ブログパーツ

『the EYE』

2008年01月29日
アイズ2
イヤイヤ、ホントに色んなモノが見えちゃう人ってしんどいでしょうね。 ホントに見える人はね。

日夜、厳しいお小遣い事情と闘い続けるアガサなのですが、今月は勢いに乗って3本も劇場鑑賞してしまった為に、一気にド貧乏道をひた走る羽目になってしまいました。
今思えば、正直 『ホステル2』 はDVDでじゅうぶ・・(モゴモゴ

しかし、捨てる神あれば拾う神あり!
なんとアガサの守護神・WOWOWさまが、アリガタイ事に 『the EYE』 3部作を一挙放送してくれました。
流石はWOWOWだね! 
無駄にサッカーとかテニスばっかやってないんだね!
でも、正直 「ドラマW」 とかはどうでもい・・(モゴモゴ

あらすじ・・・
 全盲の女性・マンが、角膜移植により視力をゲット!
 マン、霊視能力に開眼。
 マン、心理カウンセラーのワ医師に相談。
 マン、電波扱いされてやさぐれる。
 マン、ちょっと立ち直る。
 マン、角膜ドナーの死を調査する。
 マン、ドナー女性の母にスピリチュアル指導する。
 マン、己の能力の限界を知る。
 マン、気力と視力と霊力を失うが、ワ医師のハートを華麗にゲット!


おしまい。

一押しして頂けると にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←とっても嬉しいデス♪

人生のうち、数える程ではありますが、確かにこの世のモノでは無い存在を見た事があります。
「夢でも見てたんじゃないの?」 と言われればグウの音も出ないのですが、でも可笑しい位確信があるのです。
彼らは生きた人間じゃなかったぜ! と。

そんな訳で、人一倍心霊モノや超能力モノを信じるアガサなのですが、不思議とテレビのそれら関係に対しては人一倍冷ややかな眼で見てしまい、
「ホントかよ?(-д-;)」
「まぁそう言っときゃ当たり障りは無いわなぁ(`ー´) ケッ」

と、テレビ相手に嘲笑の嵐。
頭から疑ってかかる、とてもタチの悪いお客さんと成り果ててしまいます。

我ながら思うに、それはきっと 
“本当に能力のある人は、テレビなんかに出ない” 
と思い込んでいるからなのでしょう。
アガサが思い描く “特殊能力を持つ人” は、常にジョニー・スミス(※)なのです。
(※ スティーブン・キング作『デッド・ゾーン』の悲痛な主人公)

もし自分に、人の背後に佇む先祖の霊や、浮ばれない人の霊が見えたら・・・。
その霊たちと、会話できる(勇気と)能力があったら・・・。


仮定するだけで怖いので出来ればご辞退申し上げたいですが、でもやっぱりもし自分の身に授かったなら、出来るだけ有効に使いたいですよね。
まずは、その能力(霊が見える)に慣れるよう頑張りたい。
次は、その霊たちが浮ばれるよう尽力したい。
でもって、未解決事件とかの証拠も出来る限り発見して、解決に導きたい。
で、やっぱり出来る事に限界を感じてしまい、自分の存在理由に行き詰まりたい。

・・・ダメじゃん!(行き詰っちゃあ)

この作品の主人公・マンの歩む道は、まさにこの通り。
霊そのものや、死にたての霊を迎えに来る死神(?)の姿が見えるマンは、浮ばれない霊の思いを果たしてやる事で、霊能力者として一歩成長するのですが、そんなマンの前に大量の死神が現れます。
どうやらあと数分後に、マンの周辺で大惨事が起きるらしのです。

しかし周りの皆さんは、そんな「あなたの知らない世界」を知る由もなく、
「逃げろ~! ここらは危ないぞ~!」と大騒ぎするマンを危険人物扱い。

これこそが、特殊能力を持つ人の現実なのではないでしょうか。
第3者に証明出来ない(証明しづらい)現象だからこそ、出来る事には限界があり、能力を活用しきれない歯がゆさや無力感で自滅してゆく・・。

