『パラノーマル・アクティビティ5』
2016年06月07日

(※ 以下、過去のシリーズを含めすべてネタバレしています。)
あらすじ・・・
1988年8月9日カリフォルニア州サンタローザ。
ケイティとクリスティ姉妹の母ジュリーとその恋人デニスが魔女ばあさんに殺され、姉妹は魔女コミュに保護される。
2013年11月29日カリフォルニア州サンタローザ。
ライアンとエミリー夫妻の家にライアンの弟・マイクがやってくる。
2013年某月某日。
クリスマスの飾りつけをしていたライアンとマイク、彼らの家に以前住んでいた一家が残していったであろうダンボール箱の中から、古いビデオカメラとVHSテープを発掘する。
そのカメラで自宅を撮影すると、空中にもやのようなものが映る。
2013年某月某日。
ライアンとマイク、VHSに映っていた前住民のハ〇撮り映像に大興奮。
2013年某月某日。
カメラに黒い影が映る。 庭のシーソーがギーギー動く。 プールの水が揺れる。
2013年某月某日。
一人娘のリーラが鏡の前でブラッディメアリーのおまじないを唱える。
それがご丁寧にも逆さ言葉だったため、不安になったライアンとマイクが家中に監視カメラを仕掛ける。
2013年12月12日(第一夜)。
リーラの部屋に『アズガバンの囚人』に出てきた吸魂鬼(ディメンター)と『ホビット』に出てきた死人遣い(ネクロマンサー)を足して2で割ったような黒い影が現れる。
リーラ、黒い影と会話する。
様子を見に来た母・エミリーが黒い影にどつかれる。
2013年12月14日(第三夜)。
リーラ、黒い影に命令されるがまま、暖炉に聖書をくべようとする。
様子を見に来た母・エミリーの周りを黒い影がウロウロする。
2013年12月15日(第四夜)。
発掘した1992年のVHSを観ていたライアン、そこに現在の一家の姿を透視しているケイティが映っていることに気づく。
2013年某月某日。
リーラが黒い影っていうか要するにトビーに命令され、自分のベッドの上に例の死の秘宝みたいなマークを落書きする。
リコーダーをピューと吹くリーラ、何者かと何がしかの交信を始める。
様子を見に来た母・エミリーが窓の外から飛び込んできたトビーにどつかれる。
2013年某月某日。
ヘルプにやってきた神父さんがリーラに聖水アタックを試みるも、噛みつき攻撃で返り討ちにされる。
ライアンとマイク、VHSの中から、自分たちがこの家に引っ越してくる3日前の2010年5月8日に邸内で撮影された映像を発見する。
家を紹介してくれた不動産業者のケイティ・ハバートに連絡をとろうとするも、名刺に書いてあった情報はすべて嘘で、ケイティの素性も現在の居場所もわからないことを知る。
2013年12月17日(第6夜)。
「よっ、おやじ、やってる?」ぐらいな気軽さでしょっちゅう天井からやってくるトビー、調子こいた挙句ライアンやマイクをキッチンに追い詰め、『ジュラシック・パーク』のラプターのシーンを彷彿とさせるようなアプローチで大の大人をおおいにビビらせる。
2013年某月某日。
リーラがベッドサイドに落書きしていた「ハンター」という名前を調べていたライアンとマイク、リーラと同じ生年月日のハンターという少年が2011年から行方不明になっていることと、1992年のVHSにそのハンターくんが映っていることに気づく。
2013年12月18日(第7夜)。
リーラがベッドの脇に時空の抜け道を開く。
様子を見に来た母・エミリー、とりあえずみんなで家から逃げ出すことを決意する。
2013年某月某日。
荷物を取りに来たマイクとスカイラー、なんとなくトビーの魂胆に気づく。
10キロ先のホテルに逃げていたはずのリーラが単身自室に戻り、壁を素手でガリガリやる。
2013年某月某日。
再びやってきた神父が悪魔退治を提案するも、姿を現したトビーにどつかれあえなく死亡。
口から悪魔的なゲロを吐いたスカイラーと、悪魔的なゲロをモロに浴びたマイクも死亡。
脱兎のごとく走り出したリーラを追っていたライアン、胸を悪魔的な触手に貫かれ死亡。
リーラを探して時空の抜け道を通ったエミリー、行き着いた先でケイティとクリスティ姉妹に遭遇し、おそろしい事実を知る・・・。
【今回ひどい目にあう人】

リーラちゃん8さい。 2005年6月6日生まれ。 天真爛漫。 マジ天使。
【今回のカメラマン】

おとうさんのライアンさん。 職業不詳。 たぶん映像関係。 パラアクシリーズには欠かせない「おまえ家にいったい何台カメラあんだよ」系男子。

ライアンさんのおとうとさんのマイクさん。 彼女にフラれたショックでライアンさんちに絶賛居候中。 これまたパラアクシリーズには必須の「何があってもカメラは手放さない」系男子。
【今回の思い出の一枚】

『パラノーマル・アクティビティ3』に出てきたケイティ&クリスティのおかあさんとその恋人が夜中にこっそり試していた恥ずかしいハ○撮り映像が、時を越えて見ず知らずのライアン兄弟に鑑賞されるというこの無差別リベンジポルノ感な・・・
【今回のかぶりつき】

うさんくさいおじちゃんはたべちゃうぞ!!
【例のあの人】

これまでシリーズ皆勤賞だった元祖ぶん投げ王・ケイティさんが、ついに名前だけの登場に。 ちなみにライアンさんが持っているのはそんなケイティさんの名刺です。
【今回の吸引力】

なんと今回もぶん投げなし! シリーズの冠から通し番号が消えた『呪いの印』から投げなくなったのですが、製作陣にはなにか特別な意図でもあるのでしょうか。 たぶん無いんだろうけど。 投げないかわりといってはなんですが、何人か画面奥に吸い込まれます。 画像はライアンさん。 わかりづらいですが、『地獄先生ぬ~べ~』に出てくる鬼の手みたいなゴッツイ手にグサーってやられています。


