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『LOGAN/ローガン』

2017年06月10日
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(※ 以下、『LOGAN』のネタバレはもとより、流れ弾的に『マトリックス レボリューションズ』のネタバレも含んでしまっていますので、そういうのが気にならない方のみご覧ください)



あらすじ・・・突然知らされた娘の存在に戸惑うおとうさんが、おじいちゃんと娘と三世代でアメリカを縦断します。

ああ!!つらい!!! なんだこれもうやだ!ああつらい!!!

公開前からヒュー・ジャックマンさんの「これで終わるよ!有終の美をかざるよ!!」という発言をイヤというほど見てきましたし、予告編からも本気の程は十二分に伝わってきてはいましたが。
いましたが、まさかここまで容赦ないとは思わなんだ。
観終わった瞬間、私の頬を流れていたのは感動の涙ではなく哀しみの涙。
脳裏を駆け巡っていたのは、『マトリックス レボリューションズ』でトリニティが針山となり、ネオが王蟲にランランラランランラされるナウシカと化していたクライマックスシーン。
ここまで観てきてこれかよ。
何度も危機に瀕しながらも、希望の欠片を握りしめながら未来を切り開いてきた結果がこれかよ。
あのかっこよかったヒーローたちが、こんなあっけなく死ぬのかよ。
わかりますよ、あのね、世代交代ですよね、それはわかる。
愛するものを失い続け、子を持つ喜びを知ることが出来なかったウルヴァリンが最期に感じた愛情。わかる、わかるけども。
やりたいこともやっていることもわかるけれど、わたしにはあまりにつらい幕引きだったのですよ。
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(※ こういう画像を見て心の平静を取り戻さないとやってられないレベル)

思えば本作は、とにかく冒頭から死の匂いがふんぷんと立ち込めている、とても不穏な物語でした。
画面を覆っているのは冷たい色彩と土埃の匂い。
諸事情から回復力を失っているローガンことウルヴァリンは、国境に近い町で高級ハイヤーの運転手として生計を立て、家に帰ると痴呆を患っているおじいちゃんの世話。
薬代は高騰し、おじいちゃんが時々起こす発作のせいで周りのものは疲弊。
何が楽しみで生きているのか、何のために生きているのか。
いちおう、おじいちゃんと誰にも迷惑がかからない場所で余生を過ごす、という目標は持っているけれど、今の生活レベルだと到底叶いそうにない。
とにかく、まだ死んでいないから生きる。そんな毎日。
避けることのできない結末として、常に「死」という文字がめざわりなネオンサインのようにチラついているローガンの日々。
つらい。 すでにつらい。

そして映画をご覧の方はとっくにご承知でしょうが、このおじいちゃんが他ならぬプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアというつらさ倍増計画。

いや、もちろんチャールズのつらさは今に始まったことではありません。
過去のつらみを簡単にまとめてみても、
『X-メン』では一服盛られて人事不省になり、
『X-MEN2』では思考をのっとられて人事不省になり、
『ファイナル ディシジョン』では教え子にボコられ霧散し、
『ファースト・ジェネレーション』では女にうつつを抜けして友人の信頼を失い、
『フューチャー&パスト』ではやさぐれてジャンキーとなり、
『アポカリプス』ではご長寿ミュータントに髪の毛をむしられる。
と、このようにつらみ全開だったのですから。
充分使えないハゲつらみの多い人生だった。

しかし、今回のチャールズは過去の不幸をひとまとめにしても敵わないほどのしんどさなのですよ。
もうろくじいさんと化して、己の強大すぎる力をコントロールすることもできず、ただ時々暴走しては周囲の人々を殺してまわるしかない怪物のような存在。
才能と呼ばれていた力は呪いに変わり、チャールズが人生をかけて守ってきた学園すら破滅させてしまった。
その中には、ジーンやサイクロップスもいたのかもしれない。
それがどれだけしんどいことか・・・!
そりゃ自ら記憶に蓋をし、もうろくじいさんとして空想の世界に逃避したくもなりますって!

しかし、古びた貯水タンクに閉じ込められたチャールズは、セレブロのようなその空間 - 経年劣化により開いた無数の穴から、星のようにちいさい光が差し込む空間 - の中で、皮肉にも再びテレパスとしての能力をよみがえらせます。
そしてそこからが、引き返せない命のリレーの始まりでもあったのでした。

時には仕事のため、時には正義のため、あまりに多くの命を奪ってきたローガンは、自分が「あったかいおふとんの中で死ねる」などとは思ってもおらず、「愛する人たちに見守られて」なんて言わずもがなで、みっともなく、美しくなく、映画史に残っていくような長ゼリフを残すでもなく、無様に死んでゆくのが最もふさわしい最期だと、思っていたのではないでしょうか。
ローガン、すなわち彼を演じてきたヒュー・ジャックマンさん自身が。

今までのローガンと同じように庇護が必要なものを全力で守り、今までのローガン以上に哀しい眼で敵を見つめ、今までのローガンとは異なり命をがりがりと削って闘う姿は、17年に渡り「ウルヴァリン」というヒーローに魂を吹き込んできたヒュー・ジャックマンさんから、同じく「ローガン」という悲運なミュータントを見守り続けてきたファンへの贈り物だったのではないかと思いましたし、だからこそわたしは、つらすぎたあの最期をせめて、おおよそ2世紀もの間その能力ゆえに周囲の思うように酷使されてきた「ジェームズ・ハウレット」にやっと訪れた安らかな眠り、だったのだと受け止めるべきなのだろうな、と思いました。
思うようにしたいです。
そうしないと、ホントにつらいから。
っていうか、まだホントは受け入れられていないんですよ! あのですね、わたし的にはもう一回帰ってきてくれてもぜんぜん問題ないですよ! いいじゃないですか!『デッドプール2』辺りにシレっとカメオ出演しちゃえば!! だいじょうぶ、だれも怒らないって!

X-MENを初めて劇場で観た17年前から今日まで、大いに心躍らせた日々や、大いにずっこけた日々、扱いの雑さに「ファイナル・ディシジョンふざけんなこのやろう」と憤った日々や、今度はどんなウルヴァリンが観られるんだろうと期待に胸膨らませた日々。
たくさんのよろこびをありがとう、ヒュー・ジャックマンさん。
カメオ出演すらなくなるだなんて寂し過ぎるけど、息子として父をおくり、父として娘におくられた本作を、わたしはこれからも愛し続けます。

とりあえず、心の平静を保つため今から、おにいちゃんと爪たててワッホワッホ駆け回る『X-MEN ZERO』観てきますけどね!!(※やっぱり受け入れられていない)


- おまけ -

・ ウルヴァリン最終作だっていうのにストライカーすら出ないというね! ダム湖に沈んだのは別の時間軸だから、まだ生きてんじゃないの? 出そうよストライカー!出してあげてよ! あいつなんだかんだ言ってウルヴァリンだいすきなんだからさぁ!

・ 遺伝子組み換え食品でミュータントを無能化していくという、過去の敵が思いつきそうで思いつかなかった手法がすごい! 地味過ぎてプロフェッサーも気づかなかったという! まぁ、逆にいままでプロフェッサーが敵の悪巧みに気づいた例があったのかって言われてもパッと思いつきませんけどね!

・ 「ミュータントを遺伝子組み換え食品でコントロールして生物兵器にしよう!」 → 「コントロールしすぎて能力なくなっちゃった!」 → 「ミュータントの遺伝子を使って子どもを作ろう!」 → 「子どもなだけに、ぜんぜん言うこと聞かなかった!」 → 「言うこと聞くように、大人のミュータントのコピー作ろう!」 → 「大人なだけにキレたら手が付けられない!」 だいじょうぶなのかこのプロジェクト・・・ホントにだいじょうぶなのか・・・

・ 全編通してつらい展開が多い作品でしたが、知り合った家族と食卓を囲むシーンは本当に救われましたね! ごはんの後、チャールズを抱きかかえてベッドに運ぶローガンと、それをじっと見つめるローラもよかった! おじいちゃんを気遣う父の姿から色んなものを感じ取った娘。 殺戮の人生を送ってきたローガンの手は血にまみれているけれど、その背中は間違ってはいないんですよ!

・ R15+だった所以、わたしにとっては「生首が飛び四肢が飛び散る展開が」、というよりも、「子どもを使ってここまでやるか」という印象の方がつよかったです! 「人殺しは一生人殺し。相手が悪人かどうかは関係ない」というセリフがあった上でアレですからね! とはいえ、終盤ミュータントキッズたちがみんなで悪い大人をとっちめるくだりは純粋にワクワクしちゃいましたけどね! 

・ チャールズの悔恨の涙と告白を受け止めたのが、ローガンではなくローガンの凶悪な部分だけを抽出させたようなX‐24だったトコがつらすぎた! すごくいい映画だったんですけど、もうあのくだりだけはどうしても耐えられない! なんでチャールズにそんなひどい仕打ちしちゃうの?! 監督は鬼なの?! ローガンとチャールズはまともな死に方させてもらえない運命なの?!

・ 重ねて言うようですけど、ほんとにね、わかるんですよ、わかる。やりたいこともやっていることもわかるんですけど、やっぱりね、息子のように愛したウルヴァリンの偽物に刺されて死んで、そのへんの水辺に埋められちゃったチャールズや、衰えるだけ衰えてズタボロになった挙句自分の偽物に殺されて、そのへんの水辺に埋められちゃったローガンがつらいんです。 

・ そのへんの水辺なんかじゃない、ふたりで乗るはずだった船と海を表しているものなんでしょうけど、世界を救うため、違ったもの同士を結びつけるためずっと闘ってきたヒーローが、誰に知られることもなくどこかの山中に埋められているという現実が、架空の物語であるにも関わらず、ものすごくわたしの心を締め付けるのです。 ふたりのお墓は、もう誰に花を手向けられることもないんですよ。 年月が経ち、たまたま通りがかった人が草が生え吹いた石積みを見て、「なんだこれ」って言うぐらいしかないのかなぁと、勝手に想像して、また泣いてしまうわたしです。

・ ローガンがチャールズに代わり指導者として子どもたちを導く、そんな未来も観てみたかったんです。 葉巻をくゆらせながら、子どもたちの成長をおだやかに見守る、そんな結末も観てみたかった。 キレイすぎかもしれませんが、わたしはそんな光景を願わずにはいられなかったのです。

・ ああなんかもうやっぱりつらい!!!(おしまい!)




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『スーサイド・スクワッド』

2016年09月20日
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と、いうわけで、各所で賛否が渦巻いていたらしい『スーサイド・スクワッド』を観てきましたよ!

あらすじ・・・
脱獄不可能と言われる超僻地の刑務所に収監されていたはぐれものが、減刑と引き換えに国家の安全のためのミッションに挑みます。


脱獄不可能と言われる超僻地の刑務所(第二高等少年院・通称 地獄城)に収監されていたはぐれもの(麻宮サキ)が、減刑(殺人を犯した母親の死刑の延期)と引き換えに国家の安全のためのミッション(学生刑事として学校内の犯罪の解決)に挑む・・・

・・・

・・なんの因果か警察(マッポ)の手先・・・

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つまり、『スーサイド・スクワッド』は「スケバン刑事」だってことですね! なんだよおい!さいこうじゃんか!


