばかりの警官たち。
このゲームの勝者となるのは一体・・・?
そして、ジョンが仕込んでいた最後の罠とは・・・?



ネタバレはあとでやりますが にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  その前にちょっと一押し・・・。


眠れる龍が目を覚ましましたよ!

初登場時からあまり大した活躍もせず、ジョンの跡継ぎにしては華がなく、「これやっといて」と渡されたファイルを黙々とこなすだけで、それ以外のコトに関してはとても大雑把で「おまえ絶対つかまるかんな!」と思われていたホフマンが、ついに真の実力を発揮。
なんでも一人でできるもん!とばかりに、大きな罠から小さな罠まで、完全オリジナルなゲームをこつこつ用意。
公衆の面前(広場に面したショーウィンドウ)に、ガタイのそこそこいい若者を3人も連れてきて、その真ん中に回転ノコギリを3台組み合わせて設置して、彼らが起きて周辺の人たちも異様な状況に気付くのを見計らって、腹話術人形がギコギコと動き出す様にセットするという、神業にも近いような罠なんてお茶の子さいさい。
車のエンジンがタイマーと連動して回転数を上げる、なんていう複雑極まりないセッティングも楽々こなし、他にも沢山の重そうな仕掛けを短期間で多数用意。
一体どれだけの溶接が必要だったんだろう。 どれだけのプロテインを飲み干したんだろう。 どれだけの夜をジルの家を盗撮しながらまんじりともせず過ごしたんだろう。 おい!へんたい!!

アガサはそんなへんたいのホフマンが、ちょっとだけキライではなくなりました。
過去3作品に於ける“体も態度もLサイズ”なキャラから、時にランボーっぽく自分の傷を縫い合わせ、時にジェイソンのように神出鬼没なキャラに姿を変えたホフマンが、なんだかとても大きく見えました。 あ、結局Lサイズなのか。

これまでのわだかまりを捨て、ホフマンの実力を素直にみとめるコトが出来たアガサは、大人の階段をまた一歩登ったような気がします。 たしかにもうすぐ38歳だし。 ちがう!そんな階段粉砕してやる!!

完結篇というコトで、前回意味ありげに映し出されていた“ジョンの遺品に入っていたビデオテープ”も“その届け先”の謎もきれいに消化。
これまでのシリーズで生き残ってきた皆さんが今どのように過ごしているのか、なんて面白そうなエピソードもちょっぴり散りばめ、もちろん我らがジグソウおじさんも回想シーンで元気に復活。
そのシーンにおけるおじさんの飄々とした表情は、まるで「わし、もうシリーズには関係ないもんねー」とどこか別次元から面白そうに眺めているような、気負いのない表情で、「ああ、ホントにこれで終わりなんだなぁ」とサッパリした気持ちになってしまいました。

ゲームの量も、その犠牲者も、閉店大処分市とばかりに大幅アップ。
殺しのギミックもシンプルかつ大胆にまとめられ、“いかにへんてこな死に方をするか”という、本作に求められる需要にきちんと応えた内容となっておりました。
今まで一本もシリーズ作品を観た事がない方には、カタルシスの全く感じられない結末ですが、少なくとも“全国一斉ロードショー作品”ではあまりお目にかかれない残酷殺人ショーを満喫することは出来ますし、PTAが眉をひそめまくるであろう本作を、“キュアサンシャイン”にちびっこが歓声をおくっている部屋の隣で観るという背徳感を味わってみるというのも、また一興かもしれません。 おい!へんたい!!

ただ、今回一番気になったのは、本作が“3D方式のみの公開”だという事。
言うまでもありませんが、3Dは料金が高いです。
アガサは割引き制度を使って鑑賞したのですが、それでも通常価格から200円引きの2000円でした。
正直言って、本作に2000円を払うのはあまりお薦めできません。
もちろん、何の映画にいくら出せるかは人それぞれで、アガサがえらそうに「2000円の価値なんてないね」だなんて言う権利も資格も何も無いのですが、単純に、一個人の意見として、この映画で2000円はキツイです。
キツイし、それよりなにより、勿体無いです。

この“勿体無い”は、映画に対する対価としての意味ではなく、3D特別料金というハードルによって鑑賞者が減ってしまうとしたら勿体無い、という意味です。
そもそも、映画の料金は決して安くありません。
割引きを使えば1200円(格安チケットを買えば中には破格の作品もあるらしいですが)、割引き制度が使える時間帯に行けない人は、1800円という大金を払うことになります。(これも主観になって申し訳ないのですが、アガサにとっては1800円は大金なのです)
謎をばら撒き、謎を紐解き、多くの人たちをやきもきさせてきた『SAW』シリーズに、ついに訪れる終わりの瞬間。
観てみたい、観てみようか、観てもいいかも、そんな人たちに2000円強というハードルは、あまりに優しくないのではないでしょうか。
アガサは、『SAW』シリーズのことがだいすきです。
だからこそ、沢山の人に劇場で楽しんで貰いたいし、結末を一緒に見届けたい。
もしもこの金額がその妨げになってしまったとしたら、そんな勿体無いことって無いと思うのです。

これは、『SAW』に限った話ではなく、最近の3Dブーム全体に対して感じている事でもあります。
そもそも、3D映画を求めている人ってどれくらい居るのでしょうか。
3D映画の魅力って、何なのでしょうか。
飛び出す事や奥行きがある事って、本当に映画に必要な事なのでしょうか。

本当に面白い映画は、昔も今も、観ていて自分がおかれている世界を忘れます。
夢中になってスクリーンの中の人たちに寄り添い、吐息を感じ、鼓動を聞く。 自然とそうなってしまうものだと思うのです。 何も彼らの体の一部が、実際に飛び出してこなくても。
脚本のおもしろさや、映像の奥深さや、俳優達の体温を味わうのに、重くて観づらいメガネは必要では無いのではないでしょうか。
3D作品が増えている現状には、色んな思惑が絡んでいるのだろうと思いますが、なんとかしてそろそろブームに終焉が訪れてくれないかと節に願うアガサです。
3Dで大ヒットした『アバター』『アリス・イン・ワンダーランド』『トイストーリー3』は、きっと2Dであったとしても、大ヒットしていたのではないかと思いますしね。


あ、金額で映画を観る観ないを決めるような貧乏人とは話があわねえな、という方は、全部聞き流してくださいね。
あと、『SAW』シリーズに関しては金額がいくらだろうが、観に行く人は行くし、行かない人ははなから行かない、というご意見も重々承知ですので。 そりゃもうでしょうよ。 実際わしも行ったしな。

ともかく、今回の『ソウ・ザ・ファイナル』が、3Dという縛りにも負けず、大いに賑わうことを願いつつ、今後も可能な限り劇場に足を運ぼうと思うアガサなのでした。


(長くなってしまったので、以下箇条書きでネタバレ)


・ 眠れる龍が目を覚ましましたよ! ゴードン先生、おかえりなさい!!

・ 1作目のラストで、自らの足をギコギコし、顔色が真っ白になりながらもバスルームを脱出したゴードン先生が、ジョンの秘蔵っ子としてカムバック!

・ 実は、ジョンが“ゲームの生還者”として持て囃し、ゴードン先生もうっかり洗脳させられてしまっていた模様。

・ というわけで、過去の医療行為を含むゲーム(目の中に鍵とかお腹の中に鍵とか目を縫い付けたりとか口を縫い付けたりとか)は、ゴードン先生が噛んでいたのでした! 信じてた!あたいゴードン先生の仕業だって信じてた!

・ ホフマンが勝手におしおきを始めたので、多分怒ってたんだと思うよ!ゴードン先生はソウシリーズの希望の光です!

・ だいたい、“魔性の女と、彼女に引っかかって違法行為までしちゃったバカ男ども”っていう被験者のチョイスはなんなんだ、と。 おまえのアンテナはなににひっかかってんだ、と。 “命を大切にしない”みたいなアレは完全スルーかと。 ホフマンを小一時間問い詰めたい。

・ ジルほんとにつかえねえな!

・ 予告にあった、“ジルがホフマンの罠にかかって死亡っぽい流れ”のくだりがまさかの夢オチ。

・ 前作までは(キリっ)とかしてたのに、極妻かよ、みたいな“やったんぞ感”を放っていたのに、キャーキャー逃げ回るだけのジル。 それでいいのかジル。 最愛の妻に危ない橋を渡らせるなよジョン。

・ ジグソウのゲームの生存者として登場するデイゲン。 誰だそれ。昨日のまとめにも出てこなかったぞ。 ・・と思っていたら、“自称・ゲームの生存者”というお話だった。 わかるかよ!!ばーか!

・ そんなデイゲンは、元々手に職もなく、バーでうだうだ酒飲んでるくらいしかしてなかったのが、“ジグソウのゲーム”をでっちあげて、その架空の体験談で一山当てた、超小ズルイ男なのですよ。そりゃあんた怒られるわ!(ジグソウおじさんに)

・ 元がへなちょこ野郎だったせいか、仕事仲間を巻き込まれたゲームでのデイゲンのヘタレっぷりが非常に愉快なことになっています。 ほとんどコントです。

・ 今回の仕掛けもエグイよ! “先っちょに鍵と釣り針のついた糸を飲み込まされてて、口から出ている端っこを引っ張って取り出さないと死にます。ただし、声を出さないようにしないと早く死にます” とか面白すぎる。 考えた人と友達になりたい。

・ 目ん玉をパイプでグッサリやられるゲームがあります(3Dの割りには大して迫ってきませんが) ので、先端恐怖症の方は絶対観に行っちゃダメ!

・ 目ん玉ぶっさしが大好きなフルチおじさんも、草葉の影で喜んでいることでしょう。

・ “生存者の会”が集会を開いているくだりがあるのですが、座っているメンツがほとんど思い出せず絶望。(観直したばっかりなのに) かろうじて、5作目の金持ちのぼんぼんと、6作目のアボット夫人とシモーネさんくらいは判ったけど、あとは全滅でした。 う、映ってた時間も短かったんだもん!ほんとだもん!