【どやさ!】

パラアクの申し子ケイティ、おおよそ12さい。 うしろのクリスティはたぶん9さい。 魔女ばあさんに育てられ、魔女コミュの平均年齢引き下げに一役買っています。
衝撃! トビーは全裸中年男性だった!
・ 一時はレンタル屋さんの棚で大繁殖していた「雨後のパラノーマル」シリーズも今やすっかり影を潜め、もはや誰の得のために続けられているのかすらわからなくなってきた「パラアクシリーズ」最新作。 ひとくちでいうと、つまんなかったです。 もしかしたら製作元自体も、長く作り続け過ぎて何がしたいのかわからなくなっているんじゃないでしょうか。 ホラーとしての怖いさもなければ新鮮な驚きもない。 なんでこんなことになったんや・・・。 そもそもこんなに引っ張る話でもなかろうに・・・
・ 過去のシリーズを見返す気力も追っかけるつもりも無い方に簡単に説明しますと、「パラアク」というのはケイティという若い女性が悪魔に取り憑かれ、恋人を殺すところから始まりまして、その後妹一家を殺してその彼らの赤ちゃんだけをさらい、なぜかさらった赤ちゃんを別の家に里子に出し、赤ちゃんが6歳になった頃べつの男の子にその子をさらいに行かせ、18歳まで育てながら悪魔に取り憑かせるというゴール目指してひた走る物語なのですけどね、もうこのあらましの時点で訳がわからないと思うんですよね。 「最終的に男の子を悪魔に取り憑かせるため、誰かに活きのいい赤ちゃんを産ませ、さらったり預けたりもう一回さらったりしつつ18歳まで待つ」ってどういう工程やねん、と。 ずっとひとりの人が保護者として育てたらアカンのかい、と。 その回りくどさはなんやねん、と。
・ で、「なんやねん」と聞かれたら「シリーズを無駄に延命させ、後付けに後付けを重ねた結果がこのありさまなんだよ!」と答えるしかないのが哀しいところで。 以前あった「ソウ」という逆恨みサスペンスもそうでした(ダジャレじゃないですよ)が、シリーズを長引かせるため「もっと謎を」「もっと大がかりな設定を」ってやっていると、どうしても関わる人も増え、徐々に整合性が欠けてくるのですよね。 わたしなんかは素人なので、「どうせあとから作るんだから、前回までの話をきちんと反映させて辻褄合わせればいいのに・・・」って思いますけどね。 そうもいかない何かがあるのでしょう。 きっとそうなのでしょう。 まさか「見切り発車だから」なんていう無責任な理由ではないでしょうとも。
・ 回を重ねるごとにコロコロ変わる設定の中で非常に謎なものとして、三角形に○が入った死の秘宝ことパラアクマークがありまして。

(ハリポタ関係者からのつっこみ待ち状態)
『パラアク3』で初登場して以来、毎回どこかに描き込まれてきたこのマーク。 『パラアク4』で「古代ハットゥシャの豊穣の印」と説明されたと思えば、『呪いの印』では「ミッドワイブズ(助産師)の印」であると、さらに本作では「時空を超えるためのマーク」だっていうんですからね。 その場しのぎもたいがいにしろよと言いたくなりますよね。 ちょっとまってよ魔女ばあさん! こないだまでは「妊婦のお腹に描くんじゃ」って言ってたじゃない! 妊婦に描いたり少年の背中に描いたり物置の壁に描いたり、好き勝手落書きされても困るんですよ! 消す方の身にもなってくださいよ!
・ まあね、百歩譲ってミッドワイブズのマークはもういいですよ。 色んなトコに描きたくなる魔法のマークってことでいいですよ。 魔女コミュのシンボルマークみたいなものでしょ。 形もシンプルだから、お年寄りでも簡単に覚えられますもんね。 それはしょうがないとして、問題は今回ついに復活を果たした悪魔・トビーなのです!
・ 魔女コミュにベビーシッター代わりのような存在としてこき使われてきた悪魔・トビー。 1作目では三本指の獣系悪魔だったはずが、いつの間にやら痩せ型で背の高いおっさんってことになっていて、マジなんなの。おまえは一体なんなの、と。 悪魔とかそういうレベルじゃなく、「幼女とままごとをするのが異様に好きなおっさん」トビーとしての不安が普通に渦巻いていた今日この頃。 ついに満を持してトビーが、幼女の血を得てその実体を手に入れました。 それではご覧いただきましょう、悪魔族代表・トビーさんです!

(あれれ? ほんこんさんかな?)

(ほんこんさんみたいだけどほんこんさんじゃないのかな?)
・ 違うんですよ。 130Rのほんこんさんじゃなくて、れっきとしたトビーさんなんですよ、っていうかトビーさんのご尊顔なんですけども、一番衝撃的だったのは、大した特徴のないいかにも悪魔っぽいこの顔ではなく、肉付きも良くカムバックした際の全身像なんですよ!じゃあ行きますよ!さあお立会い!

マ ッ パ か よ ! !
・ この画像ではわかりづらいですし、うまい具合に股間と頭も隠していましたけど、どうみてもはだかんぼうですね。 全裸のおっさんが8歳の女の子とおままごと事案です。 はい、お疲れさまでした。 おまわりさんこちらです。
・ ホントにね、うそだろ・・・って思いましたよね。 満を持した悪魔がこともあろうに全裸とは・・・。 こんなあられもないおっさんを出してしまって、この先関係者はパラアクをどこへ導いてゆくつもりなのか。 これならばまだ山羊角系悪魔の方がよかったですし、なんだったらシーツを被らせたままでいいじゃない。それでいいじゃない。

(おばけだぞ~)
・ 関係者の迷走というと、今回突然参入してきた新規メンバーである「先生」の存在もかなりとってつけたような謎でしたね。 『パラアク3』のラストからそのまま続く本作の冒頭シーンで、魔女ばあさんがケイティとクリスティ姉妹に紹介する「先生」。 この先4年に渡り、姉妹に何かを教えていたようですが、正直魔術なのか自己啓発的ななのかなのかさっぱりわかりません。 そんなもんいいからちゃんとした教育を受けさせてあげなさいよ! っていうか、中途半端に「4年間の魔教育期間」という新設定を盛り込んだせいで、次作る時はシリーズ1作目(20歳ごろ)までの空白の期間をこじつけなくちゃいけなくなったんだぞ! おい!脚本家!わかってんのか! この教育とあのポルターガイストに怯えていたケイティをどう繋げるつもりなんだよ! ふざんけなよまったく! あと何本作るつもりなんだコンニャロー!

(謎のポニーテールおじさんも幼女がすきなのか!もういっそのこと全裸中年男性と刺し違えちゃえよ!)
・ 前作『呪いの印』において、悪魔が18歳にこだわる理由として「6の3倍が18だから」という小学生みたいな説明がなされていて、大いに脱力しましたが、今回も神父さんが悪魔退治をする理由として「リーラちゃんもハンターくんも誕生日は2005年の6月6日。 ってことは2000年からちょうど6年6か月6日後生まれってことでしょ。これって偶然じゃなく必然でしょ!」と力説していて、このおっさんだいじょうぶなのか・・・と思いました。 その2000年はどこからきたんだよ。 悪魔の沙汰もおまえのさじ加減ひとつなのかよ。
・ ちなみに神父さん、「悪魔祓いは無理だけど悪魔殺しは出来る!」っつって、聖水に浸したシーツで悪魔をぐるぐる巻きにして火で燃やす作戦も立てていましたが、その前にリーラちゃんを聖水で清めた時、まったく効果がないどころか噛み殺すぐらいの勢いでガブーっていかれてましたけど、それを経てもなお、どうして聖水でイケると思った神父よ・・・ なんでもかんでも水と塩でホーリークライスト戦法でなんとかなると思ったら大間違いだぞ・・・!
・ 結局、悪魔を復活させるにあたり最も重要とされていたハンター少年はどうなったのか。 「時空を超える穴」という飛び道具で1988年と1922年と2013年を交錯させたはいいけれど、それはタイムトラベル的な意味を持っているのか、それともちょっと覗き見る程度で、過去の歴史は変わらないのか。 ハンターくんとリーラちゃんの血を使い、晴れてトビーは実体を手に入れたけれど、『呪いの印』を観る限り、悪魔の入れ物候補である男児は他にも用意されているみたいで、そうなると悪魔はいったい何人単位で復活しようとしているのか。 っていうか、そもそも男児は18歳で悪魔覚醒するんじゃなかったのか。 なんでトビーは一足お先に復活出来ちゃったのか。 謎はさらに余計な謎を呼び、広げた風呂敷の生地が薄っぺら過ぎて今にも綻びそうなパラアクシリーズの明日はどっちだ! っていうか、時空うんぬんは前作でもやってたんだから、あの方向性でいけばよかったのに、なんでまた別の入り口開けちゃうかなぁ! おまえらはアレか! 水面に映った自分がくわえている肉が欲しくてワンって吠えるイソップ童話のわんこか!

