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『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』

2015年08月13日
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あらすじ・・・
今日も今日とて、東ヨーロッパのベラルーシはミンスクにて、テロリストによる神経ガスの密輸の阻止に全力投球のトム。じゃなかった、イーサン・ハント。まあいいや、トム。
優しい仲間に見守られ、無事物騒な積荷を取り返したトムは、次なる指令を求めてロンドン市内にあるレコード店へ向かう。
「あなたが・・あの・・(一度三途の川を渡ったことがあるという)伝説の・・・?」
案内役のショップ店員(に化けたIMFエージェント)から熱視線を送られ、まんざらでもないトム。トムのいいところは、まんざらでもない感を全く隠そうとしないところ。まんざらでもない。ああ、まんざらであってたまるものか。
「もっと褒めていいんだよ」と言わんばかりの笑みを浮かべるトム。かわいいよトム。
合言葉にパスし、一枚のレコードを受け取ったトムは試聴用ブースに入り、そっと盤面に針をおとす。
しかし、そこにおさめられていた指令のデータは、IMFからのものではなかった。
声の主は自らを「シンジケート」と名乗り、彼らの目的がトムの抹殺・・というかIMFの消滅・・・ってことは結局トムの抹殺であることを意外と丁寧に説明する。
「なお、このデータは5秒後に消去される・・・」
メッセージが終わると同時にブースの内部に流れ込む睡眠ガス。
薄れゆく意識の中、トムの瞳に映ったのは無残に殺されるエージェント。そしてトムに冷酷な眼差しを向ける初老の男性。

(お前だけは・・・絶対に・・許さない・・・!)(せっかくオレを慕ってくれたエージェントを殺したから・・)(もったいないことしやがって・・・という意味で・・)(地の果てまで追い詰めてやる・・・)(もしかして・・逆にお前もオレのファンだったとかそういうパターンもあったりする・・・のか・・・)(その可能性も含めて追い詰めます・・・)

トムすなわちIMF(インポッシブル・ミッション・フォース)と謎の犯罪者集団・シンジケートとの闘いの幕が、今、切って落とされた!




トムさいこう! ミッション・インポッシブルさいこう!

いやぁ、前作の『ゴースト・プロトコル』も非常にさいこうな作品でしたが、今回の新作もそれに引けを取らないおもしろさでしたね!
トムはついに、M:Iシリーズにおける「完全にウケるコツ」みたいなものをつかんだのではないか、という気がしてなりません。
えっ? あなたにとっては大してウケる作品ではなかった?
そうですか、そうですか。

はい、では気持ちを切り替えて、おおいにウケたわたしが勝手に読み取った「完全にウケるコツ」をご紹介しながら、感想を書いていきたいと思いますよ!



【出会った女はコマさない】

セクシーなチャンネーに色目を使い、ジェームズ・ボンドを気取っていた2作目からは考えられないようなストイックっぷり!
それもそのはず、トムことイーサン・ハント氏には、職業柄一切の関係を断ち離れて暮らすことを余儀なくされている嫁がいるのです! 前作にも出てきたから、まだ「妻帯者設定」は継続のはず! 今回特に言及されなかったけど、たぶんそのはず!

トムほどの全身フェロモン野郎ですから、モテない訳ではないのです。
描かれないだけで、常に女性たちから言い寄られているに違いないのです。
ただ、トムの方からは口説かない!
やみくもにネットリとした目つきをしない!
本作にも、トムをやたらと助けようとする謎の女スパイが登場し、トムに自分を探させるフリをして実は誰よりもトムに執着していたりしていました。 
もちろん彼女は(その設定もふくめて)悪くない。 なぜなら相手がトムなのだから。
で、そんな意味ありげなモーションをかけてくる女スパイに、安易なボディタッチをするでもなく、男女ではなく人間同士として接するトム。 逆にすごくグッときましたよね。
色恋で場を盛り上げる時代はもう終わった・・・
これからは人間力の時代だ・・・!(byトム)


【天然っぽさを前面に押し出す】
1作目から3作目ぐらいまでは、とにかく「トムがかっこいい」ということに強くこだわっていたように思うのですが、前作からはその「かっこつけ」を捨て、トムの行き当たりばったり感だったり、ちょドジなところだったりを惜しみなくアピールするようになったのですよね。
これが実によかった。
トムは超人なんかじゃない。 いや、超人なのか。 うん、ごめん、超人だったわ。 でも、超人だけど完璧じゃない。 失敗だってするんです。 いいでしょう?失敗するトム、いいでしょう? みんなも失敗ぐらいするもんね? 親近感、湧くよね? こういうトム、かわいいよね?

うん、かわいい!(わたしの心の声)

人間らしさと、人間とは思えない危機回避能力の高さの両方を兼ね備えることで、トムがミッションに挑む姿には程よい緊張感が張り詰め、「絶対成功するのはわかっているんだけど気が抜けない」という、娯楽作にとってのさいこうのスパイスとなっていました。
この(キャラクターの)力の抜け具合。
若い頃のトムには無理だったことなのかもしれませんし、常に瞳孔開きっぱなしで飛び回っているトムも嫌いではないというかむしろ大好物なのですが、作品に緩急をつけるという意味では、じゃっかんユルい部分がある方がおもしろいですよね! まぁなにせ、演(や)っているのが他ならぬトムですし!(トムがユルいという意味ではなくトムのナチュラルボーンええ人な部分が活きているという意味で)


【英国紳士まつりを開催する】

今調べたら、英国紳士といってもベンジー役のサンモン・ペッグさんと「シンジケート」のリーダー役のショーン・ハリスさんぐらいしかいなかったんですけど、いいですよね。 いいじゃないですか。 わたしはそれで充分ですよ。

ってことで、ベンジーがさいこうなことはとりあえずさておき、今回もっともたまらんキャラクターだったのがこのショーン・ハリスさんなわけでして!
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(全身から漂う英国紳士臭)


「シンジケート」の長にして、非情な殺し屋でもあるソロモン・レーンを演じていたショーンさんの、まぁ麗しいこと麗しくないこと!(麗しいんですよ)
どことなく小動物系の顔立ち(白貂とか)と、小ざっぱりとしたロングコート。手には殺し屋必須アイテムの黒レザー手袋とサイレンサーつきの拳銃。そして、隠しても隠してもにじみ出てくる気品。
そんな出で立ちのショーンさんが、ガラス越しにトムと初顔合わせするシーンの、なんともいえない艶っぽさに、ぼかぁ痺れましたよね! 

もうね、欧州コンプレックスでもなんでもいいですよ。 
アクション映画に英国紳士が出てきて華麗な立ち振る舞いをしてくれるだけで、ぼかぁ満足です!

で、そんなショーン・ハリスさんのフィルモグラフィを眺めていたら、なんとあの『プロメテウス』にも出演されていたとのこと。
えー! ぜんぜんピンとこない! こんな上品な英国紳士、出てましたっけ? どの人! どの役の人なのかな!かな!!