■ 出たトコ勝負上等! 米国政府諜報担当高官アマンダ・ウォラーさん無能伝説!
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・ スーパーマンが亡くなったタイミングで、肝いりのプロジェクトである「タクス・フォースX」の実現に乗り出したアマンダ・ウォラーさん。 死刑や終身刑が宣告された極悪非道な囚人を、特殊戦闘部隊として使い捨てようという人権完全無視の極秘プロジェクトです。 プロジェクトの建前としては「備えあれば憂いなし」だけれど、アマンダさんの本音としては「世の中に常に存在し続ける悪いヤツを倒すのに、正義が犠牲になる必要は無い。悪いもん同士殺し合わせればいい」ぐらいな感じだったのではないでしょうか。 いや、そりゃわたしもちょいちょい思いますよ?「ヤクザ同士どっかの無人島で潰し合えばいいのにナー」って。 でも米国高官がそれじゃアカンやろ。 もうちょっと色々練り直した方がいいですって。 で、案の定「タクス・フォースX」の候補メンバーは出所の段階で大暴れし、早々に刑務官が犠牲になるという。 無能! 出会って3分で無能!

・ 誰がどう聞いても「そもそも死刑にされるような荒くれ者ぞろいの犯罪者たちをコントロールなんてできるのか?」という素朴な疑問が浮かびそうな「タスク・フォースX」ですが、アマンダさんには秘策がありました。 それは、ちょっと前にジューン・ムーンという考古学者がアメリカ南部のとある洞窟で見つけた魔女系メタヒューマン・エンチャントレスを利用するというもの。 「タスク・フォースXは悪いヤツだらけでしょ?だから別次元に強い魔女をメンバーに入れるでしょ?でも魔女も簡単には言うこと聞かないから、魔女の心臓を取り上げて脅しに使うでしょ?いい考えでしょコレ?」 ちょっとアマンダさん! 魔女がいれば他の犯罪者をコントロールできるって理論おかしくないですか? とりあえず、魔女を脅してめちゃくちゃ恨みをかってるってことだけはよくわかったけれども。 無能! 6000歳オーバーの魔女を入れちゃってる時点で人選センスが無能!

・ しかしアマンダさんも無能なだけではなかった! 魔女に対する保険として、魔女の宿主であるジューン博士のもとにスゴ腕特殊部隊のフラッグ大佐を派遣。 アマンダさんの目論見通り、ジューン博士に一目ぼれするフラッグ大佐。 女性経験のなさがいい感じに仇となり、まんまとジューンさん無しでは生きてゆけない体になるフラッグ大佐。 これで、万が一「タスク・フォースX」内でエンチャントレスが「あいつ魔女らしいよ・・・」って浮いたり、お弁当の時間ハブにされたり、先生から「誰でもいいから3人組を作ってくださーい」って言われた時相手が見つからずボッチになったとしても、大佐が「オレの女になにすんじゃーい!」ってシャシャってくれるから安心です。 ただひとつ問題は、そんな大佐は兵士としてはまあまあ強いけれど、「タスク・フォースX」中ではダントツに弱いので、エンチャントレスを守る以前に大佐自身がメンバーに守ってもらわないといけないってトコなんですけどね! 無能!またもや各人の能力を鑑みた上での人選が無能!

・ 何はともあれ、ついに動き始めた「タスク・フォースX」。 念には念を入れて、出所させた犯罪者たちの首にナノ爆弾を仕込み、逆らったら即爆破することを告げるアマンダさん。 これで荒くれ者たちも借りてきた猫のごとくおとなしくなるはずです。 やるじゃんアマンダさん。 相変わらず人権完全無視だけど、やるじゃん。 無能なんて言ってごめんね。 で、各種仕込みを終えて自宅に帰るアマンダさん。 しかし、すやすや寝息を立てる彼女の傍に、突如黒い人影が・・・。 そう、心臓を盾にさんざんこき使われてド頭にきていたエンチャントレスが心臓を取り戻しにきたのです。 どうして魔女はアマンダさんの自宅に侵入できたのか。 答えは簡単。 アマンダさんがリクルートしたエンチャントレスは、地球の裏側であろうとも一瞬でテレポーテーションできる能力がウリだから。 無能! おまえマジ無能!ことごとく無能!

・ アマンダさんの枕元にある心臓保管ケースに手を伸ばすエンチャントレス。 しかしアマンダさんもバカではありません。 ケースは外部からの不審なアクセスを遮断する作りになっていて、簡単に心臓を奪い返すことができないようになっているのです。 臍を噛むエンチャントレス。 ふと隣の部屋を覗いてみると、そこには自分が発見された洞窟から心臓と共に持ち帰られた古い像が。 そう、それこそはエンチャントレスの7つ年下の弟の魂が封印されている大事な像。 中の魂を解放さえすれば、お姉ちゃんであるエンチャントレスを全力でフォローしてくれるであろう強い味方。 棚からぼたもちとはこのことか・・・! もちろん光の速さで像を懐にインするエンチャントレス。 はい、盗まれましたー! 絶対魔女の手に渡しちゃいけない像がたった今盗まれましたー! アマンダさんが金庫にも入れず、ちょっとしたアジア雑貨みたいにオシャンティな感じで棚に飾ってたからー! 無能! はい無能! 安心安全の無能クオリティ!

・ アマンダさん、心臓にばかり気がいっていたから、たぶんしばらく像が無くなったことにも気づいていなかったんじゃないかと思います。 残念な上司を持った諜報室のみんな、マジお気の毒。 無能なくせに態度だけは横柄な上司、みなさんの周りにもいませんか。 アマンダさんはそんな日常に潜むストレス要因のメタファーなのかもしれません。(←メタファーって言ってみたかっただけ)

・ さて、エンチャントレスによって解き放たれた弟さんの魂。 お姉ちゃんは弟に「あったま来たからこの地球壊しちゃおうぜ」と囁きかけ、弟さんは早速地下鉄で大暴れ。 地下で起きている大事件が、まさか魔女によるものとは夢にも思わないアマンダさんは、フラッグ大佐とジューンさんを地下に向かわせ、テロの首謀者を爆弾でやっつける作戦を立案します。 もちろん、現場に到着したジューンさんはエンチャントレスに変身した瞬間政府を裏切り弟さんに合流。 魔女の造反を夢にも思わなかったアマンダさんは怒り心頭。 傍らに置いた心臓をペンでめった刺しにし、魔女にお仕置きを与えようとしますが、よみがえったばかりでパワー満タンの弟さんに心臓を保護してもらったエンチャントレスはノーダメージ。  無能! 夢にも思わなかったことの連続みたいだけど、実際は普通に起こりうる事例ばっかでなトコが超無能! ぼんやりしていたのはおまえだけだよ! 対になっている像が見つかって、その一方に魔女の魂が収められていたならば、もう一方にもなんらかの魂が入っている可能性大じゃんか! それぐらい中学生でもわかるだろ! 無能! 無能・オブ・ザ・イヤー!

・ ビルを破壊し、車両を宙に舞い上げ、市街地の中心で暴走を始めたエンチャントレス姉弟。 時は来た・・・! とばかりに「タスク・フォースX」の出動を要請するアマンダ。 ミッションの内容は「武装したテロ組織が占拠しているビルに最上階に籠っているVIP(ことアマンダ・ウォラー)の救出」。 そう、エンチャントレスが大暴れしているのはわかっているけど、そんなことそのまま伝えたら政府の偉い人に「はあ?」って「なに?おまえふざけてんの?魔女はちゃんとコントロールするつってドヤってたんじゃねえの?」ってめちゃくちゃに怒られることは火を見るよりも明らかだから、ここはひとつ「困った時のテロ活動」ということにしておいたのです。 上司に嘘をつくのですから、当然部下ごときに本当のことなんて言いません。 無能・・・ ではない。 こんなトコだけ悪知恵が働くアマンダは、上司としては無能だけど小狡さでは業界ナンバーワン! おい!褒めてないからな!これ、結構な嫌味だからな!

・ っていうか、近い場所でエンチャントレスがドンガドンガ始めてるのに、退去もせず「こりゃ特等席だわー」ってのんびり盗撮してるアマンダなんなの。 「救出のためにタスク・フォースXが何人犠牲になっても平気」って言ったって、そもそも危険なミッションすぎてその「タスク・フォースX」が到着できない可能性もあるわけじゃない。 無能なの? 救出してもらえないという最悪のパターンも加味した上で計画を立てないアマンダは無能なの? さんざん笑ってきたけど、おかあさん内心ちょっと心配です!

・ 幸いなことに、有能だった「タスク・フォースX」は無事ビルに到着。 安心したアマンダさんは、執務室にいたスタッフを全員射殺。 しゃ、射殺ゥ?! ちょっとどうなってるのアマンダさん?! なんで危ない状況下で必死に働いてくれていた部下を射殺するの?! 「秘密を保持するためには殺すのが一番」だから?!  あのね、自分の失態を隠しておきたいのはわかりますよ。 でも「秘密の保持のため関係者を皆殺し」ってもっとも安直な方法じゃないですか。 そりゃ殺してしまえば楽でしょうよ。 でも、大勢の部下を抱え、命懸けのミッションに付き合わせようと思うんなら、殺さなくても従ってくれるような信頼関係を築くべきじゃないですか。 「壊してしまうのは一瞬で出来るから大切に生きてと彼女は泣いたー」ってNOKKOさんも歌ってたヨ!  無能!ああ無能!ジャン・バルジャンもパンを放り投げて逃げ出すレベルの無能!

・ 人望も能力もなにもないアマンダさん。 一難去ってまた一難、というか、本作最大のピンチが彼女を襲います。 救出用のヘリに乗り込んだものの、瞬殺でエンチャントレス姉弟から襲撃され、まんまと囚われの身となってしまったのです。 心臓ネタでさんざん怒らせてきた魔女ですから、嬲り殺されても当然・・・ と思ったら、殺すのではなく有効活用されました。 魔女の能力で脳内にハッキングされ、アマンダさんが知りえるすべての米国機密情報を読み解かれてしまったのです。 そんじょそこらの機密じゃないですよ。 ガチの最高機密ですよ。 他国にばれたら一発アウトのやつですよ。 無能という言葉すら虚しく思えてくる、完膚なきまでの能の無さ。 そう、すなわち無能。

・ アマンダさんの知識をもとに、エンチャントレス姉弟は極秘のアメリカ基地や最新兵器などをぶっこわしてゆきますが、漢気あふれるタスク・フォースXメンバーの命懸けの攻撃が功を制し、地球を滅ぼすという姉弟の野望は儚く砕け散りました。 色々ポンコツ上司っぷりを晒してきたアマンダさんでしたが、魔女の消滅と共にその命も消えてしまったことでしょう。 さようならアマンダさん・・・二度とその行き当たりばったりな作戦でみんなを振り回すことのないよう・・・ どうか安らかに・・・ マジで・・ 迷惑だから・・・もう出てくんなよ・・・   と思ったらちゃっかり生きてました! 地球を危機にさらして、米国の機密情報をご開帳して、将来有望な若者をいっぱい死なせて、自己保身のために部下を使い捨てにして、マズいこと全部隠ぺいして、これからも政府高官としてがんばる所存のアマンダさん! バットマンことブルース・ウェインさんに、性懲りもなく政府の極秘機密ファイルを横流すアマンダさん! がんばれ無能! 貫け無能! っていうか、並みの犯罪者よりも性悪な役人なんだから、バットマンがアマンダ・ウォラーやっつけなきゃだろ! ブルースさん、あなたの目の前にいる、そいつが今回の大事件の元凶ですよ! ・・・っていうか、もしかしてブルースも無の・・(ゲフンゲフン


■ 史上最凶の恋人たち!
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・ 萌えの一大催事場みたいな作品だった『スーサイド・スクワッド』ですが、なかでもわたしが一番グっときたのはやはりミスターJことジョーカーとハーレイ・クインちゃんですよね。 説明不要の最悪狂人ジョーカーを、精神科医として面談していたハーリーン・クインゼル博士。 常人には理解不能なジョーカーの精神世界を分析したい。 そんな学者としての好奇心は、しかし、見事に裏目にでてしまい、ジョーカーというこの世の深淵を覗いてしまったハーリーンは、その紫と金色に彩られた狂気の沼に飲み込まれてしまいました。