(娘が壁にこんな悪魔的な記号を描いたら、放置せずにまず消せよと小一時間)
・ 毎度おなじみ「ヨハネの黙示録」から第5章6節が引用されるのですが、ちょっとググってみたら劇中の説明とは全く違う事が書いてあり、パラアクのスタッフは色んな意味で呪われるんじゃないかと思いました。 まずは「製作費がどんどん削られる呪い」からだな!
・ 前作の感想に「いっそのこと次から魔女コミュ・映画部を立ち上げて魔女ばあさん自身が撮影すればいいのに」と書いたら、なんと今回本当にケイティ姉妹を引き取った魔女コミュが延々姉妹の日常を撮影していたというくだりが登場して、とても驚きました。 見たのか。ここを見たのか、ジェイソン・ブラムさん(シリーズのプロデューサー)・・・! ええんやで・・見たなら素直に見たと言ってもええんやで・・
・ ということで、冗談はさておき、もしかしたらテレパシー的ななにかはいつの日か誰かに届くかもしれませんので、海の向こうのジェイソン・ブラムさんへ「時空の扉という白石晃士監督作っぽいアイテムをもっと有効に活用すべく、次回は本家の白石監督と組んで『超パラノーマル・アクティビティ/TOKYO NIGHT新章』にチャレンジしてみてはいかがでしょうか」という念を送りつつ、今回の感想はおしまいにしたいと思います。 ほら・・ついに霊体ミミズみたいなのも出てきたし、絶対相性合うと思うんだ・・・。 ジェイソンさんへ届け・・・オレの想い・・・!
関連感想
8分くらいでわかる『パラノーマル・アクティビティ』のおはなし。 (シリーズまとめ)
『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』(シリーズ通算6作目)(日本版含む)


『パラノーマル ホスピタル』
2015年03月16日

あらすじ・・・
廃墟に上半身裸のヒゲじいさんが出ます。
・ 最近めっきり体調を崩していて、映画館に行くことが困難な状態なのですが、いじけていてもしょうがないのでいっちょ景気のいいヤツでも観てみるか! とレンタル屋さんに足を運び借りてきたのがこれです。『パラノーマル ホスピタル』です。 どうしてだろう。どうかしている。
・ ってことで、お久しぶりのパラノーマルですよ。 今回は病院が舞台だそうで、『グレイヴ・エンカウンターズ』にかぶっちゃってるんじゃないの?という不安も無きにしも非ずではあったのですが、そもそも今まで安心して鑑賞できるパラノーマルに何本遭遇したのか・・と自問自答してみたところ、皆無に等しいという答えが出ましたので迷わずプレイヤーにDVDをイン!
・ 物語は1976年にアリゾナ州のコッパークイーンで起きた凄惨な殺人事件で幕を開けます。 閑静な邸宅に押し入る黒い影。 死を覚悟した屋敷の主・ホステドラー医師は2階の自室に逃げ込み、妻の写真に憎しみの眼差しを向け「おまえのせいで・・・」と呟きつつ、顎に押し当てた拳銃の引き金に指をかける。 赤く染まった妻の写真は、夫の変わり果てた姿を静かに見つけ続けるばかり・・・。
・ この冒頭シーンが、映像といいこだわりが感じられる編集といい実によく出来ていまして、ぼかぁ思わず「パラノーマルってだけで低予算&チープ&見切り発車と決め付けるのはよくないなぁ」なんつって己の価値観を省みてしまいましたよね! そりゃ本来、どの作品にだって製作者が万感の思いを込めて名付けた正式なタイトルがあるわけで、ほとんどの「雨後のパラノーマルシリーズ」はあくまで日本のメーカーが勝手につけた邦題ですもんね!
・ 本作だって、パラノーマられる前に「ANIMUS」という立派な原題がついていた訳でして! どうですか、「ANIMUS」! 良い響きでしょ、アニマス! 意味ですか? 意味を知りたいですか?どうしても知りたいのですか? はい、みんなが気になる意味はコチラ!
1 (…への)敵意,悪意,敵愾(てきがい)心,憎悪((against ...))
feel [have] animus against ...
…に敵意をいだく.
2 意図,意志,志向,生命力,生気を与える[活動的な]魂.
3 (Jungの心理学で)アニムス(⇔anima):特に女性における抑圧された男性的特性
(※ goo 英和・英語辞書より)
・ うん・・・わかるようでぜ ん ぜ ん わ か ら ん(特にユングのくだりが)
・ 「敵意・憎悪」ってそりゃ確かに悪霊のたぐいですから憎しみはありますよね・・。 「意志・生命力・活動的な魂」ってまぁ悪霊のたぐいですからやる気は充分ですよね、まぁね・・・。 「女性における抑圧された男性的特性」はなんだろ・・・反撃するヒロイン・・? でも本作のヒロイン、怖い目に遭った瞬間めちゃくちゃ心が折れてましたけどね・・・ どうしよっか? ねぇ、これどうしよっか? 決め手のない原題どうしよっか?じゃあもう「パラノーマル」でいっか!
・ そんな紆余曲折を経て完成した『パラノーマル ホスピタル』。 冒頭のホステドラ―医師のシーンがさっくり終わったあとは一転舞台を現在にうつし、大学に提出するドキュメンタリーフィルムの題材に前々から興味のあった「心霊現象」を選んだヒロイン・マイヤが、友人たちを道連れにいわくつきの廃病院を目指すこととなるのですが、これがまぁ長いの長くないの。 延々リポート書いてんの。 物憂げな雰囲気を醸し出しながら、キャンパス内でメモとってやんの。 いいから行けよ。 とりあえず出発しろよ。 上映時間80分ちょいしかないんだぞ。
・ で、出発するのかと思ったら、今度は謎の悪夢にうなされるマイヤ。 人気のない建物(たぶん病院)内をさ迷い歩く彼女の前に、無残に口を縫い付けられた少年が現れる。 すると次の瞬間、周囲を医師に囲まれたマイヤはベッドの上でロボトミー手術を施されそうに・・・。 悲鳴をあげるマイヤ。 気が付くと医師たちは消え、少年の口から黒い霧が・・・
・ まぁ、悪夢っていうか要するに夢なんで、霧が出ようが露が出ようとダメージないんですけどね。 っていうかまだ本題に入ってない感すごい。 けっこう尺使ってるわりにはなんも起きてない感すごい。 いいからさっさと出発しろよ。 そのくだり、後で活きてこなかったらDVD燃やすぞ。(借りものなので心の中だけで)
・ その後、撮影器具のレンタル屋さんでの無駄な小芝居を経て、やっとこさ出発してからも、メンバーのどうでもいい体験談やら町民への聞き込みやらメンバー同士の乳繰り合いやら、まったく盛り上がらない珍道中がそこそこ続きます。 っていうか、乳繰り合いのシーンにおっぱいはおろかおさわりすらないってどういうことだよ。 「車内から聞こえてくる喘ぎ声にヒロインたちが呆れ顔」という100%声だけのシーンで、サービスショット一個入れたつもりにでもなってんの? どうしてこのくだりを使おうと思ったのか、責任者からの簡潔な説明を早急に求めます。
・ なんやかんやの末、最後の砦とばかりに登場する「こっから先は行かんほうがええ」タイプの地元民をかわし、ついにくだんのホスピタルに到着する一行ですが、廃病院として登場するのはまったく病院に見えないただのおんぼろマンション。 せめてベッドなり手術道具なりをちょこちょこっと置いてくれさえすれば、こちらも心眼を全開にして「ここは病院・・・ここは病院・・・小汚い配管しか出てこないけどここは病院なのれす・・・」と、そういうテイに付き合う覚悟はあるというのに、なんなのだこの後ろ向きな態度は。 ホスピタルなだけに、最低限のホスピタリティはご用意願いたいものですな。ホスピタルなだけに。(ダメ押し)
・ しかし、再生開始から55分を過ぎた頃、我々は製作者の真の心根を知ることとなる。 そう、彼らが限りある資金を投じたかったのは、そのような無駄な舞台背景ではなく、あくまでゴア。手が飛び首が舞う、汁気たっぷりなゴア描写だったのだということを・・・!
・ 裏を返せば・・・
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> 55分過ぎまでなにも起こらない! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・ 「パラノーマル ホスピタル」がすごいのは、80分ちょいの上映時間のうちたっぷり55分をかけ張りまくった伏線を残りの25分ですべて回収するのではなく、残りの25分が先の55分とほとんど関係ないただのゴア祭りという大胆さなのでありまして、やっとここで登場するヒゲじいさんも、一体誰の縁故者なのかさっぱりわからないのですよね。
・ 会話から想像するに、マイヤの悪夢に出てきた少年のなれの果てがヒゲじいさんらしいのですが、病院内にはその少年自体も出現するので、こいつらが悪霊なのか生霊なのかじいさんなのか子どもなのか混乱必至な展開に。