・ 今回の“いくらなんでもそれは”第2位! 「被験者を眠らせてる間に、奥歯に数字を刻んでおく。2本も。抜かないと見えない位置に」  ・・・ねえよ! 

・ 今回の“いくらなんでもそれは”栄光の第1位! 「巨大な焼却装置と、その上に自動で組み立てられるブタ型のでっかい(縦1m30cm、横2m、幅3mくらい)鉄の箱をひとりで作ったホフマン」  ・・・ねえよ! っていうか何でブタなのか小一時間。

・ ホフマンがレクター博士ばりの移送方法を披露。 ホフマンのくせになまいきだぞ。

・ ジルがあっさり殺されすぎて、なんだか気の毒になりました。(ちなみに、使われたのはアマンダがチャレンジさせられた顎マシーンでした)

・ ジョンはゴードン先生に技や精神論の全てを伝授していて、「もしもの時はジルを見守ってくれ」とも頼んでいたのですね。 って何人弟子とってたの? 三股なの? もっとなの? ジョン・・こわいこ!

・ それで、本当に「見守っていた」ゴードン先生。 ジルが殺されるのも「見守っていた」。 ・・ってそおぉぉぉぉおい!!!

・ 1作目のラストと同じシチュエーションで、「ゲームオーバー」の声と共に扉を閉めてみせたゴードン先生。 ここまで6年間、色々あったけれど、アガサはこのラストシーンで納得したし、とても満足しました。
もしかしたら、というか、やろうと思えばこの後もいくらでも作れる終わり方(ゴードン先生主導で新たなゲーム、とか、バスルームに足かせをつけられて閉じ込められたホフマンが死んだかどうかはわからない、とか)だったのですが、このまま新作がつくられないとすれば、いい幕引きだったと思います。

今までおつかれさまでした! 面白い映画をありがとう!!


・ ってキレイにまとめようかと思ったんですけど、もう一つだけ。 3Dに関してはホント意味なかったです。  奥行きを感じられる事で、過去のシリーズより面白いと思った点も無いし、肝心の飛び出し感もほぼ無し。 何箇所かで、肉片やら血やらがピョーンって迫ってくる程度で、思わず身をよじりたくなるような臨場感も無し。 ハッキリ断言しますが、完全に無駄です。 “2000円払う程ではない”という言葉には、そういう意味も含まれています。 これだったら、通常上映で通常価格にする方が断然いいと思います。 3Dに決めたやつバカ。 

・ あと、全7作を観てみて思ったんだけど、要するに本シリーズって、 “逆恨みで関係者に罠を仕掛けまくった末期ガン患者が、大勢の人を死に追いやりまくって、生き残った人にはヘンな価値観を植え付けまくって、さらに信奉者まで増やしまくって、自分が死んでからも災いの種が延々芽吹くようにお膳立てしておく” という、 “立つ鳥が跡を濁しまくる” お話だったのですよね。  おまえマジめいわく! 



-おまけ-

パンフレットに関して無駄にこだわっている事でもお馴染みの『SAW』シリーズ。
今回はその歴史をざっくりご紹介いたします。(すみませんが、アガサが劇場で鑑賞できたのは3作目からですので、それ以降のモノになります)

<パート3>
パンフ
一見なんの変哲も無い表紙ですが、ジグソーパズル加工がしてありますので、なんだったらバラバラに引き裂いて組み合わせて遊ぶことも可能です。  うん、気持ちはわかるけどね。たぶんしないよね。

<パート4>
パンフ2
なんとジグソウおじさんの頭の形に表紙をカット!  見辛ぇぇぇぇ!!

<パート5>
パンフ3
前回の成功(?)に味をしめたのか、今回も表紙をカット。 本編に出てくるカッターの形と同じにしてみました。
パンフ4
ちなみに裏表紙だってこの通り。 ジグソウおじさんの顔が、表紙の上からも確認できますよ! って無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!!!

<パート6>
パンフ5
前作の感想の時にもご紹介しましたが、パート6の表紙はいちばん手間隙かかっています。 なんと表紙についている回転椅子が、クルクル回せる仕様に! 出来ればその情熱は、もっと別のトコロに注いで頂きたかった!!

パンフ6
ちなみに3作目以降は、中がこんな感じにガチャガチャとしたレイアウトになっています。 縦書き横書き反対書きと、多種多様な方向から、目に優しくない極小フォントが攻め寄ってくるよ! この老眼泣かせ!!

<パート7>
パンフ7
で、今回の完結篇の表紙がこちら。 アレ・・?なんか・・・ふつう・・? 真人間に戻ったの・・?

パンフ8
中を開いてみると、一応“3Dメガネで覗いてみると、絵が飛び出して見える”という3Dスコープなるものがくっついておりますが、なんでしょうか、今までのバカっぷりがウソのような落ち着いた付録なのですよね。 いや、いいんだけどださぁ。

パンフ9
1ページをドーンとつかったジグソウおじさんの顔も至ってマトモ。

・・ん? ・・・おじさんの顔が・・・?

パンフレット
よく見てみると、おじさんの目に立体シールの目ん玉がくっつけてありました! ビニールの白目の中であっちゃこっちゃするおじさんのレッドアイ! アホや!やっぱこの人たちアホやったわ!! だけど、オレはおまえらの事、キライじゃないぜ! 

と言う事で、劇場に行かれた際は、是非アスミックエースさん入魂のパンフレットの方もお手にとって頂けたら、と思う次第でございます。

いやぁ、いいシリーズでした!

 
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10分くらいでわかる『SAW』のおはなし。 (シリーズまとめ)

2010年10月29日
みなさん、いよいよきましたよ!

一度観始めたら、次の作品も観ないことにはスッキリしないオチに見舞われ、ところが、次の作品を観ると、またさらに次の作品を観ないことにはスッキリしないオチが待っているので、結局そのまた次の作品も観ずにはいられない、という“映画界のマルチ商法”こと『SAW』シリーズの最新作にして完結篇、その名も『ソウ ザ・ファイナル 3D』がすぐそこまできましたよ!

ところが、そんな待ちに待った(やっと終わってもらえる・・という意味で)完結篇をいざ観ようと思っても、「今までのあらすじがさっぱり思い出せない」「今時点で誰と誰が生きているのか見当もつかない」「正直めんどくさい」なんて理由で二の足を踏んでいらっしゃる方もいるのでは?
そんなあなたも大丈夫。 岡山の気配り女王ことアガサが、過去6作品の概要をざっくりまとめてみましたよ!
先週の晩ご飯も思い出せないのに、去年観たボンクラ映画の内容なんて覚えてられるか!という皆さんは、どうぞ心行くまで復習してみてください。
斜め読みすれば、5~6分で済むと思いますよ!

では、駆け足で参ります。

もちろん完全ネタバレです。



『SAW①』

【一行あらすじ】
ジョンが7時間半タイルの上で我慢比べします。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・汚いバスルーム
  被験者・・・いけない写真を撮る職業のアダムと浮気性のお医者さんゴードン
  ルール・・・6時までにアダムを殺さないと、ゴードン先生の愛妻と愛娘ダイアナちゃんが死にます
■ 舞台・・・・汚い小部屋
  被験者・・・剃刀自殺未遂を繰り返す46歳男性・ポール
  ルール・・・カミソリワイヤーが張り巡らされた部屋から、自分を切り刻みながら逃げ出しましょう
■ 舞台・・・・汚くて暗い小部屋
  被験者・・・放火犯のマーク
  ルール・・・作用の遅い毒を注入していますので、金庫に入った解毒剤を飲まないと死にます。壁に書かれた暗証番号をロウソクの灯りを頼りに探しましょう。ただし体には引火性物質が塗られていますので、スッテン転んだら燃えます
■ 舞台・・・・汚くて狭い部屋
  被験者・・・ジャンキーのアマンダ
  ルール・・・頭全体にはめられた機械を、鍵を使って外しましょう。鍵は同じ部屋にある死体の胃袋の中です。 制限時間に間に合わなかったら、機械がバカーンって開いて顎がガコーンってなって死にます
■ 舞台・・・・ジョンの作業部屋
  被験者・・・ジェフ
  ルール・・・頭につけられた装置から、こめかみ目掛けてドリルが伸びてきます。 20秒以内に目の前の箱の中にわんさか入っている鍵のうちの正しいものを選ばないと死にます
■ 舞台・・・・ゴードン先生の家とかジョンの隠れ家とか
  被験者・・・ゴードン先生の病院の清掃員・ゼップ
  ルール・・・作用の遅い毒を注入されていますのでそのうち死にますが、時間内にゴードン先生の奥さんと子どもを殺せば、ジョンから解毒剤を貰えます。

【主な登場人物と注記事項】
カメラマンのアダム 
ゴードン先生/右足をギコギコ
タップ刑事/ジョンを追ってる途中で喉を切られる/声がガラガラになる/心を病む/ゼップと揉みあった際、銃で撃たれて死亡
シン刑事/タップ刑事の相棒/ジョンを追っていて罠にはまり、散弾銃で蜂の巣にされ死亡
ゼップ/下働き/奥さんの殺害にしくじって涙目/逆上してバスルームに飛び込んできたトコロを、アダムにタイルでタコ殴りにされ死亡
アリソン/ゴードン先生の奥さん
ダイアナ/ゴードン先生の娘さん
ジョン・クレーマー/別名ジグソウ/我慢だいすき/まだまだ元気

