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『ムカデ人間3』

2015年09月12日
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『ムカデ人間3』 内訳



(※ 詳細は近日更新予定です) (※あくまで予定です) (※未定とも言います)




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『死霊館』

2014年08月25日
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あらすじ・・・
引っ越し先におばけが出ます。

【ライフハック/引っ越しの時気をつけるべき中古物件 まとめ】

・ 飼い犬が屋内に入ることをやたらと躊躇する物件
引っ越し初日早々かわいい愛犬が入室拒否。 
どれだけ「カマーン!ボーイ!ヘイ!カマンバディ!」などとはっぱをかけても、玄関先で心細げに鼻を鳴らすばかり。
動物はヒトには見えない何かを感知する、という話を聞くことは多々ありますので、このような反応がみられた時には、充分注意する方がよいでしょう。 あと、そのわんこが翌日不審死を遂げるようなことがある場合はさらに注意することをおすすめします。 

・ 時計が特定の時刻でやたらと止まる物件
一つ二つなら電池の具合や単なる故障で乗り切れるでしょうが、各部屋の時計がすべて、しかも毎度毎度同じ時刻で止まるようなことがあった時には、充分注意する方がよいでしょう。 あと、磁場の関係ということもあるかもしれませんので、念のためデジタル式の時計も設置してみることもおすすめします。

・ 住居の壁にやたらと鳥がぶつかってくる物件
ガラスを磨きすぎて鳥が飛び込んでくる、という例もありますが、中古物件で、しかもぶつかってくるのがガラスじゃなくって壁なんだよね、いう場合は、充分注意する方がよいでしょう。  
ただし、これまた磁場の関係という可能性も無きにしも非ずですので、試しに、押入れの奥で埃をかぶったままのビリーズブートキャンプのDVDを壁際に吊るしてみることをおすすめします。 あと、TRFのイージー・ドゥ・ダンササイズは、まだ踊る可能性がワンチャンスあるかもしれないので早まらないでください。 DJ KOOからのお願いです。

・ 知らない間にやたらと痣ができる物件
いわゆるひとつの 「アレ?ぶつけた覚えなんてないのにいつのまに」 事例という可能性もありますが、常識の範疇を越える数の痣が出来はじめるようなら、充分注意する方がよいでしょう。
ただし、「常識の範疇」というふんわりとした言葉の解釈は個人的見解により異なる場合がありますので、「これはしたり!痣の形がクッキリはっきり指の形でござる!」というような事態になるまで成り行きを見守るという方法も無くはないかもしれないこともあると思います。

・ 地下室に前入居者の荷物がやたらと残されている物件
日本ではほとんど見かけませんが、海外の一軒家の場合、地下室がこしらえてあることが多々あります。
そして、これまた日本ではあまり馴染みがありませんが、海外の映画を観ている時、以前住んでいた人の家財道具がごっそり放置してある場面にかなりの確率で出くわします。 
これが常識なのかはたまた映画のお約束なのかはさっぱりわかりませんが、とりあえずいわくつきなことが往々にしてありますので、充分注意する方がよいでしょう。 あと、ピアノが残されている場合は必ずと言って夜中にポーンとなりますので、見つけ次第、みんなま~るくタケモトピアノに電話することをおすすめします。

・ 夜中に子どもの足がやたらと引っ張られる物件
子どもはよく夢を見ます。 もちろん大人も見ますが、子どもが見る夢の自由さは、大人のそれを軽く上回ると思っていいでしょう。
そんな子どもは、夢を見ている最中の行動もまた自由です。 ベッドの上であろうと畳の上であろうと、夢の中で空を飛べば羽ばたき、悪の手先と格闘する時は手足を振り回します。
ということで、子どもが「おかあさん!だれかに足をひっぱられた!」と主張する時には「それ、寝ぼけてただけなんじゃねーの」という可能性もありますので、充分注意する方がよいでしょう。 あと、一緒に寝る時は容赦のない蹴りをみぞおちに入れられる覚悟を決めることをおすすめします。 その上で、「ちがうちがう、そういうじゃないんだよ」という場合は、たぶんおばけです。