(※ かわいそうな少年)

(※ さむそうなヒゲじいさん)(統一感ゼロ)
・ マイヤの仲間をひとり、またひとりと血祭にあげるヒゲじいさん。 冒頭でホステドラー家を襲っていたのもじいさんらしいのですが、大学生を片っ端から襲っているところを見ると、誰かに恨みがあっての凶行というわけではなさそうです。 マイヤには過去に心を病んでいたという過去があり、少年との共通点がありそう(だから夢にも出てきていた?)なので、彼女だけは別格扱いするのかと思いきや、殺す気全開で追いかけていましたし。
・ っていうか、ホント先ほども書きましたけど、病院感がまったくない場所なんですよね、この舞台が。 ほんでもって途中からはなぜか病院が潰れた炭鉱に繋がっていて、埃っぽい洞穴の中を女の子がワーワー逃げ回ったりつるはし持って闘ったりするものですから、なんかもうホスピタルっていうよりディセントなんじゃねえの?って。 そういう気持ちに、オレはなった。
・ ということで、もしも続編が作られた際は、「パラノーマル・ディセント」という邦題にしてしまっても問題ないのではないでしょうか。 だいじょうぶ、どれがどの作品と繋がっているのか判別つかなくても、「パラノーマル」さえつけておいてくれればおまえたちの骨はオレが拾ってやる。
・ 伏線は放りっぱなしだし、録音が悪かったのかセリフの音量はバラついてるし、冒頭のシーンはなんだったのかっていうぐらい途中から雑な映像になっちゃうし、ただただゴアをやりたかったにしてはエンジン掛かるの遅すぎだし、なんかもう支離滅裂を絵にかいたようないつものパラノーマルだったのですが、手作り感あふれるヒゲじいさんの造形や狭いところでがんばるキャストのみなさんの姿に胸を打たれたので、やっぱりまだまだパラノーマルから目が離せないな! とキレイにまとめておこうと思います。 現場からは以上です。
― おまけ ―

(※ ヒロインの親友がYOSHIKI)