【生存者】
アマンダさん・ジェフさん・アリソンさん・ダイアナちゃん・ジョン

【生死不明者】
アダムくん・ゴードン先生

【「ゲームオ-バー」って言う人】
ジョン



『SAW②』

【一行あらすじ】
ジョンはただ、エリックとお話がしたかった。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・汚い建物(地下1階つき)
  被験者・・・同じ刑事に捕まった犯罪者の男女7人と、その刑事の息子1人
  ルール・・・建物内は神経ガスが散布されているので、遅かれ早かれ死にます。 3時間経つと家の玄関の戸が開くので出る事ができますが、体がガスに耐えれるのは2時間くらいなので、遅かれ早かれ死にます。 各部屋に仕掛けてあるゲームをクリアするか、金庫の中にある解毒剤を打たないと、遅かれ早かれ死にます。 金庫の暗証番号は、各自の頭の後ろにある番号を虹の彼方に並び替えればわかります。 わからなかったら死にます
■ 舞台・・・・汚くて暗い部屋
  被験者・・・密告者のマイケル
  ルール・・・右目の中に埋め込んだ鍵を取り出して、首に装着されたばね式の機械を取り除きましょう。 出来なかったらバチーンってなって死にます
■ 舞台・・・・汚い地下のボイラー室
  被験者・・・ペテン師のオビ
  ルール・・・焼却炉の奥に吊るされた解毒剤をとりましょう。 ただし、オビさんはみんなをここに拉致してきてくれた頑張り屋さんなので、特別に解毒剤を2本入れておきます。 中に入ると火がつくので、誰かが外から助けてあげないとオビさん燃えます
■ 舞台・・・・床に穴が開いた汚い部屋
  被験者・・・ヤクの売人・ザヴィエル
  ルール・・・ドアの向こうに解毒剤が置いてあるので、床の穴の中に落ちている鍵を見つけて開けましょう。 ただし、穴の中には注射器が沢山入っているので、探す時注意しないと大怪我をします
■ 舞台・・・・汚い小部屋
  被験者・・・ビッチ臭い女の人
  ルール・・・ガラスケースの中に立てられた解毒剤入り注射器を、手を突っ込んでとりましょう。 ただし、手を入れる穴にはカミソリの刃がついているので、注意しないと大怪我をします
■ 舞台・・・・廃倉庫
  被験者・・・エリック・マシューズ刑事
  ルール・・・息子を拉致されましたが、ジョンのお話につきあってあげたら無事戻して貰えるそうです

【主な登場人物と注記事項】
エリック・マシューズ刑事/離婚して荒れまくっている/息子がグレている
ダニエル・マシューズ/エリックの息子/グレている/神経ガスは吸わされるわ、金庫の中に閉じ込められるわ、なかなか災難が多い人生です
ケリー刑事/ジグソウ事件を追う女刑事/あまりする事がないのでぶらぶらしてる
会社員のおじさん/ゲームの参加者/ドアスコープを覗き込み、仕込んであった銃に撃たれて死亡
ローラ/ゲームの参加者/神経ガスにやられて死亡
ザヴィエル/ゲームの参加者/ムキムキ/首の後ろに書いてある番号にいち早く気付く/数字を求めてみんなを追い回す/ダニエルに反撃されて死亡
ジョナス/ゲームの参加者/黒人のおじさん/ムキムキの人と格闘してて釘バットで頭を殴られて死亡
アマンダ/ゲームの参加者/唯一の再戦者/実はジョンの弟子
SWATのみなさん/ジョンの隠れ家に突入/罠にはまって、1人は足首をカッターで切られ、2人はビリビリ電気ショックで死亡
アダムっぽいミイラ/干からびすぎて確認困難
ジョン/別名ジグソウ/がん告知をされてやさぐれる/崖から落ちて自殺を図る/死ななかった/命の大切さを説く活動を始める/エリックにふるぼっこにされるも、まだ元気

【生存者】
ダニエルくん・ケリー刑事・アマンダさん・ジョン

【生死不明者】
エリック刑事、アダムくん

【「ゲームオ-バー」って言う人】
アマンダ


『SAW③』

【一行あらすじ】
ジョンが頭蓋骨をご開帳されてほっこりします。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・汚い部屋
  被験者・・・ムショ暮らし大好き・トロイ
  ルール・・・体中に繋がれた鎖を自分で引きちぎる事が出来たら脱出。 制限時間に間に合わなかったら死にます  (※成功しても脱出出来ない仕組みになっていたので、ジョン以外の犯行と断定)
■ 舞台・・・・汚くて暗い部屋
  被験者・・・ケリー刑事
  ルール・・・あばら骨に機械を埋め込まれ、天井から吊るされた状態でスタート。1分以内に、酸の入ったビーカーから鍵を取り出すことが出来きなければ、機械がバカーンって開いてあばらもばらばらになって死にます (※成功しても脱出出来ない仕組みになっていたので、ジョン以外の犯行と断定)
■ 舞台・・・・使われなくなった精肉工場
  被験者・・・ジェフ、リン医師、アマンダ
  ルール・・・“誰かを生かそう”という意志を試します。 2時間の間に誰かの命を守れなかったら全員死にます
■ 舞台・・・・処置室
  被験者・・・リン医師
  ルール・・・首にとりつけられた機械は、ジョンの心拍数装置と連動しています。 ジョンが死ぬか、無理に脱走しようとしたら、機械が作動して頭が爆発します。 同時進行される別のゲームの被験者が、この処置室に辿り着くまで、ジョンを生かしておく事が出来たらクリア
■ 舞台・・・・冷凍室
  被験者・・・ジェフ
  ルール・・・冷凍室に吊るされた女性・ダニカは、数年前ジェフの息子が交通事故で亡くなった時、正当な証言をしてくれなかった卑怯な目撃者です。 彼女がシャワーをかけられ、冷気で凍死してしまうまでに、壁際にある鍵をとって助けてあげられればクリア
■ 舞台・・・・廃棄処理室
  被験者・・・ジェフ
  ルール・・・貯蔵庫の底に縛り付けられた判事は、息子の交通事故裁判であまい刑しか与えなかった卑劣な判事です。 腐ったブタが、次々と粉砕されて判事のうえに降り注ぎますので、窒息するまでに息子の遺品が入った焼却炉に火をつけて燃やし、その中の鍵をとってあげられればクリア
■ 舞台・・・・汚い大きめの部屋
  被験者・・・ジェフ
  ルール・・・四肢と頭に回転盤をつけて固定された黒人青年は、息子を轢いた犯人です。 彼を赦し、ショットガンの先にぶら下げられた鍵をとってあげられればクリア

【主な登場人物と注記事項】
エリック刑事/バスルームで足首に鎖をつけられ閉じ込められるものの、足首を砕いて脱出/アマンダと格闘したあと放置
ケリー刑事/前回あまり活躍しなかった/と思ったら今回はゲームに参加させられた
ホフマン刑事/ケリー刑事と一緒に現場検証/スタローン似
リン女医/息子を失ってからやさぐれる/浮気する/ジョンの手術をする
ジェフ/リンの夫/息子を失ってから引きこもりになる/妻が同じ建物にいるとは露知らずゲームに参加させられる
娘/リンとジェフの娘/おにいちゃんが死んでからお父さんもお母さんも相手にしてくれなくなった/すごく気の毒
アダム/ジョンに見捨てられ、バスルームで一人衰弱してゆく/見かねたアマンダに窒息死させられる
アマンダ/ジョンだいすき/リンにやきもち/実は、嫉妬に打ち勝ちリンをスルーできるかどうか、というゲームに参加させられていた/リンを撃ってしまったので、ジェフに撃たれて死亡
ジョン/頭の骨を削り取って貰いました/元嫁に未練たっぷり/リンを撃たれて激昂したジェフにチェーンで切り刻まれる/死亡

【生存者】
ジェフさん・ホフマン刑事

【生死不明者】
エリック刑事

【「ゲームオ-バー」って言う人】
ジョン

【補足】
・ 一人の判断が、みんなの命を左右するんだよ、というジョンのメッセージがこめられていました
・アマンダさえリンを撃たなかったら、誰も死なずに済んだというオチ。
・判事さんは、ゲームには勝った(というかジェフに助けて貰えた)ものの、その次のゲームの最中流れ弾に当たって死亡。 いいとこなし。
・アマンダが読んで涙していた、謎の手紙が初登場→内容は次に持ち越し
・1作目でアダムを襲ったのはアマンダだったことが判明。 バスルームのセッティングを手伝ったのもアマンダ。 早くからご苦労様です。



『SAW④』

【一行あらすじ】
実はジョンは新しい弟子を発掘していました。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・明るいけれど汚い部屋
  被験者・・・目を縫い付けられた男と口を縫い付けられた男(※ジョンの弁護士だったアート)
  ルール・・・意思の疎通が難しい2人の首にはチェーンのついた首輪がはめられており、2人の真ん中には巻き取り器が置いてある。 巻き終わらないうちに、互いの首につけてある鍵を奪い取らないと死にます
■ 舞台・・・・アパートの一室
  被験者・・・リッグ警部補
  ルール・・・髪を機械に巻きつけられた女性。 彼女は人身売買を専門とするやり手婆・ブレンダ。 機械の後ろに書いてある番号を読み取り、ダイアルを合わせれば彼女は助かりますが、リッグ警部補には全く関係ない人ですので、ここは潔く見捨てましょう。 
■ 舞台・・・・小汚いモーテル
  被験者・・・リッグ警部補
  ルール・・・連続婦女監禁暴行犯・アイヴァンの四肢を縛り、あとの行動は本人に任せましょう。 罪深い目を潰すか、四肢を引きちぎるか。 アイヴァンの選択次第ですが、たぶん死にます
■ 舞台・・・・小学校の一室
  被験者・・・リッグ警部補
  ルール・・・幼児虐待やDVが激しい小学校の校長先生とその奥さんを柱に括り付けて、2人を貫通させる形で数本の矢が刺さっています。 妻の矢は抜いても大丈夫な部位ですが、夫は抜かれたら出血死します。 まぁ、でも本人の意思が全てなので、黙って見守りましょう
■ 舞台・・・・ジョンの作業部屋
  被験者・・・ジャンキーのセシル
  ルール・・・椅子に手足を繋ぎとめられた状態で、目の前にある観音式に設置されたナイフに顔を押し付けて傷をたくさんつけられたらクリア
■ 舞台・・・・古びた工場
  被験者・・・エリック刑事、ホフマン刑事、アート、リッグ警部補
  ルール・・・鎖で天井から吊るされ、かろうじて氷の上に踏み止まるエリック刑事と、彼と天秤にかけられる形で電気ビリビリ椅子に座らされるホフマン刑事、そしてそれを監視するアート。 制限時間内にリッグ警部補が入ってこなければクリア。 入ってきたら全員死にます

