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『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』

2009年06月30日
トロピック
“バカ”は大の大人が本気でやるから面白いのです。


あらすじ・・・
落ちぶれたアクションスター、お下劣ネタが売りのコメディアン、オスカー常連のなりきり俳優が一堂に会した一大プロジェクトが発進した。
その内容は、実話を基にしたベトナム戦争モノ。
ハクをつける為の英国人監督も抜擢され、ベトナムの奥地で大掛かりなロケで撮影が始まったのだが、撮影は5日目にして暗礁に乗り上げる。
原因は、プライドだけはヒマラヤ並みの豪華出演陣と、意志の疎通が図れない現地スタッフ、そしてナメられっぱなしの新人監督。
単純ミスから400万ドルの撮影費を灰にしてしまい、怒り心頭の出資者からは製作中止の警告も発せられる中、追い込まれた監督にナイスなアドバイスを耳打ちする原作者。

「リアルな演技を求めるんなら、あいつらをクソの中に叩き込めばいい」

かくして、その気になった監督とアドバイザー役の原作者、そして特殊効果マンは、主要キャスト5人を連れて本物のクソ(ジャングル)の中に降り立った。
森の中には無数の小型カメラ。
そして無数の爆薬。
最小限の打ち合わせのもと、限りなくリアルな撮影が行われるハズだった。

監督が、うっかり前世紀に仕掛けられていた地雷を踏んで、木っ端微塵に飛び散るまでは・・・。


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トム! どうしちゃったの!トム!!

徹底的にバカを追求し、本気でバカになりきった出演者たち。
そんなバカたちの真摯な姿勢に、熱いものが込み上げるのを抑えられなかったアガサですが、中でも一番グっと来たのが一応カメオ出演扱いのトム・クルーズ。

バカの中のバカ。 バカ界のラストエンペラー、トム・クルーズ。
ハゲづら、モジャモジャの体毛、そしてメタボ腹。
その昔、スター選手を抱えるエージェントに扮して
「ショーミーザマニー!」
って叫んでたトムが、まさかそのエージェントに
「お前のナニを引きちぎって、そのケツに突っ込んでやろうか!」
などとイカした台詞を吐く日が来ようとは・・・!

ホントにもう・・・
・・・あんた最高だよ!+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

それにしても、『オースティンパワーズ』の時といい今回のこれといい、トムはカメオ出演だと異様な破壊力を発揮しますよね。
むしろ本職(普通に主役の時)よりも活き活きとしていると言う。
もうアレですね。
トムはスーパーカメオ俳優になっちゃえばいいのではないでしょうか。
最後のアイラブプッシー的ダンシングも含めて、本編の美味しいところを全部浚って行ってしまったトムの姿を観て、彼が今後進むべき道を確信したのは私だけではない筈です。

という事で、もっぱらトムに視線が釘付けだったアガサなのですが、もちろんそれ以外の皆さんも本気でバカになりきっていて最高でした。
使われているギャグの内容も、「おならプー」みたいな小学生必笑ネタから、完成度のやたらと高いフェイク予告、オスカー絡みの業界ネタ、身内いじり(カンフーパンダを生剥ぎ)、各種戦争映画パロディ、自虐ネタなどなど、幅広い年齢に擦り寄る周到さ。
もう、これを笑わずして何を笑えというのか。

主役トリオに触れると、全力で「自分に酔ってる大スター」を演じるベン・スティラーは、申し分なくウザい。
役柄にのめり込む余り、自分のアイデンティティを失ってしまうロバート・ダウニーJrのキャラも、ハリウッドという魔界に於いては居なさそうで居そうなトコが怖い。
「黒人になりきる為に肌の色を整形で変える」なんてのは、下手するとクリスチャン・ベイル辺りがやっちゃいそうというかやりかねない。 そういう漢(オトコ)です、彼奴は。
そんな濃密シロップみたいな2人に比べると、“もろエディ・マーフィな1人6~7役コメディ”が代表作のジャック・ブラックだけは、若干見せ場が物足りなかった気がして残念でしたねぇ。
最後の最後まで「おならプー」かよ! みたいな。
まぁ、本作に於けるJBの役割がそのまま投影されているからこそ、この笑いのベタさ加減なんだ、と言えばそうなのかもしれませんが。

あと、スター俳優に囲まれた売れない新人役のジェイ・バルチェル。
彼のメガネはいいね! 
もっかい言おう。
彼はいいメガネだね! よし!けっこんしてくれ!
(←なにが「よし」なんだ)

冒頭のフェイク戦闘シーンで、豪快に臓物をぶちまけた瞬間から、アガサは君のとりこでした。
実際にも超人気者である主要キャストに囲まれ、しかし全く霞むことなく輝き続けたジェイくんのメガネ・・・ じゃなかった存在感。
クライマックス時には、うっかり松潤と見間違えた程のビジュアルも見ものです。
ま、実際問題、松潤のドラマなんて見たこと無いので、本人の判別基準は甚だ曖昧なんですけどね。

その他にも、オスカー授賞式の候補者写真シーンで、車椅子のランナー(っぽい)役に扮していた名優トム・ハンクスや、
いかにも盲目っぽい役柄で映りこんでいたショーン・ペン、
そして、候補者席に、いかにもアンジェリーナ・ジョリー風なビッチといそいそと並んでいたジョン・ボイトの悪ふざけ度も清々しくて素晴らしい。
おまけに、劇中主演俳優たちの片思いの対象として名前が挙げられた、ジェニファー・ラブ・ヒューイットやランス・バス(リアルにゲイをカミングアウトした人気歌手)までもが、きっちり彼らとカップルになって登場。
ほんと、芸が細かいというか、小ネタを仕込みすぎというか・・・。
いやぁ! 「プロの仕事」と言うものを拝ませていただきました!

と、散々キャストの事ばかり書きましたが、勿論そんな豪華すぎるキャストを完璧に活かしたストーリーも、成長あり、信頼あり、再生あり、切株ありと、ただのバカ映画と呼んだら失礼なくらい盛りだくさんで、なおかつきちんと纏められていますので、一見の価値あり。
何事も、本気で臨む事が大切なんですよね。
いい年した大人たちが、全力でバカバカしいことに取り組んだ本作。
そして、突き詰めるとそれは、じんわりと胸を打つ温かい感情に成るのだと言う事が、よくわかる本作。
若者よりはむしろ、いい年したアラサー、アラフォー、アラフィフの皆さんに観て頂きたい逸品です。

・・いや、違うな。
「いい年した中高年層」の皆さんね!(チャラい言い回ししてすみませんでした)

それにしても、本作の演技で、ダウニーさんが本物のオスカー(助演男優賞)にノミネートされたというのは、本編と合わせてみるとなんとも皮肉が過ぎるというか、・・・オスカー会員って意外と冗談が通じる連中なのな! (←失礼)
ただ、それだったらノミネートはトム様にあげて欲しかった。
今までのトム様のパフォーマンスで、オスカーに相応しいものがあるとするならば、本作のハゲデブ金満オヤジを完璧ななりきりメソッドで演じたトム様以外にはない。と思わずにはいられませんでした。


では最後に、冒頭流れる見事なフェイク予告の中でも抜群の魅力を放つ、『悪魔の小路』をご紹介させて頂き、今回の感想はお開きに。



(ロバート・ダウニー・Jrとトビー・マグワイアによる、神に仕えし者の禁じられた愛。)

もうやめてくれ・・・

萌え死んでまうわぁぁぁぁ (*`Д´)・:∴ぐはぁっ!!