『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』
2014年11月20日

「パラノーマル・アクティビティ・パート5」と銘打たれていない今作において、ついに数々の謎が明らかとなる・・・ のか?!
あらすじ・・・
2012年6月12日。 カリフォルニア州オックスナードで、平凡な高校生ジェシーが卒業式を迎える。
2012年6月某日。
ジェシーとジェシーの悪友ヘクターが、同級生オスカーの兄でギャングの一員アルトゥーロに追い回される。
2012年6月某日。
洗濯かごに入ったヘクターが階段の手すりを滑り降りる様を撮影するジェシー。
2012年6月某日。
ジェシー、だいすきなおばあちゃんとたわむれる。
アパートの通風孔から階下を盗撮していたジェシー、住人のおばさんが全裸の妊婦に謎のまじないをかけている所を発見。
2012年6月某日。
ジェシー、だいすきなわんころとたわむれる。
2012年6月某日。
ジェシーとヘクター、階下のおばさんに嫌がらせをする。
2012年6月某日。
ヘクターとベランダで花火をしていたジェシー、オスカーが慌てふためいた様子でアパートから逃げ出す場面に遭遇。
まじないおばさん死亡。
2012年6月某日。
まじないおばさん殺人事件に興味津々のジェシーとヘクター、女友達のマリソルを誘って階下に侵入するも、なんかでっかい音がして逃げ出す。
2012年6月某日。
マリソル、眠っているジェシーの顔に油性ペンでチンコの落書きをする。
よりにもよってチンコかよ。
顔に書き込まれたチンコの絵の陽気さとは裏腹に、ジェシーの腕には不穏さを漂わせる奇妙な歯形が。
ジェシーとヘクターとマリソル、幼児用のおもちゃをウィジャボード代わりにしてあそんでいておばあちゃんに怒られる。
2012年某月某日。
悪しき霊の存在にいち早く気づいたおばあちゃん、家じゅうにお祓いを施す。
2012年某月某日。
ヘクターと遊んでいたジェシー、小銭をせびってきた街のチンピラをスーパーパワーでとっちめる。
2012年某月某日。
幼児用おもちゃで再び交霊術を試みるジェシ-とゆかいな仲間たち。
スーパーパワーの源が守護霊の類ではないかとの予想をぶつけてみるも、あえなく撃沈。
2012年某月某日。
ジェシー、身軽になる。
ジェシー、脅威の肺活量。
2012年某月某日。
ジェシーとヘクター、通りすがりのパーティに潜り込み、かわいいチャンネーを持ち帰る。
ジェシーとヘクター、よりにもよってチャンネーをまじないおばさん殺人事件の現場アパートに連れ込む。
避妊具を忘れたジェシー、チャンネーをいわくつきの現場に置き去りにする。
いわくつきの現場でジェシーを待つチャンネーが、床下から飛び出してきたオスカーに襲われる。
オスカーと鉢合わせしたジェシー、オスカーの手に自分と同じような歯形があることを知る。
「あのまじないおばさんがオレをこんな風にした・・・だからオレはおばさんを殺した・・・そしてもっと殺すようになってしまう前に自分を殺す・・・!」っつって、かっこいいんだか電波なんだかよくわからないセリフを残し、派手に転落死するオスカー。
オスカーが出てきた床下を探索するジェシーと愉快な仲間たち、超胡散臭そうな祭壇を発見。
そこには幼いジェシーの写真や、すでに亡くなっている彼の母とまじないおばさんが仲睦まじい様子で肩を組む写真が。
写真の裏には「1994年11月3日、ロイス」の文字。
そう、ジェシーの母とまじないババアは、あのロイスと知り合いだったのだ・・・!!
ど の ロ イ ス だ よ !!
2012年某月某日。
ジェシー、目から毛が出る。
2012年某月某日。
オスカーの遺品に手がかりがないかと考えたジェシー、仲間と一緒にアルトゥーロのもとを訪ねる。
実は養子だったというオスカー、その部屋には壁一面を埋め尽くすほどの写真や悪魔関連記事の切り抜きが。
その中のひとつ、「カールズバッド在住アリ・レイさん」の記事にビビッと来るジェシー。
2012年某月某日。
ジェシー、短気になる。
2012年某月某日。
ジェシー、真夜中に愛犬チャボを探してふたたび階下へ行く。
何かに引き寄せられるように床下へもぐると、そこには幼い姉妹の亡霊が。
逃げ出そうとしたジェシー、何者かによって床下に閉じ込められる。何者かっつってもたぶんケイティだけど。
2012年某月某日。
ジェシー、陰気になる。
ジェシー、中二病になる。
2012年某月某日。
ヘクターとマリソル、生前オスカーが貼っていた切り抜きの「アリ・レイ」さんに連絡を取り、相談にのってもらうためカールズバッドへ向かう。
6年前、家族が悪霊に襲われたことがあるというアリ・レイさんいわく、「そのドアを築けば時空の移動が可能になる。
ただし、ドアから行けるのは汚れた場所だけ」。
うん・・うん・・・わかるようでまるでわからんけどあからさまに伏線くさいな!よーしいよいよ後半突入だ!みんな締まっていこう!
2012年某月某日。
ジェシー、わんころを宙に浮かせる。
2012年某月某日。
おばあちゃん、かわいい孫のため除霊のイロハを学ぶ。
おばあちゃんから生卵を活用した除霊術をお試しされたジェシー、時空の亀裂に吸い込まれたり飛び出したりする。
2012年某月某日。
ジェシー、寝込む。
おばあちゃんが階段から転落死してヘクター大慌て。その間にジェシーが姿を消す。
ジェシーの行き先は魔女コミュが儀式を行う場所に違いない、と車に乗り込むヘクターとマリソルに襲い掛かるジェシーをマリソルが金属バットでガッ。
意識を失ったジェシーを病院に運ぼうとするも、途中で別の車に襲撃され、ジェシーを連れ去られてしまうヘクターとマリソル。
ヘクターとマリソル、パワーにはパワーとばかりに、最後の切り札アルトゥーロに加勢を頼む。
武装したギャング2人を引き連れ魔女コミュに向かったヘクターとマリソル。
果たしてふたりは、親友を救うことができるのか・・・?
散弾銃(物理攻撃)VS黒魔術(超科学的攻撃)対決の結末やいかに・・・
さらば固定カメラ・・・
わしらの愛したパラアクは、もう、いない・・・!
【今回ひどい目にあう人】

ジェシーさん。 18歳。 鼻がキン肉スグル。
【今回のカメラマン】

悪友ヘクターさん。 お調子者。 何があってもカメラは離さないPOV出演者の鑑。
【今回の思い出の一枚】

『パラノーマル・アクティビティ2』のアリちゃんがまさかの再登板。 学校の旅行で外泊していたおかげで生き残ったラッキーガールもすっかりオトナの女性に。
【今回の歯形 その1・その2】