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ヒエッ…


【知的な感じを醸し出してみる】

ドガーン・ボガーンのアクションだけで突っ走っても充分おもしろいのですが、そこにちょっとした知的エッセンスも加えてみたらどうか。
たとえばそう、オペラとか。

ということで、今回のM:Iは「謎の組織と闘う」という表ストーリーにあわせ、プッチーニのオペラ・トゥーランドットを裏ストーリーとして同時展開。
ちなみにトゥーランドットは
「愛に裏切られた美しい姫が、自分に求婚する男性に3つの超難題を出し、体良くお断りしたのちに血祭りにあげる」
という、凶暴なかぐや姫のような物語だそうなのですが、この姫が謎の女スパイ・イルサで、求婚する男性がトムという寸法なのでしょう、美しいオペラの調べとともに姫を自由にするためのミッションがトムに出題されてゆきます。
実際にロケをしたウィーンのオペラハウスの荘厳な佇まい。
その中で行われる、敵味方入り混じった頭脳戦。
かかっている曲のタイトルや意味合いを詳しく知らなくても、なんとなくええもんみせてもろうてる気がする・・・ オペラだし・・・ ほら・・あの・・イナバウワーの曲だし・・・!

知的好奇心への絶妙なくすぐり感で、アクションに重厚さをプラス!
やったねトム!

ただ、この「姫=イルサ」「求婚者=トム」という図式は、よくよく見ていると「姫=トム」「求婚者=イルサ」でも通用するような気がね、しないでもないんですよね。
シンジケートの手におち絶体絶命のトムを、我が身の危険を顧みず助け出すイルサ。
シンジケートに車で追われ万事休すのトムを、組織での立ち位置が危ぶまれるのも構わず逃がすイルサ。
シンジケートに先駆けて極秘データを盗み出そうとして酸欠&意識不明になったトムを、ギリギリ冥途にインする直前に蘇生させるイルサ。
しかし、3つの難題をクリアして、姫(トム)に「一緒にどこか遠くへ逃げない?」と求婚しても、姫からの色よい返事は期待できません。
それはなぜなのか?

続きは次のコーナーで!


【友達を大切にする】

今回作中で何度も登場したセリフ、それは「フレンド」。
いつも単独プレイのようなトムのミッション。 しかし、いつでも陰にはトムを支えてくれていた仲間がいた。
お待たせしました、「ベンジーさいこう」のコーナーです。

先ほど「求婚者=イルサ」という説を書きましたが、さらにもうひとつ「求婚者=ベンジー」という含みも持たせているのが、本作のあざと恐ろしいところでして。 えっ?その場合姫は誰か? その場合もこの場合も、んなもんトムに決まってるじゃないですか!!!

差出人不明の招待状でウィーンくんだりまでノコノコ出掛け、トムのミッションに積極的に参加するベンジー。
「もしもトムがヘマをしたら敵に捕まり拷問必至」という厳しいミッションにも積極的に参加するベンジー。
意識を取り戻したばかりでフラフラのトムが運転する車にも積極的に乗車するベンジー。
どちらかというと頭脳担当で、体力勝負には向いていないはずのベンジーが、数々の難題にも臆することなくチャレンジする理由。
答えは「フレンド」です。
ベンジーにとって大切なフレンドであるトムのため。
かけがえのない仲間であるトムのため、ベンジーはど根性でミッションに参加しているのです。
そんな求婚者に対する姫の答えは・・・そう・・もちろん究極の愛・・・!

巻き添えになって木端微塵になる可能性がある中、愛するベンジーを助けるため、途方もない量のデータ(口座番号や個人名など)を暗記し敵陣へ乗り込むトム。
ね! 姫がイルサの想いに応えられない理由、ご理解いただけましたよね!ね!

また、トムを「フレンド」と呼び、大切にするのは、ベンジーだけではありません。
IMFが解体され、その後強制的にCIAに入ることとなったブラントも。
第1作目からトムと関わってきたルーサーも。
そしてトム自身も、仲間たちを「フレンド」として、彼らのために命を懸ける。
IMFがどの程度の規模の組織なのかよくわかりませんでしたが、少なくともトムとその周辺のみなさんはエージェントとしての誇りを持ち、結びつきを何よりも大切にするのですね。 ステキやん・・・ めっちゃステキやん・・・・!

スタンドプレイのように見えて実はチームプレイだけど落ち着いて考えたらやっぱりほとんどトムしか活躍していない。けど、まぁいっか!
と、お風呂上りに体に吹き付けるハッカスプレーのような爽快感を味あわせてくれること請け合いです!
刺激が絶妙すぎて、クセになったらゴメンやで!


【みんなトムを好きになる】

仲間がトムを好きになる。
イルサもトムを好きになる。
トム率いるIMFのメンバーを煩わしく思っていたCIA長官までも、結果トムを好きになる。
正義に尽くすみんなは、全員トムを好きになるんだなー・・・ と思っているじゃないかですか。
そこの御仁!油断めされるな! トムを好きになるのは味方だけではございませぬぞ!

シンジケードを率いる元MI6エージェントのソロモンさんだって、初めて会ったその時からトムに夢中なんですからね!!

オッケー、ちょっと聞いてくれ。 違うって言う前にオレの話を聞いてくれ。
だってね、まず、「催眠ガスで眠らせるだけ」なんつうヌルい捕まえ方している時点で完全にアウトじゃないですか。
シンジケートの目的はなんですか? IMFの消滅ですよね? 
てことは、トムさえいなければ目的は達成したも同然でしょ?
じゃあなんでひとおもいにやってしまわないんですか!! 

トムを拷問したって、何も吐く訳ないんですよ。そんなことはソロモンさんだってわかっているんですよ。
なんだったら、イルサが逃がすことも織り込み済みなんじゃねえの、とわたしは思いますよ! なぁソロモンさんよォ! ネタはあがってんだぜ?!

その後も、オペラハウスではトムにとどめを刺さない。
いかにもトムが目を輝かせて侵入しそうな特殊な場所にデータを保管する。
バイクみたいな無防備な乗り物で逃げるトムを、車ではなくあえて同じバイクで追わせる。
放っておいたらすぐイルサと接触をはかるんだから彼女にGPSつけとけばトムの居場所も把握できるのに、しない。
世界トップクラスのエージェントであるトムを捕獲するために配置する人員が、明らかに少なすぎる。

いくらなんでも泳がせすぎだろ!(嬉しい悲鳴) 

もちろんソロモンさんも悪くない。 なぜなら相手がトムなのだから。
トムっていうことを差し引いても、あれだけ数多くの伝説のミッションをこなしてきたエージェントですから、あわよくば仲間に引き入れたいと思っても不思議じゃないですよ。 
だいじょうぶ、ソロモンさん。 あなたの気持ち、わたし、よく、わかります。


【とにかく体を張る】

トムが体を張るということは、相棒であるベンジーも張るということなんですよお客さん!!
車内搭載カメラにとらえられた、横転する車と回転するトム、そしてその隣でリアルガチな反応をみせるベンジー。
彼が吐くセリフはもはや、紙に書かれた言葉ではない・・・!
まさに本気と本気のぶつかり合い・・・ それはまるで、「奇跡の人」でマジもんの格闘を繰り広げた北島マヤと姫川歌子のような・・・!

あと、イルサ役のレベッカ・ファーガソンさんもかなり本格的なトレーニングを受けたそうで、アクションシーンではトム以上のキレっぷりを魅せていましたよね。 超すばらしいですよね。
オペラハウスの屋根からロープ伝いに滑り降りるシーンも、スタントなしだったようで、メイキングを観ていたらうらやましすぎてよだれが滝になりました。



わ・・わしもトムにしがみついて屋根から滑り落ちたいよー!!!!