・・・ゴメン、自滅はウソ。

本作は、そんな一(いち)霊能力者の誕生~引退までを、リアリティ溢れる描写と凝った映像、そして迫力のVFXで描き上げた佳作なのではないかと思います。
決して、
大した盛り上がりが無い。とか、
話が若干飛び過ぎ。とか、
死神がタートルネック着用(笑)。とか、
そんなオチて!とかでクヨクヨしていてはいけないのです。

もしもこれ(マン)が自分だったら・・・。
そう思いながら観れば、心底凍える想いが出来るのではないでしょうか。
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』

2008年01月26日
とっど2


・ ・ ・

エラだぁ・・・?


トッド
まさかの「エラ」発言にトッドが切れた!

(このイラストはフィクションです)


あらすじ・・・
俺の名前はスウィーニー・トッド。
復讐の為に、地獄の底から帰還した男・・・。
・・・あの、地獄って監獄ね、監獄。 ・・牢獄?監獄?ま、いっか。
愛する妻と娘を奪う為、無実の罪で俺を終身刑にした悪徳判事・ターピン。
ヤツをこの手で始末する為なら、どんな悪魔の諸行でも俺はやり遂げる事が出来るだろう・・・!
無力で哀れなベンジャミンは死んだ!
俺は今や、復讐の悪魔・スウィーニー・トッドさまなのである!

と言う訳で私は今、15年前に住んでいた借家に来ています。
親切な家主・ラベット夫人はなんと、私の仕事道具を保管してくれていたようですよ!

待たせたな!我が友!我が剃刀よ!
お前がヤツの喉元を切り裂き、我が身にかの血を降り注いでくれる日が待ち遠しいぞ!
とは言え、どうやったら判事の髭を剃る様なファンタスティックなシュチュエーションになるんでしょうか。
監獄暮らしが長かったせいで、名案がギガント浮かばなス。
すると、見かねたラベット夫人が、素晴らしい計画を考えてくれました。
街一番の床屋と、民衆の面前で髭剃り対決をして、見事打ち負かせばいいのですね。
そうすれば一気に知名度が上がって、判事も髭を剃りに来るだろう・・と。

なんと造作も無い事よ!
15年の歳月をものともしない我が腕を、しかと見るがよい!
いや、負けたその腕を恥じる事など無い。 街一番の床屋よ。
なぜなら俺さまこそは悪魔に魅入られし髭剃りテクの持ちぬ
え?ベンジャミンて・・・ なんで私の名前を知って・・
なんと街一番の床屋は、15年前私の元で見習いをしていた少年の成れの果てだったらしいですよ!
やだやだ!狭い街なんだからぁもう!

この俺を脅迫してきた床屋に対して、掛ける情けなどあろうものか。
俺は激昂に身を任せ、床屋を打ちのめしたのだった・・・何度も・・・何度も・・・。
あぁ、ラヴェットさん! いや違うんですよ。コレはその何と言うか出来心というか正当防衛と言うか・・。
歌にするならば 
♪おれ~の~カミソリが~復讐を求めて~♪どいつもこいつも~み~な殺しぃぃ~♪
イヤすんません。ホントすんません。
今すぐ死体、片付けますんで。ホント。


しかしその時、運命の天使・・いや、悪魔が俺に奇蹟を与えたもうた!
なんと髭剃り対決の評判を聞きつけた判事が、早くも俺の店にやって来たのである!
目の前のイスに横たわる、我が宿敵。
なんと無防備で、なんと愚かしく、なんと醜い面構え!
今はこの、復讐が成就する瞬間に酔いしれるとしよう。
彼の口ずさむ歌声に、しばし声を重ねるとしよう・・・。
って歌ってたら、邪魔が入ってもうた――!!
歌――っ! バカバカ馬鹿――っ!!


