fc2ブログ
ブログパーツ

第81回オスカー その結果

2009年02月24日
取り急ぎ結果と予想合わせ。


第81回アカデミー賞はアガサ予想当たりはハズレ)

■作品賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■監督賞 ダニー・ボイル『スラムドッグ$ミリオネア』
■主演男優賞 ショーン・ペン『ミルク』
■主演女優賞 ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』
■助演男優賞 ヒース・レジャー『ダークナイト』
■助演女優賞 ペネロペ・クルス『それでも恋するバルセロナ』
■脚本賞 『ミルク』
■脚色賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■撮影賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■編集賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■美術賞 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
■衣装デザイン賞 『ある公爵夫人の生涯』
■メイキャップ賞 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
■視覚効果賞 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
■音響賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■音響効果賞 『ダークナイト』
■作曲賞 『スラムドッグ$ミリオネア』
■主題歌賞 「Jai Ho」『スラムドッグ$ミリオネア』
■長編アニメーション映画賞 『WALL・E/ウォーリー』
■短編アニメーション映画賞『つみきのいえ』
■外国語映画賞 『おくりびと』
■ドキュメンタリー映画賞(長編) 『Man on Wire』
■ドキュメンタリー映画賞(短編) 『Smile Pinki』
■短編賞(実写) 『Spielzeugland (Toyland)』



かあさん・・オレ・・やったよ・・
今年は16部門当てれたよ!。・゚・(*ノД`*)・゚・。

このブログを付け始めた年から、11部門(2006年)、8部門(2007年)、6部門(2008年)と右肩下がりだった予想が、今年は大幅ジャンプアップ。
別にだからなんだと言う訳でもないのですが、何となく嬉しいものですね!

よし、オレちょっくら行ってグリーンジャンボ買ってくるよ!(←お金が絡むので多分当たらない)


蓋を開けてみれば、大方の予想通りと言うか、大した面白味もなかった第81回アカデミー賞。
ただ、『おくりびと』がコールされた時は、思わず「えー!!」と言ってしまいましたよテレビの前で一人。
ほら・・、基本的になんていうの?・・天邪鬼って言うのかしら・・ だからちょっとつまんない・・ていうか「おもろくない」っていうか・・とか何とか言っていたら、世帯主さまに「日本人のクセになんで喜ばないんだよ!」と怒られました。 『おくりびと』のみなさま、どうもすみませんでした。

そんな事より、アガサは『つみきのいえ』が受賞した事が何より嬉しいのですよ!
日本人ばんざい!!

とは言え、いわゆるスターが出ていないインドの物語が8部門を制覇したり、ヒースが無事オスカーをゲットしたり、『ダークナイト』も助演男優部門だけで終わらなかったりと、まずまず納得の行く結果だったような気もします。
ミッキー・ロークが受賞を逃したのも、会場内の様子を見た瞬間何となく予想してしまいましたので、まぁしょうがないかなぁ・・と。
何故なら、一番のライバルであっただろうショーン・ペンが、すっかりハリウッド慣れした顔をしていたから。
一時は「賞レースなんかクソだ!クソ!!」と反逆の限りを尽くしていたショーン・ペンも、おととしの『ミスティック・リバー』での受賞で気持ちが入れ替わったのでしょうね。
これはショーン・ペンに流れる(票が)な・・・ そう思っていた矢先の出来事に、納得せざるを得ないと言うか、ミッキー・ローク的にはこれだけでも充分なのかもなぁと言うか、とにかくもう何でもいんじゃねえの?!(←投げやり)


では、ここから先は授賞式を見ていて思った点をつらつらと書き連ねてみましょう。


・ 授賞式の冒頭、各作品の内容をミュージカル仕立てで説明していたが、『フロスト×ニクソン』に関しては“フロスト”と“ニクソン”が恋に落ちる内容のミュージカルだった。 ほらやっぱりね!!(だから“×”のトコが怪しいって・・)
・ どうやら司会のヒュー・ジャックマンはミュージカル要員のようです。
・ 熱唱すると布施明になります。
・ 今年はプレゼンターが過去の受賞者から5人抜粋のようです。
・ ズラリと並んだ被受賞者・・・正直こわい。
・ ティルダさまカッコヨス。 鬼ヤバイ。
・ クリストファー・ウォーケンの頭が浪速のモーツァルトです。
・ やっぱりヒースのところで泣いてしまいます。
・ アン・ハサウェイ超カワユス。 鬼ヤバイ。 あと歌上手すぎ。(※冒頭でニクソン役を熱唱)
・ て言うかヒュー・ジャックマン出なさ過ぎじゃね?
・ ジェリー・ルイスってまだ生きていたんですね。(←暴言)
・ アニメ、アクション、ロマンス、コメディ、などなど、ジャンル別に去年一年の総決算VTRが流される。 ・・・で、ホラーは?
・ 毎年お馴染みの「追悼VTR」に市川崑監督登場。
・ 日本人受賞監督のスピーチが揃いも揃って絶望的。(「サンキューベリーマッチ」←棒)
・ 作品賞部門、『スラムドッグ~』の受賞で、壇上がイナバ物置状態に。(←関係者が全員出てきた)
・ 主演女優部門、ケイトがスピーチの中で「ピーター・ジャクソンに感謝を・・」と言っていた。 原点(『乙女の祈り』)を大事にするケイトを、アガサはこれからも応援し続けます!(←今まで大して応援してなかったけど)

とりあえずこんな感じです。


いやぁ、お祭りが終わってしまって、少しばかり心に隙間風が吹いてしまいますねぇ。
やっぱり楽しいショーですよ。 アカデミー賞ってヤツはね。

それではみなさん、また来年!