もはや性癖といっても過言ではない。
【例のあの人】

大トリで登場!
【今回のぶん投げ】

今回は投げません!
【どやさ!】

魔女コミュ、ふたたび年老いる!
・ 新作の封切りを心待ちにしていたあの頃の情熱はどこに消えてしまったのか・・・。 岡山での公開がきれいさっぱりスルーされて約半年、とっくにレンタル屋さんに並んでいたものの手に取る気すら起こらなかった、パラアク・シリーズ最新作『呪いの印』をやっとこさ鑑賞しましたよ。
・ って書いてから、またさらに2か月が経過しているというね。 ホント、映画館で観ないだけでテンションとはこうも下がってしまうものなのか。 そもそも映画館で観る価値すら危うい作品だというのに。 いや、映画館で観るからこそ、「せめて感想でも書いて成仏させないと・・」という義務感が芽生えるのかもしれない・・・。 パラアクってさァ、そんな放っておけない地縛霊みたいな存在なンだよネ・・・
・ ということでパート5という連番すらつけてもらえなかった『呪いの印』なわけですが。 もうね、「呪いの印」っていうサブタイトルからしてもっさいですよね。 わしなんて「しるし」って読みすらしませんでしたからね。かたくなに「イン」って呼んでましたもんね。
・ 「呪いのイン」。 どんなインやねん。 東横か。 東急なのか。
・ もちろんその「イン」とは、パート3で初お目見えした「三角形の中に〇が入っている」という限りなくハリポタの秘宝くさいマークなのですけどね。 たしか前回パート4の段階では「古代ハットゥシャの豊穣の印」と説明されていたはずなのですが、今回は「ミッドワイブズ(助産師)の印」ということになっており、「いでよインキュバス!」みたいなアレになっているアレみたいですがどうすんのコレ。
・ 悪魔に引き渡す予定の男児を身籠った女性のお腹にこのマークを描くのが、魔女コミュ・ミッドワイブズの習わしだそうで、悪魔はその男の子が18歳まで育った時点で本体に取り憑くのだとか。
・ 「悪魔の軍団」を作るため女性をたらしこみ、いざ妊娠に成功したらお腹に「ミッドワイブズ参上!」のマークを描き、産まれた子の近所に居を構え成長を見守り、18歳になる頃から周囲で怪奇現象を起こし、本人をビビらせ、ベッド脇に「Meus(オレのもの)」って落書きして、無駄に家族を殺し、最終的に魔女コミュに連れ帰る・・・ ・・・ってトビーったら相変わらず手順がまわりくどいなぁ!よっ!アナログ世代!
・ ちなみに、なんで18歳なのか、気になりますよね? 気になるって言ってくださいよ。 わかった、じゃあ気にならなくてもいいから聞いてください。 悪魔の数字の6・6・6を足してみるといくつになりますか? はい!18ですよね! ちがうちがう、こじつけてないから!これは偶然なんかじゃなくむしろ必然!
・ っていうか、妊婦のお腹に描くべき印を、なんで今まで幼児の背中に描いとったんや! あまつさえ物置の天井までにも! ちょっともう真面目にやってよ魔女ばあさん!商店街のシャッターに「魔女コミュ参上」ってスプレーするのとはわけが違うんだからさぁ!
・ あ、そうそう、ロイスっていうのは魔女ばあさんのリーダー格的人物にして、シリーズのヒロイン・ケイティの祖母のことですよ。 パラアク信者のみんななら、とっくにご承知だよね!
・ シリーズ恒例行事である「ぶん投げ」もありませんでしたからね。 その代わりにと言ってはなんですがジェシーくんの空中舞踊とシーツ投げをご覧ください! ってナニか?もしかして「お約束」にアレンジ加えてますってか?気の利いたことしたつもりってか? そこは素直に投げときゃいいんだよ!!
・ 過去のシリーズと重なる部分もあるものの、雰囲気というか作風としては大きく異なっていた本作。 パート5の冠をつけなかったのには、それなりのこだわりがあったのかもしれませんね。 ただし、そのこだわりが功を奏していたかどうかは別問題。 世間の評判はさておき、わたしは全然ノレませんでした。
・ まずね、男の子に華がない。 だから「ホラーの主役はかわいいチャンネーにしておけ」と・・・「エルム街2の轍は踏むな」と・・・あれほど言ったのに・・・!!
・ いや、男の子でもいいんですよ。 いいんですけど、やっぱりね、デハーンさんぐらい線の細い青年の方がね、「守ってあげたい!」って思うじゃないですか。わたしも人の子ですからね。
・ 固定カメラを捨て、手持ちムービーに鞍替えした点も、シリーズのマンネリ化を避けるための秘策なのでしょうが、もうそれパラアクじゃなくてもいいじゃんって思わずにはいられない。 変えるなら扇風機にカメラを取り付けたパート3やパソコンカメラを駆使したパート4のような、「おお」と唸るような変化がほしかった。 パラアクの範囲内でがんばってほしかった。 大いなるマンネリの世界から飛び出すのなら、その前にパラアク終わらせようよ。きれいに幕を引こうよ。
・ 「手持ち&過去の設定ないがしろ」ってやってる時点で、そろそろ潮時だと思うんですよね。 無理に番外編みたくしなくてもいいじゃない。 『クロニクル』みたいにしなくてもいいじゃない。
・ 結局、数あるシリーズものと同じく、「あのシリーズの新作と思わなければ悪くない」程度にしかなっていないのが、なんだかとても残念でした。
・ ホントね、時空を超えた移動を可能にするドアの設定とかね、すごくおもしろかったのですよ。まぁそのせいで風呂敷が一気に広がってしまった感もありますけどね。 あと、どうせ時空を超えていくのなら、もっとたくさんドアが出てくる方がたのしかったのになぁと思いました。 せっかくシリーズ4本も5本もあるんだから、全部走り抜けようぜ! もっとムチャクチャにしちゃおうぜ!
・ ていうか、「汚れた場所」しか行けないはずのドアを開けたらそこはケイティんちでした! ってそれ遠巻きに「ケイティの家はゴミ屋敷」って言ってるも同じじゃねえの! ちがうか!そこまで辛辣じゃねえか!(※正確に言うと[汚れた=non holly」でしたけども)
・ 時空を超えた先にあったケイティとミカの家は、パート1のそれではありませんでした。 中盤登場するケイティ&クリスティ姉妹も、パート3の彼女たちではありませんでした。新たに加えられた「どこでもドア」という厄介なツールを、製作陣のみなさんは次回パート5でどう活かすつもりなのか。 来年以降も続ける気はあるのか。 寂しい結果に終わった興行成績を見ていると、岡山公開はおろか、全国公開すら危ういのではないかという気もしないでもありませんが、魔女コミュの行き着く先をとりま生暖かく見守っていこうと思います。 それがオレの使命だから・・・!
・ そういえば今気づいたのですが、日本版ポスターの宣伝文句にはきちんと「その印は、18歳で現れる」と書いてあったのですね。 てことは「印」は「ミッドワイブズ参上」マークではなく「歯形」ってことになるのかもしれませんが歯形だったら第1作目から年齢性別問わずさんざんつけまくってたじゃん話が通らないじゃんってことでハッハッハ!どうやら性癖が仇となったようだな!オーレン・ペリ君!(※パラアクシリーズ生みの親)
・ あと、今まではなんとか「家の中で起きている超常現象を記録しておきたいから」という大義名分のもと続けてこられたPOVでしたが、今回は「新しく買ったカメラをとにかくまわしっぱなしにしたい」というぼんやりとした動機しかなく、しかも主人公が撮影中気を失ったら魔女がスイッチを切ってあげたり、落っことしたら拾ってあげたりと、誰の意思で撮ってるテイなのかわからなくなっており、いっそのこと次から魔女コミュ・映画部を立ち上げて魔女ばあさん自身が撮影すればいいのにという考えが浮かんだので、なんだったらこのアイデア使ってもいいですよペリさん。 悪魔のいやがらせに憔悴してゆく被害者の日常を絶妙なカメラワークでえぐり取る魔女ばあさん。 めざせ!サンダンス映画祭!
関連感想
8分くらいでわかる『パラノーマル・アクティビティ』のおはなし。 (シリーズまとめ)
シリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ5』 の感想