・ やたらと寒い物件
冬でも寒冷地でもないのにめっぽう寒いという場合は、充分注意する方がよいでしょう。 ただし、暖かい地方から北の方へ引っ越した場合は、気温に慣れていないだけという可能性も捨てきれませんので、念のため暖房をフルパワーで焚いてみることもおすすめします。 それでも寒い場合は、たぶんおばけです。

・ やたらと臭い物件
家のあちらこちらから、肉の腐った匂い、略して腐肉のかおりがする。
屋根裏でネズミが死んでいるのか?いや、死んでいない。 床下でネズミが死んでいるのか?いや、死んでいない、という時は充分注意する方がよいでしょう。 たぶんおばけです。 いや、きっとおばけです。

・ やたらとおばけが出る物件
庭の木を見れば首つりおばけ、地下室には巨漢のおばけ、ランドリールームにはメイドのおばけ、壁の中には少年のおばけ、といった具合に家じゅうおばけだらけという場合は充分注意する方がよいでしょう。 あと、おばけではなく悪魔だった、と言う場合もありますので、念のためその筋の専門家に相談することをおすすめします。 ていうか引っ越す前にそのへんの土地の下調べぐらいしとけよ。


【感想】
いま、わたしが一番信頼している監督のうちのおひとり、ジェームズ・ワンさんが、傑作お化け屋敷映画『インシディアス1&2』の合間に撮り上げた『死霊館』を観ました。

新居に引っ越してきた家族が怪奇現象に襲われ、そこに霊能力を持ったご婦人が助太刀に入る、というおおまかなストーリーが、『インシディアス』と激しく被っている上、『インシディアス』では引っ越してきた家族を演じていたパトリック・ウィルソンさんがこちらではゴーストハンター役で登場するという、「もうちょっとどうにかならなかったのか」物件だった本作。
しかし、困惑していたのは鑑賞前のみで、いざ本編がスタートしてしまうと、次から次へとお目見えする超おっかないビジュアルのアナベラ人形(実話に基づく)や、超ねちっこい心霊現象(実話に基づく)や、超深刻そうな顔つきの超常現象研究家夫妻(実話に基づく)に心の臓を鷲掴まれ、あれよあれよという間に、かわいそうな一家と共に終わらない闘いへと引きずり込まれてしまったのでした。
笑えない程度に怖いびっくらかし表現の巧みさはもとより、邸内をくるくると縦横無尽に映し出すカメラワークが見事で、それはまるで、この世に対し、タブーもしがらみも何もないおばけ(悪魔)の視点を表しているかのようで、なんだかもう、無性に不安な気持ちになってしまいました。 いやぁ、ホントにすばらしい。

子を持つ親にとって、いちばん恐ろしいこと。
それって、「子を失うこと」なのではないかと思うのですよね。
そしてもしも、「子を失わせる」ものが自分自身だったとしたら・・・

事故・事件、直接・間接の違いはあれど、子を失ってしまう原因が自分にあるようなことが起きてしまったら、どうすればいいのか。 
そんな、考えただけでおぞましい、頭をかすませたくもない事柄がど真ん中に据えられたことで、本作は「ただのオカルト」ではなく「明日自分の身に起こるかもしれない」現実的な恐怖として、わたしの心を凍えあがらせました。
だって、もしも自分に悪魔が憑依するかも、なんてことはありえませんが、たまたま娘に買い物を頼んだ日に交通事故が・・・なんてことは絶対ないとは言い切れませんし、ホント、どんなことよりも恐ろしいことだと思うのですよね。 「守れない」だけではなく、「自分のせいで」って。