すんでのところで判事を逃してしまい、失意のどん底な俺。
しかし、ラヴェット夫人の励ましもあり、ある意味色んな方面で吹っ切れた俺は、切れ味鋭い我が友と共に世の中の諸悪を根絶する方向へ。
つまり、歌にするならば 
♪おれ~の~カミソリが~鮮血を求めて~♪どいつもこいつも~み~な殺しぃぃ~♪
イヤすんません。ホントすんません。
その前にまず、床屋の死体ですよね。


ラヴェット夫人は、死体の後始末の方法に名案があると言う。
夫人の経営するミートパイ屋では、慢性的に肉不足が続いていた。
ならば不要なこの肉を、そのパイに利用して何が悪い?
いいとも! 確かに名案だ!
これぞまさに、コロンブスの卵的発想ではあるまいか!!・・意味は知らんが。
こうして私は、来る日も来る日も剃刀を振るい続けたのです。
ある時は純粋に髭を剃る為に。
またある時は喉元を掻き切る為に。
ただただひたすら、憎い判事が再び店を訪れるその日まで・・・。


♪今日も~ランキン~グで~健闘中~♪にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←イヤすんません。歌っちゃってすんません。

いやぁ、とても面白かったですね!
ジャックスパロウ・ファンと見うけられるのレディーの皆さんが、予想以上の流血ショーに対し、微妙な顔つきで劇場を後にする姿を見るのが!
ジョニデだし~
チョコレート工場のコンビだし~
まぁ言ってもミュージカルだし~


そう思ったか?

ちょっぴりブラックなミュージカルだと思ったか?


思い知るがいい!我らがR指定の底力!!

ヒャーッヒャッヒャ(`∀´)ヒャッヒャッヒャ

と、非スプラッターな女性の皆さんを軽く敵に回した、被スプラッターのアガサですこんにちは。
ちなみに一緒に観に行った非スプラッターの友人は、観終って
『ナイトメア・ビフォア・ザ・クリスマス』 みたいな感じなんだろうと思ってたのに・・・
と言っておりました。
まぁ、ちょっとダークなイメージ+ミュージカルと言う事で 『ナイトメア・・』 を想定するというのは自然な成り行きだと思うのですが、あれも仮に実写で作ってたらかなりエグイ作品になってるでしょうからねぇ・・・。
なにせ、主役の骸骨蛆の湧いたクリーチャーに囲まれて歌い踊る映画ですから。

ともかく、カリブ後初の主演作に、こんな血みどろ復讐劇を選んだジョニー・デップもさすがですし、相変わらずスタジオに全く阿ろうとしないティム・バートンの姿勢にも拍手喝さいです。

(※以下ネタバレアリ)

妻を卑劣な手で奪われ、人生を踏みにじられたトッド(ベンジャミン)。
九死に一生を得てロンドンに生還したトッドは、残りの人生を復讐のみに捧げる事を誓います。
剃刀を片手に「俺のと~も~だ~ち~」と歌う姿が、実にキ印っぽくてイイ!

妻と娘を奪われたトッドの、常軌を逸した復讐劇。
そして、その復讐劇よりもさらに前面に押し出されていた、報われない恋。
トッドは妻・ルーシーへ。
ラヴェット夫人はトッドへ。
小間使いの少年はラヴェット夫人へ。
それぞれの思いが強すぎたが為に、物語はより残酷に、より悲劇的に進んで行く・・・。

妻・ルーシーはトッドに。
ラヴェット夫人もまたトッドに。
小間使いの少年はそんなトッドを。
強すぎた思いが生んだ多くの死は、一見救いが無いようにも見えますが、実はトッドにとってはハッピーエンドだったのではないか、と思います。
理性を捨て、人を人として扱う事を止めた時点で、トッドの末路は「無残な死」でしかなかったし、そんな怪物の様なトッドが、最も愛する者を殺めてしまった事もまた防ぎようの無かった事。

全ての復讐を遂げ、愛する妻に寄り添って迎えた自らの死は、彼にとって申し分ない最期だったのではないでしょうか。
もしも仮に、ラヴェット夫人と共に生き延びていたとしても・・・。
トッドの人生に何が残っていると言うのでしょうか。
共犯者ラヴェット夫人との愛情の無い日々?
死刑台に登るのを待つだけの日々?