なんと公式サイトまである念の入り様。 →『Satan's Alley』

ある意味、ホントに作って欲しさ加減で言うと、イーライ兄貴の『感謝祭』を超えたかもしれません。(アガサの中では)



いやぁ、頭の先から尻尾の先まで、見事なサービス精神に満ちたバカ映画でした!
ありがとう! バカ野郎ども!! (←とんでもない暴言)


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『トランスフォーマー/リベンジ』

2009年06月26日
transformers-revenge-of-the-fallen-poster.jpg
吉村作治先生もビックリ! 大ピラミッド、ふしぎ発見!

はい、お久しぶりです。 アガサです。
全世界で絶賛上映中の『トランスフォーマー/リベンジ』を観て来ました。
本当は先週末に観ていたのですが、毎晩「暗くなると眠くなる」という原因不明の奇病に罹り、今日に至ってしまったのが実に口惜しい。
まったくもう・・・ わしゃ原始時代の人かっつうの!

で、内容としては非常に大満足な本作だったのですが、如何せん“続編”ということで独自の専門用語も沢山出てくる訳で、前作のおさらいなしに鑑賞すると、少なからず困惑してしまう方もいるかもしれない。
という事で、本編の感想に入る前に、まずは簡単な用語説明をば・・・。


サム・ウィトウィッキー
・・・髪型が東野幸治。
ミカエラ
・・・なにわのフェロモン核弾頭。
NEST
・・・Nなにわの Eエロで Sセクシーな Tテロリスト。
オートボット
・・・宇宙から来たいいロボットの総称。
ディセプティコン
・・・宇宙から来たわるいロボットの総称。
オプティマス・プライム
・・・オートボットの総司令官。 オフの日はトラックやってます。
メガトロン
・・・ディセプティコンの元リーダー。 前作で負けて海の藻屑に。
バンブルビー
・・・オートボットのアイドル的存在。 ゴレンジャーで言うところのモモレンジャー。ま、黄色なんだけど。  サムと絶賛同棲中。
スタースクリーム
メガトロンの部下。 ステルス戦闘機からトランスフォームする為、完成形がハートっぽい。
モモタロス  せめて星型にして欲しかった。(スターなだけに)
オールスパーク
・・・ロボットたちの生命の源とも言える、謎のエネルギー集合体。 つまりアレか。モノリスみたいなものか。
キューブ
・・・日産のアレではない。 オールスパークの別称。 理由は四角だったから。
エネルゴン
・・・みwなwぎwっwてwきwたwww

どうでしょうか。
ざっくり思い出して頂けたでしょうか。
ちょっぴり虚偽の説明もありますが、大体こんな感じだと思って頂ければと・・。
ま、ピンとこない方は前作の感想もありますので・・ねぇ・・  →『トランスフォーマー』感想


では、上記の内容を踏まえつつ、『トランスフォーマー/リベンジ』のあらすじ行ってみるザマス!


あらすじ・・・
やあ諸君。
私こそはアメリカ合衆国第44代大統領その人である。
2年前、我が国の国家存亡を脅かす、謎の宇宙生命体・ディセプティコンとの死闘を制したアメリカ空軍の精鋭たち。
その後は協力的な宇宙生命体・オートボットと共に、ディセプティコンの残党の駆逐に努めてきたのだが、掃討には程遠い状態が続いているようだ。
つい先日も、上海で巨大クレーン車がディセプティコンに変形し、街を破壊と混乱の渦に巻き込みそれはもう大変であった。

まあ、地元市民には「毒ガスが流出したから」と説明しておいたのから大丈夫だと思うけどね。
ほら、あの辺じゃ日常茶飯事でしょ、有害物質騒ぎとか・・ね・・?


それにしても、狩っても狩っても出現し続けるディセプティコンの真意は、一体どこにあるというのだろう・・。
そんな私の疑問に、実にクレバーな回答を示してくれたのが、国家安全保障問題担当のギャロウェイ大統領補佐官。
彼は、「地球に残っているオートボットこそがディセプティコンの攻撃対象なのではないか」と言うのだ。
なるほど、確かに2年前ディセプティコンが狙っていた、オールスパークは既に破壊しているし、地球自体もロボットにとってさほど魅力的な土地とは思えないし、消去法でいったら“内輪揉め”くらいしか残らないのかもしれんな。
という訳で、私はアメリカ合衆国大統領の権限において、ディセプティコン掃討チーム・NESTのディセプティコンに対する攻撃自粛、ならびに、新たなロボットが現れた場合の慎重なる対話を指示。

素晴らしい! これこそが私の政治方針である“対話”と“協調”ではないだろうか。
ほんと、私を前任者の好戦バカJrと一緒にしないでほしいんだよね。 
過激な思想の相手にも、まずは歩み寄りの姿勢。
この道を歩めばどうなるものか、迷わず歩めよ、歩めばわかるさ! YES!WE!キャ・・


・・ん? なに?!
2年前の闘いで、重要な役割を果たしていたウィトウィッキー青年が、新型のディセプティコンに狙われただと?
で、その青年を守る為に現場に駆けつけたオートボットの司令官・オプティマスが、メガトロンに破壊されたと・・?!

ちょいまちちょいまち!ホールドオンアセコンド!
メガトロンって、2年前にやっつけて、海に沈めたんじゃなかったの?
大統領の引継ぎメモにはそう書いてあったじゃん!


なんとディセプティコンの連中は、我々が秘密裏に保管しておいたオールスパークの破片を盗み出し、海底深く沈めていたメガトロンの機体を復活させていたらしいのだ。
ていうか、そういう事は逐一私に報告してくれないと。
なんなの? わしは空気なの? 画面に映してもくれない空気プレジデントなの?

対ディセプティコンの頼みの綱であるオプティマスを倒され、意気消沈するNESTの面々と、いきり立つオートボット集団。
そんな中ディセプティコン連中は、機をはかっていたかの様に、地球に対し一斉攻撃を開始した。
彼らが求めていたのはただひとつ。
例の民間人・ウィトウィッキー青年の身柄なのであった。

やはり敵の目的は、オートボットではなかったのか・・・。
いや、私も最初からそうだと思っていたのだよ。
誰だ、“内輪揉め”だなんてユルい事を抜かしていたゆとり野郎は! こめかみの辺りだけ毛を毟り取って、べー師匠みたいな生え際にしてやんぞコンニャロー!


そんなこんなで国中に同様が走る中、敵の総大将からメッセージが届いた。
って、総大将ってメガトロンじゃなかったの? 
マジで~?! 超凹むわ~!
実はディセプティコンの親玉はザ・フォールンと言う高齢ロボットであり、今までは宇宙で鋭気を養っていたのが、今回満を持して降臨したとの事。
で、実はこのフォールン、時を遥かに遡る事数千年前に、一度地球に立ち寄った事があるらしい。
そもそも宇宙にはフォールンを含む数人のメンバーで構成された古代プライムという一族が存在し、そのプライム一族は色んな星を回ってはエネルゴンの精製に努めていた。で、基本的にエネルゴン精製に使用した星は温存させてやっていたのだが、過激な思想に走り始めたメンバーの一人が星の温存に反対。そのメンバーこそが「堕落=フォールン」してディセプティコンを作った張本人なのである。で、そんなフォールンからエネルゴンを守るため残りのプライム一族は我が身を犠牲にしてエネルゴン精製装置を封印。その開封の鍵に繋がる暗号をオールスパークに隠した
という事だったらしいのだ。

そこの君・・・ 理解し切れなくても気に病むな。
私も正直、話半分だ。

要するに、2年前オールスパークに触りまくったウィトウィッキー青年が脳内に暗号を焼き付けてしまったので、フォールンたちは血眼になって彼を探している、と。
そういう事だ。
まぁ事情はよく判った。
が、しかし、だからと言って、まずはメッセージを送ってきた敵に対し、即座に拳で応えるのも如何なものか。
今までの血で血を洗うやり方を転換すべき時期が、まさに今迫っているのかもしれない。
闘いは、新たな憎しみしか生み出さない。
そう、今こそ変革の時なのだ! CHANGE!WE!NEE・・


ど、どういう事だ?
NESTの連中が勝手に、オプティマスの骸を移動させ始めただと?
しかもそれを指示したのが、例のウィトウィッキー青年だと言うのか?
あいつを必死に探すディセプティコンの我が軍に対する攻勢が、日に日に激しさを増している中、ナイスバディのギャルと乳繰り合うだけに止まらず勝手な行動をしよって・・・  くそう・・・リア充めが・・・!!