【主な登場人物と注記事項】
リッグ警部補/SWAT隊長/むこうみず/執着心が強い/奥さん逃げた/執着心を捨ててじっとしていればいいものを、いきり立って首を突っ込みまくったお陰でアートに撃たれ死亡
エリック刑事/今回のゲームの為だけに、半年間も監禁されていた/氷に頭を潰されて死亡
ホフマン刑事/うろちょろする/いつの間にか捕まってる/スタローン似
ケリー刑事/前回ゲームに参加させられて死亡/実はFBIとの連絡係だった
ペレーズFBI捜査官/若手の女捜査官/うろちょろする/ジグソウ人形の顔をじっと見ていたらいきなり爆発して重症を負う
ストラムFBI捜査官/ベテラン捜査官/ジョンとアマンダだけの犯行ではないと推理する/出来る男/ちょっとスタローン似
ジェフ/ジョンを殺した人/かけつけたストラム捜査官に射殺される
ジル/ジョンの元奥さん/薬物中毒患者用の診療施設を経営/ジャンキーに恩を仇でかえされる
セシル/ジルが経営していた施設の患者/ジャンキー/ジルにぶつかりお腹の子を殺してしまう
アート弁護士/幼児虐待の件や婦女暴行の件などを弁護/ジョンの弁護士でもあった/口を縫われてゲームに参加させられる/ゲームに勝つ/リッグ警部補に撃たれて死亡/ちょっぴりスタローン似
現場を調べていた検視官/ボーガンの流れ弾に当たって死亡
ジョン/回想シーンで大活躍

【生存者】
ホフマン刑事・ストラム捜査官・ジルさん

【生死不明者】
ペレーズ捜査官

【「ゲームオ-バー」って言う人】
ホフマン

【補足】
・ジョンは前回死んだので、その死体の解剖シーンからスタート
・冒頭で「また医者が行方不明に・・」というセリフがある。 これは3作目のリンのこと
・アマンダが読んでいた手紙はホフマンが入れたものだった
・ジョンとジルの過去が明らかになる(計画妊娠したのにジャンキーに襲われ死産したことなど)
・死んでもなお、回想シーンで出ずっぱりのジョン。 自己顕示欲の塊。 後何個ジョン発案のゲームがあるのか甚だ不安です



『SAW⑤』

【一行あらすじ】
ジョンは人殺しがだいきらいなんだそうです。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・超汚い部屋
  被験者・・・殺人の罪で服役したことがある男・セス
  ルール・・・台の上に仰向けで縛り付けられている状態で、横に設置してある万力に手を突っ込んで潰すことが出来たらクリア。 ただし、制限時間に間に合わなかったたら、上から徐々に降りてくる振り子式のギロチンにお腹を刻まれて死にます
■ 舞台・・・・廃精肉工場
  被験者・・・ストラム捜査官
  ルール・・・深入りしなければ助かる、もし懲りずに首を突っ込んだら、頭に水槽をかぶせられて水攻めに遭います。 下手したら死にます
■ 舞台・・・・汚い建物の一室
  被験者・・・とある火災事故に関係する5人の男女
  ルール・・・首にケーブルをつけられ、そのケーブルの先にはV字型に開いたカッター。 助かる為には協力すること。 数メートル先のガラスケースに入った鍵をとり、首のケーブルを外しましょう。 外せなかったら首ちょんぱ
■ 舞台・・・・4つの空洞がある部屋
  被験者・・・先ほどのゲームで生き残った4人の男女
  ルール・・・天井にぶら下げられたガラス瓶のうち3つに、空洞へ入る為の鍵が入っている。 みんなで協力して鍵を手に入れよう。 間に合わなかったら部屋の隅にある釘爆弾が爆発して死にます
■ 舞台・・・・汚い小部屋
  被験者・・・先ほどのゲームで生き残った3人の男女
  ルール・・・次の部屋に行く為には、ドアにつけられた扉に、反対側の壁から電気を通さなければならない。 部屋の中心にある水が張られたバスタブに電気コードをひたすだけでは長さが足りないので、誰かの体を通電させてなんとか電気を通しましょう
■ 舞台・・・・大きめの部屋
  被験者・・・最後まで生き残った2人の男女
  ルール・・・回転式のカッターが取りつけられた箱に腕を突っ込んで切りつけて、溢れでる血液でビーカーをいっぱいに出来れば脱出用の扉が開く
■ 舞台・・・・窓のない四角い部屋
  被験者・・・ストラム捜査官
  ルール・・・ジョンを信じ、騙されたと思って床の上のガラスケースに入ってみよう。 最後まで疑って、箱に入らなかったら死にますよ

【主な登場人物と注記事項】
ホフマン刑事/3代目ジグソウ/華がない/妹を殺した犯人に復讐する際、ジグソウの模倣をした為、あとでジョンにこっぴどく怒られました
ストラム捜査官/水攻めで危うく死に掛けた/喉にペンを刺し、気道を確保した為助かった/100%勇気/声ガラガラ/ジョンを信じなかったのでぺっしゃんこになった
エリクソン捜査官/ホフマンの上司/えらそう/ホフマンの手の上で転がされる
ジル/ジョンの元嫁/ジョンの遺産をうけとる/ストラムに付き纏われて迷惑している、とエリクソンにチクる
元消防士/ゲームの参加者/最初に犠牲になる/8名の犠牲者が出た火災の担当者
都市計画局職員/ゲームの参加者/お父さんは野球チームのオーナー/賄賂を貰って建設許可書を発行/バスタブで感電死
不動産開発会社の女の人/ゲームの参加者/土地を手に入れる為、ジャンキーを雇ってビル火災を起こさせた張本人
金持ちのぼんぼん/ゲームの参加者/ジャンキー/売人からクスリと引き換えにとある無人のビルを燃やすように頼まれた/が、実はがっつり8人も住んでいて、みんな焼け死んだ/お父さんがもみ消して貰った
調査報道記者/ゲームの参加者/8名の犠牲者を出した火災を捻じ曲げて報道した/釘爆弾にやられて死亡

 
【生存者】
ホフマン刑事・エリクソン捜査官・ジルさん・不動産会社の女の人・金持ちのぼんぼん

【「ゲームオ-バー」って言う人】
なし

【補足】
・ジョンがジルに遺した箱の中身→その正体は次に持ち越し
・常においしいトコどりのホフマン
・ジョンにお仕置きされるホフマン
・実は1作目のバスタブの段階からジョンの手伝いをしていたホフマン
・ストラム捜査官が、超いい読みをしていたのですが、あと一歩というところでホフマンにしてやられました
・ジョンが今回も回想シーンで大活躍。 それにしても、病気がわかってからあと働きすぎじゃね?
・アマンダが読んでいた手紙の全貌は、今回も明らかになりませんでした




『SAW⑥』

【一行あらすじ】
ジョンがあくどい保険屋にお説教をします。

【主なゲーム】
■ 舞台・・・・2つに分かれた部屋
  被験者・・・トイチで貧乏人にお金を貸しているエディとシモーネ
  ルール・・・こめかみにボルトをつけられた状態でゲームスタート。 部屋と部屋の真ん中に設置された秤に、それぞれが可能な限りの肉片を置き、その重さがより重い方のみ脱出可能。 実写版ベニスの商人。 負けた方はこめかみをグリグリされて死にます
■ 舞台・・・・廃動物園
  被験者・・・保険屋さんのウィリアム
  ルール・・・病人を切捨て、健康な人を優遇する自らのやり方を見直してみましょう。 生きるべき人間と生き残る人間の違いがわかるかな? 手足に4つの装置をつけて、4つのゲームをクリアさせれば、それぞれの装置を外す鍵を手に入れる事が出来る。 制限時間は60分
■ 舞台・・・・とても広い部屋
  被験者・・・ウィリアム
  ルール・・・持病を持っているくせに煙草をやめる事が出来ない、ヘビースモーカーの掃除夫ハンクと勝負してもらいます。 鼻と口を覆うマスクをつけ、息を吸うごとに腰につけられた万力が胴を締め付ける仕組みですので、より息を我慢できた方が勝ち。 負けたら普通に死にます
■ 舞台・・・・ガラスばりの檻
  被験者・・・ウィリアム
  ルール・・・ウィリアムが握るハンドルは、若く健康な書類整理係と糖尿病の家系の中年秘書の2人を吊るすワイアーと連動しています。 どちらか一人、選びたい方を選びましょう。 選ばれなかった方は絞首刑です
■ 舞台・・・・ジャングルジムのように組まれた鉄の迷路
  被験者・・・ウィリアムと彼の会社の法務担当者
  ルール・・・迷路を進んでゴールを目指すのですが、途中にはスチーム地獄が多数仕掛けられています。 ウィリアムがスチームを浴びれば、彼女は無傷で進む事が出来るでしょう。 制限時間は90秒。 ただし、ゴールしても、彼女の首にとりつけられた処刑装置を外す鍵は、ウィリアムのお腹の中ですので、なんとかして取り出さなければ死にます
■ 舞台・・・・6人がけの回転椅子
  被験者・・・ウィリアム
  ルール・・・回転椅子に乗せられた6人の部下の中から、助けたい2名だけを選んでスイッチを押しましょう。 ただし、押す時自分の手にぶっとい釘が刺さります。 選ばれなかった4名は、椅子の前に取り付けられたライフルで順繰りに射殺
■ 舞台・・・・沢山の檻が並ぶ巨大な部屋
  被験者・・・アボットの妻と息子
  ルール・・・4つのゲームを全てこなし、この部屋まで辿り着いたウィリアム。 アボット夫人と息子にとっては、夫(父)を見殺しにした憎き仇。 ウィリアムを赦すなら、壁のスイッチの「生きる」を。仇を討つのなら「死ね」を押して、ポリ容器に入ったフッ化水素酸をウィリアムの体に注入してやりましょう
■ 舞台・・・・廃動物園
  被験者・・・ホフマン
  ルール・・・アボットの遺族がウィリアムを赦せたらクリア。 赦さなかったら、アマンダがチャレンジした顎破壊マシーンを装着されて死ぬしかない。 それがジョンの遺志だから