【そしてやっぱり仲間を大切にする】

今回、IMFが対峙するのは、敵といえどただの悪人ではありません。
シンジケードを組織しているのは、もともと各国に所属していた諜報部員たち。
「死亡」したり「行方不明」になったり「引退」したりしていたはずの彼らは、イギリスのMI6長官が極秘に進めていた新たなる秘密組織にスカウトされたもののそのまま放り出され、ならば、と汚れ仕事に手を染める「ならず者」エージェントとして暗躍していたのです。
その組織は完全に非公式で、英国首相の了承も得ていません。
言いだしっぺのMI6長官はというと、責任を取るつもりなど毛頭なく、潜入捜査に送り出したエージェント・イルサをうまいこと利用して、なんとか組織を「なかったこと」にしようと目論む始末。
つまり、非合法なシンジケートのメンバーも、MI6に在籍するイルサも、無責任な偉い人に使い捨てにされた可哀想なエージェントだったのですよね。

使い捨てといえば我らがトムもまた同じ。 
IMFのメンバー殺害の濡れ衣を着せられ、逃亡者となった1作目だって。
服務規程違反で拘束され、ラビットフットとかいう訳のわからないシロモノをつかまされた3作目だって。
指令に従って機密ファイルを探していただけなのに、ゴースト・プロトコルを発動されてトカゲの尻尾切り扱いされた4作目だって。
「もう全部あいつのせいにしちゃおうぜー」とか「あいつ死んじゃったってことにしちゃおうぜー」とか、そりゃもう今まで散々やられてますからね!
彼らの気持ちがわかるのわかんないのって!
同じ使い捨て要員としてすげえわかるから! お前らの気持ち、わかるから!

シンジケートに対しては割とサバサバとした態度でしたが、イルサに関しては全身全霊で前のめりだったトム。
美しいだけでも強いだけでもない、トムと同等のスキルを持ったエージェント・イルサ。
だからこそ、トムは彼女と恋におちない。
もちろん、それを匂わせるようなシーンはありましたが、あくまでトムは「どれだけ組織に尽くしても、簡単に使い捨てされる不憫な存在」として彼女を理解し、共感し、自由を与えたいと切に願うのです。
今回トムを突き動かしていた原動力は、世界に不穏な種をまく「シンジケート」の壊滅ではなく、「ひとりの気の毒な同業者に自由を与えたい」という想いだったのかもしれませんね。

そう、ここでも繰り返されたのは、「仲間への想い」。

物語のラスト、わたしはてっきりトムが、MI6からもシンジケートからも解き放たれたイルサを自分のチームに誘うのかと思っていました。
でも、トムはそうしなかった。
そりゃそうですよね。 そのため(自由にするため)の闘いだったのだから。

キッチリ捕まえたソロモンさんを殺すのではなく、法の裁きに委ねるところもすごくよかったですよね。
この対処も、トムの中に「ただの悪人ではなく組織に利用された憐れな仲間」という気持ちがあったからなのではないかなぁと、わたしは思いました。
感情に任せない、公平な扱い。
かっこいいよ、トム。
ぼかぁやっぱりトムが大好きです!


【娯楽に徹する】

小難しいこと一切なし!
資金の問題も偽造パスポートの問題もコネの問題も難なくクリア!
仕組みはわからんが、国境を軽々越える!
超小気味いいテンポ!
(シンジケート)の規模も、身内(CIA)のわからず屋具合も、友達(IMF)の尽くしっぷりもすべて丁度いい!
「トム・オブ・ザ・リビングデッド」パート2!
仲間のために闘い、仲間のために命を張り、仲間のために一国の首相を拘束し、そんで、ついでに世界も救う!
もうさいこうじゃないですか。
こんな映画トム以外作れませんよ。

冒頭の超絶スタントシーン、ふうわりと離陸する飛行機にしがみつくトムがあまりに幸せそうで、なんだかぼくはちょっぴり泣いてしまいました。
それはとても、幸せな涙でした。
お年寄りからお子様まで、どなたにでも全力でおすすめできる傑作アクション。
近いうちにイーサン・ハント氏に再会できるであろう『ミッション:インポッシブル6』が、今からもう楽しみでなりませんね!




関連感想
「誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいイーサン・ハントのすべてについて教えましょう。」(シリーズ1~3まとめ)
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(シリーズ4作目)







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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

2014年12月26日
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かれこれ10年ぐらい通っている美容院があるのですけどね。
ラーメンが好きだったり、パン屋巡りをしていたりと、なかなか話の合う担当さんが居てですね。
「何系のラーメンがお好きですか?」とか「あそこに新店オープンしてましたよ」とか「替え玉無料の店見つけたんですよ」とか、毎回話が盛り上がるわけですよ。
で、先日行った時、「あ、そういえば、○○ってお店知ってます?」と聞かれたので、「んー・・駅前の・・?」って答えたら「そうそう!そこすごいんですよ!」と返されて、「もやしが」「もやしが大盛り・・」「大盛りなんですよ!よくご存じですね!」って感心されたりしたんですけど、ご存じもなにも、もうこの会話で盛り上がるの何度目かわからないっていうか、なんだったら鼻先に魚介スープの香りが漂ってきそうなぐらい繰り返された内容で。
ええ、まぁね、そりゃね、「それ前回も聞きましたよ」と指摘出来ればいいんですけどね、そこまでの会話スキルがないわたしは何も言えず、「チャーシューが厚切り」「麺が太目」「店の入り口に黒ウーロン」みたいな情報の渦に流れ流されるがままなわけで。
あと何回ここを通過すれば、先に進めるんだろう・・・。
食券を出すタイミングも、かやくの追加オーダー用語も頭に叩き込まれてバッチリなのに、まだわたしの手元にはもやしを受け止める小皿はおろか、どんぶりすら届いていない・・・
・・しかし、そう思っていたその時、「で、なんとトッピングにチーズもあるんですよ!」と、今回初めて聞く情報が耳に飛び込んできたので、まだ希望はあるのかもしれません。
次に髪を切りにくる時は上手に話を飛ばしつつ、なんとかスープをすするところまで頑張ってみよう。
ニンニクチップのその先にある世界を、この手に掴める日まで・・・。

・・とまぁ、こんな感じの映画です。

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(※ ずんぐりトムっくり!)

あらすじ・・・
人類は滅ぼうとしていた。
ある日突然宇宙からやってきた蜘蛛のようにクネクネとした宇宙生命体。
「ギタイ」と名付けられたそれらは、圧倒的な統率力と破壊力で地球を侵略して行った。
残された人間たちは、国の垣根を取り払い統合防衛軍を組織するも、神出鬼没なギタイたちになすすべなく蹂躙されるばかり。
唯一の希望は、敗戦濃厚だったヴェルダンに奇跡の勝利をもたらした女兵士リタ・ヴラタスキ。
彼女を広告塔に用いり、必死に民間人を鼓舞するしかない防衛軍に、勝ち目はあるのか・・・。



またもや世界を救います、トムが!(趣向を変えるための倒置法)

「また」宇宙人が襲ってきて、「また」地球がピンチで、「また」トムががんばります!
しかし、「また」そのパターンかよ・・・と敬遠することなかれ!
なんと今回のトムはいつもと比べてかなり様子がおかしい ・・じゃなかった、かなり異色なキャラクターなのれす!