とは言え、彼は彼なりにディセプティコンへの対抗策があっての行動かもしれないな。
なんかスミソニアン航空宇宙博物館から、旧型の偵察機を盗み出したりしてたらしいし。
それに、そのエネルゴンとかの在り処は、ウィトウィッキー青年しか知りえないのだろう?
だったらもう、任せちゃえばいいじゃない。
私は大統領な訳だから、いざという時の為にシェルターに避難しておけばいいじゃない。
それでいいじゃない。
どうせエアープレジデントなんだし!

と言う事で、我が軍の指揮はギャロウェイ補佐官に任せ、地球の未来はウィトウィッキー青年に託そうと思う。
信頼と助け合い、それが世界を救う唯一の手段なのではないだろうか。
大丈夫。 人間死ぬ気になればなんでも出来る。
YES!WE!Cゃ・・


・・ん? 「WEじゃねえだろ」? そか・・そうだよね・・。
私は関係ないですよね・・。

YES!YOU!CAN!
空気でどうもすみません!


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ちなみにオバマ大統領は出てきません。(※名前だけは出てきます)


いやぁ! ものすごく面白かったです!

笑いあり、涙あり、フェロモンあり、切株ありの、超盛りだくさんな2時間半。
どこもかしこもが見せ場であり、どこもかしこもがクライマックスという、娯楽の金太郎飴の様な本作。
そりゃ評価も高いはずですよ。
褒めてるレビュー以外見かけませんものね。

ただ、その見せ場の洪水のような作りが災いしてか、中盤少しダレてしまいました。
いや、本編がじゃなくアガサが。

冒頭の上海大騒動から始まり、サムの家でのプチ騒動や大学での乱交パーティ、復活したメガトロンとの死闘からオプティマスの復活まで、とにかく絶え間なく続くロボと人間の大騒ぎ。
前作を観た時に受けた
「CGがこんなに自然に、周りの景色と馴染むだなんて・・・!」
という興奮はさらに高められ、ひょっとしてうちの自家用車もその気になったらトランスフォーム出来るんじゃないだろうかと思わせる程のクオリティを魅せてくれます。
ていうか、自家用車は無理でも、近所の国道を走ってる大型トラックはイケると思う。
アレは絶対かげでこっそりトランスフォームしてるに違いない。 そんな感じの顔してますもの。(どんなだよ)

この自然さは、CGに頼り切るのではなく、本物の爆発を出来る限り現場で再現するマイコー・ベイのこだわりが導いた結果ですよね。
もうあの、爆発の粉塵が扇状にブワって散るカットとか、たまりません。
あと、ガッシャンガッシャン惜しみなく降り注ぐアメ車もね。
また、破壊王の異名に相応しい、画期的な破壊アングルの数々。
パリの由緒ある建物が砕け散る様を下から捉えたカットとか、海底にゆっくりと沈み行く空母と無数の戦闘機のカットとか、今まで観たことの無いような美しい破壊シーンが随所に盛り込まれ、大いに舌鼓をうたせて頂きました。

とまぁ、その様なステキな戦闘シーンがてんこ盛りだったので、テンションがあまり変わらなかったというか、慣れてしまったというか、とにかく少し目がトローンとなってしまったのでした。
いや、寝てませんよ?
あくまでトローンの域ですよ。 
なんか微妙にアルファ波が出てきてるくらいな感じの。
まぁ、その後すぐに覚醒しましたしね。(※エジプトで巨大合体ロボ登場シーンが始まった為)


前作ではほとんど、何がどうなっているのか判らなかったトランスフォームシーンは、今回も何がなんだかさっぱり。
しかし、勢いに任せてウィーンガシャウィーンガシャとめくるめく変形するロボットたちは、別に仕組みなんてわからなくても問答無用にかっこいいのでノープロブレム。
それに今回は、戦闘シーンでたびたびスローにしてくれるので、オートボットがくるりと空中回転する様子とか、かっこよく相手ロボの背骨を引っこ抜く様子がじっくり見られて大満足でした。(そこはスローじゃなかったかな)

ありがとう、ベイ。
そして、おめでとうベイ。
(←表現に進化がみられた事に対する一言)(←えらそう)

基本的にはロボに敵いっこない人間チームも、ロボでは太刀打ち出来ないコント要員として大活躍。
大麻入りのクッキーを食べて大暴れのサム母や、皮ジャンの下に意味なくセクシードレスを着込むミカエラ、若干ウザったいルームメイトや、陰謀説が立証されて大はりきりのシモンズ(ジョン・タートゥーロ)など、クドくならない絶妙のバランスで、物語を賑やかしてくれました。
中でも主役のサムを演じるシャイア・ラブーフは、普通に演技してもバンブルビーやオピティマスの存在感の傍では霞んでしまうという事で、思い切った変顔に挑戦。
一時期のジム・キャリーを彷彿とさせるような百面相で、スラップスティックな笑いを生み出す事に成功しています。
いやぁ、よかったよかった。 ただのかたやきソバで終わらなくて。(※髪型の事ですよ)

とにかく、人間とロボットが適度に絡み合い、なんだったらもうちょっとロボットメインにしてくれてもいいくらいの消化不良も与えつつ、しかしこのごちゃごちゃ感こそが『トランスフォーマー』の面白さだと再認識させてくれる、とても愛しい破壊映画でした。
DVDが出た際は、かったるい人間のシーンを全部飛ばしてロボットの肉弾戦だけを再鑑賞したいと思います。
(※うそですよ。 全部観ますよ。)
あと、そんな魅力的なロボットの中でも、特にステキだったのがジェットファイア翁ね!
彼はいいですね! 
枯れ具合といい、元傭兵という過去といい、自分の信念を貫く姿勢といい、人の話の聞かなさといい、最高のじじいです!
アガサがオートボットだったら、間違いなく弟子入りしてますね。
老後の面倒は看るから、っつって。
そんで「わしゃそんなモノ不要ぢゃ」とかキレられて。
あーかわいい!

本当に満足の出来る傑作映画でした。
是非第3弾も観てみたいものですね!