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

第81回オスカー その予想 (その他の部門)

2009年02月20日
はいどうもこんにちは、アガサです。

今週1週間に渡ってお送りしてきたオスカー大予想ももうすぐ終了です。
ここまで気長に読み続けて下さった方、どうもありがとうございました!
毎年受賞式ギリギリまでかかって書いているこの全部門予想なのですが、今年は割りと早めに終われて何よりでした。(充分ギリギリか?)


さあ、これが全部終わったら、明日は『13日の金曜日(ベイ)』のレビュー書くぞこんちくしょう!! ヾ(`Д´*)ノ゙
(※実は昨日観てきた)


と言う訳で、残りの18部門を一気にご紹介&予想。

非常に長いですので、ホントにもうアレですよ・・興味のある方だけでいいんで、宜しかったら見ていって下さい・・・。+゚(゚´Д`゚)゚+。



脚本賞
『Frozen River』コートニー・ハント
・・・貧乏に負けない母ちゃんの物語。
『Happy-Go-Lucky』マイク・リー
・・・超前向き女教師が織り成すささやかな日常。
『In Bruges』マーティン・マクドナ
・・・世界遺産都市・ブルージュに降り立った殺し屋たちが巻き込まれる喜悲劇。
『ミルク』ダスティン・ランス・ブラック
・・・史上初のゲイ役人の短くも濃い生涯
『WALL・E/ウォーリー』 アンドリュー・スタントン&ジム・リアドン&ピート・ドクター

・・・親方、空から女の子が・・!

予想・・・『Happy-Go-Lucky』
『ミルク』も前評判はよさそうですが、ここは無冠の巨匠マイク・リーにあげるべき。 ていうかそろそろあげようよ!



脚色賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』エリック・ロス
・・・いい年したブラピが赤ちゃん返り。
『ダウト あるカトリック学校で』ジョン・パトリック・シャンリー
・・・「おま・・やっちゃったんだろ? そうなんだろ?」と、怖い顔したメリル・ストリープに詰め寄られるカトリック教師ホフマン。
『フロスト×ニクソン』ピーター・モーガン
・・・ごめんなさいは大事。
『愛を読むひと』デヴィッド・ヘア
・・・15歳男子にとっての36歳婦女は、見ようによっちゃあアリなんですね。
『スラムドッグ$ミリオネア』サイモン・ボーフォイ

・・・やっぱりインドでも、1万円問題はアホ問題なんでしょうかねぇ。「1週間は何日間?」とか。

予想・・・『スラムドッグ$ミリオネア』
ほぼ完成された戯曲モノを除くと、短編をでっかく膨らませた『ベンバト』とベストセラーモノ『愛を読むひと』とコレが残り、で、作品の持つ勢いから考えると『ベンバト』は無いかなぁ・・と。  



撮影賞
『チェンジリング』トム・スターン
・・・『ブラッド・ワーク』以来イーストウッドのビジョンを的確に映し出し続けているスターンさんが初ノミネート。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』クラウディオ・ミランダ
・・・フィンチャー作品で照明助手をやっていたミランダさんが、撮影監督に初挑戦。 とは言っても、追加撮影などは経験済みなので実力はバッチリ。
『ダークナイト』ウォーリー・フィスター
・・・ノーラン監督とがっちりコンビを組んできたフィスターさんが、3度目の正直でノミネーション。 なんつーかねぇ、脳裏に焼きつく美しさなんですよねぇこの人の撮る映像って。 アメコミ作品ですが、是非獲って貰いたいです。
『愛を読むひと』クリス・メンゲス&ロジャー・ディーキンス
・・・『キリング・フィールド』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』などのクリスさんと、コーエン作品でお馴染みディーキンスさんが仲良く候補入り。 ディーキンスさんなんて、もうこれで8回目ですよ?ノミネートされるの。 厳しい世界なのな!
『スラムドッグ$ミリオネア』 アンソニー・ドッド・マントル

・・・ドグマの王・トリアー作品も手がけるマントルさん。 『28日後・・・』もこの人だったりする。 あたい、器用な人って、好き.。゚+..。゚+.(←キモい)

予想・・・『ダークナイト』
毎年、候補者の過去のノミネート回数に惑わされてきたアガサですが、今年は本能の赴くままに『ダークナイト』。



編集賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』・・・ブラピ、かっこいいよブラピ。
『ダークナイト』・・・ジョーカー先生の人生指南。
『フロスト×ニクソン』・・・「×」記号が妙にドキムn(自重)
『ミルク』
『スラムドッグ$ミリオネア』 ・・・お金は大事。