世の中の多くの親御さんのハートの中にはそんな「子への想い」があるのだ、という大前提のもと、魔女や一家のお母さんや霊能力かあちゃんたちに、それを踏みにじらせたり、それに脅かさせられたりし、大いに感情をかき乱すことに成功した脚本はとても秀逸だと思いましたし、それらを経た上で、最後は愛(子への想い)によって救われるという、みんなが安心出来すぎるクライマックスを持ってくる所なんてのは、いやらしい程だと思いました。 こいつはまさしくプロの仕事だぜ!
やっぱりね、劇場は温かい気持ちで後にしたいですもんね。 
まぁ、ぼかぁすさみきった映画もキライじゃないですけどね。

ということで、ワンさんの「お化け屋敷ラブっぷり」に今回も大満足だったわたしでした。
あと、アナベラちゃん人形の造形があまりにすばらしかったので、次の機会がありましたら是非、清水崇監督作品『輪廻』でお馴染みのブサ可愛ドール日本代表「ずっと一緒だよ人形」ちゃんとのドリームマッチ(夢のどつきあい)に挑んでいただきたいものですね。



ZOMBIE手帖ブログ様 : 『死霊館』の呪われた人形スピンオフ企画『アナベル』の予告編
(※ 遅かったー!!)(もう次が作られてた)



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『ABC・オブ・デス』

2014年04月18日
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5分に一度、人が死ぬ! 国際死にざま選手権、堂々開幕です!


あらすじ・・・
「A・アポカリプス」
地道な殺人計画を企てていた奥さんがやけくそになります。

「B・ビッグフット」
清掃員を隠れ蓑に連続殺人を続けていたおっさんがやけくそになります。

「C・サイクル」
庭先に開いた謎のホールに吸い込まれ増殖してしまった男の人が、もうひとりの自分相手にやけくそになります。

「D・ドッグファイト」
愛犬と意外な場所で再会した喧嘩師がやけくそになります。

「E・駆除(エクスターミネイト)」
部屋で見かけたクモをどうにかして退治したい男の人がやけくそになります。

「F・おなら(ファート)」
世界の終りを目の前にした女の子がやけくそにならずに素直になります。

「G・重力(グラヴィティ)」
やけくそになった男の人が人生最期のサーフィンをします。

「H・水電拡散(ハイドロ・エレクトリック・ディフュージョン)
ストリップ小屋でナチスの女暗殺者に狙われたブルドッグがやけくそになります。

「I・内向(イングロウン)」
必死に助けを求める女の人を前に、男の人がやけくそになります。

「J・時代劇」
切腹の介錯人として処刑場にやってきたお侍さんがやけくそ気味な幻覚を見ます。

「K・不器用(クラッツ)」
どうしても下水へ流されたくなかった排泄物が便器の中から飛び出し、文字通りやけくそな感じで宿主にすがりつきます。

「L・性欲(リビドー)」
アジアのどこかでひっそりと行われている、全アジアやけくそ自慰選手権の模様をお送りします。

「M・流産(ミスキャリッジ)」
スレンダー美人によるやけくそな排泄の顛末をお届けします。

「N・結婚(ナプシャルズ)」
赤裸々な言葉を聞かされ続けたオウムがやけくそになります。

「O・オーガズム」
きれいなおねいさんが窒息プレイによりオーガズムに達します。やけくそです。

「P・重圧(プレッシャー)」
クズなヒモに生活費をむしられながら、三人の子供を育てるおかあさんが、娘の誕生日プレゼントを購入するためやけくそになります。

「Q・アヒル(クワック)」
『ABC・オブ・デス』に参加できたものの、よりにもよって「Q」という無茶ぶりにも程があるアルファベットをあてがわれた監督がやけくそになります。