最後に、ピラミッドに隠された秘密としては、今まで作られた映画の中で最高のはじけっぷりを魅せてくれた事も、深くアガサの心に刻まれたと書き残して、今回の感想を終わらせて頂きたいと思います。
ていうか、流石にアレはわかるだろう・・・。
吉村先生は今まで何をしとったんや、って話ですよね。
もっとしっかりしてくださいよ、先生。 いやマジで。





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『死霊のしたたり3』

2009年06月20日
したたり3
★★★☆
今回も盛大にしたたってます。

参考:
『死霊のしたたり』(第1作) 感想
『死霊のしたたり2』(第2作) 感想


過去に1、2作は観ていたものの、どうしても3作目だけが手に入らなかった 『死霊のしたたり』 シリーズ。
先日、ふとした拍子にうっかり見つけてしまいましたので、仕方ないので借りて来ました。
いや、ホントはね、もういい加減、ホラーとか観るの嫌なんですよね。
そろそろ真人間に戻りたい。
ほら、あの話題の木村大作映画 『劔岳』 なんかを観て、壮大かつ過酷な風景や人間の情景に胸を打たれたい。
でもね、“大作”映画とか言われたら、あっちの“大作”しか思い浮かばないんですよね。
大作、名誉博士号取得にアグレッシュブな男、大作。
いや、あっちの大作とこっちの大作は、無関係なんだろうとは思うのですが。
ただ、したたりのマッドな博士とあっちの名誉博士は、なんとなく同じ匂いを感じますけどね。


ええと、なんだか身の危険を感じてきたのでそろそろ本題に入りたいと思います。
あと、冒頭のくだりは全部嘘です。 
本当はホラーが大好きです。
ではなぜあんな事を書いたのか。
それはきっと、一種のツンデレなんだと思いますよ。
いつも心にツンデレを。 アガサです。


オ チ が 思 い つ か な い (´・ω・`)  (←なら書くな)


という訳で、したたりシリーズ第3弾あらすじ・・・
・ ハワード少年の目の前で、姉のエミリーがゾンビに惨殺される。
・ 初めて見るゾンビになす術が無いハワード。
・ 駆けつけた警官によって処分されるゾンビ。
・ 墓場で運動会蘇生大会を開いていた張本人を逮捕。
・ 彼こそが、“マッド界の貴公子”ことハーバード・ウェスト、その人である!
・ 悲しみと絶望に包まれながら、ウェストくんの乗ったパトカーを見送るハワード少年。
・ ウェストくんがうっかり落としていた、蛍光グリーンの蘇生液入りの注射器を発見。
・ そそくさと着服。
したたり 5
・ こんな目立つモノ見過ごしてんなよ!ポリスメン!!

・ 時は流れて13年後、アーカム重犯罪刑務所。
・ 絶賛服役中のウェストくん。
したたり 6
・ 変わらないデコの輝きと、いささか変わってしまった肌のツヤ。
・ 独房なのをいい事に、ネズミを捕まえては実験し放題のウェストくん。
・ ネズミの体に電流を流し、なにやら収集しているウェストくん。
・ 機材はどっから持ってきたんだよ! とかは野暮なので聞かない。

・ ある日、医大をトップの成績で卒業したエリート新人医師が、刑務所に赴任してくる。
・ 彼こそが、13年前にウェストくんの迷惑行為によって姉を喪った、ハワード少年その人である!
・ この日の為に、念入りに準備してきたハワードは、元医師であるウェストを診療所の助手に使命しておいたのだった。
・ 13年の時を超え、ついに姉を死に追いやった張本人であるウェストくんと対面するハワード。
・ 2人の男の間にみなぎる緊張感。
・ そして姉の仇を前に、ハワードの口元から出た言葉とは・・・!
・ 「ウェストの兄貴! ずっと兄貴の死体蘇生術に憧れてたッス! 助手にして欲しいッス!」
・ 復讐とかじゃないのかよ。

・ いきなりの告白に戸惑いを隠せないウェストくん。
・ だってほら、歳もだいぶ離れてるし・・・。
・ あなたはあたしの事、何も知らないじゃない・・・。
・ そんなウェストくんに、長年に渡るストーキング行為を告白するハワード。
・ 「ぼくはあなたの事ならなんでも知ってるんですよ」
・ こんな愛の形もあったのね・・・。(←ねぇよ)

・ なおも渋るウェストくんに、13年前着服していた蘇生液をちらつかせるハワード。
・ 蘇生実験が再開出来そうな予感に打ち震えるウェストくん。
・ そこにナイスなタイミングで、心筋梗塞の囚人が運び込まれる。
・ 早速蘇生液を注入するウェストくん。
・ 13年使用していなかった割には、ばっちり効果を発揮する蘇生液。
・ 甦った際のお約束として、きっちり暴れる囚人。
・ 騒ぎを聞きつけて、マッドな刑務所所長が乱入。
したたり7
今回の“ヒル教授枠”である所長。 中田カウス師匠ではない。

・ とりあえずその場は取り繕ったものの、所長に目をつけられてしまったハワードと、元々目をつけられているウェストくん。
・ 一日目の仕事が終わったハワード、たまたま刑務所を取材に訪れていた美人記者ローラと急接近。
・ ていうか、ぶっちゃけナンパ。
・ 実はこの美人記者、所長のお気に入りである。
・ 草食系の様に見えて、実は心にたぎるような上昇志向を抱えていたハワードとローラは、すっかり意気投合し同棲開始。
・ ローラはともかく、ハワードはただのパシリにしか見えない件について。

・ 密かに13年前の事件について調べていたローラ。
・ 死体蘇生術を詳しく調べる為、所長に色目を使って所内に潜り込むローラ。
・ 浅はかな期待にロマンティックがとまらない所長。
・ ウェストくんによって蘇生された囚人に、直接取材を試みるローラ。
・ だ~か~ら~、ただ蘇生しただけのヤツは凶暴なんだってば~。
・ 案の定囚人ゾンビに襲われるローラ。
・ 間一髪で飛び込んでくる所長。
・ 助けに来たと思いきや、取材の為に自分を騙していたローラに折檻しに来ただけだった所長。
・ スーパー“ヒル教授”タイム開始か?
・ と、思いきや、おもしろ変態行為も無しにいきなりローラを絞殺する所長。 ダメだこいつ。 ガチすぎる。

・ 一方その頃、ネズミの蘇生に成功してホクホク顔のウェスト&ハワードコンビ。
・ 蘇生実験の順番、おかしくね?(人間で試した後でネズミって)
・ 実はこの13年間、ウェストくんは蘇生に関する別の研究を重ねて来たのであった。
・ ウェストくんが考え付いた、完璧な蘇生術。 それは、蛍光グリーンの蘇生液プラス、微小プラズマという中性エネルギーを注入すると言う方法なのである!
・ 判るようでさっぱり判らない仕組みだなオイ。
・ 要するに液を注射した後、魂の素をビリビリっと流すのである。

・ そこに運ばれてきたローラの絞殺死体。
・ 突然の出来事に打ちひしがれるハワード。
・ ていうかアレでしょ? どうせプスリって刺してビリビリってしちゃうんででしょ?
・ で、案の定プスリって刺されるローラ。
・ 血色は悪いものの、無事復活するローラと、それを喜ぶハワードの前に現れる所長。
・ 蘇生実験がバレて大目玉のウェスト&ハワード。
・ 18番の逆ギレ術で、所長に鈍器で殴りかかるウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ 仮死状態の所長に電極をぶっ挿して、例のナントカズマを抽出するウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ 取り出した中性ナントカーをローラにビリビリするウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ ハワードの半端無いエアリー(空気)感。

・ ローラの肉体と、所長の魂を合わせ持ってしまったゾンビ・ローラ。
・ 一方その頃、刑務所内ではゾンビネズミを発端に大暴動が勃発。
・ 荒ぶる囚人たちが、ローラに迫る。
・ 一度は看守とともに逃げ出したハワードだったが、ローラを守る為に刑務所にカムバック。
・ そんな最中でも実験スピリットを忘れないウェストくん。
・ さすがは“マッド界の貴公子”。
・ 所長の死体を蘇生させ、ネズミの魂を注入するウェストくん。
・ げっ歯類っぽくなるカウス師匠。
・ 残念ながら、可愛いと認めざるを得ない。

・ 暴徒と化した囚人たちと、哺乳類史上最凶のげっ歯類となったカウス師匠、2つの人格に苦しめられるローラと、それらを冷静な眼差しで見守るウェストくん、あと、・・・なんとなく居たような気がするハワード。

愛憎入り混じった屠り合いが行われる刑務所で、最後まで立っていられるのは一体誰なのか?
狂気に愛された男・ウェストくんの、人生を懸けた闘いの幕が、今、切って落とされようとしている・・・!


