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お産についておもったこと。

2010年09月17日


河瀬直美監督『玄牝』公式HP



お産はハンパない。
人づてに聞く内容からしてハンパない。
鼻からスイカをひりだすような痛みだとか、腰に木の杭を打ち込まれるような痛みだとか(食人族のアレってことか!)、想像しようと思っても出来ないクラスの痛みを引き合いに出されて、恐怖だけが増幅するお産。
なので、そのやり方を重要視するヒトは多いでしょうし、こだわりたくなるのは当然といったら当然の流れなんじゃないかと思います。
ちなみにアガサがこだわったのは「出産後に振舞われる豪華ディナー(通称お祝い膳)」だけでしたが、実際出産に至るまでには色んな方法を調べました。
その中に、“自然出産”という選択肢もありました。

アガサは基本的に
「うちの中なんて全然特別じゃないじゃん!産むんなら小綺麗な部屋がいいよう!気分だけでも優雅でいたいよう!だいたい、産んだ後に家の片付けとかヤだよう!」
という超グータラな性格だったので、“自宅出産”という選択肢は即刻除外してしまったのですが、ちっとも魅力を感じなかったと言ったら、それはウソになります。
自分が本来持っているであろう力で産みたい。
自分が好きな姿勢で、好きなタイミングで、機械に囲まれるのではなくリラックスした環境で産みたい。
それらをサポートしてくれる助産院を探した事もありました。
でも、結局すぐ諦めました。 だってなにかあったら怖いから。

結局個人の産院を選んだアガサの陣痛は3日間に渡って続き、やっとの思いで産まれたちびっこは先天性の病気を持っていた為、数日後に大きな病院に運ばれました。
ずっとずっと後になって、落ち着いた頃に、世帯主さまと「助産院で産んでたらどうなってただろうねー」と話しました。

助産師さんに付き添って貰い、自然の中で、自然のモノを口にしながら、薬に頼らず産むという方法も大いに賛成です。
病院で看護師さんに看て貰い、LDRの中で、医療器械のサポートを受けて、時に必要かつ効果のある薬を投薬してもらって産むという方法も大いに賛成です。
要は、こどもが無事に産まれて、母体も健康な状態でいられるなら、どんな方法でも賛成です。


ところが、自然出産を愛する方というのは、とかく“病院で産むということ”を否定したがる傾向があるようで。
最初に挙げた映画のストーリーの中にも、
知らないうちに陣痛促進剤を打たれて、分娩台に乗った瞬間に吸引されて、お腹を押されて……だがら、生まれた瞬間、自分が大事で、子どもを可愛いと思えなかったんです

と、“不本意な投薬”や“不本意な処置”を受けた結果産まれたこどもには、愛情が芽生えないんじゃないの?と不本意な助言をしようとしているとも受け取れるようなくだりがあるのですよね。

いや、それなんかおかしくないか?

妊娠がわかってから出産に至るまで約9ヶ月。 短いような長い数ヶ月。
芽生えた命に対する愛情って、その期間にじっくりとしっかりと大きくなって行くものなんじゃないのでしょうか。
産み方は確かに、今後の自覚というか、自信に繋がるとても大事な過程だと思う。
でも、そこが全てみたいになっちゃうのはヘンな話なんじゃないか。
自分が納得行かない産み方だったから、こどもに対する感情にしこりが残るなんて事が本当にあるとするならば、そんな悲しいことってないと思うんですけどねぇ。

それと、自然出産を薦める方に多く見受けられるポイントに、“薬に頼らず自力で頑張る”というのがあるような気がしてしまいまして。
この映画に出てくる産院の院長さんの主張にも、こんなのがあるのですが、
神に従って生活し江戸時代のように農耕社会で生きておれば、ちゃんと出ます。
それができないのは、妊娠中にゴロゴロして、パクパク食べて、ビクビクしてね、
神に従った生活してないからいいお産ができないんです。 (※抜粋)
吉村医院の哲学 - NATROMの日記 吉村医院の哲学 - NATROMの日記


w o o …


実はこの産院は、先日めざましテレビの1コーナーにも登場しておりまして、“促進剤ナシの自然出産”にこだわる妊婦さんが60時間の陣痛に耐え、無事出産したというチョットイイハナシを放送していたのですが、その中でもそこの助産師さんが、
陣痛促進剤が悪いとかは思わないが、それがなくて産んだというのは自分にとってすごく嬉しい。諦めないで頑張れたので。

とかなんとか言っておりました。

うーん・・・なんかしっくりこないなぁ。

陣痛促進剤を使うのは、頑張るのを諦めてるじゃなくて、胎児の事を優先するからなんじゃないのかなぁ。
それを妊婦さんの“甘え”や“弱さ”みたいに受け取れるような言い方で片付けてしまうのは、ちょっと話を飛ばしすぎな気が。
前記の院長さんにしても、江戸時代みたいな生活をしていれば薬無しでお産できる。現代っ子おまえら甘えんなよ!と言いたいようなのですが、現代的なお産も全然甘くないですからねホント。

