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『ノーカントリー』

2008年03月31日
ノーカン
そら確かに、これ持ってアクションは出来んわなぁ。


映画は映画館で観るのが一番好きなアガサです。
あの迫力、あの暗闇、あの一体感。
なにより、作り手もあのスクリーンでかけられる事を前提に映像を作っている筈ですし。
しかし、映画館には魔物が棲んでいるのもまた事実。
そう・・・ “バカ客”という魔物が・・。

今日、はるばる隣の市まで出かけて、念願の 『ノーカントリー』 を鑑賞したのですが、アガサの隣の席に座っていた若い兄ちゃん2人組が今回の魔物でした。
本編が始まっても喋る喋る。
半分くらいを過ぎた辺りから 「なげぇな~、なげぇな~」 とぼやく。
ラストカットが終わった瞬間 「(笑)全く訳判らんわ!」 と大声でのたまう。

で、案の定エンドクレジットで余韻に浸るアガサの視界を遮って退場。

バカ! バカ! お前らバカ!!(`Д´)ノ

内容について行かれなかったのはまぁ仕方が無い。(というか理解しようとしてないだろ、お前ら)
ただ、判らないなら判らないなりに、そのクソったれな口に蓋をするくらいしたらどうなんだ?!(←S・キング風)
「オスカー受賞作って看板に騙されたなぁ」 って、だったら家に帰って 『恋空』 でも見てろこのおたんこなす!

と、久しぶりに毒を吐いたところで、本作のあらすじ・・・
なんとなく一狩りしに出掛けたベトナム帰りのモス(妻帯者・無職)は、人気の無い荒野で麻薬絡みの銃撃戦の成れの果てに遭遇してしまいます。
ゴロゴロと転がる死体の中を進むモスは、持ち主を失った黒いカバンを見つけ、その中には200万ドルのキャッシュが・・・。

さて、迷う事無くカバンをゲットしたモスでしたが、うっかり現場に立ち戻ってしまった事から組織に存在を知られる事になってしまいます。
慌てて妻を実家に帰し、自分はカバンと共に当ての無い逃避行に出掛けるモス。
しかしその頃、組織は一人の凄腕始末屋を手配していたのでした。
彼の名はシガー。
史上最強のおかっぱ・シガーによる、200万のカバンとネコババ星人・モスの追走劇が今ここに始まろうとしている・・・。

あと、老保安官・エドも追走劇に参加されるらしいので。 
・・ちょっと注意しておいてあげて下さい。


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これはスゴイ。  これはスゴイ。
観終わって、「スゴイ」という単語しか浮びませんでした。
これ程までに暴力に満ちて、それでいて反暴力を訴えかける映画があったでしょうか?
(日本語、変ですか?)

殺人(や暴力)と言う物には理由がある筈だ、と私たちは考えます。
欲、恨み、歪んだ愛・・・、納得できるか出来ないかは別にして、とにかくそこには何かの理由がある筈だと。
しかし、この作品の殺人者・シガーはなんの理由も必要としません。
誰に頼まれたでもなく、憎い訳でもなく、勿論それによって何の得がある訳でもなく、シガーは無差別に人の命を奪って行くのです。
いい人も悪い人も、偶然シガーと出会ったせいで、無情に脳髄を吹き飛ばされる事になる。

シガーは悪魔なのでしょうか?
それとも死神なのでしょうか?
どんな過去を持ち、どんな思想をもっているのでしょうか?
老保安官・エドは、あまりに読めないシガーに対し「あいつは幽霊なのかもしれない」とまで発言してしまいます。
もちろん、シガーは生身の人間で、怪我をすれば血も出ます。
私たちと同じ、赤い血が。

しかしシガーの心は誰にも読めません。
ある時は無表情に、ある時は薄笑いを浮かべて、またある時は一心不乱に人の命を奪うシガーは、いつ私たちに降りかかるかも知れない「理由無き暴力の脅威」そのものなのではないでしょうか。