予想・・・『スラムドッグ$ミリオネア』
獲って欲しいのは『ダークナイト』。



美術賞

『チェンジリング』・・・古きよき1920年代が舞台。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』・・・激動の1940年代からが舞台。
『ダークナイト』・・・絶望の現代風架空都市が舞台。
『ある公爵夫人の生涯』・・・華やかな18世紀が舞台。
『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』
・・・ちょっと昔の1950年代が舞台。

予想・・・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
なにせ半世紀経由。 描いた時代が幅広いったらない。



衣装デザイン賞
『オーストラリア』・・・その名の通り、オーストラリア関係者が集結して作られた「どうよ?こんなオーストラリアどうよ?」映画。
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ある公爵夫人の生涯』・・・いわゆるひとつのコスチュームプレイ。
『ミルク』
『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』


予想・・・『ある公爵夫人の生涯』
この部門はコスプレが強い。 でも、『オーストラリア』でニコール・キッドマンが着ている衣装も何気にステキ。



メイキャップ賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』・・・『テルマ&ルイーズ』の頃のブラピが再現されています。
『ダークナイト』・・・バットマンさん、覆面の下はやっぱり隈取しているんですか?
『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』・・・赤く塗っただけじゃありません。 角も付けてます。


予想・・・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
ブラピとケイトが驚異の若返り。 YES!高須クリニック!!



視覚効果賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ダークナイト』
『アイアンマン』・・・パっと見単純そうなアイアンマンの造形は、実は単純。(←うそです)


予想・・・『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
メイクだけじゃなく、舞台背景もかなり凝ってます。



音響賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ダークナイト』
『スラムドッグ$ミリオネア』
『WALL・E/ウォーリー』・・・手がけたのは『スターウォーズ』のベン・バート。
『ウォンテッド』


予想・・・『ダークナイト』
あの、バットモービルが走るときの「ブモモモモ」みたいな音が好きです。


音響効果賞
『ダークナイト』
『アイアンマン』
『スラムドッグ$ミリオネア』
『WALL・E/ウォーリー』
『ウォンテッド』


予想・・・『ダークナイト』



作曲賞
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 アレクサンドル・デスプラ
・・・映画が始まって流れた曲を聴いたときは、てっきりダニー・エルフマンだと思ったのですが^^; 軽快な中に美しい旋律もあり、ヒーリング効果ばっちりなサントラでした。
『ディファイアンス』 ジェームズ・ニュートン・ハワード
・・・去年の『フィクサー』に引き続き、無冠のベテランJ・N・Hさんが8回目のノミネート。 ちなみに『ダークナイト』もハンス・ジマーと一緒に手がけてます。 よっ!売れっ子!
『ミルク』 ダニー・エルフマン
・・・説明不要の天才作曲家・ダニー・エルフマンが4度目のノミネート。 アガサはダニーさんの打楽器の使い方が大好きです。 シンプソンズのOPなんか最高ですよね☆ 今年は『ヘルボーイ2』も『ウォンテッド』もダニーさんが担当してたんですよ! よっ!愛されキャラ!(←意味不明)
『スラムドッグ$ミリオネア』 A・R・ラーマン
・・・インドが舞台の映画なので、俳優・スタッフまで現地の方が抜擢された本作。 音楽を手がけたのもインド音楽界の巨匠・ラーマンさんです。 で、なんとあの伝説のメガヒット作『ムトゥ 踊るマハラジャ』もラーマンさんが担当していたみたいですね。 わし今でも歌えるぞ、あのOP曲! ノミネートおめでとうございます!!
『WALL・E/ウォーリー』 トーマス・ニュートン

・・・『ファインディング・ニモ』『アメリカン・ビューティー』『ショーシャンクの空に』のトーマスさんが、今回の主題歌賞も含めて10回目のノミネート。 アメリカ映画には欠かせない名作曲家な訳ですよ! 

予想・・・『スラムドッグ$ミリオネア』
去年までのアガサなら、そのハリウッドへの貢献度やノミネート回数でトーマス・ニュートンと予想していたでしょう・・。 が、今年は本能の赴くままにがモットーと言う事でラーマンさん予想。 ていうか、是非獲って貰いたい! 