【主な登場人物と注記事項】
ホフマン刑事/調子こいてる/メタボ/やっぱり華がない/死者に対するリスペクトが足りない/顎マシーンをつけられるものの、自力で外すことに成功
エリクソン捜査官/前作ではホフマンの思う壺だったが今回はやる気度が違う/現場に残されたストラムの指紋の異常から、誰かがストラムに罪をなすりつけようとしていると推理/でも結局ホフマンに喉を掻っ捌かれて死亡
ペレーズ捜査官/どっこい生きていた捜査官/でも結局ホフマンに刺されて死亡
音声分析の人/ホフマンが最初に犯した殺人の証拠テープを分析/ホフに盾にされて死亡
ウィリアム/アンブレラ保険会社統括部の部長/オレが法だ/何がなんでも給付金を払いたくない
デビー/アンブレラ社の法務責任者/スチーム地獄で人格が変わり、ウィリアムのお腹の鍵目掛けてチェーンソーを振り上げる/返り討ちに遭い死亡
アボット/心臓病患者/保険金の支払いを請求したら、ウィリアムに却下された/医療費が払えなくて死亡
6人の調査員/ウィリアムの忠実なる部下たち/給付金を支払わなくて済むように、加入者の落ち度を徹底的に突付きだす
パメラ・ジェンキンス/記者/ジョンのことを嗅ぎまわっている/ウィリアムの妹/ゲームに参加させられる/というか、おにいちゃんが溶けて行くのをただ見守るしかなかった/ちょっと気の毒
ジル/元嫁/ジョンから色々と刷り込まれていた/実は3の頃からジョンのゲームに関わっていた/アマンダとは微妙な関係/ホフマンがでかいツラをしているのが我慢ならない/なんだったら3代目を代わってもいいと思っている
ジョン/回想シーン多い/超元気/保険金がおりなかった事で怒り心頭/お説教だいすき/お仕置きだいすき

【生存者】
シモーネさん、ホフマン刑事、ジルさん、パメラさん、アボットさんの奥さん、アボットさんの息子さん、中年秘書、2人の子を持つシングルマザーの調査員、ちょっと美人の調査員

【「ゲームオ-バー」って言う人】
ジル

【補足】
・アマンダが読んでいた手紙の内容「ジルがセシルに襲われた時、実はアマンダも一緒にいた。つまり、ジョンとジルの人生を狂わせたのはアマンダだって事になる。 それをジョンにばらされたくなければ、リンを殺しなさい。   ホフマンより」
・つまり、3作目でアマンダが泣く泣くリンを撃ったのは、ホフマンに脅されていたからだったのだ
・きたねえよホフマン
・ジョンが遺した箱の中身「6通の封筒と1本のビデオと顎マシーン」
・ジルが聖ユースタフ病院にビデオを届けに行っていたんだけど、その相手が誰なのかは次に持ち越し
・ホフマンとジルの間で跡目闘争が勃発
・本当なら顎マシーンで死んでいたはずのホフマンがど根性で生き残ったので、次回はさらにジルとの熾烈な戦いが繰り広げられると予想
・正直ホフマンにはうんざりなので、ジルさんに跡目を継いで華々しく再デビューして頂きたい




つ か れ た ー !!!

これを書く為に、昨晩は午前4時前までひたすらDVDを観返していました。
4作目くらいで心が折れそうになりました・・・。(ぶっちゃけこの辺りから面白くないし)
色々と説明不足な点もあるかと思いますが、なにかのお役に立てたら幸いです。
あと、全然10分で済まなかった。 正直すまんかった。(斜め読みあったら10分くらいで済むかも)


ではみなさん、楽しい『ソウ・ザ・ファイナル』を!


参考記事
『ソウ』
『ソウ2』
『ソウ3』
『ソウ4』
『ソウ5』
『ソウ6』


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『トワイライト~初恋~』

2010年10月28日
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全世界でシリーズ累計発行部数約1億冊を誇るという、大ベストセラー小説の第1作目を映画化したという『トワイライト』を鑑賞しましたよ。
観る前までは、「一体なにがそんなに人々を惹きつけたのだろう・・」を思っていたのですが、観てみてなるほど納得。
要するにこれって、モテない男性にむけた恋のハウツー本だったのですね!

と言う訳で今回は、アガサが『トワイライト』から学んだ“恋愛必勝法”をご紹介したします。
これさえ読めば、童貞のあなた恋にオクテなあなたも湯水を浴びるかの如くメス豚をモノに出来る事間違いなし!


その1【第1印象は大事だよ】
容姿のよしあしはこの際置いておいても大丈夫。 とにかく彼女の心に忘れたくても忘れられないほどの深い傷跡をえぐり込もう。 なんだったら、好印象よりも悪印象の方がいいかもしれません。 その方が、あとで「あら?もしかして彼っていい人だった・・?」と印象が変わったときの反動も激しいですからね! 

その2【とにかくガン見すればいいよ】
悪い印象を無事与えることが出来たら、その後はひたすら彼女を見つめよう。 穴が開くほど見つめよう。 もう、なんなの?アレなの?視姦なの?目で孕ませようとしてるの? というくらい見つめよう。 合法非合法スレスレな程度に見つめよう。

その3【役に立つことをしよう】
彼女が困っていそうな局面を見計らって手助けをしよう。 ただ、さり気なくやらないと嫌味っぽくなるから、「オレ全然本気だしてないから」というような顔をしてシレっと役に立とう。 「あれ?今助けてくれた?」って聞かれても「なんのことかさっぱりわかりません」と口笛を吹きながら答えましょう。 押し付けがましい男性は性交渉の時も拒否られる事が多いと、統計学的にも証明されているような気がしますよ。あくまでアガサの主観ですよ。

その4【やんわりと拒絶してみればいいよ】
この辺りまで来ると、彼女も徐々にあなたの事が気になってくるはず。 しかし、ここで一気に愛の告白なんてせっかちもいいトコロ。 恋も性交渉も“早い”のは歓迎されません。彼女の方からガン見されたら、「僕らは親しくなるべきじゃない」と“オレの本意は別のトコロにあるんだけど一見すると拒絶してるっぽい”言葉をかけましょう。 

その5【早めに謝ろう】
ぐいぐいガン見していたあなたに「親しくなるべきじゃない」なんて言われた彼女は、当然の事ながら「どないやねん」と激しい憤りを感じているはず。 手遅れにならないうちに、「僕だって君を避けたいわけじゃないんだよ」と素直に補足説明しましょう。 ただ、完全に歩み寄るのではなく、「僕には近づかない方が賢明だろうけどね」と、再び彼女を煙に巻く発言を付け沿える事をお忘れなく。 女はミステリアスな男に惹かれるものですよ。

その6【悪い人から守ってみればいいんじゃないの】
あなたが好きになるくらいのマブいチャンネーだったら、遅かれ早かれ街のチンピラに襲われそうになるはずです。 そして、四六時中彼女をねっとりとした目つきで監視しているあなたなら、そのタイミングを見損じるようなヘマもしないはず。 颯爽と駆けつけ、悪い人たちをやっつけましょう。 もし腕力に自信がない時は、予め売れない劇団員さんかどなたかに頼んでおくのもひとつの手でしょう。だいじょうぶ、バレなきゃいいんです。

その7【告白は彼女が動揺している時を見計らおう】
別の角度から見てみれば、ストーカーと言えなくもない生活を送っているあなた。 そろそろ周囲の人からも「あいつちょっとアレじゃね?」と思われても仕方ないレベルに達しつつあります。 そこで、思い切って彼女に「オレ、ストーキングしてるからね、きみを」と打ち明けましょう。 彼女が精神的に不安定な時に狙いを定めて告白すれば、「うん・・ああ・・まぁ・・そんな気はしてたけど・・」となんとなくアリな方向に考えて貰える可能性大ですよ。 

その8【特殊な男なのだというコトをアピールしてみるといいよ】
ストーキング行為を黙認して貰えたら、間髪いれずに「あとさぁ、オレって実はサイコパス・・じゃなかった、テレパスなんだ」と、己の特殊体質についてもアピールしてみよう。 普通の男じゃつまらない。 ストーカーかつテレパスなんだと告白する事で、“おまえの生活を、心を、体を、全部まとめて丸裸にしてやるよ”と精神的に追い込むべし。 恋は喰うか喰われるかですよ!

その9【お出かけしてみよう】
たまには彼女をピクニックへ連れ出してみましょう。 いつもと違う環境で、彼女の心もリフレッシュ。 その時、彼女をおんぶして山道を駆け上がってみせたりなんかしれみれば、「やだ・・この人なんてパワフルで持久力抜群なの・・じゃあさだめしアチラの方も・・・」と夜の生活にも期待を持たせるような印象を与えられる事請け合いです。 

その10【体毛は脱色しておこう】
太陽光にあたった時、うぶ毛がキラキラひかれば、「わあ・・ダイアモンドみたい・・」と彼女に感心される事まちがいなし。

その11【速く動けるよ】
目にも留まらぬ早歩きで、彼女の動体視力に挑戦状を叩きつけよう。

その12【力持ちだよ】
その辺の木の根っことか「えいやー!」って引っこ抜いて、力持ちな事をアピールしよう。

その13【やんちゃ自慢をするよ】
「オレって昔ワルでさぁ・・」とやんちゃだった過去を告白してみよう。 ただし、「人を殺したこともあるんだ・・」という最も危険な告白は、言うタイミングを誤ると大惨事になるので気をつけよう。

その14【エスプリの効いたたとえ話をしてみよう】
ただ普通に「君は僕にとって特別なんだ」と言っても芸がないので、「特別」のあとに「ヘロイン」を足してみましょう。「君は僕にとって特別なヘロインなんだ」。 ほらね、途端に世界で最も危険な押尾系肉食獣の香りが漂ってきました。いるよ。ああ、すぐいるよ。  「君に恋しちゃったんだ」という言葉も、「ライオンが羊に恋をした」と、お肉臭い感じに言い換えてみましょう。 彼女が「なんてバカな羊・・」と返してくれれば、勝負は貰ったも同然。 どこに出しても恥ずかしくないバカップルの誕生です。

その15【家族に紹介してみようよ】
兄弟が彼女に失礼な態度をしたらきちんと諌めるのが筋なんだけど、なかなかそうも行かないから、その場はなんとか有耶無耶にしよう。 心は肉食だけど態度は草食で。 これが今のトレンドなのです。

その16【家宅侵入は犯罪じゃなくて恋愛の延長線なんだと説明してみよう】
彼女の気持ちが高まっているのを感じたら、さり気なく「実は君の家にしょっちゅう忍び込んでいました」と告白しておこう。 後で訴訟沙汰になってもこれでノープロブレム。 もしも彼女が「えぇ・・?うそぉ・・」と引き気味だったら「あ、でも君が寝てる間しか来てないから大丈夫だよ」と安心させてあげましょう。 「寝顔が最高にかわいかったよ」とフォローしておく事もお忘れなく!