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いやぁ! 実にいいしたたりっぷりですね!

死体を蘇生させる事に人生を懸けた男ハーバード・ウェストが、周りの迷惑を顧みず我が道を突き進む『したたり』シリーズ。
の、割には、脇で灼熱の太陽の如く輝く変態王・ヒル教授の存在があまりに強く、あんまり主役っぽくなかったウェストくんなのですが、今回はヒル教授が不参加の為に、思う存分変態パワーを魅せつけてくれました。

たとえそこが牢獄だろうと、決して挫けず、ネバーギブアップ・ネバーサレンダーの精神でマッドな実験を繰り広げるウェストくん。
ネズミから抜き取った中性エネルギーを所長に注入してみたり、所長から抜き取った中性エネルギーを美人記者に注入してみたり、思いつくまま着の身着のままに、とりあえずなんでもやってみます。
そもそも中性エネルギーってなんやねん。
微小プラズマ抽出装置って、どんな仕組みやねん。
そんな私たちの素朴な疑問を笑い飛ばすかのように、相も変わらず「まずは実行あるのみ」のウェストくんは、よく言えばアホ、悪く言えばアホ。

・・・

・・あれ?

どっちにしてもアホじゃね?

ま、いっか!
小さい事は気にしない。
大きい事はもっと気にしない。
失敗は成功の母と言いますように、きっとこんなポジティブな発想が、科学の進歩を支えてきたのだから・・・。

うそ! 全部適当!
ないない、そんな進歩ない!
ていうか、蘇生しないから。 死体はねぇ、たぶん蘇生しない。 
だからしないんだって! 蛍光塗料注射したくらいで蘇生するかっての!( ゚∀゚)・∵ブフー!!
 (←まさかの全否定)


それはともかく、『したたり』のキモである変態描写が、今回少し控えめだったのが残念でしたね。
やはり変態王・ヒル教授の不在が落とした影は深すぎたのでしょうか。
今までは、エロとマッドのバランスが絶妙な変質者感を醸し出してくれていたのですが、今回の刑務所所長は、ちょっと狂気が過ぎましたからねぇ。
なんかもうこわい。
伊達にカウス師匠に似てる訳じゃない。(←失言)


で、その代わりと言ってはなんですが、程よく頑張っていたゴア描写。
冒頭のアゴなしゾンビ(『呪怨』や『ミラーズ』でもお馴染み)に始まり、上半身だけで走り回る囚人ゾンビ(ちょっぴりサビーニ似)や、ヤクの打ち過ぎで体が爆発し、『ヘルレイザー』のフランクおじさん状態になったジャンキーゾンビなど。
全体的に見ると、ゴア配分は決して多く無いのですが、その出来栄えが実にしっかりしているので見応えは充分です。
それもそのはず、特殊メイク担当は日本が世界に誇る変態アーティスト“スクリーミング・マッド・ジョージ”!

もうねぇ、名前にマッドって入れませんって。 普通。
そこを堂々と入れちゃってる時点で、もう間違いが無いじゃないですか。
100%信用出来ますもの。 
なんだったらもう、このブログのタイトルも 「すきなマッドだけでいいですマッド」 か何かに変えちゃってもいいくらいの信用度。
ま、ウソなんですけどね。


あと、前半はかなり空気感たっぷりだった、ウェストくんの新相棒ハワードなのですが、改造ゾンビになってしまった彼女に喪った姉の面影を重ね、「今度こそは救いたい!」とばかりに奮闘する様が、なかなかどうして涙を誘ってくれました。
で、その彼女もまた、ハワードへの愛と、体の中でのたうつ狂気に苦しみ、引き裂かれそうな自我をなんとか保とうと、必死にもがき続ける。
この“ゾンビと人間の悲恋”のくだりは、『バタリアン・リターンズ』に似た切なさを感じさせて、とても面白かったです。

と思ったら、同じ監督なのな!(※ブライアン・ユズナ)
侮れない! 「B級ホラー監督だろ」なんつって侮れないわ! ユズナったらもう!!


劇場未公開作品として、ひっそりとこの世に送り出された 『死霊のしたたり3』 。
今までのようなユーモアも少なく、大したエロも無い事から評価はあまり高くないのかもしれませんが、確かな“したたり精神”に満ち溢れた隠れた珍品として、これからも是非レンタル店の片隅で輝き続けて頂きたいものです。

あと、「ユーモアが少ない」と書きましたが、本編終了後のエンドクレジット時に流れる対決映像があまりにもアレな映像なので、アガサはそれだけでもう充分満足でした。
というか、もう最高。

したたり 8
(※本編には全く関係ない、ネズミと○○○の対決。)


お前(ユズナ)はホンマにアレやなぁ!。+゚(*´∀`*)。+゚(←褒め言葉)


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『ターミネーター4』

2009年06月13日
ターミネーター4
★★★☆
知らない事はママに聞け! ママが知らない事は嫁に聞け!!


はい、という訳で、おさらい企画を無事済ませたトコロで 『ターミネーター4』 のレビュー行ってみようと思います。
申し遅れました、アガサです。

では、本編に行く前に、いちおう書いておきますね。


当ブログは基本的にネタバレとなっておりますので、もうホントお願いします! ね!ね! ヨロシク☆プリ-ズ!(←何がだよ)(←鑑賞前の方は回避して下さい、とかね)




じゃ、いつものアレ、行っときますか!(※くどいようですがネタバレです※)









いつものアレ・・・
はい! と言う訳で今夜も始まりました、『ジョン・コナーのミッドナイト☆トーキング☆レディオ』!
パーソナリティはわたくしジョン・コナー! 
今夜も全世界のリスナー諸君の士気をアゲアゲ↑↑みたいな感じで行っちゃいたいと、お・も・い・ま・す!(笑)

じゃ、今夜も一発目は大人気のこのコーナーから。
「T-600完全制覇への道」~~!!
ホントねぇ、リスナーのみんなが、結構苦戦してるって話もチラホラぼくのトコに届いてるんですけど。
今日のポイントはマジで効果抜群なんで!
ホント、絶対お聞き逃しなく! 要チェケラ~!
で!も! まずはその前にこのナンバー! ガンズで「You Could Be Mine」!


いやぁ、やっぱガンズ最高だよね~!!(笑)

はい、じゃお待ちかねの「T-600攻略ポイント」、早速教えちゃいますよ!
これは最近ぼくが実際に試してバッチリだった方法なんで、もう絶対間違いない(笑)
それはズバリ、 く す ぐ り !
これマジでガチだから。 T-600に出会ったら、くすぐり。 
特に脇の下。
「あひゃ」 って言いますから。 「あひゃ」 って。
でねぇ、タイミングよく転んでくれた場合は、間髪いれずに足の裏。
これでもう大概のT-600は 「もう勘弁ロボ~」 って言います。 「そこは弱いロボ~」って。(笑)
みんなも絶対試してみてね! マジおすすめ!
・・でまぁ、もし色々くすぐってもダメな場合は、首の後ろの配線付近にあるチップを破壊しちゃうって方法もあるんだけど・・・  ま、それはいいか! めんどくさいもんね!