主題歌賞
『WALL・E/ウォーリー』「Down to Earth」 ピーター・ガブリエル(歌)
・・・暖かい曲調に壮大な愛のメッセージが込められた名曲。 なんかもうねぇ、聴いただけで涙が出るのは何故なんでしょうね! (※歳のせい)
『スラムドッグ$ミリオネア』「Jai Ho」 A・R・ラーマン(歌)
・・・一度聴くと当分脳内リピートされます。「ジェイホ~~♪」て。 ジェロの「海雪」並みに。
『スラムドッグ$ミリオネア』「O Saya」 A・R・ラーマン、M.I.A(歌)

・・・ラーマンさんと一緒に歌うのは、スリランカ系タミル人歌姫MIAさん(31歳・独身)。 超エロかっこいい。

予想・・・『WALL・E/ウォーリー』
ここは「ジェイホ~~♪」かどっちか悩む所なのですが・・・。 作品自体も素晴らしい『ウォーリー』が、アニメ賞だけだなんて勿体無いので。



アニメーション映画賞
『ボルト』
・・・テレビでスーパーヒーロー犬を演じているボルトは、素でも自分に超能力があると思い込んでおり・・・  ってどっかで聞いた事あるようなないような。 ま、あっちは人形、こっちは犬ですから。 気にしない気にしない!
『カンフー・パンダ』
メタボなダメパンダが悪いカンフー使いを打ち破る。 蘇化子は出てこないのか?
『WALL・E/ウォーリー』

・・・童貞+ストーカー=取りようによっちゃあ純愛。

予想・・・『WALL・E/ウォーリー』
これもし外したら、ブログで顔出しします。  って勢いで言いそうになるくらい、まず間違いないでしょうね・・ウォーリーで。 いや、外れても顔出ししませんよ? しませんってば!



短編賞(アニメーション)
『つみきのいえ』
・・・水没しそうな家に住む孤独なおじいちゃんが、落し物を拾う為に潜った水の中で過去の記憶に再会する。
『Lavatory - Lovestory』
・・・トイレ掃除のおばちゃんが、ある日彼女のチップ入れの中に花束を見つけ・・。
『Oktapodi』
・・・愛しの彼女がゆでだこにされない為、♂タコが命がけの大冒険。
『マジシャン・プレスト』
・・・『ウォーリー』同時上映作品。 そのニンジンをわしにくれ!!
『This Way Up』

・・・墓地に向かう途中の葬儀人コンビが巻き込まれるドタバタ劇。

予想・・・『つみきのいえ』
『おくりびと』にばかり話題が集中していますが、こっちも日本人が頑張ってますよ! て言うか、こっちの方が獲る可能性は高そうですよ! アニメ界の天下一武道会・アヌシー国際アニメーションフェスティバル(短編部門)で、グランプリに相当する賞を獲ったりと、かなりいい位置にいるのではないでしょうか。 2002年『頭山』以来2度目の日本人ノミネートで、見事受賞なるか?



外国語映画賞
『バーダー・マインホフ 理想の果てに』(ドイツ)
・・・反資本主義の理想に燃え、ドイツ赤軍を結成した若者たちが、どんどんやりすぎて行っちゃうお話。
『The Class』(フランス)
・・・様々な肌の色が入り混じる、パリのとある教室での風景。
『おくりびと』(日本)
・・・寿司食わないモックンが、チェロを弾いたり送ったり。
『Revanche』(オーストリア)
・・・売春宿で働く恋人とどん底生活から脱出する為に、男は銀行を襲い、恋人と一緒に田舎へ逃げるのだが・・・。
『戦場でワルツを』(イスラエル)

・・・イスラエル軍によるパレスチナ人大量虐殺に加わった男が、自ら忘れていた当時の記憶を辿って行く。

予想・・・『The Class』
まぁ、『おくりびと』は無いとして。(←非国民)  異色アニメ『戦場でワルツを』も興味を惹かれますが、そろそろオスカー会員は中東問題に辟易しているのではないかと言う気が・・。 と言う訳でカンヌを制した『The Class』が連覇を遂げると期待。
 


ドキュメンタリー映画賞(長編)
『The Betrayal (Nerakhoon)』
・・・ベトナム戦争時にラオスからNYへ移住した一人の男性の人生を、23年の年月をかけて追い続ける。
『世界の果ての出会い』
・・・ドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォークによる、南極動物ドキュメンタリー。
『The Garden』
・・・92年のロス暴動で荒んだ地域に作られた共同農場の今までとこれからに密着。
『Man on Wire』
・・・世界各地の高いトコロを渡り歩いた伝説の綱渡り師、フィリップ・プティに密着。
『Trouble the Water』
・・・今でも記憶に新しいハリケーン“カトリーナ”の被害地・ニューオリンズで、大洪水が残した爪あとと、それに向き合う人々の姿。


予想・・・『Trouble the Water』



ドキュメンタリー映画賞(短編)
『The Conscience of Nhem En』
・・・ポルポト派に写真を撮らされ続けた16歳の少年。
『The Final Inch』
・・・ポリオ根絶の為に奮闘するインドのとある医師。
『Smile Pinki』
・・・口唇裂の少女・ピンキと彼女を支えるソーシャルワーカー。
『The Witness - From the Balcony of Room 306』
・・・マーチン・ルーサー・キング暗殺を目撃した聖職者の回顧録。


予想・・・『The Witness - From the Balcony of Room 306』
今年はやはりオバマの年と言う事で、キング牧師の暗殺に関するフィルムなのではないでしょうか・・。  ちなみに『The Conscience of Nhem En』を撮ったのは日系3世のスティーヴン・オカザキ(過去にオスカー受賞歴あり)。 