「R・切除(リムーブド)」
世間が望むままの作品を提供するため身も心も削がれ続けてきた男の人が、やけくそというか、反旗を翻します。

「S・スピード」
死神のような謎の大男から逃れるため、謎の美女が砂漠をやけくそなスピードで疾走します。

「T・トイレ」
トイレでの排泄に異様な恐怖心を抱く男の子が、激しい腹痛に襲われ、こうなりゃやけくそじゃい!とばかりにトイレに駆け込んだ挙句ひどい目に遭います。

「U・発掘(アナースド)」
村人たちが吸血鬼相手にやけくそになります。

「V・産声(ヴァジャイタス)」
スーパー赤ちゃんがやけくそになります。

「W・カオス(WHAT THE FUCK)」
『ABC・オブ・デス』に参加できて「W」というアルファベットをあてがわれたものの、何もいい案が浮かばない監督がやけくそになります。

「X・ダブルエックスエル」
世の中に氾濫する「痩せてないブタはただのブタ」というメッセージに打ちのめされたふくよかな女の人がやけくそになります。

「Y・ティーンエイジャー(ヤング・バック)」
自分を蹂躙した変態に罰を与えるため、とある少年があの世からやけくそな格好で舞い戻ります。

「Z・絶滅」
やけくそです。



・ 一生分の「やけくそ」という文字を入力したような気がしますが、まぁ、だいたいこんな感じの映画です。

・ タイトルが示しているように、アルファベット26文字ぶんの、26通りの死にざまがめくるめく繰り広げられますが、1作品あたり約5分という制約が製作者によっては吉にも凶にもなってしまっているという、非情な仕上がりに。

・ 要するに、「5分なのにここまでおもしろい!」もあれば「5分もこんなことやるの?」もあるというね、そういうのがズバっと伝わっちゃうということですよ。

・ 歳のせいでしょうか、「テンポの良さ」よりも「手数の多さ」に疲労感が増してしまいました。 なんてたって、「D」の時点ですでに「まだDなの・・・?」と思ってましたからね。 

・ ただ、それは、「つまらなかった」という意味ではなく、繰り出されるパンチの一発一発がなかなかどうして重みのあるいいパンチで、ボディブローのようにジワジワと効いてきていたから、という意味もあったのだということを、是非に書き記しておかねばなるまいと思う。 たしかに短い作品だけれど、それぞれの中には極限まで凝縮された壮大なドラマが詰め込まれていたのだ。

・ って思ってたんだけど、「F」でおおいにずっこけました。 あまりにひどくて、タイトルが出た瞬間「わあひでえ!」と声が出てしまいましたよ。 滅多にないことだよ。 たいがいの映画は「理解」できなくても「嫌い」にはならないんだよ。 

・ 同じく、日本人監督による最終話「Z」も、頭を抱えたくなるほどひどい作品で、ブラックユーモアなのか社会風刺なのか何がやりたいのかさっぱりわからない下劣な映像が延々続くなか、「えっ?まだ1分しか経ってないの?!」と時計とにらめっこをせずにはいられなかった自分がそこに居ました。 

・ 【誤解を生みたくないゆえの配慮のコーナー】まぁね、すべての映画がそうですし、以前にも書いたことがあるのですが、結局すべては「相性が合うかどうか」なのですよね。 自分の琴線に触れるかどうか、自分の許容範囲におさまるかどうか、単純に好きな画かどうか。 ですので、「F」にせよ「Z」にせよ、わたしには合わなかったというだけで、この作品そのものを否定するつもりは全くありません。 好きな人はめちゃくちゃ好きでしょうし、嫌いなひとはとことん嫌いになるでしょう。 言うまでもないことですが。 【配慮終了】

・ で、私がとことん好きだったのはどの作品だったかというと、それはもう「R」でしたねぇ。 世界中の映像作家さんは落涙必至なのではないでしょうか。 魂を縛られ、血の吹き出るような想いで生み出した作品を切り刻まれ、作られた名声に弄ばれた人間の苦しみ。 必死の反乱の末つかみ取った自由の、そのあまりの苦さに、絶句してしまいました。 ホントすばらしかったです。 