過去にも、「普通の父親」や、「ただの肉体労働者」や、「いきなり侍の村に連れてこられた、刀を持ったこともないペーペーの外国人」などの「ヒーロー」からは程遠いはずのキャラを演じてきたトムですが、実際それらの役柄がどんな働きをしてきたのかというと、「ヒーロー」に程近い、ぜんぜんバッチリ「特殊な人たち」だったわけでありまして。
トム独自の基準。 わたしはこれを「トム・スケール」と今とっさに名付けましたが、トム・スケールでいう所の「ただの肉体労働者」は「宇宙人のたくらみをぶっつぶし、3年かけて愛する人を徒歩で探し当てる」タフガイに相当しますし、「普通の父親」ですと「宇宙人を撃退して地球のみんなを守る」超人レベルに達してしまうのです。

で、今回のキャラクターを見てみますと、本作でトムが演じるのは「統合防衛軍の広報担当官」。
口八丁手八丁で民間人を戦場へと誘う宣伝マンですが、要は自分が戦闘に参加したくないだけのチキン野郎です。
指を紙で切っただけで卒倒してしまう、と豪語するトムは、銃弾飛び交う前線での現地レポートを命じられ腰を抜かさんばかりに動揺しまくり&怯えまくり。
自虐ネタや脅迫めいた文言をまくしたて、ひたすら自己保身に励むトムのかっこわるいことと言ったら・・・
挙句、「これは取材依頼ではなく命令だ」とキレる上官に背中を向け、なりふり構わず脱走を試みるなど、トム史上ないほどのヘタレっぷりを披露。
そう、今回のトムは本当の意味で「ヒーロー」ではない「普通の男」なのです!

ぼくらはこのトムをどう例えればいいのでしょうか・・ トム・スケールの最下層にあたるトムを、どんな言葉で言い表せばいいのでしょう・・ 最も弱く、もっとも使えないトムを・・・
これはもう「サンダルの底についた噛みかけのガム」ぐらいでいくしかないのか・・・

日本のみなさんこんにちは!トムです!今回ぼくが演じるのは、サンダルの底にへばりついた噛みかけのガム的なアレです! でも、かなりおいしいガムです!

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(※ わかりづらいと思いますが、各レベルにかなりの差があります)

ヘタレで卑怯者なトムは、逃亡を試みた不届きものとして少佐から二等兵へと降格させられ、明日大がかりな掃討作戦が行われる予定となっている最前線どまんなかへと送られます。
そして、生まれて初めてパワードスーツを着せられ、銃火器の使い方すら教えられず戦闘に身を投じることに。
本当の意味で「普通」のトムは、目の前で繰り広げられる殺し合いに当然のごとく対応できず、地雷を使って奇跡的に敵を倒すことに成功するも、その反動で自らの命も失ってしまいます。
その際、偶然その相手(敵)がアルファと呼ばれる特殊能力を持つギタイだったことから、トムの身体にもある特別な力が備わってしまう。
しかし、それは決して「棚ぼたラッキー」や「チート」と喜べるような力ではなかった。
地獄のような苦しみをもたらす力だったのです。

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(※ タタリ神VSトム!)

敵の「時間を巻き戻す能力」を身につけてしまったトムは、自分が死ぬたび、1日前の同じ時間まで戻され、上官から「おい起きろチキン野郎!」とたたき起こされます。
全く戦闘経験がなかったため、なんどもなんども罵倒され、なんどもなんども死の恐怖を味わうトム。
逃げ出す事はかなわない、既に知ってしまった未来を仲間に伝えることもできない、気の遠くなるような繰り返し。
そう、結果トムは戦士として人として、強靭な力を手に入れます。
そしてわたしたちは、その強さがどれほどの絶望によってもたらされたものなのかを、トムがもらした言葉や、トムの表情の端々から感じ取らされることになるのです。
この演出、この演技力が本当にすばらしい・・・! トムもすごいしダグ・リーマン監督もすごい・・っていうかやっぱトムがすごい!トムさいこう!!

ビーチ上陸シーンの壮絶な闘いも圧巻でしたし、同じことを何度も繰り返すという、なんだったら単調になりかねない設定を、毎回手を変え品を変えして飽きさせないところも非常におもしろかったです。 シリアスとユーモラスとのバランスも秀逸でしたし。
初登場シーンから生き直すたび変わってゆくトムの目力もね、いちいちグっときましたよね!

ほんとトムはがんばったよ!ラストの表情なんて、ぼかぁもらい泣きしそうになりましたもん!
ええい~あぁ~トムからもらい泣k(ry


あまりにトムとトム以外の扱いが不平等すぎる脚本や、ラストのトム得すぎるオチに納得できない方もいらっしゃるかもしれませんが、しょうがないじゃないかトムの映画なんだからというグウの音も出ないであろう言葉をお送りして、今日のところは長い目でみて頂ければ幸いです。 グウ。



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『オブリビオン』

2013年07月01日
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(※ 以下ネタバレしています)



あらすじ・・・
だから私は彼に言っていたんですよ。 
「それは規則違反よ」ってね。

スカブと呼ばれる獰猛なエイリアンの襲撃を受け60年。
核兵器を用いた全面戦争により侵略戦争には勝利したものの、私たちの地球はあちらもこちらも壊滅状態だわ放射能で汚染されちゃってるわで、もはや人が住める状態ではありませんでした。
人類は地球を捨て、土星の衛星タイタンへ移住することを計画。
お偉方は居住環境が整うまでの間の一時的な避難場所として、テットという名の巨大なスペースコロニーを大気圏外に建設し、生き残った人々を移動させたのでした。
もうこの地球上には人っ子ひとり残っていない。
私と彼、ジャック・ハーパー以外は・・。

そう、数年前、上層部の責任者であるサリーから「ジャックとふたりで地球に行ってくれない?」と打診された時は、すくなからずショックでしたよ。
移住先であるタイタンに水が必要なのはわかるけど、どうにかして海水を移動させなければならないのはわかるけど、なにゆえ私たちがその吸い上げポンプの見張りをしないといけないの? と。
スカブの残党対策なら、監視用ドローンに任せておけばいいじゃない? と。
ドローンが故障したらしたで、もうね、そこは消耗品だと思って放置しとけばいいじゃないですか。
どうしてジャックと私がふたりっぽっちで、ドローンのメンテを引き受けなけれなならんのですか。

もちろん、わたしたちはずっと前からのベストパートナーでしたし・・ いや、「記憶は任務遂行の邪魔だから」ということで上層部によって消去されているのでアレですけど・・・ でも、なんとなくベストパートナーだった気がしますし、とにかく新婚気分で乗り切ればなんとかなると思っていたんですよ。
ジャックはとにかくやさしくて、ケンカになったことなんてありませんでしたから。
ただ、ちょっと合わないなー・・という点も無きにしも非ずでしたが。
うん、それは認める。
だって私が「ごはんよー」って呼んでるのにメカいじりに夢中になってたり、なんだったらもうバレないように自分の趣味部屋つくったろか!みたいな自己中心的なトコ、ありましたし。
ここ、じぶんちじゃないし。 借家だし。 勝手に篭られても困るし。 わかってる?わかってんの?
でもまぁね、仮に険悪なムードになっても大丈夫なように、サリーが居住スペースの一角に「全方向から丸見えの水泳スペース」、通称「すけべプール」も作ってくれましたから、いざとなったらなし崩し的に・・お互い大人なんだし・・・
・・っていうかいやらしい女だな!サリーは!え?! そういう気遣い、嫌いじゃないけどさ!