それこそが、既に死んでいるのと変わりない日々なのでは?

この作品では、トッドが奪われた娘のその後も重要なポイントになっており、宿敵・ターピンに“養女”という建前で捕らえられていた娘に、トッドの知り合いの青年が一目で恋に落ちたことから
ターピン 「てめぇこんにゃろぅ!よくも俺の養女を!」
青年   「なんだとこのロリコンオヤジ!」
という、激しい恋の鞘当も展開するのですが、正直その恋はおまけ程度でしか無い様に感じました。

その証拠に、トッドが妻を掻き抱いて事切れるシーンがこの作品のラストシーンであり、ターピンの魔の手から逃げ出した娘と青年のその後までは描かれていません。
あくまでこの物語は、トッドの愛と復讐の物語なのですね、きっと。

ま、君たち若いんだし、・・・後はなんとでも頑張っとくれ!
と言うティム・バートンの強いメッセージが込められ・・・ (違うか)

若かりし頃、エマ・トンプソンとケネス・ブラナーの仲を裂いた事で有名だったヘレナ・ボナム=カーター。
『猿の惑星』 での捨て身の猿メイクの頃は、今度はリサ・マリーとバートンを引き裂くか!このどろぼう猫!
と、憤っていたアガサでしたが、何だかすっかりバートン色に染められ(元々の資質かも?)魔女顔が定着しちゃいましたね。
今や、ヘレナ以上にバートン作品にしっくり収まる女優は居ないのではないでしょうか。(←褒め言葉)

ジョニー・デップと共に、これからもバートン作品でそのエラを存分に輝かせて頂きたいものです。

狂気と悲恋と笑いと、何より素晴らしいアラン・リックマンの美声に彩られた、至福の1時間59分でした。

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『ホステル2』

2008年01月24日
ホステrう2
ホステル業界の意外な内幕を、ペーソスたっぷりに描く話題作。 (ウソです)


先日 『28週後...』 を観るにあたって、嫌ホラー家の世帯主と不毛な押し問答を繰り広げたアガサ。
今回は、もう一本の問題作へ。
ア   「ねぇねぇ、もう一本観に行ってもいいかなぁ?」
世   「何観るの? どうせまたゾンビだろ?」
ア   「・・・ゾンビではないよ」
世   「じゃあ何?」
ア   「え?!  え・・えっと・・ こ・怖い映画・・・」

「怖い映画て・・・小学生か。」 (世帯主談)

と、華麗につっこまれたのですが、
「スロバキアで女子大生が人身売買されて拷問される映画」
だなんて、嫌バイオレンス家の世帯主さまには口が裂けても言えませんよねぇ・・。怖くて。(色んな意味で)
とりあえず今度聞かれたら、「切り株映画だよ」と言おうと思います。
何となくカントリー風な響きですし。

てな訳で、紆余曲折(?)を乗り越えて無事鑑賞出来た 『ホステル2』 。
切り株映画の名に恥じない弾けっぷりの本作を、大オチを解放しつつレビュー!