いやぁ、そんなこんなで今日も激しい戦闘だったよね~。
リスナーのみんなはどんな一日だったのかな?
実はね、これホントは「オフレコで」って、本部の方から言われてんだけど、もうちょっとしたら激ヤバの作戦がお届けできると思うんで!
是非期待してお待ち頂ければ、なんて思ってマ・ス!
ヒントはねぇ、う~ん(笑) これ言っちゃうとスカイネットの連中にバレちゃうかな(爆)
ヒ・ン・ト・は、「電波」
超ヤベぇ~!! スカイネットのみなさん、今のとこ聞かなかった事にして!(笑)
まぁ要するに、スカイネットの機械軍団を制御している電波を突き止めたんで、その電波を逆に利用してロボット連中をガラクタ同然にしちゃおう♪ って作戦ですよ。
ハイ、バラしちゃった(笑)
ま、でもね、こんな風に常にオープンマインドな性格もまた、ぼくが救世主たるゆえん? みたいなね。

その“救世主”問題に関しては、最近ちょっと、一部の司令官の皆さんが「ジョン・コナーってマジウザい件について」なんてdisってくれてるらしいんですけど、それは流石にぼくも聞き捨てなら無いな。って。
だってぼく、あのジョン・コナーですよ?
T-800をパシリに使った男ですよ?
みんなはまだ知らないだろうけど、もう何年かしたらT-1000ってすんごいモニョモニョっとしたマシンも出てきますからね! マジで!
そうなった時、誰がモニョモニョ対策を講じてくれるのか、って話でしょ!

とにかく、ガチなのはぼくが救世主だって事。
あと、今は辛い闘いが続いてるけど、希望を失わずに頑張って欲しいって事。
これを聞いてくれている全てのみんなが、この地球にとってかけがえの無い存在であり、未来はぼくらのモノなんだって、どうか忘れないで欲しいんですよね。
ヤベ。 なんかちょっと涙出そうになっちゃった(笑)
最近涙腺が弱くってさぁ。 “コナーも人の子”ってコトかな(笑)なんちて!


そうそう、マシンと言えば今日ね、ちょっと見た事ない機種に出会って超ビックリしたんですけど。
もうねぇ、どっからどう見ても人間なんですよ。
本人?てか本体も「オレは人間だ」って言い張るし。
心臓も本物の臓器だし。
なのに、他の筋組織は超メタル!
マジで~?! みたいな!
ママからのそんなの聞いてないし! みたいな!
で、よくよく調べてみたらこいつは、どうやら例の“審判の日”よりも前にサイバーダイン社が作ってた、機械と人間とのハイブリットタイプだったらしいんですよね!
マジで~?!
スカイネットすごくねぇ?!
超、時代先取ってねぇ?! っつって!
ないわ~(笑)
ていうか、そんなの作れるんだったらT-600とかいらないじゃん!みたいな(笑)

ま、この機種に関しては、まだまだ存在理由も含めて議論の余地がありそうなんで、また続報が入り次第リスナーのみんなにもお知らせする予定デス!
じゃ、続いてはお馴染み、「ジョン・コナーのラップでドン!」のコーナー行ってみましょうか!
今日も救世主のぼくが、エッジの効いたラップで世相を鋭く斬らせても・ら・い・ま・す!
てな訳で早速、 チェック・ザ・マイク、1、2、YO、YO、

YO・・ヨ・

・・

・・え?
・・・なに? ちょっと今オンエア中なんだけ・・
「お風呂」?
いや、お風呂はあとで入るって・・いや・・「お湯が冷める」とかじゃねえYO・・よ・・

わかったよわかったよ!入るよ! うるせえなあ!
・・・・じゃなくて入ります・・・ すみませんでした・・・・。


はい!(笑)
ちょっと今うちのワイフから、早急に遂行しないといけない任務について相談されちゃったんで、とりあえず今日の「ミッドナイト☆トーキング☆レディオ」はここまでって事で!
いやあ! ホントもう救世主は大変ナリYO!(笑)

じゃ、次回のオンエアーもどうぞお聞き逃しなく!
Doooooooon’t Miss It!



いつもふざけてすみません にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  ホントは真人間に戻りたいんです。 いやマジで。


結論から言うと、アガサはとっても楽しめました。

ここまでハードルが高く設定された続編も無いのでないかと思うのですよね。
なにせ、みんなが大好きな『ターミネーターシリーズ』。
青春の1ページに燦然と輝き続ける知事とサラ・コナーの勇姿。
それを汚すことなく、「なにを今更」と言われることなく、かつ納得して貰えるようなハラハラドキドキ感を醸し出さないといけない、そのプレッシャーといったら。
高い。 高いなぁそのハードル。
ドクター中松のピョンピョンシューズでも飛び越えられない様な高さ。
たとえが判りづらい? あ、そう。

みんなが知ってしまっている世界を描かないといけない、という点で、アガサは『スターウォーズ新3部作』に共通するモノを感じてしまったのですが、やはりアレと同じように賛否が渦巻く結果となった本作。(もっぱら否の方か)
誰だって、アナキンがダースベイダーになる事を知っているように、ジョン・コナーが機械軍を打ち砕く事も周知の事実。
それを一体、どこまで膨らませられるのか。
「タイムスリッップ」を使わずして、どうやって未来を変えようというのか。
いや、未来はいつでも流動的なんですけどね。

で、出来上がった作品を観てみると、過去のシリーズで断片的に見せられてきた、絶望的未来世界がそこにあった訳です。
延々と続けられるマシンとの死闘。
荒廃した土地に累々と横たわる人類の名残。
圧倒的な強さを見せるスカイネットの兵器。
もう、この先の未来から歴史を変えに来てくれる救世主なんていない。
今生き残っている者たちが、埃にまみれてなんとか頑張るしかない。
そんな、なんとも面白みに欠けた世界。

しかし、どんなに面白みに欠けようとも、アナキンが暗黒面に落ちる様を確認せずにはいられないように、ジョン・コナーがカイルを1984年に送り込む様を見ずにはいられないのです。
だから私は観る。
新たに3本作るというなら、3本とも観る。
そして、カイルが悪い知事(旧型T-800)のあとを追って裸一貫でタイムストリップしたり、2度目のミッションで液体警官(T-1000)を追っていい知事がタイムストリップしたり、3度目のミッションでスカイネットがデルモ風T-Xを送り込む様を確認したい。
ていうか、それを想像しただけでワクワクしてしまう。
今まで観てきた時代(1984~2004年)の、本当の続きが観られるというだけで、どうしようもなくワクワクしてしまうのです。

あくまでゴージャスなおまけのような、大いなる蛇足のような新3部作。
気に入るかどうかは別として、あなたが大好きだった世界から確かに続いてきた道がここには描かれています。
派手な爆発やトランスフォーマーのパチモンみたいな巨大ロボットと共に。

少なくとも、アガサはそれだけでとっても満足出来ましたよ。


さて、褒めてるんだか貶してるんだかよくわからない文章が続いていますが、もう少し本作の内容に触れますと、今回はカイルがまだ少年な世界な為に、アガサが期待していたタイムストリップは出てきませんでした。
ではなにがメインなのかというと、そのカイル少年(つまりジョン・コナーの原料)を亡き者にせんが為に送り込まれたハイブリッドの半生だったりします。

“審判の日”前に死刑を宣告されていたマーカス。
サイバーダイン社の魔の手にかかり、まんまと機械とのハイブリッドに改造された彼は、核戦争を冬眠状態で潜り抜け、目覚めた後はその体内に組み込まれたプログラムのもと、知らず知らずのうちにカイル少年やジョン・コナーを罠に嵌めてしまいます。
このマーカスの苦悩が実に面白い。
苦悩を面白いとか言っちゃいけないのですが、主役のジョンが嫁と乳繰り合ってるより、よっぽどか面白い。(※ラブシーンはありません。念の為)
それに適度にガッシリとしたガタイとか妙に可愛らしい面持ちとか、サイコキラー然としたジョンより、よっぽどかかっこいい。
機械と人間の間でもがきながらも、己の良心に従い、目の前の命を助けようと奮闘する様は、やたらと陰気臭い顔でラジオジャックしているジョンより、よっぽどか使えるっぽい。
ていうかもう、こっちが救世主でいいんじゃね?