・ ここまではよくある話。 いや、よくはないかもしれませんけども、なくは無い話。 わたしが心を揺さぶられたのは、その後のハーリーンとジョーカーの「恋愛」という名の闘いなのですよね。

・ わたしは、もともとハーリーンの心の奥底には、ジョーカーが持っているのと同じように分析不可能な「破滅衝動」のようなものが潜んでいたのではないか、と思いまして。  ジョーカーの狂気に触れ、今まで見えなかった(見たくなかった)部分に気づいてしまったハーリーン。 ジョーカーに憧れ、ジョーカーに恋し、ジョーカーと同じものになりたかったハーリーンは、ジョーカーの甘い言葉を受け入れ、脱獄の手引きをした。 それがどういう悲劇を生むかわかっていながら。 ハーリーンは、ジョーカーによって自分が壊されるのを待っていたのではないか。 壊されることによって、醜く、美しい部分が溢れだすことを望んでいたのではないかと。

・ そしてジョーカーもまた、自分と「同じところ」まで来ることのできる誰かを待っていた。 きっと今までにも、彼の悪魔のような美貌と破滅の匂いに、沢山の女性や男性が吸い寄せられてきたことでしょう。 自分に愛と忠誠を誓う彼らを、ジョーカーは相手にしてこなかった。 人とも思わず、ただ暇つぶしの道具としてのみ扱ってきた。 ジョーカーが楽しさを感じられるのは、バットマンを痛めつけるときだけ。 バットマンの感情が、自分の行動によってかき乱されることだけが、ジョーカーの生き甲斐。 それ以外はゴミ。 歩道の隅に広げられた吐しゃ物。 ハーリーンからの愛の告白も、ジョーカーにとっては「またか」ぐらいなものだったのではないでしょうか。  

・ しかし、ハーリーンは無理難題を突き付けるジョーカーに、徐々にその底知れなさを見せ始めた。 どんな肉体的暴力も、どんな精神的苦痛も迷わず飲み込んだ。 時には、瞳に恐怖を浮かべるどころか、ジョーカーの「お仕置き」を心待ちにしているかのような表情を浮かべることもあったのかもしれない。 ジョーカーはハーリーンの盲従っぷりに、少しの苛立ちと恐れを感じたのではないかと思うのですよね。 自分が生きているのはバットマンが生きているからという理由だけしかなかったはずなのに、もしかしたら自分はこの女を求めてしまうかもしれない、自分は弱点を作ってしまうかもしれない、という恐れを。

・ ジョーカーが、自分が落ちたのと同じ化学薬品のタンクを前に、ハーリーンがどんな選択をするか試すシーン。 ジョーカーは愛を試したのではなく、弱みになりうるハーリーンを排除し、厄介な感情と共に葬り去ろうと思ったのではないでしょうか。 予想通り、躊躇なくタンクに飛び込むハーリーン。 これでよかったんだ。 これで元の生活を取り戻せる。 あの女はこのまま溶けてなくなってしまえばいい。 この時のジョーカーの、せいせいしたはずなのに全く冴えない表情からの、踵を返してタンクに飛び込むまでのくだりのエモーショナルなこと! 危険な薬品の中で溶け合い、混じり合い、ひとつになるふたり。 かくして、ハーリーン・クインゼル博士はハーレイ・クインちゃんとなり、ジョーカーは「惚れた女、という弱点を持つ、そこらへんに普通に存在するただの男」という一面を身につけてしまったのです。 最高かよ! 運命の恋とか最高かよ! そして始まる、ふたりの「恋愛」というギリギリの闘い。

・ ハーレイちゃんを失いたくない自分と、失ってしまった方が楽な自分との間で揺れまどうジョーカーは、幾度となくハーレイちゃんを見捨て、そしてその都度助けに行かずにはいられなくなる。 ハーレイちゃんは、ジョーカーに無限の愛を捧げつつも、「お仕置き」の記憶のフラッシュバックに囚われ続け、その呪縛から抜け出すためには、「自分が狂気を愛するようになったのはジョーカーにそうされたからではなく、あくまで自分自身の選択なのだ」と思えるようにならなければならないことを知っていた。

・ ジョーカーとハーレイちゃんを乗せたヘリが墜落した時、ハーレイちゃんは呆然としつつも、素直にジョーカーの死を受け入れようとしていました。 墜落現場に駆けつけるのでも、愛しのプリンちゃんの生存を確認しに行くのでもなく、「プリンちゃん」のチョーカーを外し勢いをつけて放り投げたハーレイちゃん。 あれは彼女の自立への第一歩だったのではないでしょうか。 ジョーカーに植え付けられた「悪」ではなく、ハーレイ・クインとしての「悪」を全うするための自立。 「ジョーカーの女」ではなく、「自由に悪を謳歌する人間」になることはつまり、彼の「弱点」でなくなることでもあるから。

・ 結局、表現方法は違えど、ジョーカーとハーレイちゃんは揺るぎない愛で繋がっていて、本人たち(特にジョーカー)が望むにせよ望まないにせよ、既になくてはならない存在になってしまっていて、その姿がとても邪悪なのにとても崇高なトコロが超たまらなかったですし、周りにしてみればただのめんどくさいカップルなトコロもすごい最高でした。 いいよいいよー もっとみんなを振り回せばいいよー。 バットマンをイライラさせてやればいいよー。

・ と、ダラダラ書いてみましたが、上記のことはすべてわたしが想像したことなので、実際のトコロはわかりません。 

・ ただ、ハーレイちゃんたちに限らず、恋愛ってある意味闘いだと思うんですよね。 自分と異なる誰かに惹かれた時生まれる感情は優しいものだけではなく、反発や反感やネガティブな反応も必ず含まれているじゃないですか。 「相手と同じものに感動したい」という気持ちと「自分を同じもので感動してほしい」という気持ちはイコールではない。 むしろ衝突の原因になることの方が多いですよね。 溶け合ったりぶつかったりいたわったり傷つけたりの繰り返しこそ恋愛。 時には「お前を殺してオレも死ぬ!(物理的な意味ではなく精神的な意味で)」みたいな激情に駆られることだってありますよ。 すきすぎておかしくなる。 すきになってもらいたすぎておかしくなる。 どこまで壊せるか、どこまで壊れるかのせめぎ合いが、恋愛の醍醐味ってこと、ないですか?

・ ハーレイちゃんとジョーカーの恋愛は、「あの狂人ジョーカー」のものとしては「普通」すぎるのかもしれませんし、そこが賛否の的になっている部分もあると思いますが、わたしは「ただの恋愛」が生死に関わるレベルの闘いになっている時点で、このカップルの狂いっぷりにうっとりしてしまいましたし、時折真人間みたいないじらしさを魅せるハーレイちゃんもすごくすてきだなぁと思いました。 ジョーカーの狂気に惹かれているのに、ジョーカーとの狂っていない日常生活も夢見てしまうアンバランスさ。 わかる気がするなぁ。

・ とにかく本作は、ハーレイちゃんの何もかもが魅力的すぎて、小3男子みたいなテンションで「DCやべえ」ってなりましたよね。 春に観たワンダーウーマンさまだけでも脳みそブッ飛びそうになったのに、この文句のつけようのなさはなんなんだろう・・・ DCなんなの! まだまだ隠し玉持ってそうな雰囲気なんなの! 本気出したの! ええどええど! もっとオレに強い女性キャラくれ!(※根っからの強い女好き)

■ まとめ

・ わたしはめちゃくちゃ好みのタイプの映画でしたし、ものすごく楽しみました! 上に挙げた部分以外も、スーサイド・スクワッドのメンバーはみんないちいちかわいいし、バーで一杯引っ掛けてから誰も得をしない魔女退治に出かけるシーンさいこうだったし、微妙に合ってない音楽もなんだか憎めないし、ベンアフもちゃっかり出てくるし、エンチャントレス姉弟の謎装置も既視感あり過ぎでおもしろかったし、DCの一大プロジェクトなのにどこか抜けきっていないどん臭さが漂っているのがホントすき。 逆風もあるのかもしれませんが、どうかこの路線を貫いて行って頂きたいものですね。 まずはハーレイちゃんのスピンオフ、たのしみにしております!

 


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『X-MEN:アポカリプス』

2016年09月01日
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あらすじ・・・
1983年、それは人々の記憶に残る年だった。 
大統領暗殺を巡るミュータント同士の闘いが全世界に報道されてから10年が経った年。 
数千年の時を超えよみがえった「神」が、人類の営みに裁きを下そうとした年。 
そして、地球上に生きる者たちが、偏見や差別を越え一歩を踏み出そうとした年。
多種多様なミュータントと人間による、個人的な恨みつらみや高すぎる意識改革などとの内なる闘い、ここに完結・・・!



■ かんたんな登場人物紹介!
ハゲ_convert_20160824114524
【名前】チャールズ・エグゼビアさん  
【別名】プロフェッサーX  
【特技】テレパス  
【モットー】話せばわかる  
【備考】わたしから「マーベルの2大うっかりハゲ」「人事不省ハゲ」などと呼ばれてきた地上最強のテレパス。 シリーズ第1作目から一貫して、意識を乗っ取られたりさらわれたり粉々にされたりしてきたブレないリーダー。 今回もみんなの期待は裏切りません!

マグニート_convert_20160824114616
【名前】エリック・レーンシャーさん  
【別名】マグニートー  
【特技】鉄に強い  
【モットー】話すだけムダ
【備考】鉄分さえ含んでいればどんなものでも思いのままに操ることができる。 なんだったら、地球の磁場を変えることも出来そうな気がする。 アウシュビッツで両親を殺されるという壮絶な過去から、なかなか他人に胸襟開けないタイプ。 考え方が極端で、100か0しか選べないタイプだったゆえに、なしくずしで「黙示録の四騎士」入り! 

レイブンちゃん_convert_20160824114630
【名前】レイヴン・ダークホルムさん  
【別名】ミスティーク  
【特技】トランスフォーム  
【モットー】大人はわかってくれない  
【備考】一度触ればその相手の姿かたちだけでなく能力までもコピー出来る無敵のミュータント。 おっさんふたりに振り回されることに疲れ果て、今は自分が信じる正義を貫くため孤軍奮闘中。 

ハンク_convert_20160824114644
【名前】ハンク・マッコイさん  
【別名】ビースト  
【特技】ちからじまん  
【モットー】一にチャールズ、二にレイヴン  
【備考】毛と皮膚がすごく青いのを気に病んで、薬で抑制している繊細男子。 理系にも強く、お薬から飛行機までひとりでなんでも作れちゃう、ミュータント界のワクワクさん。

クイック_convert_20160824114656
【名前】ピーター・マキシモフさん  
【別名】クイックシルバー  
【特技】俊敏  
【特技その2】人助け  
【備考】音よりも速く動けるがゆえに、超スローな日常生活がダルすぎて引きこもっていたマグニートーの隠し子。 かわいいわ性格はいいわ有能だわ生い立ちにドラマがあるわで、そのうちスピンオフが出来そうな臭が尋常じゃない。  

サングラス_convert_20160824114719
【名前】スコット・サマーズさん  
【別名】サイクロップス  
【特技】目からビーム  
【性格】やさぐれ  
【備考】原作コミックではX‐MENのリーダーを務めるほどの人気キャラのはずが、映画ではなぜかやたらと偉そうだったりその割には役に立たなかったり噛ませ犬になったりサングラスのせいで中の人の存在感が空気になったりと、散々な目に。 

ジーン_convert_20160824114729
【名前】ジーン・グレイさん  
【別名】フェニックス  
【特技】テレパス&テレキネシス  
【性格】やさぐれ  
【備考】チャールズにスカウトされて学園にやってきた次世代エース。 地上最強のテレパスであるチャールズに負けないぐらいつよい。 精神的にも物理的につよい。 どれぐらい強いかというと、超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人ぐらいつよい。