あらすじ・・・
エリート・ハンティング運営委員会がやらないといけない事。
その1 ・・・密告に気を付けつつ会員集め
その2 ・・・契約書作成
その3 ・・・司法への目配せ
その4 ・・・ハンティング施設のメンテナンス
その5 ・・・温泉のメンテナンス
その6 ・・・逃亡者の後始末
その7 ・・・会員へのメールマガジン発行
その8 ・・・関係者(特にサクラ)への圧力
その9 ・・・現場の証拠隠滅
その10・・・税金対策でヘリ購入
その11・・・兵役経験者を警備員として勧誘
その12・・・警備員の労災申請
その13・・・ヨーロッパ各地の施設に潜入し、獲物選び
その14・・・獲物の行く先々にサクラを配置し、スロバキアに誘導
その15・・・スロバキアの温泉内にも多くのサクラを配置
その16・・・会員の送迎サービス(専用ジェット機使用)
その17・・・会員へ刺青サービス(ただし強制)
その18・・・獰猛犬の一括購入
その19・・・獰猛犬の散歩(一日最低1時間以上)
その20・・・獰猛犬のトリミング

結構カツカツなんですよ。(支出バランスが)

そんなエリート・ハンティングの愉快な仲間たちが、新たな獲物にロックオン。
ターゲットはローマの美術大学に留学中のアメリカ娘3人組。
なにせアメリカ人は高値がつく。
しかも女。 女子大生。
計算通り、女子大生3人組はまんまとスロバキアの温泉地にやって来た。
全世界の会員から選りすぐったメンバーに、入札の案内も済ませた。

あとは獲物の入札をスムーズに執り行い、世界の特殊な嗜好を持つエリートたちに思う存分狩りを楽しんで貰う。ただそれだけ。

なお、当クラブに於いては返金・途中辞退・苦情は一切受け付けておりませんので、くれぐれもご留意のほど宜しくお願いいたします。

では、心ゆくまで狩りをご堪能下さい。


なんかねぇ、にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ←このバナーを押すととってもいいトコに飛ばされるらしいわよ。・・的な誘い文句に引っ掛からないように! 奴らの常套手段ですよ!


前作で登場し、全世界のホラーファンの肝を凍りつかせた「エリート・ハンティング・クラブ」。
人殺し願望を持つお金持ちに、思う存分人殺しを満喫して貰う為に結成された組織ですが、今回の続編ではその全容がかなり詳しく描かれています。
細かい所まで行き届いた気配り・・・。
予想以上に世界規模な組織のネットワーク・・・。
大量のわんこ・・・。
社員も大量・・・。
こりゃあ、かなりの必要経費ですぜ!ダンナ!

当然の事ながら、経理の人や総務の人、施設内の蛍光灯を変える人やたまった新聞をくくる人など多くの従業員も抱えているでしょうし、人件費だけでもかなりのモノなのではないでしょうか。

そんなカツカツ組織・エリートハンティングの、今回知った新たな規約。
それが
「獲物にはキッチリ止めを刺すべし」
と言う事。

いくら常々「人を狩ってみたい・・」と思ってはいても、実際に我が手を汚せば心が動揺するのが人間と言うもの。
狩りが初めての人間なら尚の事です。
しかし、どんなにビビリでも後戻りは出来ない。 それがこの組織。
途中で現実と空想の違いに気付いて退場しようとなんてしたら、いくらエリートであろうとも速攻でわんこがじゃれ付いて来るのです。
しかも、ただじゃれ付くだけならいいのですがエリートな贅肉まで齧ってくれるので、ヘタしたら失血死モノです。

と言うか、旅先で一般人が行方不明になるのと、会社社長や役員が居なくなるのとでは、後の騒ぎの規模にかなりの開きがあると思うのですが・・・。
たとえばアッコがある日突然失踪したら、竜太は死に物狂いで捜索するだろう。 と言う事ですよ。

・・いや、探さないか。 (逆に)

峰竜太の野望はさておき、もしも旅先でそんなエリート・ハンティングに捕まったら、もう二度と太陽の光を拝む事は出来ません。
前作で指を失いつつも何とか脱走に成功した青年も、折角帰国して田舎に潜伏していたのに、結局追っ手に捕まって派手に首を刈られていましたし。

と言うか、猟銃自殺かなんかで死体が見つかるのと、首ちょんぱの変死体が見つかるのとでは、後の警察の捜査規模にかなりの開きがあると思うのですが・・・。
たとえればアッコにまかせっきりだったMCをある日突然まかされてしまったら、竜太のストレスは如何ほどか。と言う事ですよ。

・・いや、発奮するか。 (逆に)

峰竜太・・・怖い子・・!