その17【キスから先は自重しよう】
婚前交渉は何かと揉めるネタになりやすいので、どんなにビクンビクンしてもハフンハフンしても、ここはグっと我慢の子なのであります。

その18【スポーツが得意なトコロをアピールしてみればいいよ】
正式なルールだと帯に短し襷に流しなあなたの実力も、オレ流ルールに則った試合なら存分に発揮することが出来ますよ。 ま、ようするになんかスポーツっぽいことをしてやればいいんです。 彼女も「あーなんかかっこいージュワワーン」ってなります。たぶん。

その19【命懸けで頑張ってみるよ】
彼女が再び悪いやつに狙われる、なんて例もたまにはありますよね、長い人生ね。 そういう時は思い切って、“彼女の為なら自分の命なんか惜しくない”という心意気を見せてやりましょう。 もちろん、本当に懸ける必要はありませんよ。 きちんと家族にフォローを頼んでおけば、見事美味しいトコどりに成功できます。 この時も、「あなたは私の命の恩人よ・・」と言う彼女に「いや、オレの方こそ君を危険な目に遭わせてしまって・・」といヤらしいくらいに謙遜しておく事が肝心ですよ。

その20【最後の最後に拒絶してみよう】
もはや、あなたなしの生活など想像出来ない程、あなたに依存しつつある彼女。 そこであなたが吐くべき言葉は「やっぱりオレたちは一緒にいない方がいいのかもしれない・・」です。 そうです、受容ではなく拒絶です。 動揺した彼女に「何言ってるの?! 私はあなたとずっと一緒にいたいのよ!」と言われたら、即座に「じゃそうしよっか」と答えましょう。 これで、いざ何か事が起きた時も、「オレから言ったんじゃないよ、君から言ってきたんだよ」と常に上位に立つ事が出来ますよ。 恋愛の実権を握るのはあなたなのです!

どうですか? しっくりきましたか?

これらの恋愛テクニックを駆使して、あなたも意中の彼女をモノにしたり、なんだったらその他のチャンネーたちをもトリコにして、うはうはになって、大勢はべらせて、しまいには“オレだけのフーターズ”をオープンさせる事だって不可能ではないこともないっていうか無いよ! 全部妄想だよ!! 恋愛にかけひきなんてないよ!お金と見た目だけだよ! 
(※楽しくない青春を送ったアガサのひがみですので気にしないでください)


と言う訳で、あらすじはだいたい上に書いたとおりであります。(わかりづらいかもしれませんが、実際こんな感じなのです)
寂しげな美少女が転校先で美青年に出会い、その怪しげな魅力に夢中になるものの、実は彼は吸血鬼だった・・! というお話の間に、超人山登りや超人木登りや超人ストーキング術や超人野球やその他モロモロが挟み込まれ、最後は今回芽生えた諍いの種が静かに芽吹くのを感じさせつつ次回へ続いてゆくと。  まぁ要するに「リア充はいいぞー人生がたのしぞー」というお話なのですよね。

ただ、住む世界が違うから・・・と悩んでる風な2人を観ればみるほど、「だったら噛み付いて同じ種族になっちゃえばいいじゃない」という見も蓋もない考えが頭を過ぎりますので、この雰囲気に酔えない方にはちょっと物足りない映画かもしれません。
ていうか、ホントなんで噛み付かないんだろ。
吸血鬼同士だと物足りないのかなぁ。 ま、恋なんてもんは障害があればあるほど燃えあがるモノですけどね。

ちなみに、最後に業を煮やした彼女の方から「あなたの家族にして欲しいの・・」と申し出てるシーンがあるのですが、その時すら「それはねぇ・・ ほら・・今一緒に居て幸せなんだから、それでいいんじゃないの・・?」と、イエスともノーともとれる言葉を選ぶ、世界で最も危険なヘロイン中毒者・エドワード(主役のバイパイア青年)。 結婚に後ろ向きな性格なのですね。わかります。
まぁね、人生は長いですからね。 向こう300年間くらいは、高校生活がんばれよ!!



-おまけ-

・ 顔が白いと評判のヴァンパイア一族なのですが、付き合う事になった人間の娘っ子も色白タイプなので、並んでいても全く区別がつきません。 ていうか遜色ない。 なんかもう、一緒ってことでいいじゃない。

・ 顔が白いのはいいのですが、首の後ろも念入りに塗らないと、ときどき舞妓さんみたいな配色になっちゃってたよ。 がんばれメイクさん。

・ 思い通りにならない恋に身をやつす2人ですが、エドワードの方はともかく、ベラ(人間の娘)の表情に抑揚がなさ過ぎて、あんまり恋してる感がなかったのが残念でした。 イヤがってるのかはにかんでるのか判りづれー。
べら  べら2  べら3
(①物憂げな表情 ②せつない表情 ③ドキドキな表情  さてどれがどーれだ!)

・ 悪いヴァンパイア一族の女ハンターがとってもかっこよかったです。

・ 普通、吸血鬼と言うと「太陽が苦手」というイメージがあり、その理由は「光を浴びると灰になるから」というものが大半だったのですが、本作の吸血鬼は太陽にあたってもへっちゃらで、ただ、あたった時に肌がひかりを反射してピカピカひかるから恥ずかしい、というだけの理由で曇りの日だけ現われるのがとっても斬新で面白かったです。 ていうかつえーのな、おまいら。


聞くところによると、もうじき3作目が公開になるらしいので、またそのうち2作目も観てみようと思います。

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『おまえうまそうだな』

2010年10月24日
うまそう
うまそうなのはウマソウだけじゃなかったのだ!

あらすじ・・・
あるひ、きょうりゅうのおかあさんが、かわでロハスなきゅうじつをすごしていると、じょうりゅうからなにがしかのたまごがどんぶらこっことながれてきました。
「このままでは、かこくなせいぞんきょうそうのぎせいしゃになってしまう」。 そうおもったおかあさんは、たまごをうちにつれてかえりました。
おこったのはなかまのきょうりゅうたちです。
「どこのうまのほねともわからないたまごをひきとるだなんてしょうきのさたじゃない」「うまれてみたらはだのいろがちがってただなんて、あたしゃしんせきにあわすかおがないわよ」。 
なかまからのプレッシャーにしんけいをボロボロにされたおかあさんは、なくなくあかちゃんきょうりゅうをもりにすてにいきました。
しかし、いっしょうけんめいじぶんをよぶあかちゃんのなきごえは、おかあさんのぼせいをダイレクトにしげきし、なやんだおかあさんは、コミュニティとけつべつし、じぶんひとりでこどもたちをそだてることをけついするのでした。

つきひはながれ、ハートとなづけられたはだのいろのちがうちびっこきょうりゅうは、おかあさんのじっしであるライトとともに、すくすくとそだっていました。
ただ、おかあさんとライトがこのむ、ベジタリアニズムにもとづいたせいかつは、ハートにはすこしばかりものたりなさをかんじさせてしまうのでした。
どうしてじぶんは、ライトとまったくおなじしょくじではまんぞくできないのだろう・・・。
どうして、どうぶつせいタンパクしつをなめるだけで、こんなにこころがみたされるのだろう・・・。

そんなあるひ、ハートはみょうなむなさわぎをかんじてだいそうげんにかけだします。
そこではいままさに、するどいきばをもつ、がたいのいいおとなのきょうりゅうたちが、マクロビオティックなきょうりゅうにおそいかかって、はらわたをひきちぎろうとしているところでした。
はじめてみるこうけいに、ハートはこしがぬけてうごくことができません。
「なむさん・・・!」  ハートがそうおもったとき、とくにがたいのいいいっぴきのきょうりゅうがハートにはなしかけました。
「おまえ・・ひとりなのか?」
「ち・・ちがうもん! おかあさんとおにいちゃんといっしょだもん!」
「ならばいけ。 ここはおまえがくるようなところではない」
ぶじ、むざいほうめんとなったハートは、いのちからがらにげだしました。
が、しかし、そんなハートをびこうする、ふしんなかげが・・・。

かわでハートをさがしていたライトとごうりゅうしたハートは、どうようのあまりじゅんじょだててはなしをすることができません。
ライトはただひたすら、そんなハートをおちつかせようとつよくだきしめるばかり。
そのとき、かれらのうえをおおきなかげがおおいかくしました。
ハートをびこうしてきた、ひれつなきょうりゅう・ゴンザです。
「なんだ! きになってつけてきてみたら、おまえくさくいどもといっしょにせいかつしていたのか!」
なんのことかりかいできず、ふるえるハート。もえつきるほどひーと。
「おまえだよ、おまえ! にくくいのくせになんでくさくいにくいつかないんだ? いまはやりのスローライフってやつか? しゅみはデトックスりょうりか?」
「ぼ・・ぼくはにくくいじゃない! もりがーるがだいすきなそうしょくだんしだ!」
いかりにわれをわすれ、ゴンザにとびかかるハート。 
ちいさいながらもうちにひめるポテンシャルははかりしれないハートは、いきおいとパワーでゴンザをあっとうし、しっぽをかみきられたゴンザははんぶんになったしっぽをまいてにげだすのでした。
ぶじライトをまもったハート。
しかし、おのれののろわれたしゅくめいをしってしまったハートは、もはやおかあさんとライトとともに、ぬるまゆにつかったせいかつをおくることなどゆるされるはずもありません。
そのひいらい、ハートはおかあさんのもとにもどることはなかったのでした。