そんな風に観客のハートを鷲掴みにしたマーカスの、少し唐突とも思える退場方法は、本作の評価を下げてしまっている一因なのかもしれません。

しかし、マーカスというキャラクターは、旧シリーズ1作目でいうトコロの悪い知事(狙う側)であり、カイル青年(救う側)であったのではないかと思うアガサ。
2つの役割をひとつに纏められたのがマーカスなのではないかと。
そして、カイルがサラ・コナーと結ばれる事で、ジョンという存在をこの世に生み出したように、瀕死のジョンに自分の心臓を譲る事で、ジョンという存在に再び命を吹き込む事になったマーカス。
役割を果たし散っていったカイルと同じように、マーカスがあっけなく退場してしまうというラストは、新たな「ターミネーター」の1作目として非常に相応しいオチだったのではないでしょうか。

まぁ正直言うと、ジョンが瀕死の状態に陥ったクライマックスで
「もしかしてこのままジョンは死んで、代わりにマーカスが2代目ジョンを襲名して事なきを得るってオチなんじゃね?」
なんて思っちゃったのですが。
「なんて画期的なオチなんじゃぁぁぁ!!」
なんて高揚しちゃったのですが。
そんな深読みも、今となってはいい思い出です。(というかそのオチでもよかったような気もする)

なにかにつけて旧シリーズへのリスペクトに満ちていた本作。
先程書いた1作目被せのオチはさておき、ハイブリッド・マーカス初登場時のお約束とも言える真っ裸は勿論のこと、旧1作目でのライフル細工ネタや、ガンズの曲、やっぱり出てくる大型トレイラーや、サラのカセットテープ、すっかり一番の見所扱いになっている知事のCG出演や、溶鉱炉ネタなどなど、ニヤニヤがとまらない状態でした。
隣席がかっこいいメガネ男子じゃなくてよかったです。(←だったらどうすると言うのか)

中でもアガサが一番グっと来たのは、T-800に追い詰められたジョンが、頬に大きな傷をつけられるシーン。
思わず興奮して、「おおー!!」と声が出てしまいました。
隣席がかっこいいメガネ男子じゃなくてy(略


スカイネットのつめの甘さにゲンナリしてしまうシーンも多々ありましたが、たぶんそれはやつらの作戦なんだと思い、今回は気にしないことにしました。
ほら、「ちょっと泳がせてみるか」って、刑事ドラマのアレですよ。
もしくは放置プレイ。
あと、ジョンの嫁が空気だったのですが、ぶっちゃけ演じているブライス・ダラス・ハワードがいけ好かないタイプなので、出てこなければこないで問題ないです。アガサとしては。
ただ、初登場シーンでいきなり妊娠8ヶ月(くらい)なのはちょっとしっくり来ませんでしたねぇ。
どうせ妊娠ネタを出すのなら、ジョンの決死のスカイネット潜入を見送るシーンで
「あたし達の子供の為にも生きて帰ってね・・・」
「まさかお前・・・!」
みたいな公表の仕方がよかったのではないかと思います。
展開がベタすぎる? あ、そう。

冒頭、ジョンがヘリコプターに乗り込んでから爆風に巻き込まれて墜落するまでをワンカットで映し出しているシーンを見て、さすがは『チャリエン』で飛行機からパラシュートでボートに乗りつくアホなワンカットを撮ったMCGだなぁ、と思いました。
彼は上手いよね、こういう流暢なアクションを撮るのが。(←上から目線)


という訳で、近年まれに見るほどクドクドと書いてしまいました(いつものことか?)が、エンドクレジットが流れた瞬間、ここまで続きが観たくなった作品はここ最近で一番だったと思いますし、とにかくアガサはとても好きです。
劇場で鑑賞出来て、本当によかったと思いました。

次はいよいよカイルのタイムストリップ篇ですかな!
いやぁ、たのしみたのしみ!!

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『ターミネーター3』(シリーズ3作目)

2009年06月07日
ターミネーター3
★★★
猛獣系女子、みたびあらわる。


あらすじ・・・
こんにちは、サラ・コナーです。
未来からやって来た液体警官との死闘を制した私と息子のジョンは、やっと訪れた平穏な日々を満喫していました。
ところがある時、体調を崩した為に訪れた病院で、白血病を宣告された私。
しかももう、打つ手がない状態なので、数ヶ月もてばよい方だと言われました。
確かに、確かにもう、私の使命は終わった・・。
サイバーダイン社も潰したし、担当エンジニアのダイソンも死んだ今、スカイネットが未来世界を脅かす事はないでしょう。
でも、私はどうしても見届けておきたかったのです・・。
1997年、すなわち、最初にカイルから聞いていた“審判の日”が、何事もなく終わるのを・・・。

そして今、私はその日が終わって行くのをベッドの中から眺めています。
もう、私の体は、私の意志で動いてくれません。
呼吸器の静かな音だけが、この部屋に生命の存在を告げてくれています。
カイルが教えてくれた“審判の日”。
いつもと変わらない、素晴らしい日。
それが終わろうとしている。
しかし、私は穏やかな幸せに包まれながらも、心のどこかでざわめく何かに、まだ怯えているのを感じています。
どうか杞憂であって欲しい。
ジョンが再び、武器を手に機械に立ち向かう日など来るべきではない。
そう思いながらも、私は信頼できる友人に、私の死後、ジョンが充分なだけの武器を手に入れる事が出来るよう、頼まずにはいられませんでした。

願わくば、その武器が私の棺の中で朽ち果てて行かん事を・・・。
そして世界が、ヘタレなジョンがあてにならないリーダーシップを発揮する日など来ない事を・・・。



つって!
言ってたんだって! ママがww!
テラワロスwww!テラワロスwww!!
何気に息子を扱き下ろすww いかにもママらしいw
っていうか、結局ね、オレはママが死んだ日にバックれたんでね、その辺の事情はよく知らなかったんですけどね。
さっきまた来ちゃって、アレが。 ほら、あのT-800が。
しかも今度はお姉ちゃん型と一緒に、裸でテレポーテーション。
裸www っていうかもう服着てるしww マジ死ねるww
見せて! そこちゃんと見せて! おっぱい!おっぱい!( ゚∀゚)o彡°

でね、アレが言う事には、やっぱり“審判の日”は無くなってなかったんですって! 先に延びただけだったんですって!
ママww ギザ無駄死にwww
あとスカイネットね。
核戦争を引き起こす原因になった人工知能なんですけど、10年前はサイバーダインっていう会社のダイソンってエンジニアが開発するって思ってたんですよね。
ほんでママがそのエンジニアを奇襲したり、懐柔したりして、結果死んじゃったんで、まぁこれでもうスカイネットは生まれないよね!なんつって言ってたんですけど。
今回アレが言う事には、リアルにスカイネットを開発したのって、空軍の無人防衛システム(CRS)の担当者だったんですって!
はい、ダイソンアウトー!www 超バロスwwwwww
どうみても犬死ですww ありがとうございましたwww

ま、そんなこんなで、性懲りも無くオレ様を狙ってやって来たお姉ちゃん型サイボーグの魔の手をかわしつつ、アレと一緒に逃げる僕。
なんと今回は、将来僕の奥さんになるって言う、元同級生もセットでの逃走。
未来嫁キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
若干骨太体系だけど、若干ビッチ気味だけど、若干タイプじゃないけど、
平面じゃないオレの嫁、ゲッ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━トォォオ!!
それによく聞いてみると、この未来嫁のお父さんが、例のCRSの責任者だったんデスティニ――www
超ご都合主義www アホスwwww


え? なに? ・・・マジで?!