現実の社会に於いて、「そこにいたから」 「ただ殺したかったから」 という説明にならない説明付きで、繰り返される理不尽な暴力(殺人)。
きっとこの世の中から無くならない、暴力。
どうしてこんな世の中になってしまったのか・・・。
ゲームが悪いとか、映画が悪いとか、マンガが悪いとか、そう言う事ではなくて、もっとどうにも出来ないレベルで狂って行っている様な気がします。
そして結局、私たちはそんな世界から逃げ出す事も、変える事も出来ない。
この作品の登場人物たちがどこに隠れようとも、決してシガーからは逃げられない様に・・・。

さて、そんなシガーを演じて見事オスカーを受賞したハビエルは言うまでも無いのですが、本作はそのほかの役者さんも実に素晴らしい演技を魅せてくれます。
ネコババ大王・モスを演じるジョシュ・ブローリン
アガサの青春の代名詞だった 『グーニーズ』 ではただのマッチョな兄貴だったのに・・・、あなたはいつのまにこんな渋い中年になっていたのですか?><
全編ほぼ出ずっぱりで、最強おかっぱに拮抗する狩り能力を披露するモスの姿は、彼が本作の主役と言ってもいいほど素晴らしい。
荒みきった現実に理解度がついて行けない正義の人(保安官)を演じるのは、皺にさらに磨きがかかったトミー・リー・ジョーンズ
本作での演技を観ると、もう二度と缶コーヒーのCMが見たくなくなる(←才能の無駄遣いだから)程素晴らしい。
先の無いばくちに敢えて挑もうとするモスを、心の底から信頼し、全身で支えようとする妻を演じたケリー・マクドナルドも、ラストで見せる悟りの演技が何気に素晴らしい。
シガーの同業者で、組織のルールに反した無差別殺人を繰り返すシガーを始末する為送り込まれる、凄腕の殺し屋を演じるウッディ・ハレルソンも・・・
・・いや・・まぁ・・、ウッディはそうでもないか・・(←暴言)

一時も気を抜く事が出来ないくらい、全編に渡って張り詰める緊張感。
こんなに恐怖を感じる日常会話の風景を、いまだかつて観た事がありません。
とことん感情を排した殺人シーンと、そこから感じ取られる「人の死」の重み。
誰かがあっけなく殺される程、逆に消された命の重さを痛いほど感じるこの映画を観て、シガーの真似がしたくなる人は居ないはずです。
髪型はちょっと真似したくなりますが。(えー)

「世界を変えられるという考えなんて、それはただの思い上がりだ」
と、老保安官の叔父が呟いた言葉が胸に突き刺さります。
たしかにそれは思い上がりでしょうし、絶対に不可能な事です。
でも、自分は変えられる。
世の中の暴力に対して無関心になるのはよくない事ですが、危険から身を遠ざける事は、決して卑怯な事でもなんでもないんです。
私たちは、「こんな時代だから」と言って世を儚んでばかりもいられないじゃないですか。
だって生きているのだから。
実際に、大事な人や守りたい人と同じ空の下で生きているのだから。

うーん・・・思っている事がうまく伝えられません><

とにかく、 「死」 や 「暴力」 と言うものが、どれだけ無慈悲で、どれだけ誰に対しても平等で、どれだけ重いものかと言う事がひしひしと伝わってくる、恐ろしいほど力のある映画でした。
これは本当に、1800円払ってでも観る価値のある映画だったと思います。


最後に、絶望ばかりが詰め込まれた本編のラストで老保安官が語る「昨日みた夢」。
昔に亡くなった父との、愛情溢れるやりとりを夢にみた彼の心にだけは、少しの平穏が訪れたのだと願いたいです。

今回は(も?)、かなりまとまりの無い内容になってしまって、どうもすみませんでした。

あ、最後にもう一言だけ。
ジョエルとイーサンはやっぱり天才でした。
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『ヒルズ・ハブ・アイズ2』

2008年03月29日
HHE2_wallpaper1_1280.jpg
壁に耳ありヒルズに面白ダンジョンあり。

最近なかなかブログを書く時間が無く(←いえ、自業自得なのですが)、ましてやイラストなんぞもってのほか!と言う状態が続いております。
その上、先日あたりからは風邪症状(←これも自業自得)まで出始めて、ほとほと自分のアホさ加減にあきれ返る花の30代。