短編賞(実写)(あらすじはアガサ調べですので若干自信ナシ)
『Auf der Strecke (On the Line)』
・・・同僚女性に恋したデパート警備員が下した決断は・・。
『Manon on the Asphalt』
・・・死を意識する事で、メノンが見つめなおした新しい人生・・。
『New Boy』
・・・9歳のアフリカ系少年の、アイルランドでの新入学第一日目。
『The Pig』
・・・一枚のブタの絵が病室にもたらす癒しのパワー。
『Spielzeugland (Toyland)』
・・・1942年。あるドイツ人の少年は、仲良しのユダヤ人少年が「おもちゃの国」に行くのだと聞かされ後を追いますが、その行く先に待ち受けていたのは強制収用所行きの列車で・・・。


予想・・・『Spielzeugland (Toyland)』
もう、内容を読んだだけで泣きそうです。 ナチ関係はお馴染みになり過ぎている感はありますが、その事実をあえて短編で見つめ直しましょう。  『Auf der Strecke (On the Line)』も面白そうなんですけどね。





おれはやったぞ――!!。・゚・(*ノД`*)・゚・。

やっと全部門の予想が終了しました。
アガサ若干泣きそうです。
本当に、ここまでお付き合い頂いてどうもありがとうございました!

今年は去年よりは当たるといいなぁ・・。

では、みなさんよいお年を!
あと、『13金』のレビューをお楽しみに!!

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

第81回オスカー その予想 (作品賞)

2009年02月19日
1週間に渡ってお送りする予定のオスカー予想特集。
みなさんのリアクションの方もほぼ予想通りで、日々泣き濡れているアガサです。こんにちは。

まぁ、それは毎年の事ですので、もう絶賛放置プレイもドンと来い状態なのですが、そもそもオスカーというモノに懐疑的な映画ファンの方って多いのですよねぇ。
で、かく言うアガサも、“映画”という芸術に対して優劣をつけると言う事には首を傾げてしまわなくもない。

先日R-1ぐらんぷりで、唐突な高得点の末に優勝が決定した瞬間の、あの腑に落ちない感。

映画にせよ、お笑いにせよ、芸術に点を付ける事ほど意味のない行為はないと思います。
受け取る側の体制ひとつで、感動にも怒りにもなりうるのが芸術。
そして、個々の好みがハッキリ分かれているのも芸術。
わたしにはおもしろいものでも、あなたには許せないものがある。
そんなモノに満場一致の採点など存在しないし、必ず異議が発生するのです。

と言う訳で、オスカーの必要性というか、存在意義を考えていると、若干虚しい気持ちにもなるのも判るような気がします。

とかなんとか書いていますが、結局アガサ自身は大好きなので喰らい付いて見ちゃうんですけどね!

だって、単純に面白いじゃないですか。
艶やかなドレス、華やかなレッドカーペット、プライドと意地がぶつかり合う会場、盛大にスベるギャグ、ビル・コンティに圧を掛けられる受賞者たち・・・。
こんな下世話で豪華なショー、他にないですもの。
ああそうさ! オレは俗物さ!! おのぼりさん根性最高!!


と言う事で、オスカー特集、もうしばらく続きます。


作品賞・ノミネート

バトン
■ 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

おじいちゃんの体で生まれたブラピが幼女のケイト・ブランシェットに一目惚れするお話。
ちなみに初恋はティルダ・スウィントンンでしたってお話。
おま・・女の趣味一貫してんなぁ!ってお話。

1994年にオスカーを根こそぎ持ってった『フォレスト・ガンプ』の脚本家が、ガンプと若干被り気味の一代記を書きました。
しかし、メガフォンを執ったのがフィンチャーだったので、痛みも喜びもある、素晴らしく生に満ち溢れた人生絵巻へと仕上がりました。
めでたしめでたし。



ニクソン
■ 『フロスト×ニクソン』

ウォーターゲート事件で全国民の顰蹙をかったニクソン元大統領が、イギリスのTV司会者フロストのインタビュー企画に応じる事になる。
「正直すまんかった」と言わせたいフロストと、一筋縄ではいかないニクソンの、緊張とジョークにまみれた心理戦の行方は・・。というお話。

2006年、オスカー主演女優賞に輝いた『クイーン』で、その忠実な臣下・ブレア首相を演じていたマイケル・シーンが、今度は有名な司会者になりきり大変身☆
ちなみにマイケルは、狼男(ライカン)になる時もある。
あと、『ターミネーター』の人はマイケル・ビーンね。(←最初同一人物だと思ってた)

そんな事はさておき、イギリスで幕を開けブロードウェイでも話題を博した舞台を映画化した本作。
舞台版と同じ役者さんを使っている点が好感度大。
実話ベースながら重くなりすぎず、程よいユーモアもあると大評判です。