ともかく、あと2週間、あとたった14日間地球での任務を果たせば、晴れてテットに戻れる筈だったんです。
こんな荒れ果てた地球とは、おさらば出来る筈だったんですよ。
ジャックさえ私の忠告を真剣に聞いてくれてさえいれば。
それなのに、ことあるごとに「地球の文化さいこーだよねー!オレもアメフト見たかったなー!」だの「上の連中は危ない危ないっつってるけど、地球も案外悪かないぜ?(チラッチラッ)」と、地球への執着心を剥き出しにし始めたあたりから、彼は以前にも増して自己中心的になってしまった。
よりにもよって、どんな菌が付着しているかもわからないような地球の植物を「いいもの持ってきたんだー」とプレゼントしてきた時は、ホトケのヴィクトリアと呼ばれていた私もキレましたよね。 速攻で窓から放り捨ててやりましたよね。
私が気づいていないと思っていたのでしょうが、泥まみれの書籍をコソコソしまっていたことも知っていましたよ。
まあ言いませんでしたけどね。 いちいち 言 い ま せ ん で し た け ど ね 。
夜中に汗びっしょりで飛び起きるもんだから、ベッドカバーの洗濯回数なんぞも激増しましたよね。
まあ私が洗ってあげましたけどね。 乾燥機もかけてあげましたけどね。 毎 回 ね 。

でもね、そんなことはもういいんですよ。
我慢できる範囲ですよ。 
どうしても許せなかったのは、私というパートナーがありながら、時折夢を見るようなほんわかとした目でボーッとするという暴挙。 これですよ。
遠い日の花火でも見てんのか? と言いたくなるような、切ないような焦がれるような目つき。
誰よ。 誰なのよ、その女は。 これもう、精神的とはいえ浮気と言っても過言ではないのでは。 
なんや。法的手段に出させたいんか。 内縁の妻の底力見せたろか。

そしてついに、遠い日の花火が現実のものとなったあの日。
やぶからぼうに地上へと墜落した飛行物体。 
ドローンの到着を待たず、自ら調査に向かおうとしたジャック。
「それは規則違反よ」、と私は言ったんです。
今までも繰り返し言ってきたように。
無事任務を終え、テットに戻る日を迎える為に。
だのにジャックは聞いてくれなかった。

そして彼は戻ってきたのですよ。
飛行物体から救出した、めっぽうナイスバディでちょっと影のある訳アリ風な美女を連れて。
初めて会ったはずなのになぜだか以前から知っていたような、意味深な目つきをした美女を・・・鼻の下50センチぐらい伸ばして・・・
こんなこったろうと思ったわ・・・いつかこんなことになるとおもたんや・・ ホンマ・・あれ程忠告したったのに・・・

・・・よしわかった! ならば法廷で会おう!



トム・クルーズさんが人類を救ってくれました!(※2年ぶり約10度目)(※不可能なミッションを含む)

その輝かしいフィルモグラフィにおいて、幾度となくわたしたちの地球を守ってきてくれたトム。
そんなトムがまたもや、個人的な理由で、あくまで私情で、結果論として人類を救ってくれました! 
ありがとうトム! たぶんその他大勢のことまでは考えてなかったと思うけど、とにかくありがとうトム!
しかも本作のトムは過去作品でのトムとはひと味もふた味も違う。
なんと、今回トムは出ずっぱりです! 
あ、今あなた「今までもそうだったじゃん!」と思ったでしょ! 
ちがうんだなー! 
いいですか、今回のトムは、エイリアンにアブダクションされたオリジナルトムを元に大量生産されたクローントム! 
大量生産ですから、5人や10人じゃないですよ! なんと作りも作ったり数万人規模のトムなのです!

地球に降りたっただけで約1000人! 巨大なスペースシップの船内には、その場を埋め尽くさんばかりに増殖したトム!
もはや一家にひとりはトム!
ホームセンターで「おかあさん、うちにもトムほしいよー」と駄々をこね、「ダメよ!こないだトム連れて帰ったばかりでしょ!」と怒られるトム!
空き地の隅のダンボールの中で雨にうたれて泣いている捨てトム! 
そっと傘を差し出す不良少年トム! 
意外な優しさにときめく幼馴染のトム!
トムの過剰供給による、若者のトム離れが叫ばれる昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか!

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(※ こんな崖の上でももちろんスタント無し! そう、トムならね!)

という訳で、トムのことを愛してやまないわたしにとっては、終わらない白昼夢のような作品だった『オブリビオン』。
世界で最も有能な男ことトムが、お水だいすき宇宙人をやっつけるという壮大な物語です。
どれぐらいお水がすきかと言うと、50年かけて海の水をせっせと汲み上げ続けるぐらいだいすきです。
生命探知機(?)に反応しないタイプの宇宙人らしいので、トランスフォーマーのような機械製の宇宙人(宇宙ロボット)なのかもしれません。
機械に水っって必要なの・・・? と思わなくもないですが、たぶん後先考えないタイプの宇宙ロボットなのでしょう。
後先の見通しの悪さは、50年かけても海水を吸い上げきれていない点からも窺い知れます。
もうちょっとペースを上げられなかったのか。
これ想像ですけども、塩分を濾すことに相当苦労していたと見たね、ぼくは。
ていうか、量は豊富だけど質が濃厚すぎて扱いにくい海水すげー!

で、そんなスケールの大きなお話と共に、いや、むしろそれ以上の情熱を持って描かれているのが、とある夫婦の物語なわけですが。

地球に接近してきたテットによって引き裂かれたトム&キュリレンコ夫婦。
記憶を消されクローン化されたトムと、60年間の低温睡眠から目覚めたオルガ・キュリレンコさんが再会した時、止まっていた時は動き出すのか否かという点が、人類の行く末をも左右する重要ポイントとなっており、まぁ結論から言うと、トムが圧倒的な愛の力で、60年間ものブランクもクローン化をも乗り越えてしまうのですよね。
いやいやいや、と。
いくらなんでも、トムのメンタルに頼りすぎなんじゃないの、と。 
まぁ、トムならなんでも可能にしてくれそうな気もしますけども。

この、「大量生産されたトム」をどのように理解するかで、夫婦が迎えるラストに満足できるかどうかは大きく変わってくるのではないでしょうか。
わたしは、言うまでもないことですが、クローン人間を作ったことがありませんので、仮に作った際どのような成長過程を経てゆくのかさっぱり想像がつかないのですが。
ただ、もしも「記憶」というものが、レコードの溝のように脳に刻まれてゆくものだったとしたら、その情報を元に作りさえすれば、例えクローンとして生まれ変わっても尚、同じ人を、同じように、慈しみたいという気持ちが芽生えるのかもしれないなぁ・・と思ったのですよ。
パッケージは新しくなっても、そこに残された心は何度でも繰り返し再生されるのかもしれないなぁ・・と。
「スペア」とか「コピー」とか言ってしまうとそれまでですが、わたしは劇中キュリレンコさんを必死に守っていたトムも、再生された記憶を頼りに足掛け3年で隠れ家(我が家)へとたどり着いたトムも、どちらも本物のトムだと思いましたし、なんかね、「クローン技術」が現実世界においても全くの夢物語ではないだけに、「人間の可能性」っておもしろいなぁ!とワクワクしたのでした。

一見ハッピーエンド風なラストですが、実はその裏で「大量のクローントムとトムのクローンパートナーが木っ端微塵にされる」という、ぜんぜんわらえない悲惨な大作戦が実行されていたトコロも、いい塩梅に感動に水を差してくれてよかったですね。
テットが破壊された瞬間に、地上のドローンたちが全て鉄くずと化してしまったということは、吸水ポンプの監視を仰せつかっていた数十組ものクローントムとパートナーたちも、住処の機能が停止、もしくは崩壊してしまい亡くなってしまったでしょうし。
ただ、あれだけ優秀なクローントムなのに、生き残ったのがたったひとりとは到底思えないので、もう数十年経ったらキュリレンコさんの元にぞろぞろトムが集結してしまうのではないか、という想像が容易く出来てしまい、いい意味で胸を熱くしてくれました。
もはや一家に数人はトム!
おとうさんを名乗るトム過多により、若者のトム離れ(略)

いつもにも増して張り切っているトムが目に眩しく、圧倒的に美しい地球の風景に打ちのめされ、改めて「トムは今日も元気いっぱいだなぁ」、「地球にうまれてよかったなぁ」と、ユウジ・オダのごとく感嘆の声を(心の中で)あげつつ、大満足で劇場をあとにしたのでした。

メカもかっこよかったですよ!