陣痛促進剤を使おうと、帝王切開だろうと、お産は痛いし、しんどいし、命がけなんですよ。
薪を割ったり、雑巾がけしたり、数十時間の陣痛に耐え続ける事と比較して楽なんてコトはない。
お産はどうやったって苦しいんです。

もし、自然出産が目指しているものが、“努力”“根性”“完全勝利”みたいな類のモノなんだとしたも、それって現代医学による出産も同じですからね。 形がちょっと違うだけで。 
苦しみに耐えた時間が母親の評価に繋がるなんて、そんな馬鹿なものさしは頼むから捨てて欲しいです。

アガサは自然出産を否定するつもりも、病院での出産を猛プッシュするつもりもありません。
それぞれにいい所はあると思いますし、自分が納得いくかたちで出産するに越したことはないですものね。
ただ、お母さんになるヒトには、どんな出産方法だろうと、自分に誇りを持って欲しいし、自信をもってこどもを愛して欲しいです。
そして、自然出産を愛しているヒトや、病院の対応に絶対の信頼をおいているヒトは、互いの存在を否定するような言い方だけはやめて欲しい。
くれぐれも、お産が自己満足で終わらないように。 そこから先の方が大変なんだから。


河瀬監督の『玄牝』が、無意味な現代医学否定ではなく、自然出産の美しさや厳しさを容赦なく映し出した映画である事を願います。
あと、テレビ局は、画的に面白いとかドラマティックに編集しやすいという理由だけで自然出産を取り上げたり、わかりやすく比較する為だけに病院での出産を寒々しく紹介するの、もうやめませんか。 
こどもが産まれて来る瞬間は、場所がどこでも美しいはずなんだけどなぁ。


あと、最後に一言。
めざましテレビでは、60時間の陣痛を薬も無しに乗り越えたコトを素晴らしいコトみたいに紹介していましたけど、それってあかちゃんがおなかの中で60時間しんどい思いをしてたってコトなんですからね。
か弱い命に60時間苦しい思いをさせるとか、おまえらどんだけドSやねん。 (何事もなく無事産まれてよかったなぁ!)


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『プライドと偏見』

2010年09月16日
プライドと偏見

あらすじ・・・
イギリスの田舎村に住むエリザベス・ベネットは5人姉妹の次女。
不自由ない暮らしは送っているものの、先行きは常に不透明。なぜならベネット家には跡継ぎになるべき男児がおらず、家長であるベネット氏が死去すれば、その所有物はすべて従兄弟の元へと流れ込んでしまうからだ。
したがって、ベネット夫人の願いは唯一つ。
娘たちが適度なお金持ちと幸せな結婚をすること。それだけ。

そんなある日、村にロンドンから2人の富豪がやってくる。
充分過ぎるほどの資産を持ち、悠々自適な生活を送る彼らはたちまち村の話題の的となり、娘を持つ親たちは一様に色めき立つのだが、懇親会を兼ねた舞踏会で富豪のうちの一人・ビングリー青年が心を奪われたのは、なんとベネット家の長女・ジェーン。
喜びに我を忘れ、公衆の面前で醜態をさらすベネット夫人をよそに、次女エリザベスは自分の容姿をこっそり貶していたもう一人の大富豪・ダーシー青年に、ひそかな失望と怒りと悲しみを抱くのだった。

一方、順調に交流を続け、婚約も目前と思われたビングリーとジェーンにも思わぬ展開が。
兄が夢中になっている身分違いの恋に自尊心を傷つけられたビングリーの妹と、ジェーンの気持ちを量りかねたダーシーが、彼らを引き離すためにビングリーを引き連れてロンドンに戻ってしまったのだ。
悲しみに暮れるジェーンと、ダーシーに対する憤りを隠せないエリザベス。
気分転換に家を離れ、新生活を送りつつ、なんとか彼らへの思いに蓋をして、過ぎた事と忘れ去ろうとするのだが、一度心に宿った複雑な感情は簡単には消えない。
そんな時、寄寓にも、ダーシーの叔母である大富豪・キャサリン夫人の家に招かれる事となったエリザベスは、会いたくなかったダーシーに久しぶりに再会し、しかも彼から、予想だにしなかったとある告白を受けてしまい・・・。


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ダーシー! かわいいよダーシー!
オレもダーシーのもみあげもじょもじょしたいよう!!