ミルク
■ 『ミルク』

70年代のアメリカで、初めてクローゼットから飛び出し(※カミングアウト)公職をゲットしたハーヴェイ・ミルクの伝記映画。

『フロスト×ニクソン』に続き、また実話ベース。
どうでもいいですけど、『フロスト×ニクソン』の「×」って、ちょっとドキっとしますよね!
・・はい。 しませんね。

なんと言っても、ハリウッドでも1、2を争うゲイの監督・サントくん入魂の作品ですから、思い入れと共に完成度もかなり上がっているのではないかと思います。
但し、「1、2を争うゲイ」の意味はよくわかりません。
そもそもなんでそんな事を書いてしまったのか、あとで深く自分を問い詰めたいと思います。



愛を
■ 『愛を読むひと』

15歳の時に、36歳の女性と深い関係になったミヒャエル。
突然姿を消したその女性は、8年後ナチ戦犯として彼の前に現れて・・・。というお話。

オスカー会員大好物のナチス企画。
そして美しいケイト。
可憐だよケイト。
やつれた姿もステキだよケイト。
と言う事で、今年の主演女優賞はケイトで決まり。(←作品賞の話じゃなかったのか)



スラム
■ 『スラムドッグ$ミリオネア』

「クイズ・ミリオネア」に出場したストリートチルドレンの青年が、賞金ゲットに向けた運命の一問を翌日に控えた時、警察に取り押さえられてしまう。
「貧乏な孤児のクセにあんなに答えられる訳ねえだろ!」「吐け!このやろう!」と横暴な取調べを続ける警官に青年は、「じゃあ吐くよ」とばかりに自分の知識の源となった半生を語り始めて・・・ というお話。

とにかく評判がとてもいいですね。
予告を観ましたが、素晴らしい疾走感とキラキラした映像にアガサ完全ノックアウトです。
で、「スラム出身の・・」とか「横暴な警官の・・」とか言われると、そうしても陰惨な展開を思い描いてしまうのですが、鑑賞済みの方のレビューを拝見させて頂く限りではそういう事もなさそうで、実に期待が高まります。





『ベンバト』以外は勿論未見ですので、予告のみでの予想なのですが、今年はやっぱり
『スラムドッグ$ミリオネア』
なのではないでしょうか。

ニクソンのやつといい、ショーン・ペンのやつといい、政治的なモノを題材にしている映画は作品賞から縁遠い。
で、『ベンバト』は長さといい壮大なスケールといい、作品賞に最適なのですが、ちょっと勢いに欠けるかなぁ・・と。(あとオスカー会員の爺さんがブラピの美しさに嫉妬するとみた)
そうなると残るは『愛を読むひと』か『ミリオネア』なのですが、『愛を・・』の方がまた作品賞ウケしそうな内容なんですよね。

と言う事で、基本天邪鬼なアガサの予想なので 『ミリオネア』 と。

まぁ、各ショーレースでも圧勝みたいですしね。
オスカーには魔物が棲んでいるといいますが、果たして前哨戦通りの結果になるのか、それともオスカー独自のハリウッド万歳オチになるのか、非常に楽しみです。


さて、以上で主要6部門は終了。

明日からは残りの技術部門をドタドターっと行きます。



     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

第81回オスカー その予想 (監督賞)

2009年02月18日

こんにちはアガサです。

はいはい。 まだまだ続きますよい。



監督賞・ノミネート


ガス
■ ガス・ヴァン・サント
・・・
『ミルク』でノミネート
『誘う女』を始めて観た時、「面白い映画を撮る人だなぁ」とワクワクしたのを覚えています。

今ではすっかりアートな監督として有名なサントくん。
『グッド・ウィル・ハンティング』のような“どストレート”な作品から、『サイコ』のような“世紀のゴミ映画”まで幅広く手がけている事は、知られていないようで意外と知られている。(なら書くな)
実を言うとアガサは、『小説家をみつけたら』以降のインディペンデント系作品はどれも未見なのですよ。
全く以ってたるんどります。
だからあれ程、「ホラーを観る暇があるんならサントくんの作品コンプリートしとけ」と言っておっただろうに・・。

うん・・、言ってないよね・・。

ま、最近はカンヌでの評価が高かったので、たまには地元(アメリカ)で褒められてもいいのではないでしょうか。(←えらそう)



フィンチャー
■ デヴィッド・フィンチャー
・・・
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でノミネート
ひゃっほう! おいらフィンチャー大好き!!(←サントくんと比べあんまりなテンションの差)
人生の闇すら感じさせる深い映像作りに定評のあるフィンチャーくん。
『セブン』 『ファイト・クラブ』 『パニック・ルーム』 『ゾディアック』 などなど、どの作品でも独特のカメラワークやこだわりの構図で観る者を唸らせてくれました。
今回の『ベンジャミン・バトン』では、今までとはちょっと違って、割と淡々とした映像だった様に思いましたが、長丁場を1ミクロンも飽きさせない語り口調や、そのまま写真集にしたい様な美しい画面構成が見事監督賞ノミネートの栄誉へと繋がった模様。
あと、ブラピね。
やっぱブラピと組んだ時が、お互い最も輝くんですよね。この2人ね。

・・・(いろんな意味で)惜しい!! (※意味の内容は自重)