すうねんご、りっぱなにくくいきょうりゅうにせいちょうしたハートは、いつものように、よそのきょうりゅうのなわばりにちょっかいをだしながら、せつなてきなせいかつをおくっていました。
そんなあるひ、ハートのまえにちいさなたまごがおちていました。
なぜかデジャヴをかんじつつ、たまごをのぞきこんだハートのめのまえで、たまごはかわいたおととともにわれ、なかからちいさなきょうりゅうがとびだしてきました。
「おまえ、うまそうだな・・」
したなめずりをしながらはなしかけるハートのあしに、ちいさなきょうりゅうはうれしそうにしがみつき、こうさけぶのでした。
「おとうさん!」・・・と。


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親から子へ、伝えたい事。
その内容はとても多いが、伝えられる時間はとても少ない。
だから必死で、なにかを人生の蓄えにして欲しくて、親は子に話しかける。
いつかは誰しも、自分だけの力で生きて行く瞬間を必要とされるから。
自分だけの足で、地面に立つ事を求められるから。
その時、我が子が途方に暮れないように、我が子が凛々しく前を向いていられる様に、親は子に伝えようとする。
たとえ肌の色が違っても、時代が違っても、その気持ちは変わらない。

ツイッターで大絶賛されてた『おまえうまそうだな』を、せっかくなのでちびっこと堪能しようと、親子三人で鑑賞してきたのですが、噂にたがわぬ号泣必至映画で、ポップコーンが涙で塩味になるというハプニングまで起こる始末だったのでした。

草食恐竜のおかあさんから、肉食恐竜のこどもへ。
草食恐竜のおかあさんから、草食恐竜のこどもへ。
肉食恐竜のこどもから、草食恐竜のあかちゃんへ。
肉食恐竜のおとうさんから、肉食恐竜のこどもへ。
種類や住む世界は違えど、彼らが伝えようとする事はただ一つ。
生きること。   自分のちからで生きること。

親は、こどもを愛するがゆえに、時々伝え方を間違えることがあります。
“とにかく今は、守ることに集中しよう。伝えるのはその後でいい”
“こうやって愛していれば、こどもにもきっと伝わっていくはず”
そんな風に勝手に思い込んだり、やみくもに愛を押し付けたり、前を見るべき目に目隠ししたりする事も、まぁ、しょうがないと言えばしょうがない、というか大いに自分に思い当たるフシがあり過ぎて、今書いていて絶賛羞恥プレイ中のアガサなのですが、優しく抱きしめるだけではなく、やはり背中をドンと押す事も大切なのですよね。

だって、抱いてばかりいたら、こどもの目は塞がったままだから。

胸におしつけたこどもの顔をぐいっと前に向けさせて、涙を流していたら一緒に泣きながらそれでも心を鬼にして、厳しい現実に向き合う術を伝えていかなければ。
優しくするよりも、厳しくする方がもっと難しい。でも、やらねば。

本作には、一生懸命“生きるとはどういうことか”を伝えようとする親たちの三者三様の姿が登場して、それぞれが深く観る者の胸に響きます。
中でも、肉食恐竜のおとうさんがそうと名乗らぬまま、我が子に“愛するものを守るということ”を伝えるシーンが心に強く突き刺さったのですが、このおとうさんにしても、そして草食恐竜のおかあさんにしても、「なんだったら自分の命を犠牲にしても構わない」という覚悟をもって、子に伝えようとするのですよね。
弱ければ死んで喰われるしかない時代だからこそのストイックさなのかもしれませんが、今の時代でも“生きる”ということの本質は同じなのではないでしょうか。
だからこそ、親は強く、厳しく、愛情をもっていなければ。
子とぶつかる事も恐れず、伝えようとしていかなければ。

こども向けの絵本が原作だからと侮ることなかれ。 
とても真摯で、とても大きな愛に包まれた、素晴らしい作品でした。
もちろん、ちびっこも大満足でした。
ちなみに今は、恐竜になりきって家中をガオーと叫びながら走り回っています。
マネをしたくなるほど、おもしろい映画だったと言うコトですね! ただ、床が抜けるから階段から飛び降りるのだけはやめて頂きたい。かあちゃんからのお願い。

吹き替えは例によって例の如くタレントさんが担当しているのですが、主役を演じるのがプロの声優さんだった為、特に違和感もなく(いや、タレントさんもとても役にあっていたのですよ)、かわいらしいキャラからは想像もつかない、激しい殺陣を繰り広げられるので、ちょっとしたアクション映画のような興奮も味わえます。

そうそう、そのキャラなのですが、アガサが特に気になったのは、草食恐竜のおかあさんなのでして。
見ず知らずのたまご(肉食らしく毒々しい色あい)を引き取り、群れから孤立してしまう事になっても、一生懸命育て上げる、マザーテレサのようなおかあさん。
このおかあさんに育てられたからこそ、肉食のハートは、種類の違う弱い生き物を守るような、出来た息子に成長したのですよね。

で、自分の性(サガ)を知り、距離を置いて暮らす事を決めたハートが、おかあさんたちの群れが住む森の危機を知り、拒絶されることの恐怖に怯えながらもおかあさんの元へ駆けつけるシーン。
数年ぶりにやってきた群れの中には、お兄さんのライトはいるものの、肝心のおかあさんがいません。
ライト曰く、「おかあさんは朝から山奥に行って帰ってこない」。
慌てたハートは、舞い降りる火山灰を振り払い、おかあさんの居場所を探します。
そして、ついに再会を果たすおかあさんとハート。
ハートはおかあさんに、こんな危険を犯してまで、どうして山奥にいたのかと訊ねます。
そこで、木の洞から小さな恐竜を呼び出しながらおかあさんが言った、衝撃の一言とは・・・!

おかあさん 「ほら、みんな、おにいちゃんに挨拶なさい」

おかあさん、隠し子発覚キタ―――!

え、え、おかあさんって今何さ・・ていうか、群れを追い出されて、その後戻ったものの厄介者扱いされてた筈で、そんでもってそんでもって、ええと、ええと、いや、別に高齢出産でもぜんぜん問題ないんですけど、でも、なんつうか、いつの間に!っていうか、誰の子やねん!っていうか、そもそもハートの場合と違って草食の子なんだから森の奥に隠しておく意味がわからないっていうか、モテまくってますなぁ!っていうか、ええと、ええと・・・

おかあさん

おかあさんは・・・

おかあさん2

おかあさんは・・・・・

おかあさん3

おかあさんはヤリマ老いてなお現役です!

と言う事で、
「うまそうなのはウマソウだけではなく、熟しきったメスの魅力を存分にアピールしたおかあさんも、とってもうまそうだったでした」
という衝撃のダブル・ミーニングをみせつけた、とってもアダルティで楽しい映画だったのでした。
やったぜ! アニメ界にも熟女ブーム到来だ!!※他にどの界隈が熟女ブーム中なのかは判りませんが)


子を持つ人も、持たない人も、是非一度ご覧になって頂きたいです。
そして、秋の夜長におとうさんやおかあさんに電話をして、普段は言えない言葉をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。



-おまけ-

・ 血の色をした赤い実がとても印象的に使われていたのですが、あれは命を現していたのでしょうかねぇ。 おかあさんからハートへ与えられる赤い実。 ハートが育てる事になる草食恐竜のあかちゃんの尻尾にも赤いポッチ。 ハートの父親である肉食恐竜の赤い瞳。 受け継がれて行く命の色。 (←勝手な推測ですが) うまい表現だなぁ・・と思いました。

・ 生きるということが、きれい事の様に描かれていないのがとてもよかったです。 容赦なく生を奪い、その肉を喰らう恐竜たちは、ただいたずらに弱い者を脅かす存在なのではなく、同じ場所に共存する仲間なのではないでしょうか。 だから、不必要に殺生をしない。 喰われた方も、犠牲を無駄にしないように淡々と生きる。 彼らは自分達が定めたルールを守り、一生懸命暮らして行くのですね。 私たちには出来ない事なのではないかと思い、ちょっと恥ずかしくなりました。


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『エクスペンダブルズ』

2010年10月21日
エクスペ


あらすじ・・・
警察や軍隊が介入出来ない汚れ仕事を、巨額な報酬で引き受ける史上最強の傭兵軍団・エクスペンダブルズ。
彼らに舞い込んだ新たな依頼は、南米の島国・ヴィレーナを支配する独裁者・ガルザ将軍を抹殺せよ、というもの。
それは、たった5人で200もの兵を相手にしなければならない、あまりに危険な仕事だった。
実行に先立って、現地の視察に向かったリーダーのバーニーと彼の右腕であるクリスマスは、将軍の裏で全てを仕切っている謎のアメリカ人・モンローの存在を知る。
そして、そのモンローは、実は元CIAの職員であり、ヴァレーナの国民を苦しめている恐怖政治の全ては、ヴァレーナで栽培されている麻薬の利権を巡るCIAとモンローとの駆け引きが原因となっていた事が判明。
CIAの汚いやり方に辟易していたバーニーは、直ちにこの依頼から手を引く事を決意するのだが、島を脱出する際協力してくれた、将軍の娘・サンドラの事が気にかかってしかたない。
非力な島民を、そこで闘おうとしているサンドラを、このまま見捨てる事が自分の進むべき道なのか?
しかし、もし島に戻るならば命の保障は無い。
悩んだ末にバーニーが選んだ道とは・・・。