『高慢と偏見』を愛読されている方には、「何をいまさら」という感じが否めないかもしれませんが、『ブリジット・ジョーンズの日記』でしかダーシーの存在を知らなかったアガサにとっては、人生に突如差し込んだ希望の光としか言いようが無い程、完璧な萌え要素を兼ね備えていたダーシー。
代々続く大地主の跡継ぎに生まれ、年収1万ポンド(※原作注記よると推定1億円)という潤沢な資産を持つダーシー。
名誉を重んじ、尊大とも思える態度でプライドを守り続けるダーシー。
そんなダーシーが恋に落ちました。
資産狙いで、甘ったるい笑みばかりを浮かべて擦り寄る女たちとは異なり、知性とウィットに富んだ意見を忌憚無くぶつけるエリザベスに、否応無く惹かれてしまうダーシー。  気になる。でも言えない。  目が追う。でも言えない。  身分違いの恋だもの、諦めるのが男というものさ。でも諦められない。 気持ちが高揚して、思わずエリザベスの部屋に凸してしまいましたダーシー。でもすぐ帰っちゃうダーシー。ダーシー、かわいいよダーシー。 ダーシーモジモジ。モジモジダーシー。
わかった、ちょっと落ち着こうかオレ。いや、落ち着かないもんね!ダーシーのもみあげの上でオレお昼寝するんだもんね!


■ ダーシーを誤解していたオレ
だーしー2

ジェーン・オースティン作品は、ケロヨン(グウィネス・パルトロウ)の『エマ』とエマ・トンプソンの『いつか晴れた日に』で体験済みでしたので、その世界が魅力的である事はがってん承知のすけだったアガサ。
優雅な様式美、やきもき要素たっぷりのストーリー、愛嬌溢れるキャラクター。
中でも『いつか晴れた日に』で年下の美少女に思いを寄せるブランドン大佐が非常に素晴らしくてですねぇ。中の人が。いや、回りくどい言い方はよそう。要するにアラン・リックマンが最高だった訳ですよ!
ぶっきらぼうな顔と内に秘めた温かな性格とのギャップ。 どことなく本作のダーシーに通ずるモノを感じてしまうアラン・リックマン。
で、また、本作のダーシーを演じていた俳優さんが、実にアラン・リックマンっぽいんですよね。
陰気そうな面持ちとスラリと伸びた手足。 そのまますぐにでも闇の魔術を使いそうな冷ややかな眼差し。
なにこのアラン・リックマン風味。 ていうか、だったらもう、アラン・リックマンでいいじゃない! ジェーン・オースティンも生きてたらきっとそう言うよ! 「YOU、高慢と偏見とアラン・リックマンで行っちゃいなヨ?」って言うよ!絶対だよ! なあんて思っていた時期が、私にもありました。


■ ダーシーを理解したオレ
だーしー
(デンジャーゾーン!)(胸元が)

と・こ・ろ・が、そんなアラン・リックマン熱は、あっという間にダーシー本人の魅力に掻き消されてしまう事に。
エリザベスへの想いに狂わんばかりになるものの、生まれ持っての自制心でそれを押さえつけるダーシー。
彼女が苦境に立たされれば、全力でもってそれを救おうと尽力し、でも、決して表に出すことはなく、ただただ静かに見守り続けるダーシー。 どこまで行っても紳士。 こいつはまさに“紳士”の金太郎飴状態。
でも、「ただ黙ってみている」というような草食男子的なスタンスでは無いのですよね。
言うべき時はきっちり言う。「愛しています」って目を見て言う。 そういう潔さも兼ね備えているトコロがさらに魅力的。
もうさぁ、「ついたらすぐいる?」とか、そういうゲスい事言わないの! 肉欲を求めるオレってワイルド?じゃないんだよ! 世の中を肉食か草食かで割り切ろうとするな! 人間たるもの常に雑食であれ!

寡黙さと奥ゆかしさが美徳とされていた時代に生きる男女の、せつなくて、もどかしくて、胸が締め付けられるような恋模様に、夢中にならない人などいるでしょうか。 ああ、いるかもしれん。 だが、オレは好きだよ!こういうの!! 



先日、あるブログで恋愛映画数本がめちゃくちゃに貶されているのを拝見していて思ったのですが。
よく、こういう“恋愛映画”を“いかにも女受けしそうなスッカラカン映画”と決め付ける人がいますが、恋愛しない人ってそんなに居ないんじゃないかと思うんですよね。
誰の心の中にも、“愛が成就するさまにドキドキする”部分はあると思うし、自分の経験に重ね合わせて(`ェ´)ピャー みたいになる部分もあると思う。
煌びやかな衣装を着て色恋に明け暮れる映画、だからスイーツ、みたいに頭から否定しようとする人は、なんか勿体無いなぁという気がしてならないのですよ・・。
いや、勿論「純粋に苦手」「観てると必ず眠気が」という事もあると思うのですけどね。

アガサは、先日観た『SPL』のような男汁溢れる映画も好きだし、本作のようなスーパーモジモジ映画も好きですし、血が噴水のように噴き出す映画も手足が飛び交うような映画も大好きです。
女だから恋愛脳、男だから筋肉脳、みたいな、ちょっと見下したような決め付けはとてもありがた迷惑で、観る映画によってその人となりを判断してしまうのも、とても軽率なんじゃないかと思うのです。
それこそ、高慢(自分が興味無いジャンルは見下す)と偏見(映画の嗜好と現実の性格を勝手に繋ぎ合わせる)じゃないかと。