それはさておき、どんなホラー映画に於いても、観客が一番感情移入するのはズバリ 「反撃」 。
不死身の殺人鬼、冷酷無比な犯人に追い詰められた時、主人公はどうやって脱出&決着をつけるのか?
この 『ホステル』 シリーズも、前作でまんまと脱走者を出してしまった猛省の甲斐あってか、今作では警備の本気度がさらにアップ。
各部屋の防犯カメラに始まり、廊下に仕込まれた防護柵、殺人わんこ、などなど、まさにネズミ一匹通さない鉄壁のディフェンスっぷり。
普通はどの映画でも、「ここを突けば逃げられるかも」という余地を残してくれるものですが、この 『ホステル2』 にはそれが無いのです。

何度もエリートハンターの裏を掻こうとしながらも、結局どんなに足掻いてもこの施設から脱出する事など不可能だ。という絶望的な空気に包まれるヒロイン。
さて、彼女はは一体、どうやってこの窮地を脱するのでしょうか。

それはなんと、普通に大金。 
捻りが無くて、どうもスミマセン。


中盤付近で伏線として、
彼女だったらスロバキア(国)ごと買えるわよ
と言う、ヒロインのお金持ちっぷりを解説するセリフがあったのですが、その設定をそのまま持って来て、
自分を狩ろうとしていたハンターよりも高額で、ハンター自身を買い直す
と言うビックリな反撃に。
いえ、当然すぎる反撃に。

そりゃあお嬢様は充分なお金を持っていらっしゃるのだから、使うなら今を逃していつがある?ってなものですよね。
きっとこの人の口癖は、「パンが無いならキャビア丼を食べればいいじゃない。」でしょう。(若干意味不明)

力を持つものが、その力を行使する事に躊躇する理由などないのです。
それが弱肉強食という、この世の定め。

観る人を激しく限定させる“切り株天国”に於いて、そんな人の世の無情や恐ろしさをきっちり映し出してくれたイーライくん。
やはりケッチャムの「オフシーズン」を映画化出来るのは君しかいない!
そう確信したアガサだったのでした。


※参考までに・・・
スロバキア共和国の国内総生産(GDP)は約550億ドル(2006年度)だそうです。

・・・550億ドル・・・

・・・・6兆円くらいか・・・?

結論。
ヒロインの正体は、女装したビル・ゲイツだったに違いない。
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

可愛い所もあるでしょ? 的な。

2008年01月22日
snow.jpg
全米ボックスオフィス 3週連続トップ10内!
『スノウ・オブ・ザ・リビングデッド』 !
ゴールデンウィーク、全国拡大ロードショー!!
 (季節感ねぇ――っ)

先日は全国各地で積雪があったようですが、皆さんのおうちの方はいかがでしたか?
我らが岡山市内でも、8年ぶりに2cmを越す積雪があり、ちょっとした雪祭り状態で朝から雪だるま作りに勤しんでいたアガサ。

で、とっぷり日も暮れて帰宅した世帯主さまに、撮っておいた写真を見せると、
世   「なに? それでこれ、ブログに載せるの?」
ア   「あぁ、そうだねぇ・・折角だし」
世   「ほんでアレか? 普段はスプラッターだゾンビだって言ってる私だけど、こんなの作っちゃう可愛い所もあるんだよ♪ テヘ って算段か?」

と言うか、あなたの中で私はどれだけドス黒いキャラなんですか?

ちょっぴり切なさが身に沁みた、雪の夜でした。


・・・ま、ホントはちょっと図星だったんですけどね。(*`ー´)ヒ――ッヒッヒ
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『28週後...』

2008年01月20日
28しゅう
この後、妻による壮絶な復讐劇の幕が切って落とされ・・る・・かなぁ・・?