ワグナー_convert_20160824114804
【名前】カート・ワグナーさん  
【別名】ナイトクローラー  
【特技】瞬間移動  
【宗教】信心がありあまる  
【備考】その容姿からサーカスで育てられ、大きくなってからは違法な賭け拳闘に参加させられていた心優しきミュータント。 基本的に他人を傷つけるよりもいたわりたいタイプ。 大きくなったらアラン・カミングたんになる予定。 

サイロック2_convert_20160824114745
【名前】サイロックさん  
【特技】日本刀  
【モットー】成りあがり  
【備考】日本刀と精神エネルギーで作り出したメンタル刀の二刀流でがんばる野心家ミュータント。 強さとカリスマ性にあこがれがあるため、悪い大人の「力がほしいか・・・」的な甘い誘惑にコロっと引っかかり、そのまま「黙示録の四騎士」入り。

オロロ_convert_20160824114820
【名前】オロロ・マンローさん  
【別名】ストーム  
【特技】天気読み  
【ア↑コガレ】ミスティーク姐さん  
【備考】スラム街を生き抜くため、ちびっこたちを率いて窃盗を繰り返す。 白目をむくと天候チェンジの合図。 本来はいい子だったものの、たまたま悪い大人に声を掛けられ、そのまま「黙示録の四騎士」入り。

エンジェル_convert_20160824114830
【名前】エンジェルさん  
【特技】翼で空を飛ぶ  
【性格】やさぐれ  
【備考】ナイトクローラーと同じく、違法な賭け拳闘に強制的に参加させられていた若きミュータント。  天使のような翼と悪魔のような鋭い爪も持つ、ミュータント界のロールパンナちゃん。 たぶんどっちに転んでもよかったんだろうけれど、たまたま声を掛けてきたのが悪い大人だったため、そのまま(略

アポカリプス_convert_20160824114855
【名前】エン・サバー・ヌールさん  
【別名】アポカリプス  
【特技】引っ越し  
【口ぐせ】あの頃はよかった  
【すきな映画】三丁目の夕日  
【すきな髪型】スキンヘッド  
【備考】地球上初めて誕生したミュータントではないかと言われている長生きじいさん。 魂を別の人間に移せる能力と、その際移した相手の能力をコピー出来る能力を持って生まれた。 その才能を最大限に活かし、せっせせっせと引っ越すことおよそ1000回。 手に入れた能力は数知れず。 努力積み上げ型の天才という意味では、ミュータント界の姫川亜弓と呼んでも過言ではないと思う。  5000年近くのブランクを経てよみがえったのち、最後の仕上げとばかりに地上最強のテレパスことチャールズの身体を狙います。 

モイラ
【名前】モイラ・マクタガートさん  
【別名】CIAの人  
【ア↑コガレ】エグゼビア教授  
【備考】約20年、チャールズやエリックと共に、ナチスの残党と彼が率いるミュータント軍団に立ち向かったCIAの人・モイラさん。 その後、身を引くことを決意したチャールズに記憶を消され、ラブラブだった思い出もX-MENとしての活躍も忘れてしまったのですが、今回縁あって再びエグゼビア軍団と懇意になることに。

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【名前】ウィリアム・ストライカー大佐  
【別名】ダムおじさん  
【趣味】ダムカード集め  
【モットー】打倒ミュータント  
【備考】とにかくもう、ミュータントが憎くて憎くてたまらないダムおじさん。 ダムがすきすぎて仕事場もダムに作っちゃうほどのマニア。 いつかダムカレーを食べるのが夢。

ウルフィ_convert_20160824114907
(※ イ メ ー ジ で す)
【名前】ローガンさん  
【別名】ウェポンX  
【特技】爪でつめ寄る  
【モットー】この恨みはらさでおくべきか  
【備考】前作の大統領暗殺未遂事件の際に記憶を失い、一度はレイヴンちゃんに救助されたものの、なんやかんやで政府の手に渡ってしまったウルヴァリン。 ダムおじさんから全骨格にアダマンチウムを移植され、全身痛いわ頭はクラクラするわでフラストレーションのかたまりに。 今回はそんな恨みつらみを一気にはらします!


大いなる内輪揉めに、ついに決着がつきました!

・ 一言でいうとおもしろかったです。 超おもしろかったです。 もうひたすらに、「ありがとうシンガー監督、ぼくにX‐MENをくれて! チャールズにあわせてくれて! エリックにあわせてくれて!」と、シロツメクサが咲く中、ロックリバーへ遠乗りしたくなるような気持でした。

・ なにが超おもしろかったかというと、まずはチャールズが本領を発揮してくれたところですね。

・ いつになったら「地上最強」の名にふさわしい活躍をみせてくれるのか? 高慢ちきになるかいじけるかの、ほぼ二択だった過去のチャールズにおさらばしてくれるのか? そんなわたしのせつなる想いが、ついに天に届きました。 ブライアン・シンガー監督という「天」に。

・ ほんとね、わたしもね、今まで散々「うっかりハゲ」とかひどいことを言ってきましたけどね、心の奥底ではチャールズはやってくれると思っていたんですよ! スパーンって気持ちのいい反撃をね! 「まさかここまでのポテンシャルを秘めていたとは・・・!」ってね! なんつったって「地上最強」ですからね! 自称なのか他称なのかはさておきますけどね!

・ 今回もまた、古代から現代によみがえったアポカリじいさんにサクっとさらわれ、「今からわしが言うこと、全世界に発信してぇな」と拡声器のごとく扱われて、「お断りいたす」って言うのかと思ったらそのまんま復唱したりして、「またかよ!」と言いそうになりましたけども、さすがは新シリーズ最終作、今までとは一味違いました! なんと、自分の思考にコネクトしてきたのを逆に利用し、アポカリじいさんの思考に入り込むという裏技をみせてくれたのです!

・ 「ありがとう、(君の思考に)入れてくれて・・・!」というドヤ顔と共に、ついに、ついに、やっとこさ、シリーズ初ではないかという本格的な反撃開始するチャールズ! 長かった! 思えばここまで長かった! パッとしない人生とは、ここでおさらばしようチャールズ! だってほら、ミュータントとしてはじいさんほど人生経験ないけれど、テレパス遣いとしては格段に上のはずじゃん! なぜならチャールズは、地上最強のテレパス(自称もしくは他称)だから・・・!

・ というわけで、「マインド」という土俵の上でアポカリじいさんとがっぷり四つの闘いを繰り広げるチャールズ! さあ、どうぞ能力を解放して、思う存分じじいの野郎をボッコボコにしてや・・・ ボッコボ・・  ・・ボコ・・・

・ ・・速攻でボッコボコにやられました!  はい、スタジオお返ししまーす!

・ 期待を良くも悪くも裏切らなかったチャールズはもういいとして、もっとおもしろかったのは「例のあの3作目を完膚なきまでに叩きのめした」というところでしょうかね!

・ このブログでも過去に何度か書いておりますので、今回改めてクドクドと理由は挙げませんけども、わたしはとにかく旧シリーズの第3弾『ファイナル・デシジョン』が大キライでですね。 

・ どれぐらいキライかというと、「キライな映画はなんですか?」と聞かれたら「えっ?ファイナル・デシジョン以外で?」と答えるぐらいキライ。 

・ と、いうことで、そんなにっくき『ファイナル・デシジョン』を華麗に別のディメンションへと葬り去った『フューチャー&パスト』は、わたしにとってさいこうのご馳走だったわけなのですが、なんと今回の『アポカリプス』は前作のさらに上をゆく!

・ 『ファイナル・デシジョン』に描かれた歴史を「なかったこと」にするだけではなく、ジーンに「可燃ゴミか」っていうぐらいあっけなく塵にされたサイクロップスだとか、単調なだけのダークフェニックス描写だとか、全く匂わされすらしなかったジーンとサイクロップスの深いつながりだとか、そういうものを丁寧に紡ぎ直してくれたシンガー監督! 「いいかよく聞け、あんなろくでもねえデシジョンなんて、別次元にすら置いておかねえから覚悟しろよ」とでもいうような、シンガー監督の静かな決意が込められたX‐MENシリーズ結びの一本となっていたのです。

・ 「フェニックスのかっこいい見せ方はこう!」「サイクロップスはただの当て馬じゃねえ!」「オレもエンジェル使いたかったのに!」などなど、やりたい放題華麗な采配をふるう監督! どっちみち、前作のおかげで旧シリーズとの辻褄を細かく気にする必要はなくなってますからね! いいよいいよ、やっちゃえ監督! やっちゃえ日産!

・ 「自分のいない間に手が加えられていた世界を、再び塵にして理想通りに作り直す」っていう感触、すっげえアポカリプスと被ってるけどだいじょうぶ! オレ、そういうのあんま気にならないタイプだから! 気になる人はウゲエってなるかもしれないけど、オレはシンガー監督のそういうとこ、キライじゃないから!

・ ということで、バラバラだった歴史がひとつに繋げられた本作。 どの世界線を進んでも、結局ダムおじさんにとっつかまって、よりにもよって一番痛い方法でアダマンチウムを埋め込まれちゃうウルヴァリンさんは気の毒ですが、その世界の先には誰も死なない未来が待っているから、その、なんだ、ここはひとつよろしくお願いします!

・ あと、今回初登場したアポカリプスさんも、かなりおもしろいじいさんでしたね。 生まれてから転生すること1000回以上ですよ! 高みを目指すにも程があるだろ! それだけミュータントの能力コピーしていたら、途中には「ウイスキーボンボンか普通のチョコレートか、見ただけでわかる」能力とか「やたらと犬にだけ好かれる」能力とか、「ちょっとこれは・・・」みたいな能力もあっただろうなぁ、と思うと胸が熱いです。

・ ひとりぼっちがキライで、絶対子分を引き連れなきゃイヤなタイプなところもかわいいですよね。 しかも、子分の数は絶対4人。 なぜ4人なのか。 多けりゃ多いほど役に立つだろうに。 並んだ時、なんとなく配置がしっくりくるからなのか。 それ以外の理由があるなら教えてよじいさんこの僕に。

・ 転生したらまず4人の手下をスカウトするじいさん。 とはいえ、どこにミュータントがいるかわからないから、割と手当たり次第な感があるじいさん。 情報をテレビからインプットする現代っ子じいさん。 手下の衣装にも手を抜かないハイセンスじいさん。 核弾頭みたいな物騒な武器は迷わず廃棄するピースフルじいさん。 でも気に食わないものはゴシャーって全部壊しちゃう駄々っ子じいさん。 かわいいなじいさん。 じいさんが愛される理由が、ここにある。

・ じいさんが転送を試みたチャールズの毛髪がはらはらと抜け落ちたのも、髪型へのこだわりが反映された結果だったのでしょうか。 「オレが乗り移る以上、スキンヘッド以外は認めない」ということなのか。 それとも、じいさんのこだわりではなく、じいさんの魂に包まれたことによるストレスで抜け落ちただけなのか。 がんばれチャールズ! 意思の力でもういちど毛根をよみがえらせろ・・! もしくはジーンにおねがいしろ!