・ 『ホステル』みたいな悪趣味クラブが登場する「L」、炎の美しさが印象的だった「S」、猟奇的な描写は一切ないものの他のどの作品よりも絶望を感じさせる「P」などもよかったですねぇ。 もっとも短いストーリーだった「M」は、その簡潔さが魅力的だったものの、オチが物足りなかったような気が。 あそこまで日常的な光景にするならば、「流産」では残酷さも凶悪さも足りないのではないでしょうか。 (って書いていて我ながらひどいこと言うなぁと思う)

・ それにしても、みんなトイレ好きだなぁ。

・ まとめると、「F」と「H」と「W」と「Z」以外は全部すきです。 

・ それにしても、日本からの参加作品がどれもSUSHI TYPHOON関係ってのは、どういうつながりなんだろな。 製作者がなかよしだったとか? もうちょっと違った色合いの作品もあってよかったんじゃかなろうか。

・ 聞くところによると、すでに第2弾の制作も決まっており、『気狂いピエロの決闘』のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督や、『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督、『屋敷女』のジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ監督や『フィースト』のマーカス・ダンスタン監督、さらに日本からは園子温監督の参加も決定しているようで、本作以上にやけくそな映画になるのではないかという期待に平らな胸も膨らむ次第でございます。  マーカス監督は絶対なんかやらかしてくれるはず・・・!




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『インシディアス 第2章』

2014年01月10日
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あらすじ・・・
夢のマイホームを手に入れたものの、ポルターガイストや長男・ダルトンくんの事故やなんやかんやで、不幸のどん底状態だったジョシュとルネ夫妻。
その後、一連の災いの原因がジョシュからダルトンくんにまんまと遺伝してしまっていた「幽体離脱」体質にあったことが判明し、その昔ジョシュ少年を霊障から救ってくれた霊能力者・エリーゼさんの協力も得られたことから、事態は好転。
封印されていた「幽体離脱」体質を解放し、「彼方(あの世)」から息子の魂を救ったジョシュに、奥さんも子どもも大喜び・・・ が、実はジョシュは体一つで帰還したわけではなく、招かざる客まで連れ帰っていたのだった・・・。
ジョシュが背負って帰ったモノの正体とは?
おんぶおばけの狙いとは一体?



前作『インシディアス』の感想


・ 超おもしろかったです! 前作のラストシーン直後から引き続いて始まることで、開始早々観客をぐいぐい引き込むストーリー! 実は前作の中にも周到に張り巡らせられていた伏線が、2作分まとめて一気に手繰り寄せられる快感! オカルト一直線かと思いきや、タイムトラベル的なおもしろさまで感じさせてしまう波乱の展開! はっきり言って、1作目よりもすきです!わたしは!

・ クラシックタイプの優美なおばけ! ススーンと茶の間を通りすがるだけではなく、たまたまそこに居た生身の人間に八つ当たり的なビンタを喰らわせる美魔女系幽霊! もはや浄霊でもなんでもない、いい霊とわるい霊とのどつきあい! さまざまな幽霊模様に胸が震えます!

・ 嫁にあらぬ(でもないんだけど)疑いをかけられる夫!ジャック・ニコルソンばりに豹変する夫!もろもろあってめっきり老け込む夫! さまざまな夫百様を、前作で一緒にお仕事をして以来すっかりジェームズ・ワン監督のお気に入りになってしまった、『ハードキャンディ』でエレン・ペイジ師匠にハードなお仕置きをされた人ことパトリック・ウィルソンさんが熱演! 

・ 前作ではひたすらか弱い存在だったダルトンくんが、あーんなことやこーんなことを乗り越えた結果、精神的に大きく成長していたその姿にも、なんだかグっときてしまいました! まあねー親がアレだもんねーあてになんかなんないよねー! 