個人的には一番獲って貰いたい監督さんです。



ハワード
■ ロン・ハワード
・・・
『フロスト×ニクソン』でノミネート
なんかイメージ的に、オスカーの常連みたいに思っていたのですが、実はまだノミネート回数1回こっきりだったんですね。
でも、その1回こっきりで見事受賞。
その結果生まれたのが、上の写真にある満身の笑みと言う訳です。

なんかねぇ・・馴染みのお店で何回も見せびらかしてそうですよねぇ、この像。
でママさんに、「わかったからもう今日は帰りなさいよ。奥さん待ってるんでしょ?」って言われたり。
駆けつけた娘のブライスたんに「やっぱりお父さんここに居た! お母さん心配してるんだから!」って怒られたり。
そんな妄想も膨らむ、今日の一枚です。(←ちょっぴり投げやり)

史実を絡めた娯楽作を撮るのが滅法上手なハワードさんですので、実話ベースの本作もさぞかしソツなく纏めているのでしょう。



ダル
■ スティーヴン・ダルドリー
・・・
『愛を読むひと』でノミネート
イギリスの炭鉱を舞台にした少年バレエ物語『リトル・ダンサー』、ヴァージニア・ウルフを演じたニコール・キッドマンにオスカーをもたらした『めぐりあう時間たち』に続き、長編3本目にしてノミネートも3回目という、エリート街道まっしぐらなダルドリーくん。
なんか誠実さを感じるんですよねぇ・・この人の映画って。
でも暗くなりすぎない。
実に上手い監督さんだと思います。

あと、どうでもいい情報なんですけど、ダルドリーくんは自らバイだと公言しているそうですね。
堂々としていて、実にいいと思います。
今度から侍☆ダルドリー(侍ジャパンみたいな感じで)と呼ばせて頂きたいと思いました。

ホントどうでもいいなコレ。



ダニー
■ ダニー・ボイル
・・・
『スラムドッグ$ミリオネア』でノミネート
ついに来た・・・ ダニー・ボイルの時代が・・!!

『トレインスポッティング』 で世界中の若者に「トイレに潜っちゃダメ、絶対!」と言う強い大腸菌撲滅メッセージを発信したボイルくんが、 『ザ・磯』 でまだ知る人ぞ知る存在だったティルダ・スウィントンを女帝に仕立て上げたボイルくんが、そして、 『28日後・・・』 で全世界のゾンビファンに新たな悦びを与えてくれたボイルくんが、ついにハリウッドの最高権威に認められる日がやって参りました!
出来る事なら紋付袴で駆けつけたい・・・。
アガサはそんな気持ちでいっぱいです・・!

移り気なハリウッドでさんざん持ち上げられたり叩き落されたりと、苦い経験を強いられたボイルくんも、最近はすっかり“我が信じる道を行く”タイプの監督さんになったようで・・。
出演者が無名でも、内容さえ素晴らしければいくらでも魅力的な作品になる。という事を見事に連続実践中。
本作の舞台なんてああた、インドですよ?インド!
チャイはああ見えて意外と本気の甘さなんですよ? ホントですよ?(←関係ない)

作品の評価もすこぶるいいですし、これはかなり可能性高いのではないでしょうかねぇ。





さて、まずロン・ハワードは無いとして。(←いきなり失礼な発言)

今年はサントくんとダニー・ボイルの一騎打ちなんじゃないかと言う気がしますが、そこんトコ如何でしょうか。
本国での評価は、作品も含めてダニー・ボイル優勢のようなのですが、最近のサントくんの海外モテ度は見逃せませんからねぇ・・。

うーん・・・しかしやっぱりここは
ダニー・ボイル
で。

そのうち出来上がると思われる『28ヵ月後・・・』に、是非“オスカー監督ダニー・ボイル製作”というピカピカ輝く箔を付けて頂きたいものですね。


そして明日は 作品賞 です。

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

第81回オスカー その予想 (主演女優賞)

2009年02月17日

今日は前振りなしで本題に。

いや、書く事ないからとかそんなんじゃないですよ?
ただね、そろそろ本気で書かないと、まだあと20部門も残ってr(以下略



主演女優賞・ノミネート

ハザウェイ
■ アン・ハサウェイ
・・・
『レイチェルの結婚』でノミネート
『プラダを着た悪魔』のハサウェイさんが、“薬物依存から立ち直ろうとする、心に傷を持つ女性”と言う世にもオスカー会員ウケしそうな役柄でノミネートゲット。
でも、作品自体はとても心に優しく説教臭くないようですので、いわゆる「オレの演技どう?」的なヤク中演技と言う訳では無く、あくまで自然な演技で繊細な心の機微を表現しているのでしょう。
ちなみに監督はジョナサン・デミ!
イイ!!