・ しかし、ストーム・サイロック・エンジェルの意識が高いヤングな3人組はともかく、エリックが地獄の黙示録(←名前が若干違う)に入会したのはいまひとつ納得いきませんでしたね。 

・ 大統領暗殺未遂事件から10年、世界のお尋ね者となったエリックは経歴を偽り、ポーランドの鉄工所で働きながら家族を養っていました。 そう、彼はいつの間にか所帯を持っていたのです。 それはいいですよ。 あのエリックが一緒に暮らそうと思える誰かと出会え、その誰かと家庭を持とうと思えるようになっただなんてすばらしいことじゃないですか。 チャールズ以外に胸襟開いたってことですもんね! エリックのつらみを分かち合ってくれる人格者がいた・・・ よかった・・ 人の心の温かさを知ることが出来てよかった・・・

・ しかし、世の中そんなに甘いものじゃない。 暗殺を阻止したレイヴンちゃんの姿が「救世主」として世界的なアイコンになったぐらいですから、当然その時暗殺しようとしていた側のエリックは「悪の象徴」として人々の心に焼き付いているはず。 ネルシャツを来て、ヘルメットをかぶって、よき父・よき夫として暮らしていても、いつかは誰かの目に留まるはずだった。 そして、その日はやってきた。

・ アポカリプスが起こした地震がきっかけで、自らの能力を使わざるを得ない状況に陥ったエリック。 いや、使うか使わないかはエリックの自由でした。 使わなければまだ安穏な生活は続けられるだろう。 けれど、エリックはとっさに同僚の命を救うため能力を使った。 人のために、ふたたび「悪の象徴」に戻る道を選んでしまったエリック。 つらかったです。 人の心の温かさを知ったからこそ、仲間を助けた。 そのことが、結果的に彼から家族を奪ってしまったのだから。

・ しかし、つらいとはいえ、ここですぐ「あーやっぱ無理だわーオレには幸せな家庭なんか無理だわー平和に生きるなんて出来ないわー」ってなるか? と。 もともと彼はそういう人だったけれども。 なんぼチャールズやレイヴンちゃんから「あなたが必要だ」って言われても「あーあー聞こえない―」を貫いてきた彼だったけれども。 奥さんや娘さんと暮らした日々は、そこに至るまでにあなたが犯してきた罪や屠った命に対して、何を感じさせたのか? と。 

・ 「自業自得」だなんて残酷な言葉を使いたいわけではないのです。 ただ、エリックがとった行動は、過去に関係なくすばらしいものだと思うし、エリックが哀しみと怒りに暮れるのもわかるだけに、なんでまたいつもみたいに「どうせオレなんて・・・どうせ人間なんて・・・」路線になっちゃうのかが納得出来なかったのです。 エリックを取り囲んだ彼らにも、守らなければならない存在がいる。 だから友人として接してきたエリックを恐れずにはいられなかったのだ、と。 なんでそんな風に考えられないのか。 あなたと彼らは、なにも変わらないのに。

・ いつもみたいにやけくそになって、アポカリプスの勧誘にまんまと乗っかって、というか、本心では全然乗り気だったわけではなく、捨て鉢な気持ちになっている時、偶然目の前に「こんな世界壊しちゃわね?」って言われてホイホイついてっちゃうとか、マジないわー。 オレが奥さんだったら全力で助走つけてグーパンチするレベルだわー。 あなたが壊そうとしているその世界には、まだ奥さんや娘さんが愛したものが残っているんじゃないですか? 自分がスカっとするならなんでもいいんですか? 所詮自分がかわいかっただけなんですか?   

・ で、いざやってることは砂鉄をイジりながらのよくわからない空中浮遊。 レイヴンちゃんが迎えに来ても、チャールズに説得されても、かわいい男の子がいじらしい目でこっちを見ても、全身全霊で「あーあー聞こえない―」。 お ま え な ぁ ・ ・ ・

・ 本当は温かなあの場所に帰りたかったのに、腹の虫がどうにもおさまらず帰れなかった。 自分を必要としてくれる人の胸元に戻りたかったのに、考え方の少しのズレも許せず戻れなかった。 でもね、思うんですけどね、ミュータントだろうと能力を持たない人間だろうと、完全にわかりあうことなんて出来っこないのですよ。 生い立ちだって性格だって性別だって将来の夢だってみなバラバラなんですよ。 それでも一緒にいようと出来る、歩み寄って理解しようと出来るのが人間のすごいところじゃないですか。 排除するほうが圧倒的に楽なのに、そうではない道を探ろうと出来るのが。

・ 排除しようとしたエリックも、歩み寄らない代わりに関わらないようにしたレイヴンちゃんも、松岡修造ばりに「出来る!出来る!歩み寄れる!話すだけでわかる!きっとなんとかなる!」とポジティブ路線を進んでいたチャールズも、それぞれがそれぞれに頑なだったんですよね。 本作は、彼らのどの主張でもなく、色々な考え方を含んだ新たな道筋が示されたところが本当によかった。 その道筋を彼らすべてが納得して受け入れた、というところも含めてね! いやぁ、観続けてきてよかったなぁ。 旧作・ウルヴァリン・デッドプール含め全8作、いいシリーズでした! えっ? 1個抜けてる? ファイナル・・?ファイナルなんですって? さっぱり聞こえないなあ!!

・ とてもたのしく鑑賞したものの、マカボイ=チャールズやファス=エリックでお送りしてきた新シリーズがこれでおしまいというのは、やはりさみしいものですね。 やっとマカボイの毛が抜けたのに! ここからが本番なのに! やっと出会えたジーン&目からビームマンや、立ってるだけでかわいいナイトクローラーちゃん、さいこうすぎるクイックシルバーや、おうちに帰ってこられたレイヴンちゃんなど、まだまだ続きを観ていたいキャストばかりですし、ウルヴァリンの第3弾とデッドプールの第2弾だけではなく、本シリーズも引き続きもう3本ぐらい作って頂きたいものですね! 



関連感想
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(新シリーズ1作目)
『X-MEN:フューチャー&パスト』(新シリーズ2作目)





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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

2016年05月11日
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※ 以下、どこもかしこもネタバレを含んでいます。


あらすじ・・・
ヘルムート・ジモ大佐はその日、家族を喪った。
母国ソコヴィアで繰り広げられた、危険な人工知能ウルトロンによる人類滅亡計画と、それを阻止しようというアベンジャーズとの闘い。
あまりに強大な力を持つウルトロンによって、壊滅的な被害を受けたソコヴィア。
その中に、ジモ大佐の家族がいた。
憧れのアイアンマンを間近で見て、純粋にはしゃいでいた彼の子どもも。
特殊部隊に属していた自分の「家にいれば大丈夫」という言葉を信じ、自宅から出なかった妻も。
留守がちだった自分に変わり、義娘と孫を守っていた父親も、みなヒーローたちの闘いに巻き込まれ、亡くなってしまった。
犠牲になったのは一般市民だけではない。 アベンジャーズと共にウルトロンに立ち向かっていた者の中にも、死傷者は出ていた。
誰もがみな被害者で、誰もがみな犠牲者。
では誰が、一体誰が加害者なのか。
ナチスの残党なのか。 気まぐれに地球に攻め込んでくる異星人なのか。 暴走する人工知能なのか。 人助けの名のもとに過剰な破壊行為を繰り返すアベンジャーズなのか。 数十億人を救うためなら、いくらかの命が失われても仕方ないと思っているアベンジャーズなのか。

ヘルムート・ジモ大佐はその日、なすべきことを悟った。
アベンジャーズに、あの思いあがったヒーローたちに、彼らが重ねた罪の重さを教えてやるのだ。
何人助けようと、おまえらは所詮ただの人殺しに過ぎないのだということを自覚させてやるのだ。
自分が味わったのと同じぐらいの喪失と絶望を、彼らに与えてやるのだ。

と、いうことでジモさん一年間みっちり時間をかけて復讐計画を立てました。
元・特殊部隊とはいえ、ただの人間である自分がアベンジャーズに挑んでも普通に負けるだろうから、内輪揉めで殺し合わせ方が手っ取り早いとふんだジモさん、まずはアベンジャーズのリーダーであるキャップをストーキングして弁慶の泣き所であるバッキーちゃんの存在を掴み、「バッキーちゃんに重大な罪を犯させる」作戦を実行してキャップに揺さぶりをかけ、尚且つ、たとえどんな容疑がかけられていてもキャップならバッキーちゃんをかばうに違いないというトコロまで察し、けれどもキャップ以外のメンバーはそこまでバッキーちゃんに肩入れしないだろうからキャップとの間に溝が生まれるだろうと予想し、案の定バッキーちゃんを保護しに出かけたキャップがアイアンマンと対立しはじめたので、しめしめとばかりに第2段階「バッキーちゃんと同時期に開発され、いまだ冷凍睡眠状態のままの暗殺部隊をよからぬことに利用するため探しに出掛ける」作戦に出て、それを止めるべく自分を追ってシベリアに来るであろうキャップと、なんだかんだでキャップを手伝いにくるであろうアイアンマンとが相討ちを始めるように、第3段階「超極秘資料であるアイアンマンの両親暗殺事件の映像をジャストなタイミングで流す」作戦でとどめを刺します。

ひとつでもズレたり予想と違うリアクションがあったら一発アウトな作戦ですが、なあに、そこはそれ、元エリート特殊部員のジモ大佐ですから。 
根気と努力で見事成功させてみせますよ。
すべては家族と自分のため。 アベンジャーズをぎゃふんと言わせるためなら、民間人を何人巻き込もうと構いませんとも。
そう、他でもないアベンジャーズがそうであるように。



キャップ!!! バッキーちゃん!!! キャップ!!!! バッキーちゃん!!!!

ほんとに、こんな感じの声にならない叫びで鑑賞後のわたしの脳内が埋め尽くされましたよね! 
キャップ!バッキーちゃん!わしゃずっとこれが、こういうのが観たかったんじゃ・・・!!!

去年初めて『シビル・ウォー』の予告を観た時から、ずっと泣いていまして。 
バッキーちゃんの肩にそっと手を置くキャップ。 キャップを愛おしそうに見つめるバッキーちゃん。 アイアンマンの両側に立ち、怖ろしいほどに息の合ったコンビネーション攻撃を繰り出すキャップとバッキーちゃん。 キャップに並んで全力疾走するバッキーちゃん。 そんなバッキーちゃんを守るため、仲間であるアベンジャーズのメンバーに背を向けるキャップ。 
かなしい!でもたまらん!これ絶対つらいやつ!でもたまらん!はよくれ!この本編はよくれ!! 
そんな揺れる想いを体じゅう感じたあの頃。

で、ついにお目見えした『シビル・ウォー』。 
世の中に100点満点という概念があるとするならば、『シビル・ウォー』は250点満点です。 
これはもはや、意味が通じるかどうかの問題ではない! わたしの心の中がそれぐらい暑苦しい状態になっているということなのです・・!
とにかく、本作はバッキーちゃんに始まりバッキーちゃんに終わりますからね。 
どういうことかというと、1991年、洗脳を施され極秘任務に就かされるバッキーちゃんで幕を開け、2016年、再び冷凍睡眠装置に入るバッキーちゃんで幕を閉じるのです。 
どうですか、この「感想の序盤ですでに大オチを書いてしまう」という暴挙。 
大胆でしょう。 大胆と言えば、逃走生活の途中なのに市場に果物を買いに来るバッキーちゃんも相当大胆ですよね。 ていうか、かわいいですよね! 
プルーンを手に取って「これ熟してるかなぁ・・・」って思案するバッキーちゃん! 
ウィンターソルジャーとしてやらされてきた暗殺はさておき、やってもいないテロ行為の容疑で全世界から追われているとは露知らず、のんびり市場を散策するバッキーちゃん! 
なんだったらもう、このバッキーちゃんの何気ない一日だけをみっちり2時間ぐらいの長編映画にしてくれても、わたしは全然かまいませんよ! やるか?! おはようからおやすみまでのバッキーちゃん密着ドキュメンタリー、いっちょやってみっか?! なんやったら「情熱大陸」とかでもええんやで?

新しい服を買ってくるたびに、いちいち左腕の袖をチョキチョキ切ってノースリーブにするバッキーちゃんとかも出てきます! 
ジャケットは袖切るの大変だから、大き目のサイズを買うバッキーちゃん! 
お風呂から上がったら、錆びないようにクレ5-56を吹き付けるバッキーちゃん! 
なにそのバッキーちゃん!! ぎゃわいいいいいいいいい!!