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(※ モーフィアスみたいなモーガンさんもイカしてましたよ!)



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『アウトロー』

2013年02月01日
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あらすじ・・・
場所はピッツバーグ近郊。 川沿いの遊歩道。 穏やかな日常を6発の銃弾が切り裂いた。
5人の死者を出した白昼の惨劇。 
監視カメラの映像や現場に残された薬莢などから、容疑者はすぐに割り出され、身柄を拘束される事に。
揃いすぎた証拠品に事件の早期解決を確信した刑事は、自白供述書へのサインを促す。
しかし、容疑者は自分の名前をサインするかわりに、無言のままひとつのメッセージを書いた。
その内容は、「ジャック・リーチャーを呼んでくれ」。 


と、いうわけで、ぼくらのトム・・・じゃなかったジャック・リーチャーさんがやってきます!路線バスで!

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(文字通りの意味で)(バスで来た。)

イギリス人作家リー・チャイルドさんによる世界的ベストセラー小説「ジャック・リーチャー」シリーズが、満を持しての映画化。
頭脳明晰で、腕っ節が強く、曲がった事がだいきらいな元陸軍エリート捜査官を演じるのは、誰あろうトム・クルーズさんです。
代表シリーズ『ミッソンインポッシブル』とは一味違う、「アウトロー」なヒーロー。
そう、我々は今(トム史上)例を見ないような非常に「男くさい」ヒーローの誕生に立ち会おうとしているのです!
まさに歴史の生き証人! さあ!今すぐ劇場へ!


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(いい意味で変わり身の早いトム。)

軍を退役してからというもの、流浪の生活を送っているトム。
組織には属さず、携帯も持たず、クレジットカードも作らず、定職にもつかないで平日の昼間からゴロゴロしています。  ・・・いや・・えっと・・そういうんじゃなくてね、あのね、決してスーパーニートとかそういうんじゃないんですけどね、アレ・・なんでだろ・・何だかすっごい不安になってきちゃった・・・ごめん、ゴロゴロは想像!オレの想像!
基本的に荷物も持たない為、別の土地に移動するたび衣服一式を買い揃え、前の服はそのままゴミ箱へ直行。
夜寝る前に肌シャツを洗って干しておかないと、たちまち次の日がアウトになるという、緊迫感溢れる毎日です。
さすがアウトロー! 男くさい! パンツは洗ってなかったようなので、色んな意味で男くさい!

そんなトムと容疑者との関係はというと、何を隠そう、どちらも陸軍に所属していた間柄。
容疑者がイラクに駐在中に起こした連続発砲事件を担当したのが、当時憲兵として軍隊内の事件をせっせと捜査していたトムだったという訳なのです。
証拠ひとつも残す事なく、完全犯罪と思われた事件。 それをズバっと解決したトム。
トムなら・・・ (オレたちの)トムならきっと、コトの真相を突き止めてくれるはず・・・
そんな一縷の望みを込めて、最強ヒーロー・トムを召喚した容疑者。
かくして、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンと路線バスで駆けつけたトムの、トムによる、トムファンのためのトム祭り、いざ、開幕です! 
さあ、ファンのあなたは今すぐ劇場へ!


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(巣穴から顔を覗かせるトム&デュヴァル。)

映画の冒頭、冷血な狙撃犯の顔が、いともあっけなくスクリーンに映し出されます。
刑事コロンボ方式の導入部に驚く観客。
淡々と描かれる「無差別発砲」と、迅速な捜査によって割り出された容疑者の身元。
しかし、カメラが容疑者の顔をとらえた時、そこにあったのは一度も見た事のない別の顔。
警察の誤認逮捕が観客だけに知らされたこの瞬間の、たとえようもない高揚感。
すばらしいオープニングであると共に、今後の展開と、てくてくやってくるであろうトムへの期待で、胸がAカップマイナスからDカップぐらいに膨らみました。(※当社比)

監督と脚色を手がけたのは、『ユージュアル・サスペクツ』の脚本で世界を熱狂させたクリストファー・マッカリーさん。
無駄なセリフを排し、色んな事を(トムに)目で語らせるというスマートな演出で、落ち着いた大人な世界を作り上げていたと思います。
そう、130分という上映時間は決して無駄に長い訳ではないのです。
ファーストフードのようなお手軽な食事ではなく、長期熟成したお酒でもたしなみながらゆっくりとあじわう老舗の味のような映画。
もちろん、ファーストフードもおいしいですし、わたしはだいすきなのですが、地道な捜査をユーモアをまじえながら地道に描いてゆく本作も、なかなかどうしておもしろかったですよ。

大雑把にまとめてしまえば
「容疑者の無実をトムが晴らす」
という、ただそれだけのシンプルなお話なのですが、その大きな流れに絡めて、犠牲者の背景、遺族の葛藤、クズみたいな仲間とつるむしかない女の子、イラクで罪を犯してしまった容疑者の心の病みなどなど、細かなエピソードが紡がれており、そのどれもが物語に深みを与え、今思い返しても無駄なシーンなどひとつもなかったように思います。
もちろん、その中心で燦然と輝くトムの「まかせときんしゃい!」という笑顔なくしては、成り立たない作品だった事は言うまでもないのですけどね。

なんというか、実を言うと昔(20年位前)はトムの事、いけすかないニヤケ野郎ぐらいにしか思っていなかった私なのですけども。
年を重ねるごとに輝きを増す(テカってるとかそういう意味じゃなく)(そういう意味もゼロではないけれど)(だってそういう年齢ですし)トムのほほえみ。
観ているだけで「がんばれー!」と応援したくなってしまうのですよね・・テヘヘ・・。
トムを前に湧き上がってくる、この多幸感。 
もはや、トムがサイエントロジーなのではなく、サイエントロジーがトムなんじゃないかという気すらしてきました。
あの、ここあまり深く追求しないでください。

今回のトムは、決して超人ではありません。 イーサン・ハントのように裏をかく名人でもない。
荒くれ者と格闘している最中、背後に立たれてポカン✩なんて事も日常茶飯事です。(茶飯事ってコトはないか)
ただ、彼にあるのは軍人としてのすぐれた身体能力と、抜きん出た洞察力のみ。
そのふたつを武器に、いかにも頼りなさそうな女弁護士が抱えるヤマを片付けてゆく、その手際の鮮やかな事といったらね! ダイレクトに告白します!オレ、トムの事だいすきです!
あと、超人ではないのですが、やっぱ女こどもはトムと視線を合わせるだけで目がハートになりますよね! なぜなら彼はもう、超人とか特技とか、そういうレベルを超えてしまっているのだから!
法に縛られず、余計なしがらみも捨て、自分が信じる正義をもって困っている人を助けてゆくトムの新たな大冒険。
これはもう、おおきなスクリーンで観るしかない! 迷っているあなたも今すぐ劇場へ!