本作でそれらを、苦悩はあったものの、持ち前の謙虚さや冒険心で軽やかに飛び越えたダーシーとエリザベスのように、勇気を持って飛び越えてみれば、その先の人生はもっと豊かになるじゃないかなぁ・・と思ったアガサなのでありました。
つまり、食わず嫌いせずに色んな映画を素直な目線で観てみれば、面白い発見は沢山あると思うよ!ってコトです。
(※自分自身への戒めの意味も込めてます)




-追記-

・ ダーシーの事ばかり書いてしまいましたが、本作の見所はその見事な映像でもあります。 フェルメールの絵画のような淡い光が差し込む景色は、どのシーンも完成された芸術品のような美しさでした。 満腹。

・ アガサは映画を観る前に原作を読んでいたので、どの展開も違和感無く受け入れる事が出来たのですが、一緒に鑑賞していた世帯主さまは「話が飛びすぎてよくわからん」と嘆いていました。(でもガッチリ前のめりで最後まで観ていたのですけどね)
確かに、小説からかなり省略されている部分もありますので、もしご覧になって物足りなかった方は、小説の方も読んでみてはいかがでしょうか。 そして、その後もう一度鑑賞すれば、完璧なダーシー天国を味わうことが出来ますよ!

・ ダーシーって、真澄さんに似てるなぁと思ったのですが、どうなんでしょうか美内先生。 ジェーン・オースティン好きはおきらいですか?
むっつりスケベで、お金持ちで、こっそり援助してくれて、影から見守ってて、冷血ゲジゲジ虫で、誰よりもマヤエリザベスのコトを愛している一途な男。
本作のクライマックスにも、スーパーおまえさまタイムを彷彿とさせる名シーンがありますので、ガラスの仮面ファンの方は必見ですよ!

おまえさまタイム
(イメージ図・スーパーおまえさまタイム) (※実際は服を着ています) (※じょうだんですのでオースティンファンの方は本気で怒らないで下さい)


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『バイオハザードIV アフターライフ』

2010年09月11日
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第1作 の感想
第2作 の感想
第3作 の感想


※ まことに申し訳ありませんが、ネタバレを回避しようとする姿勢が全く見られない、あらすじのようなあらすじでないようなシロモノが以下始まりますので、未見の方はくれぐれもご注意下さい。



ゴールデン街を腹を減らして歩いていたオレは、人気の少ない脇道に一人の老人が入って行くのを目にした。
いかにも頼りなさ気にゆっくりとした足取りを見せる老人。これなら楽にやれそうだ。
老人の背後にすすと歩み寄り、横をすり抜ける間際に老人の懐を手で掠め取る。
オレの真上にあったビルの谷間の灰色の空と、熱せられたアスファルトの地面がその位置を変えた瞬間と、枯れた木の枝を踏みつけたような寂しい音が鳴り響いのは、同時の事だった。
その刹那、オレの体に、電流のように激しい痛みが駆け抜け、脂汗の隙間から見上げた老人の顔には、完全な無が張り付いていた。
“相手を誤った”。 そう思ったオレだったが、こうなったらもう引くことなど出来ない。ひたすらに、折れたわき腹の痛みをこらえ、恐怖を隠しながら老人を無言で睨みつける。
数秒か数分か数時間か、気が遠くなるような長い間のあと、老人はふと頬を緩め、「儂から盗もうとはいい度胸だな、小童」とささやいた。 オレは「盗もうとしたんじゃねえ。借りようとしただけだ」と答えながらも、老人を見据え続けた。
「おもしろい小童じゃのう」。 黄色く変色した歯を見せる老人。 「名はなんというのじゃ」。
「ウェスカー・・。  アルバート・ウェスカーだ。」
それが、オレと会長との出逢いだった。



・・・あ、ごめんごめん!  社内報に載せる自分史の原稿下書きしてたら夢中になっちゃってた!会長にスカウトされてからアンブレラ社のトップに登りつめるまでを私小説風に書きたかったんだけどなー! やっぱ難しいわ! 
てことで、今回の社内報の特集記事はアンブレラ社の物知り議長ことオレ、アルバート・ウェスカーが、みんなの疑問・質問にどんどん答えて行っちゃう『オレっすか?!ウェスカー!』のコーナーに変更しようとお・も・い・ま・す!
じゃ早速ヒーウィーゴー!

・ 「東京の地下に極秘裏に建設されていたアンブレラ社東京本部」って、いつの間にそんなものを掘っていたのですか?
ジャパンのみんなは気づいてなかったと思うけど、結構前から掘ってたよ! 湾岸署の刑事と同じ名前の人が都知事だった頃から掘ってたよ!

・ 地球上がほぼ絶滅状態なのに、アンブレラの社員は何をこそこそ活動していたのですか?
「こそこそ」て!地味に嫌味ワード盛り込んでくるよねー! でもね、コレいい質問! 絶滅状態だからこそ、どうしたら究極の生物を生み出すことが出来るのかを研究してるんだよね。たゆまぬ努力と飽くなき探究心、それがアンブレラ社のモットーです!