『シビル・ウォー』に出てくるのは、きゃわいいバッキーちゃんだけではありません。 残酷な現実をひたすら真摯に受け止めようとするバッキーちゃんの痛ましい姿も、もちろんそこにありました。 

本作の大きなテーマは「復讐」でした。 
アイマンマンに怒りの声をぶつけるソコヴィアの犠牲者遺族。 
謎のテロリストに父王を殺された若き王子。 
限りなく人災に近い災害で何もかも失った元特殊部員。 
両親が事故死ではなく暗殺されたと知った二代目社長。 
行き場のない憤りと癒しようのない悲しみに支配された人々がよすがにするのは「復讐」。 
いつか必ず罰を与えてやる、という仄暗い正義心。

怒りを抱くことは誰にも止められないし、また、止めるべきでもないと思います。 
それは人として当然の反応で、時には救いになることもあるかもしれない。 
でも、直接なにものかに報復するとなると話は別で、それはまた新たな被害者と復讐者を生み出すことにつながってしまう。
それがわかっていてもなお、復讐を止めることが出来なかったジモ大佐と、攻撃の手をゆるめることが出来なかったアイアンマン。 
一方、黒い豹のコスチュームに身を包んだ王子は、一度剥き出した殺意を心の奥に封印した。 
なぜなら、復讐が人にもたらすものの虚しさを目の当たりにしたから。

(一般人を巻き込みすぎの)ジモ大佐が異常だとか、アイアンマンが大人げないとか、そういうことではなく、・・・いやもちろんそこに関して言いたいことは沢山あるのですが、わたしが唸らされたのはブラックパンサー陛下の人格者っぷりというか、徳の高さというか、この世から無くならないであろう「諍い」への、ひとつの道筋というか。 
どれだけ納得がいかなくとも、どれだけ相手が憎かろうとも、誰かが収めないとこの不幸は終わらない。 
だったら自分が終らせよう。 
闇雲に仕返すのではなく、公平な裁きに任せよう。

そして、復讐という選択肢をとらなかった人が本作にはもうひとり登場します。 そう、バッキーちゃんです。

バッキーちゃんの運命は、あまりに非情で、あまりに過酷でした。 
病弱な親友を含む多くのアメリカ国民を守るため戦地へ赴き、そこで敵の捕虜となり、さらには怪しげな人体実験の被験者とされてしまう。 
死を覚悟していたバッキーちゃんでしたが、ある日、か細かった親友が別人のようなたくましい姿となって自分を救いに来てくれました。 
驚きながらも、見た目はともかく中身はまったく変わらない親友との再会を心から喜び、共に母国のために闘おうと誓ったバッキーちゃん。 
しかし、数々の成果をあげていた最中、敵の狡猾な罠にはまり、列車から振り落とされてしまいます。 
死んでもおかしくない程の傷を体中に負いながらも、なぜか命は助かっていたバッキーちゃん。 
その後彼を待っていたのは、ヒドラによる人体改造と徹底的な洗脳でした。 
冷徹な暗殺者ウィンター・ソルジャーへと作り替えられたバッキーちゃんは、ヒドラの傀儡として数えきれない暗殺を実行してゆくことになります。 
少しでも正気を取り戻しかけると、すぐ施される再洗脳。 
自由な意思も、反抗する機会すらもない数十年間を、バッキーちゃんはいったいどんな気持ちで過ごしていたのか。 

完全な傀儡ならまだよかったでしょう。 
良心も大切な人の記憶も何もなければ、死んでいるのと同じ状態なら、まだ楽だった。 
でも、バッキーちゃんは覚えていたのです。 
洗脳は完璧でしたが、記憶の消去は万全ではなかった。 
絶対にそばにいると決めた親友の存在も、重ねさせられた非道な殺人行為も、全てバッキーちゃんの中には残っていたのですよ。
それがどれだけの苦痛だったか。 どれだけ残酷なことだったか・・・。

なぜバッキーちゃんがこんな目に遭わなければならなかったのか・・・・ そう思うだけで、わたしはつらくてかなしくて、心が引き裂かれそうな気持ちになりました。 
バッキーちゃんは全て覚えていた。 ヒドラはそれを、忘れさせてくれなかった。 
親友を殺そうとしたことも、共にヒドラという敵に立ち向かっていた科学者兼企業家とその妻を殺させられたことも、なにもかも抱えて、自分を責めて、誰にも救いを求められず、たったひとりきりで暗闇の中生きてきたバッキーちゃん。 
さぞかし恨んだことでしょう。 
ヒドラを、運命を心の底から憎んだことでしょう。 
でも、バッキーちゃんは報復ではなく、なにもかもを受け止めることを決めた。

洗脳されていたとはいえ、殺したという事実は消えないし、それは間違いなく自分の罪だ、と。 
誰かに責任を押し付けてしまえば楽なのに、というか、バッキーちゃんに責任なんてないというか、むしろ完全に彼も被害者なのに、「事実」から逃げず、ひたすら真摯に向き合い続けたバッキーちゃん。 
冒頭の市場のシーンは、とても愛らしいシーンでもあったけれど、同時にとてもかなしいシーンでもあったのですよね。 
キャップに連絡をとろうと思えばとれたのに、「たすけて!」って言えば絶対駆けつけてくれることはわかっていたのに、だからこそ常に孤独でいることを選んだバッキーちゃんの覚悟がね・・・ホント・・・ ホントマジで・・・ バッキーちゃん・・・(嗚咽)

そしてキャップもまた、そんなバッキーちゃんのことを理解していたし、信じていた。 
「前作『ウィンター・ソルジャー』の時、どうして自分を川から救い出してくれたのか?」とバッキーちゃんに問うキャップ。 
でも、本当はわかっていたんですよね。 
『ファースト・アベンジャー』でヒドラの工場から脱出する際、燃え盛る炎の中「先に逃げろ」と叫んだキャップに、「絶対にお前を置いてなんて行かない!」と答えたバッキーちゃん。 
キャップには、あの頃のバッキーちゃんと今のバッキーちゃんは何も変わっていないとわかっていたのだと思うのです。 
操られていても、中身は親友のジェームズ・ブキャナン・"バッキー"・バーンズだと。 
自分が命を預けることができ、命を預かることができる相手だと。 

バッキーちゃんは、犯罪者の自分が正義のヒーローであるキャップを頼ったらどうなるか、どれだけキャップに迷惑をかけるかわかっていたから頼らなかった、 
キャップは正義のヒーローである自分が暗殺者であるバッキーちゃんをかばったらどうなるか、どれだけアベンジャーズに迷惑をかけるかわかっていたけど、迎えに行かずにはいられなかった。 
そこにあるのは、キャップとバッキーちゃんのお互いへの揺るぎない愛情と信頼なんですよね。 
キャップはバッキーちゃんを裏切らない。 バッキーちゃんもまた、キャップを裏切りたくない。

本作の最後、自ら冷凍睡眠に入ることを決意したバッキーちゃん。 
それは彼の贖罪でもあり、二度と大切な親友を傷つけたくない(洗脳状態に陥るか否かを自分でコントロール出来ない以上いつでも起こりうる)からでもあり、数十年間続いた苦しみからの解放でもありました。 
どこまでも誠実なバッキーちゃん。 
なにがあってもキャップを守りたいバッキーちゃん。 
少し休んでほしい。 悪夢にうなされることなく、安らかに過ごしてほしい。 
再びわたしは泣きましたよね。 っていうか、バッキーちゃんのシーンはほぼ泣いてましたよね。

ただ、このままバッキーちゃんが寝ていたら、同世代の友人がひとりもいなくなってキャップかわいそうなので、なるべく早めに起床していただきたい・・! 
ブラックパンサー陛下のラボも相当最新鋭っぽいですけど、ここはやはりスターク社長が開発中のBARFですよね! 
トラウマ治療装置がうまいこと機能するようになれば、バッキーちゃんが脳に植え付けられたダメージも、社長のご両親に対するかなしみも、みーんなまとめて解決できるはず・・・! 
ほんでみんなで宇宙ゴr・・・ ・・サノスをやっつけようぜ!!

「キャプテンアメリカ」シリーズはいったんここで終了し、次にキャップ関係者が登場しそうなMCU作品は2018年の『ブラックパンサー』かなぁ・・という雰囲気ですが、あと二年もバッキーちゃんが眠ったままなのかと思うと、というかそんなバッキーちゃんを毎日見舞いに行きそうな勢いのキャップを思うと気が気ではありませんね! 
やっぱりここは、一旦MCUを離れてでもいいのでバッキーちゃんとキャップの日常に密着したなにがしかのアレを早急にお願いしたい! 「情熱大陸」とかでもいいから!

あと、「キャプテン・アメリカ」シリーズが始まった頃、主演のクリス・エヴァンスさんがキャップとして契約していたのは6作品だけで、となるとキャップがキャップであるのは残り一作、『アベンジャーズ3』しかないことになってしまうのですが、去年あたりからエヴァンスさんの心境に変化が表れ、契約更新も夢ではなくなってきているようなので、是非これからもキャップとバッキーちゃんの二人三脚物語を紡いでいって頂きたいものですね! 
なんだったら、既に9作品分契約しているバッキーちゃんに二代目キャップを襲名して頂いて、Wキャップという超オレ得な黄金タッグを結成(略



- 追記 ―

・ いちゃいちゃするエージェント13とキャップを生暖かい眼差しで見守るバッキーちゃん(とファルコン)かわいい!

・ というか、ファルコンとバッキーちゃんがすごくいい関係になりそうな感じで、そこもホッとしましたよね! なんだろうなぁ!やっぱキャップの周りにはいい人が集まってくるのかなぁ! 「共通の友人がキャップ」って、それもう絶対に気が合いそうじゃん!

・ もちろんブラックパンサー陛下も含めて仲良しグループですよ! みんなでドライブとか行けばいいじゃない! 海行ってビーチフラッグ対決とかすればいいじゃない! ムキになって爪を出す陛下と空飛んでズルをするファルコンとイジケるバッキーちゃんのもとに「焼きそばやけたよー」ってキャップがごはん持ってくる15分ドラマ、毎朝8時から放送すればいいじゃない!

・ もうあれだ、キャップの新しいシールドもバッキーちゃんの新しい腕も、陛下に頼んでヴィブラニウムで作ってもらえばいいじゃない! カンカンカーンっつって! 友人価格でお安く分けてもらえばいいじゃない!