あと、全く関係ありませんが、うちの世帯主さまの中でハサウェイさんは「ブロークバックマウンテンの乳まる出しの人」と言う世にも不名誉な代名詞を付けられているらしいです。

今度キツく叱っておきます。



メリッサ
■ メリッサ・レオ
・・・
『Frozen River』でノミネート
そしてまた知らない人が・・・。
勉強不足でどうもずびばぜん(´・ω・`)

メリッサさん、90年代に人気のあった『ホミサイド』というドラマシリーズで有名だったそうですね。
映画では『21グラム』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』など。
渋―――ッ!!
この『Frozen River』で演じたのは、子供を飢え死にさせない為に危険な仕事に手を染める母。
汚れメイクと生活感たっぷりな目のくまが、女優魂を感じさせます。
それにしても、海外の女優さんのこういう本気姿を見る度に、日本の女優陣のあの“汚れて無さ”が異様に思えてなりませんね。
女優じゃなくてタレントなんじゃないの?とかね。



ウィンスレット
■ ケイト・ウィンスレット
・・・
『愛を読むひと』でノミネート
『タイタニック』で全世界の女性の反感を買ったケイトさん。
ブランシェットの方と勘違いされる事がちょいちょいあるケイトさん。
下手したら「アレ?狼人間と吸血鬼の映画に出てなかったっけ?」ってベッキンセールとごっちゃにもされるケイトさん。

それは無いか。 すまん。

そんな不幸な星の下に生まれたものの、勢いで結婚した助監督の夫を捨て優秀な映画監督をゲットするなど、決断力と機動力はバツグンのケイト。
肝心な演技力もグンバツで、なんと今回6回目のオスカーノミネートです。
原作の小説は全世界で大ベストセラー、内容はナチ絡みの悲恋と贖罪の物語(たぶん)という事で、もうオスカー会員のじいさん連中はケイト以外の名前を書く気にはならないんじゃないでしょうか。

と言う訳でこのたびはおめでとうございます!(←気が早い)



ジョリー
■ アンジェリーナ・ジョリー
・・・
『チェンジリング』でノミネート
The・ジョリーズの金融担当・アンジーが、99年の『17歳のカルテ』以来2度目のオスカー参戦。
なんや、夫婦揃って2度目のオスカー! ってか?
でもうちの嫁はんは一回目の時点でもうオスカー獲っちゃってますけど! ってか?
そりゃあブラピも頭があがらんわなあ。 (あげる気なんて毛頭ないでしょうが)

早い段階でオスカーをゲットしたお陰で、『トゥームレイダー』みたいなおっぱい映画に連投しても、なお評価が持続出来たジョリ姐。
今回は向かうところ敵なしのイーストウッド作品で、内容は母の絶対的な愛。しかも実話ベースと言う事で、評価はかなり上々なのではないでしょうか。
条件だけ見ると2度目のオスカーゲット・・・と行きそうな展開ですが、今年はなにせ6回目の人がいらっしゃいますから・・ねぇ・・。

夫婦でリラックスしながら、オスカーという祭典を楽しめば、それでいいのではないでしょうか。(←若干上から目線)
ま、注目度は間違いなくダントツでしょうしね。



メリル
■ メリル・ストリープ
・・・
『ダウト あるカトリック学校で』でノミネート
・・・え?
・・・・メリル?
・・メリルって言った?!
またぁ~~~~?!Σ(´Д`;)

ええとですねぇ・・・ 今回で15回目のノミネートだそうですよ・・。
で、そのうち2回をリアルにゲット。と・・・。
正直、もういんじゃねえの?と言いたくなる程のオスカー女優っぷり。
わざわざノミネートしてくれなくても、メリルの凄さはみんな知ってるからさぁ・・。って誰か言ってくれオスカー会員に。
ていうかアレか? 実は毎年年明け頃には決まってるとか?メリルのノミネート入り。
で、もう早々と衣装の打ち合わせをしてて、今年はなんとメリルが舞台全体を使った電飾衣装に身を包んで「おもいで酒」を熱唱って紅白かよ。

でまた、『マンマ・ミーア』みたいな“絶対無い”映画ではなくて、演技派勢ぞろいの濃厚な人間ドラマという“本気モード”の作品でのノミネートという。
あるかもしんないじゃん? 充分あり得る感じじゃん? なんつーか・・貪欲だよね、彼女。

こうなったら、連続ノミネート回数のギネス登録目指して頑張って頂きたいものです。






どの部門もそうですが、全ての役者さんが獲りそうに見えてくるんですよねぇ・・。(´・ω・`; )
予想する時は、とにかく(哀しいかな)作品を観ていないので消去法を使うしかないのですが、今回はなかなか消去出来ない。
アン・ハサウェイの評価も上々だし、メリッサ・レオさんには第78回オスカーのフェリシティ・ハフマン(トランスアメリカ)の時の様な感じを受ける。(あ、でもフェリシティは獲れなかったんだっけ)
メリルの演技が神懸り的な事は、スチール写真だけで充分すぎるほど伝わってくるし、ジョリ姐には予告だけで心を締め付けられた。

しかしここは、やはりここは6回目の力に屈するしかないのかもしれない。
15回目の人もいるけれど、6回目の人は無冠だし・・なんつっても若いs(ゲフンゲフン)

と言う事で、アガサの予想は
ケイト・ウィンスレット
で。

なんか今年は当たりそうな気がする。(ウフフ)


明日は 監督賞 部門です。

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

 | HOME | Next »

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。