スタローンは、男に愛される男だと思う。

いや、もちろん女共もスタローンのこと大好きなんだけど、男のそれには敵わないのではないだろうか。
だって、スタローンは常に、“男”の最前線を走ってきたから。

時に“愛”の為に、時に“義”の為に、時に“忠”の為に、時に“友情(とも)”の為に、そして時に“ただ生きる”為に、泥にまみれ死に物狂いでがんばるスタローンの姿は、いつだって男を勇気付け、奮起させ、熱く滾らせてきた。
世の男にとってスタローン(や、その作品)は、生きる教科書であり、人生の羅針盤だったのではないかと言っても過言ではないと思う。 (※ロッキーのテーマがかかっても無反応な人や、ランボーナイフを買おうとしなかった人なんているのだろうか?いや、いないね!)
その長いキャリアの中では、パーフェクトマッスルなシュワちゃんにアクションスターとしての座を掻っ攫われてしまった事もあったし、普通のおじさんに見えて実はデキる男系のブルース・ウィリスの出現で「筋肉を誇る事はもう古い」と思われてしまった事もあったし、「え?また違うモデルとくっついてんの?慰謝料大丈夫なの?」と心配されてしまう事もあったと思う。 
でも、スタローンはいつだってブレなかった。
60歳を過ぎてもなお、『ランボー/最後の戦場』『ロッキー・ザ・ファイナル』のような傑作を送り出す事が出来たのが、その確固たる証拠である。
惚れた女はモノにするし、これと思った企画は周りに顰蹙をかっても完成させる。常に失敗を恐れずに突き進む。
スタローンはブレない。 だから男は、スタローンに憧れ、愛さずにはいられないのだ。

本作に、ジェイソン・ステイサムやジェット・リー、ドルフ・ラングレンやミッキー・ロークといった“男が好きな男”が喜び勇んで駆けつけたのも、言いだしっぺがスタローンだったからに他ならないのではないだろうか。
もしもこれがシュワちゃんだったら・・・、いや、まぁ、そうだったとしても集まったかもしれないけれど、その理由は人徳ではなく他の事情なのではないかと勝手な妄想をしてしまう。
スタローンだったからなし得た“男祭り”。
ちょいちょいオカシイ所もあるけれど、頭をからっぽにして楽しまないなんて勿体無い。
“祭り”って、そういうものだろ?

と言う訳で、アガサも喜び勇んでお祭りに参加してきました。
いやぁ、とても気持ちいいお祭りでした!

スタローンさんが顔やら二の腕やらに血管を浮かび上がらせて走ったり飛んだりドンパチしたりする姿は、相変わらずグっときますし、飛行機の機首からちょこんと上半身を出して “ジェットコースターで両手を挙げて大喜びしている人” みたいないい顔をしているジェイソン・ステイサムさんも超かわいかったです。
圧倒的体格差をものともしないパワフルさで、でっかいおじさん達に踵落としをお見舞いするジェット・リーさんは、ちょっと物足りなさが否めなかったり、「アジア人ってこう思われてるのかなぁ」というような“うそつき・ケチ・チビ”なキャラ設定にされていたりするものの、やっぱり技にキレがあって惚れ惚れしてしまう。
未だに出てくると「あ、ドラゴだ!」と言ってしまうドルフ・ラングレンさんは、ラリった眼でスタローンさんと濃厚なラブシーン絡みを魅せてくれ、総合格闘家のランディ・クトゥーアさんと元プロレスラーのストーン・コールドさんによる炎上爆破デスマッチは本作中のベストバウトと言ってもいいのではないかと思うくらい、とにかくハードでかっこいい。
低炭素社会なんてくそくらえだ!とでも言うような燃やしっぷり&爆破っぷりも、豪快な人体破壊描写も、キザでいなせな男同士の会話もいちいち最高で、本当にいいもの見せて貰いました!
ありがとう!スタローンさん!


ちょっと話が逸れるのですが、なんというか、アガサはこういう火薬と血の気の多い映画を「男子必見」「男向け」みたいな言葉で語られるのがとってもイヤでですね。
逆の場合でいうと、恋愛映画を「女性なら誰でもこの映画と恋におちる」というベタな文句で片付けられたり、とにかくそういう、「女性=スイーツだいすき」「男性=長渕だいすき」みたいな十把一絡なまとめ方は、どうも気に入らないと言うか、性別だけで安直にカテゴライズされるのが大嫌いという、とってもめんどくさい性格でありまして、「男向け」と言われれば「なんだよ!オレは観ちゃいけねえってのかよ!」とひねくれて、「女向け」と言われれば「こんな甘っちょろい映画観てられっかよ!」とやさぐれるような、リベラルでジェンダーフリーなウーマンリブ活動をラディカルに求めるファスター・プッシーキャット キル!キル!なフェミニストなのでありますが。(※すみません、適当に書いているので深く追求しないでください)

でも、普通に考えれば、男女が全く同等なんて事は有りえないわけで、実際問題、女性と男性には超えられない壁が多々あると思うのですよね。現実的に。
でもって、本作の様な“漢(おとこ)臭”ふんぷんと漂う映画を観ていると、否応無しに自分の中の“女”部分を思い知らされてしまう。
結局、“男は強くあるべし! 女は可憐であるべし! 男女差別上等!” なんだよなぁ、と思うわけですよ。
だって男と女の強さはそれぞれ別の次元のものなんだし、男と女が独自に持つ“いいところ”は、互いに到底敵わないモノだから。
男女はきっちりと区切られていいんですよね。 区切るだけ。 優劣じゃなく、違うというコトを認め合うだけ。

本編が終わって暗転した瞬間、頭の中がビリビリと痺れるような快感に襲われ、大音量で鳴り響く「The Boys Are Back In Town」のリフに思わず体を乗っ取られずにはいられなかったアガサ。
頭のてっぺんから尻尾の先まで、女には決して真似できない“男が漢である事の美しさ”という濃厚な味の餡子がたっぷり詰まった本作は、改めて“男に生まれてよかった”と弱腰な男たちを奮い立たせるだけの熱を持った傑作だと思うし、“男向けだから女は観てもつまらない”というのではなく、是非沢山の女性にも観てもらって“こういう男に愛されてみたい・・!”と胸を焦がして頂きたいものです。
大型のバイクを操縦する支配感もたまらないでしょうが、その後ろにまたがる事の快感もまた堪えられない悦びですものね。

ま、要するに「・・・抱いて!」って事です。(※特にランディ・クートゥアさん! ちょうタイプです!けっこんしてください!)

あとね、正直にいうと、血の気のおおい映画を「男向け」って言われる事がおもしろくないのは、嫉妬なんですよね、結局。
「こんなおもしろそうな映画、男だけに限定されてたまるか!」 という。
「男子のみんなーよってらっしゃーい」って言われてるみたいで、「女子は入れてやんねーぜベロベロー」って言われてるみたいで、悔しいんです。
勝手な僻みだって事はわかっているのですけどね、でも、きっとツールのお店で一緒にナイフ投げに興じるコトは出来ないし、大型バイクでブロロロンっていうのも無理なんだもん。
「女子供は帰んな」って言われちゃうんだもん。
そんでもって、フェロモンが足りないから、バイクの後ろに乗っけて貰う事も出来ないでしょうし。
せめてバストがもう20センチ大きかったら、ほんでくびれとの高低差ももう10センチくらいあったら、ミッキー・ロークさんの52人目に名乗りを上げるのになぁ!
ちくしょう! オレもチアの格好してHOOTERSで働いてみたいなぁ!!(←なんかちょっと本来の趣旨とはズレつつある叫び)(←ちなみに昔はアンミラの衣装に憧れていました)

まぁね、フェロモン路線で入れてもらうのが無理だったら、『ストリート・オブ・ファイヤー』でいうトコロのマッコイさん的な役割で、なんとか捻じ込んで頂きたいトコロなんですけどね。オレがんばって鍛えるから!
ああ・・ホント男祭りっていいよなぁ。 オレももりもり筋肉なおじさんたちときゃははうふふしたいんだよう!ギギギ!!

聞くところによると、スタローンさんは既に次回作の製作に着手しているとかしていないとか。
是非実現して頂きたいですし、その際は必ず劇場に駆けつけます!
あと、出来ればその時は千葉真一先生も仲間に入れてあげて下さい!お願い!スタローンさん!



-追記-

・ アップが多くて、全体的な動きがわかりづらかったのが残念でした。 がんばれ!オレの動体視力!

・ 男たちが躊躇なく敵の膝や肘を攻撃していて、「ああ、これが本当の実戦ってモノなんだろうなぁ」と関心しました。 そうだよなぁ、肩とか撃っても即戦力は奪えないもんなぁ。 あと、最初に出てくるソマリアの海賊の服が超汚かったり、そういう細かい部分がリアルなトコロがとても素晴らしかったです。 何日洗ってないんだ・・あのスカーフ・・。うへえ・・。

・ 将軍の娘の存在が、おまけ程度だったにしてもちょっと適当すぎてがっかりしました。 「島の人たちの為に残る」と言っていた割には全く行動を共にしていなかったし、そもそも島民にどれくらい認知されていたのかもわからない。 せっかく“独裁者の父と、それを倒そうとする娘”という設定なんだから、もうちょっと島民のリーダー的存在になっていてもよかったんじゃなかろうか。 スタローンさんたちが戻ってくる動機付けには弱すぎたと思います。

・ スタローンさんの目の中に炎! 最高!

・ そのまま逃げればいいのに、やっぱ沢山殺しとこう!とばかりに引き返すスタローンさんとステイサムさん! ちょう最高!

・ 最近、アクション映画で何かと起用されることが多く、すっかり悪い人の温床としてお茶の間に公認されつつあるCIA。 がんばれ中央情報局! (今回だって、堂々とCIAの収入源は麻薬って言っちゃってるし。それとも、よっぽどアメリカ人の中では“CIAはなんかやらかしているに違いない”って思われてるのだろうか。)

・ 一時期、ランボーの5作目の噂が流れていた頃言われていた内容(誘拐された少女を救出すべく、麻薬密売組織や人身売買組織と闘う)が本作の内容とちょいちょい被っているのですよね。 本当に続編を作るのかどうかは判りませんが、ランボーは4作目が最高のラストだったのだから、新作なんて考えずに、エクスペンダブルズ・シリーズを長く続けて頂きたいものです。


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