・ アリスはなぜアンブレラ社の地下社屋に攻め込んできたのですか?
そもそもね、アリスってうちのラクーンシティ本社に勤めてた派遣社員だったのね。で、まぁ色々あって、自分の人生が狂っちゃったのはアンブレラ社のせいだ!って逆恨みしちゃってさぁ。 それで事あるごとにアンブレラ社を潰そうとちょっかい入れてきてるってわけ。

・ アリスを使って人体実験していたのでは?
人体実験っていうか、おためしプログラム?的な? おかげで予想以上の成果を目にする事が出来たよね!超能力はちょっと行き過ぎだけど!

・ どうしてあんなに沢山アリスのクローンを作ってしまったのですか?
ほんとにね! 誰だよあんなに増やさせたの! あ!オレっすか!ウェスカー!!

・ せっかく生き残っていた社員を皆殺しにされましたが、今後アンブレラ社はどうやって活動して行くのでしょうか?
そうなんだよねー! ジャキーンって日本刀で斬り殺すわ、ババーンって超能力で吹き飛ばすわでさぁ! っていうか、だったら最初から吹き飛ばせばいいじゃん! 大人気ないわ!アリスおまえコノヤロー! で、今後のアンブレラ社なんだけど、まだまだ世界中の地下に支社が沢山あるからドンウォーリー!センスのないふとっちょはドン小西! 

・ アンブレラ社の制服が気になったのですが・・
気付いた?!背中に“アンブレラ社”ってニホンゴで書いてあるあのだっさい制服の存在に気付いちゃった?! せめてアルファベットにして欲しかったよね!いちおう外資系なんだし! ちなみにデザインは、そうあの人!ドン小西!

・ 議長は飛行機で東京を脱出していらっしゃいましたが、ついてきたアリスに墜落させられましたよね? あの惨事からどうやって生き延びることが出来たのですか?
実はオレ、ちょっと前に自分自身にTウィルス注射したんだよね! だから、落下する飛行機から飛び降りるなんてお茶の子さいさいな位のスーパーパワーを持ってたわけ!

・ アリスも無事だったようですが、それはなぜなのでしょうか?
あれは不思議だったよね! オレとは逆に、Tウィルスを中和させる薬打ったのに、全然無傷なんだもんあいつ! ビフォーもアフターも劇的にパワフルなんだもん! なんということでしょう! 奥さん、なんということでしょう!
マジレスすると、大人の事情です。

・ アリスはどうしてアラスカを目指したのでしょうか?
ん?前回の3作目観てなかった? アラスカにね、アンデッドに感染していない生存者の為の安息の地があるんじゃねえの的な、そういう思い込みで行動してたみたいだよ! 情弱だよね!

・ アリスは延々自分撮りをしていましたが、アレは何の為だったのでしょうか?
誰かに会ったら脅威の美肌を見せびらかそうと思ってたんじゃねえの! ちなみにこのテープは、その後の展開に全く絡んできません! ポールこの野郎!嫁だいすきっ子!!

・ アリスに襲い掛かっていた北京原人みたいな人影は何者だったのでしょうか?
言っちゃった!  Who are you?って言っちゃったよこの人! 前作にも出てたクレア・レッドフィールドさんでしょ!失礼だなぁまったく! って、クレア・レッドフィールドって誰だよバカヤロダンカンこのやろう!

・ クレアさんと一緒に行動していたほかの皆さんはどこに行ってしまったのでしょうか?
船だよね!

・ 結局、アルカディアとは何だったのでしょうか?
船だよね!

・ 頭頂部に毛が2本だけのご主人を持つ奥様の名前は?
フネだよね! っていうか、ふえてるよね!毛が! 2本あるのは海平!ヘイ・ブラザー!

・ 刑務所にいたクレアの兄は、何故牢獄に閉じ込められていたのでしょうか?
プリズンがブレイクするトコロが見たかったから!

・ 刑務所に突如現われた、顔から触手が出るタイプのアンデッドたちは何者だったのでしょうか?
顔から触手が出なさそうで出そうで少し出るアンデッド!

・ アリスたちが刑務所にいる事を、議長はいつごろからご存知だったのですか?
けっこうガチでストーキングしてたからね! 答えは最初からです!東京から逃げた辺りから!

・ きもちわるいですね
お前もアンデッドにしてやろうか!

・ アリスの遺伝子が欲しかったはずなのに、どうして刑務所にサイレントヒルの三角頭を送り込んだのですか?
サンレントヒルじゃないから! 全然パクってないから! アリスなら巨人をも倒せるって、オレ、信じてたから!

・ でも三角頭を倒したのはクレアでしたよね?
うん! あれ見てクレアもストーキングしようって決めたんだ、オレ!

・ きしょくわるいですね
ゾンビ犬のえさにしてやろうか!