・・・そうか! 3の倍数だからアホなのか!!(←安友さん、これも拾ってやって下さい)

さてさて、それはさておきwataruさんにお借りした宝物品の数々も後半戦に突入。
今回は、ホラー界の貴公子アレクサンドル・アジャが撮ったかの名作 『ヒルズ・ハブ・アイズ』 の続編、略して 『ヒルハブ2』 をひっそりと鑑賞してみましたのでその感想などを・・。

あらすじ・・・
最強メガネ男子・ダグや最強わんこ・ビーストが、食人一家と死闘を繰り広げたあの核実験施設(通称セクター16)に、性懲りもせず再び政府関係者たちがやってきた!

で、喰われた! (正確には襲われただけ)

そこで、訓練を終えたばかりの国家警備隊の新人チームが、セクター16に彼らを救出にやってきた!

で、喰われた! (正確には襲われただけ)

・・犬は・・!
・・・犬(わんこ)は助けに来てはくれないのか・・!!

待て! 次号!! (次号は作者取材の為休載します)


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日に日に適当さに拍車がかかっているような気がしてきました。
「あらすじ」 は、アガサの健康バランスを大いに反映しております! (・・いや、断言されても)

名作の続編と言うのはツライものです。
絶対に前作と比べられ、絶対に前作を越える事は出来ないからです。

だったら続編なんかつくらなきゃ(モゴモゴ)

しかし、誰しも夢や野望を止める事など出来ない訳で、
「おれだって「ターミネーター2」くらい作れたんだ! おれが作った「ゴッドファーザー3」なら作品賞も獲れたんだ!」
と、映画史上数える程しか見当たらない “当たり続編” のお仲間に入れる事を信じて、あくなき続編製作に乗り出さずにはいられないのです。
止めときゃいいのにね☆ ┐(´∀`)┌

で、この 『ヒルハブ2』 もご多分に漏れず、偉大な前作には遥か及ばない、どこかで観たようなサバイバルホラーと成り果ててしまっていたのですが、しかし、もしこれがかの続編でさえなければ
「うひょー☆ 結構面白いじゃん><」
と、楽しめたであろう事もまた事実。

どこからとも無く舞い降りた食人一家と駆け出しの兵士が、やたらと穴の多い荒地を舞台に
トイレでセクハラされたり
落とし穴に落っこちたり
滑り台を滑ったり
フリークライミングしてみたり
石を落っことされたり
また落とし穴に落っこちたり
という様々なおもしろアトラクションを満喫しつつ退場してゆくのですから、そらぁ面白くない訳が無いですよね!皆さん! (“面白い”の定義はさておき)

あとは前作同様、若干ヘタレ気味のイケメンを投入して物語を引っ掻き回しつつ、彼の精神的成長とともに最後のカタルシスへとなだれ込めば一丁上がり。
ついでに、前作にはなかった「カワイイおにゃのこ」要素も追加しておけば、男子のみなさんにもご納得頂けるでしょう。
うんうん、そうでしょうとも。
確かにホラーとして必要な物は、おおかた揃ってるでしょうともよ。

・・・ホント、これが 『ヒルハブ』 の正当な後継者でさえなければね・・・。

という訳で、もしこれから 『ヒルハブ』 体験をされるという方は、思い切って「パート2」の方からご覧になると言うのも一つの手かもしれませんよ☆
どっちみち1作目との繋がりなんて皆無ですし。 (←ちょっと毒吐き)

さて、ちょこっと誉めておきましたので(そうか?)、ここからはアガサが感じた不満ポイントを。
この物語は中盤から地下トンネルがメインの舞台になりまして、新米兵士達は退路をことごとく絶たれつつも、仲間を救うため敵の要塞(←言い過ぎ)へと突き進むのですが、これがもうとにかく何処もかしこも真っ暗闇。
どこに何があるのかさっぱり判らない状態の中、危うく敷居につまづいたり、鴨居に頭をぶつけたり、挙句箪笥の角で足の小指を強打してもおかしくないような恐怖に、観客は思わず息が詰まりそうになる事必至でしょう。