『パラノーマル・エクスペリエンス』
2014年07月19日

あらすじ・・・
仄暗い部屋に置かれた5脚の椅子。
そこに縛り付けられた、5人の大学生。
「教授」と呼ばれる初老の男性は、やおらナイフを取り出すと、ひとりの男子学生の手首を無残に切り刻む。
パニックに陥る学生たち。
満足げに微笑む「教授」。
実験はまだ、始まったばかりだ。
・・・というくだりはさておき、廃坑の町に
世界を席巻する雨後のパラノーマルシリーズに、新たな刺客参上!
今度のパラノーマルは冥途inスペインだ!
・ あらすじに書いた冒頭のくだりは、今回の死に要員である大学生たちが、単位のため参加したとある実験の光景だったのですが、これがなんとその後の展開に関係あるというかないというか、まぁなくはないというか、とにかく「ははぁ、監禁モノですか」という予想をあっけらかんと裏切る展開が非常にこすっからくて素敵です。
・ 教授によって切り付けられた手首から滴り落ちた血は、実は椅子に仕込まれた偽物であり、 「しょせん肉体は目に映ったものによって如何様にも支配されるシロモノなのだ」 というようなことが教授の口から告げられ、実験は終了。 要するに騙されていたことがわかり、どうにもこうにも釈然としない学生たちに追い打ちをかけるかのように、 「ああ、あと、今回の実験だけじゃあ単位あげらんないから、そこんトコよろしく」 という酷なお知らせをお見舞いする教授。
・ 当然のごとく学生が発した「じゃあどうせえっちゅうねん」という尤もな質問にも、 「せやな、ほな、おばけが出ると評判の廃坑に行って、ホントにおばけがいるのかどうか調査してきてや」 と、とどめの宣告です。
・ 鬼や・・・この学園には鬼がおりまっせ・・・
・ というわけで、落第かおばけ退治かという究極の選択を迫られた学生たちは、その昔ドクター・マタルガというマッドなお医者さんの霊がいっぱい人を殺したと言われるいわくつきの炭鉱町へと小旅行を敢行することに。
・ 成績優秀(だけど落第間近)なリーダー格・アンヘラさん、
筋肉隆々(だけど落第濃厚)なアンヘラちゃんの恋人・ルイスさん、
ルイスさんと見分けがつかない色男(だけど落第すれすれ)のホセさん、
お金持ちのわがまま娘(だけど落第待ったなし)のベレンさん、
メカ担当で心霊マニア(だけど落第射程圏内)なトニさんというダメ学生5人衆に、
アンヘラさんの妹で自傷癖のあるディアナさんが加わり、男女6人廃坑物語のスタートです!
・ というか、ディアナさんは大学へは行かず社会人となっているので、単位うんぬんには全く関係なく、ただ車を持っているというそれだけのために駆り出されたのですが、お姉さん的にはそれでいいのでしょうか。
・ いくらなんでも動機づけが無理やりすぎると思うのですが、人として、映画として、本当にそれでいいのでしょうか。
・ その理由がつまびらかとなった時、本作に隠されたすべての謎が解ける・・・! ・・というのが本作の醍醐味ですので、「開始後15分でオチわかっちゃった!」みたいなのは無しの方向でお願いします。 例えわかっちゃったとしても、無しの方向おねがいします。
・ わかりますよね? もうこれ以上何も言わなくても、わかってもらえますよね? みんなで温かく見守っていきましょうよ!ね?
・ 廃坑の町へ到着した一行は、なんとなく心霊現象のようなそうでないような快音をキャッチ。
・ その正体をさぐるべく、催眠実験にチャレンジすることとなるのですが、誰も名乗りを上げなかったため、よりにもよってディアナさんが被験者となることに。 唯一単位と無関係かつ、精神的に不安定なディアナさんがね。 おまえら全員アホか。(←早くも見守る気持ちが挫けてしまった)
・ ディアナさんを見つめるみんな(主に視聴者)の不安は的中し、トランス状態に陥ったディアナさんの前に、奇怪なマスクを着けた男の幻影が現れます。 そして血の惨劇の幕は上がる・・・
・ スラッシャーの鉄則どおり、単独行動に出てはやられ、また単独行動に出てはやられの繰り返しが続く本作。 ある時は鉄条網でスマキに、またある時は肉鉤でブっさされ、アゴ割れ・目ん玉刺しにカーアクションなどなど、最低限のショックシーンが盛り込まれる中、「直接見せないシーン」と「見せないと見せかけて見せるシーン」をごちゃまぜにすることで程よい「じらし感」も加えられ、過激すぎず退屈過ぎない印象を与えることに成功。
・ また、血なまぐさいシーン以上に力を入れて描かれていた、ディアナさんのトラウマ一代記がとてもよく出来ておりましてですね。
・ 自傷行為のもととなった、父親の死。 ディアナさんの不確かな記憶の中で、母親不在の家庭を切り盛りしていた愛情あふれる父親の像。 その姿が徐々に鮮明になってくるにつれ、ドクター・マタルガ以上のおぞましさを漂わせるに至るくだりは、ただのホラー以上の悲愴さを感じさせ、なんだか心がどんよりとなりました。
・ 虐待という悲劇から逃れるため、幼子が引いた銃の引き金。 その銃弾が打ち抜いたのは、鬼畜な父親の命だけではなく、ディアナさんの心(精神)そのものもだったのだ、という本作の真のテーマはとても深く、とても重々しい余韻を残してくれたのでした。
・ というわけで、ホラー表現だけだと物足りなくもない仕上がりだったのですが、それ以外の見どころもまぁまぁ用意され、よくあるティーンホラーとしてはまずまずの作品だったのではないでしょうか。
いやぁ、よかったよかった。
今までのパラノーマルみたいなことになってなくてよかった・・。
いいんですよね・・・
・・アレ・・
・・・なのにオレ、なんでこんなに物悲しいんだろう・・・

(※ ちなみにパラノーマル成分(POV方式での撮影)はゼロでしたよ!)
・ 皆の衆よく聞け! なんと今回の作品の原題も 『Paranormal Xperience 3D』 ! つまり、先日の『パラノーマル・インシデント』に引き続き、「原題・邦題のどっちもがパラノーマル」物件だったのですよ!
・ しかもこっちは「3D」! 飛び出すパラノーマルという、オリジナルシリーズですらまだ手を出していない領域に果敢にチャレンジ! やるなぁ! ぜんぜんPOVじゃないけど、というかパラノーマルってついてるだけでおばけも魔女も関係ないけど、やるなぁ!
・ 道理で劇中、これみよがしな尻のアップが何度も挿入されていたわけですね! 飛び出すおばけ!飛び出すおしり! もう言うことなス!(※正確に言うとおばけじゃなかったんですけどね)
・ それはさておき、本作を返却するべく訪れたレンタル屋さんにて、「これでもう、店頭に並んだ(並んでない分までは責任持てませんよ!)パラノーマルは全部観終わったはず・・・」 と思いつつ、ホラーコーナーを覗いてみましたらば、 『パラノーマル・リング』 と 『パラノーマル・ホスピタル』 という2タイトルが新たに並んでいるのを発見してしまい、もんどりうって倒れそうになったわたしですよ。
・ あのね、世界中の映画製作にかかわっているみなさんね、ちょっと一旦落ち着きましょうか。 よろしいか、人生には「辞め時」というものがあってですな・・・
・ ていうか、一番落ち着くべきなのはオレか!そうなのか!まぁ知ってたけど!
・ そんなわたしですが、とにかくまずは、7月23日にリリースされる本家シリーズ最新作 『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』 を観るか否かというトコいらへんから、もう一度自分自身の人生を見つめ直してみたいと思います。


『パラノーマル・インシデント』
2014年06月19日

日本列島が青に染まっていると言われているような言われていないような今日この頃ですが、皆様いかがおすごしでしょうか。
わたしですか?
わたしは旬を過ぎてしまった筍のかりいれに精を出していましたよ。
「パラノーマル」という名の通り雨のあと生まれ、いまだ生え吹くことをやめない「タケノコ」をね・・・