・ アルカディアに生存者を集めて、何の実験をしていたのですか?
がんばろうぜーっていう実験!

・ 本当にアリスに中和剤を打っていたのですか?なんだかとても強かったように思えましたが
オレがナイフで刺した時、あいたたー!って顔してたじゃん! 強いからって痛みを感じてないわけじゃないんだよ!心の中はいつだって土砂降りなんだよ! でも、やまない雨は無いんだよ!

・ ・・よくわからないのですが?
最近胸が苦しくて夜寝付けません。

・ ・・・恋ですか?
鮒です!
これは何がおもしろいかっていうと、恋のこいを鯉にかけて鮒で返したって言うこのとんちの鋭さね!

・ 結局今回もアリスにしてやられた訳ですが、今後のアンブレラ社の展望をお聞かせ願えますか?
とんちで世界のてっぺんを取ります!


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と言う事で、久しぶりに3Dで飛び出す映画を観て来ました。
さすがは“飛び出させること”を前提で作られているだけあって、色んなものがちょいちょい飛び出してくる面白おかしい作品だったと思います。
ただ、あらすじはホントに無きが如しですので、文字通り目に飛び込んでくる映像を味わいながら、あとはミラ・ジョヴォヴィッチの美肌効果とか、サムライソード捌きとか、大岡裁きとか、そういうものをつまみに楽しんでいくしかないのかなぁ・・と。
いやもうホントに無いんですよ。内容が。 すっからかんのかんなのです。たぶん、2週間も過ぎると映画の進行表が頭の中から消え去ると思われます。 ちなみにアガサは先行上映を観ていたので、現時点で1週間経過。 ギリギリです。常に綱渡りのブログ更新となっております。


アガサはゲームというものをほとんどやった事が無いのですが、数少ない“クリア経験”のうちのひとつが、何を隠そう「バイオハザード5」でして。 (あとはドラクエが数本とFFが数本のみ)
ですので、過去の映画版『バイオハザード』はさておき、ゲーム版「5」の要素がたっぷりだった今回の映画版は、見覚えのあるキャラやシーンがあちらこちらに出てきて、とても楽しく観る事が出来たのでした。
そっくりさんショーと化した対ウェスカー戦とか、顔から触手が出てくる村民(マジニと言うらしいです)とか、巨大な斧を持った処刑人とか。
この処刑人がめちゃのくちゃに強くてですね・・・撃てども撃てども全く歯が立たず、悪戯にエリア内を逃げ回り、見当違いな場所に手榴弾を投げ、ひたすらにヘリコプターが拾いに来てくれる事を待ち続ける日々・・・嗚呼・・懐かしいなぁ・・。シェバ!「カマーン」じゃねえよ!こっちフォローしに来いよ!シェバ!死んでんじゃねえよ!シェバァァァ・・・

が、故に、もしも自分がゲーム未経験だったなら、どれだけ本作はフラストレーションの溜まる作品であっただろと想像してしまうのですよね。
前作まではかろうじてアンデッド(いわゆるゾンビ)だった人々が、いきなり顔パカーってなってブシュルシュシューってなって、なんなの?進化系なの?ゾロアがゾロアークになっちゃうみたいなものなの? みたいに困惑させれられて。
そもそもウェスカーってなんなん、と。
前作にちょこっと出てきた様な気もするけれど、今までどこの部署で何をしてきた人なん? なんで突然ラスボス扱いなん?と。聞いてへん、うち聞いてへんよ?と、意地悪な小姑を演じる富士真奈美の如き形相で詰め寄りたくなるのではないでしょうか。 もしもゲーム未経験だったなら。

と言う訳で、なんとかストーリーを紡いでいた前作までとは明らかに違い、「かっこいいおれの嫁をフィルムに焼き付けたい」という欲求とか「あの娘ぼくが落ちかけの飛行機ダンクシュート決めるみたいに引っ張り戻したらどんな顔するだろう」という画が撮りたいだけちゃうん?とか、とにかく“まずかっこいいシーンありき”な作品づくりになり過ぎている本作は、映画としてはホントだめな部類なんじゃないかと思いました。
超能力とかクローンとか無かったコトにしようとしても、そうは問屋が下ろさないんだからね!
せっかく、気合の入った3Dで産後の肥立ちがバツグンによい嫁をとっぷり映し出そうというのだから、もうちょっとストーリーも前のめりになれるような起伏のあるモノにして欲しかったです。ほんと勿体無いよポールこの野郎!