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(続くかどうかはあなた次第!)

お尻がビリビリするような重低音とともに繰り広げられる、大迫力のカーチェイスシーン。
名優ロバート・デュヴァルさんとトムのダブルきゃわわシーン。
いたって真面目なストーリー。
その長さも含めて、アガサは大満足でした。
聞くところによると、本国では微妙なヒット具合だったらしいので、鑑賞を迷っていらっしゃる方はぜひ劇場に足を運んでいただければと。
そしたらまた、トムが「まかせときんしゃい!」っつってバスにのってやって来てくれる・・かもよ!




― 追記 ―(※ネタバレあり)

・ とにかく全編ぶっとおしで「トムきゃわわ祭り」だった訳なのですが、サバンナの岩陰からひょこっと顔をのぞかせるミーアキャットのように「やっほーきたよー」と現れるデュヴァルさんが、これまた超きゃわわでしたね。 ふたりで敵陣へと乗り込むくだりは、胸アツというより萌え転がるといった印象で、じぶんちの茶の間だったら座布団抱えてジタジタしていたと思われます。

・ そんな中、今回のマイ・フェイバリット・トムは「射撃の準備をすればいいだけなのに、なぜか銃を抱えてゴロゴローってするトム」です。 その動きいらんやろ。 だが、そこがいい。

・ 罪を着せられ、警察隊から逃げ惑うトムが、車を乗り捨てシレーっとした顔でバスに並ぶシーンもさいこうでした。 謎の一体感イイネ!「おまわりさんに対する苦手意識」は万国共通!

・ 黒幕を演じていた不気味な俳優さんが、実はドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォークさんだったとはね! 『ノスフェラトゥ』と『バッド・ルーテナント』くらいしか観た事はないのですが、まさかこんなメジャー系の映画に俳優さんとして出演されるとは・・・。 ええもん魅せてもらいました!

・ その黒幕、「めちゃくちゃおっかない人」として紹介されていたものの、いや、たしかにおっかないのですけど、結局どうして刑事がヘルツォークさんの言いなりになっていたのかよくわかりませんでした。 けれど、最後に中の人がヘルツォークさんだった事を知り、「じゃ、しょうがないか!」となんとなく納得しましたね! もうここは、納得した方がいい!そんな気がする!

・ 関節を弱い方向から攻めれば敵は大ダメージを受ける。 アガサおぼえた!

・ すべて終わったエンディング前。 別の土地へとバスで移動するトムが、車内での揉め事に首をつっこもうと立ち上がる姿を観ていて、なんとも言えない安心感に包まれました。 なんだろう、なんかね、もうずっと観ていたいんですよね、トムを。

・ という訳で、もしも映画の続編が作られないようでしたら、ぜひ日本独自の展開としてトムにオファーし、水曜日の夜9時くらいの枠で『はぐれトム純情派』みたいな連続ドラマを企画してみてはいかがでしょうか。 毎週人助けするトム。 1時間くらいでサックリと。 ほんでまた、次の土地へ・・・バスで・・・。 恋バナもあるでよ!



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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』

2011年12月18日
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つぎのあらすじの中で、おかしいと思うところを答えましょう。

おはよう、イーサン・ハントくん。
先日、ロシアの核ミサイル発射コードが書かれたファイルがブダペストで奪われたのだが、その後、クラムリンからも核ミサイル発射装置が盗み出されたことが判明した。
犯人はロシアの元核戦略担当者、通称“コバルト”。 
実は彼は
「地球は、生命誕生から今までの間、幾度も壊滅の危機にされられながらも、その都度新たなる進化を遂げ、発展してきた。 て 、こ と は 、核ミサイルで一回全部壊してみたらば、世界は平和になるのではないだろうか。逆に。」
という持論に則り、世界中で核戦争を勃発させようと目論んでいたのだ。
そこで今回は、“コバルト”が起こそうとしている核テロを未然に防いで貰いたい。
国同士の繊細な諸事情が絡んでいる為、IMF当局はその存在を抹消される事となっており、アメリカ本国は君たちのミッションに一切協力出来ないが、ありものを使ってなんとか頑張って欲しい。
なお、このテープは5秒後に消滅する。


ええとね、うんとね、色々おかしいんだけど、とりあえずそれロシアの人がする仕事なんじゃねえの?

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(今回も、トムと煙は高いところがすき!)

という訳で、初日の初回というこれ以上込められないくらいの気合いと共に鑑賞してきました、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。
ロシアで起こった不祥事を、アメリカ人の諜報部員が勝手に解決するという手に汗握るクリフハンガーな展開と、世界の高所巡りシリーズ第3弾・ブルジュ・ハリファからの超絶展望。それらの中で水を得た魚のように跳ね回るトム。 
そう、トム。 
危機を嬉々に変える、ぼくらのトムがついに帰ってきたのです!

前作のエンディングで、嫁と仲良く職場でノロケまくっていたトムは、今回一体どのような形で現役復帰するのか。
そんな予想を、いきなり「囚人状態のトム」というセンセーショナルな姿で裏切る導入部。
一体トムは何をしでかしてクロアチアの刑務所におつとめしているのか? 一切が謎に包まれたまま、IMFのチームによるトム奪還作戦が幕を開けます。
「よその国では(遠慮とか配慮とかお構いなしに)やれるだけやる」がモットーのIMFは、収監中の極悪人をじゃんじゃん檻から出し放題の、刑務官暴行し放題の、暴動起こし放題で、刑務所をてんやわんやに陥れます。
そしてその隙にトムを脱走させ、まずは第1ミッションクリアです。
しかし、無事チームに合流したトムに、初対面のメンバー・ジェーンから鮮烈な仕打ちが。
なんと、トムが本当のトムであるかどうかを、網膜検査に加え、遺伝子検査まで行い確認しようとしたのです。
「石橋は叩いて粉砕したのち船で渡れ」がモットーのIMFですので、初対面同士としては当然といえば当然な対応なのですが、ぼくたちのトムがこんな辱めを黙って受ける筈もなく、「おいおいおい!オレを誰だと思ってるんだよ!トムだよ!」とジェーンに真っ向から抗議の意を示します。
もうね、なんでしょうかね、この「顔パス」に慣れてる感は。
そりゃね、今やIMFの生ける屍(※)ですけどね。 
なんだったら、本部に出す計画書に「チームリーダー・オレ/チームメンバー・オレ以外」って書きそうですけどね。  その態度は業界の先輩としていかがなものか、トム。
そして、身元確認の後、ジェーンは今回のミッションの発端となった事件について語り始めるのですが、「ブダペストでファイルが盗まれたの・・」って言いかけた瞬間「チミが盗まれたのか?ん?えーっと、エージェント・・誰さんだっけ?ええ?」とねばっこい上司のようにつっこむトム。
わしはそんなトムを見とうはなかった!