・・勿論イヤミですよ、これ。

百歩譲って、地理関係がアガサの理解度を超えている点はよしとしましょう。
たとえ登場人物が「ジャンパー」だったとしか思えないような、ラクラク移動をしていたとしても、
たとえ登場人物が同じ場所ばかりを移動しているように思えても、
たとえ登場人物の位置関係がありえないくらい適当でも、
ふうん・・、不思議なダンジョンなんだね・・と思えば腹も立ちません。

しかし、映画の肝である食人一家との絡みを暗闇で済ましてしまうとはこれ如何に。
せっかく出てきた面白キャラが、何だか良く判らない間に兵士に頭を叩き割られてしまうなんて、勿体無いとは思わんかね。
(度々引き合いに出して申し訳ないですが)『ヒルハブ』1作目の評価すべき点は、乾いた、刺すような太陽の下で、家族対家族の潰しあいが描かれていた点だと思います。
「自分達が生き残るために、別の命を絶つ。」 という非人道的な行為。
本当は隠してしまいたい残酷な闘いを、あえて白日の下で展開するところに、アジャの鬼畜度誠実さを感じたのです。
「人殺しとはおぞましいものなんだよ」と。
そして駄目押しで、健常者に憧れる不幸せな少女・ルビーちゃんを登場させることで、さらにフリークス一家にも人間性を感じさせ、その潰し合いに無常さを与えた・・・。

それをこの続編では、暗がりで済まそうとする。(※全部が全部ではありませんが)

いいか、闇を利用するのはいい。 しかし、闇に逃げるな。

と、ちょっと上から目線で物申してみます。

以上、散々貶してしまった 『ヒルハブ2』 レビューですが、最後にとっても嬉しかった点を。
なんと、本作で生き残り合戦にチャレンジする女兵士の片割れが、 『クライモリ デッドエンド』 にて男前な女兵士エンバーを演じていたダニエラ・アロンソその人だったのですよー!><
ヘタレ男を守りつつともに命尽きるその最期が、 『エイリアン2』 のバスケスを思い起こさせるかっこよさだったダニエラさん。
なんと傑作食人一家モノの続編どちらもに、女兵士役で出演とは・・・。(しかもどちらの役も美味しいの

ステキだ・・・
ステキすぎるよ・・・  そのキャリア・・・
「すきなものだけでいいです」はこれからも、ダニエラ・アロンソさんを全力で応援いたします!

フレー! \(゚∀゚)/ フレー! \(゚∀゚)/ ダ☆ニ☆エ☆ラ!
食人界の星となれ!!
 (ヒドイ応援だな)
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「B型自分の説明書」 ですってよ、奥さん!

2008年03月24日
何を隠そう、血液型はB型のアガサです。(隠してはないか)

B型といえば「自由奔放」「我儘」「気紛れ」「気分屋」などなど、顰蹙をかう血液型の代名詞的ポジションらしいですし、実際アガサも何度それ系の責め言葉を受けたか判らないのですが、実を言うとそんな責め苦にもあまり動じていないのも事実だったりします。

どんなに責められても動じない。 と言うか、関心がない。
「そんなん言われてもBなんだしなぁ」としか思えない。
で、最終的には右から左へ・・・。

それこそがB型の特徴だ。 と、また言われそうなのですが、だって血液型なんて変えられないし・・ねぇ・・。
合う人は合う、合わない人は回れ右してみてはいかがでしょうか。
と、思ってしまう私を許してください。(←と言いながらあまり罪の意識も無い)

で、なんとそんな我が道を行く事こそ我が使命なB型の説明書があるそうなのですね。


21yLlogKmSL.jpg 「B型自分の説明書」 Jamais Jamais著 文芸社刊


お友達からその存在を聞いて、近くの書店を探してみたのですがみつからず、とりあえず密林の「なか見!検索」機能でチラ見してみました。

↓中身抜粋↓
● 楽天的と言われるけど、実は結構考えている。
● だけど楽天的な時もある。
● 根暗だ。
● 集団行動の中で一人だけフラフラ散歩したりする。
● 時には人生まで賭ける。
● 「変」て言われるとなんだか嬉しい。
● 気になると即行動。
● その時の行動力は凄まじい。
● だけど、興味無いとどーでもいい。
● 人と同じは嫌。絶対。
● 口べた。
● 人に全てを明かさない事を、こっそり楽しむ。