・ 一方、前作でひたすらワーキャー言うばかりでちっとも頼りにならなかった母・ルネさんは、今回もなかなか本気モードにならず、観ていてやたらとやきもきさせられました。 女のど根性見せんかい!

・ ただね、ずっと見せないわけでもなく、これがなかなかどうして燃える大活躍が用意されておりますので、ホントもうワンとワネルはできる子だよね! わかってたけどさ!

・ 要所要所に「え?今のどういうこと?」というシーンや、「ん?なんか間違ってるんじゃない?」というシーンを織り交ぜミスリードを誘うやり方も、非常にスマートでした(というかわたしはうっかり惑わされました)し、前作に登場した「どう見てもおっさんな老婆」の正体が説明された時は思わず膝をうちましたよね! 

・ (事情があるとはいえ)子どもの前で壮絶な夫婦喧嘩を繰り広げる夫婦。 前夫への恨みによってねじれてしまった心を子どもにぶつける母。 親としてのあり方だったり、子どもの幸せだったりについてもちょっぴし考えさせてしまう、社会派な側面まで盛り込むとは・・・恐るべしワン&ワネル! 

・ ワネルさんといえば、役者としても本編に登場! 彼が演じる霊障対策屋・スペックと相棒・タッカーのいちゃいちゃぶりも、成分表的な観点で見ると非常に栄養素の高いごちそうでしたよ! 

・ オレには見える・・・タッカーが作った朝食のスクランブルエッグを「おい・・焼きすぎだろ」といいながらうまそうにパクつくスペックたんの姿が・・・! ちくしょう! そこらへんの成分もっとくれ! どうせ夜は「オレはいいよ~こわいから」とかなんとか言いながら一緒のソファーでホラー映画観ちゃうんだろ! わかってんだぞ!

・ この話、もう30行ぐらい続けますか?

・ びっくらかしの表現も、スカシと大当たりがいい塩梅で散りばめられ、後半には、前作の白塗りヴァーさんのインパクトを軽々と越えてしまう超絶おっかない幽霊も登場! みなさんの心臓も存分に凍りつくのではないでしょうか! わたしは超こわかったです!

・ ネタバレしないようにするつもりだったのですが、ひとことだけ書いておくと『ツイン・ピークス』のあの人にそっくりなキャラクターが鍵を握っています。 彼女の登場シーンはさいこうにおそろしうつくしいので要チェックですぞ!
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(※ マジでクリソツだから!)(※中の人は違います)

・ 前作を観ていなくても充分楽しめますが、観ている(詳しく思い出せる)方はより一層たのしく鑑賞することができると思いますので、もしも可能なようでしたら、是非前作をおさらいしてからご覧いただければと! 強要でも必須でもないですよ! あくまでアドバイスですよ!




- 追 記 - (※ネタバレあり)

・ イスでドーン!!

・ そりゃおっさんみたいなヴァーさんな筈だわ! おっさんなんだもん!

・ まとめると、前作が「勝手に賃貸物件にされて困った」はなしで、今回は「賃貸契約を破棄したのに不法占拠されて困った」おはなしになりますね! まずは法テラスに相談だ!

・ 前作のラストでお亡くなりになったエリーゼさんが、霊体にてまさかの現場復帰! 肉体なんてどっちゃでもいい! もともとあの世とこの世を行き来してたようなもんだし!

・ 「第2章」と銘打たれているにもかかわらず、一家の揉め事がきれいにおさまったのでどうなることかと思いましたが、エリーゼさんとスペック&タッカーコンビにうまいこと主導権が移りましたので、これで安心して第3章、第4章と続けて行けますね! いつまでも同じ一家にこだわらない・・・ 『パラアク』のみんなー!聞いてるかー!そういう方法もあるらしいよー!

・ ということで、次がいつになるかわかりませんが、万が一続編が作られるようでしたら、その際は劇場に馳せ参じたいと思います。 あー!たのしかった!