そう、実は今回のトムは、今までのトムと大きく(←でもないか)(←じゃあちょこっとだけ)異なっていた。
キザでかっこつけでナルシストでクールで自分だいすきで強がりで完璧なスパイっぷりを発揮し続けてきた過去3作のトムとは違い、今回は非常に人間くさいスパイだったのです。
もちろん、世界一高いビルにも平気で登りますし、常人には到底かなわないスルースキル(車や弾丸やその他飛散物対する)は備えています。 
しかし、計画通りに進まないミッションに、ワチャワチャなったりぼんやりしたり調子こいたりガッカリしたりもするのです。
決して“完璧”ではないイーサン・ハントが、仲間との信頼関係を築き、一致団結して苦境を乗り越えてゆく。
その様子は、なんだか「人気はあるのにヒット作に恵まれない人気はあるのに」状態から抜け出すべく性格のよさそうなキャスト&スタッフと一致団結して突破口を開こうとする今回のトムの姿に重なるようで、ぼくはちょっぴり目頭が熱くなってしまったのでした。 うそですけど。
いやまぁ目頭はうそなんですけど、ともかく「チョドジなところもある中年スパイ」としてトムを描いた所は、本作を魅力的にした大きな要因だったのではないかと思いますよ。
特に、常に窮地を脱し敵の一歩も二歩も前を歩いていたのは、「深い洞察力」があったからではなくただの「勘」だったんだよ、とトム自身にさっくりゲロさせた脚本は、あっぱれの一言しかありません。
すごいしっくりきたもん! 
そりゃそうだよ! 「どんな発想でこんな作戦を?!」「んーなんとなく」っていう方がよっぽどかトムらしいよ! それでこそぼくらのトムだよ!!

過去3作では「添え物」感が強かったチームメンバーも、それぞれに思惑や事情を抱えた、とても深みのあるキャラクターとして描かれておりましたし、なんといっても、前作に引き続きIT担当のベンジーを演じたサイモン・ペッグ! 
内勤(ラボ)から営業(現場)に変わってテンションだだ上がりなベンジーの存在は、ともすると鼻白んでしまいそうな「やりすぎ感」溢れる本作に、適度な脱力感を与えてくれています。
緊張と緩和のバランス。 
本作に於けるそれを支えていたのは、ひとえにペッグさんのコメディセンスだったと言っても過言ではないのではないでしょうか。
まぁ、要するにさいこうに愉快だったという事ですよ!(最後はおいしいトコロも持って行ったペッグさん。どんだけ愛されキャラなんだよ!)

「核戦争が起これば逆に世界が平和になる」というトンデモ論を唱える、あたまが気の毒な悪役も、それを演じるミカエル・ニクヴィストさんの(文字通り)体を張った熱演でなんとなく憎めないキャラになっておりましたし、インドのMっ気たっぷりな大富豪や、一瞬だけ登場して超かっこいいスタントを披露するジョシュ・ホロウェイさんも「女が命をかけて惚れ込む」に足る説得力を感じさせてくれました。
すごい事をさりげなく画面に映し出すカメラマン、トムの「ひとりでできるもん!」熱を満足させたスタント・コーディネーター、そして抜群のバランス感覚で「盛りすぎ注意」な内容を極上の娯楽作にまとめあげたブラッド・バード監督の仕事っぷりにこころから感謝したい気持ちでいっぱいです。
おもしろい映画をありがとうございました!

トム好きなアガサの贔屓目成分を差し引いても、充分あまりある程の痛快アクション映画だと思いますので、過去のシリーズを鑑賞済みの方もそうでない方も、是非劇場に脚を運んでみてはいかがでしょうか。


次はアフガンで会おう!



- 追 記 -

・ 本編のダイジェスト版となっている、新基軸なオープニングがすばらしい!

・ IMFはロシア国内に何箇所アジトを用意しているのか。 ていうか、なんぼアメリカさまでもよその国の公衆電話勝手に改造したらアカン!

・ そもそも何故、ロシアの核ミサイルの発射コードがブダペストにあったのかさっぱりわからない。

・ なんかもうさぁ、ロシアの捜査官に情報提供して、一緒にミッションすればいいじゃない。そうすればいいじゃない。

・ でも、そんなロシアの捜査官は、アメリカの政府高官が乗った車をいきおいで襲撃しちゃう程度にポンコツなので、あてにしたくなかったトムの気持ちもわからんでもない。

・ ミッション・インポッシブルの一番インポッシブルな点は「いかにして大荷物を抱えて国境を超えるか」という点なのではないかと思うんだけど、毎回そこを難なくクリア(難が無さすぎて割愛される程に)しているから、イーサン・ハントはホントえらいよねー。

・ 最近では、トムが全力で走っている姿を見るだけで胸がいっぱいになってしまうアガサなのですが、今回のトムもすごかったよ。 砂塵とおいかけっこだよ。


・ で、何がスゴイって、そんなトムのスーツのズボンが全力で引っ張られるもんだからもうパッツンパツンで、布の張力の限界にチャレンジ!みたいなコトになってるんだけど、決してしりが「ビリッ」なんてことにはならないトコロがスゴイと思うわけですよ。 神様、こんど生まれ変わったら、ぼくはトムのズボンになりたいです。
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(※全盛期のカール君ばりの走りを魅せるトムくん)

・ 「この距離なら飛べるッ・・・とりゃー!(ガッ)」みたいな感じであっちこっちにおでこをぶつけまくったり、動物的勘をフル稼働しながらピンチをくぐり抜けるトムの姿に、萌えの極致をみた・・・! 

・ 本シリーズの恒例行事とも言える「宙吊り」なのですが、なんと今回吊られるのはトム以外のチームメンバーでした。 この辺りからも、トムの「今回はチームワーク重視」という気概がひしひしと伝わってきますよね!ですよね!

・ その代わり、トムは別の「吊り」を披露してくれるのですが、なんかもう「吊る」とか「吊られる」とかそんなチャチなもんじゃなく、もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました。 さすがトム!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ! (←色々混ざっている)

・ ふくらはぎの筋肉のつき具合が美しいエージェント・ジェーンもさることながら、本作で一番輝いていた女性キャラは、ダイヤモンドと引き換えにどんな殺しでも請け負う冷徹な暗殺者・モローたんだと思いますね! 

・ 不遜な微笑みで銃をぶっぱなす、ベビーフェイスの暗殺者とかもうさぁ・・・ ブラッド・バード監督の「ワカッテル」感マジぱねえッス!!
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(※VOGUEの表紙かっつうの!)

・ 叶わない願いだとはわかっているけれど、モローたんの単独作品が観てみたいものですね! 孤高の暗殺少女モローたんは、いかにして男どもをアゴで使うようになったのか?!待て、次号!

・ 【なっちの今日のおしごと】ペッグさんのセリフがなぜかおネエ口調。「そのドアは開けられないの!」

・ 【なっちの今日のおしごと・その2】ペッグさんがなぜかいなかっぺ口調。「ヘンドリクスの先を越さにゃ!」

・ 【今日の空耳】砂嵐吹きすさぶ中、敵と激しい追いかけっこを繰り広げるトムに、道端のおじさんが掛けた一言が「チョット!チョットマッテ!」だった件。 これからご鑑賞されるみなさんは、是非劇場でご確認ください。

ええ顔
(※ブルジュ・ハリファの頂上でええ顔をするトム。 すきなものだけでいいです はこれからもトムを応援しつづけます!!)



よろしかったらこちらもどうぞ・・・。

誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいイーサン・ハントのすべてについて教えましょう。(シリーズまとめ)
(※注釈・・・トムはシリーズ3作目で一度冥土参りし、看護師の嫁に蘇生してもらっています。 )


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