・・・どこから見てたんスか?!Σ(゚□゚;)

古くは小学生の頃から、「カワイイね」と言われるより「お前って変なヤツ」と言われる事の方に悦びを感じていたアガサを、その人生を、どこかで誰かが覗き見ていたに違いない!
そうか、この前スーパーでこっちを見ていた怪しいおっちゃんが、このJamais Jamaisとか言う著者だったんだな!
あやつめぇ~ヾ(*`Д´*)ノ" (※それはない)

とにかく、導入部に書いてあることの全てが思い当たる事ばかり。
「血液型診断」とか「血液型うらない」関係に全く興味が無いアガサなのですが、この本に関してはムチ打ちになりそうな位頷いてしまいましたねぇ。
自分の全てを見せ付けられたような気持ちになった 「B型自分の説明書」 。
自分の周りに、どうしてもつかみ所がないB型さんがいらっしゃるそこのあなた!
まずはこの本を一読されてはいかがでしょうか。
そうすればきっと次の日から、あなたはB型の全てを知る事となる・・・んじゃないですか、わかりませんけど。

あと、心底ビックリした記述がもう一つ。

● 歩いているとき、道のでっぱりに上る。

やっぱ見られてた━━━っっ!!∑(`□´;)/

うーん・・・、私も買おうかな・・この本。
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『スリザー』

2008年03月23日
スリザー
これでスネイルどもも完全撃破!ネイルなだけにね!! (編註※ スネイル=かたつむり は出てきません)

今日は切株隊長・wataruさんにお借りした寄生スプラッター 『スリザー』 をさくっとご紹介いたしますですよ~。

あらすじ・・・
金にモノを言わせてゲットした超カワイイ幼な妻から、久しぶりの夜の営みを拒否られた中年男グラント。
カチンと来たので夜の街へ繰り出した。
なんと逆ナンされた。
据え膳を頂戴しようと、郊外の森に来た。
やっぱヤメた。
(←この辺ちょっと義理堅い)
しかし、森を後にしようとしたその時、グラントは奇妙な物体を見つけたのである。

なんだかヌメヌメしていて、にょろ長く、ちょっぴり幅広な部分もあるその物体・・・。

・・・もしや・・もしやこれは・・

・ ・ つ☆ち☆の☆こ ?!


やったぜ!おれはついにアノ幻の生き物を発見したぜ!
さてどうしよう♪どこに連絡すればいい?
兵庫の美方町に言えば、別荘地100坪貰えるってホントか?
岡山の吉井町も2007万円の賞金が出るらしいしなぁ・・。
にゃにゃっ! 新潟の糸魚川市に言えば1億円も貰えんのか?
よっしゃぁぁ これでオレも歴史に名を残し尚且つ大金持ちだぜぇぇぇ!!


と、一瞬浮かれたグラントが、実はツチノコではなくて地球外生命体だった物体に寄生されたからさあ大変。
小さな街は瞬く間に、ナメクジ的生命体に支配されるのであった。

<完>


・・・<完>じゃねえよ!Σ(`д´)

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なんとも投げやりなあらすじで恐縮です。
一応お断りしておきますが、ツチノコパニック映画ではありませんのであしからず。(※なら書くな)
それにしても、wataruさんには結構な数の輸入版をお借りしてしまったのですが、そのどれもが大当たりで困ってしまいますなぁ。(困りはしないか)
でこの 『スリザー』 もまた傑作も傑作、大傑作!!