  
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『グレイヴ・エンカウンターズ2』

2013年11月01日
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(※ 『グレンヴ・エンカウンターズ2』)


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(※ 『ザ・クアランティン』)(←『REC』リメイク)


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(※ 『REC』)


【結論】 優勝 『REC』  (なんのだよ)


あらすじ・・・
① 自称・映画マニアの大学生アレックスくんは『グレンヴ・エンカウンターズ』を手厳しく批評していた。 なぜなら彼には独自のホラー哲学があるからだ。 今まさにそれに則り、過去誰も観たことのないような、斬新で、超おっかないホラー映画を随意製作中のアレックスくん。 ストーリーは若いチャンネーが山中で彼氏といちゃついていたトコロ殺人鬼に捕まり拷問に(以下略)

② そんなアレックスくんのもとに届いた一通のメール。 文章は無く、一本の動画だけが添付されていたのだが、そこには他ならぬ『グレイヴ・エンカウンターズ』の未公開シーンが・・・。 誰が、いったい何の為に? 送り主を突き止めようとするアレックスくんを、周囲の友人たちは止めようとするのだが(以下略)

③ 『グレイヴ・エンカウンターズ』に主演していた俳優の母親とコンタクトを取ることに成功したアレックスくん。 しかし、彼女は認知症が進行しており、息子に関する話は全く的を得ない内容ばかり。 そんな中、メールの末尾に記されていた数字の羅列が、とある場所の経緯と緯度を示していることに気付いたアレックスくんは、自主映画スタッフたちを引き連れ、『グレイヴ・エンカウンターズ』の撮影場所で、現在は立ち入り禁止となっている精神病院へ(以下略)

④ 病院に侵入しようとした瞬間、どこからともなく現われた警備員に引き返すよう注意された一行。 しかし(以下略)

⑤ 『グレイヴ・エンカウンターズ』に出てくるシーンそのままの院内に興奮が隠せないアレックスくん。 固定カメラを建物内のあちらこちらに設置し、いざ撮影を開始しようとすると(以下略)

⑥ 突如打ち破られるドア。 怯える一行の前に現われたのは、先刻の警備員だった。 不法侵入をたしなめられ、意気消沈するメンバーをよそに、アレックスくんだけは撮影の続行を(以下略)

⑦ 怪奇音を辿って姿を消した警備員が(以下略)

⑧ 撮影を諦め、建物から脱出しようと提案するメンバーにアレックスくんは(以下略)

⑨ 2人の仲間を喪いつつも、奇跡的に脱出に成功したアレックスくんたちは、警察に通報せずそのまま宿泊していたホテルにチェックインし(以下略)

⑩ 邪悪なモノによって、再度病院へと連れ戻された一行の前に、すっかり変わり果てた姿の『グレイヴ・エンカウンターズ』主演俳優が現われ(以下略)



【結論】 もういっそのこと作品そのものを「以下略」しちゃえばいい。


・ 廃屋に勝手にあがりこんだ撮影好きな人たちが、謎の怪奇現象に襲われウンジャラゲー、その一部始終を収めていた固定カメラがハンジャラゲー、といういつものアレが再び(というか何度目かわからないぐらいに)登場。

・ 前作『グレイヴ・エンカウンターズ』は、若干「予告詐欺」といいますか、「もう予告だけでいいじゃん」的な危うさがあったものの、後半怒涛の追い込みや予想外のマッドな展開があったりして、なかなかおもしろい作品だったのですが、さて、今回の出来栄えやいかに・・・?!