なんか今アレに聞いたところ、あと3時間弱で核ミサイルが発射されるらしいんで!
おまwww 早く言えよwwww 
救世主のオレ、超涙目wwwwww
てな訳で、しょうがないんで嫁と一緒に、ちょっくらCRSぶっ壊しに行ってきまつ(`・ω・´)ゞ

なんつって言ってたら、ヤッパリ間に合わなんだ!!(・∀・)
人類オワタ\(^o^)/\(^o^)/  正直スマソwwwwwwww
ま、こうなったら未来の世界でオレがんがるよ!
みんな!オレについて来い!!wwwww ウソだけどwwwww


ま、こんな感じのジョンが主役です。 にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ホントかどうかはその目で確かめて見て下さい


大人気シリーズ 『ターミネーター』 の中でも、ダントツに評判の悪い本作。
正当な後継者なのに、父親(監督)が違うからと言うだけで不貞の子みたいに思われるさだめの、不憫な本作。
アガサはキライじゃないですけどね。 女ターミネーターも不細工なジョンも込みで。

しかし、まぁ嫌われる要素はふんだんに盛り込まれているのですよね。

まずは「サラが知らない間に死んでいる」
コレは無い。 このシリーズの面白さの5割以上が、サラ・コナーの性別を超えた強さにあると言うのに、コレは無い。

次に「ジョンが不細工」
コレはもうしょうがない。 不細工っつったって天下のハリウッドスター様なんですから、一般的な男前度はクリアしているハズ。 
なんだったらもう、「てめぇ鏡見てから言えゴルア」って逆ギレされてもおかしくない。
アガサだったら鏡見て即ごめんなさいって言います。 ごめんなさい。

そして「救いが無い」
ここが一番の問題点でしょうね。
過去2作のテーマは、“運命は自分で切り開くもの”であり、何度未来から殺人マシンがやってきても、サラは決して諦めず、最悪のシナリオ(核戦争)を回避する為闘い続けます。
自分たちの命は勿論の事、人類の命も助かってこその人生。 なんですね。サラ的には。
ところが本作が迎える結末は、世界に核ミサイルが雨のように投下され、ジョンが運命どおり人類のリーダーとなる事を感じさせるもの。
結局、サラの奮闘も、T-800の溶鉱炉ダイブも、ダイソンの自己犠牲も、「核戦争による人類壊滅状態」を回避させる事は出来ず、というか、はなから回避されるなんて未来は用意されていなかったのです。
何度ターミネーターがやって来ようと未来は2つ。
ジョンが死ぬか、ケイト(嫁)と一緒に核戦争を生き延びて次世代に進む事か、という2つの選択肢しか無かったのです。

なんという過去シリーズ全否定。
そりゃキャメロンさんもおかんむりな訳ですよ。

ジョンが死ねばそのまま核戦争~機械圧勝~人類滅亡となり、
ジョンが生き残ればそのまま核戦争~機械劣勢~人類辛勝となる。
どっちにしても核戦争かよ。 ヒドイなおい。
ていうか、ジョンが生き残ったんだから人類勝つんじゃん。
『パート4』いらなくね?

と、身も蓋もないオチに辿り着かざるを得ない本作。
嫌われます。 完全に嫌われます。

じゃあ、そんなオチでもなんとか嫌われない為にはどうすればいいのか?
どうすれば愛され続編になれるのか?
そう思った(たぶん)製作陣は、敵役にマブいデルモ風のギャルを用意しました。
女を敵にする事で、過去には無かったハラハラドキドキを与えようと。
なんだったらもう、途中で服をビリビリ破いていって、シリーズ最大のエロを醸し出そうじゃないかと。
いつの時代も、ビッチがメッタメタにやられる姿と言うのは喜ばれるものですし。

ところがいざ、デルモ風ターミネータ-(T-X)を登場させたものの、レイティングの関係上あまり過激な性描写が出来ない。
子供も観るしね。
それにほら、液状ターミネーターって、服は柄の一部じゃん?
破れないし! 破れようがないし!
で、また、女だからかデルモ風なのが裏目に出たからなのか、ヤラレっぷりが非常に滑稽に見える。
トイレの壁にぶつけられ、便座でどつかれるT-X。
やたらとトラックやヘリや乗用車に轢かれるT-X。
その様はもはや、カートゥーンネットワーク。 
実写版トムとジェリーならぬ知事とフェミニン。
派手なアクションを繰り広げれば広げるほど笑いが巻き起こるという、世にも不思議な世紀末がそこに。
中でもT-Xが、電磁場を発生させる土管にくっつけられて、獲れたての魚みたいにピチピチする様は、もう目のやり場に困るほどの失笑シーンです。
で、そんな活き活きT-Xを前にすかさずケイト(ジョンの未来嫁)が放つキツい一言。 
「死にさらせこの腐れビッチ!」(←そこまでは言ってないか)

ジョン・・・ お前ホントにいいのか・・・?(考え直すなら今だぞ)

とまぁ、散々なT-Xなのですが、アガサは結構好きだったりします。
走り方はどん臭そう(T-1000みたいなしなやかさに欠ける)だし、ドジっ子なトコロもあるけれど、垣間見せる性根の悪そうな表情がたまりません。
自分のナノシステムを使って、他のマシンを操るテクなんて、もういかにも女王様然として素敵じゃないですか。
しまいには知事までヒールで踏みにじって「あたしの思い通りに操ってあげる・・・ウフフ・・」みたいな笑みを浮かべる始末。
このくそビッチめ! 大好きだ!!(←へんたい)


ただ、こんな本作の中で唯一アガサが首をかしげたのは最後の核ミサイル投下シーン。

ジョンの努力の甲斐も無く、雨あられと降り注ぐ核。
眩い閃光と共に、地上に広がる光の輪は、不謹慎なほどに美しい。
この絶望の結晶を、ここまで美しく描く必要はあったのでしょうか?
みんなの努力が無に帰す瞬間を、このように魅力的にあらわすとは、監督がよっぽど性格悪いのか、それとも世の中の無常を表現してみたのか。
その閃光の下で無数と灰になってゆく人類を思うと、胸が苦しくなったアガサだったのでした。

ちょっと前に 「『インディ・ジョーンズ4』の核実験のシーンは不謹慎であり如何なものか」 とかなんとかいちゃもんつけていた人たちは、こっちの方がよっぽど声を上げてもいいシーンだと思うのですが、どうなんでしょうね?


てな訳で、サラとジョンとぽんこつサイボーグの皆さんで色々頑張ってみたものの、核戦争は起こり、人類は滅亡寸前になり、人工知能率いる機械軍団と人類の抵抗軍が血で血を洗う闘いに突入する事になった本シリーズ。
アメリカンサイコな風貌で、時々コスプレに興じる大富豪でもあるクリスチャン・ベイルが、どのような世紀末リーダー像を見せてくれるのか、非常に楽しみですね。
たぶん全員(全機種)まとめてボッコボコにしてくれると思いますよ! あいつ凶暴ですから!!


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