我が岡山が、ホラーバブルに(局地的に)沸き返る黄金週間が、ついにスタート!
『28週後...』 『ホステル2』 『スウィーニートッド』 の3本は、絶対に見逃す訳にはいかない・・・。
そんな決意を固めつつ、世帯主さまに劇場鑑賞の打診をしてみました。

アガサ 「ねぇねぇ、今日映画行って来てもいいかなぁ?」
世帯主 「何観るの? またゾンビか?」
ア    「・・・ゾンビじゃないよ。レイジウィルスだよ。」
世   「一緒じゃねぇかよ。ゾンビだってなんかのウィルスじゃん。 それにどうせ脳ミソ齧るんだろ?」 
ア   「齧らないよ。だってレイジウィルスだもん。凶暴になるだけで、食べたい訳じゃないん・・」
世   「なんでもええわぃ!Σ(`Д´) 」

もうそれ以上は、何も言えませんでした・゚・(ノД`)・゚・
と言うか、レイジウィルスとゾンビの類似性についての世帯主さまの認識度には、ちょっと驚愕。
確かにレイジウィルスもゾンビも、何らかのウィルスによって引き起こされた、人類の悲劇的変化ですよね。
でもやっぱ、ゾンビとレイジウィルスとは決定的に違う点が・・まぁ、いっか。

あらすじ・・・ (※下線部分(大オチ部分)のみ反転させています)
0日目。
過激な動物愛護活動家によって襲撃を受けた霊長類研究所から、レイジウィルスが流出。

15日後。
ウィルスの蔓延にともない、英国全土隔離。

28日後。
全土が完全汚染。

5週後。
飢餓により、最後の感染者が死亡。

11週後。
英国に、米国主導によるNATO軍派遣。

18週後。
新たな感染の恐れなしと認定。

24週後。
復興計画開始。

28週後。
海外に渡航していた英国人が一斉帰国。
レイジウィルスから辛うじて生き延びていた中年男・ドンも、スペインから帰国した子供達と感動の再会を果たしていました。
再会を喜ぶ子供達。
しかし、母がいない事について聞かれても、ドンは全てを話す事が出来ません。
なぜなら、ヘタレ亭主のドンは感染者から逃れる途中で、妻・アリスを見殺しにしていたから・・・。

28週と1日後。
母不在に心を痛める子供たちが、ダメだっつってんのに立ち入りを禁止されている感染地域に潜入。
自分達が住んでいた家に、母の写真を取りに行く為・・・。
母の顔を忘れたくなかった為・・・。
そして彼らはそこで、すっかりやつれ果てながらも奇跡的に生存していた母の姿を見つけます。

28週と2日後。
NATO軍本部に緊急収容され、精密検査を受ける母・アリス。
なんとアリスは既に、レイジウィルスに感染していました。
しかし、アリスが持つ特殊な遺伝子がウィルスの覚醒を抑制し、保菌状態で留めている事が判明。
抗ウィルス剤の開発に色めき立つ、医療チームのスカーレット。
しかし、重要患者であるアリスの周りに警備員が一人も配置されていない。と言うアメリカ的大雑把な対応のお陰で、禁止区域に楽々侵入出来たドンがアリスに接触。
免疫力を持たないドンは、アリスの体液から瞬時にレイジウィルスに感染してしまいます。

かくして、NATO本部も生存者の保護区域も、瞬く間にウィルスに感染する事に。
想定していた中でも最悪の結果に、本部の隊長が下した命令はコード・レッド
つまり、感染が保護区域外に飛び火させない為、徹底的な殲滅作戦を実行せよ。と言う事。

28週と3日後。
NATO軍によるナパーム弾と化学兵器攻撃を潜り抜け、逃げ続ける生存者の一団がありました。
救いの手からは見捨てられ感染者たちが迫り来る中、彼らは無事、生き延びる事が出来るのでしょうか・・・。

そして、28週と28日後。
ボンジュール、パリ! ユーラシア大陸上陸!上陸! イィヤッッホウ!!!
ワンモア感染!ワンモア感染! キィィィィィッ!! (レイジウィルス患者談)



ご訪問ありがとうございます♪ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←今日の日の思い出に一押し、なんてのはどうだね?