先日の 『クライモリ デッドエンド』 とシンクロしたかのような切れ味鋭い胴体縦割りイヴェントあり、ミンチあり、変異あり、繁殖あり、成長ありと、盛り沢山でありながらも且つまとまりのある作り。
ゆるい田舎町がナメクジ状の異生物に寄生され一気にカオスな状態に陥る様は、寄生侵略モノというよりまるでゾンビ映画のようです。
そうなんです。
歩き方のギコギコした感じといい、「ミート・・ミート・・・」と呟きながらアグレッシブに人肉に喰らい付く感じといい、寄生後の町民たちはまさにゾンビ状態。

80年代ホラーを思わせる音楽の使い方や、脱力感たっぷりのクリーチャー造形も、古きよきホラーファンの心をくすぐりまくりでこそばゆいったらありゃしない。
できる子や! ガンはできる子や!!(※ジェームズ・ガン監督)

で、余りにホラーテイストに力を注ぐと、大概の場合おざなりになってしまう宿命なのが「ドラマ性」なのですが、この 『スリザー』 はそこら辺もきっちりカバー。

年の差結婚に浮かれるオヤヂ・グラントと、貧困家庭から救い上げてくれたグラントに“義理”と“忠誠”と言う名の愛情で応える妻・スターラ。
そんなスターラを幼少期から愛し続け、でも人妻相手なので愛の告白も出来ず、見守り続ける事しか出来ない保安官・ビル。
この愛のトライアングルが、「寄生」という願ってもない思わぬ事態で大きく揺れ動く様は、これまた懐かしの80年代ラブコメディのようでハラハラ&ニヤニヤ必至です。

ホント、皆さん真剣なんですよねぇ・・・。
特にグラントのスターラに対する愛は、あまりに真っ直ぐであまりに深い。
最初はビル→スターラの恋が成就する事を祈っておりましたが、途中からはグラントが気の毒で気の毒で・・・ねぇ。(涙)

そして、最初に寄生されたグラントの意識が、その後に続々と寄生される人々の脳にシンクロされる仕組みになっておりますので、仕舞いには町民総グラント化現象でスターラに迫り来たりなんかして。
「オレがグラント」 「ぼくがグラント」 「あたしがグラント」 「わしがグラント」・・・
って、超新塾かよ! (←わかる人いるのかなぁ・・)

ともかく、おぞましい肉塊と化したグラントと自己に目覚めたスターラが迎える愛の結末に、あなたもきっと涙するハズ!

あと、ホラーに欠かせない「美しく可憐なヒロイン(※超かわいい)」に、「反抗的且つ使える少女(※これまた超かわいい)」も勿論大活躍。
「キラキラの付け爪には全く興味が無い」と言う、女性として問題山積みなアガサですが、本作を観た直後だけは「ネイルアートって、人生に必須なのかも・・」と思ってしまいましたとさ。 もう忘れましたけども。

シーンの繋ぎ方もとても上手く、場違いな様な(でもこれで正解なのです)音楽にのせて一気に畳み掛けるようにキャラクターを描くクライマックスなどは鳥肌モノでしたよ><。
こんなイイ映画を観る事が出来て、もうwataruには足を向けて寝られませんわい!

あらゆるホラー&SF&ゾンビ&スプラッターファンに送る極上のプレゼント、 『スリザー』  の日本版DVDは、4月25日発売予定。
みなみなさまもぜひ一度ご覧くださいませ!



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『ファイナル・デッドコースター』

2008年03月19日
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手間隙かけてます。

こんにちは、アガサです。
ちょっと最近立て込んでおり更新が滞り気味なのですが、心はいつも切株です。(←意味不明)
今日もハンバーグの材料を捏ねながら、
「こいつぁいい特殊メイクの部材になりそうだぜ・・」
と、ミンチでゴアな妄想に浸っておりました。

・・・母さん・・。
自分の中の変態部分が、日に日に勢力を増しています・・・。


こういう事を書くから世帯主さまに怒られちゃうんだな、ぼくは。


それはさておき、あらすじ・・・
今日はウェンディの高校の卒業記念パーティ。
てことで、学年総出で遊園地にやって来ました。
卒業生のパーティの筈なのに、OBとか下級生とかが紛れ込んでいるようですが、そこは大人の事情と言う事で。
どうみても5ダブか10ダブくらいこなしている様な、老け顔高校生がずらりと揃っていますが、そこも大人の事情ですよ勿論ですよ。