・ それにしても、ヒドラの洗脳って水に浸かったぐらいで解けるものなのか・・・ 意外と再々洗脳し直してたのかもしれんな・・。 大変だねヒドラも・・・

・ 結局キャップは、最初から一ミリもブレていないんですよね。 誰もが「死んだ」と判断した親友を「生きている」と信じ、組織に背いて単身助けに行った『ファースト・アベンジャー』と、誰もが「非情な犯罪者」と判断した親友を「真実の姿は違う」と信じ、組織に背いて単身迎えに行った『シビル・ウォー』。 キャップの信念はずっと同じなのです。  友達を信じ、仲間を信じ、個々に出来ることを全力でやるのみ。 たとえその結果、誰かを巻き込んで(もちろん巻き込みたいわけではない)しまっても、そのせいで憎しみをかっても、全てを受け止める覚悟をしている。 完璧ではないけれど、善人でい続けるために。 彼の中の善良性を信じ、血清を託してくれた、アースキン博士との約束を守るために。

・  怒りに我を失ったアイアンマンに対し、「I can do this all day.」と拳を構えるキャップの姿。 相手が悪党ではなく仲間であることのかなしみもあるものの、これほどシリーズのラストに相応しいシーンはないと思いました。 キャップはこれからもキャプテン・アメリカであり続けるのでしょう。 たとえ盾をもっていなくても。

・ 両親を殺されたと知り、気持ちの収拾がつかなくなっているスターク社長。 そんな場面でまで冷静さを求めるのは酷すぎるかもしれません。 けれど、「母の仇!」という気持ちと「我儘なキャップに代わりアベンジャーズを引っ張って行くのは自分だ」という気持ちがごっちゃになり、どんな言葉にも耳を貸せなくなってしまっている社長はあまりに危険すぎる。 とはいえ、アーマーを身に纏ったアイアンマンの頬を叩いても彼は止まらない。 キャップは最後の手段として、シールドで起動装置であるリアクターを破壊するしかなかった。 その行為が、キャップにとってどれほどつらい決断だったことか。 胸にシールドを突き立てられた社長よりも、突き立てたキャップの表情の方がより激しく傷ついているように見えて、「なんでここまでしなければならなかったのか・・・」と無念でなりませんでした。 

・ あくまでわたしの解釈ですが、この時の社長もまた、驚きとショックに入り混じり、幾分バツの悪そうな表情を浮かべていたように思えたのですよね。 アーマーが止まったことで「やりすぎた」という状況を飲み込み、苦しみとかなしみと罪悪感で歪むキャップの眼差しを見て、叱られた子どもにも似た表情になっていた社長。 その後キャップに「盾は置いていけ。お前には持つ資格なんてない」と吐き捨てるのも、なんかすごく子どもっぽいというか、ホントは社長もそんな事言いたいんじゃなくて「ごめん」って言いたいんだけど、それを言ったら負けたみたいになるから、「まだオレの方が正しい」ということを表すため放った一言だったんだろうなぁ・・と。 本当にシールドをあっさり捨てて、「親友」であるバッキーちゃんを支えながら自分を置いて立ち去るキャップを見ながら、社長はどれだけ傷ついただろう。 

・ でもね、すごく社長もかわいそうなんですけどね、やっぱりキャップのことを仲間だと言いながらも、最後の部分ではキャップの話には耳を貸さず自分の判断を優先した社長もね、残念だったと思うのですよね。 キャップはバッキーちゃんを含め、みんなのことを信じた。 ワンダのことも、ホークアイのことも、初対面であるアントマンのことすら信じた。 一方、社長はキャップのこともワンダのことも信じられなかったのではないでしょうか。 だからワンダを閉じ込め、キャップを「正してやろう」と追い込んだ。 

・ 先日観た『バットマンvsスーパーマン』もそうでしたけど、なんでヒーローって人の話を聞かないんだろうなぁ。 いや、ヒーローではなくても、人は概して他人の話を聞かないものですけどね。 ちょっと落ち着いて小一時間話し合えば、解ける誤解はあるだろうし、キャップのことを本当に信頼していたのなら「あいつがそういうんなら、ちょこっとバッキーちゃんのこと調べてみっか・・・」ってなるんじゃないかと思うのですけどね。 この辺りは、人を使う立場で生きてきた社長と、人に使われる立場だった(実際は言うこと聞かずに自分の判断で動いていましたけど)キャップたちならではの違いなのかもしれませんけどね。

・ 要するに、『シビル・ウォー』に足りなかったのはワンダー・ウーマンさまってことですかね! もうおまえら全員ワンダーウーマンさまに一回シバいてもらいなさいよ! 「おまえらバカなんじゃね?」ってピカピカ光る縄で締め上げてもらいなさいよ! 縁起物ですよ!

・ いろいろとかなしみの深い結末となってしまいましたが、こんなことになってもなお、社長の精神状態を案じ、仲間のために動こうとしているキャップがいれば、まだまだ仲直りのチャンスはあると思いますし、あとは社長がどれだけ大人になれるかの問題かなぁという気がしますので、ええと、なんだ、次回『スパイダーマン ホームカミング』でピーター・パーカーくんにしっかり指導してもらって、なんとかがんばれ社長! 

・ ホント、社長がピーターに言ったという「自分が正しいという思いこみは危険」って、今日一のおまいうなんですよねぇ・・・。 社長しっかりして!  ケロヨンペッパー・ポッツとも縁が切れたことだし、なんだったらメイおばさんと付き合って新しい価値観を見つけるのもいいかもヨ!

・ それにしてもメイおばさんがマリサ・トメイさんとはな・・・ だったらベンおじさんはクリスチャン・スレイターさんぐらいにしとかないとな・・! (と思ってしまうわたしは『忘れられない人』だいすきっ子)

・ 【映画を観ているスパイダーマン・ファンの気持ち】
 ピーター 「半年前この力を身につけて・・」 
 ファン (半年・・?じゃあベンおじさんは・・?)
 ピーター 「できることがあるのにしなかったせいで、不幸なことが・・」
 ファン (ベンおじさんだ・・!ベンおじさんだ・・・ ザワザワ)

・ 空港でオールスターが繰り広げる大乱闘シーンの「祭りだワッショイ感」な!

・ 巨大化するアントマンから漂うスーパー戦隊シリーズ臭な! さいこうだなおい!

・ スパイダーマンとアントマンがおいしすぎて、ホント、MCUの世界って幸せだなぁと思いました。 あっちでもこっちでも繋がっているって、ステキやん・・・!

・ 「個人個人で判断して行動に出るのではなく、部外から第三者の意見も取り入れよう」というのが、今回アベンジャーズが決断を迫られたソコヴィア協定の内容だったわけですが、「第三者っつったって、その部外者が正しい判断力を持っている保障なんかないじゃないか。 信用できない組織ではなく、自分たちの道は自分たちで決めよう」と異議を唱えるキャップと、「いやいや、独断に頼るのではなく外の判断も仰ごうよ」という賛成派のアイアンマンが真っ向からぶつかってしまうものの、クライマックスでは他でもないそのアイアンマン自身が、自分勝手な判断で復讐に走るトコロがとても皮肉でしたねぇ。

・ で、しでかしたテロ行為に対し、個人的な報復ではなく第三者による公平な裁きを受ける予定となったジモ大佐もまた、死刑になって終り、というのではなく、きちんと公的機関に拘束されることで、自らの行為を振り返りつつ贖罪の日々を送ってゆくのか、というと全くそんな雰囲気ではなく。 結局、正義とはなんなのか、どんな風に行うのが正解なのか、よくわからないことに・・・。

・ たぶんきっと、ブラックパンサー陛下の選択が一番希望があるのでしょうね。 公平な裁きに委ねたところで、肝心な法に裏切られることも多々あるだろう。 けれど、それでも私的制裁に走るのではなく、客観的な視線から冷静に判断するべきなのだろう、と。 そのためにも、信頼できる第三者が必要なのですが、さて、ヒドラが根深くはびこるMCUの世界で、そんな機関は存在し得るのでしょうか。 

・ アベンジャーズの正義はこの先どんな方向へ向かってゆくのか。 たとえそこにあるのがますます苦くつらい展開だったとしても、わたしはまだまだ期待することをとめられそうにありません。  そう、キャップがキャップでいる限り・・・!




関連感想
『キャンプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(キャップ1作目)
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(キャップ2作目)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(ソコヴィアが登場する前作)






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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』

2016年04月01日
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※ さっそくですが、以下ネタバレします。



あらすじ・・・
バットマンが「スーパーマンやべぇんじゃね?」ってなって、スーパーマンは「バットマンやべぇんじゃね?」ってなって、ワンダーウーマンが「おまえらバカなんじゃね?」って立ち上がります。


・ いやぁ、おもしろかったですね!ワンダーウーマンとゆかいな仲間たち

・ ホント、今すぐタイトルを『ワンダとマントと由々しい奴ら』に変えても問題ないんじゃないかと思います。 それぐらいワンダーウーマン超メイン。 ワンダーウーマン超つよい。 ワンダーウーマン超さいこう。 本編の冒頭2時間15分ぐらいは、ワンダーウーマンの為の壮大な前フリと言っても過言ではない!

・ クリプトン星から地球へやってきたカル=エルが、クラーク・ケントとして農場の夫婦に育てられ、自分を追ってやってきた同じくクリプトン星人で父の仇・ゾッド将軍と、あっちこっちで取っ組み合いのケンカをする前作『マン・オブ・スティール』から2年後の地球が舞台となっている本作。 実は、その取っ組み合いの際にとばっちりで崩壊したビルの中には、ゴッサムシティの番人・バットマンことブルース・ウェインさんの自社ビルも含まれていたようで、ブルースさんはスーパーマンに対し、可愛さ余って憎さ百倍的な感情が渦巻いている訳なんですよね。

・ 前作で、実父のジョー・エルから「ここ(地球)のやつらはちょっと程度が低めだから、優秀なお前が彼らを率いてやりなさい」みたいな、地球のわしらからしてみたら若干カチンとくるニュアンスの教えを授けられたスーパーマンはというと、そこまで上から目線になるつもりはなかったものの、「これは人間アホだわ」「これは取り上げとかなきゃだわ」と自己判断で世界各国のなんやかんやに介入しまくりで、結果的に「おいおい神様気どりかよ」「でも神さまみたいなもんだし」と、賛否の声は日に日に高まる一方でして。

・ で、神さまっぽいことしてる割に、人命救助リストのトップには自分の彼女がいたりするもんだから、余計に「ちょまてよ」って言われちゃうんですよね。 わかりますよ、そりゃ地球のあっちこっちから同時に助けを求める声がした時、誰から助けるかっつったら思い入れの強い人からに決まってますよ。 カル=エルも人の子。 クリプトン星の人たちよりも自分の子どもを最優先で助け出したジョー・エルの子なんです。 血筋なんです。 責めてないですよ、わたしだって同じことしますから。

・ と、いうことで、腕力的にも所在地(だいたい空飛んでるから)的にもアンタッチャブルな存在であったスーパーマンは、彼女を助けた際に無関係な地元の人々まで殺した容疑と、前作でブルース・ウェインさんの自社ビル含む多くのビルを壊し多大な死傷者を出した容疑で、公聴会に呼ばれてしまいます。 

・ まぁ、呼ばれたからと言っても、実際のところスーパーマンには非はないのですけどね。 恋人・ロイスを救った一件での虐殺は仕組まれた罠ですし、前作のアレはゾッド将軍のテンションに合わせてたらああなっちゃっただけで。 場所が地球だったのが悪かったんです。 建物が密集していて重力も弱い、地球という舞台がいけなかったんです。たぶん。

・ しかし、そうは思ってくれないのが、公聴会を開催する議員や、スーパーマンが現れる前から正義のために自警活動をしていたバットマンで。 彼らは自問します。 「自分たちを守ってくれる頼れるアニキ」と無邪気に慕うには、スーパーマンの力は強大すぎるのではないのか、と。 今はいい。 いちおう「ロイスと地球」のために飛び回ってくれる今はいい。 けれど、何かの拍子にそれが悪い方向へ向かったらどうするのか。 スーパーパワーの前には地球など、ひとたまりもないのに。

・ バットマンことブルースさんなんて、自社ビルをぶっ壊されたり家族同然の社員を死なせたりしていますから、尚のこと疑念にとらわれますよね。 うたた寝するたび悪夢にうなされるブルースさん。

・ スーパーマンの存在に安心ではなく危機感を抱くことしか出来なくなり、排除の方向へと向かってしまうブルースさん。 一方、なんとか人の役に立とうとしているだけなのにちょいちょいメディアでディスられてへこむスーパーマンは、異星人でもないのに、つまりジョー・エルが言うところの「程度の低い」地球人のくせに、正義面して街を闊歩するバットマンに苛立ちを感じるように。 人助け第一の自分とは違い、犯罪者を勝手に裁き、処刑まで下している(ように見える)バットマンは正義ではない。 こんな地球人をのさばらせておくわけにはいかない。