さあさあ皆さん、アガサがこれから鬼畜な発言をしますよ!
子供は希望。 でも、子供は厄介事のモト。

・・・えーっと、 実生活上の話ではないですからね~!
映画に於いてですからね~!


映画と言うモノの中で、子供は大体余計な事をしてくれます。
入らなくていい場所に入り込み、
触らなくていい物に触れ、
言わなくていい事を喋り、
そして、とにかく根限り注意事項を守らない。

これがホラーになるとより一掃厄介度が上がり、
開けなくていい箱を開けたり、
やたらと押入れに隠れたり、
「えい!えい!ぼくが相手だぞ!」とやめときゃいいのに後ろから棒で殴りかかったり、
と、ホントにもうやりたい放題です。

そんなクソガキ純真なお子様の姿に、皆さん歯がゆい思いをされた事も少なくないのではと思うのですが、この作品に於いても、我らが「子供キャラ」くんは数々の災いの種を撒き散らしてくれます。

アガサがこの作品中で気に入らなかった点は、それくらいでした。

その点が許せなかったからつまらない映画だったと言う事は無く、
その許せない点を差し引いても充分優れた作品だったと、胸を張って言えます。

でもやっぱり、許せない事には変わりない訳で・・・。

お前らが呑気に危険区域をハイキングしなかったら、こんな地獄絵図にはならなかった。
お前らがもっとちゃんと返事をしていれば、スカーレットも死なずに済んだかも。と、子供相手に怒りを爆発させるアガサ・30代中盤。

ああいいさ。 「大人気ない」と罵りたければ、罵るがいいさ。
しかし、この映画が持つ爆発的な絶望感を目にしては、
何とかこの事態は防げなかったのですか?
どうしても?
絶対?
ねぇねぇ、おせーて?偉い人!

とウザイ感じに食い下がらずにはいられないのです。
と、それくらい、“家族の信頼&絆・神話”や“自己犠牲精神の尊さ”をバッサリ踏みにじるラスト。

この作品は、このラストでなければいけなかったのでしょうか。
正直言うと、私にはわかりません。
このラストだと、監督が伝えたかったメッセージは子供って正直ウザイよね。と言う、すこぶる鬼畜な内容としか思えないのですが・・・。
もしくはアメリカ人って、ホント詰めが甘いよね。とか?

普段は絶望的なラストにリアリティを感じ、「そうこなくっちゃ」と大歓迎なアガサですが、ここまでの「多くの命を懸けた展開」に用意されたラストがコレでは、何と言うか、
だってまだ 『28ヵ月後...』 も残ってるし♪
と言う大人の都合が見え隠れしている様で、「ヤらしいなぁ・・自分」と20世紀フォックスの連中に物申してやりたい衝動に駆られそうです。

とまぁ、ここまで総括するとちっとも面白くなかった様な口ぶりですが、劇場を後にする口元でニヤニヤが止まらない程、迫力満点&見所満載&ゴアで満腹な良作でしたので、世帯主さまのお許しさえ頂ければもう一度劇場で鑑賞したいくらいなアガサ。
特に冒頭の草原で感染者と徒競走シーンや、後半に別の草原で感染者を一斉駆除シーンなどは、その正しいホラー描写に、トキメキの余り心拍数が5割り増し状態でしたぜ!

さて。 このラストから、きっとあるであろう次回作ではどんな地獄が待ち受けているのか。
ゾンビファンは必見ですよね。
まぁ、ゾンビじゃなくてレイジウィルスなんですが。 (←しつこい)
     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

 | HOME | Next »

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。