さて宴もたけなわ、ウェンディと恋人ジェシー&親友キャリーと恋人ケヴィンは、遊園地の醍醐味・ジェットコースターに向かいますが、ウェンディはなんだか今ひとつ気乗りがしないご様子。
順番が回って、自分の席が最前列だと知ると、更に気が重くなってしまいます。


ではここで問題。
自分の恋人がこの様な状況だったら、あなたはどうしますか?
1.乗車をキャンセルする
2.席を最後尾に変える
3.オレはオレの道を行く(最前列に乗る)

では答え。
どうしても最前列に乗りたかったキャリーとケヴィンはコイン勝負をし、勝ったキャリーとジェシーは念願かなって最前列に、負けたケヴィンはウェンディに付き添い最後尾に座る事になりました。
と言う事で答えは 3 。
自分が後列に下がるのが嫌で、友達に恋人の付き添いをさせるとは・・・。
ジェシー・・・最前列に貪欲な男・・・!

席順も無事決まり、いよいよコースターが発車しようとした刹那、ウェンディの脳裏を凄惨な事故の模様が過ぎります。
それはつまり、予知夢だったに違いない!
そう確信したウェンディは、全力でコースターの走行を妨害し、ケヴィンや周囲にいた友達を巻き込んで屋外に退場させられますが、コースターはその直後に予知夢通り大破。
降り損ねた恋人・ジェシーとキャリーは帰らぬ人となったのでした・・・。


・・で、まぁ後は例によって例の展開になる訳ですよ、奥さん。

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“死に様博覧会” “死のピタゴラ装置” などの誉れも高い、本シリーズ。
見所はその言葉の通り “趣向を凝らした死にっぷり” でしかなかったりする訳で、
ストーリーや人間ドラマなんかクソ食らえ!
というスタッフの悪ノリ感だけを頼りに、ここまでやって参りました。

前2作と同じく、話の流れとしては
何がしかのイヴェントに於いて、主人公が死の予知夢
    ↓
「みんな逃げて~(゚ロ゚;w)」
    ↓
「あんだよテメふざくんなYO!(`ε´)」
    ↓
と言いつつ数人が予定をドタキャン
    ↓
大惨事
    ↓
ドタキャン組が一人づつ血祭りに
と、至ってシンプル。

で、あとは続編の名に恥じない程度に、血飛沫の量を倍増してレッツゴー!

・・・え?  血糊だけじゃ不満だって?
よっしゃ判った!  オレ、今回は装置もトコトン工夫して作るよ!
と、漢気溢れるスタッフが言ったとか言わないとか言う訳ないとか、ともかく今回第3弾では例の仕掛けの複雑さが格段にアップ。

「パリス・ヒルトンの成れの果てみたいなバカギャルが、日焼けマシーンでこんがりバーベキューにされる。」
ただそれだけの結果に至るまでが、まぁ長いこと長いこと。
持ち込み禁止のジュースを持ち込んで、日サロの店長が長電話して、戸棚の練り歯磨き(←推測)が落っこちてきて、裏口のドアに挟まって、ネズミが出てきて、作り付けの棚が緩んで、そいから・・そいから・・・
って、もうなんでもええわ!

このバーベキューのくだりはまだ簡潔な方で、その後展開される死の仕掛けなどは更に複雑さを極めて行き、結局のトコなにがどう作用してこう(血まみれに)なったのか、さっぱりわからなくなると言うおまけつき。
それはまるで、お酒に呑まれて絡んでくるオヤジの自慢話の様な回りくどさだそうな。

・・・ホントくどい。

だが、それがいい。
(←誰?)

しかしこれを観ると、1作目がいかに素直な作品だったかと思い知らされますねぇ。
なんだか久しぶりに、1作目から観直してみたくなってしまいました

とにかくストーリーや捻りなどは潔く放棄して、記録よりも記憶に残る死に様を追求する作り手の情熱には頭が下がりますし、手間隙かけた装置の数々はホラーファンならきっとお気に召す事でしょう。
未見の方は是非一度ご賞味あれ♪
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