あらすじ・・・
廃墟におばけが出ます。
『パラノーマル・インシデント』のココがすごい!
■ 高画質ぐあいがすごい!
「パラノーマル」というぐらいですから、てっきりいつものがちゃがちゃカメラ&低画質映像で幕を開けるものと思っていたのですよね。
ところがどっこい、オープニングで映し出されるのは、上品なキッチンで娘のお絵かきを見守る美人妻というほほえましい画。しかも、4Kにも耐えうるであろうとおぼしきパッキパキの高画質。
今回のパラノーマルは、何かがちがう・・・ もしかしたら「パラノーマル=POV」という固定概念をも覆す、大傑作になるのではないか・・・ そう思っていた時期が、わたしにもありました!(※開始後3分までは)
■ おっぱいがすごい!
開始後3分ぐらいで、物語の舞台はいつもの廃墟へ。 しかし、「なあんだ」と気持ちをダレさせる隙を与えないのが本作のおそろしさ。
なんと廃墟に潜入するのは、「おっかなセックス」とかなんとかいうポルノムービーの撮影のためやってきたセクシー女優さん。
ということはどういうことか。
おわかり、いただけるだろうか・・・ ・・そう・・脈絡のないおっぱい大放出である・・・!
(※ついでにおばけも早々に飛び出します)
■ メガネがすごい!
POV撮影の不自然さを解消させるため、多くの映画人が知恵を絞ってきましたが、最近ちょいちょい出てくるのがメガネ一体型ビデオカメラ。
目にしたものがすべて動画におさめられるという便利さで、作品の臨場感を大いに高めている優れものです。
「なんでそんなもんかけてるんだよ」という疑問も、「捜査記録用」という一言ですべてねじ伏せる本作の強引さ。キライじゃない・・オレはそういうのキライじゃないぜ・・(キライだったらパラノーマルなんて借りてられない)
で、便利だなーとは思いつつも、あくまで映画の中の設定であり、現実にはそんなカメラ存在しないよね・・ と軽い気持ちで検索してみたら、普通に1万円前後で販売されており、ある意味本編よりもビックリしました。
メガネ型カメラすごい! 「なんのために?!」とか「それでなにを?!」みたいな犯罪のにおいが半端ないけど、すごい!
■ 監督の名前がすごい!
本作のメガホンをとったのは、聞いてビックリ「デューク・ヒッチコック」さん。 ヒッチコックってあのヒッチコック?
そう、なんとあのヒッチコックとは完全に無関係で、いつもはDavid Chirchirilloとして活躍されている人の別名として使われている方のデューク・ヒッチコックさんなのです! いずれにせよ し ら ね ー !!
あと、David Chirchirilloの発音の仕方、わからねー! デビッド・チャーチャッロ?チルチリッロ?見当つかねー!
そんな、謎に包まれたChirchirilloさんですが、脚本を担当された 『ザ・スリル(原題 Cheap Thrills)』がなかなかの評判らしく、話題のオムニバスホラー『ABC・オブ・デス』の続編にも参加されている模様。長編初監督作となったコレはアレだけど、どどんまい!
■ 数字がすごい!
「616」という数字へのこだわりがすごい!
キーパーソンとして登場した、エマ・ロックハートなる女性。
FBIが極秘に追い回していたエマさんは、実は過去数世紀に渡り、世界の重大事件にいっちょ噛みし続けてきたんだよ!ということが、史実と絡めさも尤もらしく説明されます。
有名どころでは
「沈没したタイタニック号の616号室の乗客がエマさんだった」
とか、
「1941年1月12日の6時16分にアウシュビッツでガス室に送られた66人の犠牲者の中にエマさんがいた」
とか、
「1977年に616名が集団自殺を図ったんだけど、彼らをそそのかしたのはエマさんだった」
とか、
「1986年4月26日の6時16分にチェルノブイリ事故が起きたんだよ」
とか、
「1971年に起きたサンフェルナンド地震で、616軒の家が倒壊したみたいだよ」
とか、
「1984年にロス・アラモスで、616羽の鳥が死んでたらしいよ」
とかちょっとまて後半もうエマさん関係なくなってないか。
あと、サンフェルナンドとかロス・アラモスとかのアレは確認取れない微妙なトコ突いてきてるけど、チェルノブイリ事故はぜんぜん6時16分じゃないですし。史実との絡め方へたくそか。おい。
ちなみに、エマさんご本人曰く、「1692年の6月16日にセーラムで魔女裁判にかけられた女性こそ、誰あろうエマ・ロックハートその人である!」らしいんですけど、もうここまで来たら因縁に慄くどころか「おまえ・・盛れるだけ盛ったな!」って感想しかわかないのが悲しいところですよね。 正直ぼくら、おなかいっぱいです!
■ スター・システムっぽいところがすごい!
本作の主人公はワッツ捜査官という凄腕FBIエージェントなのですが、IMDbを見ていたらどうもこのワッツさん、他の作品にも登場しているようなのですよね。
同じ役者さんが同じ役名で、本作を含めなんと5作品に出演(※予定も含め)。 しかも、作品によって刑事になったり連邦捜査官になったりと、組織をまたいで大活躍!
本作のラストでは、組織(FBI)の機密映像を盗み出したことから一転追われる身となっちゃっていましたが、今後のワッツさんの動向やいかに! 超どうでもいいけど、若干気にならなくもない! うそ!やっぱどうでもいい!
■ 奥さんとの連帯感がすごい!
自宅の玄関へ、何者かによって届けられた一枚のDVDを美人妻が鑑賞する。というテイで進められる本作。
その中におさめられた極秘映像というのが、「連邦捜査官が廃墟でどんどこしょ」という本編のストーリーそのものとなっている為、要は、美人妻と我々は、ほぼ同じ80分間を過ごしたということになるわけですな。
この、どうってことのない、オカルトともSFとも言い難い、とことん中途半端な80分間を!

(※ 観終わって頭を抱える奥さん。わかる!わかるよその気持ち!)
奥さん、だいじょうぶ!無為な時間を過ごしたのは貴女だけではないから!次こそきっと、当たりが来るはずだから・・・!(※まだ借りるつもりなのか)
■ 原題がすごい!
本編が終了し、エンドクレジットが現れたその時、わたしの心はざわめきました。
『Paranormal Incident 2』
げ・・・原題もパラノーマル?!
・・・しかも「パート2」・・・ こいつら・・正 気 か ッ?!
■ やる気のそがれ方がすごい!
ということで、薄々感づいていられる方や「またか」と思われている方もいらっしゃることとは思いますが、ストーリーに関して書くことがほとんどない為、今回のパラノーマルも、このようなやる気のない感想となってしまいました。まっこと面目ない。
最初はそれこそ、メモなんかもとりつつ真面目に観ていたのですよ。(※眠気対策ともいいますが)
でもね、なんだろう、廃墟に移動してからの興ざめっぷりがすごいんですよね。
「観るぞ!」という気持ちがグイグイ削られていくんスよ。
お前は刀削麺の名人か!っていうぐらいの。
なんかもう、こっちのやる気がピシャー!ピシャー!って匠の技でそがれて、睡魔という大釜の中で茹ってゆく、そういう感じ。 なすすべなし。
てな具合に嘆いていましたら、世帯主さまに「こないだ“もうパラノーマルは借りてこない”って言ってたじゃん」と至極まっとうなご指摘を受けました。
そうだった・・・ そういやそんなこと言ってたわ・・・ごめんなさい・・「こないこない詐欺」でごめんなさい・・・
まあでもね! 人間ですから、魔がさすってこともあるわけで、またうっかり別の筍をかりこんできてしまった時のために、今からしっかりやる気を蓄えておきたいと思います。
■ おばけがすごいブルキャン!
捜査官の一人の父親がおばけとなって現れるのですが、そのおじさんが悪霊に取り憑かれた時のブルース・キャンベルさんにそっくりだったとこをお伝えしておきたいと思います。
カラコンはめて車いすでシャシャーって駆け寄ってくるシ-ンはかなりの爆笑シーンとなっておりますので、要チェックですよ!
・・・・
・・誰もチェックしないか・・・
■ 次回『パラノーマル・リアリティ』をおたのしみに!