自分たちが開発した細菌兵器で、自分たちの会社に大ダメージを与え、その後の危機管理が甘すぎたせいで世界の人口を激減させ、歩く死体だらけの世の中にし、地下に潜ったり船で航行したりしながら、なお究極の生物の開発に余念が無いアンブレラ社。
抑圧させるべき相手も、ものを売りつけるべき相手も、蓄えるべきお金も、何もない世界の頂点に君臨して、一体なにが面白いんだろう・・と思わずにはいられないのですが、きっと世界征服ってそういうものなんでしょうね。
そんで、世界にたった一人残ってしまった時に初めて泣くんだよ。
ウェスカーは、ドン小西の広く温かい背中を思って泣けばいいよ。どんどん防虫すればいいよ。(※何を言いたかったのかわからなくなってきた)
まぁとにかく、さすがのポールも広げすぎた風呂敷を別の方法で有耶無耶にすべく、次回は前日談に戻る算段を始めているようですので、バイオハザード・ファンのみなさんは、気長にシリーズの展開を待ってみられては如何でしょうか。 なんか一説によると、シリーズ12作目か13作目あたりからミラジョボの娘にバトンタッチさせる計画まであるらしいですので・・っていうかそれもうおまえんちのハンディカムでやれよ。




-追記-

・ 渋谷の交差点を舞台にしたオープニングシ-ン。とっても美しくて引き込まれました。

・ タイトル文字に雨粒が落ちて跳ねる演出イイ!

・ 「地面を埋め尽くす程のアンデッドたちを、飛行機でミンチにする」 という痛快なシーンにほくそえんだよ。

・ バスケの選手っていう設定が活かされたのが初登場シーンだけって、ものすごく設計ミスだと思うなぁ。 設定説明があってから、のちに来るべき危機一髪シーンでダンクする方が活きると思うよ。素人考えだけど。(案の定その後大した活躍もない)

・ 処刑人が斧投げるシーンがラストアクションヒーローみたいでかっこよかったよ。 初めて3D映画観てて「うぉい!」って身を捩っちゃったよ。ちょっと照れくさかったよ。

・ クレアの記憶って、結局戻ったの?

・ クレアの兄って、結局何しにきたの?

・ ギロリさんが別人すぎてわからなかったよ。

・ よく考えたら、ギロリさんになんの思い入れもなかったよ、ぼく。


このままアンデッド(ゾンビ)を蔑ろにするようだったら、次からは劇場に行きませんからね!



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『SPL/狼よ静かに死ね』

2010年09月02日
狼
むしろ大騒ぎしながら死ぬよ!!

あらすじ・・・
マフィアのボス・ポーを、ついに追い詰めたチャン捜査官。
しかし、裁判直前に大事な証人を殺されてしまい、またもや巨悪は世に解き放たれてしまった。
それから3年。
ポーに対し、異常とも言える執念を燃やし続けながらも、自らが抱える病気の為退職を決意したチャン。
後任のマー捜査官に、率いてきたチームやポー関連の仕事を引き継いでいた最中、ポーの懐に潜り込ませていた部下が死体で発見されるという事件が起こる。
市民から偶然持ち込まれたビデオテープには、ポーが事件に絡んでいたという決定的なシーンが・・・。
そのシーンだけでは、ポーを実刑に持ち込めないと判断したチャンたちは、独断でテープに手を加え、さらにポー側にとって有利な証人を殺す事を決意する。
その計画を知ったマーは、なんとかチャンたちの暴走を食い止めようと奔走するが・・・。


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ドニー・イェン!かっこいいよドニー・イェン!
かあさん、オレ明日からドニー・イェンになるよ!!


この方面を好きな方には、「何をいまさら」という感じが否めないかもしれませんが、恥ずかしながらドニー・イェン初体験のアガサにとっては人生に突如舞い降りた闘いの神としか言い様がない程、完璧な魅力に満ちていたドニー・イェン。
その技のキレ味、そのしなやかな肢体、はにかむ笑顔、皮ジャケットに収まりきれていない筋肉、どれをとっても一級品だよドニーさん。
こんなにはちきれんばかりなのに、皮ジャケットだよドニーさん。
怒りに包まれれば包まれる程、袖山と袖ぐりがギッチギチになるよドニーさん。
街の悪党だけでなく、皮ジャケットにまで悲鳴を上げさせるよドニーさん。
ああ、出来る事なら、ドニーさんの皮ジャケットの後ろ身ごろになりたい。
わかった、ちょっと落ち着こうオレ。

■ ドニーさんを知らなかったオレ
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(  ↑ドニーさん                  ↑チャン捜査官 )

先程も書きましたが、ドニーさんの名前くらいはなんとなく聞いた事があったものの、どんな顔なのか、どんな役者さんなのか、さっぱりわからなかったアガサは、てっきりチャン捜査官が物語の主役なんだと思っていたのですよね。(冒頭もチャン捜査官の激闘から始まりますし)
なので、途中から“後任のマー捜査官”として登場したドニーさんに対して、「もしかしてコイツ、ポー側から送り込まれたスパイなんじゃねえの」なあんて穿った見方しちゃって・・・。
なんか、気取ったサングラスかけちゃってさぁ・・ 皮ジャケットもどことなくゲイっぽいと言うか・・ 。
これは中盤で裏切りがバレて死ぬね。 実はポーに内通してました!みたいな感じで寝返るね。 なあんて思っていた時期が、私にもありました。