・ 知らず知らずのうちに、お互いを敵視するようになってしまう二人。 しかし、彼らはまだ気づいていなかったのです。 その対立構造が、ある男の手によって作られたものであることを・・・。

・ その男とはそう、スーパーマンの宿敵としてお馴染みの天才犯罪者レックス・ルーサーです。

・ 偉大すぎる父親から巨大企業・レックスコープを引き継いだルーサーは、その生い立ちから「正義」にも「神さま」にも何の期待もしていません。 少しだけ語られる「父親からの暴力」と、異様なほどにこだわる「父が建てた屋敷」から、いかにルーサーが父親に支配され、抑圧された少年時代を送ってきたかが慮られます。 

・ 「この世に神様なんていない。 もしいたとするならばその神よりも上の存在になってやる。」 ルーサーはいつからか、そんな風な考えに取りつかれてしまったのではないでしょうか。 父親への復讐か、救ってくれなかった神への反発なのか、「この世で一番強い生き物」に執着するようになったルーサー。 人間とは思えないような超人的な能力を持つ「メタヒューマン」がいると聞けばその情報を集め、スーパーマンが現れれば徹底的に調査・分析する。 そして彼らを、「神」を、自分のゲームの駒にしてやろうと目論む。 その手始めが、スーパーマンとバットマンを相討ちにさせる計画だった。 

・ このルーサーのキャラクター、わたしはとても素晴らしかったと思います。 ジェシー・アイゼンバーグさんの大胆で狡猾ではかなげな演技のおかげで、ルーサーはただ憎々しいだけではなく、どこか悲劇的な人物にもなっていた。 一番救いを求めているのは、彼なのかもしれないのに、誰も彼を助けることが出来ない。 「神」を操るという無謀な行動で、父親を越えようとしていたルーサー。 かわいそう。 こんなかわいそうなルーサー、初めて観ましたよ。 

・ あのキョロキョロと動く目や、社交界のど真ん中にいるのに常に浮いている感じや、ここ一番の舞台でしどろもどろになってしまうところや、上手に笑顔が維持できずひきつるほっぺたとか、ホントなんとかしてあげたい。 「もういいんだよ」って言ってあげたい。 「がんばらなくていいんだよ」「弱いことを恥じる必要はないんだよ」って。 誰だってみんな弱いいきものなんだよ。

・ かわいそうと言えば、ブルースさんも気の毒度高いですよね。 潤沢な資金と地道な努力だけでゴッサムシティの治安を守ってきたバットマン。 ピエロに苦しめられたりもしましたが、わたしは元気です。 とはいっても、こめかみには白髪が目立ち、唯一心開けるのは執事のアルフレッドだけ。 

・ なんといっても生身の人間ですから、普通にケガもするし歳もとるんですよね。 でも、両親を失った時の哀しみと悔しさと怒りを原動力に、傷だらけになりながらも必死で正義を貫こうとしてきた。 衰えてくる体力に、タイヤを叩いて逆らってきたんです。 そしたらある日、フワフワ~っと人間離れした異星人が現れて、バンバン人を助け始めちゃうじゃないですか。 めちゃくちゃ軽々と。 おまけにあいつ、撃たれても平気だし、空飛ぶし、ロケットだって持ち上げちゃうし。 なんなのそれ。 チートすぎるだろ。 タイヤと格闘して頑張ってるオレはなんなんだよ。 今まで何個のタイヤを潰してきたと思ってるんだよ。 来るならもっと早く地球に来いよ。 お前がいれば、お父さんもお母さんもチンピラに殺されなくて済んだんじゃないか。 タイヤを叩く必要もなかったじゃないか。 

・ もしかしたら、ブルースさんとルーサーは似ているのかもしれませんね。 「立派」過ぎて越えられる気がしない父親と、自分が信じてきたものを崩されたショックと、どうにもならない程の無力感。 苛立ちの矛先は、いつしか「万能の神」へと向かっていた。 スーパーマンへと。

・ バットマンとクラークが、ルーサーとブルースさんが、スーパーマンとルーサーが、もっときちんとゆっくり時間をかけて会話出来ていれば、今回の大破壊は避けられていたのではないでしょうか。 だって、チャンスはあったんですから。 ただ、互いが互いの声に耳を傾けようとしなかっただけで。  

・ 「自分の気持ちばかりで、相手の心を理解しようとしないと、その先にあるのは無為な争いなんじゃないか?」 同じ目的のために闘えるはずの二人が、心と体をすり減らしながら格闘するという、とても虚しい姿を観ながら、そう思ってしまいました。 ホリー・ハンターさんもそう言ってたじゃん!

・ はい! ということで、ここまでが前フリの約2時間15分になります! くるよくるよー! いよいよあの人がくるよー!!


・ き た よ ー ! ! !\ドンドコドコドコドコ/

・ もうね、最初の辺りにも書きましたけど、ワンダーウーマン超つよい!ワンダーウーマン超さいこう! 初登場のパーティシーンから、つまり、ワンダーウーマンのコスチュームを着ていない時から超さいこうでしたからね! ゴージャスな肢体と知的な眼差しでスクリーンに現れた瞬間、わたしのハートはダイアナ・プリンスさまに撃ち抜かれました。 ありがとうございます。 この世にワンダーウーマンを生み出してくれたみなさま、ありがとうございます。

・ そこに居るだけで存在感が半端ないんですから。 周りにいるのがベンアフとかジェシーさんとかコードネームおじさんとかであるにも関わらず、ですよ。 あの濃い面々の中において、後光が射すぐらい神々しいんですから。 そりゃもう本作のタイトルは「ワンダとマントと以下略」でいいですって。 出演時間と印象度で比較したら即決ですって。 

・ パーティシーンで強烈な印象を与えたあともまた、まあ焦らすの焦らさないのって! スタタタターって階段を駆け上がる。 かっこよく車に乗る。 衣装チェンジする。 怪しいやつに目を光らせる。 それぞれは短いショットなんですけど、それぞれが美しい。 あと、強い。 なんつうか、存在が、強い。

・ で、散々興味をかきたてておいて、ついに登場するのが写真のワンダーウーマンなんですけどね。 そうなんですよ、まだ生身じゃないんです! でも、写真だけなのにこっちはテンションガチ上がりですよ! おかしいでしょ?! スーパーマンもバットマンも出てない、写真のワンダーウーマンが映っているだけのスクリーンを観て、満身の笑みを浮かべているわたしがいたんですよ! 確認していませんが、きっと周りのお客さんもそうだったと思います! 

・ 写真だけで大成功な訳ですから、ご本人が登場したらどうなるんだって話じゃないですか! 正直、バットマンとスーパーマンのくだりに「なぜだかわからないうちに険悪になってるナー」ぐらいの関心しか持てないぐらい気もそぞろですよ!  いや、観てましたよ!もちろんそっちも観てましたけどね!

・ で、ついに、ついにその時がきた。 しかも男たちのアホな闘いに参加せずに、ドロンするのかと思わせておいての、「まったくあいつらしょうがねえなぁ」的な参戦ですよ! このね、飛行機から降りる時の颯爽としてる具合ね! ザ・颯爽!って感じじゃないですか! この颯爽を観たら、もう他の颯爽は観られない! もう自分が何を言っているのかわからない!

・ 天才犯罪者・ルーサーが、ゾッド将軍の亡骸と自分の血液を融合させて生み出した超生物・ドゥームズデイ。 人間であるバットマンはもちろん、スーパーマンですら歯が立たない強敵の前に立ちはだかり、シールドとソードを構えて「この手の輩は前にも相手したから」と不敵な笑みを見せるワンダーウーマンさまの有言実行っぷりをとくとご覧ください!かぶりつきで!\ドンドコドコドコドコ/

・ 腕から青白い光線出せるからね!ワンダーウーマンさまは! あと、ドゥームズデイと闘っている間じゅう「ちょっとは骨のあるやつが現れたわい」って顔してるからね! 余裕だから! テンパってる男連中とは違うから! ばんざい!ワンダーウーマンさまばんざい! わしもワンダーウーマンさまのピカピカ光る縄で締め上げられたい!

・ そんなワンダーウーマンさまの単独主演作は、来年公開になるとのことなんですが、気になる最新画像がこちらですよ。
wonder-woman-movie-first-look-pic.jpg
ワンダーウーマンさまの故郷なんだからワンダーウーマンさま級の豪傑がゾロゾロいるってことなんですよね! ほんとうにありがとうございます! 今から言っておきますが、ありがとうございます!

・ ということで、やや暑苦しい文章が続きましたが(いつものことですが)、『バットマン vs スーパーマン』はワンダーウーマンさま誕生記念作として申し分ない作品でしたし、人の話を聞かない男たちが腕力だけで物事をおさめようとする姿はめちゃくちゃ現実とリンクしていておもしろかったですし、よく言えば「一難去ってまた一難」、悪く言えば「終わりそうで終わらない、まとまりに欠けるストーリー」もいつものザッくん(ザック・スナイダー監督)らしくて気になりませんでしたし、わたしはすごく好きです。 この作品。 というか、超すきです。 大好物。

・ あと、ベンアフのバットマンもすごくよかった! いい塩梅に枯れたベンアフ版バットマンのこと、もしかしたら歴代バットマンの中で一番すきかもしれません。 アルフレッド役のジェレミー・アイアンズさんもこわいぐらいに(役に)ハマっていましたし! 「ダークナイト」シリーズのブルースとアルフレッドはあくまで若き主人と執事でしたが、こっちのコンビは完全にカップルだな! よっ!ご両人!お似合いですよ!!

・ 謙虚さを醸し出そうとしないスーパーマンもすきでしたよ! 空からマントをヒラヒラはためかせてゆっくりと下りてくるトコとか、あのね、あそこ別にあんなかっこつけなくてもいいんですよね。 普通にパーッと下りてきてサーっと救出すればいいんです。 でも、やたらと逆光とかマント具合とか気にしてんでやんの。  

・ メキシコで火災事故から少女を助けた時、群衆に神さま扱いされてまんざらでもない顔をしていたスーパーマン。 オレ、おまえのそういうトコきらいじゃないよ。 気分良かったんだよね。 いいよいいよ、人間臭くていいよ。 素直がいちばんだよ。

・ 実はわたしは、あまりにも無駄に人々の暮らしを壊し過ぎていた前作があまりすきではなかったのですが、本作はそのモヤモヤが逆に活かされるような内容になっていて、「ああ、前回のアレは壮大な前フリだったのだなぁ」と感心してしまいました。  やるじゃんザっくん! 

・ とは言え、今回もかなりエグイ闘い方しているんですけどね、スーパーマン。 その点ブルースさんはえらいですよね。 同じ壊すにしても、人気のない港を選んで被害を最小限に抑えようとしてますからね。 やはりアルフレッドが教育係なだけのことはあるなぁ。

・ ロイスとTAOさんの扱いがひどすぎたので、そこだけはザっくんにしっかり反省していただきたいものです。 「ただ爆死」とか「ただ槍持ってウロウロブクブク」とか、どんだけ雑な役回りなんだよ。 特にロイス。 ワンダーウーマンさまに夢中なのはわかるけど、もうちょっと魅力的に描いてくださいよ。 これじゃあ、スーパーマンが異常なほど惚れ込む理由がわからないよ。 まぁ、それ(ロイスがただのめんどくさい女にしか見えないこと)はクリストファー・リーヴさん版の頃から感じていたけども。

・ なにはともあれ、これで『ジャスティス・リーグ』への橋渡しはバッチリですね。 MCUとは違った泥臭さのあるDCエクステンディッド・ユニバースの今後がめちゃくちゃ楽しみです! 

・ 「DCエクステンディッド・ユニバース」て! まあまあ長い名前だな! いいぞ!このもっさり感! きらいじゃない、オレはきらいじゃないぞ!

 


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