・ と思いつつ鑑賞したのですが、絶望的におもしろくなかったです。 非常にざんねんです。 

・ なにがおもしろくなかったって、前半のぼんやり具合から、後半白塗りおばけ参上までのダルさがね、悲しいほどに前作と同じなのですよね。 たしかに、くだんの精神病院を再訪するには、それ相応の理由が必要でしょう。主人公の「映画」に対する熱量も説明しなければならなかった。それはわかります。 

・ ただ、理由付けの部分が「謎メールが届いたよー!わー!なぞー!」「グレイヴ・エンカウンターズの出演者って、その後の出演作ないんだー!わー!なぞー!」と、非常に緊迫していなかったり、主人公が作っている映画がさっぱりつまらない上にやたらと長かったりするので、後半に向けての盛り上がりに効果を発揮できているように感じられなかったのですよ。 やっと病院内で怪奇現象が起こり始めたとき、わたしは思わずプレイヤーのメモリを確認してしまいました。 ちなみに44分経過していましたよ! 要チェックだよ!

・ 山海塾系のおじさんがドダダーっと走ってくる。しょんぼりと佇んでいた女の子が一拍置いてガバーッ!と顎を外す。でっかい音がする、などなど、脅かす方法にバリエーションがなかったのもざんねんでしたね。 クライマックスにアッと驚くグロシーンがあるのですが、なんだろ、今回それ、あんまいらないかも・・・(そこだけテイストが違いすぎて馴染まない)

・ 「錯乱してしまった主演俳優」さんを、どこかで観たことあるなぁ・・と思っていたのですが、今わかりました。 たぶんゴラムです。(※『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)(※中の人が一緒、という意味ではなく、演技が似ている)

・ 暗く深い闇の中で、小動物を捕食しながら生きながらえるうち、精神を病んでしまった主演俳優さんが、いつ「しどい大学生だよ・・・ゴクリゴクリ」と言い始めるかドキドキしてしまうほど擬似ゴラムでした。 ネズミのかぶりつき方も堂に入ってましたし。 でぶのホビットにシチューにされないうちに召し上がれ・・!

・ で、「あーゴラムだなぁー」と思いながら観ていると、今度は『クロニクル』っぽいカメラ浮遊シーンが始まるという。

・ 調べてみたら、『クロニクル』の方が数ヶ月先に公開されているようですね。 まぁ、『グレイヴ・エンカウンターズ2』の製作者が前者を参考にしたのかどうかはわかりませんが、この撮影法が今後のPOV作品に欠かせないものになってゆくのか、ちょっと気になるトコロではありますな。 うそ。 ホントはあんま気になってない。

・ で、そうなってくると「今度は何リスペクトなの?」と思ってしまうのが人の常というもので。 くじけず鑑賞していましたら来ました。最後の最後に。 壁にぽっかりと開いた異空間にごうごうと吸い込まれて行く人と家具。 そう、『死霊のはらわた2』です。

・ 節操ないな!

・ 柱につかまってウワーとかやってましたからね。 それではみなさん、次回『グレイヴ・エンカウンターズ3 アレックスVSアーミー・オブ・ダークネス』でお会いしましょう。

・ 会わないから。

・ などと、散々好き勝手に書き綴ってしまったものの、根底にあるのはホラーに対する愛情と、製作者に対するリスペクト精神ですので、どうか送り主不明の謎メールだけは送ってこないでください。 マジで『グレイヴ・エンカウンターズ』を越えるホラーなんて撮れませんて! 『グレイヴ・エンカウンターズ』さいこうですやん! 

・ と、観ようによっては「わいの映画の悪口言うんやったら、もっとおもしろい作品撮ってみいや!」という「巷に溢れかえる自称評論家」に対する恫喝・・じゃなかったブラックなジョークが込められているようにも感じられる『グレイヴ・エンカウンターズ2』。 新鮮なおもしろさはありませんでしたが、作品(前作)をディスりまくる一般視聴者のコメントを製作者自ら脚本に取り入れている部分や、深淵をのぞき込んでいたつもりが逆に深淵にガン見されていた主人公の行く末など、「おっ」と思える部分もありましたので、1作目を観て興味を持たれた方はご覧になってみてはいかがでしょうか。



関連感想・・・『グレイヴ・エンカウンターズ』(1作目)







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