■ ドニーさんを知ってしまったオレ
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(今にも張り裂けそうな袖山)

と・こ・ろ・が、そんな浅はかな読みは、早々に吹き飛ばされてしまうことになるんですよね。
ポーに対する執着心のせいで、大きく刑事としての道を踏み誤ってしまったチャン捜査官とその仲間たちに、堂々とノーを突きつけるドニーさん。
しかも強い。 滅法強い。
目にも留まらぬカンフーアタックで、百戦錬磨のチャン捜査官たちを捻じ伏せてしまうドニーさん。
しかし、逆に「悪人を逃がして、それを捕らえようとする者を牢獄に入れるのが正義なのか?」と反論されて、彼らの暴走と自らの過去を重ね合わせ、自問自答するドニーさん。
法の執行の為に振り下ろされる拳と、自分が信じる正義の為に振り下ろされる拳の間に、どうしようもなく大きな溝がある事は否定出来ない。
だから、法を無視して“正義”を執り行えばいいのか。
それとも、結果がどこに有利になるにせよ、心を鬼にして法を遵守するべきなのか。
震える心。 震える筋肉。
あからさまに不条理な現実を前に、怒りと哀しみを爆発させるドニーさんに、夢中にならない人などいるでしょうか。 いや、いない。

と言う訳で、明日からオレはドニー・イェンになるよ!
世帯主さまは、障子の影から飛んでくる飛び後ろ回し蹴りに注意するといいよ!

■ しびれる男たち
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(チャン捜査官とわるい仲間たち)

ドニーさんの魅力もさることながら、本作は出てくる男たちがホントもうかっこいいのかっこよくないのと、上を下への大騒ぎなのですよね。
冒頭の事件で遺された証人夫婦の幼子を引き取り、養子として育てるチャン捜査官。
自分の余命と、またもや遺されてしまう事になる少女と、どうしても捕まえる事の出来なかったポーへの思いで揺れ動くチャン捜査官は、どうしようもない程、刑事としてはダメな部類なのですが、人間としてはどうしようもなく魅力的なんですよね。
そりゃ部下にも慕われるよ。
で、ギャンブル好きなロクや、家族に捨てられたサム、家族を捨てたワーという3人の部下もまた、ダメ人間なんですが心底憎めないいいやつばかりなんですよね。
それぞれに深いドラマがあり、すさまじい死に方(←ネタバレになるのでいちおう反転)が用意されているので、終盤以降は涙腺が大崩壊必至と心得るがいいよ。(←えらそう)

■ サモ・ハン・キンポーじゃないよ、サモ・ハンだよ
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(ジャッキー? オレオレ、サモハン!悪い方のサモハン!)

そして、忘れちゃいけない大悪党ポーに扮しているのが、我らのサモ・ハン・キンポー。
アメリカ進出に際して、今はサモ・ハンに縮小されているそうですが、その迫力ある巨体と愛くるしい表情、圧倒的な存在感は全く縮小される事無く、むしろ拡大公開の方向で。モアーモアーな感じで。
とにかく強い。 滅法強い。
先程ドニーさんの時にも書きましたが、サモ・ハンは還暦を迎えても俄然強い。(※撮影時は50代なかば)
本作ではマフィアのボス役、と、あまりに今までのほんわかしたイメージとかけ離れた役柄だったので、「あんな愛嬌のあるサモハンが・・ 完全にミスキャストだわ・・」と白目をむいた亜弓さんばりに不安を抱いていたのですが、その愛嬌をうまいこと活かした、人間味溢れる悪役となっておりました。
ケープ・フィアーな初登場シーンや、アル・カポネな君臨っぷりは必見です。 よっ!デニーロ・アプローチ知らず!自然体!
サモ・ハンを観て「うへえー!こええー!!」と悶絶する日が来ようとは・・ ユンピョウ逃げてー!(ホントはむしろ加わって欲しい)

そして、画像はうっかり忘れましたが、本作にもう一人登場する悪役・ジェットがまた、掛け値なしのきちがいで、むちゃのくちゃに強いんですよね。
長ドスをバトントワリングのように華麗にコントロールしながら、まっしぐらに襲い掛かってくるジェットと、特殊警棒でそれに迎い打つドニーさんの死闘は、映画史に残る名シーンだと思います。
観てない人は絶対観る方がいいですよ!
そしてドニーさんのまねをしたくなるといいよ! カモン・ジョイナス!

ちなみにそんなジェットを演じていたのはウー・ジンさん。
甘い顔してるくせに、完全体のきちがいなんだよ!
『ハムナプトラ3』に出ているそうなので、きっとそちらでも大先輩ジェット・リー相手に長ドスで襲い掛かって・・  ないの?そうなの?じゃあなにで襲い掛かってるっていうの?!(※今度確認してみます)


今までほとんど手を出していなかった世界の面白さを味わう事が出来て、あらたな日々の活力になって、映画はホントにすばらしい栄養源だなぁと思いました。
やっぱりオレ、映画がだいすきだよ!

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